JPH06143382A - 弧状部材成形機におけるセグメント搬入装置 - Google Patents

弧状部材成形機におけるセグメント搬入装置

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JPH06143382A
JPH06143382A JP4323611A JP32361192A JPH06143382A JP H06143382 A JPH06143382 A JP H06143382A JP 4323611 A JP4323611 A JP 4323611A JP 32361192 A JP32361192 A JP 32361192A JP H06143382 A JPH06143382 A JP H06143382A
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JP
Japan
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segment
arc
shaped member
cam
rotating
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Withdrawn
Application number
JP4323611A
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English (en)
Inventor
Masayuki Osawa
正行 大沢
Takashi Yokoi
横井  隆
Yukihiko Sai
幸彦 細
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 下型27の回転中にセグメント交換のために
空のセグメントTを高速でしかも確実に搬入する。 【構成】 セグメントTの搬入時には第1、第2カム
面53a、54aからの駆動力によって同時に平行リンク57
を揺動させるとともに摺動台56を移動させ、セグメント
Tを支持している支持体58を上下および半径方向の合成
方向に移動させる。この結果、支持体58は所定軌跡Qに
沿って移動し、空のセグメントTを搬入する。このと
き、支持体58はカム体52によってその移動が制御されて
いるので、高速でかつ正確な移動が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2個のセグメントか
らなる回転中の下型上に押出し手段から押出し材料を押
出し粘着させて弧状部材を成形する弧状部材成形機にお
いて、セグメント交換のために空のセグメントを搬入す
るセグメント搬入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の弧状部材成形機としては、例えば
本出願人が以前に提案した特開平 4ー226741号公報に記
載されているようなものが知られている。このものは、
略半円形をしたセグメントを2個組み合わせて形成され
た略円板状の下型と、下型を垂直な中心軸回りに回転さ
せる回転手段と、口金が下型に近接して配置され、該口
金から押出し材料を回転中の下型上に粘着させながら押
し出して弧状部材を成形する押出し手段と、いずれかの
セグメント上に略半周に亘って弧状部材が成形されたと
き、該弧状部材をセグメントの境界に沿って切断するカ
ッターと、を備えたもので、カッターによる切断後、略
半周に亘って弧状部材が付着しているセグメントを搬出
するとともに、前記搬出されたセグメントの代わりの空
のセグメントを搬入するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記成
形機においては、空のセグメントを搬入するセグメント
搬入装置の具体的な構造を提案していなかった。
【0004】この発明は、前述のような弧状部材成形機
に好適で、しかも高速かつ確実に空のセグメントを弧状
部材成形機に搬入することができるセグメント搬入装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、略半
円形をしたセグメントを2個組み合わせて形成された略
円板状の下型と、下型を垂直な中心軸回りに回転させる
回転手段と、口金が下型に近接して配置され、該口金か
ら押出し材料を回転中の下型上に粘着させながら押し出
して弧状部材を成形する押出し手段と、いずれかのセグ
メント上に略半周に亘って弧状部材が成形されたとき、
該弧状部材をセグメントの境界に沿って切断するカッタ
ーと、略半周に亘って弧状部材が付着しているセグメン
トを下型の回転中に搬出する搬出手段と、前記搬出され
たセグメントの代わりの空のセグメントを下型の回転中
に搬入するセグメント搬入装置と、を備えた弧状部材成
形機において、前記セグメント搬入装置は、前記下型と
同期して回転し、外周に第1、第2カム面を有するカム
