JPH06141214A - 撮像機能を有する照明装置 - Google Patents

撮像機能を有する照明装置

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JPH06141214A
JPH06141214A JP4286466A JP28646692A JPH06141214A JP H06141214 A JPH06141214 A JP H06141214A JP 4286466 A JP4286466 A JP 4286466A JP 28646692 A JP28646692 A JP 28646692A JP H06141214 A JPH06141214 A JP H06141214A
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light source
shade
arm
image pickup
illumination
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JP4286466A
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English (en)
Inventor
Kazunori Yanagisawa
和典 柳沢
Kazunori Anzai
一憲 安西
Atsuhiko Urushibara
篤彦 漆原
Kenta Kumagai
健太 熊谷
Iwao Ishinabe
巌 石鍋
Kiyoshi Ishida
清 石田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V33/00Structural combinations of lighting devices with other articles, not otherwise provided for
    • F21V33/0004Personal or domestic articles
    • F21V33/0052Audio or video equipment, e.g. televisions, telephones, cameras or computers; Remote control devices therefor

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  • Multimedia (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】画像入出力手段及び撮影用照明器具を具備した
照明装置を、情報通信端末機器として具現化し、省資
源、省エネルギーで取扱い操作や誤操作、誤認のない使
い勝手取扱い性を向上し、操作時間の低減とタイムリー
な情報交換を可能にする装置を提供する。 【構成】本体セードの両端に着脱自在に装着する撮像カ
メラと撮影用スポットライトを具備させる。本体セード
の操作動作の机上移動は、昇降方向水平方向共に装置は
水平を常に保つ構成とする。更に、本体セード水平回動
と本体セードの位置操作保持用のアームの昇降及び水平
回動に連動して、撮像カメラの自動回動機能を付与し、
机上の被写体上の装置の円弧運動を行っても常に表示部
の画像又は映像の垂直水平を保つ機能を備える。又、液
晶デスプレイ等の映像表示手段を本体セードの一部又は
セードに組み込み、撮影のモニター機能及び情報通信相
手からの送信映像を表示する機能を持つ構成を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報端末の一種として
用いることができる照明装置に係り、特に、画像の入力
が行なえる照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、TV会議システムの実現のため、
各種情報端末機器が開発されている。また、TV会議に
限らず、画像情報を手軽に作成して、その画像情報を相
手方に伝送することができる情報通信システムの開発が
要請されている。すなわち、各種情報端末機器を用いた
情報通信システムに組み込まれる画像および映像に係る
情報端末機器に関するもので、人の作業と情報通信シス
テムの画像および映像の入出力操作処理とを簡便に行な
えるよう構築し、情報端末機器のシステムでの使い勝手
の向上に貢献するシステムの開発が要請される。情報の
処理や情報通信等の操作を要する情報通信システム分野
の全般に対応する。
【0003】ところで、従来、想定されるTV会議の機
器や情報通信システムに関わる端末機器の現状は、応用
開発の初段階にあると言える。TV会議システムも、カ
メラを内蔵した画面表示ディスプレイ装置を持ち、この
装置と電話通信のハンドセットとを組み込ませたものが
主流となっている。
【0004】日進月歩の情報通信分野において、機器の
機能や性能が向上拡大しても、情報機器間における技術
表現の領域を超えたものは少ないのが現状である。因に
画像や映像を入力するカメラ装置の高度化や画面表示装
置の高精細化が展開し、より鮮明な情報伝達が可能と成
っても技術の領域であり人の作業領域の問題点解決や使
い勝手への貢献に寄与する機器は少ないものである。す
なわち、定められた情報のやり取りや結果の決まった情
報の正確な伝達には貢献する主流と成る必要技術は達成
されても、必要技術をより効果的に応用する充分技術が
提案確立されて始めて定着安定する技術に成るものなの
である。
【0005】被写体が図面であれ立体物であれ画像処理
された情報であれカメラ等の手段で情報入力する場合の
撮像入力には、適切な照明の照射光との関連は一般的な
カメラ撮影と同様に必要条件の一つである。こうした従
来の応用技術の現状は一般的な資料撮影装置の写真撮影
スタンド機器(照明付原稿台)のカメラ取付け部にビデオ
カメラを設置したもの程度が現状である。
【0006】さて、情報通信技術が高度化されるに伴
い、周辺の情報処理要素技術の対応もより適切且つ容易
にして簡便な取り扱い勝手の良い機器に構築して、より
正確な情報通信を可能に出来るものである。
【0007】本発明に最も近い従来技術は特開平4−9
0272が挙げられるが、これは前述の写真撮影スタン
ド機器(照明付原稿台)のカメラ取付け部にビデオカメラ
を設置したもので定位置での撮影に適したもので機器と
しての発展は少ないものである。ましてや通常作業の机
上に設置して置くものではない。従来の本発明に係る分
野のこれら機器構成は目的別に独立した機器の組合せで
あり、時として机上作業を中断するか部署に依っては、
別の設置場所に情報を移動させて処理しなければならな
い不都合が有る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が関わる情報通
信分野の対応は、写真撮影スタンド機器(照明付原稿台)
等の従来機器の操作上の欠点や不都合を解決するのみな
らず、TV会議等の情報通信端末での人の作業の通信操
作を容易に軽減し、効率の良い情報の正確にして適正な
伝達を可能にし、従って結果として通信時間を短縮し情
報通信に係るエネルギーも軽減しコストも減少させるこ
とが出来る。
【0009】また、情報通信端末すなわち設置した机上
の人の作業は専用机や作業台ではない限り、情報通信に
関わる作業は当然として他の作業も行えるのが望まし
い。
【0010】本発明の目的とする一つに、情報通信機器
端末作業の効率操作の効果をも付与し、情報通信作業の
総合的な使い勝手向上に寄与貢献するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】取付け保持アームを持つ
広域光源(例えば蛍光灯)の照明装置、例えばタスクライ
トに画像または映像入力手段を具備させ、更にその画像
または映像入力手段の入力操作の撮像に必要な適切な照
明照射光のスポット光源器具を具備させ、机上面その他
の設置被写体を簡易に画像または映像入力情報として処
理可能にしたものである。自在な位置に速やかに移動し
決して画像または映像の画面を乱さずに情報通信の伝達
を可能とするものである。
【0012】更に、画像または映像表示手段である例え
ばLCD(液晶ディスプレイ)も具備し、撮像のモニター
