JPH06147528A - 空気調和装置の室内ユニット - Google Patents
空気調和装置の室内ユニットInfo
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- JPH06147528A JPH06147528A JP4299460A JP29946092A JPH06147528A JP H06147528 A JPH06147528 A JP H06147528A JP 4299460 A JP4299460 A JP 4299460A JP 29946092 A JP29946092 A JP 29946092A JP H06147528 A JPH06147528 A JP H06147528A
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- Japan
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- air
- heat exchanger
- indoor heat
- indoor
- air conditioning
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、空気清浄器の非使用運転時、空気
清浄器による風量、風速の低下の抑制、かつ室内側熱交
換器を有効に用いることを特徴とする。 【構成】室内側熱交換器10と対向する吸込グリル部1
5を開閉可能にし、吸込グリル部と室内側熱交換器との
間に空気清浄器13を配置し、空気清浄器を吸込グリル
部に連結した移動機構20にて、吸込グリル部を室内側
熱交換器の接近する方向へ回動させたとき、空気清浄器
を室内側熱交換器の表面に移動し、吸込グリル部を室内
側熱交換から離れる方向へ回動させたとき、空気清浄器
を室内側熱交換器の表面から離れた地点に移動させた。
これによって、空気清浄器の非使用運転時には空気清浄
器と室内側熱交換器との間に形成された圧力損失の少な
い流路26を通じて室内側熱交換器へ室内空気を流すと
ともに、空気清浄器で塞いだ熱交換部分で熱交換を行え
るようにした。
清浄器による風量、風速の低下の抑制、かつ室内側熱交
換器を有効に用いることを特徴とする。 【構成】室内側熱交換器10と対向する吸込グリル部1
5を開閉可能にし、吸込グリル部と室内側熱交換器との
間に空気清浄器13を配置し、空気清浄器を吸込グリル
部に連結した移動機構20にて、吸込グリル部を室内側
熱交換器の接近する方向へ回動させたとき、空気清浄器
を室内側熱交換器の表面に移動し、吸込グリル部を室内
側熱交換から離れる方向へ回動させたとき、空気清浄器
を室内側熱交換器の表面から離れた地点に移動させた。
これによって、空気清浄器の非使用運転時には空気清浄
器と室内側熱交換器との間に形成された圧力損失の少な
い流路26を通じて室内側熱交換器へ室内空気を流すと
ともに、空気清浄器で塞いだ熱交換部分で熱交換を行え
るようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気清浄器、脱臭フ
ィルタ−といった空調を補助する空調補助機器が内蔵さ
れた空気調和装置の室内ユニットに関する。
ィルタ−といった空調を補助する空調補助機器が内蔵さ
れた空気調和装置の室内ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和装置の室内ユニットには、室内
を快適に空調するだけでなく、汚れた室内空気を清浄に
するといった空調を補助する空気清浄器(空調補助機
器)を内蔵したものがある。この種の室内ユニットで
は、冷房運転時に生じるドレン水が、空気清浄器にでき
るだけ触れないように設置することが要求される。
を快適に空調するだけでなく、汚れた室内空気を清浄に
するといった空調を補助する空気清浄器(空調補助機
器)を内蔵したものがある。この種の室内ユニットで
は、冷房運転時に生じるドレン水が、空気清浄器にでき
るだけ触れないように設置することが要求される。
【0003】そこで、従来、この種の室内ユニットで
は、図8に示されるように室内ユニットaの本体bを構
成する前面パネルcと、これに対向する本体b内に内蔵
の室内側熱交換器dとの間に、電気集塵機などよりなる
空気清浄器eを設けることが行われている。
は、図8に示されるように室内ユニットaの本体bを構
成する前面パネルcと、これに対向する本体b内に内蔵
の室内側熱交換器dとの間に、電気集塵機などよりなる
空気清浄器eを設けることが行われている。
【0004】具体的には、室内ファンを構成する横流フ
ァンfの周囲に、例えば横流ファンfの正面側と上部側
とを覆うように略くの字形に構成した室内側熱交換器d
を設置して、上部側の熱交換部分gとこれに対向する前
面パネルcとの間に機器スペ−スを確保し、この機器ス
ペ−スに臨む室内側熱交換器dの表面に空気清浄器eを
密着させて固定していた。むろん、室内側熱交換器dが
平板の場合もある。
ァンfの周囲に、例えば横流ファンfの正面側と上部側
とを覆うように略くの字形に構成した室内側熱交換器d
を設置して、上部側の熱交換部分gとこれに対向する前
面パネルcとの間に機器スペ−スを確保し、この機器ス
ペ−スに臨む室内側熱交換器dの表面に空気清浄器eを
密着させて固定していた。むろん、室内側熱交換器dが
平板の場合もある。
【0005】そして、空気清浄器eが電気集塵式であれ
ば、内部に形成された通路iを室内空気が通過する際、
室内空気に含む、細かいほこり、花粉、煙草の煙などが
アイオナイザ−で帯電され、これを集塵コレクタ−にて
集塵して、室内空気を清浄していた。
ば、内部に形成された通路iを室内空気が通過する際、
室内空気に含む、細かいほこり、花粉、煙草の煙などが
アイオナイザ−で帯電され、これを集塵コレクタ−にて
集塵して、室内空気を清浄していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した空
気清浄器eの設置構造によると、空気清浄器を使用した
空調運転、空気清浄器を使用しない空調運転にかかわ
ず、前面パネルcから吸込まれた室内空気は空気清浄器
eを通過する。ところが、上記のような仕事を行う空気
清浄器eは、かなりの通風抵抗を有する。ここで、使用
者によると、空気清浄器eを作動させながら冷暖房をす
