JPH06145545A - インクジェット用記録インク - Google Patents

インクジェット用記録インク

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JPH06145545A
JPH06145545A JP30240492A JP30240492A JPH06145545A JP H06145545 A JPH06145545 A JP H06145545A JP 30240492 A JP30240492 A JP 30240492A JP 30240492 A JP30240492 A JP 30240492A JP H06145545 A JPH06145545 A JP H06145545A
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B43/00Preparation of azo dyes from other azo compounds
    • C09B43/02Preparation of azo dyes from other azo compounds by sulfonation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B35/00Disazo and polyazo dyes of the type A<-D->B prepared by diazotising and coupling
    • C09B35/02Disazo dyes
    • C09B35/039Disazo dyes characterised by the tetrazo component

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクジェット記録用インクに好適なアゾ染
料を提供すること、及びそれを用いたインクジェット記
録用インク。 【構成】 1.下記一般式(1)又は(2)で表わされ
るアゾ染料。 【化1】 (式中、R1,R2はそれぞれアルキル基、アルコキシ
基、ハロゲン原子又は水素原子を示し、それらは同一で
もあるいは異なっていてもよい。nは1〜4、M+はア
ルカリ金属、アミンのカチオン又はアンモニウムイオン
を示す) 【化2】 (式中、Arは置換されていてもよい芳香環を示す。)
2.前記1のアゾ染料を含むインクジェット記録用イン
ク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アゾ染料及びそれを使
用したインクジェット用記録インクに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録において、長時間に
亘って良好な記録を行うためには、使用するインクが以
下の条件を満たすことが必要である。
【0003】(1)液滴発生方法や液滴飛翔方向制御方
法に応じたインク物性として、インクの粘度、表面張
力、比電導度、密度が適正範囲に含まれ、且つ、長時間
保存、長期間使用、あるいは記録休止中に化学変化など
により析出が生じたり、インク物性値が変化してはなら
ないこと。記録装置の吐き出しノズルは一般に直径10
−60μm程度であり、析出によりノズルが詰まると、
最終的には液滴の吐き出しができなくなる。ノズルが完
全につまらなくともノズル近傍に固形分、粘着物が付着
したり、インク調合時に所望の値に調整されたインク物
性値が変化したりすると、記録性、吐き出し安定性、吐
き出し応答性が低下する。
【0004】(2)記録される画像が十分にコントラス
トが高く、鮮明であること。
【0005】従来のインクではインク中の染料含有率を
増して、画像のコントラストを高くしていたが、このよ
うな方法では吐き出しノズルの目つまりを起き易くす
る。そこでインクに使用される溶媒に対して溶解性が高
く、吸光係数が高い染料が求められているがいまだ満足
のいくものが得られていない。
【0006】(3)印刷画像の乾燥が速いこと。
【0007】従来のインクでは記録休止中のノズル内の
インクの乾燥によるノズル詰まりを防ぐため、インクに
多量の湿潤剤を含有させており、そのためインク吸収性
の高い特殊紙を使用し印写紙の乾燥を早めている。しか
しながら、このような特殊紙の使用は、画像ニジミを著
しく生ずるというだけではなく、多くの一般紙の使用を
不可能にするという欠点を有する。