機能および情報通信相手の受信画像または映像を表示す
るものである。
【0013】
【作用】本発明に係る画像または映像入出力手段を具備
した照明装置(以下装置と言うこともある)に依れば、通
常の机上作業の一貫の中に情報通信システムの端末機器
操作の作業を容易に可能としたものである。
【0014】本発明に係る装置は机上作業の部分照明の
照度調整目的のタスクライトに画像または映像入力手段
の撮像カメラを具備させ、更に撮像に適切な照明を得る
為の照射光調節自在のスポットライトを具備させたもの
である。このことは、通常の机上作業中に情報通信シス
テムを容易に起動させ作業の流れの中で効率的に目的を
達成させることが可能と成るものである。前述の従来の
本発明に係る機器構成は目的別に独立した機器の組合せ
であり、時として机上作業を中断するか部署に依って
は、別の設置場所に情報を移動させて処理しなければな
らない不都合を解決できるものである。
【0015】以下に本発明の装置を活用する作業で説明
する。例えば作業中の資料、図面等への必要な情報を離
れた相手先から入手したい場合、机上でタスクライトを
使用しつつ資料作成や図面処理中のまま作業場所を異に
する相手先を呼び出す。情報通信システムを起動させ相
手先と通信(会話等)のやり取りが始まり、タスクライト
に具備した画像または映像入力手段の撮像カメラで現在
作業中の資料または図面を相手先に送信しつつ口頭説明
し必要な情報交換を可能にする。この時、相手先の指示
に依って図面を部分拡大したり図面の指定部位を相手先
に送信したり、送信情報をより鮮明にするスポットライ
トで撮像部位を適切に照明することが可能と成るもので
ある。すなわち情報交換の即時処理が出来るもので従来
処理の図面をFAXで送信し電話で説明する理解の度合
いの低さと掛る処理時間の比較で見れば大幅な効率化を
達成する情報交換ができる。
【0016】送信画面の対応では、装置は水平移動にお
いて装置保持のアームのリンク操作の円弧移動調整であ
っても送信画面が回転することのない機能も有する。
又、装置の水平移動すなわち画像の倍率変化を与えず視
認の容易な速やかな水平移動をも可能にする。このこと
は視認する情報伝達の相手先作業者に無駄で不都合な画
面の揺れや変形を与えず、従って視認ストレスを生ずる
ことがなく正確な情報を適切に与えることができるもの
である。更に、装置の昇降においても装置本体は水平位
置すなわち撮像カメラを垂直に保持し、昇降による画像
の揺れや変形等の不都合を生ずることはない。
【0017】又、本発明の装置は画像または映像表示手
段のLCDを具備するもので、相手先送信画面のモニタ
ー確認および相手先よりの受信画面の表示を可能とす
る。このLCDは広域光源の蛍光灯セードに具備し蛍光
灯の発光照明を利用し、LCDのバックライト効果を得
る構造にしたものである。通常LCDのバックライトの
電力は視認性を高める為には高輝度すなわち高い電力を
必要とする。タスクライトとしての照明光量であれば充
分な明るさを得ると共にLCDバックライトを不要にす
る原価低減の効果もある。又、セードに組み込まれたL
CDは机上に照射する目的の反射セードに具備しバック
ライトを蛍光灯の発光照明を利用することは、すなわち
LCD画面には装置の発光する光は浴びることはなく、
従って画面の光反射によるギラツキによる視認の妨げに
なることはない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の第1実施例に係る照明装
置と、これを適用した情報端末システムの構成の一例を
示す斜視図である。図1に示す本実施例の照明装置は、
広域照明光源として機能する本体セード1と、スポット
光源として機能するスポットライト5と、撮像装置とし
て機能する撮像カメラ2と、これらを連結する連結機構
部と、本体セード1を変位可能に支持するためのアーム
7と、このアーム7の基端側に設けられて、照明装置全
体を固定支持するためのベース9とを有する。この照明
装置は、情報通信端末として機能する、例えば、TV電
話システムEと接続される。これにより、情報端末シス
テムが構築される。
【0020】本体セード1は、セード部分1aと、これ
を支持すると共に、他の要素を連結するための構造板1
1とを有する。本体セード1には、同図には図示してい
ない蛍光灯(光源回路を含む)が取り付けられる。ま
た、本体セード1の一端、図1では向かって左端に、撮
像カメラ2を着脱自在に保持するためのリング3が水平
に固定される。また、本体セード1の一方の端(右端)
には、自在に屈曲するスポット係合部4が設けられて、
これを介してスポットライト5が、本体セード1に組み
込まれている。リング3およびスポット係合部4は、連
結機構部としてそれぞれ機能する。リング3に撮像カメ
ラ2が、簡易な着脱機構で保持される。
【0021】また、本体セード1の側後面にセード係合
部6が設けられる。このセード係合部6には、本体装置
調整保持用の前記アーム7の先端が、昇降方向に回動自
在の状態で係合されている。また、セード係合部6は、
アーム7に負荷の影響を与えず、本体セード1を水平回
動できるようにする機能をも有している。
【0022】アーム7の一方の端は、ベース9に連結さ
れる取付座係合部8に、昇降方向に回動自在に係合され
る。取付座係合部8は、ベース9に、水平回動を容易に
する状態で係合されている。すなわち、取付座係合部8
は、ベース9に垂直に取り付けられる。
【0023】本体セード1の蛍光灯光源およびスポット
ライト5のスポット光源の電源線(図示せず)は、それぞ
れ、セード内部、係合部およびアーム7の内部に配線さ
れ、取付座係合部8とベース9内部を経由して、例え
ば、パーティションボードCの内部に導かれ、図示しな
い電源に結合されている。この場合、電源までの間に、
適当なオンオフスイッチ(図示せず)を介在させること
ができる。このオンオフスイッチは、例えば、パーティ
ションボードCに設けられ、本体セード1の蛍光灯用、
および、スポットライト5用にそれぞれ設けられる。な
お、本体セード1に、スイッチを設ける構成としてもよ
い。
【0024】撮像カメラ2の信号線は、本体セード1の
端部から内部またはセード1の縁に配線され、セード係
合部6、アーム7の内部を介して取付座係合部8、ベー
ス9からパーティションボードCの内部に導かれる。そ
して、パーティションボードCに設けられているボード
端子Dに接続される。ボード端子Dには、TV電話シス
テムEの信号線が接続される。これにより、撮像カメラ
2は、TV電話システムEに接続される。
【0025】TV電話システムEは、カメラ部F、表示
部G、操作卓HおよびハンドセットIと、図1では図示
していない情報処理部とで構成されている。このTV電
話システムEは、操作卓Hの後方側に、カメラ部Fおよ
び表示部Gを含むパネル状の部分が設けられている。こ
のパネル状部分は、操作卓H上に、重なる状態で、たた
むことができるよう構成してもよい。例えば、ラップト
ップ型のコンピュータのような構造とすることができ
る。また、このTV電話システムEには、図示していな
いが、電話線、電源コード等が接続される。前記表示部
Gは、例えば、液晶ディスプレイにより構成することが
できる。
【0026】次に、本実施例の情報通信システムにおい
て、照明装置を用いて画像情報を作成して、TV電話シ
ステムEにより画像の交信処理を行なう場合の一例につ
いて、説明する。照明装置を起動すると共に、TV電話
システムEを起動し、交信相手を呼び出す。机上面Aに
置いた資料B、すなわち、送信被写体の撮影のため、本
体セード1の水平位置および上下位置を調整し、撮像カ
メラ2を適切な撮影位置にセットする。撮像された映像
の垂直または水平は、撮像カメラ2を水平回動するか、
リング3への簡易着脱機構の取付位置を調整して対応す
る。照明は、本体セード1の蛍光灯および/またはスポ
ットライト5を利用して行なうことができる。例えば、
本体セード1の蛍光灯による照明では、画角内の資料表
面の照明反射が不都合か、光量が不足の場合、スポット
ライト5を用いる。スポットライト5は、照射光のビー
ムの角度を調整して、その照射光を資料Bの必要部位を
照らすようにして用いる。情報通信システムの相手先と
は、TV電話システムEのハンドセットIで通話交信し
つつ、映像すなわち表示画面の説明や、情報交換をする
