JPH06142315A - 遊技球排出装置 - Google Patents

遊技球排出装置

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Publication number
JPH06142315A
JPH06142315A JP30192292A JP30192292A JPH06142315A JP H06142315 A JPH06142315 A JP H06142315A JP 30192292 A JP30192292 A JP 30192292A JP 30192292 A JP30192292 A JP 30192292A JP H06142315 A JPH06142315 A JP H06142315A
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JP
Japan
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game ball
mounting
rotation
discharging device
gear
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Application number
JP30192292A
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English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組み付け工程を減らし、組み付け作業を簡単
化できて、組み付け時間を短縮することができる遊技球
排出装置を提供すること。 【構成】 ケーシング10を構成する分割可能なケース
11,12,13の内、前記右ケース13の内壁13A
に、停止機構収容室13a、回動機構収容室13b、軸
受け部13c、取付軸13dをそれぞれ前記右ケースと
一体に成形した。そして内部機構を構成する前記送出機
構40を軸受け部13cに、回動機構70を前記回動機
構収容室13bに、停止機構100を前記停止機構収容
室13aに、前記回動機構70を構成しその回動力を前
記送出機構40に伝達する歯車73を取付軸13dにそ
れぞれ、同一方向、即ち左方向から取り付けられるよう
にした。したがって組み付けの作業内容を簡単化するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は遊技球の賞球を行った
り、遊技球の貸出を行う遊技球排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機にあっては、パチンコ玉
を貯留する貯留タンクを遊技盤の裏面上部に取り付け、
この貯留タンクを誘導路等を介してパチンコ玉(遊技
球)排出装置に連絡する。そして貯留タンク内のパチン
コ玉を賞球あるいは貸し球としてパチンコ玉排出装置に
より遊技盤前面の供給皿等に送り出している。
【0003】ところで従来の遊技球排出装置にはカム
(ストッパ)式のもの、スプロケット式のもの、リード
スクリュー式のもの、等がある。このスプロケット式の
ものには遊技球の自然落下による玉圧を利用してスプロ
ケットを回転させるもの、あるいはモータ等の駆動源を
利用してスプロケットを回転させるものがある。前者の
例として特開平4−90780号に開示されている賞球
排出装置を挙げることができる。この賞球排出装置では
この装置を構成する部品が多く、組立工程が複雑になる
ばかりでなく、それらの部品間の位置決めが必要にな
り、位置決めの正確性も必要になってくる。後者の例と
して特開平3−49786号に開示されている賞球放出
装置を挙げることができる。この賞球放出装置は前記賞
球排出装置よりも部品点数が少ないものの、組立途中で
の部品のネジ止めが必要であり、また組立に際し部品を