【0008】(4)また、記録された画像は当然のこと
として耐水性、耐光性、耐摩耗性にとむニジミのない鮮
明画像でなければならないこと。
【0009】以上のような要求を満足するためこれまで
にインクジェット記録用インクとして幾多の提案がなさ
れているが、上記の諸条件のすべてを十分に満足するも
のはいまだに得られていないのが現状である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記現状に鑑
みてなされたものである。その目的は上記の諸条件をす
べて満足するインクジェット用記録インクを提供するこ
とである。又、そのインクに使用するに好適な染料及び
その製造法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (1)下記一般式(1)又は(2)で表わされるアゾ染
料。
【0012】
【化6】
【0013】(式中、R1,R2はそれぞれアルキル基、
アルコキシ基、ハロゲン原子又は水素原子を示し、それ
らは同一でもあるいは異なっていてもよい。nは1〜
4、M+はアルカリ金属、アミンのカチオン又はアンモ
ニウムイオンを示す)
【0014】
【化7】
【0015】(式中、Arは置換されていてもよい芳香
環を示す。) (2)下記式で表わされる顔料を硫酸中で撹拌、溶解す
ることによる前記1記載の染料製造法。
【0016】
【化8】
【0017】(式中、R1,R2はそれぞれアルキル基、
アルコキシ基、ハロゲン原子又は水素原子を示し、それ
らは同一でもあるいは異なっていてもよい。) (3)下記式で表わされる顔料を硫酸中で撹拌、溶解す
ることによる前記1又は2記載の染料製造法。
【0018】
【化9】
【0019】(式中、Arは置換されていてもよい芳香
環を示す) (4)前記1に記載のアゾ染料の少なくとも1種を含有
するインクジェット用記録インクを要旨とするものであ
る。
【0020】本発明の一般式(1)で表わされるアゾ染
料としてとくに好ましいものとして、
【0021】
【化10】
【0022】等が挙げられる。
【0023】又、本発明の一般式(2−1)で表わされ
るアゾ染料としてとくに好ましいものとして、
【0024】
【化11】
【0025】等が挙げられる。
【0026】本発明の上記アゾ染料は、対応するアゾ顔
料をスルフォン化することにより容易に製造することが
できる。
【0027】一般にスルフォン化には発煙硫酸による方
法、クロロ硫酸による方法、3酸化イオウによる方法等
がある本特許の化合物の場合、単に顔料を硫酸に溶解さ
せるだけで反応が進行する。
【0028】本発明のインクジェット記録用インクは上
記一般式で表わされる染料以外に、水、水溶性有機溶
媒、さらに必要に応じて防腐防カビ剤を成分とするもの
であり、その他pH調整剤、比電気電導度調整剤、キレ
ート試薬および防サビ剤等も適宜配合することができ
る。
【0029】水溶性有機溶媒はジエチレングリコールと
グリセリンとの混合溶媒が適当であるが、そのほかにエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル等がある。
本発明で好適に使用することができるpH調整剤として
は調合されるインクに悪影響を及ぼさずに、インクのp
Hを9−11の範囲に制御できるものであれば任意の物
質を使用することができる。その例としてジエタノール
アミン、トリエタノールアミン等のアミン、水酸化リチ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ
金属元素の水酸化物、水酸化アンモニウム、炭酸リチウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の
炭酸塩等が挙げられる。
【0030】インクに添加することができるその他の物
質として下記のものをあげることができる。
【0031】インクの比電気電導度を
【0032】
【数1】
【0033】(25℃)以下とするための比電気電導度
調整剤としては例えば塩化カリウム、塩化アンモニウ
ム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム
などの無機塩、トリエタノールアミン等の水溶性アミン
等がある。
【0034】キレート試薬としては例えば、エチレンジ
アミン4酢酸ナトリウム、ニトリロ3酢酸ナトリウム、
ヒドロオキシエチルエチレンジアミン3酢酸ナトリウ
