JPH06147172A - 横型密閉圧縮機 - Google Patents
横型密閉圧縮機Info
- Publication number
- JPH06147172A JPH06147172A JP29688392A JP29688392A JPH06147172A JP H06147172 A JPH06147172 A JP H06147172A JP 29688392 A JP29688392 A JP 29688392A JP 29688392 A JP29688392 A JP 29688392A JP H06147172 A JPH06147172 A JP H06147172A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- supply pipe
- oil supply
- gas vent
- vent hole
- discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は吐出マフラーカバーの給油管の上面
と、吐出カバー上面にガス抜き穴を設け、濃度の高い潤
滑油を給油管及び各摺動部に送り、各摺動部の傷や異常
摩耗をなくすことを目的としたものである。 【構成】 吐出カバー６と給油管５が一体となった吐出
マフラーカバー４の給油管５の上面又は吐出カバー６上
面にガス抜き穴を設けた構成としている。
と、吐出カバー上面にガス抜き穴を設け、濃度の高い潤
滑油を給油管及び各摺動部に送り、各摺動部の傷や異常
摩耗をなくすことを目的としたものである。 【構成】 吐出カバー６と給油管５が一体となった吐出
マフラーカバー４の給油管５の上面又は吐出カバー６上
面にガス抜き穴を設けた構成としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、横型密閉圧縮機に関
し、給油を平滑に行う技術に係わり、特に給油管及び摺
動部の耐摩耗性に好適な横型密閉圧縮機に関するもので
ある。
し、給油を平滑に行う技術に係わり、特に給油管及び摺
動部の耐摩耗性に好適な横型密閉圧縮機に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】近年、横型密閉圧縮機（以下圧縮機とい
う）の市場における普及は著しく、信頼性に対する品質
の向上が要望されている。
う）の市場における普及は著しく、信頼性に対する品質
の向上が要望されている。
【０００３】以下図面を参照しながら、上述した従来の
圧縮機の一例について説明する。図４，図５は、従来の
圧縮機、特開昭５７−１４６０７４号公報に示されてい
る圧縮機の側面断面図と要部断面図である。図４におい
て、１は密閉容器で密閉容器１内には、電動要素２と圧
縮要素３が収納されている。前記圧縮要素３の、吐出マ
フラーカバー４は給油管５と吐出カバー６と一体に構成
されていて小ベアリング７とシリンダー８をサンドイッ
チ状にしベアリング９にボルト１０で固定されている。
またクランクシャフト１１の副軸１２にはスプリング１
３が挿着され給油管５の中に挿入された状態となってい
る。図５において、前記給油管５の先端１４とスプリン
グ１３の先端１５は、潤滑油１６に浸漬している。前記
電動要素２の回転子１８にはクランクシャフト１１が圧
入されている。
圧縮機の一例について説明する。図４，図５は、従来の
圧縮機、特開昭５７−１４６０７４号公報に示されてい
る圧縮機の側面断面図と要部断面図である。図４におい
て、１は密閉容器で密閉容器１内には、電動要素２と圧
縮要素３が収納されている。前記圧縮要素３の、吐出マ
フラーカバー４は給油管５と吐出カバー６と一体に構成
されていて小ベアリング７とシリンダー８をサンドイッ
チ状にしベアリング９にボルト１０で固定されている。
またクランクシャフト１１の副軸１２にはスプリング１
３が挿着され給油管５の中に挿入された状態となってい
る。図５において、前記給油管５の先端１４とスプリン
グ１３の先端１５は、潤滑油１６に浸漬している。前記
電動要素２の回転子１８にはクランクシャフト１１が圧
入されている。
【０００４】以上のような構成において、電動要素２の
回転子１８が回転するとクランクシャフト１１も回転し
スプリング１３も回転する。この回転により潤滑油１６
は、スプリング１３と給油管５の隙間１７に沿って上昇
し各摺動部を潤滑する。各摺動部に供給される潤滑油１
６には、ガス（図示せず）が混入されていてガスが給油
管５の中に溜まってしまい潤滑油１６が摺動部に上がり
づらくなり給油管５を始め各摺動部を傷つけたり異常摩
耗を起こさせていた。
回転子１８が回転するとクランクシャフト１１も回転し
スプリング１３も回転する。この回転により潤滑油１６
は、スプリング１３と給油管５の隙間１７に沿って上昇
し各摺動部を潤滑する。各摺動部に供給される潤滑油１
６には、ガス（図示せず）が混入されていてガスが給油
管５の中に溜まってしまい潤滑油１６が摺動部に上がり
づらくなり給油管５を始め各摺動部を傷つけたり異常摩