複数の方向から取り付けなければならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って前者の賞球排出
装置でも、後者の賞球放出装置でも、作業工程が多く、
組み付けも複雑で、組み付け時間がかかるという問題点
を抱えていた。そこで本発明では組み付け工程を減ら
し、組み付け作業を簡単化できて、組み付け時間を短縮
することができる遊技球排出装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
第1の発明は、ケーシングに所定数の遊技球を排出する
内部機構を収容した遊技球排出装置において、前記ケー
シングは分割可能な複数のケースからなり、それらのケ
ースの内、前記ケーシングの側部をなす側部ケース内壁
に前記内部機構を取り付ける取付部を設け、前記内部機
構を前記取付部に取り付けるように前記側部ケースの内
壁に向けて一方向から取付けできるように構成した。ま
た第2の発明は、前記内部機構は案内通路を介して案内
された遊技球を送り出す送出機構と、該送出機構を回動
させる回動機構と、所定数の遊技球が排出された場合に
前記送出機構の回動を停止させる停止機構とからなり、
前記取付部は前記送出機構を取り付ける軸受け部と、前
記回動機構を取り付ける回動機構収容室と、前記停止機
構を取り付ける停止機構収容室と、前記回動機構を構成
しその回動力を前記送出機構に伝達する歯車を取り付け
る取付軸とからなり、前記送出機構を前記軸受け部に、
前記回動機構を前記回動機構収容室に、前記停止機構を
前記停止機構収容室に、前記歯車を前記取付軸に、それ
ぞれ一方向から取付けできるように構成した。
【0006】
【作用】上記第1の発明によれば、ケーシングの側部を
なす側部ケース内壁に、内部機構を取り付ける取付部を
設けているので、そのケース内壁に向けて一方向、例え
ば左方向より内部機構を取り付けることができる。した
がって複数の方向から内部機構を組み付ける場合よりも
組み付けの作業内容が簡単化されることになる。また上
記第2の発明によれば、内部機構を送出機構、回動機構
及び停止機構とで構成し、送出機構を軸受け部に、回動
機構を回動機構収容室に、停止機構を停止機構収容室
に、回動機構を構成しその回動力を前記送出機構に伝達
する歯車を取付軸に、それぞれ同一方向で取り付けるこ
とができる。したがって内部機構の構成を少なくして、
かつ組み付けの作業内容が簡単化されることになる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本願発明の実施例に
ついて説明する。図1〜図2には本願発明に係る遊技球
排出装置6に用いた遊技機としてのパチンコ遊技機の一
実施例を示している。図3〜図12にはこの発明に係る
遊技球排出装置6の一実施例を示している。
【0008】図1はパチンコ遊技機全体の前方から見た
斜視図、図2はパチンコ遊技機の裏面図である。図1お
よび図2において、1で示すものはパチンコ遊技機、2
で示すものはパチンコ玉貸出用の玉貸機であり、これら
遊技機1と玉貸機2とは一体的に組み付けられている。
この玉貸機2は、カードリーダ、球貸し制御装置(それ
ぞれ図示せず)等を内蔵しており、球貸し制御装置はパ
チンコ遊技機の裏機構3を構成する球排出制御装置5
(図2参照)と接続されている。そして遊技者がプリペ
イドカードをカード挿排口2aに挿入し変換ボタン2b
を押すと、球貸し制御装置と球排出制御装置5の間で球
貸しに関する信号が授受され、該球排出制御装置5に接
続されている遊技球排出装置6により遊技球(パチンコ
球)の貸出が行われるようになっている。
【0009】遊技機1の前面側の遊技盤1aには遊技領
域1bが設けられており、その遊技領域1bには例えば
特別遊技の権利を発生させる可変表示ゲームを行う可変
表示装置、遊技者に特別遊技を行わせる変動入賞装置等
が設けられている(それぞれ図示せず)。これらの可変