体と、空のセグメントを下方から支持することができる
支持体と、第1カム面から駆動力を受けて作動し、前記
支持体を上下方向に移動させる上下方向移動機構と、第
2カム面からの駆動力を受けて作動し、前記支持体を下
型の半径方向に移動させる半径方向移動機構と、を有
し、これら上下方向移動機構および半径方向移動機構を
同時に作動させることにより、支持体およびセグメント
を所定軌跡に沿って移動させるようにすることにより達
成することができる。
【0006】
【作用】今、回転手段によって下型が中心軸回りに回転
されるとともに、押出し手段の口金から押出し材料が下
型上に粘着されながら押し出され、これにより、該下型
上に前記中心軸を中心とする弧状部材が成形されている
とする。そして、下型を構成するいずれかのセグメント
上に弧状部材が半周(全領域)に亘って成形されると、
カッターによって該弧状部材をセグメントの境界に沿っ
て切断する。これにより、切り離された弧状部材および
この弧状部材が付着しているセグメントを弧状部材成形
機から取り出すことが可能となる。次に、搬出手段によ
ってこの弧状部材が付着しているセグメントを弧状部材
成形機から搬出する。このとき、第1、第2カム面から
それぞれ駆動力を受けた上下方向移動機構および半径方
向移動機構が同時に作動して、空のセグメントを下方か
ら支持している支持体が所定軌跡に沿って移動され、該
空のセグメントが前記搬出されたセグメントの代わりと
して弧状部材成形機に搬入されるとともに、残っていた
セグメントと組み合わされて下型となる。ここで、空セ
グメント搬入の駆動力およびタイミングをカム体のカム
面から与えるようにしているので、その搬入作業が高速
かつ確実となる。しかも、上下方向移動機構および半径
方向移動機構を同時に作動しているので、順次作動させ
た場合より搬入時間が短縮され、作業を高速化すること
ができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1、2、3において、11は回転手段であ
り、この回転手段11はケーシング12と、このケーシング
12内に挿入された垂直な回転軸13とを有し、この回転軸
13は図示していない歯車を介して伝達されるモータから
の駆動力により回転される。この回転軸13の上端には受
け体14が固定され、この受け体14は半径方向に延びる細
長い延在部14aを一対有し、これらの延在部14aは互い
に 180度離れて配置されている。
【0008】図1、2、3、4、5、6において、18、
19は略半円状をした2個のセグメントであり、各セグメ
ント18、19は下方に向かって延びる略半円筒状をした半
円筒部20を有し、この半円筒部20の上端には弧状溝21が
それぞれ形成されている。一方、前記受け体14には垂直
に延びる半円筒状をした2個のスライダ22が昇降可能に
支持され、これらのスライダ22は互いに 180度離れて配
置されている。そして、これらのスライダ22はスプリン
グ23によって常時上方に向かうよう付勢されている。24
は受け体14に昇降可能に挿入された2本の垂直なスライ
ドロッドであり、これらのスライドロッド24は互いに 1
80度離れるとともに、前記スライダ22の周方向中央部近
傍に配置されている。各スライドロッド24の上端には水
平な弧状の係止爪25が固定され、これら係止爪25は外端
部に下方に向かって延びる円弧状の嵌合部26を有する。
そして、これら係止爪25の嵌合部26は、前記セグメント
18、19の半円筒部20の内周が受け体14の外周に面接触
し、その下端部がスライダ22の上端に係合していると
き、弧状溝21内に挿入され、これにより、これらセグメ
ント18、19は係止爪25およびスライダ22により上下から
把持されて回転手段11に着脱可能に取り付けられる。こ
のように、2個のセグメント18、19が回転手段11に取り
付けられて組み合わされると、これらセグメント18、19
は略円板状を呈し、下型27を構成する。そして、この下
型27は前記回転手段11が作動して回転軸13が回転する
と、この回転軸13とともに中心軸Z回りに回転する。前
記スライドロッド24の周方向両側の受け体14には垂直な
2本(合計4本)のスライドシャフト28、29が昇降可能
に挿入され、これらスライドシャフト28、29の上部は前
記係止爪25を貫通し、その下部同士は弧状のブラケット
42によって連結されている。また、これらスライドシャ
フト28、29の中央部にはスリット30がそれぞれ形成さ
れ、これらのスリット30内にはピン31を介してスライド
シャフト28、29に揺動可能に連結された支持爪32の基端
部が挿入されている。そして、これら支持爪32は通常ス
リット30の下面に当接して半径方向外側に向かって延在
し、先端部がスリット30から突出するとともに、セグメ
ント18、19の半円筒部20の下端面に当接している。ま
た、これらスライドシャフト28、29の上端に形成された