ものである。表示部Gには、相手先受信情報表示と撮像
カメラ2の撮影映像すなわち送信相手先の表示状態のモ
ニターも出来るものである。
【0027】一般的な資料情報も含めた相手先交信とし
ては、資料をFAXで別途送信するか、TV電話システ
ムEのカメラFにて撮影して送信するか、のいずれかの
処理により行なわれている。FAXによる別途送信は時
間的損失もさることながら、資料説明での正確な情報伝
達が困難なことが多い。一方、TV電話システムEのカ
メラFを用いた資料送信は、即時送信としての時間的損
失は無い。しかし、カメラFが人物等の会話を主体とし
た機能設定のため、顔の前に資料を保持しつつ送信説明
しなければならない。相手先の資料視認の立場で見れ
ば、手で保持した資料は安定せず、揺れる画像は正確な
情報伝達として不都合であるばかりではなく、相手先ス
トレスの増大を招く。人物の交信中の揺れは、会話の唇
の動きでなれているように、比較的容認できるものであ
る。むしろ臨場感の伝達としての効果もある。しかしな
がら、資料等の平面に表現された文字を含む造形は静止
していることが必須条件である。本実施例では、資料を
固定した状態で、撮像カメラ2を用いて撮像するため、
画像の揺れ等が生じることはない。
【0028】以下、本実施例の各部について、さらに詳
細に説明する。図2は、本発明に係る装置の撮像カメラ
2の構成の一例を示す部分斜視図である。同図におい
て、本体セード1を構成する構造板11の突出した先端
部に、リング3の一部が、当該リング3が水平になるよ
うに固定されている。このリング3に、撮像カメラ2に
具備されたクリップ12に依って着脱自在に係止保持さ
れている。撮像カメラ2の上部端末より信号線10が引
き出され本体セード1に導かれている。
【0029】撮像カメラ2は、撮像素子として、例えば
CCDが組み込まれている。また、この撮像カメラ2
は、簡易着脱機構として、クリップ12を、その側面に
有する。この撮像カメラ2の映像は、例えばCCDの組
み込まれた位置に従って、被写体の画像を表示画面に現
す。被写体である資料Bの映像の表示画面上での垂直水
平の狂いは、必然的に生ずるものである。従って、クリ
ップ12は、表示画面での撮像領域(イ)の水平中心線
(ロ)上の左位置になるように、位置決めされて、撮像カ
メラ2の側面に配置される。また、撮像カメラ2は、そ
の外周面に、垂直中心線(ハ)上の撮像領域(イ)の下部位
置に相当する表示マーク13を有する。このことによっ
て、リング3への撮像カメラ2の取付け時に、撮像カメ
ラのリング3上でのおおよその取付け位置が容易に設定
できる。微調節が必要な場合は、リング3の円弧を利用
するか資料Bを必要量回動調整すればよい。
【0030】本体セード1の机上の方向設定位置は、必
ずしも机AやパーティションボードCに平行な状態にあ
るとは限らない。すなわち、リング3は、水平を保つが
相対的回転位置を変化させるもので、リング3の撮像カ
メラ2の係止保持位置は、リング3と机上および被写体
の資料Bに合わせて設定調整するものでもある。この
時、図2の操作中の操作者の手(テ)を示すように、操作
者は、リング3に係止保持される撮像カメラ2に手を触
れること無く、リング3を握って必要操作ができる。す
なわち、リング3は、撮像カメラ2の係止保持する目的
の他に、操作用の握りの機能も持つものである。なお、
前述の撮像カメラ2の係止保持位置が、本体セード1の
向きに関わらず、机上面または資料の撮影に合わせて、
正常な状態としては、リング3の左側に位置させること
ができるので、握り操作に不都合はない。
【0031】図3は、本実施例の照明装置の本体後面か
らの斜視図である。同図において、アーム7は、矢印a
に示すように、上下方向に取付座係合部8を中心に回動
する。取付座係合部8は、ベース9に垂直に係合し、矢
印bの如くの水平回動を容易にする。アーム7の先端部
は、セード係合部6に係合し、セード係合部6は、構造
板11と垂直に係合し、これも矢印cの如く水平回動を
容易にしている。
【0032】この構成は、本体セード1が水平移動およ
び昇降移動において絶えず水平を保つものである。撮像
カメラ2の撮影の多くは、被写体が資料であれば、その
部分拡大撮影である。この場合、撮像カメラ2の操作
は、水平移動が最も多く行われる。従って、アーム7に
依る本体セード1すなわち撮像カメラ2の昇降位置設定
後は、セード係合部6および取付座係合部8の水平回動
を用いて対応する。照明装置本体は、重量バランスを取
って設置される。このため、セード本体1が水平となる
ように、照明装置本体を設置すれば、水平回動について
は、そのために、力を加えたり、制動させるための調整
を行なったり等のための複雑な機構は、不要となる。こ
のことは、軽い操作力で移動が可能となり、撮像カメラ
2の映像、すなわち、表示画面に揺れや、乱れが発生す
ることを抑えつつ、移動状況を伝達できるものである。
【0033】図4は、図3に示す本実施例に係る照明装
置のアーム部分の機構の詳細を示す分解斜視図である。
同図において、アーム7は、上アーム14と下アーム1
5の、同一長さの2本のアームで構成され、さらに、ア
ームカバー16を有する。アームカバー16は、溝部1
6aを有するチャネル材で構成され、アーム組立後に、
溝部16a内に、2本のアームを収容する形で、アーム
7に装着され、上アーム14に固定される。この状態
で、2本のアーム7がカバーされる。
【0034】2本のアーム7の一端(基端側)は、アー
ム座17Aに連結される。すなわち、上アーム14は、
止めネジ18で回動自在に連結される。下アーム15
は、コイルバネ19とスリーブ20を介して止めネジ1
8で回動自在に連結される。2本のアームの他端(先端
側)は、それぞれ止めネジ18によってアーム座17B
に回動自在に連結される。この時、アーム座17Aおよ
び17Bの止めネジ18が結合する2つのネジ穴の距離
は、それぞれ同一寸法で加工されている。すなわち、2
本のアーム14,15と、2つのアーム座17Aおよび
17Bは、平行四辺形の各辺を構成する。すなわち、こ
れらは、平行運動を行なう四節機構を構成する。従っ
て、アーム座17Aが垂直に設置されれば、アーム座B
もこれと弊候となるので、垂直な姿勢となる。そして、
アーム14,15の回動にともなってアーム座Bの位置
が昇降しても、その垂直な姿勢は、維持される。
【0035】コイルバネ19は、装置全体のトルク負荷
にバランスした捻じり応力を持つものが用いられる。こ
れにより、アーム7の昇降回動を円滑にすると共に、荷
重バランスに依って任意の高さで装置を安定停止させる
ことを可能としたものである。
【0036】アーム座17Aの下部には、ピン21Aが
形成され、ベース9のピン穴9aに、水平回動自在に挿
入係合し、止めネジ18で離脱を阻止されている。同様
に、アーム座17Bの上部にピン21Bが形成される。
このピン21Bは、構造板11に形成具備した軸受22
に、下方側から水平回動自在に挿入される。この構成に
よって、ベース9が机のパーティションボードCに垂直
に固定されれば、アーム7と構造板11の相乗効果で、
机上の広い範囲を水平移動することが可能となる。カバ
ー23A、23Bは、それぞれのアーム座に被覆装着さ
れる。カバー23A、23Bは、機構の保守安全の機能
と、電源線、信号線等の配線押さえの機能を有するもの
である。
【0037】このような装置の構成で、動作目的の対応
は充分に満たされる。なお、構造板11に、各光源や、
シェード1a、反射板および光源回路を上部より組立る
ことができ、生産性の高い構成が実現できる。
【0038】図5は、本実施例の照明装置における電源
線および信号線のアーム内処理を示す分離部分斜視図で
ある。同図において、上アーム14に、その上背部に溝
24が堀込み形成され、この溝24に信号線10および
電源線25が、填め込み処理される。
【0039】アームカバー16の溝部16aは、開口部
側と、底部側とに分かれている。底部側は、その内寸法
が上アーム14の外寸法とほぼ一致するように設けられ
ている。従って、下部切欠きから上アーム14が圧入装
着して固定される。この時、アームカバー16の開口部
側は、そこに収容される下アーム15の相対的な運動を
妨げないように、その内寸法はクリアランス26を左右