る運転を行うことは、稀であり、しかも一時的な運転で
あることが多い。このため、空気清浄器eの設置で、根
幹となる冷暖房運転の能力が大きく損なわれてしまうと
いう問題があった。
気清浄器eの設置構造によると、空気清浄器を使用した
空調運転、空気清浄器を使用しない空調運転にかかわ
ず、前面パネルcから吸込まれた室内空気は空気清浄器
eを通過する。ところが、上記のような仕事を行う空気
清浄器eは、かなりの通風抵抗を有する。ここで、使用
者によると、空気清浄器eを作動させながら冷暖房をす
る運転を行うことは、稀であり、しかも一時的な運転で
あることが多い。このため、空気清浄器eの設置で、根
幹となる冷暖房運転の能力が大きく損なわれてしまうと
いう問題があった。
【0007】すなわち、空気清浄器eを使用しない冷暖
房運転時、室内ユニットaの風路hは、空気清浄器eの
通風抵抗によって、大きな圧力損失がもたらされる。し
かも、空気清浄器eの本体を構成する、枠組みや電装部
品を内蔵する部分である筐体部分は室内空気を通さない
ので、その部分で室内側熱交換器dの表面を塞ぎ、室内
側熱交換器dの風路を閉塞してしまう。
房運転時、室内ユニットaの風路hは、空気清浄器eの
通風抵抗によって、大きな圧力損失がもたらされる。し
かも、空気清浄器eの本体を構成する、枠組みや電装部
品を内蔵する部分である筐体部分は室内空気を通さない
ので、その部分で室内側熱交換器dの表面を塞ぎ、室内
側熱交換器dの風路を閉塞してしまう。
【0008】それ故、空気清浄器eを使用しない冷暖房
運転時には、吹出風量、吹出風速が著しく減少してしま
う。また空気清浄器eと密着する室内側熱交換器dの領
域では熱交換量が少なくなって室内側熱交換器dが有効
に利用されず、その分、冷暖房能力が低下してしまうも
のであった。特に風速が低下すると、本体bの吹出口i
からの吹出空気の到達距離が短くなるので、室内の温度
むらが生じやすく、快適性が損なわれる。
運転時には、吹出風量、吹出風速が著しく減少してしま
う。また空気清浄器eと密着する室内側熱交換器dの領
域では熱交換量が少なくなって室内側熱交換器dが有効
に利用されず、その分、冷暖房能力が低下してしまうも
のであった。特に風速が低下すると、本体bの吹出口i
からの吹出空気の到達距離が短くなるので、室内の温度
むらが生じやすく、快適性が損なわれる。
【0009】この発明は、このような事情に着目してな
されたもので、その目的とするところは、空調補助機器
を使用しない空調運転時、空調補助機器を原因とした吹
出風量、吹出風速の低下の抑制することができる上、室
内側熱交換器の熱交換性能を有効に用いた空調を行うこ
とができる空気調和装置の室内ユニットを提供すること
にある。
されたもので、その目的とするところは、空調補助機器
を使用しない空調運転時、空調補助機器を原因とした吹
出風量、吹出風速の低下の抑制することができる上、室
内側熱交換器の熱交換性能を有効に用いた空調を行うこ
とができる空気調和装置の室内ユニットを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の室内ユニットは、本体に設けた互い
に対向する室内側熱交換器と吸込パネルとの間に、前記
室内側熱交換器に対して接離する方向に移動可能に空調
補助機器を設け、この空調補助機器と対向する少なくと
も前記吸込パネルの部分に、前記室内側熱交換器に対し
て接離する方向に移動可能な可動パネル部を設け、この
可動パネル部を前記室内側熱交換器に対し接近する第1
位置と同じく離反する第2位置とへ操作する操作手段を
設け、かつ前記空気補助機器を支持し、前記可動パネル
部が前記第1位置へ移動したとき、前記空気補助機器を
前記室内側熱交換器の表面に移動させ、前記可動パネル
部が前記第2位置へ移動したとき、前記空気補助機器を
前記室内側熱交換器の表面から離れた地点に移動させる
機器移動手段を設けたことにある。
に請求項1に記載の室内ユニットは、本体に設けた互い
に対向する室内側熱交換器と吸込パネルとの間に、前記
室内側熱交換器に対して接離する方向に移動可能に空調
補助機器を設け、この空調補助機器と対向する少なくと
も前記吸込パネルの部分に、前記室内側熱交換器に対し
て接離する方向に移動可能な可動パネル部を設け、この
可動パネル部を前記室内側熱交換器に対し接近する第1
位置と同じく離反する第2位置とへ操作する操作手段を
設け、かつ前記空気補助機器を支持し、前記可動パネル
部が前記第1位置へ移動したとき、前記空気補助機器を
前記室内側熱交換器の表面に移動させ、前記可動パネル
部が前記第2位置へ移動したとき、前記空気補助機器を
前記室内側熱交換器の表面から離れた地点に移動させる
機器移動手段を設けたことにある。
【0011】請求項2に記載の室内ユニットは、簡単な
構造で請求項1の空調補助機器を移動させるために、可
動パネル部を開閉自在なパネルから構成し、このパネル
の裏面に前記空気補助機器を連結して、機器移動手段を
構成した。
構造で請求項1の空調補助機器を移動させるために、可
動パネル部を開閉自在なパネルから構成し、このパネル
の裏面に前記空気補助機器を連結して、機器移動手段を
構成した。
【0012】
【作用】請求項1に記載の室内ユニットによると、空調
補助機器を使用した空調運転をするときは、可動パネル
部を第1位置へ移動させる。この位置では、空調補助機
器は、機器移動手段によって、室内側熱交換器の表面に
移動する。つまり、空調補助機器と室内側熱交換器とは
吸込方向に沿って連続して配置される。
補助機器を使用した空調運転をするときは、可動パネル
部を第1位置へ移動させる。この位置では、空調補助機
器は、機器移動手段によって、室内側熱交換器の表面に
移動する。つまり、空調補助機器と室内側熱交換器とは
吸込方向に沿って連続して配置される。
【0013】これにより、可動パネル部から吸い込まれ
た室内空気は、空調補助機器の通路を通過して室内側熱
交換器へ流れていき、従来と同様、空調補助機器を用い
た運転がなされることとなる。また空調補助機器を使用
しない空調運転をするときは、可動パネル部を第2へ移
動させる。
た室内空気は、空調補助機器の通路を通過して室内側熱
交換器へ流れていき、従来と同様、空調補助機器を用い
た運転がなされることとなる。また空調補助機器を使用
しない空調運転をするときは、可動パネル部を第2へ移
