JPH0614128Y2 - タンクにおける導入口のガスシール装置 - Google Patents

タンクにおける導入口のガスシール装置

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JPH0614128Y2
JPH0614128Y2 JP1988066647U JP6664788U JPH0614128Y2 JP H0614128 Y2 JPH0614128 Y2 JP H0614128Y2 JP 1988066647 U JP1988066647 U JP 1988066647U JP 6664788 U JP6664788 U JP 6664788U JP H0614128 Y2 JPH0614128 Y2 JP H0614128Y2
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JP
Japan
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tank
inlet
gas
duct
seal device
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Application number
JP1988066647U
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JPH01169667U (ja
Inventor
信久 野口
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はタンクにおける導入口のガスシール装置に関す
るものである。
[従来の技術] 一般に可燃ガス等のタンクでは、亀裂補修や錆落し又は
塗装等の内部補修を行う場合、先ず内部から可燃ガス等
を排出した後、爆発事故等を防ぐために、窒素(N
等の不活性ガスを大気圧より高い圧力となるよう供給し
て内部可燃ガスをパージするようにしてタンク内部での
作業の安全性を確保し、次に導入口から特に図示しない
溶接機や照明器具等の各種補修用の機器をタンク内部に
入れると共に、溶接機の動力ケーブルや照明器具等のケ
ーブル並にアルゴンガス供給のための配管等の多数のケ
ーブル類が外部から導入口を通ってタンク内部に導入さ
れた状態で前記導入口を閉じしかる後に作業員が前記導
入口とは別のマンホールからタンク内に入って溶接機や
照明器具等の機器を用いて補修作業を行うようにしてい
る。
従来のタンクにおける導入口のガスシール装置は第2、
3図に示すように、二つ割りの蓋1,1を、多数のケーブ
ル類2を両側から挟むようにタンクの導入口3のフラン
ジ4にボルト5止めし、蓋1,1とケーブル類2との隙間
にスポンジ6等を詰めるようにしていた。
尚、7はタンクの外殻、8はタンクの内殻、9は外殻7
と内殻8の間に挿入されたパーライト等の断熱材を示
す。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来のタンクにおける導入口のガス
シール装置では、蓋1,1とケーブル類2との隙間にスポ
ンジ6を詰めているだけの構造なので、圧力の高いタン
ク内部の窒素ガスが蓋1,1とケーブル類2との隙間から
漏出することを防止することが困難であり、そのため補
修作業の間漏出した分の窒素ガスをタンク内部に補充し
続けなければならず、高価な窒素ガスを、多量に消費し
ていた。
本考案は上述の実情に鑑み、タンクにおける導入口のガ
スシールを完全に行い得るようにして高価な窒素ガスの
消費量を減少し得るようにした導入口のガスシール装置
を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案はタンク補修時に、タンクに形成した導入口にダ
クトの一端を着脱自在に取付けると共にダクトの他端を
水封槽内に浸し、水封槽とダクトと導入口を介して外部
からタンク内へケーブル類を導入可能としたことを特徴
とするタンクにおける導入口のガスシール装置にかかる
ものである。
[作用] 従って本考案では、ケーブル類が通っている導入口はダ
クトと水封槽により水封され、完全にガスシールされ
る。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例であり、図中第2図と同一の
符号を付した部分は同一物を表わしている。
タンクの外殻7の導入口3に近接した外側位置に支持台
10を取付け、該支持台10上に水封槽11を設置する。前記
導入口3のフランジ4に、中空且つ逆U字状のダクト12
の一端のフランジ13をボルト14を用いて着脱自在に取付
け、ダクト12の他端を前記水封槽11内に浸す。
尚、15は密閉服を着用した作業員、16は作業員15に空気
を送る空気管、17は二重ドア式でシールしながらの出入
りが可能な作業員15専用のマンホール、18はタンクの外
殻7と内殻8の間にも窒素ガスを供給(パージ)するた
めの窒素ガス入口、19はパッキンである。
次に作動について説明する。
タンクの内部補修を行う場合には、先ずタンクの内殻8
内部の可燃ガスを抜き、次に爆発事故を防ぐために窒素
ガス等の不活性ガスを図示しない窒素ガス入口から内殻
8内部に大気圧より高い圧力となるよう供給(パージ)
して作業の安全性を確保し、同時に窒素ガス入口18から
外殻7と内殻8の間の断熱材9挿入部分に窒素ガスを供
給(パージ)して内殻8に亀裂等があって内殻8内部の
可燃ガスが断熱材9挿入部分に漏れていた場合の安全性
を確保する。
次に、取外した状態のダクト12に図示しない溶接機の動
力ケーブルやアルゴンガス配管、並に図示しない照明器
具のケーブル等の各種機器のケーブル類2をあらかじめ
通しておき、導入口3から前記各種補修用の機器をタン
クの内殻8内部に入れ、前記ダクト12一端のフランジ13
を導入口3のフランジ4に合せてボルト14止めしダクト
12の他端を水封槽11内に浸して導入口3を水封し窒素ガ
スの漏出を完全に防止する。
その後、密閉服を着用した作業員15が出入専用のマンホ
ール17からタンク内に入り、前記各機器を用いて補修作
業を行う。
このように、複数のケーブル類2が通っている導入口3
を水封することにより、ケーブル類2の径や形状に拘ら
ず導入口3は完全に窒素ガスの漏出が防止されるので、
補修作業中に高価な窒素ガスを補充し続けなくて済み、
窒素ガスの消費量を大幅に減少することができる。
尚、本考案のタンクにおける導入口のガスシール装置
は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、多数
のケーブル類を通すようにした導入口のガスシールに広
く使用し得ること、導入口が上向き以外の位置に設けら
れている場合にも適用できること、その他本考案の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることは勿
論である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案のタンクにおける導入口の
ガスシール装置によれば、タンク補修時に、導入口をダ
クトと水封槽を用いて水封するようにしたので、ケーブ
ル類を通す導入口を完全にガスシールすることができ、
窒素ガス等の高価なガスの連続した補充が不要になって
ガスの消費量を大幅に減らすことができる等の種々の優
れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の説明図、第2図は従来例の
説明図、第3図は第2図のIII−III矢視図である。 図中2はケーブル類、3は導入口、4はフランジ、10は
支持台、11は水封槽、12はダクト、13はフランジ、14は
ボルトを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンク補修時に、タンクに形成した導入口
    にダクトの一端を着脱自在に取付けると共にダクトの他
    端を水封槽内に浸し、水封槽とダクトと導入口を介して
    外部からタンク内へケーブル類を導入可能としたことを
    特徴とするタンクにおける導入口のガスシール装置。
JP1988066647U 1988-05-20 1988-05-20 タンクにおける導入口のガスシール装置 Expired - Lifetime JPH0614128Y2 (ja)

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JPH01169667U JPH01169667U (ja) 1989-11-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4859740U (ja) * 1971-11-11 1973-07-30
JPS5839500U (ja) * 1981-09-10 1983-03-15 大同特殊鋼株式会社 スクラツプ予熱装置
JPS60132170A (ja) * 1983-12-20 1985-07-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ウオ−タ−シ−ル装置

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JPH01169667U (ja) 1989-11-30

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