に持つ。従って、アームカバー16の開口部側は、下ア
ーム15に触れることはなく、触れてもアームの回動動
作を妨げるものではないものである。上アーム14を基
準にアームの動きを見れば、下アーム15の止めネジ穴
27の動きは、矢印dに示すように、アーム相互が平行
を保った状態で、円弧運動となる。クリアランス26が
無い場合は、アームカバー16が離脱するか、動きを妨
げるに充分な不都合を呈するものである。
【0040】図6は、本実施例の装置の、撮像カメラと
照明光源との関係および操作について詳細に説明するた
めの部分側面図である。同図に示す状態は、机上面Aに
資料Bを設置して、照明を与えて撮影をしている状態で
ある。画角ニに囲まれた範囲が、撮像領域を決めるもの
である。
【0041】今、本体セード1の蛍光灯28の照射光e
を見た場合、資料Bに対して垂直に近い反射光fを得
る。この反射光fは、画角ニの領域内で充分に撮像カメ
ラ2で捕らえることができる。すなわち、資料Bが艶の
有るシートの場合等では、資料Bの表面は、照明光の反
射により輝いた状態となって、資料Bの情報を映像とし
て得ることが不可能な程度の影響を与えるものである。
一方、スポットライト5の照射光gは、資料Bに斜めか
ら到達し、その反射光hは、画角ニの領域で撮像カメラ
2に至る不都合な反射光とはならない。
【0042】また、図中のスポットライト5の二点鎖線
は、スポットライト5の収納状態を示すものである。た
だし、照明使用が水平位置の場合等は、二点鎖線位置で
使用することができる。
【0043】なお、蛍光灯28の下部に光拡散シート2
9を設置すれば、画角ニ内の不都合な反射光eを減衰さ
せることができる。しかし、この場合、立体物の陰影を
強調するには不都合である。また、照明照射量が低下す
る。
【0044】図7は、被写体照明のスポットライトの他
の実施例を示す部分断正面図および斜視図である。図7
(A)に示す本発明の第2実施例は、本体セード1のセー
ド1aと、スポットライト31のセード31aとを一体
にしたセード30を有するものである。図7(A)に示す
ように、セード30内部に、回動部33と、これに保持
される回動ジョイント32とが設けられ、スポットライ
ト31は、回動ジョイント32に連結されている。スポ
ットライト31は、二点鎖線で示すように、セーソ31
aに収納される。収納状態でも点灯出来るが、撮影照明
の場合は、矢印のように回動させて、実線で示す位置に
引き出される。上記図1に示す実施例のスポットライト
5と比べると、照明の効果は変わらないが、収納部より
引き出して点灯できるので、光源の放熱効果が高い構造
である。
【0045】図7(B)に示す本発明の第3実施例は、セ
ード30に、一般机上作業用の蛍光灯光源が組み込ま
れ、かつ、セード30の左先端部には撮像カメラ2が組
み込まれている。撮像カメラ2は、机上面Aの資料Bを
撮影している。また、アーム7の一部に、自由自在な屈
曲や回転が可能なフレキシブルジョイント34が連結さ
れ、これを介してスポットライト31がさらに連結され
ている。すなわち、スポットライト31の光源位置が、
前述の図7(A)に示す実施例の装置に比較して、低く設
定されているものである。これにより、資料Bへの照射
に対する反射光の不都合は、艶の有る被写体で有って
も、生じ得ないものである。
【0046】図8は、壁面等の資料を撮影することがで
きる構造を有する、本発明の第4実施例を示す。同図に
示す実施例は、本体セード51と、該本体セード51の
長手方向を軸として回動可能に連結されたスポット係合
部37と、このスポット係合部37に連結されたスポッ
トライト38と、本体セード51の左端に、その長手方
向を軸として回動可能に連結されたリングジョイント3
6と、リングジョイント36に固定連結されるリング3
6と、リング36に簡易着脱機構であるクリップ12を
介して連結される撮像カメラ2とを有する。また、本体
セード51は、セード係合部6を有し、このセード係合
部6には、アーム7が連結され、このアーム7は、その
基板がベース9を介してパーティションボードCに固定
されている。
【0047】本実施例では、その撮影の一態様として、
パーティションボードCに資料Bを止めて行なうことが
できる。すなわち、撮像カメラ2を保持するリング35
を、リングジョイント36を回動させて水平から垂直に
する。これにより、撮像カメラ2は、水平にとなって、
その画角にパーティションボードCの資料Bが入ること
となり、これを撮影することができる。照明は、本体セ
ード51の右端に自在な屈曲や回動が可能なスポット係
合部37を介して、スポットライト38が係合されてい
る。適切な照明照射角度を調整して、資料Bを図の如く
照らすものである。
【0048】また、本実施例の装置は、撮像カメラ2を
保持するリング35を、リングジョイント36を回動さ
せて垂直から水平にすることにより、上述した各実施例
と同様に、机上面に置いた資料を撮像することができ
る。もちろん、本実施例装置は、垂直、水平に限らず、
斜めに設定することもできるので、斜面に置いた資料の
撮像も可能である。
【0049】これにより、本体セード51の基本的な平
行移動調整以外に、垂直面、斜面に有る資料等被写体の
撮影が自由にできるものである。
【0050】図9は、本発明に係る第5実施例の構成を
示す。図9(A)は、使用状態の部分断面斜視図、およ
び、図9(B)はその部分構成斜視図である。すなわち、
本実施例の装置は、上記第1実施例と同様に、本体セー
ド1と、それに連結されるスポットライト5と、撮像カ
メラ2と、本体セード1を支持するアーム7およびベー
ス9とを有する。アーム7は、セード係合部6を介して
本体セード1と連結され、また、取付座係合部8を介し
てベース9と連結される。
【0051】本実施例は、撮影調整操作機能をさらに備
えたものである。図9(A)において、撮像カメラ2を、
カメラのマーク13とカメラスリーブプーリー39の上
端面のマーク13aとを合わせて、カメラスリーブプー
リー39に着脱自在に挿入係止保持する。このカメラス
リーブプーリー39は、回動自在でスリーブカバー40
に係合されている。スリーブカバー40は、本体セード
1に結合固定され、セード側は開放されて、セード1内
と連通している。
【0052】カメラスリーブプーリー39のプーリー部
には、セードワイヤー41が、滑り無く、本体セード1
の動作範囲以上に巻き付けられている。このセードワイ
ヤー41の一端は、テンションバネ42の一端に連結さ
れる。テンションバネ42の他端は、本体セード1のシ
ャーシである構造板11に形成されたフック43に係合
される。これにより、カメラスリーブプーリー39に
は、絶えず左回転の回転力が与えられていることにな
る。
【0053】カメラスリーブプーリー39のプーリー部
より導き出されたセードワイヤー41は、本体セード1
の内部の構造板11に回動自在に固定されたテンション
プーリー44を経て、セード係合部6の回動上プーリ4
5に、本体セード1の動作範囲以上に巻き付かれ、先端
が固定される。この回動上プーリ45の下端面に、構造
板11が固定されている。
【0054】次に、アーム7間の回動プーリーと取付座
係合部8の固定プーリーとアームワイヤーの組立を図9
(B)で説明する。
【0055】図9(B)は、ワイヤーおよびプーリーの構
成部分のみを組立状態にして示した部分構成斜視図であ
る。同図において、セードワイヤー41が巻き付き固定
された回動上プーリ45は、セード係合軸46を介して
回動下プーリ47に連結固定されている。このセード係
合軸46は、セード係合部6のアーム7が係合するアー
ム座17Bの中心に回動自在に組立られるものである。
(図4参照)回動下プーリ47の下端面方向からワイヤー
穴49Bを形成したカバー23Bが挿入され、上端部が
構造板11に回動自在に係合される。すなわち、回動上
プーリ45と回動下プーリ47とは、本体セード1、す
なわち、構造板11にかかわらず、自由に回動できるも
のである。このカバー23Bの一部に形成されたワイヤ
ー穴49Bは、回動下プーリー47に係合するアームワ
イヤー50の引き出しのために設けられている。すなわ
ち、ワイヤー穴49Bは、回動下プーリー47の接線方
向位置に形成されている。このワイヤー穴49Bに、回