動させる。
【0014】すると、空調補助機器は、機器移動手段に
よって、上記室内側熱交換器の表面から離れた地点へ移
動し、空調補助機器と室内側熱交換器との間には、空調
補助機器が移動した分の隙間よりなる流路が形成され
る。
よって、上記室内側熱交換器の表面から離れた地点へ移
動し、空調補助機器と室内側熱交換器との間には、空調
補助機器が移動した分の隙間よりなる流路が形成され
る。
【0015】これにより、室内側熱交換器の表面からは
空調補助機器が無くなり、可動パネル部から吸込まれた
室内空気は、通風抵抗の大きな空調補助機器を通らず、
空調補助機器より通風抵抗が小さい、室内側熱交換器と
空調補助機器との間の流路を通じて、室内側熱交換器へ
流れる。
空調補助機器が無くなり、可動パネル部から吸込まれた
室内空気は、通風抵抗の大きな空調補助機器を通らず、
空調補助機器より通風抵抗が小さい、室内側熱交換器と
空調補助機器との間の流路を通じて、室内側熱交換器へ
流れる。
【0016】したがって、空調補助機器を使用しない空
調運転のときは、空調補助機器による圧力損失が減少す
るとともに、空調補助機器によって塞がれていた熱交換
部分を用いた熱交換がなされる。
調運転のときは、空調補助機器による圧力損失が減少す
るとともに、空調補助機器によって塞がれていた熱交換
部分を用いた熱交換がなされる。
【0017】よって、空調補助機器を使用しない空調運
転時には、吹出風量、吹出風速の低下が抑制される。し
かも、同運転時には、室内側熱交換器を有効に用いた運
転を行えるようになる。請求項2に記載の室内ユニット
によると、パネルを第1位置へ移動すれば、空調補助機
器は、室内側熱交換器の表面に移動する。
転時には、吹出風量、吹出風速の低下が抑制される。し
かも、同運転時には、室内側熱交換器を有効に用いた運
転を行えるようになる。請求項2に記載の室内ユニット
によると、パネルを第1位置へ移動すれば、空調補助機
器は、室内側熱交換器の表面に移動する。
【0018】これにより、上記したと同じく空調補助機
器は室内側熱交換器に対し連続した状態に配置されてい
き、従来と同様、空調補助機器を用いた空調運転がなさ
れる。
器は室内側熱交換器に対し連続した状態に配置されてい
き、従来と同様、空調補助機器を用いた空調運転がなさ
れる。
【0019】またパネルを第2位置へ移動すれば、空調
補助機器は、室内側熱交換器の表面から離れた地点へ回
動しながら移動し、空調補助機器と室内側熱交換器との
間には、空調補助機器が移動した分、隙間よりなる流路
が形成される。
補助機器は、室内側熱交換器の表面から離れた地点へ回
動しながら移動し、空調補助機器と室内側熱交換器との
間には、空調補助機器が移動した分、隙間よりなる流路
が形成される。
【0020】これにより、上記したと同じくパネル部か
ら吸込まれた室内空気は、通風抵抗の大きな空調補助機
器を通らず、この通風抵抗が小さい流路を通じて、室内
側熱交換器へ流れる。
ら吸込まれた室内空気は、通風抵抗の大きな空調補助機
器を通らず、この通風抵抗が小さい流路を通じて、室内
側熱交換器へ流れる。
【0021】
【実施例】以下、この発明を図1ないし図7に示す一実
施例にもとづいて説明する。図3は、この発明を適用し
た空気調和装置の室内ユニットの外観を示し、図中1は
本体である。
施例にもとづいて説明する。図3は、この発明を適用し
た空気調和装置の室内ユニットの外観を示し、図中1は
本体である。
【0022】本体1は、前面が開放した偏平箱形状のケ
−シング2と、このケ−シング2の前面に配置される前
面パネル3とを有している。そして、図7に示されるよ
うに前面パネル3は、幅方向両側の上端部分が、ヒンジ
4,4を介し、ケ−シング2の開口両側の前面壁部分に
回動自在に枢支され、上下方向に沿って開閉できるよう
にしてある。
−シング2と、このケ−シング2の前面に配置される前
面パネル3とを有している。そして、図7に示されるよ
うに前面パネル3は、幅方向両側の上端部分が、ヒンジ
4,4を介し、ケ−シング2の開口両側の前面壁部分に
回動自在に枢支され、上下方向に沿って開閉できるよう
にしてある。
【0023】この前面パネル3の全体およびケ−シング
2の上部壁2aの前面側には、それぞれ吸込口6,7が
設けられていて、それぞれ吸込口6が在る前面パネル
3、吸込口7が在るケ−シング2の上部壁2aを吸込パ
ネルとしてある。なお、6aは吸込口6に設けた吸込グ
リル部を示す。またケ−シング2の前面下部には、図7
に示されるようにケ−シング2の幅方向に沿って吹出口
8が設けられている。
2の上部壁2aの前面側には、それぞれ吸込口6,7が
設けられていて、それぞれ吸込口6が在る前面パネル
3、吸込口7が在るケ−シング2の上部壁2aを吸込パ
ネルとしてある。なお、6aは吸込口6に設けた吸込グ
リル部を示す。またケ−シング2の前面下部には、図7
に示されるようにケ−シング2の幅方向に沿って吹出口
8が設けられている。
【0024】ケ−シング2内には、図1および図2に示
されるように吸込口6,7と吹出口8とを連通する風路
9が形成されている。この風路9には、ケ−シング2の
前面の開口に臨むようにして室内側熱交換器10が配設
されている。またこの室内側熱交換器10の後方には、
横流ファン11(室内ファンを構成するもの)が配設さ
れている。
されるように吸込口6,7と吹出口8とを連通する風路
9が形成されている。この風路9には、ケ−シング2の
前面の開口に臨むようにして室内側熱交換器10が配設
されている。またこの室内側熱交換器10の後方には、
横流ファン11(室内ファンを構成するもの)が配設さ
れている。
【0025】室内側熱交換器10は、図4に示されるよ
うに横流ファン11の正面側と上部側とを覆うような略
くの字状に形成されていて、横流ファン11の作動にし
たがって吸込口6,7から吸込まれる室内空気を通過す
るようしてある。なお、29は室内側熱交換器10の下
部に設けたドレンパンを示す。
うに横流ファン11の正面側と上部側とを覆うような略
くの字状に形成されていて、横流ファン11の作動にし
たがって吸込口6,7から吸込まれる室内空気を通過す
るようしてある。なお、29は室内側熱交換器10の下
部に設けたドレンパンを示す。
【0026】またこの略くの字状の室内側熱交換器10
によって、室内側熱交換器10の上部側の熱交換部分1