ム、ウラミル2酢酸ナトリウム等がある。
【0035】防サビ剤としては例えば、酸性亜硫酸塩、
チオ硫酸ナトリウム、チオグリコール酸アンモン、ジイ
ソプロピルアンモニウムニトライト、4硝酸ペンタエリ
スリトール、ジシクロヘキシルアンモニウムニトライト
等がある。
【0036】水溶性防腐防カビ剤としては、2,2−ジ
メチル−6−アセトキシ−ジオキサン−1,3ジヒドロ
酢酸ソーダ、p−ヒドロキシ安息香酸ブチルエステル、
ソルビン酸カリウム、2−ピリジンチオール−1−オキ
シドナトリウムアニオン性界面活性剤等がある。
【0037】その他、目的に応じて、水溶性紫外線吸収
剤、水溶性赤外線吸収剤、マグネタイト長微粒子分散系
からなる磁性流体、ラテックスエマルジョン等を添加す
ることができる。
【0038】また本発明のインクジェット用記録インク
を適用する記録部材としては、インク液を十分に吸収す
る部材または全くインク吸収能力のない部材を使用する
ことができるその例としてセルロース主体の紙、合成
紙、プラスチックフィルム、金属板、ガラスをあげるこ
とができる。また、記録部材として上記部材に顔料、結
着剤、および耐水改良剤として2価以上のイオン価数を
有する金属の水溶性塩を含有する表面被覆層を設けたも
のを使用して本発明の効果をより高めることができる。
【0039】
【実施例】以下に比較例とともに実施例を揚げて本発明
をさらに詳しく説明するが、これに限定されるものでは
ない。
【0040】例中%はすべて重量%によって示す。
【0041】実施例1 下記式で表わされる顔料3gを硫酸1級50gに溶解さ
せ4時間撹拌することによりスルフォン化を行なう。こ
れを水500mlに撹拌滴下し生じた沈殿物をろ取しそ
れに水500mlを加えて炭酸ナトリウムにより中和
し、不溶物を除去後、さらに塩化ナトリウムで塩析させ
濾取する。その際、小量の水を流すことにより無機塩を
除き真空乾燥を行なう。
【0042】
【化12】
【0043】生成した物質は水に溶解しスルフォン化し
たことがわかる。
【0044】1分子あたりのスルフォン化数は元素分析
より平均しておよそ2.5個であることがわかる。
【0045】元素分析 スルフォン基数平均2.5個/1分子とした計算値およ
び実測値 計算値(C4732610.5SNaCl2とする) 実測値(計算値) C:57.96(57.91),H3.34(3.3
1),N:8.61(8.62),S:3.48(3.
28) 赤外線吸収スペクトル(KBr錠剤法)を第1図に示し
た。
【0046】 以上のようにして作成した染料 3% ジエチレングリコール 22.5% グリセリン 7.5% デルトップ(武田薬品工業製) 0.2% イオン交換水 66.8% 上記の混合物を70℃に加熱して撹拌溶解した後、水酸
化ナトリウムでpHを10に調整し0.2μmのフィル
ターを通して2回ろ過しインクを作成した。次に記録部
材として市販のインクジェット用コート紙と下記のよう
にして作成した処理紙とを使用してインクを以下の項目
について試験し以下の結果が得られた。上記処理紙は上
質紙上に下記組成 炭酸カルシウム粉末 17% Al(OH)3粉末 8% メチルメタアクリレート−ブタジエン系共重合体ラテックス 12% 水 63% を有する塗布液を15g/m2で塗布し、さらにこの上
にAlCl3の3%水溶液をエアーナイフ塗布法により
35g/−m2で塗布した後、加熱、加圧カレンダー仕
上げで作成した。
【0047】1)画像鮮明性および画像の乾燥性 内径30μmのノズルから粒子化周波数100KHzの
条件で市販のインクジェット用コート紙および上記処理
紙上にインクをジェット記録したところ、鮮明な画像が
得られた。記録物の乾燥時間は常温常湿で10秒以内で
あった。
【0048】2)保存性 インキをガラス容器に密閉し、−20℃で1ヶ月間、4
℃で1か月間、20℃で1年間および90℃で1週間そ
れぞれ保存したが、析出は認められなかった。またイン
クの物性や色調に関しても変化は認められなかった。
【0049】3)噴射安定性 前記1)のジェット記録を1000時間連続して行なっ
たが、ノズルに目つまりや噴射方向の変化はなく安定し
た記録が行えた。
【0050】4)噴射応答性 前記1)に従ってジェット記録を行なった後、常温常湿
で1か月間そして40℃、30%RHで1週間それぞれ
放置し、ついで再びジェット記録を行なったが、前記
3)と同様、安定した記録が行えた。