動下プーリ47の本体セード1の動作範囲以上に巻き付
かれ先端固定されたアームワイヤー50が通過する。カ
バー23Aの一部には、上記同様に、固定プーリ53の
接線位置に形成したワイヤー穴49Aが設けられてい
る。アームワイヤー50は、このワイヤー穴49Aを通
過して、ベース9に一体固定された固定プーリ53に、
本体セード1の動作範囲以上に巻き付かれて先端が固定
されるものである。
【0056】固定プーリ53の上端面に、取付座係合軸
52が一体固定される。取付座係合軸52にアーム7を
係合したアーム座17Aが回動自在に挿入係合し組立ら
れる(図4参照)。
【0057】なお、カメラスリーブプーリー39のプー
リー部と、回動上プーリー45と、回動下プーリー47
と、固定プーリー51とは、同一半径を持つものであ
る。
【0058】また、他の実施例では、円形プーリーでは
なく、本体セード1の動作範囲すなわちプーリーとワイ
ヤーの係合する充分な円弧で構成しても本発明と同等の
効果を得ることができる。
【0059】以上の構成によって組立られた本実施例の
装置の使用動作を、図10に示し、詳細に説明をする。
【0060】図10は、本実施例に係る装置の各プーリ
ーと、ワイヤーおよびテンションバネ等の操作動作を説
明するために、説明部品以外を簡略に示した動作説明の
上面図である。図において、ベース9の取付け、すなわ
ち、パーティションボードCよりアーム7が直角に位置
し、本体セード1が横になり、パーティションボードC
と平行、すなわちアーム7と直角を成している。さて、
アーム7を右方向にα度回動させた場合、固定プーリ5
3にアームワイヤー50がα度の角度分巻き付くことに
なる。
【0061】このα度の角度分のアームワイヤー50の
相対移動は、回動下プーリー47、すなわち、回動上プ
ーリー45をα度の角度分の右回動を生ずることにな
る。従って、説明上のポイントβが、α度の角度を右回
動するものである。回動上プーリー45に巻き付き係合
したセードワイヤー41は、セード内部の単数または複
数のテンションプーリー44で位置制御されて、カメラ
スリーブプーリー39のプーリー部に、滑り無く巻き付
き、その先端がテンションバネ42に連結される。従っ
て、回動上プーリー45のα度の角度分の右回動は、カ
メラスリーブプーリー39をα度の角度分の右回動をさ
せることになる。このため、セード正面線δ上のマーク
13も、α度の角度分の右回動をする。このことは、動
作前および動作後の本体セードの自在な動作を受けて
も、常に、マーク13が手前先端部に有ることになる。
【0062】以上の構成で、カメラスリーブプーリー3
9に係止保持した撮像カメラ2を、本装置の動作範囲内
のどの位置に移動しても、映像画面の垂直水平は変化し
ない効果を持つものである。また、アーム7を左に回動
した場合は、ワイヤーが緩む方向の回動を受けるが、こ
の場合は、緩み量を速やかに吸収するに充分な張力を持
たせたテンションバネ42に依って解決する。
【0063】なお、以上説明した本装置の動作構成機構
において、プーリー間に双方向のワイヤーを係合したア
ームリンク式の製図機と同等の方式でも同一の機能を得
るものである。この場合は、テンションバネ42は不要
となる。また、ワイヤーの他に、リボン状やベルト状の
金属または非金属材料でも問題はない。さらに、ワイヤ
ーやベルトの代わりに、座屈応力を持つ、例えば、棒状
の剛体でプーリー間を連結しても、同様の動作効果を得
ることができる。さらに、テンションバネ42の替わり
に、カメラスリーブプーリー39にネジリコイルバネを
装着しても同様の効果を得ることができる。
【0064】図11は、以上説明した本実施例の効果
を、具体的に説明するための平面図および説明図であ
る。図11(A)は、パーティションボードCに、本体セ
ード1を平行に保ちつつ、アーム7を水平回動した場合
の平面図である。すなわち、アーム7の回動によって、
セード係合部6が、同図のεに示す軌跡を描く。このこ
とは、本体セード1も二点鎖線で示す動作となる。従っ
て、撮像カメラ2の動作は、二点鎖線θで示すように、
円弧状の軌跡を描くものである。この軌跡θ上に撮像カ
メラ2があれば、映像の垂直水平は維持することは可能
ではある。しかし、これは、資料撮影の一般的状況から
は誠に希有な、むしろ有り得ない状況と言って過言では
ない。アーム7が複数で屈曲機構を持つ場合は、多少の
拡がりは得られるも、機構が複雑になり、従って、重量
も重くなり、コストの点からも望ましい状況ではないも
のである。
【0065】図11(B)は、図11(A)の動作による画
像または映像の状況を説明する説明図である。同図にお
いて、資料Bの撮影領域(イ)が、アーム7が図11(A)
の実線の位置にある時のものとすると、カメラ軌跡θ
は、図11(B)に示す位置に設定されることになる。す
なわち、資料Bの右下にカメラを移動したとき、撮影領
域は(ヘ)のようになる。これは、図11(C)に示すよ
うに、表示部Gが表示部G1の如くの映像を表現するこ
とになる。表示部G2のように、情報伝達の効率と正確
さの上から、必要な場合は、カメラ移動の伴い、これら
を絶えず調整する不都合がある。これにたしては、時間
的な損失や資料Bを机上で回転させて対応する等の調整
も考えられる。しかし、資料の損傷や、他の机上装置と
の対応から、不都合な処置と言わざるをえない。前述の
図10で説明した本装置の機構は、どの位置に本体セー
ド1を移動しても、表示部の画像または映像がG2の望
ましい状況を呈するものである。
【0066】図12は、本発明の第6実施例を示す斜視
図である。本実施例装置は、カメラの姿勢調整駆動の他
の実施例である。
【0067】同図において、回転角検出手段56が取付
座係合部8およびセード係合部6に組み込まれ、それぞ
れにアーム7および本体セード1の水平回動角度を検出
する。また、カメラスリーブプーリー39に、回動駆動
用のマイクロステップモーター57が組み込まれてい
る。2つの回転角検出手段56の角度変化量は、カメラ
スリーブプーリー39の回動駆動用のマイクロステップ
モーター57に信号伝達される。これを受けて、マイク
ロステップモーター57は、検出された角度変化量に対
応して、所定の回転をして安定する。これによって、カ
メラスリーブプーリー39が回転して、カメラの向き
を、本体セード1の回動にかかわらず、一定の方向に維
持することができる。
【0068】本実施例は、前述した図9、図10等の機
械式連結駆動よりも、電気的対応により、機構構造の簡
略化が計れ、軽量にして操作調整容易な使い勝手の良い
センシングが可能となる。
【0069】図13は、本発明の第7実施例の構成を示
す斜視図である。
【0070】同図において、本実施例は、本体セード1
と一体で左先端部にカメラ部58を形成し、このカメラ
部58に撮像カメラ2を下方より装着固定するものであ
る。撮像カメラ2は、装着固定するものと、着脱自在に
装着できるものとある。着脱自在の対応で引き出して、
ハンド撮影(テ)の如くに使用する場合には、信号線10
が伸びる。この信号線10は、本体セード1内に、コー
ドプーリー(図示せず)により、常時は巻き取り収納され
ているものである。
【0071】図14は、本発明に係る装置の第8実施例
を示す分解斜視図である。本実施例は、前述した図1、
図3に示す実施例装置と同様の構成を有するものであ
る。相違点は、リング3より撮像カメラ2を離脱させ
て、手持ちで撮影することができるようになっている点
である。すなわち、本実施例装置は、図14(A)に示
すように、本体セード1の信号線フック59より信号線
10を離脱させて、撮像カメラ2を操作するものであ
る。通常の手持ち撮影他の対応では、この時点の信号線
10の離脱延長で充分な場合が多い。希に、本体セード
1からより遠方の撮影をしたい場合は、セード係合部6
のカバー23、23Bの組込係合を離脱させ、信号線1
0を引き出せば良い。
【0072】本体セード1は、構造板11の上に組まれ
ているもので、信号線10はセード係合部6の構造板1
1の一部に形成したカバー23、23B内の切欠き60
より構造板11の下面に降ろされている。さらに、アー
ムカバー16の装着係合を離脱して、上アーム14を露
出し、上部に形成した溝24に挿入されている信号線1
0を容易に引き出せる構成となっている。セード係合部