0aとこれに対向する吸込口7との間に、機器スペ−ス
12を形成している。
によって、室内側熱交換器10の上部側の熱交換部分1
0aとこれに対向する吸込口7との間に、機器スペ−ス
12を形成している。
【0027】この機器スペ−ス12の幅方向一側となる
左側には熱交換部分10aと密着して脱臭フィルタ−2
8が固定されている。また機器スペ−ス12の右側に
は、空気清浄器13(この発明の空調補助機器に相当)
が室内側熱交換器10から接離する方向に移動可能に配
置してある。空気清浄器13には、例えば図示はしない
がアイオナイザ−と集塵コレクタ−とを組合わせて構成
される電気集塵式が用いられている。この空気清浄器1
3の全体は、図4および図5に示されるように例えば熱
交換部分10aの半分を塞ぐような偏平状の外形を有し
ている。またこの空気清浄器13は、入口側13aが吸
込口7に向き、出口側13bが室内側熱交換器10に向
いていて、この入口側13aと出口側13bとをむすぶ
通路13cに、吸込グリル部15からの室内空気が通過
するときに、空気中の塵をアイオナイザ−の帯電、集塵
コレクタ−の集塵にて取除くようにしてある。
左側には熱交換部分10aと密着して脱臭フィルタ−2
8が固定されている。また機器スペ−ス12の右側に
は、空気清浄器13(この発明の空調補助機器に相当)
が室内側熱交換器10から接離する方向に移動可能に配
置してある。空気清浄器13には、例えば図示はしない
がアイオナイザ−と集塵コレクタ−とを組合わせて構成
される電気集塵式が用いられている。この空気清浄器1
3の全体は、図4および図5に示されるように例えば熱
交換部分10aの半分を塞ぐような偏平状の外形を有し
ている。またこの空気清浄器13は、入口側13aが吸
込口7に向き、出口側13bが室内側熱交換器10に向
いていて、この入口側13aと出口側13bとをむすぶ
通路13cに、吸込グリル部15からの室内空気が通過
するときに、空気中の塵をアイオナイザ−の帯電、集塵
コレクタ−の集塵にて取除くようにしてある。
【0028】なお、13dは集塵コレクタ−に設けた、
清掃するときに集塵コレクタ−を空気清浄器10から引
出すための取手であり、また空気清浄器13の本体を構
成する筐体部分13eには、図示はしないが集塵に必要
な高電圧を発生させる高電圧ユニットが内蔵してある。
清掃するときに集塵コレクタ−を空気清浄器10から引
出すための取手であり、また空気清浄器13の本体を構
成する筐体部分13eには、図示はしないが集塵に必要
な高電圧を発生させる高電圧ユニットが内蔵してある。
【0029】一方、上部壁2aに形成した吸込口7の全
体には、図1、図2および図5に示されるように開閉式
の吸込グリル部15(可動パネル部に相当する)が嵌挿
されている。そして、この吸込グリル部15で上記空気
清浄器13を、室内側熱交換器10に対して接離する方
向へ移動自在に支持している。この支持構造が図6に示
されている。
体には、図1、図2および図5に示されるように開閉式
の吸込グリル部15(可動パネル部に相当する)が嵌挿
されている。そして、この吸込グリル部15で上記空気
清浄器13を、室内側熱交換器10に対して接離する方
向へ移動自在に支持している。この支持構造が図6に示
されている。
【0030】この支持構造について説明すれば、吸込グ
リル部15は、例えば吸込口7の外形に対応した大きさ
をもつ枠体16の開口部に、複数の風向グリル17を並
設したパネル15aから構成される。このパネル15a
は、幅方向両端部の本体背面側が、枢支軸18,18を
介して、吸込口7の対応する開口周縁部に回動自在に枢
支され、吸込グリル部15の全体を矢印Aの方向(図1
および図2にも図示)で示す前方が開く方向へ回動でき
るようにしてある。またパネル15aの裏面には、筐体
部分13eの左右に形成してある一対の段差部分13
f,13fに対応して、一対の並行な据付板19,19
が突設されている。そして、これら据付板19,19
は、上記段差部分13f,13fに嵌挿されて空気清浄
器13の筐体部分13eに取着され、空気清浄器13の
全体を枢支軸18,18を支点として回動自在に支持し
ている。
リル部15は、例えば吸込口7の外形に対応した大きさ
をもつ枠体16の開口部に、複数の風向グリル17を並
設したパネル15aから構成される。このパネル15a
は、幅方向両端部の本体背面側が、枢支軸18,18を
介して、吸込口7の対応する開口周縁部に回動自在に枢
支され、吸込グリル部15の全体を矢印Aの方向(図1
および図2にも図示)で示す前方が開く方向へ回動でき
るようにしてある。またパネル15aの裏面には、筐体
部分13eの左右に形成してある一対の段差部分13
f,13fに対応して、一対の並行な据付板19,19
が突設されている。そして、これら据付板19,19
は、上記段差部分13f,13fに嵌挿されて空気清浄
器13の筐体部分13eに取着され、空気清浄器13の
全体を枢支軸18,18を支点として回動自在に支持し
ている。
【0031】また枢支軸18,18のうち、本体1内の
右側部分に形成してある機器収容室(図示しない)へ延
びる右側の枢支軸18は、上記機器収容室に設置した駆
動機構20に接続されている。駆動機構20は、例えば
パルスモ−タ21の回転をレバ−形のギヤ22で減速し
て枢支軸18へ伝える減速機構から構成されていて、吸
込グリル部15を、図2に示す熱交換部分10aに対し
接近するX位置(第1位置)、具体的には空気清浄器1
3が熱交換部分10aの表面と密着する位置と、図1に
示す熱交換部分10aに対し離反するY位置、具体的に
は空気清浄器13が熱交換部分10aの表面から離れ、
空気清浄器13と熱交換部分10aとの間に空気清浄器
13より小さい通風抵抗の隙間を形成する位置との間を
移動できるようにしてある。但し、X位置は空気清浄器
13が熱交換部分10aの表面に対し略密着する位置で
あっても構わない。そして、空気清浄器13を使用する
か否かにより、パルスモ−タ21の作動を操作するよう
にしてある。この操作系の構成が図3に示されている。
右側部分に形成してある機器収容室(図示しない)へ延
びる右側の枢支軸18は、上記機器収容室に設置した駆
動機構20に接続されている。駆動機構20は、例えば
パルスモ−タ21の回転をレバ−形のギヤ22で減速し
て枢支軸18へ伝える減速機構から構成されていて、吸