耗を起こさせていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、給油管５の中に溜まったガスは抜けると
ころがないため潤滑油１６は給油管５から各摺動部に上
がりづらくなり給油管５を始め各摺動部に傷をつけたり
異常摩耗を起こすという課題を有していた。
来の構成では、給油管５の中に溜まったガスは抜けると
ころがないため潤滑油１６は給油管５から各摺動部に上
がりづらくなり給油管５を始め各摺動部に傷をつけたり
異常摩耗を起こすという課題を有していた。
【０００６】本発明は上記課題に鑑み、給油管中のガス
抜きを確実に行い潤滑油を給油管や各摺動部の損傷をな
くし信頼性の向上を図り品質の良い圧縮機を提供するも
のである。
抜きを確実に行い潤滑油を給油管や各摺動部の損傷をな
くし信頼性の向上を図り品質の良い圧縮機を提供するも
のである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、本発明の圧縮機は、密閉容器内に電動要素
と、圧縮要素を設け、前記圧縮要素の吐出マフラーカバ
ーの吐出カバー上面もしくは、給油管の上面にガス抜き
穴を設けたものである。
するために、本発明の圧縮機は、密閉容器内に電動要素
と、圧縮要素を設け、前記圧縮要素の吐出マフラーカバ
ーの吐出カバー上面もしくは、給油管の上面にガス抜き
穴を設けたものである。
【０００８】
【作用】本発明は、上記した構成により給油管の中に溜
まったガスは、潤滑油の上昇と共に給油管の上面もしく
は、吐出カバーの上面にガス抜き穴を設けたので給油管
の中に溜まったガスは給油管の上面もしくは、吐出カバ
ーの上面のガス抜き穴から抜けるので今まで以上にガス
の混入の少ない密度の濃い潤滑油が上昇し各摺動部に供
給される。
まったガスは、潤滑油の上昇と共に給油管の上面もしく
は、吐出カバーの上面にガス抜き穴を設けたので給油管
の中に溜まったガスは給油管の上面もしくは、吐出カバ
ーの上面のガス抜き穴から抜けるので今まで以上にガス
の混入の少ない密度の濃い潤滑油が上昇し各摺動部に供
給される。
【０００９】
（実施例１）以下本発明の一実施例の圧縮機について、
図面を参照しながら説明する。なお従来と同一部品につ
いては、同一符号を用いて説明し、構成，動作の同じと
ころは省略する。図１は本発明の一実施例における圧縮
機の側面断面図である。図１において、１は密閉容器で
密閉容器１内には、電動要素２と圧縮要素３とを備え、
前記電動要素２の回転子１８にはクランクシャフト１１
が圧入されている。クランクシャフト１１には、偏芯部
１９があり偏芯部１９側には副軸１２が設けられてい
て、スプリング１３が挿入されている。スプリング１３
の外側には給油管５と吐出カバー６が一体となった吐出
マフラーカバー４は小ベアリング７と共にシリンダー８
をベアリング９にサンドイッチ状にしベアリング９にボ
ルト１０で固定されている。
図面を参照しながら説明する。なお従来と同一部品につ
いては、同一符号を用いて説明し、構成，動作の同じと
ころは省略する。図１は本発明の一実施例における圧縮
機の側面断面図である。図１において、１は密閉容器で
密閉容器１内には、電動要素２と圧縮要素３とを備え、
前記電動要素２の回転子１８にはクランクシャフト１１
が圧入されている。クランクシャフト１１には、偏芯部
１９があり偏芯部１９側には副軸１２が設けられてい
て、スプリング１３が挿入されている。スプリング１３
の外側には給油管５と吐出カバー６が一体となった吐出
マフラーカバー４は小ベアリング７と共にシリンダー８
をベアリング９にサンドイッチ状にしベアリング９にボ
ルト１０で固定されている。
【００１０】そして、給油管５と吐出カバー６が一体と
なった吐出マフラーカバー４の給油管５の上面にガス抜
き穴２０が設けられている。
なった吐出マフラーカバー４の給油管５の上面にガス抜
き穴２０が設けられている。
【００１１】（実施例２）以下に第１の実施例と異なる
点を説明する。
点を説明する。
【００１２】図３において、前記給油管５と吐出カバー
６が一体となった吐出マフラーカバー４の吐出カバー６
の上面にガス抜き穴２１が設けられている。
６が一体となった吐出マフラーカバー４の吐出カバー６
の上面にガス抜き穴２１が設けられている。
【００１３】以上のような構成において電動要素２の回
転子１８が回転するとクランクシャフト１１も回転しス
プリング１３も回転する。この回転により潤滑油１５
は、スプリング１３と給油管５の隙間１７を上昇し各摺
動部に供給される。その際吸入された潤滑油１５は必ず
給油管５の上面に設けたガス抜き穴２０又は吐出カバー
６の上面に設けたガス抜き穴２１を通るため潤滑油１５
中に混入しているガスは給油管５の中で潤滑油１５とガ
スにある程度分離される。
転子１８が回転するとクランクシャフト１１も回転しス
プリング１３も回転する。この回転により潤滑油１５
は、スプリング１３と給油管５の隙間１７を上昇し各摺
動部に供給される。その際吸入された潤滑油１５は必ず
給油管５の上面に設けたガス抜き穴２０又は吐出カバー
６の上面に設けたガス抜き穴２１を通るため潤滑油１５
中に混入しているガスは給油管５の中で潤滑油１５とガ