6内の信号線10と同様に、取付座係合部(図示せず)も
構成され、従って、信号線10は、本装置より完全に離
脱することができるものである。
【0073】同図(B)は、本体セードの信号線収納の
他の実施例を示したものである。本実施例は、本体セー
ド1の後面に、矢印hの方向に回動自在な扉61を構造
板11に具備したものである。
【0074】以上説明した如く、組込着脱容易な信号線
によって撮影作業が飛躍的に拡大するものである。こう
した容易な着脱機構は、装置製造技術者ではない一般的
な使用者が容易に扱えるものである。このことは、商品
としての構成も複雑な組立を必要とせず、構造簡潔にし
て、安価で取扱い等の使い勝手の良い装置を提供できる
ものである。
【0075】図15は、本発明の第9実施例に係る装置
の構成を示す斜視図である。同図(A)において、本体セ
ード1の端末に、回動屈曲自在なスポット係合部37を
介してスポットライト62が係合組立られる。このスポ
ットライト62には、カメラ係合部63が組立形成され
ている。カメラ係合部63には、撮像カメラ2が装着係
止保持されているものである。前述した図6で説明した
ように、カメラに近接するスポットライト光源の照射光
は、撮影の写り込みや、ギラツキの原因となり、不都合
なものである。しかしながら、斜め照射光は、当然陰影
を際立たせる効果を持つもので、陰影が必要な被写体の
場合は問題はない。しかし、平面の情報用紙の撮影等で
は、陰影は不都合であることが多い。照射効率や撮影操
作等の照明の扱いでは、カメラに近接した光源が良い場
合がある。
【0076】図(B)は、本体セード1を下面から見上げ
た状態の斜視図である。同図に示すように、スポットラ
イト62の照射光端面部に、光拡散シート64を装着し
たものである。光拡散シート64は、照射光を多少減衰
させるものの、光拡散によって、前述の反射光の不都合
を解消できるものである。さらに、フレンネルレンズ、
フライアイレンズ、キューブコーナーレンズ等の各種光
制御のレンズシート65を装着することで、光拡散機能
の対策的技術以上の照明効果を得ることができる。カメ
ラ穴付光拡散シート67は、スポットライト62の下面
全体を覆うものである。これに、さらに、カメラ蓋68
を、矢印kの如く回動自在に具備することにより、装着
したカメラへの埃や塵、その他外的な損傷の不都合を避
ける等のカメラの安全保守管理が容易にすることができ
る。
【0077】また、スポットライト62の下端面にも、
矢印jのように回動自在に具備したカメラ蓋68によっ
て、同様な効果を得るようにしたものである。
【0078】以上により、カメラに近接したスポットラ
イト照明を、光拡散や、レンズ等のシートを具備して、
不都合を解決すると共に、より効果的な照明を得ること
ができる。レンズとしては、例えば、フレネルレンズが
ある。これら光制御シートに、透明や半透明で、透光性
且つ演色性を与えて、被写体の効果的撮影の、例えば、
被写体の中に分散している或る物質のみに反応反射する
照射光を与える、すなわち、色フィルタ、例えば、赤系
の散らばりに赤フィルターを具備させ、赤系を映像的に
抹消し、他の例えば青系の被写体のみを際立たせて撮影
する様なものである。
【0079】図16は、本発明に係る第10の実施例装
置の構成を示す斜視図である。図16(A)において、本
体セード1に、フレキシブルジョイント69を介して映
像表示手段の液晶デスプレイ等のモニター70を具備さ
せたものである。モニター70は、撮像カメラ2の撮影
状況のモニター、すなわち、情報通信相手先の映像状況
を把握すると共に、撮影設定調整を容易にしたものであ
る。また、情報通信相手からの映像情報を表示すること
も可能としたものでもある。このモニター70は、固定
または着脱自在に係合するものでも良い。
【0080】図(B)は、モニター7を本体セード1に組
み込んだ実施例である。セードの組込は、すなわち映像
表示手段のモニター70の裏面に、蛍光灯等の広域照明
光源を抱えることになり、液晶デスプレイであればバッ
クライトとして、通常照明を利用することができるのみ
ならず、表示用バックライトとしては、豊かな照明光を
得られるもので、映像の視認効果を大幅に向上きるもの
である。さらに、撮影処理では、光源の外向きに表示デ
スプレイを持つもので、天井照明の映り込みを別にすれ
ば、タスクライトおよびスポットライトの照射光の影響
を受けず、視認性は良いものである。
【0081】次に、上記した実施例において、カメラの
角度を制御するものに適用することができるカメラ角度
制御装置の一例について、図17を参照して説明する。
本実施例装置は、検出部に可変抵抗器を有し、回転軸の
回転角度に比例した電圧を出力する回転角度検出器17
01と、上記電圧信号をデジタル値に変換するアナログ
/デジタル変換器1702と、上記デジタル値に変換さ
れた回転角度値に基づいて、後述するモータの駆動を制
御する制御信号を出力するカメラ角度制御回路1703
と、これにより駆動されるステッピングモータ等のモー
タ1704と、上記カメラ角度制御回路1703を他の
装置と結合して、回転角度情報を交信するための回線イ
ンタフェース1705とを有する。
【0082】回転角度検出器1701は、取付座係合部
8および/またはセード係合部6に取り付けられる。ま
た、回線を介して他の装置と接続することにより、互い
に回転角度情報の通信を行ない、他の装置から、遠隔的
に、カメラの角度の制御を行なうことができる。
【0083】上記実施例では、回転角度検出器として、
可変抵抗器を用いているが、本発明はこれに限られな
い。例えば、ロータリーエンコーダを用いることができ
る。
【0084】次に、上記各実施例で用いられているTV
電話器Eの一実施例の構成について説明する。その構成
を、図18に示す。
【0085】図18に示す実施例は、映像入力部180
1と、この映像入力部1801から入力される映像信号
と、他のシステムから送信された映像信号とを切り替え
る映像信号切替器1802と、映像信号により映像を表
示する映像信号表示部1803と、映像信号の符号化お
よび復号化を行なう画像信号符号化復号化装置1804
と、前記映像信号切替器1802の切り替えを制御する
切替制御スイッチ1805とを有する。なお、この他
に、通信制御機能等が設けられている。
【0086】映像入力部1801は、上記各実施例にお
ける撮像カメラ2からの信号を入力する。なお、ここに
は、TV電話Eに設けられたTVカメラからの信号を入
力することもできる。これらの信号は、この映像入力部
1801の前段で、いずれかが選択されているか、合成
されて入力されることができる。入力された信号は、画
像信号符号化復号化装置1804で符号化されて、相手
装置に回線を介して送られる。また、映像信号切替器1
802で選択されると、映像信号表示部1803で表示
される。
【0087】次に、上記各実施例で用いられているTV
電話器Eの他の実施例の構成について説明する。その構
成を、図19に示す。
【0088】本実施例は、撮像カメラ2等からの映像信
号が入力される映像入力部1901と、アナログ映像信
号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換部
1902と、デジタル映像信号を1画面分蓄積するフレ
ームメモリ1906a−1906zと、デジタル映像信
号をこれらのフレームメモリ1906a−1906zの
いずれかに分配する映像信号分配器1903と、映像信
号分配器1903の映像信号の分配を制御する映像信号
選択制御部1904と、上記映像信号選択制御部190
4に対して映像信号をいずれのフレームメモリに書き込
むかの選択を指定するキー入力部1905と、フレーム
メモリ1906a−1906zのいずれかを選択するデ
ジタル映像信号選択器1907と、デジタル映像信号を
アナログ信号に変換するデジタル/アナログ変換部19
08とを有する。この他、図示していないが、表示部、
通信制御部等が設けられている。
【0089】映像入力部1901から入力された映像信
号は、アナログ/デジタル変換部1902でデジタル信
号に変化される共に、抽出したフレームメモリアクセス
情報1902aが作成される。このフレームメモリアク
セス情報1902aは、映像信号をフレームメモリに対