込グリル部15を、図2に示す熱交換部分10aに対し
接近するX位置(第1位置)、具体的には空気清浄器1
3が熱交換部分10aの表面と密着する位置と、図1に
示す熱交換部分10aに対し離反するY位置、具体的に
は空気清浄器13が熱交換部分10aの表面から離れ、
空気清浄器13と熱交換部分10aとの間に空気清浄器
13より小さい通風抵抗の隙間を形成する位置との間を
移動できるようにしてある。但し、X位置は空気清浄器
13が熱交換部分10aの表面に対し略密着する位置で
あっても構わない。そして、空気清浄器13を使用する
か否かにより、パルスモ−タ21の作動を操作するよう
にしてある。この操作系の構成が図3に示されている。
【0032】すなわち、操作系について説明すれば、2
3は赤外線の発振部を内蔵したリモ−トコントロ−ラで
ある。このリモ−トコントロ−ラ23には、冷暖房のみ
をする冷暖房運転、空気清浄のみをする空気清浄運転、
空気清浄と冷暖房とを同時に行う空清冷暖房運転といっ
た運転を選択するための操作ボタン群23aが設けら
れ、選択した運転に対応した赤外線信号を発振できるよ
うになっている。
3は赤外線の発振部を内蔵したリモ−トコントロ−ラで
ある。このリモ−トコントロ−ラ23には、冷暖房のみ
をする冷暖房運転、空気清浄のみをする空気清浄運転、
空気清浄と冷暖房とを同時に行う空清冷暖房運転といっ
た運転を選択するための操作ボタン群23aが設けら
れ、選択した運転に対応した赤外線信号を発振できるよ
うになっている。
【0033】また24は、本体1内の上記機器収容室に
設置されたコントロ−ルユニットである。コントロ−ル
ユニット24は、例えば各種回路を搭載した制御基板を
組合わせて構成される。このコントロ−ルユニット24
は、図示しない駆動回路を介して上記パルスモ−タ21
に接続されている。またコントロ−ルユニット24は、
横流ファン11を駆動するファンモ−タおよび各種冷凍
サイクルを制御する機器に接続されている。さらにコン
トロ−ルユニット24は、本体1の前面下部に設けた赤
外線受光部25にも接続されている。
設置されたコントロ−ルユニットである。コントロ−ル
ユニット24は、例えば各種回路を搭載した制御基板を
組合わせて構成される。このコントロ−ルユニット24
は、図示しない駆動回路を介して上記パルスモ−タ21
に接続されている。またコントロ−ルユニット24は、
横流ファン11を駆動するファンモ−タおよび各種冷凍
サイクルを制御する機器に接続されている。さらにコン
トロ−ルユニット24は、本体1の前面下部に設けた赤
外線受光部25にも接続されている。
【0034】またコントロ−ルユニット24には、赤外
線受光部25から受光されるリモ−トコントロ−ラ23
からの赤外線信号にしたがい、冷凍サイクル機器、空気
清浄器13を作動させる設定がなされている。具体的に
は、操作ボタン群23aの中から冷暖房運転の操作ボタ
ンを選択して操作すると、冷房運転あるいは暖房運転を
するよう各種冷凍サイクル機器ならびに横流ファン11
を作動させ、操作ボタン群23aの中から空気清浄運転
の操作ボタンを選択して操作すると、空気清浄のみを行
うよう空気清浄器13および横流ファン11を作動さ
せ、操作ボタン群23aの中から空清冷暖房運転の操作
ボタンを選択して操作すると、上記した双方の機器を作
動させるようにしてある。
線受光部25から受光されるリモ−トコントロ−ラ23
からの赤外線信号にしたがい、冷凍サイクル機器、空気
清浄器13を作動させる設定がなされている。具体的に
は、操作ボタン群23aの中から冷暖房運転の操作ボタ
ンを選択して操作すると、冷房運転あるいは暖房運転を
するよう各種冷凍サイクル機器ならびに横流ファン11
を作動させ、操作ボタン群23aの中から空気清浄運転
の操作ボタンを選択して操作すると、空気清浄のみを行
うよう空気清浄器13および横流ファン11を作動さ
せ、操作ボタン群23aの中から空清冷暖房運転の操作
ボタンを選択して操作すると、上記した双方の機器を作
動させるようにしてある。
【0035】またコントロ−ルユニット24は、空気清
浄運転の操作ボタン、空清冷暖房運転の操作ボタンのい
ずれかを操作したときは、パルスモ−タ21の作動制御
で、吸込グリル部15を図2に示すX位置に位置決めす
る設定がなされ、冷暖房運転の操作ボタンを操作したと
きは、同様にパルスモ−タ21の作動制御で、吸込グリ
ル部15を図1に示すY位置に位置決めする設定がなさ
れている。これにより、空気清浄器13を使用するとき
のみ、空気清浄器13を熱交換部10aの表面に密着さ
せて、吸込グリル部15からの室内空気を、空気清浄器
13を経て室内側熱交換器11に通過させ、それ以外の
空気清浄器13を使用しないときは、空気清浄器13を
室内側熱交換器10の表面から離反させて、吸込グリル
部15からの室内空気を、空気清浄器13を通過させず
に同間の隙間で形成される流路26(空気清浄器13の
流通抵抗より小)を通じて、室内側熱交換器10に通過
させるようにしている。
浄運転の操作ボタン、空清冷暖房運転の操作ボタンのい
ずれかを操作したときは、パルスモ−タ21の作動制御
で、吸込グリル部15を図2に示すX位置に位置決めす
る設定がなされ、冷暖房運転の操作ボタンを操作したと
きは、同様にパルスモ−タ21の作動制御で、吸込グリ
ル部15を図1に示すY位置に位置決めする設定がなさ
れている。これにより、空気清浄器13を使用するとき
のみ、空気清浄器13を熱交換部10aの表面に密着さ
せて、吸込グリル部15からの室内空気を、空気清浄器
13を経て室内側熱交換器11に通過させ、それ以外の
空気清浄器13を使用しないときは、空気清浄器13を
室内側熱交換器10の表面から離反させて、吸込グリル
部15からの室内空気を、空気清浄器13を通過させず
に同間の隙間で形成される流路26(空気清浄器13の
流通抵抗より小)を通じて、室内側熱交換器10に通過
させるようにしている。
【0036】なお、ケ−シング2の前面と前面パネル3
との間には、図4中の二点鎖線で示されるように左右2
枚のエア−フィルタ−27,27が下方から挿入されて
いる。これらエア−フィルタ−27,27はケ−シング
2の前面に設けたガイド(図示しない)に沿って挿入さ
れていて、これらのうち左側のエア−フィルタ−27
は、室内側熱交換器10の下部側の熱交換部分10bお