スにある程度分離される。
【００１４】そして、分離されたガスは給油管５の上面
に設けたガス抜き穴２０や吐出カバー６の上面に設けた
ガス抜き穴２１から出るため濃度の高い潤滑油１５が供
給されるので給油管５の異常摩耗及び傷等がなくなり、
又各摺動部の寿命低下を防ぎ、圧縮機の信頼性を一層向
上させることができる。
に設けたガス抜き穴２０や吐出カバー６の上面に設けた
ガス抜き穴２１から出るため濃度の高い潤滑油１５が供
給されるので給油管５の異常摩耗及び傷等がなくなり、
又各摺動部の寿命低下を防ぎ、圧縮機の信頼性を一層向
上させることができる。
【００１５】
【発明の効果】以上の電動要素と、圧縮要素を設け、前
記圧縮要素は給た吐出マフラーカバーの給油管の上面、
又は吐出カバーの上面にガス抜き穴を設けたことにより
給油管の中にガスが溜まらなくなり濃度の高い潤滑油が
給油管及び各摺動部の寿命低下を防ぎ圧縮機の信頼性を
一層向上させることができる。
記圧縮要素は給た吐出マフラーカバーの給油管の上面、
又は吐出カバーの上面にガス抜き穴を設けたことにより
給油管の中にガスが溜まらなくなり濃度の高い潤滑油が
給油管及び各摺動部の寿命低下を防ぎ圧縮機の信頼性を
一層向上させることができる。
【００１６】又、吐出カバーの上面にガス抜き穴を設け
たことにより給油管の中にガスが溜まらなくなると共
に、給油された潤滑油はガス抜き穴からほとんど洩れな
くなるので潤滑油が有効に活用される。又ガス抜き穴と
スプリングは接触しない位置にあるのでスプリングの挿
入作業は簡単，容易にできる。
たことにより給油管の中にガスが溜まらなくなると共
に、給油された潤滑油はガス抜き穴からほとんど洩れな
くなるので潤滑油が有効に活用される。又ガス抜き穴と
スプリングは接触しない位置にあるのでスプリングの挿
入作業は簡単，容易にできる。
【図１】本発明の横型密閉圧縮機の側面断面図
【図２】本発明の要部拡大断面図
【図３】本発明の他の実施例を示す要部拡大断面図
【図４】従来の横型密閉圧縮機の側面断面図
【図５】図４の要部拡大断面図
１ 密閉容器 ２ 電動要素 ３ 圧縮要素 ５ 給油管 ６ 吐出カバー ２０ ガス抜き穴（給油管） ２１ ガス抜き穴（吐出カバー）
Claims (2)
- 【請求項１】 密閉容器内に電動要素と、圧縮要素を設
け、前記圧縮要素を構成する吐出カバーに給油管を固着
し、前記給油管の上面にガス抜き穴を設けたことを特徴
とする横型密閉圧縮機。 - 【請求項２】 密閉容器内に電動要素と、圧縮要素を設
け、前記圧縮要素を構成する吐出カバーの上面にガス抜
き穴を設けたことを特徴とする横型密閉圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29688392A JPH06147172A (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | 横型密閉圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29688392A JPH06147172A (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | 横型密閉圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06147172A true JPH06147172A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=17839405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29688392A Pending JPH06147172A (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | 横型密閉圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06147172A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103362818A (zh) * | 2012-04-09 | 2013-10-23 | 三菱电机株式会社 | 旋转式压缩机 |
-
1992
- 1992-11-06 JP JP29688392A patent/JPH06147172A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103362818A (zh) * | 2012-04-09 | 2013-10-23 | 三菱电机株式会社 | 旋转式压缩机 |
| KR101465868B1 (ko) * | 2012-04-09 | 2014-11-26 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 로터리식 압축기 |
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