JPH06143774A - 感熱プリンター及び感熱転写カートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易に着脱可能なリボンカートリッジを備え
る感熱プリンターを提供する。 【構成】 開口部２６を規定する第１の側壁２４と第１
の側壁から隔った第２の側壁２８とを有する感熱プリン
タに備えられる転写カートリッジであって、第１，第２
の側壁の間に位置し、第１の側壁と係合するとともに、
第１，第２の側壁の間の位置にカートリッジを解放可能
にロックするロック機構３０を含むことを特徴とするカ
ートリッジ。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は一般には感熱プリンタ
ー、特にカラー感熱プリンター用のカートリッジに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】染料昇華プリンターに一般に使用されて
いる感熱転写カートリッジは、内部ロック機構を持って
おり、プリンターからカートリッジを取り外す時に、巻
き付けられた媒体がほぐれるのを防いでいる。カートリ
ッジがプリンターに挿入されると、この内部ロック機構
は係合を解かれ、カートリッジは要求された機能を実行
できるように保持されねばならない。感熱プリンター内
でのカートリッジの支持あるいはロックは、ラッチ、オ
ーバーセンター・スプリング、スペース・ゲート、ある
いはドアに取り付けられたスプリングによって行われて
いる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】１９８８年１月１２日
付エム・ジェイ・スパーズのアメリカ特許第４，７１
８，７８５号には、カートリッジ付きの感熱プリンター
が開示されている。このプリンターは上部装着型であ
り、プリンターの上部が基部上に軸を中心に回転可能に
取り付けられ、基部から上方に動かすことができ、カー
トリッジの装着を容易にしている。カートリッジが挿入
され、上部が閉じられると、スプリングや他の機構によ
り作動する上部が、力を加えてカートリッジを作動位置
に保持するように作用する。このような構成では、カー
トリッジを交換するときに上部を開ける必要がある。従
って、プリント装置の上部を開けることなく感熱プリン
ターのカートリッジを容易に着脱可能であることが強く
望まれている。

【０００４】１９９０年１月９日付の清水他へのアメリ
カ特許第４，８９２，４２５号には、前方あるいは側方
装着の感熱プリンターとカートリッジが開示されてい
る。典型的な例では、カートリッジは、供給軸と巻き上
げ軸を持っており、これらの軸にはロック機構が付いて
いて、ある条件下では供給スプールと巻き上げスプール
の回転を阻止している。例えば、カートリッジをプリン
ターに装着またはプリンターから外すときには、供給ス
プールの回転を阻止することが望まれる。

【０００５】カートリッジにはタブが付いていて、これ
が感熱プリンターの本体にある溝または通路にはまっ
て、カートリッジのアライメントを図っている。このア
ライメントは、スプールと係合する駆動装置と供給と巻
き上げスプールを整列させる上で重要である。この種の
前方または側方装着プリンターでは、カートリッジはド
アによって支持され、このドアはカートリッジに均一な
圧力がかかるようにスプリングで取り付けられている。
使用中カートリッジをその定位置に保持するという作用
をドアはするが、プリントを作成して調べる以外に、カ
ートリッジが正しく装着されているか否かを調べる手だ
てがない。従って、テストプリントを作成せずに、作動
位置を調べることができるプリンターのカートリッジ
が、強く望まれていることがわかる。

【０００６】多くの感熱プリンターにおいては、使用中
に、ドアの実際の力を使ってカートリッジを定位置に保
持している。通常、ドアはスプリングによって装着され
ているか、あるいはスプリングあるいは他の機構と協動
してカートリッジを所定の位置に押し込むか、または所
定の位置に維持している。ドアが開かれ保持力が解かれ
た場合、カートリッジが適切な作動位置にあるかどうか
を知ることができない。同様に、テストプリントを作成
しない場合には、ドアが閉じられた後、カートリッジが
作動位置にきちんとあるか否かを知る方法がない。テス
トプリントの作成時間と経費に加えて、スプリング装着
のドアは精巧であり、制作に時間とエネルギがかかり、
簡単なドアよりも自然資源を多く使っている。精巧なス
プリングあるいは特別のドアを使うこと無しに、感熱プ
リンターの作動位置に適切に配設できるカートリッジが
望まれている。テストプリントを作成する時間と費用を
掛けずに、適切な位置決めをチェックできるカートリッ
ジが望まれている。

