JPH06143424A - 内張りされた管路及びその内張り方法 - Google Patents

内張りされた管路及びその内張り方法

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JPH06143424A
JPH06143424A JP4321295A JP32129592A JPH06143424A JP H06143424 A JPH06143424 A JP H06143424A JP 4321295 A JP4321295 A JP 4321295A JP 32129592 A JP32129592 A JP 32129592A JP H06143424 A JPH06143424 A JP H06143424A
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克良 塚本
Shigeru Toyoda
繁 豊田
Soubun Satou
左右文 佐藤
Masakatsu Hyodo
正勝 兵藤
Kiyoshi Kamigaki
潔志 上垣
Hitoshi Saito
斉藤  均
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Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 管路1の内面に、気密性を有する外層チュー
ブ6を配置し、当該外層チューブ6の内面に、反応硬化
性樹脂を繊維補強材で補強してなる剛直なFRPよりな
る内層内張り材4を配置した。 【効果】 管路1と内張り材4とが接着されていないた
め、地震などにより管路1が破損した場合においても管
路1の変位に内張り材4が追従することができる。また
鋼管のベンド部にに亀裂が生じたときにバリが生じて
も、そのバリにより内張りが破損することがなく、流体
の漏出を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス導管、水道管、下水
道管、通信線や電力線などの敷設管路などの主として地
中に埋設された管路において、補強のために内張りを施
した構造及び、その内張り方法に関するものであって、
特にガス導管のうちの使用圧力3〜10kg/cm2 の中圧
ライン(以下中圧Aライン)というにおける内張りに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】前述のような地中埋設管路に対する内張
り方法としては、筒状の織布若しくは不織布又はそれら
の積層体よりなる筒状繊維補強材の外面に気密性の皮膜
層を形成して内張り材とし、その内張り材の内面に反応
硬化性樹脂液を塗布して筒状繊維補強材に含浸させ、こ
れを流体圧力で裏返しながら管路内に挿通すると共にそ
の流体圧力で管路内面に圧着させ、反応硬化性樹脂液を
硬化させて管路内面に接着すると共に、管路内において
反応硬化性樹脂液と前記筒状繊維補強材とで剛直なFR
P管を形成することが行われている。
【0003】またこの方法においては、地震などによっ
て管路が破損したり継手部分が抜けたりしたような場合
に備え、内張り材と管路内面との接着力を弱め、管路の
破断に伴って内張り材が破断するのを防止すると共に、
内張り材の周方向にガラス繊維や芳香族ポリアミド繊維
などの高強度繊維を配置し、管路が破壊されて内張り材
が露出した状態においても内圧及び外圧に耐え、流体の
流路を確保することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記内張
り方法においては、管路が鋳鉄管やヒューム管などであ
る場合には有効であるが、ガス導管における中圧Aライ
ンのような鋼管について適用すると、十分な効果を発揮
しない。
【0005】ガス中圧ラインにおいては、強度が大きく
靭性の高い炭素鋼の管が使用され、それを溶接して長い
管路系が形成されている。また管路の屈曲部においても
ベンド管を溶接して全体として一体の管路系を構成して
いる。
【0006】ところがかかる管路系において、大地震に
よる地盤の液状化などにより地盤に伸縮が生じると、そ