よび脱臭フィルタ−28の入口を覆うように配置されて
いる。また右側のエア−フィルタ−27は、室内側熱交
換器10の下部側の熱交換部分10bおよび空気清浄器
13の入口側13aを覆うように配置されていて、空気
中の大きなごみなどを取除くようにしてある。つぎに、
このように構成された室内ユニットの作用について説明
する。空気清浄器13のみ作動させる空気清浄運転を行
うときは、操作ボタン群23aの中から空気清浄運転の
操作ボタンを操作する。すると、リモ−トコントロ−ラ
23から空気清浄運転が赤外線信号で発振される。
との間には、図4中の二点鎖線で示されるように左右2
枚のエア−フィルタ−27,27が下方から挿入されて
いる。これらエア−フィルタ−27,27はケ−シング
2の前面に設けたガイド(図示しない)に沿って挿入さ
れていて、これらのうち左側のエア−フィルタ−27
は、室内側熱交換器10の下部側の熱交換部分10bお
よび脱臭フィルタ−28の入口を覆うように配置されて
いる。また右側のエア−フィルタ−27は、室内側熱交
換器10の下部側の熱交換部分10bおよび空気清浄器
13の入口側13aを覆うように配置されていて、空気
中の大きなごみなどを取除くようにしてある。つぎに、
このように構成された室内ユニットの作用について説明
する。空気清浄器13のみ作動させる空気清浄運転を行
うときは、操作ボタン群23aの中から空気清浄運転の
操作ボタンを操作する。すると、リモ−トコントロ−ラ
23から空気清浄運転が赤外線信号で発振される。
【0037】一方、室内ユニットは、赤外線受光部25
を通じて上記リモ−トコントロ−ラ23からの赤外線信
号を受光する。そして、コントロ−ルユニット24は、
この赤外線受光部25からの信号を受け、予め設定され
た空気清浄運転のモ−ドにしたがってパルスモ−タ2
1、横流ファン11のファンモ−タを駆動していく。
を通じて上記リモ−トコントロ−ラ23からの赤外線信
号を受光する。そして、コントロ−ルユニット24は、
この赤外線受光部25からの信号を受け、予め設定され
た空気清浄運転のモ−ドにしたがってパルスモ−タ2
1、横流ファン11のファンモ−タを駆動していく。
【0038】すなわち、パルスモ−タ21は所定の回転
数で駆動され、吸込グリル部15を枢支軸18,18を
支点として反時計方向、すなわち室内側熱交換器10の
熱交換部分10aに接近する方向へ回動させる。そし
て、X位置に到達すると、その位置で空気清浄器13は
位置決めされ、図2に示されるように空気清浄器13は
室内側熱交換器10の熱交換部分10aの表面に対して
密着した状態に配置される。つまり、空気清浄器13は
熱交換部分10aに対して吸込方向に連続するように配
置される。これにより、横流ファン11によって吸込グ
リル部15から吸込まれた室内空気は、空気清浄器13
および熱交換部分10aを通過する。
数で駆動され、吸込グリル部15を枢支軸18,18を
支点として反時計方向、すなわち室内側熱交換器10の
熱交換部分10aに接近する方向へ回動させる。そし
て、X位置に到達すると、その位置で空気清浄器13は
位置決めされ、図2に示されるように空気清浄器13は
室内側熱交換器10の熱交換部分10aの表面に対して
密着した状態に配置される。つまり、空気清浄器13は
熱交換部分10aに対して吸込方向に連続するように配
置される。これにより、横流ファン11によって吸込グ
リル部15から吸込まれた室内空気は、空気清浄器13
および熱交換部分10aを通過する。
【0039】この空気清浄器13の通路cを室内空気が
通過するとき、目に見えない細かなほこり、花粉、煙草
の煙などがアイオナイザ−で帯電された後、集塵コレク
タ−に吸着される。この清浄空気が、風路9を介して、
吹出口8から室内へ吹出され、室内の空気を清浄してい
く。
通過するとき、目に見えない細かなほこり、花粉、煙草
の煙などがアイオナイザ−で帯電された後、集塵コレク
タ−に吸着される。この清浄空気が、風路9を介して、
吹出口8から室内へ吹出され、室内の空気を清浄してい
く。
【0040】この後、空清冷暖房運転に切換えれば、圧
縮機、四方弁など冷凍サイクル機器が駆動され、室内側
熱交換器10を蒸発器とした冷房サイクル、あるいは室
内側熱交換器10を凝縮器とした暖房サイクルを構成さ
れる。すると、空気清浄器13で清浄した後、室内側熱
交換器10を通過する室内空気が同室内側熱交換器10
と熱交換して、冷風あるいは温風となる。そして、この
冷風あるいは温風が、吹出口8から室内へ吹出され、室
内の空気を清浄しながら室内を冷房あるいは暖房してい
く。また、空気清浄を行わず、冷暖房運転だけを行うと
きは、操作ボタン群23aの中から冷房運転あるいは暖
房運転の操作ボタンを操作する。すると、リモ−トコン
トロ−ラ23から、冷房運転あるいは暖房運転運転のモ
−ドが赤外線信号で発振される。
縮機、四方弁など冷凍サイクル機器が駆動され、室内側
熱交換器10を蒸発器とした冷房サイクル、あるいは室
内側熱交換器10を凝縮器とした暖房サイクルを構成さ
れる。すると、空気清浄器13で清浄した後、室内側熱
交換器10を通過する室内空気が同室内側熱交換器10
と熱交換して、冷風あるいは温風となる。そして、この
冷風あるいは温風が、吹出口8から室内へ吹出され、室
内の空気を清浄しながら室内を冷房あるいは暖房してい
く。また、空気清浄を行わず、冷暖房運転だけを行うと
きは、操作ボタン群23aの中から冷房運転あるいは暖
房運転の操作ボタンを操作する。すると、リモ−トコン
トロ−ラ23から、冷房運転あるいは暖房運転運転のモ
−ドが赤外線信号で発振される。
【0041】一方、室内ユニットは、赤外線受光部25
を通じて上記リモ−トコントロ−ラ23からの赤外線信
号を受光する。そして、コントロ−ルユニット24は、
この赤外線受光部25からの信号を受け、予め設定され
た冷房運転あるいは暖房運転のモ−ドにしたがって圧縮
機、四方弁など冷凍サイクル機器を駆動し、室内側熱交
換器10を蒸発器とした冷房サイクル、あるいは室内側
熱交換器10を凝縮器とした暖房サイクルを構成する。
と共に、パルスモ−タ21、横流ファン11のファンモ
−タを駆動していく。
を通じて上記リモ−トコントロ−ラ23からの赤外線信
号を受光する。そして、コントロ−ルユニット24は、
この赤外線受光部25からの信号を受け、予め設定され
た冷房運転あるいは暖房運転のモ−ドにしたがって圧縮