【０００７】

【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
問題点の解決を目的としている。本発明の一態様におい
ては、開口部を形成する第一のプリンター側壁と、第１
のプリンター側壁から離れている第２のプリンター側壁
を有する感熱プリンターの改良点は、感熱転写リボンカ
ートリッジである。カートリッジは、第１と第２の側壁
の間に配置され、第一の側壁と係合し、上記第１と第２
の側壁の間にカートリッジを解放可能にロックする部材
を有する。

【０００８】カートリッジは定位置への装着とロックが
容易である。カートリッジはそれ自体のロック機構を持
っており、スプリング、レバー、カム、ドア等の他の器
具を使わないで、プリンターの側壁と係合できる。ロッ
ク機構はスナップ・ロックであり、カートリッジが挿入
されると、カートリッジを定位置に止め、定位置にカー
トリッジがあることを示す。ロック機構は操作が簡単
で、製造費用が少なくて済む。ロック機構がカートリッ
ジと一体であり、片手だけで適切に挿入可能であるの
で、カートリッジとロック機構の操作が簡単である。

【０００９】本発明の目的は、容易に解放可能な感熱プ
リンターのカートリッジを提供することである。この目
的は、簡単なドアあるいは開口部を介して、感熱プリン
ターの前面または側面からプリンター内をカートリッジ
を摺動させることによって達成される。この前面装着の
利点は、装着が簡単であり、挿入の間カートリッジを観
ることができ、挿入工程を検査できることである。

【００１０】本発明の他の目的は、適切な位置に簡単に
保持できる感熱プリンターのカートリッジを提供するこ
とである。本発明の特徴の一つは、上記目的がカートリ
ッジと一体に形成されたロック部材によって達成される
ことである。カートリッジは、定位置に摺動して入れら
れ、ドアを閉じる前に片手でロックと係合できる。カー
トリッジの作動を、開口部を介して観察でき、スプール
の作動を確認できる。

【００１１】本発明の他の態様では、感熱プリンターの
カートリッジは、第１の側壁と第２の側壁を有するハウ
ジングを含んでいる。第１の部材は、第１端部、第２端
部と、第１と第２端部の中間にある中間部を有する。第
１端部は、第２のハウジング側壁部に取り付けられてい
る。第１の部材の中間部は、肩部を有しており、この肩
部は第１部材の第１端部に向かって下方に傾斜する傾斜
部の他端部に形成された第１の部材の第２の端部と対向
している。第１の部材は、第２の側壁に関して第１の所
定角度で傾斜部が向きを決められている第１の位置と、
第２の側壁に関して第２の角度で向きが決められている
第２の位置の間を移動できる。容易に装着でき、定位置
にロックし、容易に取り外せるカートリッジを提供する
ことが、本発明の目的である。この目的は、傾斜のつい
たロック部材を有するカートリッジによって達成され
る。カートリッジのプリンターへの装着に応じて、傾斜
の付いたロック部材が、プリンターの係合部材に沿って
上昇し、傾斜部の端部に達すると、傾斜部材はプリンタ
ーの部材と係合し、カートリッジを定位置にロックす
る。傾斜の付いた部材は、押されて係合を解かれ、カー
トリッジの取り外しが可能となる。傾斜部材はスナップ
機能を持っているので、カートリッジが定位置にロック
されたことを使用者に知らせることができるため、傾斜
部材は有効である。