フランジ33と係止爪25の上面との間にはスプリング34が
介装されている。35はスライドロッド24、スライドシャ
フト28、29より下方のケーシング12の外周に固定された
リング状の支持体であり、この支持体35の片側部上面に
は周方向に離れた3個のカム36、37、38が設けられてい
る。これらカム36、37、38から回転軸13の中心軸Zまで
の距離はこれらカム36、37、38においてそれぞれ異なっ
ており、また、カム37の高さはカム36、38の高さより高
い。そして、前記カム36にはスライドシャフ28の下端に
回転可能に支持されたカムフォロア39が、また、カム37
にはスライドロッド24の下端に回転可能に支持されたカ
ムフォロア40が、さらに、カム38にはスライドシャフト
29の下端に回転可能に支持されたカムフォロア41が同時
に係合することができる。
【0009】45は下型27の上方に設置された押出し手段
としての押出し機であり、この押出し機45においては、
スクリュー46が回転することにより押出し材料、ここで
は高温で軟弱な生ゴムが先端に向かって移送される。ま
た、前記押出し機45の先端には前記下型27の直上に近接
配置された口金47が固定され、この口金47から前記押出
し材料が下型27上に粘着されながら直接押し出される。
このとき、下型27は回転手段11によって回転しているの
で、下型27上に押出された押出し材料は下型27の中心軸
Zを中心とする弧状部材Kとなる。48はセグメント18ま
たは19上に全角度範囲(略半周)に亘って弧状部材Kが
成形されると、受け体14の延在部14aに沿って移動し、
該延在部14aと協働して弧状部材Kをほぼ下型27の分割
位置に沿って切断するカッターである。
【0010】50は基端部が前記ケーシング12に固定され
たフレームであり、このフレーム50の下部には水平な回
転シャフト51が回転可能に支持され、この回転シャフト
51は前記回転軸13を回転させるモータからの駆動力を図
示していない歯車を介して受けることにより、回転軸13
と同期して回転する。この回転シャフト51にはカム体52
を構成する2個の第1、第2回転カム53、54が固定さ
れ、これらの第1、第2回転カム53、54は略長円状をし
ているとともに、互いに90度周方向にずれた状態で回転
シャフト51に取り付けられ、外周に第1、第2カム面53
a、54aをそれぞれ有している。
【0011】前記カム体52の上方でこれより半径方向外
側のフレーム50には半径方向に延びる水平な複数本のガ
イドシャフト55が取り付けられ、これらのガイドシャフ
ト55には半径方向に移動可能な摺動台56が支持されてい
る。この摺動台56には一対の平行リンク57の外端部が揺
動可能に連結され、これら平行リンク57の内端部は空の
セグメントTを下方から支持する支持体58に揺動可能に
連結されている。59はフレーム50に取り付けられたブラ
ケット60に中央部が揺動可能に支持された第1リンクで
あり、この第1リンク59の内端には第1回動カム53の第
1カム面53aに転がり接触するカムフォロア61が回転可
能に支持されている。また、この第1リンク59の外端に
は第2リンク62の下端が連結され、この第2リンク62の
上端は一方の平行リンク57の中央部に連結されている。
この結果、前記第1回転カム53が回転すると、第1、第
2リンク59、62および平行リンク57が揺動して、支持体
58がほぼ上下方向に平行移動する。前述した平行リンク
57、第1、第2リンク59、62は全体として、第1カム面
53aから駆動力を受けて作動し、前記支持体58を上下方
向に移動させる上下方向移動機構63を構成する。また、
前記フレーム50に取り付けられたブラケット64には第3
リンク65の中央部が揺動可能に支持され、この第3リン
ク65の下端には第2回転カム54の第2カム面54aに転が
り接触するカムフォロア66が回転可能に支持されてい
る。また、この第3リンク65の上端には第4リンク67の
内端が連結され、この第4リンク67の外端は摺動台56に
連結されている。この結果、前記第2回転カム54が回転
すると、第3、第4リンク65、67が揺動して摺動台56、
支持体58が共に下型27の半径方向に平行移動する。前述
した摺動台56、第3、第4リンク65、67は全体として、
第2カム面54aからの駆動力を受けて作動し、前記支持
体58を半径方向に移動させる半径方向移動機構68を構成
する。そして、これら上下方向移動機構63および半径方
向移動機構68は、第1、第2回転カム53、54が共に回転
シャフト51に固定されているので、同時に作動するが、
このとき、これら第1、第2回転カム53、54の第1、第
2カム面53a、54aが所定形状となっているので、支持
体58およびこの支持体58に支持された空のセグメントT
は図2に仮想線で示す所定軌跡Qに沿って移動する。前
記支持体58は上部に空のセグメントTを把持する把持具
70を有し、この把持具70は、図7に示すように、一対の