【0051】5)画像の耐光性 カーボンアーク灯で4時間光照射したところ退色率は5
%以下であった。
【0052】6)画像耐水テスト 30℃の水に1分間浸漬させ、浸漬前と後で画像濃度の
変化量を濃度退色率として評価した。市販のコート紙は
処理紙と比較して耐水性は悪かった。
【0053】さらに記録画像の色調および染色濃度につ
いて評価したところ市販のコート紙および処理紙とも満
足する結果が得られた。
【0054】実施例2
【0055】
【化13】
【0056】スルフォン化を行なう顔料を上記の構造と
する以外は実施例1と同様にしてインクを作成し評価を
行なった。結果を表1に示す。
【0057】実施例3
【0058】
【化14】
【0059】スルフォン化を行なう顔料を上記の構造と
する以外は実施例1と同様にしてインクを作成し評価を
行なった。結果を表1に示す。
【0060】比較例1 実施例1において染料をC.I.アシッドレッド92/
C.I.アシッドイエロー23=1/1重量比とした以
外は実施例1と同様に評価した。
【0061】
【表1】
【0062】実施例4 下記式で表わされる顔料3gを硫酸1級50gに溶解さ
せ2時間撹拌する
【0063】
【化15】
【0064】とによりスルフォン化を行なう。これを水
500mlに撹拌滴下し、塩化ナトリウムを加え生じた
沈殿物を濾取し、それに水500mlを加えて炭酸ナト
リウムにより中和し、不溶物を除去後、さらに塩化ナト
リウムで塩析させ濾取する。その際、小量の水を流すこ
とにより無機塩を除き真空乾燥を行なう。
【0065】生成した物質は水に溶解しスルフォン化し
たことがわかる。
【0066】1分子あたりのスルフォン化数は元素分析
より3〜4個程度であると思われる。
【0067】 以上のようにして作成した染料 3% ジエチレングリコール 22.5% グリセリン 7.5% デルトップ(武田薬品工業製) 0.2% イオン交換水 66.8% 上記の混合物を70℃に加熱して撹拌溶解した後、水酸
化ナトリウムでpHを10に調整し、0.2μmのフィ
ルターを通して2回濾過しインクを作成した。次に記録
部材として市販のインクジェット用コート紙と下記のよ
うにして作成した処理紙とを使用してインクを以下の項
目について試験し以下の結果が得られた。
【0068】 上記処理紙は上質紙上に下記組成 炭酸カルシウム粉末 17% Al(OH)3粉末 8% メチルメタアクリレート−ブタジエン系共重合体ラテックス 12% 水 63% を有する塗布液を15g/m2で塗布し、さらにこの上
にAlCl3の3%水溶液をエアーナイフ塗布法により
35g/−m2で塗布した後、加熱、加圧カレンダー仕
上げで作成した。
【0069】1)画像鮮明性および画像の乾燥性 内径30μmのノズルから粒子化周波数100KHzの
条件で市販のインクジェット用コート紙および上記処理
紙上にインクをジェット記録したところ、鮮明な画像が
得られた。記録物の乾燥時間は常温常湿で10秒以内で
あった。
【0070】2)保存性 インキをガラス容器に密閉し、−20℃で1ヶ月間、4
℃で1か月間、20℃で1年間および90℃で1週間そ
れぞれ保存したが、析出は認められなかった。またイン
クの物性や色調に関しても変化は認められなかった。
【0071】3)噴射安定性 前記1)のジェット記録を1000時間連続して行なっ
たが、ノズルに目つまりや噴射方向の変化はなく安定し
た記録が行えた。
【0072】4)噴射応答性 前記1)に従ってジェット記録を行なった後、常温常湿
で1か月間そして40℃、30%RHで1週間それぞれ
放置し、ついで再びジェット記録を行なったが、前記
3)と同様、安定した記録が行えた。
【0073】5)画像の耐光性 カーボンアーク灯で4時間光照射したところ退色率は5
%以下であった。
【0074】6)画像耐水テスト 30℃の水に1分間浸漬させ、浸漬前と後で画像濃度の
変化量を濃度退色率として評価した。市販のコート紙は
処理紙と比較して耐水性は悪かった。
【0075】さらに記録画像の色調および染色濃度につ
いて評価したところ市販のコート紙および処理紙とも満
足する結果が得られた。
【0076】実施例5 実施例4において硫酸中の撹拌を低温度(10℃)、短
時間(30分)としてスルフォン化を行なった。結果を
表2に示す。
【0077】実施例6 スルフォン化を行なう顔料を下記式の構造とする以外は
実施例4と同様にしてインクを作成し評価を行なった。
結果を表2に示す。
【0078】
【化16】