【００１２】本発明の他の態様、目的、特徴と効果は、
以下の好ましい実施例の説明と請求の範囲と、添付図面
を参照することにより、さらに明らかになろう。

【００１３】

【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図において、同様な部材には同様の符号を全図面
にわたって付与する。図１−図３は、感熱プリンターの
カートリッジ１０を示す。感熱プリンターのカートリッ
ジ１０は、左側壁１２と右側壁１４を有するハウジング
を含む。ハウジング内には、供給スプール１６と巻き取
りスプール１８が収容されている。供給スプール１６に
は、ロック機構２０が対応しており、供給スプール１６
の過度の動きを規制する。ロック２０は、業界では供給
スプール１６に巻き付けられたカラー転写ウェッブが、
運搬中あるいは保管中にほぐれを阻止するロックとして
知られている。カートリッジが適切に感熱プリンター２
２中に挿入されると、このロック２０は係合を解かれ、
供給スプール１６がドナーウェッブを印刷工程のために
供給できる。適切に装着されていると、感熱プリンター
のカートリッジ１０がプリンター２２から取り外されれ
ば、ロック２０はドナスプール１６と再度係合する。

【００１４】感熱プリンター２２は、開口部２６を形成
する左側壁２４と、左側壁２８を有する。プリンター２
２の前面または側面にあるドアまたは開口（図示せず）
を介して、開口部２６に達することができる。

【００１５】図３−図５は、感熱転写リボンのカートリ
ッジ１０が、感熱プリンター２２の左右の側壁２４と２
８の間に位置しているのが示されている。感熱プリンタ
ーのカートリッジ１０はロック機構３０を有する。この
ロック機構は感熱プリンターのカートリッジ１０を、感
熱プリンター２２の左右の側壁２４と２８の間に解放可
能にロックさせる。ロック機構３０は、側壁の開口部２
６を介してまたは近辺で、プリンター２２の左側壁２４
と係合可能な第１の部材３２を有しており、感熱プリン
ターのカートリッジ１０の左側壁２４の方向への動き
と、右側壁２８からの動きを阻止している。第２の部材
３４は、感熱プリンター２２の左側壁２４の開口部２６
に対応する。

【００１６】ロック機構３０の第１の部材３２とロック
機構３０の第２の部材３４の間には、相対的な動きがあ
る。第１の部材３２が左側壁２４に当接しているロック
位置（図４）と、第１の部材３２が第１の側壁２４から
離れている解放位置（図５）との間を第１の部材３２は
移動可能である。ロック位置において、第１の部材３２
は、第２の部材３４から第１の所定の間隔だけ離れてい
る。解放位置において、第１の部材３２は、第２の部材
３４から第２の所定の間隔だけ離れている。第２の間隔
は第１の間隔よりも小さい。この構造により、ロック機
構は側壁の開口部２６の周囲でプリンターの側壁２４と
係合することができ、カートリッジを定位置にロックで
き、また第１と第２の部材３２と３４を互いに押すこと
によって解放され、感熱プリンターのカートリッジ１０
の係合を解くことができる。

【００１７】第１の部材３２は、第１の端部３６、第２
の端部３８と、これら端部３６と３８の中間にある中間
部４０を持っている。第１の部材３２の第１端部３６
は、左ハウジング側壁１２に取り付けられている。左側
壁１２は、右側壁１４から離れている。中間部４０は、
肩部４２を有している。この肩部４２は、第１の部材の
第２の端部３８に対向している。この端部３８は、傾斜
部４４の一端に形成されている。傾斜部４４の他端は、
第１の部材３２の第１の端部３６に向かって下方に傾斜
している。肩部は、垂直な部分４２であり、傾斜部の最
も高い点から延伸して、第１の部材３２の中間部４０の
高さに戻る部分である。

【００１８】第１の部材３２は、傾斜部４４が感熱プリ
ンターのカートリッジ１０の左側壁１２に関して所定角
度だけ傾いている第１の位置（図４）と、傾斜部４４が
所定の角度左側壁１２に関して傾いている第２の位置
（図５）の間を移動可能である。第２の角度は第１の角
度より大きい。この構造により、カートリッジ１０がロ
ックされた位置においてより小さい角度が達成され、カ
ートリッジ１０の装着または取り外しの間、第２の部材
３４の方向へ第１の部材３２が動かされる角度を大きく
できる。