表示装置、変動入賞装置等はパチンコ遊技機の裏機構3
を構成する遊技盤制御装置4(図2参照)と接続され
て、それぞれの動作が制御されている。該遊技盤制御装
置4は前記球排出制御装置5と接続されており、その球
排出制御装置5は遊技盤制御装置4からの賞球データに
基づいて遊技球排出装置6を制御して所定数の賞球を払
い出すようにしている。
【0010】該遊技球排出装置6には2条の誘導路3b
を介して貯留タンク3aから遊技球が供給されるように
なっていて、遊技球排出装置6から排出される貸玉ある
いは賞球は流下樋7を介してパチンコ遊技機1の前面の
供給皿1cに供給されるようになっている。
【0011】次に本発明に係る遊技球排出装置6の構成
例を図3〜図12に基づいて説明する。図3は左斜方向
からの前記遊技球排出装置6の斜視図であり、図4は前
記遊技球排出装置6の正面図であり、図5は遊技球排出
装置6を構成する玉検出手段としての排出センサの取付
方法を示した説明図であり、図6は右斜方向からの前記
遊技球排出装置6の斜視図であり、図7は前記遊技球排
出装置6の内部機構を示した左斜方向からの透視斜視図
である。
【0012】図3に示すように、遊技球排出装置6はそ
の左の側部をなす左ケース11、中ケース12、その右
の側部をなす右ケース13、配線カバー14に分割可能
な、透明なケーシング10によって外形が構成されてい
る。そして右ケース13が本発明に係る側部ケースを構
成している。該ケーシング10の平面部には前記2条の
誘導路3bに対応させる遊技球入口15,16がそれぞ
れ設けられており、また底面部には遊技球出口17,1
8(図7参照)がそれぞれ設けられている。図4に示す
ように、該ケーシング10の正面部には前記球排出制御
装置5からの接続線を中継する中継基板19が取り付け
られており、その中継基板19の下方には排出センサ9
0,91(後述)がそれぞれ取り付けられている。さら
にその下方には案内通路30,31(後述)をそれぞれ
臨ませる開口部20,21がそれぞれ設けられている。
【0013】前記排出センサ90,91は、前記案内通
路30,31に沿って流下してきた遊技球が送出機構4
0(後述)によって送り出された場合に、その遊技球を
検出するものである。図5に示すように、該排出センサ
90,91は前記ケーシング10の側壁10b,10c
に設けられた玉検出手段取付部90B,90C(後に詳
述)を介して着脱自在に取り付けられるようになってい
る。したがって排出センサを外部から取り付けたり取り
外したりすることがてきるので、賞球排出装置の製造時
にセンサを逆向きに組み込んでしまっても装置を解体す
る必要はない。また遊技機の営業中に、センサが破壊し
ても、装置を解体せずに故障したセンサを取り外して正
常なセンサに取り替えることができる。この実施例に係
る遊技球排出装置6には先述のように中継基板19も装
置の正面に取り付けられているので、排出センサを取り
付けた後、そのままそれらの信号線90a,91aをそ
れぞれ前記中継基板19に接続できるようになってい
る。
【0014】図6に示すように、該ケーシング10の右
側面には後述する駆動源としてのモータ70Aの一部を
露出させる円形のモータ開口部22が設けられており、
モータ70Aの冷却が図られている。なお、23は停止
部材駆動手段を構成するストッパ用ソレノイド102
(後述)のための放熱孔である。上記のように構成され
た遊技球排出装置6は、前記排出センサ90,91、前
記中継基板19が遊技機の裏面に臨むように、即ち、正
面部を臨ませるように、24で示す取付部を介してワン
タッチでパチンコ遊技機の裏機構3に着脱できるように
なっている。
【0015】ケーシング10の内部には図7に示すよう
に、前記左ケース11と中ケース12との合わせ部、中
ケース12と右ケース13との合わせ部にそれぞれ遊技
球を前記遊技球入口15,16から遊技球出口17,1