の歪みがベンド部に集中する傾向がある。
【0007】図3はこのガス中圧Aラインにおける、ベ
ンド部の破壊の状態を示すものである。図3(a)は管
路1のベンド部2を示すものであるが、大地震などによ
り地盤に大きな伸縮が生じたときには、管路1は図中左
右方向に伸長及び圧縮が繰返され、それに伴ってベンド
部2は角度が変化して、激しい曲げ伸ばしの変形を受け
る。
【0008】このときベンド部2が曲げられて曲げ角度
αが大きくなると、ベンド部2の内側が圧迫されて管の
内方に食込み、次いでベンド部2が伸ばされて曲げ角度
αが小さくなると、内側に食込んだ部分が引伸ばされ
る。このようにベンド部2の内側において局部的に激し
く屈曲が生じ、屈曲疲労によって図3(b)に示すよう
にベンド部2の内側に大きな亀裂3が生じることがあ
る。
【0009】この管路1の内面に内張り材4が貼着され
て内張りされている場合には、前記亀裂3の縁は内方に
食込んで鋭いバリ5を生じるため、そのバリ5が図3
(c)に示すように内張り材4を突破り、管路1の損傷
に伴って内張り材4にも損傷が生じるのである。
【0010】鋳鉄管は靭性に乏しいため、破断する場合
にもバリ5が生じることがなく、内張り材4は損傷する
ことがなく流路を確保することができるのであるが、鋼
管は靭性を有するために鋳鉄管のように衝撃により割れ
ることがない反面、ベンド部2などにおいて局部的に応
力が集中すると鋭いバリ5を伴う亀裂3が生じ、内張り
材4にも損傷を与えるのである。
【0011】本発明はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、鋼管の管路1において、ベンド部2などにおい
てバリ5を伴う亀裂3が生じた場合においても内張り材
4が損傷することなく、流路を確保することのできる構
造及びその内張り方法を提供することを目的とするもの
である。
【0012】
【課題を解決する手段】而して本発明の内張りされた管
路は、管路の内面に、気密性を有する外層チューブを配
置し、当該外層チューブの内面に、反応硬化性樹脂を繊
維補強材で補強してなる剛直なFRPよりなる内層内張
り材を配置したことを特徴とするものである。
【0013】また本発明の内張り方法は、管路内に、気
密性を有する外層チューブを挿通し、次いで筒状繊維補
強材に反応硬化性樹脂液を含浸してなる内張り材を前記
外層チューブ内に挿通し、内張り材内に流体圧力を作用
させて膨ませた状態で前記反応硬化性樹脂液を硬化せし
めることを特徴とするものである。
【0014】これらの発明においては、前記外層チュー
ブは、ポリエチレン若しくはナイロンのチューブ又は、
当該チューブを筒状布帛にラミネートしたものを使用す
るのが好ましい。
【0015】また前記繊維補強材としては、周方向に補
強されていて内圧により膨脹しにくく、内圧として管路
の使用圧力を作用させたときの径膨脹が小さいものであ
ることが好ましい。
【0016】以下本発明の内張りされた管路を、図面に
従って説明する。図1は本発明の内張りされた管路を示
すものである。
【0017】1は管路であって、鋼管よりなっている。
そしてその管路1の内側には、気密性の外層チューブ6
が配置されており、当該外層チューブ6は管路1内面に
接着されていない。
【0018】この外層チューブ6はポリエチレン又はナ
イロンなどのガス透過性の小さいプラスチックのチュー
ブ7を有している。図2(a)は外層チューブ6が前記
プラスチックチューブ7のみよりなるものである。
【0019】また図2(b)は外層チューブ6として筒
状の不織布8の内面に前記プラスチックチューブ7をラ
ミネートしたものを使用しており、図2(c)において
は筒状の織布9の内面にプラスチックチューブ7をラミ
ネートしたものを外層チューブ6として使用している。
【0020】次に4は内張り材である。この内張り材4
は反応硬化性樹脂を繊維補強材で補強してなるFRP層
10を有し、該FRP層10の内面に気密性の被膜11
を形成したものである。
【0021】FRP層10を構成する繊維補強材12
は、図2(a)に示すように、たて糸13とよこ糸14