回転可能なローラ71と、空のセグメントTの下面に設け
られた係止ピン72に係合可能なVブロック73と、前記V
ブロック73を両側からガイドして該Vブロック73の移動
方向を空のセグメントTの半径方向に規定するガイド74
と、前記Vブロック73を係止ピン72に向かって付勢する
スプリング75と、を備えている。そして、この把持具70
は、両ローラ71が空のセグメントTの半円筒部20の外周
に当接し、Vブロック73が係止ピン72にスプリング75に
よって押し付けられることで、空のセグメントTを把持
する。前述したフレーム50、カム体52、上下方向移動機
構63、半径方向移動機構68は全体として、下型27の回転
中に空のセグメントTを弧状部材成形機に搬入するセグ
メント搬入装置69を構成し、このセグメント搬入装置69
は弧状部材成形機から成形部材Kが付着しているセグメ
ントを搬出手段80によって搬出しているとき、空のセグ
メントTを前記搬出されるセグメントの代わりに搬入す
る。
【0012】次に、この発明の一実施例の作用について
説明する。まず、回転手段11を作動して受け体14、下型
27を中心軸Z回りに回転させるとともに、押出し機45を
作動してスクリュー46を回転させる。これにより、押出
し材料は押出し機45の先端に向かって移送された後、口
金47から下型27上に粘着されながら押出される。このと
き、下型27は前述のように回転しているため、押出し材
料は弧状に屈曲し中心軸Zを中心とする弧状部材Kに成
形される。
【0013】そして、一方のセグメント、例えばセグメ
ント18上に弧状部材Kが全領域(半周)に亘って粘着さ
れると、受け体14の延在部14aと平行にカッター48を移
動し、弧状部材Kをセグメント18、19の境界に沿って切
断する。このとき、セグメント18上には半周、即ち 180
度に亘って円周方向に延びる弧状部材Kが付着されてい
る。そして、このような切断により、切り離された弧状
部材Kおよびこの弧状部材Kが付着しているセグメント
18を弧状部材成形機から取り出すことが可能となる。次
に、スライドロッド24およびスライドシャフト28、29の
カムフォロア40および39、41が同時にカム37および36、
38に乗り上げ、これらスライドロッド24、スライドシャ
フト28、29が上昇を開始する。この結果、前記弧状部材
Kが付着しているセグメント18は、スライドシャフト2
8、29の支持爪32によって押し上げられる。このとき、
係止爪25はスライドロッド24が上昇することで、嵌合部
26がセグメント18の弧状溝21に嵌合した状態のまま上昇
するが、前記カム37のカム高さがカム36、38のカム高さ
より高いので、係止爪25はセグメント18に先行して上昇
し、この結果、スライドロッド24が上昇限近傍まで上昇
すると、係止爪25の嵌合部26は弧状溝21から上方に抜き
出され、セグメント18を把持から解放する。このとき、
搬出手段80が前記切り離された弧状部材Kが付着してい
るセグメント18を下型27の回転中に把持して次工程へ搬
出する。
【0014】一方、セグメント搬入装置69においては、
回転軸13の回転に連動した回転シャフト51の回転によ
り、第1、第2回転カム53、54が回転し、これら第1、
第2回転カム53、54の第1、第2カム面53a、54aによ
り第1、第3リンク59、65が同時に図2において反時計
回りに揺動され、これにより、平行リンク57が外端を中
心として時計回りに回動するとともに、摺動台56がガイ
ドシャフト55にガイドされながら半径方向内側に向かっ
て移動する。この結果、空のセグメントTを下方から支
持している支持体58には前記平行リンク57の回動によっ
て上方に向かう移動力が、また摺動台56の移動によって
半径方向内側に向かう移動力が同時に与えられ、これに
より、支持体58はこれら移動力の合成方向に移動する。
このように、この実施例では上下方向移動機構63および
半径方向移動機構68を同時に作動させて支持体58を移動
させるようにしているので、これら両機構63、68を順次
作動させた場合より空セグメントTの搬入時間が短縮さ
れ、作業を高速化することができる。そして、前記合成
方向は第1、第2カム面53a、54aの形状に従って時間
の経過と共に変化するため、支持体58は図2に仮想線で
示す所定軌跡Qに沿って移動する。次に、第1、第2回
転カム53、54が 1/4回転して、支持体58が図7に示すよ
うに上限でかつ内側限まで移動すると、支持体58に支持
されている空のセグメントTはセグメント18が取り去ら
れた支持爪32と係止爪25との間に搬入され、その半円筒
部20の内周が受け体14の外周に押し付けられる。このよ
うに空セグメントTの搬入の駆動力およびタイミングを
カム体52の第1、第2カム面53a、54aから与えるよう
にしているで、搬入作業が高速かつ確実となる。このと
き、カムフォロア39、40、41がカム36、37、38を下り始