8に案内する案内通路30,31(図12を併せて参
照)が設けられ、内部機構として該案内通路30,31
にそれぞれ案内される遊技球を遊技球出口17,18に
向かって送り出す送出機構40と、該送出機構40を回
動させる回動機構70(図9を併せて参照)と、前記送
出機構40の回動を停止させる停止機構100とがそれ
ぞれ収容されている。そして前記排出センサ90,91
が前記送出機構40によって送り出された遊技球を検出
するように取付けられている。
【0016】送出機構40においては、遊技球を送出可
能に形成された複数(本実施例では8個)の切欠45が
外周に等間隔に設けられた切欠円盤としての1対のスプ
ロケット41,42(以下、スプロケット41に代表さ
せて説明する場合がある。)が前記案内通路30,31
に臨めるように軸着され、スプロケット41とスプロケ
ット42との間にこれらのスプロケットに回動力を与え
る第1の歯車としての被動歯車43と、該スプロケット
41,42の回転を阻止する第2の歯車としての回転阻
止歯車44とがそれぞれ同軸状に軸着されて構成されて
いる。なお、軸着とは前記スプロケット41、スプロケ
ット42、被動歯車43及び回転阻止歯車44がそれぞ
れ軸46に固着されていることを言う。回動機構70は
駆動源としてのモータ70Aと、該モータ70Aの回転
軸71に固着されている原動歯車72と、該原動歯車7
2の回転を前記被動歯車43に伝達する伝達歯車73と
で構成されている。そしてこの伝達歯車73が本発明に
係る歯車を構成している。前記玉検出手段としての排出
センサ90,91はそれぞれ光センサが用いられてい
る。前記停止機構100は前記回転阻止歯車44に係合
して、前記スプロケット41,42の回動を停止させた
り、前記回転阻止歯車44から離脱して前記スプロケッ
ト41,42の回動を許容する切欠円盤停止部材として
のストッパ101と、通電されて該ストッパ101を吸
着するストッパ用ソレノイド102と、該ストッパ用ソ
レノイド102の非通電時に前記ストッパ101を復帰
させる復帰バネ103とにより構成されている。そして
該復帰バネ103と前記ストッパ用ソレノイド102に
より停止部材駆動手段が構成されている。
【0017】上記のように構成された遊技球排出装置6
は前記球排出制御装置5からの排出指令信号に基づき、
前記ストッパ用ソレノイド102が励磁され前記ストッ
パ101を吸着すると、該ストッパ101が前記回転阻
止歯車44から離脱し、同時に前記モータ70Aが駆動
されて、前記スプロケット41,42がそれぞれ回動を
開始する。その結果、前記各案内通路30,31の遊技
球が1球毎にスプロケットの各切欠45に嵌入し、送り
出される。そして排出センサ90,91のそれぞれの検
出信号に基づいて排出数がカンウントされ、所定個数が
排出されたときには前記球排出制御装置5からの排出停
止信号に基づき、前記ストッパ用ソレノイド102が消
磁され、復帰バネ103の復帰力により前記ストッパ1
01が前記回転阻止歯車44に係合し、同時に前記モー
タ70Aが停止されるようになっている。このように本
発明に係る遊技球排出装置6ではスプロケット41,4
2に対して回動機構70を設けているので一定速度で遊
技球を送り出すことができ、従来例のように遊技球の自
然落下を利用するという不確定要素を排除することがで
きる。またスプロケット41,42に対する停止機構1
00を別に設けているので、従来例のように停止のタイ
ミングについての複雑な制御をする必要がなくなる。即
ち、所定数の遊技球排出時に単に前記ストッパ用ソレノ
イド102を消磁すれば良いことになる。
【0018】次に図8に基づいて前記送出機構40の各
構成要素を詳細に説明する。図8は送出機構40の斜視
図を示している。前記スプロケット41はそれぞれ8個
の切欠45が設けられており、各スプロケットの各切欠
45が回動方向に切欠の1/2に対応した角度(22.