機、四方弁など冷凍サイクル機器を駆動し、室内側熱交
換器10を蒸発器とした冷房サイクル、あるいは室内側
熱交換器10を凝縮器とした暖房サイクルを構成する。
と共に、パルスモ−タ21、横流ファン11のファンモ
−タを駆動していく。
【0042】すなわち、パルスモ−タ21は所定の回転
数で駆動され、X位置からY位置へ到達するまで、吸込
グリル部15を枢支軸18,18を支点として時計方
向、すなわち室内側熱交換器10の熱交換部分10aか
ら離反する方向へ回動させる。そして、Y位置に到達す
ると、その地点で空気清浄器13は位置決められる。こ
れにより、図1に示されるように空気清浄器13と熱交
換部分10aとの間には、空気清浄器13が移動した分
の隙間よりなる流路26が形成される。つまり、室内側
熱交換器10の熱交換部分10aの表面からは空気清浄
器13が無くなることになる。
数で駆動され、X位置からY位置へ到達するまで、吸込
グリル部15を枢支軸18,18を支点として時計方
向、すなわち室内側熱交換器10の熱交換部分10aか
ら離反する方向へ回動させる。そして、Y位置に到達す
ると、その地点で空気清浄器13は位置決められる。こ
れにより、図1に示されるように空気清浄器13と熱交
換部分10aとの間には、空気清浄器13が移動した分
の隙間よりなる流路26が形成される。つまり、室内側
熱交換器10の熱交換部分10aの表面からは空気清浄
器13が無くなることになる。
【0043】このことは、吸込グリル部15から吸込ま
れた室内空気は、通風抵抗の大きな空気清浄器13を通
らず、この空気清浄器13より通風抵抗が小さい流路2
6、すなわち空気清浄器13と熱交換部分10aの間を
通じて、熱交換部分10aへ流れる。
れた室内空気は、通風抵抗の大きな空気清浄器13を通
らず、この空気清浄器13より通風抵抗が小さい流路2
6、すなわち空気清浄器13と熱交換部分10aの間を
通じて、熱交換部分10aへ流れる。
【0044】そして、この室内空気は、この熱交換部分
10aにおいて熱交換し、冷風あるいは温風となり、室
内側熱交換器10の他の部分で熱交換した冷風あるいは
温風と共に、吹出口8から室内へ吹出され、室内を空気
清浄しながら冷房あるいは暖房する。
10aにおいて熱交換し、冷風あるいは温風となり、室
内側熱交換器10の他の部分で熱交換した冷風あるいは
温風と共に、吹出口8から室内へ吹出され、室内を空気
清浄しながら冷房あるいは暖房する。
【0045】かくして、空気清浄器13を使用しない空
気調和装置の運転のときは、空気清浄器13による圧力
損失が減少することになる。しかも、空気清浄器13の
筐体部分13eによって塞がれていた熱交換部分19a
のデッドとなる部分を活用した熱交換がなされることと
なる。したがって、空気清浄器13を使用しない運転時
は、空気清浄器13を原因とした吹出風量、吹出風速の
低下を抑制することができる。それ故、吹出口6からの
吹出空気の到達距離が長くなり、室内の温度むらの改善
から快適性の向上が図れる。
気調和装置の運転のときは、空気清浄器13による圧力
損失が減少することになる。しかも、空気清浄器13の
筐体部分13eによって塞がれていた熱交換部分19a
のデッドとなる部分を活用した熱交換がなされることと
なる。したがって、空気清浄器13を使用しない運転時
は、空気清浄器13を原因とした吹出風量、吹出風速の
低下を抑制することができる。それ故、吹出口6からの
吹出空気の到達距離が長くなり、室内の温度むらの改善
から快適性の向上が図れる。
【0046】それに加え上記運転時は、空気清浄器13
が使用したときには得られない熱交換を得ることができ
るので、その熱交換性能の増加分、冷暖房能力を向上さ
せることができる。
が使用したときには得られない熱交換を得ることができ
るので、その熱交換性能の増加分、冷暖房能力を向上さ
せることができる。
【0047】また開閉自在な吹出グリル部15の裏面に
空気清浄器13を支持させて、空気清浄器13と室内側
熱交換器10との間を接離する構造は、簡単な構成で目
的を達成することができる。
空気清浄器13を支持させて、空気清浄器13と室内側
熱交換器10との間を接離する構造は、簡単な構成で目
的を達成することができる。
【0048】但し、空気清浄器13を清掃、分解したり
する等、メンテナンスを行うときは、例えば図7に示さ
れるように前面パネル3をヒンジ4,4を支点として開
き、エア−フィルタ−27,27を抜去して、空気清浄
器13を外部に露出させた後、手指等で空気清浄器13
をY位置に移動させれば、空気清浄器13と熱交換部分
10aとの間に形成される隙間を利用して、所望のメン
テナンスを行える。
する等、メンテナンスを行うときは、例えば図7に示さ
れるように前面パネル3をヒンジ4,4を支点として開
き、エア−フィルタ−27,27を抜去して、空気清浄
器13を外部に露出させた後、手指等で空気清浄器13
をY位置に移動させれば、空気清浄器13と熱交換部分
10aとの間に形成される隙間を利用して、所望のメン
テナンスを行える。
【0049】なお、一実施例では、運転停止時(空気清
浄も冷暖房も行わないとき)、空気清浄器は、リモ−ト
コントロ−ラから操作した運転モ−ドに対応した位置で
位置決めしたが、運転停止時、空気清浄器13を熱交換
部分10aの表面と密着するように設定してもよく、こ
のようにすれば、図2に示されるように運転停止時中は
室内ユニットの本体1の大きさを小さく見せることがで
きる。
浄も冷暖房も行わないとき)、空気清浄器は、リモ−ト
コントロ−ラから操作した運転モ−ドに対応した位置で
位置決めしたが、運転停止時、空気清浄器13を熱交換
部分10aの表面と密着するように設定してもよく、こ
のようにすれば、図2に示されるように運転停止時中は
室内ユニットの本体1の大きさを小さく見せることがで
きる。
【0050】また一実施例では、吸込口6の吸込グリル
部15の全体を開閉する構造を一例に挙げたが、これに
限らず、吸込グリル部15の全体を上方へスライドさせ
て開閉するようにしても、空気清浄器13と対向する吸
込グリル部15の一部のみ開閉させて、空気清浄器13
を室内側熱交換器10の表面に対して接離する方向に移
動させるようにしてもよく、同構造には限定されるもの
ではない。
部15の全体を開閉する構造を一例に挙げたが、これに