【００１９】第２の部材３４が、左ハウジング側壁１２
の取り付けられている第１の端部４６と、第１の部材３
２の第２の端部３８方向に延伸する第２の端部４８を有
することが好ましい。第１と第２の部材３２と３４が、
感熱プリンターのカートリッジ１０の他の部材と一体に
形成されていることが、好ましい。第１の部材３２が第
２の部材３４から所定の第１の間隔離れているロック位
置と、第１の部材３２が第２の部材３４から第２の所定
の間隔はなれている解放位置との間を、第１の部材は移
動可能である。第２の間隔は、第１の間隔よりも小さ
い。これによって、カートリッジ１０のロック位置で大
きな間隔が取れ、カートリッジ１０の装着または取り外
しの間第１の部材３２が第２の部材３４の方に付勢され
ていると、小さな間隔が達成される。

【００２０】本発明の動作、上記の説明と図面から明白
であると思われるが、さらにほんの少し強調のために説
明する。感熱プリンターのカートリッジ１０は、プリン
ターのドアを片手で開けるのみで感熱プリンター内に挿
入できる。ドアはスプリング装着型である必要はなく、
または付勢力されている必要もない。カートリッジを定
位置に保持するために、感熱プリンターのカートリッジ
１０に圧力をかける必要がないからである。ドアが開か
れた状態では、第１と第２のロック部材３２と３４を押
し出すことによってロック機構３０が作動され、カート
リッジを定位置に押しつける。カートリッジが開口部を
介して挿入され、プリンター２２の側壁２４と２８の間
に在ると、ロック機構は解放される。感熱プリンターの
カートリッジ１０が完全に挿入されると、部材３２と３
４はロック位置を取り、肩部４２はプリンターの側壁２
４に押し付けられている。この位置では、感熱プリンタ
ーのカートリッジ１０を、ロック機構３０上で単に引く
だけでは、取り外すことができない。

【００２１】一方、第１の部材３２の傾斜部４４がプリ
ンター２２の側壁２４の開口部２６と係合あるいは当接
している場合には、ロック機構３０上を引っ張るか押し
てカートリッジを横方向に動かせる。ロック機構３０上
を押すと、カートリッジは、図面で見て、右方へ移動
し、傾斜部４４を右方へ前進させる。傾斜部が右方へ十
分移動すると、傾斜部４４と側壁２４の開口部２６との
接触が終了する。これは側壁２４が傾斜部の端部に到達
するからである。このような場合に、元々は指の力の影
響下にあり、次に側壁２４の開口部２６との傾斜部の接
触による力の影響の下で、第２の部材３４の方へ押しつ
けられていた第１の部材３２は、力から解放され側壁２
４に向かって上方に跳ねる。肩部４２が側壁２４に接触
すると、感熱プリンターのカートリッジ１０は定位置に
ロックされる。第１の部材３２が上方へ跳ね、この明ら
かなスナップ動作によりロックされたことが分かる。

【００２２】上記工程を逆に行って感熱プリンターのカ
ートリッジ１０を取り外せる。すなわち、部材３２と３
４を押すかまたは押し出して、両者を互いに近づけるよ
うにして、側壁２４を肩部４２から外す。ロック機構３
０を図示のように外側に左方へ引き、肩部４２と側壁２
４を外すと、感熱プリンターのカートリッジ１０を外方
へ引き出せる。

【００２３】以上、感熱プリンター用のロック機構の付
いた転写リボン・カートリッジを説明した。カートリッ
ジはプリンターの側壁間に取り付けられる。ロック機構
は、プリンターと協動し、簡単で有効な機械的ロックと
なる。傾斜部４４が側壁２４と係合するとき、側壁２４
が傾斜部４４の端部を横切り、肩部４２に対向する位置
に急速に落ちるときに、スナップ作用が生ずる。これ
は、第１と第２の部材３２と３４が互いに押しつけよう
とする力が急速にそして急激に解除されるからである。
これにより、カートリッジが適切に挿入されたことを積
極的に表すことになる。