して書き込みする場合、または、フレームメモリから読
み出しを行なう際に、用いられる。キー入力部1905
から入力すべきフレームメモリ1906a−1906z
のいずれかを選択する指定が行なわれると、映像信号選
択制御部1904は、分配制御信号1904aと書き込
み制御信号1904bとが作成される。これにより、分
配制御信号1904aにより指定されたフレームメモリ
への映像信号の蓄積が行なわれる。また、キー入力部1
905から出力すべきフレームメモリ1906a−19
06zのいずれかを選択する指定が行なわれると、映像
信号選択制御部1904は、デジタル映像信号選択信号
1904cを作成して、デジタル映像信号選択器190
7が、これにより指定されるフレームメモリを選択し
て、それから映像信号が読みだされる。読みだされたデ
ジタル映像信号は、デジタル/アナログ変換部1908
でアナログ信号に変換して出力する。そして、この映像
信号は、他システムに転送されたり、自システムの表示
部で表示される。
【0090】図20は、本発明の照明装置に係る第11
の実施例を示す部分断面斜視図である。図において、リ
ング形蛍光灯であるリング灯71がリングセード72に
組立られる。リング灯71の中央部に位置するリングセ
ード72の上部に、カメラ係合部73が設けられてい
る。このカメラ係合部73に着脱自在に係止保持された
撮像カメラ2が装着される。すなわち、一般的机上作業
のタスクライト機能と共に、撮像カメラ2が撮影する被
写体に均等にバランス良く照明照射光を与えることがで
きる効果を持つものである。さらに、リングセード72
の照射側端面にリング灯71を覆い隠す様に、光拡散カ
バー77が着脱自在に係合具備されている。すなわち、
リング灯71の撮影照射光が被写体で反射し、撮影画面
または映像にギラツキ等不都合を生ずる時の、光拡散フ
ィルターの役目を持つものである。
【0091】撮像カメラ2の信号線10は、リングセー
ド72の保持部側のコード口74よりセード内部に導か
れ、コードリール部75に係合し、信号線10を必要に
応じて任意の長さに引き出し、さらに容易に収納を可能
にしたものである。これにより、撮像カメラ2の手持ち
撮影や、その他の目的で任意の位置に引き出すことがで
き、撮像カメラ2の着脱機能の効果を十分に発揮するこ
とができる。また、収納時の信号線10の保守整理に効
果を持ち、さらに、机上面等での無駄な信号線に身体の
一部が接触したり、他の機器や用品等に引き掛る等の不
慮の事故を容易に防ぐ等の、安全にして機器整理と操作
者の無駄動作を省く効果を持つものである。
【0092】リングセード72のコードリール75側の
端末は、セード係合部6に回動自在なジョイント76を
介して係合保持されている。セード係合部6は、アーム
7に回動自在に係合し、アーム7は、その低端部に取付
座係合部8に回動自在に係合保持されているものであ
る。
【0093】なお、蛍光灯のインバーター制御をセード
内部またはアーム内部に組み込む場合も、何ら不都合を
生じないものである。
【0094】図21は、本発明の照明装置に係る第12
の実施例を示す使用状態斜視図である。同図(A)にお
いて、アーム7に回動自在に係合保持された本体78の
中央上部に、撮像カメラ2が着脱自在に係合保持されて
いる。この本体78の前部端面に、グリップ79が形成
されて、照明照射調整や撮影調整で使い勝手を向上させ
ている。また、本体78の左右両側にウィングライト8
0が具備され、一般的机上作業等のタスクライトとして
の機能を持っている。このウィングライト80は、蛍光
灯光源、白熱球光源、ハロゲン光源等の単体または複合
具備されているものである。
【0095】図21(B)は、一般的使用状態の図21
(A)から被写体撮影の使用状態に変化させたものであ
る。同図において、本体78の左右両端のウィングライ
ト80をスライダー81に沿って引き出し、終点位置で
回動自在なウィングジョイント82によって、照射光の
照明調整をしたものである。スライダー81は、本体7
8の左右両端に固定具備され、収納時はウィングライト
80のセード及び反射板(図示せず)の空隙に形成した
収納部に安定収納できるようにしたものである。
【0096】この構成により、撮影時の照明照射光を撮
像カメラ2より適度に離して用いることができる。すな
わち、被写体反射が撮像カメラ2に至らず、反射による
画像および映像にギラツキ等の不都合な状況を生み出す
ことはない。
【0097】図22は、本発明の照明装置に係る第13
の実施例の構成を示す斜視図である。同図に示す実施例
は、スタンド型の実施例である。
【0098】すなわち、本実施例は、資料を載置すると
共に、全体を固定支持するためのベース2001と、ベ
ース2001の一部に設けられたアーム2002と、こ
のアーム2002に支持される本体セード1と、アーム
2002の本体セード下部に設けられるスポットライト
31と、本体セード1の一端に連結されたリング3と、
このリング3に着脱自在に取り付けられた撮像カメラ2
とを有する。
【0099】本実施例によれば、照明装置を、通常の照
明スタンドのように取り扱うことができる。また、パー
ティションボード等のアームを固定する適当な部材がな
い場所でも使用できる利点がある。
【0100】以上に説明した本発明に係る照明装置によ
れば、前述の従来技術の不都合や欠点を解決するのみな
らず、情報通信システムの各種端末機器の処理操作の中
で、通常の机上作業中に簡便にして容易な使い勝手で情
報通信システムに対応できる効果を発揮するものであ
る。
【0101】従来の情報通信端末機器は、システム技術
の具体化としては高度な機能を持つものが有るが、現状
では、人の生活環境や作業環境を充分に配慮したものは
少ない。すなわち、端末機器の設置で人が機器にわざわ
ざ近着いて処理するものが大半と言える。決して人であ
る作業者を中心に機器が設置される環境にないことは自
明である。情報通信システムを専用に操作する扱い者で
も、机上作業には通信業務の他に公私に渡る各種の遂行
業務や雑務があるものである。こうした作業環境を充分
に配慮することは、作業効率を高め不慮の失敗や不都合
を生じさせず、人の能率も上げ結果快適な作業空間を構
成するものなのである。
【0102】例えば、机上で資料作成中、すなわち、部
屋の天井に具備した全体照明だけでは照度が足らない場
合は、一般的にはタスクライトを用いるものである。一
般的机上業務に用いられるタスクライトに情報通信シス
テム機器が具備され、一般作業の遂行に留まらず、その
まま情報通信端末機器として起動することは、人の作業
機能を思考の展開の領域まで包括した円滑且つメンタル
な意味で、大きな効果を得るものである。すなわち、遠
方の相手先者との情報交換を作業場所から移動して行う
従来の不都合は、タイムリーで正確な情報交換とは言え
ない場合が生ずるもので、ストレスの原因ともなるもの
である。さらに、必要装置の待ちを含め無駄な経過時間
による不効率で作業性の悪い不都合である。
【0103】電話が建物や部屋に一台の時代から、現在
は机上に一台は無論のこと、人数より多い場合もある。
本発明に係る装置が、電話と同じ様な変遷を辿るとする
のが独断的主張ではないことは、情報通信関連技術開発
の現状が自明に物語るものである。
【0104】本発明に係る装置は、タスクライトに撮像
カメラや液晶デスプレイを具備して手軽で容易な情報交
換が可能にして、情報通信システム全体すなわち社会全
体の省資源や省エネルギー、さらには、人の精神的な対
応を含めた作業環境に大きく寄与貢献できる重要な要素
の提案と言えるものである。
【0105】タスクライトにカメラを具備するに留まら
ず、操作移動範囲に自由自在に移動しても映像としての
垂直水平が狂わないことは、視覚視認上の不都合なスト
レスと視覚疲労を大きく低減する効果もあるものであ
る。
【0106】また、画像または映像の撮影には照明が必
要不可欠の要素となるが、本発明の装置は、タスクライ
トの広域照明の蛍光灯の利用に合わせるか独立させて、
一般照明利用と被写体のスポットライトを具備し、操作
容易にして操作労働の低減や誤操作や誤認のない適切且
つ使い勝手の良い照明を得る効果を持つ。
【0107】本装置を具体化寄与することで、快適で無
駄のない情報通信端末機器作業を行なうことを可能に
し、安全にして容易な操作と適切且つ正確でタイムリー