とよりなる筒状織布15の外側に高強度繊維糸16を高
密度で周方向に配置し、当該高強度繊維糸16を前記筒
状織布15のたて糸13で接結し、内圧により過度に膨
脹するのを防止している。
【0022】内張り材4に使用内圧を作用させた状態に
おいて過度に膨脹するものでは、使用状態において内張
り材4は常時管路1内面に押付けられた状態となるの
で、地震などにより管路1が損傷したとき、バリ5によ
り内張り材4が傷付けられる可能性が大きく、好ましく
ない。
【0023】またFRP層10を構成する反応硬化性樹
脂17は、不飽和ポリエステル樹脂又はエポキシ樹脂な
どが使用される。
【0024】而して内張り材4は外層チューブ6の内側
において断面円形を保持しており、反応硬化性樹脂17
により外層チューブ6の内面に接着されていると共に、
外層チューブ6を管路1内面に沿わせている。
【0025】次にこの内張りされた管路を形成するに
は、先ず管路1内に外層チューブ6を挿通する。この外
層チューブ6を挿通するには、管路1内に外層チューブ
6を引張り込んで挿通することもできるが、内外が逆に
なるように製造された外層チューブ6を、流体圧力で裏
返しながら挿通するのが好ましい。
【0026】而して管路1内に外層チューブ6を挿通し
た後、繊維補強材12に反応硬化性樹脂液を含浸した内
張り材4を外層チューブ6内に挿通する。この場合も、
内外が逆となるように製造した内張り材4を、流体圧力
で裏返しながら挿通するのが好ましい。
【0027】内張り材4をそのまま外層チューブ6内に
引込むことも可能ではあるが、反応硬化性樹脂液を含浸
した繊維補強材12が外面に露出した状態の内張り材4
を外層チューブ6内に引込むと、反応硬化性樹脂液の粘
着力により内張り材4と外層チューブ6との滑りが悪
く、引込みが困難である。
【0028】内張り材4を流体圧力で裏返しながら挿通
することにより、内張り材4と外層チューブ6との摩擦
がなく、また裏返り前の内張り材4内に塗布された反応
硬化性樹脂液が流体による外圧で均一に均され、内張り
材4の全体に亙って反応硬化性樹脂液が均等に含浸した
状態で内張りされる。また裏返った内張り材4は流体圧
力により円筒状に膨まされ、外層チューブ6を介して管
路1内面に圧接され、内張り状態となる。
【0029】このようにして管路1内に外層チューブ6
を挿通し、当該外層チューブ6内に内張り材4を挿通
し、その内張り材4内に流体圧力を作用させて円筒状に
膨ませた状態で反応硬化性樹脂液を硬化させる。
【0030】
【作用効果】本発明によれば、内張り材4は繊維補強材
12に反応硬化性樹脂17が含浸されており、剛直なF
RP層10を形成しているが、その内張り材4と管路1
内面との間に外層チューブ6が介在しているため、内張
り材4が管路1と接着していることはない。
【0031】従って前述のように管路1のベンド部2に
おいて亀裂3が生じた場合においても、内張り材4は管
路1から遊離しており、亀裂3の周囲においてバリ5が
内方に突出したときには、内張り材4はそのバリ5に押
されて内方に変形することがあっても、バリ5により内
張り材4が突破られることはなく、管路1の損傷に伴っ
て内張り材4が破壊されることはない。
【0032】特に内張り材4に管路1の使用内圧を作用
させた状態において内張り材4の外径を管路1の内径よ
り小さいものとすることにより、内張り材4は管路1内
において揺動することができ、亀裂3が生じたときにも
内張り材4が容易にバリ5から逃げて、傷付けられるこ
とがない。
【0033】また外層チューブ6として、筒状の不織布
8又は織布9にチューブ7をラミネートしたものを使用
することにより、その筒状の不織布8又は織布9がチュ
ーブ7をバリ5から保護し、バリ5に擦れてチューブ7
や内張り材4が損傷を受けることがなく、内部の流体の
漏出をより有効に防止できる。
【0034】さらに外層チューブ6のチューブ7とし
て、ポリエチレン又はナイロンなどのガス透過性の小さ
い素材を使用することにより、ガスの透過による漏出を
も阻止することができる。
【0035】
【実施例】管路1として、ガス中圧A管(内径204.