5度)の位相差を有するように、軸着されている。そし
てこれらスプロケット41は、モータ70Aにより駆動
されて一体に回動し、切欠45に嵌入する遊技球を交互
に下方に送り出すようになっている。前記スプロケット
41,42間に同軸状に軸着されている回転阻止歯車4
4には16個の歯が設けられていて、前記2つのスプロ
ケット41の切欠総数(16個)に対応している。した
がって無段階的に遊技球を排出できるようになっていて
任意の数の遊技球を排出することができるようになって
いる。
【0019】また2つのスプロケット41間に前記被動
歯車43と前記回転阻止歯車44とが軸着されており、
該被動歯車43に前記回動機構70から回動力が伝達さ
れ、また前記回転阻止歯車44に停止機構100のスト
ッパ101が係合することになるので、前記回動機構7
0と前記停止機構100とを2つのスプロケット41,
42間の幅内で、その周辺のスペースに配設することが
できる。したがって軸46方向のケーシング幅を狭くす
ることができる。また2つのスプロケット41間に前記
被動歯車43と前記回転阻止歯車44とが同軸状に軸着
されており、かつその回転阻止歯車44に前記ストッパ
101が直接係合されるようになっている。したがって
リンク部を設けることによる「遊び」が生じないので、
ストッパ101が前記回転阻止歯車44に係合した時点
から前記スプロケット41の回転の停止までの応答性が
優れたものになる。さらに2つのスプロケット41間に
前記被動歯車43と前記回転阻止歯車44とが同軸状に
軸着されている結果、送出機構40がユニット化するこ
とになり、後述するように該送出機構40の組み付け作
業がきわめて簡単になる。
【0020】次に図9に基づいて、前記ストッパ101
の構成例を説明し、そのストッパ101と前記回転阻止
歯車44との係合関係を説明する。図9は前記ストッパ
101の先端部分の実施例を図示するとともに、その先
端部分と前記回転阻止歯車44との係合関係を図示して
いる。この図において30は案内通路(以下、必要に応
じて案内通路30,31を案内通路30に代表させて説
明する場合がある。)、30aは前記スプロケット41
を該案内通路30に臨ませるための切欠、90は排出セ
ンサ(以下、必要に応じて排出センサ90,91を排出
センサ90に代表させて説明する場合がある。)、Aは
遊技球、41はスプロケット、44は回転阻止歯車、1
01はストッパをそれぞれ示している。104はベース
ストッパーで前記ストッパ101のストロークを一定に
保つようにするためのものである。そして図9のスプロ
ケット41は遊技球の正規な停止位置を維持するために
スプロケットが静止する位置(以下正規位置という)を
図示している。またストッパ101の点線位置は該スト
ッパが前記ソレノイド102によって吸着されている状
態を示し、実線位置は該ストッパ101が前記復帰バネ
103によって復帰された状態を示している。
【0021】前記ストッパ101の先端部は、ストッパ
101と回転阻止歯車44とが係合する歯溝44aの直
前の歯44bを逃げるための湾曲部101aを備えてい
る。一方、前記回転阻止歯車44の各歯の回転方向の歯
面44c(以下、支承面という)は図示するようにその
歯車44の中心軸に対して約5度の傾斜が設けられてい
る。このような構成のもとで、所定数の排出球が前記セ
ンサ90の検出信号に基づいてカウントされたときに
は、前記ソレノイド102が消磁され前記復帰バネ10
3の復帰力により前記ストッパ101の先端平面部10
1bが前記歯車44の支承面44cに当接することによ
って前記スプロケット41の回転が停止するようになっ
ている。なお、前記回転阻止歯車44と前記スプロケッ
ト41,42とはそれぞれの中心軸上において前記16
個の各切欠45と前記回転阻止歯車44の16個の歯が
一致するように軸着されている。従って前記ストッパ用
ソレノイド102を消磁するだけで前記ストッパ101
が前記回転阻止歯車44に係合する位置が常に正規位置
になるようになっている。
【0022】次に回動機構70のモータ70Aについて
の構成例を説明する。該モータ70Aにはパルスモータ
が用いられており、例えば多相の固定子巻線を有するV
R形のステップモータから構成され、固定子巻線が排出
制御装置5に接続される。このステップモータ70A
は、各固定子巻線にパルス状の電流(以下、パルスと称