【0079】比較例2 実施例4において染料をC.I.アシッドイエロー2
3、C.Iアシッドレッド92、C.Iダイレクトブル
ー86の混合による黒染料とした以外は実施例1と同様
に評価した。
【0080】比較例3 実施例4において染料をC.I.ダイレクトブラック1
9とした以外は実施例1と同様に評価した。
【0081】
【表2】
【0082】
【発明の効果】以上のように本発明の染料[一般式
(2)]を使用することにより単独の化合物で十分な濃
度の黒インクが得られる。本発明のような可視の全波長
域で吸収を持つ化合物は少なく、一般に比較例2でみる
ように黒色調を出すには補色の染料を混合することが多
い。本発明の染料のような単独で黒色調を有するものは
製造管理上も有利であり、印字後の染料間のにじみ易さ
の差による色分離も生じない。さらに本発明の染料[一
般式(1)]を使用することにより優れた総合特性を有
する赤茶系インクジェット染料を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた本発明のアゾ染料のIRス
ペクトル。
【図2】実施例4で得られた本発明のアゾ染料のIRス
ペクトル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)又は(2)で表わされ
    るアゾ染料。 【化1】 (式中、R1,R2はそれぞれアルキル基、アルコキシ
    基、ハロゲン原子又は水素原子を示し、それらは同一で
    もあるいは異なっていてもよい。nは1〜4、M+はア
    ルカリ金属、アミンのカチオン又はアンモニウムイオン
    を示す) 【化2】 (式中、Arは置換されていてもよい芳香環を示す。)
  2. 【請求項2】 一般式(2−1)で表わされるアゾ染
    料。 【化3】 (式中、R1,R2はそれぞれアルキル基、アルコキシ
    基、ハロゲン原子又は水素原子を示し、それらは同一で
    もあるいは異なっていてもよい。また、Xはハロゲン原
    子、メチル基、メトキシ基又は水素原子を示す。nは1
    〜4、M+はアルカリ金属、アミンのカチオン又はアン
    モニウムイオンを示す)
  3. 【請求項3】 下記式で表わされる顔料を硫酸中で撹
    拌、溶解することによる請求項1記載の染料製造法。 【化4】 (式中、R1,R2はそれぞれアルキル基、アルコキシ
    基、ハロゲン原子又は水素原子を示し、それらは同一で
    もあるいは異なっていてもよい。)
  4. 【請求項4】 下記式で表わされる顔料を硫酸中で撹
    拌、溶解することによる請求項1又は2記載の染料製造
    法。 【化5】 (式中、Arは置換されていてもよい芳香環を示す)
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のアゾ染料の少なくとも
    1種を含有することを特徴とするインクジェット用記録
    インク。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4900984A (en) * 1987-04-28 1990-02-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Cathode ray tube with antistatic film on front panel
JPH10110129A (ja) * 1996-10-07 1998-04-28 Toyo Ink Mfg Co Ltd インクジェット用記録液
US6537358B1 (en) 1999-03-11 2003-03-25 Sharp Kabushiki Kaisha Yellow recording liquid and producing method thereof and the use thereof

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US6537358B1 (en) 1999-03-11 2003-03-25 Sharp Kabushiki Kaisha Yellow recording liquid and producing method thereof and the use thereof

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