め、スライドロッド24、係止爪25、スライドシャフト2
8、29、支持爪32が下降を開始する。そして、この下降
開始初期に係止爪25の嵌合部26が空セグメントTの弧状
溝21内に挿入され、また、支持爪32が空のセグメントT
の半円筒部20の下端面に当接し、該空のセグメントTが
支持体58から弧状部材成形機の受け体14に受け渡され
る。このようにして空のセグメントTが受け体14に受け
渡されると、空のセグメントTが回転軸13、受け体14と
ともに回転を開始するため、把持具70が空のセグメント
Tに引っ張られて回転しようとする。しかしながら、こ
のとき、ローラ71が空のセグメントTの半円筒部20の外
周を転動し、一方、Vブロック73が空のセグメントTの
係止ピン72に押されてスプリング75を圧縮しながら後退
するため、Vブロック73は係止ピン72から離脱する。こ
のように把持具70は空のセグメントTから容易に離脱す
るため、空のセグメントTとともに回転するようなこと
はない。
【0015】その後、スライドロッド24、スライドシャ
フト28、29は下降限まで下降するが、このとき、空のセ
グメントTは残っているセグメント19と同一高さとなる
とともに、該セグメント19と組み合わされて下型27を再
度構成する。一方、支持体58は第1、第2回転カム53、
54の回転によって平行リンク57が図2において反時計回
りに回動するとともに、摺動台56が半径方向外側に移動
するため、前記所定軌跡Qの沿って下降するとともに半
径方向外側に移動する。そして、前記第1、第2回転カ
ム53、54が半回転すると、支持体58は初期位置に復帰す
る。以上が空セグメントTを搬入する作業の1サイクル
であり、以後このサイクルが繰り返される。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、高速かつ確実に空のセグメントを弧状部材成形機に
搬入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す概略平面図である。
【図2】セグメント搬入装置近傍の概略正面図である。
【図3】下型近傍の断面正面図である。
【図4】セグメントの斜視図である。
【図5】図3のIーI矢視断面図である。
【図6】図3のIIーII矢視図である。
【図7】支持体の把持具近傍の平面図である。
【図8】セグメントの搬入状態を説明する概略正面図で
ある。
【符号の説明】
11…回転手段 18、19…セグメント 27…下型 45…押出し手段 47…口金 48…カッター 52…カム体 53a、54a…第1、第2カ
ム面 58…支持体 63…上下方向移動機構 68…半径方向移動機構 69…セグメント搬入装置 70…搬出手段 Z…中心軸 K…弧状部材 Q…所定軌跡

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略半円形をしたセグメントを2個組み合わ
    せて形成された略円板状の下型と、下型を垂直な中心軸
    回りに回転させる回転手段と、口金が下型に近接して配
    置され、該口金から押出し材料を回転中の下型上に粘着
    させながら押し出して弧状部材を成形する押出し手段
    と、いずれかのセグメント上に略半周に亘って弧状部材
    が成形されたとき、該弧状部材をセグメントの境界に沿
    って切断するカッターと、略半周に亘って弧状部材が付
    着しているセグメントを下型の回転中に搬出する搬出手
    段と、前記搬出されたセグメントの代わりの空のセグメ
    ントを下型の回転中に搬入するセグメント搬入装置と、
    を備えた弧状部材成形機において、前記セグメント搬入
    装置は、前記下型と同期して回転し、外周に第1、第2
    カム面を有するカム体と、空のセグメントを下方から支
    持することができる支持体と、第1カム面から駆動力を
    受けて作動し、前記支持体を上下方向に移動させる上下
    方向移動機構と、第2カム面からの駆動力を受けて作動
    し、前記支持体を下型の半径方向に移動させる半径方向
    移動機構と、を有し、これら上下方向移動機構および半
    径方向移動機構を同時に作動させることにより、支持体
    およびセグメントを所定軌跡に沿って移動させるように
    したことを特徴とする弧状部材成形機におけるセグメン
    ト搬入装置。
JP4323611A 1992-11-09 1992-11-09 弧状部材成形機におけるセグメント搬入装置 Withdrawn JPH06143382A (ja)

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JPH06143382A true JPH06143382A (ja) 1994-05-24

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