7mm、使用圧力10kg/cm2 )を使用した。
【0036】外層チューブ6としては、次のものを使用
した。
【0037】実施例1(ポリエチレンチューブ) 直径200.0mm、肉厚0.45mm、引張り強さ160
kg/cm2 、破断時伸度700%の、低密度ポリエチレン
のチューブ。
【0038】実施例2(不織布) 内径188.6mm、500g/cm2 荷重時における肉厚
4.9mm、密度0.18、引張り強さ25kg/cm 、破断
時伸度120%の、ポリエステル繊維の筒状不織布の内
面に、実施例1のポリエチレンのチューブをラミネート
したもの。
【0039】比較例(外層チューブなし) 外層チューブ6を使用しない。
【0040】内張り材4のFRP層10を構成する繊維
補強材12として、1100d のポリエステルフィラメ
ント糸3本と1000d のポリエステルのスパンライク
フィラメント糸2本とを引揃えた糸条をたて糸13とし
て640本使用し、1000d のポリエステルフィラメ
ント糸を2本引揃えた糸条をよこ糸14として、10cm
間に30本織込んで筒状織布15を織成し、当該筒状織
布15の外面に1500d のアラミド繊維を8本引揃え
た糸条を、周方向に10cm間に15本巻回し、これを1
000d のポリエステルのスパンライクフィラメント糸
を綴じ糸として周方向に32カ所において接結してなる
ものを使用した。
【0041】当該繊維補強材12の重量は1090g/m
、折り幅290mm、肉厚2.6mm、長さ方向の強度3
30kg/cm 、破断圧力23kg/cm2 であった。また管路
1の使用圧力(10kg/cm2 )に加圧したときの外径
は、各実施例及び比較例毎に、次の通りであった。
【0042】 実施例1 205.1mm 実施例2 197.1mm 比較例 206.9mm
【0043】内張り材4のFRP層10を構成する反応
硬化性樹脂17として、エポキシ樹脂を使用した。
【0044】大変形試験 前記各実施例及び比較例により、22.5°のベンド部
2を有する長さ約2mの管路1に内張りし、当該管路1
を図4に示す試験装置を組んだ。
【0045】この試験装置において1はベンド部2を有
する管路であって、その内側に各実施例及び比較例の内
張りが施されている。18は固定支承であって、該固定
支承18上に可動支承19が摺動自在に載置されてお
り、その固定支承18と可動支承19とに跨って前記管
路1が取付けられている。20はセンターホールジャッ
キであって、作動杆21を介して可動支承19を図中左
右に往復させるようになっている。
【0046】管路1を装置に取付け、内張り材4内に1
0kg/cm2 の圧縮空気を送入しながら、センターホール
ジャッキ20により可動支承19を正常な取付け位置か
ら左右に50mm及び100mm往復させ、管路1をベンド
部2で屈曲させた。この状態で管路1に亀裂が発生する
まで及び、内部の圧縮空気が漏出するまでの可動支承1
9の往復回数を1/8回単位で測定した。
【0047】試験の結果は表1の通りであった。
【0048】
【表1】
【0049】引張り試験 長さ900mmの直管を2本、100mmの間隔をおいて直
列に配置し、その2本の管を通して各実施例及び比較例
の内張りを施し、1kg/cm2 の内圧をかけて反応硬化性
樹脂17を硬化させた。
【0050】内張り材4の両端を管の外側端末に固定
し、その内張り材4内に10kg/cm2の水圧をかけ、両
管に引張り力を作用させて、管の間隔が10mm大きくな
る荷重を測定した。
【0051】耐外傷性試験 引張り試験において内張りを施した管を、内圧力10kg
/cm2 、間隔110mmに保持した。この間隔部の内張り
材4の表面に先端角度45°のチゼルを接触させ、その
チゼルを内張り材4表面から3mmの深さまで圧入した。
その状態でチゼルを長さ方向に100mmに亙って10回
往復移動させ、内張り材4が破壊されて加圧水が噴出す
るまでの回数を測定した。
【0052】チゼルを10回往復させて内張り材4が気
密性を保持している場合には、チゼルの圧入深さを2mm
ずつ増して同様の試験を行い、内張り材4が破壊されて
加圧水が噴出するまで繰返した。
【0053】管の変位に対する内張りの追従性試験 長さ900mmの管を2本端末を突合わせて直列に配置
し、その内部に各実施例及び比較例の内張りを施し、内
張り材4内に1kg/cm2 の内圧をかけて反応硬化性樹脂
17を硬化させた。
【0054】内張り材4内の両端を管の外側端末に固定
し、その内張り材内に10kg/cm2の内圧をかけなが