する)を通電され、その通電方式が1−2相励磁あるい
は2−2相励磁に、また、回転方向が正回転あるいは逆
回転に選択制御されるようになっている。
【0023】次に図10に基づいて、前記送出機構40
と前記モータ70Aとの配設関係を説明する。図10は
右斜方向からの前記遊技球排出装置6の透視斜視図であ
る。先述のように前記被動歯車43は2つのスプロケッ
ト41,42間に軸着されている。そこでこの送出機構
40の下方にモータ70Aを配設し、該モータ70Aの
原動歯車72と前記伝達歯車73とを介して前記被動歯
車43にモータ70Aの回動力を伝達するようにしてい
る。このようにこの実施例に係る遊技球排出装置6では
モータ70Aを前記送出機構40の下方で、かつ2つの
スプロケット間にほぼ納まるように配設したので遊技球
排出装置6自体をコンパクトに設計することができるよ
うになっている。このことはひいては遊技盤の裏面を有
効に利用できるスペースが広くなったことを意味し遊技
盤の設計の自由度が増すことにもなる。
【0024】次に図11に基づいて、前記スプロケット
41と前記排出センサ90との配設関係を説明する。3
0は案内通路、30aは前記スプロケット41を該案内
通路30に臨ませるための切欠、90は排出センサ、B
は遊技球、41はスプロケットを示す。ここでスプロケ
ット41の実線は正規位置を示し、点線は遊技球を支え
ることができるスプロケット41の位置(以下最大位置
という)を示し、鎖線は遊技球が落下する場合のスプロ
ケット41の位置を示している。また90Aで示すもの
は前記排出センサ90の光軸である。前記排出センサ9
0の光軸90Aが最大位置における遊技球の最下端から
玉の半径以内(遊技球の直径は11mm)に位置するよ
うに、前記排出センサ90が取り付けられることが望ま
しい。この実施例では遊技球Bの最下端より約3mm下
がったところに前記光軸90Aが位置するように取り付
けられている。遊技球を検出する場合にはスプロケット
に送出される前の遊技球より排出後の遊技球を検出する
ことが望ましい。この場合、前記正規位置にセンサを取
り付けると遊技球がスプロケットに当たって跳ね返る等
の場合に誤検出してまう恐れもあるし、最大位置よりも
さらに下方に取り付けると所定数より多く遊技球を排出
してしまう場合もある。このような場合にスプロケット
の停止タイミングを制御することは難しくなってしま
う。そこでこの実施例では最大位置に於ける遊技球の最
下端より、その遊技球の半径以内、例えば約3mm下が
った位置(以下、検出位置という)に光軸90Aをセッ
トし前記排出センサ90を取り付けている。
【0025】次に内部機構の配設関係を説明すると、図
10に示したようにこの実施例に係る遊技球排出装置6
では前記ケーシング10の内部を案内通路30,31部
分と送出機構40、回動機構70及び停止機構100を
収容する部分とに画成し、該案内通路部分を装置正面の
側壁10b,10cを利用して設けている(図12も併
せて参照)。従ってケーシング10の内部の構成を簡略
化することができて、該ケーシング10の各ケースを成
形する各金型の構成も簡単になる。さらに送出機構4
0、回動機構70及び停止機構100を集中的に配置で
きるので各機構間の伝達効率を高めることができる。
【0026】次に図12に基づいて上記のように構成さ
れた遊技球排出装置6の組立方法を説明する。前記右ケ
ース13の内壁13Aには前記内部機構を取り付ける取
付部が設けられている。該取付部は前記停止機構100
を取り付ける停止機構収容室13a、前記回動機構70
を取り付ける回動機構収容室13b、前記送出機構40
を取り付ける軸受け部13c、前記伝達歯車73を取り
付ける取付軸13dとが右ケース13に一体成形されて
いる。また前記中ケース12には前記モータ70Aを取
り付けるテーブル12aが一体的に成形されている。そ
こでまず中ケース12に設けられたテーブル12aにモ
ータ70Aの底板70aを固定し、中ケース12を右ケ
ース13に組み付けることによって前記回動機構70を
前記回動機構収容室13bに取り付ける。次に前記停止
機構100を前記停止機構収容室13aに、前記伝達歯
車73を取付軸13dに、前記送出機構40の軸46を
軸受け46aを介して軸受け部13cに、それぞれ取り
付ける。この場合、送出機構40はユニット化されてい