【００２４】カートリッジ中のスプールは、内部スプリ
ング力Ｆｓによって内部カートリッジロックに抗して付
勢されている。カートリッジの輸送または保管中にカー
トリッジがプリンターから外されているときは、スプー
ルは回転しない。さらに、スプール駆動装置が供給スプ
ールと係合しているとき、スプールは内部カートリッジ
ロックから外れるように位置を調整されている。このた
めに、カートリッジのプリンターへの挿入時に、オペレ
ータは内部スプリング力Ｆｓを克服する必要がある。

【００２５】以上、本発明を好ましい実施例につき説明
したが、当業者には種々の変形や変更が本発明から逸脱
することなく可能であることは言うまでもない。さら
に、本発明の精神から逸脱すること無しに、種々の変更
あるいは変形を本発明に特定の状況や材料にできること
は明らかである。例えば、ロック機構の部材を合成樹脂
で作ることを想定したが、金属等の他の弾性材料を使う
こともできる。

【００２６】上記の説明から明らかなように、本発明の
ある態様は、以上の説明に限定されることはなく、当業
者には種々の変形と変更が可能であることは明らかであ
る。このような変形と変更は、本発明の概念と範囲から
逸脱するものではない。

【００２７】

【発明の効果】本発明は、カートリッジと一体に形成さ
れたロック機構を使って、カートリッジを簡単に適切に
位置決めできる感熱プリンターのカートリッジを提供す
る。カートリッジは、定位置に摺動させて挿入され、片
手でロックと係合される。

【００２８】本発明は、感熱プリンター用の定位置にロ
ックされ、容易に装着可能なカートリッジを供給する。
カートリッジが定位置にロックされたことを表すスナッ
プ機能があるため、傾斜の付いたロック部材は有利であ
る。力Ｆｃが組み合わされて、カートリッジを外そうと
する。Ｆｃ、ロック機構とプリンターの側壁が一緒にな
って、カートリッジをプリンター内で適切に位置させ
る。価格を増したり、部品の許容誤差を増すようなラッ
チやロック部材の追加は必要ではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に基づくロックを組み入れた感熱プリン
ターのカートリッジの好ましい実施例における簡略化さ
れた平面図である。