ら、両管を引張って100mm引伸した。このときの最大
荷重及び、途中で内張り材4が破断した場合にはその伸
びを測定した。引張り試験、耐外傷性試験及び追従性試
験の結果を表2に示す。
【0055】
【表2】
【0056】以上の試験結果からも明らかなように、本
発明によれば内張りと管路とが接着されていないために
管路の変位に対して内張りが追従することができ、管路
の破断に伴って内張り材4が破断することがない。
【0057】また内張りの耐外傷性に優れており、管路
1の亀裂に伴って生じたバリにより内張り材4が傷付け
られ、内部の流体が漏出することがない。実施例2にお
いては、不織布が内張り材4を保護するために耐外傷性
が向上することが容易に想像できるが、実施例1におい
てそれ自体耐外傷性には全く寄与しないポリエチレンチ
ューブを外層チューブ6として使用したものにおいて
も、比較例に比べて耐外傷性が大巾に向上しており、内
張りが管路1に接着されていないことが耐外傷性の向上
に大きく寄与していることが理解できる。
【0058】そしてベンド部2を有する管路1に内張り
した状態における大変形試験において、本発明の実施例
では管路1に亀裂が生じてから流体が漏出するまでの回
数が大きくなっており、鋼管が地震などにより損傷が生
じた場合においても、内張りが流路を確保し得ることが
判る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の内張りされた管路の横断面図
【図2】 本発明の内張りされた管路の主要部の拡大横
断面図
【図3】 従来の内張りされた鋼管のベンド部を示すも
のであって、(a)はベンド部を有する鋼管の側面図、
(b)はそのベンド部に亀裂が生じた状態の側面図、
(c)は亀裂が生じたベンド部の拡大中央縦断面図
【図4】 内張りされた管路の大変形試験装置の側面図
【符号の説明】
1 管路 4 内張り材 6 外層チューブ 7 チューブ 8,9 筒状布帛 12 繊維補強材 17 反応硬化性樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 23:22 4F (72)発明者 佐藤 左右文 神奈川県川崎市高津区梶ケ谷2−11−2 東京ガス梶ケ谷独身寮 (72)発明者 兵藤 正勝 大阪府高槻市松ケ丘4−11−14 (72)発明者 上垣 潔志 兵庫県宝塚市寿町6−15 (72)発明者 斉藤 均 大阪府豊中市上新田1−24−E−604

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路(1)の内面に、気密性を有する外
    層チューブ(6)を配置し、当該外層チューブ(6)の
    内面に、反応硬化性樹脂(17)を繊維補強材(12)
    で補強してなる剛直なFRPよりなる内層内張り材
    (4)を配置したことを特徴とする、内張りされた管路
  2. 【請求項2】 前記外層チューブ(6)が、ポリエチレ
    ン若しくはナイロンのチューブ(7)又は、当該チュー
    ブ(7)を筒状布帛(8,9)にラミネートしたもので
    あることを特徴とする、請求項1に記載の内張りされた
    管路
  3. 【請求項3】 前記繊維補強材(12)が、管路(1)
    の使用内圧を作用させた状態において径膨脹が小さいこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の内張りされた管路
  4. 【請求項4】 管路(1)内に、気密性を有する外層チ
    ューブ(6)を挿通し、次いで筒状繊維補強材(12)
    に反応硬化性樹脂液を含浸してなる内張り材(4)を前
    記外層チューブ(6)内に挿通し、内張り材(4)内に
    流体圧力を作用させて膨ませた状態で前記反応硬化性樹
    脂液を硬化せしめることを特徴とする、管路の内張り方
  5. 【請求項5】 前記外層チューブ(6)が、ポリエチレ
    ン若しくはナイロンのチューブ(7)又は、当該チュー
    ブ(7)を筒状布帛(8,9)にラミネートしたもので
    あることを特徴とする、請求項5に記載の管路の内張り
    方法
  6. 【請求項6】 前記筒状繊維補強材(12)が、管路
    (1)の使用内圧を作用させた状態において径膨脹が小
    さいことを特徴とする、請求項5に記載の管路の内張り
    方法
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