るので、取付の際には前記ストッパ101の先端部を回
転阻止歯車44に係合させるのみでよく、難しい位置あ
わせは不要である。前記停止機構収容室13aに収容さ
れた停止機構100はその取付板100aが室13a内
で固定されるようになっており、取り付けの都度、ネジ
などで固着する必要はない。なお、前記軸受け46aは
滑り易い部材(後述の軸受け46bも同様)で作られて
いる。
【0027】次に前記停止機構100、モータ70Aの
各配線を左ケース11の開口部11aから引出して、前
記軸46にもう一方の軸受け46bを取り付けて、止着
部13eを介して前記各ケース11,12,13を止着
する。次に各ケースを止着した結果、作られる中継基板
スライド部10aに前記中継基板19を左方向からスラ
イドさせ、前記停止機構100を外側からネジ止めす
る。そして前記各配線を前記左ケース11の凹部11b
に引き回してフック14aを介して配線カバー14を該
左ケース11に取付ける。このようにこの実施例に係る
遊技球排出装置6では内部機構の主要部分を装置の一方
向(この実施例では左方向)から取り付けられるので、
装置の組立工程を減らすことができる。また内部機構を
取付部に取付ける場合に組立途中で押さえて止めるとい
う工程はないので組立工程を簡単化することができる。
【0028】図5で図示したように、前記遊技球排出装
置6の正面部6Aには各ケース11,12,13を止着
した結果、前記玉検出手段取付部90B,90Cがそれ
ぞれ形成されるようになっている。該玉検出手段取付部
90Bは左ケース11に設けられたスライド開口部11
cと、該スライド開口部11cから挿入される排出セン
サを装着する装着部とからなる。該装着部は具体的には
中ケース12に設けられたスライド部12b及びスライ
ド規制部12dと、左ケース11に設けられた係止部1
1dとにより構成されている。一方玉検出手段取付部9
0Cは右ケース13に設けられたスライド開口部13g
と該スライド開口部13gから挿入される排出センサを
装着する装着部とからなる。該装着部は具体的には右ケ
ース13に設けられた係止部13hと、中ケース12に
それぞれ設けられたスライド部12c、スライド規制部
12e(図示せず)とにより構成されている。前記スラ
イド部12b,12cは前記排出センサ90,91をそ
れぞれ前記案内通路30,31に案内するものである。
前記スライド規制部12d,12eは前記スライド部1
2b,12cに従って挿入された排出センサ90,91
の進行を前記検出位置(図11参照)で規制するもので
ある。前記スライド開口部11c,13gは前記案内通
路30,31をそれぞれケーシング10の外側に臨ませ
るものである。前記係止部11d,13hは前記スライ
ド規制部12d,12eによって規制された前記排出セ
ンサ90,91の各後端部90b,91bを係止して、
それらのセンサを取り付けるものである。
【0029】そして排出センサ90,91をそれぞれ玉
検出手段取付部90B,90Cからケーシング10の内
部方向に押し込めると、排出センサ90,91の先端が
それぞ前記スライド規制部12d,12eで規制され、
同時に排出センサ90,91のそれぞれの後端部90
b,91bが前記係止部11d,13hにそれぞれ係止
されるようになっている。したがって排出センサは確実
に係止されることになるのでその光軸がずれることはな
い。
【0030】上記実施例では遊技球の賞球を行ったり、
遊技球の貸出を行う遊技球排出装置について本発明を実
施しているが、装置のケーシングの側部内壁に取付部を
設け、一方向より内部機構を取付けるという技術的思想
を応用できる装置であればどのような装置であってもよ
い。例えばパチンコ遊技機においては、賞球の排出終了
時にその賞球の根拠となった遊技球を払い出す入賞球払
出装置等に実施することができる。またこの実施例では
ケーシングが装置の短手方向に3分割できるケースによ
り構成されているので、側部ケースである右ケース(左
ケースでもよい)に取付部を設けているが、分割の仕方
によってはどのような面に取付部を設けてもよい。例え
ば低面部、平面部、背面部、あるいは正面部にそれぞれ
前記取付部を設けるようにしてもよい。またこの実施例
では送出機構を回動機構により回動させているが、遊技
球の自然落下を利用した遊技球排出装置に実施してもよ
い。さらにこの実施例では送出機構を停止機構により停