【図２】図１のカートリッジの右側面図である。

【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿う断面図である。

【図４】図１−図３に示したロック機構がロック位置に
あることを示すやや拡大した図である。

【図５】図４と同様の図であるが、ロック解除位置にあ
るロック機構を示す。

【符号の説明】

１０ カートリッジ ２０ ロック機構 ２２ 感熱プリンター ２４ 左側壁 ２８ 右側壁 ２６ 側壁の開口部

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 開口部を形成する第１のプリンター側壁
   と、前記第１のプリンター側壁から離れている第２の側
   壁とを有する感熱プリンターにおいて、 前記第１と第２の側壁の間に設けられた感熱転写リボン
   カートリッジ、と前記第１の側壁と係合可能であり、前
   記第１と第２の側壁間の位置に解放可能に前記カートリ
   ッジをロックするための手段を設けたことを特徴とする
   感熱プリンター。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の感熱プリンターであ
   り、前記手段は第１の側壁の開口部を介して前記第１の
   側壁に係合可能な第１の部材を含み、前記カートリッジ
   の前記第１の側壁の方向への動きあるいは、前記第２の
   側壁からの動きを阻止することを特徴とする感熱プリン
   ター。
3. 【請求項３】 請求項２に記載の感熱プリンターであ
   り、前記第１の側壁の開口部に対応する第２の部材を含
   むことを特徴とする感熱プリンター。
4. 【請求項４】 請求項３に記載の感熱プリンターであ
   り、前記第１の部材が前記第１の側壁に当接するロック
   位置と前記第１の部材が前記第１の側壁から離れている
   解放位置との間を前記第１の部材が移動可能であること
   を特徴とする感熱プリンター。
5. 【請求項５】 請求項３に記載の感熱プリンターであ
   り、前記第１の部材が前記第２の部材から第１の所定の
   間隔離れているロック位置と、前記第１の部材が前記第
   ２の部材から第２の所定の間隔離れている解放位置との
   間を前記第１の部材は移動可能であり、前記第２の間隔
   は前記第１の間隔より小さいことを特徴とする感熱プリ
   ンター。
6. 【請求項６】 請求項３に記載の感熱プリンターであ
   り、前記第１と第２の部材は前記カートリッジと一体に
   形成されていることを特徴とする感熱プリンター。
7. 【請求項７】 第１と第２の側壁を有する感熱プリンタ
   ー用の感熱転写リボンカートリッジであり、 前記第１と第２の側壁の間に位置決め可能な本体部と、 前記第１の側壁に係合可能であり、前記第１と第２の側
   壁間に前記カートリッジを解放可能にロックする手段を
   含むことを特徴とする感熱プリンター用の感熱転写リボ
   ンカートリッジ。
8. 【請求項８】 請求項７に記載の感熱プリンターのカー
   トリッジであり、前記手段は前記第１の側壁に係合可能
   な第１の部材を含み、前記カートリッジの前記第１の側
   壁の方への移動と、前記第２の側壁からの移動を阻止す
   ることを特徴とする感熱プリンターのカートリッジ。
9. 【請求項９】 請求項７に記載の感熱プリンターのカー
   トリッジであり、前記第１の側壁に対応する第２の部材
   を含むことを特徴とする感熱プリンターのカートリッ
   ジ。
10. 【請求項１０】 請求項７に記載の感熱プリンターのカ
    ートリッジであり、前記第１の部材が前記第１の側壁に
    接するロック位置と前記第１の部材が前記第１の側壁か
    ら離れている解放位置との間を前記第１の部材は移動可
    能であることを特徴とする感熱プリンターのカートリッ
    ジ。
11. 【請求項１１】 請求項７に記載の感熱プリンターのカ
    ートリッジであり、前記第１の部材が前記第２の部材か
    ら第１の所定の間隔離れているロック位置と、前記第２
    の部材から第２の所定の間隔離れている解放位置との間
    を前記第１の部材は移動可能であり、前記第２の間隔は
    前記第１の間隔より小さいことを特徴とする感熱プリン
    ターのカートリッジ。
12. 【請求項１２】 請求項７に記載の感熱プリンターのカ
    ートリッジであり、前記第１と第２の部材は前記カート
    リッジと一体に形成されていることを特徴とする感熱プ
    リンターのカートリッジ。
13. 【請求項１３】 感熱プリンターのカートリッジであ
    り、 第１の側壁とこの第１の側壁から離れている第２の側壁
    とを有するハウジング、と第１の端部、第２の端部及び
    前記第１と第２の端部間にある中間部を有する第１の部
    材とを含み、前記第１の端部は前記第２のハウジング側
    壁に取り付けられ、前記中間部は、前記第１の部材の前
    記第２の端部に対向し、一端が前記第１の部材の第１の
    端部に向かって下方に傾斜する傾斜部の他端に形成され
    たショルダー部を有し、前記傾斜部が前記第２の側壁に
    関して第１の所定角度傾けられている第１の位置と、前
    記傾斜部が前記第２の側壁に関して第２の角度傾けられ
    ている第２の位置の間を前記第１の部材は移動可能であ
    り、前記第２の角度は前記第１の角度より大きいことを
    特徴とする感熱プリンターのカートリッジ。
14. 【請求項１４】 請求項１３に記載の感熱プリンターの
    カートリッジであり、前記第２のハウジング側壁に取り
    付けられた第１の端部と、前記第１の部材の第２の端部
    方向に延伸する第２の端部を有する第２の部材を含むこ
    とを特徴とする感熱プリンターのカートリッジ。
15. 【請求項１５】 請求項１４に記載の感熱プリンターの
    カートリッジであり、前記第１と第２の部材は前記カー
    トリッジと一体に形成されていることを特徴とする感熱
    プリンターのカートリッジ。
16. 【請求項１６】 請求項１４に記載の感熱プリンターの
    カートリッジであり、前記第１の部材は、前記第１の部
    材が前記第２の部材から第１の所定の間隔離れているロ
    ック位置と、前記第１の部材が前記第２の部材から第２
    の所定の間隔離れている解放位置との間を移動可能であ
    り、前記第２の間隔は前記第１の間隔より小さいことを
    特徴とする感熱プリンターのカートリッジ。