限らず、吸込グリル部15の全体を上方へスライドさせ
て開閉するようにしても、空気清浄器13と対向する吸
込グリル部15の一部のみ開閉させて、空気清浄器13
を室内側熱交換器10の表面に対して接離する方向に移
動させるようにしてもよく、同構造には限定されるもの
ではない。
【0051】また一実施例では、この発明を空気清浄器
13に適用したが、脱臭フィルタ−28に適用してもよ
い。むろん、空気清浄器13,脱臭フィルタ−28以外
で、室内側熱交換器10の表面に設置して使用する空調
補助機器にこの発明を適用しても同様な効果をもたら
す。
13に適用したが、脱臭フィルタ−28に適用してもよ
い。むろん、空気清浄器13,脱臭フィルタ−28以外
で、室内側熱交換器10の表面に設置して使用する空調
補助機器にこの発明を適用しても同様な効果をもたら
す。
【0052】また一実施例では、この発明を略くの字状
の熱交換器を用いた室内ユニットに適用したが、これに
限らず、平板状の熱交換器を用いた室内ユニットにこの
発明を適用しても同様な効果が得られる。
の熱交換器を用いた室内ユニットに適用したが、これに
限らず、平板状の熱交換器を用いた室内ユニットにこの
発明を適用しても同様な効果が得られる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように請求項1および請求
項2に記載の発明によれば、空調補助機器を使用しない
空調運転時、空調補助機器を原因とした吹出風量、吹出
風速の低下を抑制することができ、室内の温度むらを改
善することができる。しかも、この運転時は、空調補助
機器を使用したときには得られない熱交換を得ることが
できるので、その分、冷暖房能力を向上させることがで
きる。また請求項2に記載の発明によれば、こうした効
果を簡単な構成で達成することができる。
項2に記載の発明によれば、空調補助機器を使用しない
空調運転時、空調補助機器を原因とした吹出風量、吹出
風速の低下を抑制することができ、室内の温度むらを改
善することができる。しかも、この運転時は、空調補助
機器を使用したときには得られない熱交換を得ることが
できるので、その分、冷暖房能力を向上させることがで
きる。また請求項2に記載の発明によれば、こうした効
果を簡単な構成で達成することができる。
【図1】この発明の一実施例の室内ユニットの内部構成
を、空気清浄器が室内側熱交換器の表面から離れた地点
に移動した状態と共に示す断面図。
を、空気清浄器が室内側熱交換器の表面から離れた地点
に移動した状態と共に示す断面図。
【図2】同じく空気清浄器が室内側熱交換器の表面に密
着する地点に移動した状態を示す断面図。
着する地点に移動した状態を示す断面図。
【図3】同実施例の室内ユニットの外観を示す斜視図。
【図4】同実施例の室内ユニット内部の室内側熱交換器
回りを示す斜視図。
回りを示す斜視図。
【図5】同実施例の空気清浄器を、同空気清浄器を移動
させる機構と共に示す斜視図。
させる機構と共に示す斜視図。
【図6】同機構の分解して示す斜視図。
【図7】空気清浄器をメンテナンスすべく、前面パネル
を開けたときの状態を示す斜視図。
を開けたときの状態を示す斜視図。
【図8】従来の空気清浄器を搭載した室内ユニットの断
面図。
面図。
1…本体 2…ケ−シング 2a…上部
壁(吸込パネル) 7…吸込口 8…吹出口 10…室内
側熱交換器 10a…熱交換部分 11…横流ファン 13…空気清浄器(空調補助機器) 13c…通
路 15…吸込グリル部(可動パネル部) 18…枢
支軸 19…据付板 20…駆動機構(機器移動手段) 23…リモ−トコントロ−ラ(操作手段) 24…コ
ントロ−ルユニット 26…流路
壁(吸込パネル) 7…吸込口 8…吹出口 10…室内
側熱交換器 10a…熱交換部分 11…横流ファン 13…空気清浄器(空調補助機器) 13c…通
路 15…吸込グリル部(可動パネル部) 18…枢
支軸 19…据付板 20…駆動機構(機器移動手段) 23…リモ−トコントロ−ラ(操作手段) 24…コ
ントロ−ルユニット 26…流路
Claims (2)
- 【請求項1】 室内空気を吸込むための吸込パネルに対
向して室内側熱交換器が設けられてなる本体と、 前記室内側熱交換器と前記吸込パネルとの間に、前記室
内側熱交換器に対して接離する方向に移動可能に配置さ
れた、前記吸込パネルからの室内空気が室内側熱交換器
に向って通過可能な通路をもつ空調補助機器と、 この空調補助機器と対向する少なくとも前記吸込パネル
の部分に設けられた、前記室内側熱交換器に対して接離
する方向に移動可能な可動パネル部と、 この可動パネル部を前記室内側熱交換器に対し接近する
第1位置と、同じく離反する第2位置とへ操作する操作
手段と、 前記空気補助機器を支持し、前記可動パネル部が前記第
1位置へ移動したとき、前記空気補助機器を前記室内側
熱交換器の表面に移動させ、前記可動パネル部が前記第
2位置へ移動したとき、前記空気補助機器を前記室内側
熱交換器の表面から離れた地点に移動させる機器移動手
段とを具備したことを特徴とする空気調和装置の室内ユ
ニット。 - 【請求項2】 前記機器移動手段は、 前記可動パネル部を開閉自在なパネルから構成し、 このパネルの裏面に前記空気補助機器を連結してなるこ
とを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置の室内ユ
ニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04299460A JP3122694B2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 空気調和装置の室内ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04299460A JP3122694B2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 空気調和装置の室内ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06147528A true JPH06147528A (ja) | 1994-05-27 |
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