止させているが、回動機構を停止させることにより送出
機構の回動を停止させる遊技球排出装置にも応用するこ
とができる。
【0031】上記実施例ではパチンコ遊技機で代表され
る遊技機について説明したが、球状の遊技媒体を用いる
遊技機であれば、何れの遊技機にも適用することができ
る。
【0032】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ケーシ
ングの側部をなすケース内壁に、内部機構を取り付ける
取付部を設けているので、そのケース内壁に向けて一方
向より内部機構を取り付けることができて、複数の方向
から内部機構を組み付ける場合よりも組み付けの作業内
容が簡単化されることになる。また請求項2に記載の発
明によれば、内部機構を送出機構、回動機構、停止機構
とで構成し、送出機構を軸受け部に、回動機構を回動機
構収容室に、停止機構を前記停止機構収容室に、前記回
動機構を構成しその回動力を前記送出機構に伝達する歯
車を取付軸に、それぞれ一方向から取付可能にしており
各機構を同一方向で取り付けることができるので、内部
機構の構成を少なくしてかつ組み付けの作業内容が簡単
化されることになる。したがって組み付け工程を減ら
し、組み付け作業を簡単化できて、組み付け時間を短縮
することができる遊技球排出装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る遊技球排出装置が適
用されたパチンコ遊技機を斜め前方から見た場合の斜視
図である。
【図2】同パチンコ遊技機の裏面図である。
【図3】遊技球排出装置の左斜方向から見た場合の斜視
図である。
【図4】同遊技球排出装置の正面図である。
【図5】排出センサの取付方法を示した説明図である。
【図6】同遊技球排出装置の右斜方向から見た場合の斜
視図である。
【図7】同遊技球排出装置の左斜方向から見た場合の透
視斜視図である。
【図8】同遊技球排出装置を構成する送出機構の斜視図
である。
【図9】同遊技球排出装置を構成するストッパの構成例
と回動阻止歯車の実施例を示した説明図である。
【図10】同遊技球排出装置の右斜方向から見た場合の
透視斜視図である。
【図11】同遊技球排出装置を構成するストッパと排出
センサとの配設関係を示した説明図である。
【図12】同遊技球排出装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
6 遊技球排出装置 10 ケーシング 13 右ケース(側部ケース) 13A 側部ケース内壁 13a 停止機構収容室 13b 回動機構収容室 13c 軸受け部 13d 取付軸 30,31 案内通路 40 送出機構 70 回動機構 73 伝達歯車 100 停止機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングに所定数の遊技球を排出する
    内部機構を収容した遊技球排出装置において、 前記ケーシングは分割可能な複数のケースからなり、そ
    れらのケースの内、前記ケーシングの側部をなす側部ケ
    ース内壁に前記内部機構を取り付ける取付部を設け、前
    記内部機構を前記取付部に取り付けるように前記側部ケ
    ースの内壁に向けて一方向から取付可能にしたことを特
    徴とする遊技球排出装置。
  2. 【請求項2】 前記内部機構は案内通路を介して案内さ
    れた遊技球を送り出す送出機構と、該送出機構を回動さ
    せる回動機構と、所定数の遊技球が排出された場合に前
    記送出機構の回動を停止させる停止機構とからなり、 前記取付部は前記送出機構を取り付ける軸受け部と、前
    記回動機構を取り付ける回動機構収容室と、前記停止機
    構を取り付ける停止機構収容室と、前記回動機構を構成
    しその回動力を前記送出機構に伝達する歯車を取り付け
    る取付軸とからなり、 前記送出機構を前記軸受け部に、前記回動機構を前記回
    動機構収容室に、前記停止機構を前記停止機構収容室
    に、前記歯車を前記取付軸に、それぞれ一方向から取付
    可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技球排
    出装置。
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