な相互通信対応を可能にし、また、省資源、省エネルギ
ーに貢献し、簡便にして安価な情報通信端末機器を提供
することができる。さらには、本装置が持つ技術的応用
機能に依って、新たな情報通信端末の技術応用分野に大
きく寄与貢献するものである。
【0108】
【発明の効果】本発明によれば、通常の照明装置として
使用できると共に、画像情報の撮像を行なって、情報を
他装置に送るための情報通信機器端末の画像入力部とし
ても機能でき、情報化時代のオフィスにおける、使い勝
ってのよい複合的な機器が提供される効果がある。特
に、オフィスワークにおいて、頻繁にしようされる照明
装置と、画像の入力とが共通の装置により行なえるの
で、スペースメリットがあると共に、ファクシミリ等の
ような一方的な通信ではなく、リアルタイムに画像を送
ることができ、互いにはなれた位置で、画像を用いて打
合せを行なう場合にとく効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る照明装置の第1実施例の使用状態
を示す斜視図。
【図2】本発明に係る第1実施例の撮影操作使用の説明
用斜視図。
【図3】本発明に係る第1実施例の操作動作説明用の裏
面の使用状態斜視図。
【図4】本発明に係る第1実施例のアーム保持部の分解
斜視図。
【図5】本発明に係る第1実施例のアーム構造の部分断
面図正面図。
【図6】本発明に係る第1実施例の照明照射説明用の正
面図。
【図7】(A)は、本発明に係る照明装置の第2実施例
を示す部分断面図、(B)は、本発明に係る照明装置の
第3実施例を示す斜視図。
【図8】本発明に係る照明装置の第4実施例を示す使用
状態斜視図。
【図9】本発明に係る照明装置の第5実施例を示し、
(A)は部分断面斜視図、(B)は構成斜視図。
【図10】本発明に係る第5の実施例の動作説明の部分
断面上面図。
【図11】本発明に係る第5実施例の動作説明の部分断
面上面図。
【図12】本発明に係る照明装置の第6実施例の使用状
態斜視図。
【図13】本発明に係る照明装置の第7実施例の使用状
態斜視図。
【図14】本発明に係る照明装置の第8実施例の構成を
示す部分分解裏面斜視図。
【図15】本発明に係る照明装置の第9実施例の使用状
態斜視図。
【図16】本発明に係る照明装置の第10実施例の部分
斜視図。
【図17】本発明において用いることができるカメラ角
度制御装置の一例を示すブロック図。
【図18】上記各実施例で用いられているTV電話器E
の一実施例の構成を示すブロック図。
【図19】上記各実施例で用いられているTV電話器E
の他の実施例の構成を示すブロック図。
【図20】本発明の照明装置に係る第11の実施例を示
す部分断面斜視図。
【図21】本発明の照明装置に係る第12の実施例を示
す使用状態斜視図。
【図22】本発明の照明装置に係る第13の実施例の構
成を示す斜視図。
【符号の説明】
1…本体セード 2…撮像カメラ 3…リング 4…ス
ポット係合部 5…スポットライト 6…セード係合部 7…アーム
8…取付座係合部 9…ベース 10…信号線 11…構造板 12…クリ
ップ 13…マーク 14…上アーム 15…下アーム 16…アームカバー
17…アーム座 18…止めネジ 19…コイルバネ 20…スリーブ
21…ピン 22…軸受 23…カバー 24…溝 25…電源線 26…クリア
ランス 27…止めネジ穴 28…蛍光灯 29…拡散シート
30…セード 31…スポットライト 32…回動ジョイント 33…
回動部 34…フレキシブルジョイント 35…リング 36…
リングジョイント 37…スポット係合部 38…スポットライト 39…
カメラスリーブプーリー 40…スリーブカバー 41…セードワイヤー 42…
テンションバネ 43…フック 44…テンションプーリー 45…回動
上プーリー 46…セード係合軸 47…回動下プーリー 49…ワ
イヤー穴 50…ベース 51…固定プーリー 52…取付座係合軸 56…回転
角検出手段 57…マイクロステップモーター 58…カメラ部 5
9…信号線フック 60…切欠き 61…扉 62…スポットライト 63
…カメラ係合部 64…光拡散シート 65…レンズシート 66…光拡
散レンズシート 67…カメラ穴付光拡散シート 68…カメラ蓋 69…フレキシブルジョイント 70…モニター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊谷 健太 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 石鍋 巌 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 石田 清 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】広域を照明するための広域照明光源と、ス
    ポット光で照明を行なうスポット光源と、画像の入力を
    行なうための撮像装置とを備え、スポット光源と、撮像
    装置とは、前記広域照明光源に、連結されて設けられる
    ものであることを特徴とする撮像機能を有する照明装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1において、基端側に取付座を、お
    よび、先端側にセード係合部を有し、昇降動作および水
    平回動が行なえるアームをさらに有し、該アームは、前
    記セード係合部で前記広域照明光源と連結されるもので
    ある、撮像機能を有する照明装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、スポット光源と、撮像
    装置とは、前記広域照明光源の一端側と他端側に分かれ
    て配置される、撮像機能を有する照明装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記広域照明光源は、
    セードと、構造板とを有する、撮像機能を有する照明装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記スポット光源は、
    前記広域照明光源に対して、回動可能に係合する連結部
    をさらに有し、この連結部を介して前記広域照明光源に
    連結されるものである、撮像機能を有する照明装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5において、前記スポット
    光源は、前記広域照明光源のセード内に設けられる、撮
    像機能を有する照明装置。
  7. 【請求項7】請求項2において、前記スポット光源は、
    アームに取り付けられるものである、撮像機能を有する
    照明装置。
  8. 【請求項8】請求項3において、前記撮像装置は、簡易
    着脱装置を有し、前記広域照明光源の一部に、簡易着脱
    装置により着脱自在に取り付けられるものである、撮像
    機能を有する照明装置。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記広域照明光源の、
    前記撮像装置取り付ける側の端部に、前記簡易着脱装置
    を取り付けるための支持部材が設けられている、撮像機
    能を有する照明装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記支持部材は、リ
    ングである、撮像機能を有する照明装置。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記リングは、前
    記広域照明光源の長手方向を軸として、回動可能に、該
    広域照明光源の一端に連結されているものである、撮像
    機能を有する照明装置。
  12. 【請求項12】請求項9において、前記撮像装置は、手
    持ち可能な大きさの撮像カメラであり、その信号配線の
    一部は、前記広域照明光源の一部に取外し可能な状態で
    装着されているものである、撮像機能を有する照明装
    置。
  13. 【請求項13】請求項10または11において、前記広
    域照明光源は、セードと、構造板とを有し、前記リング
    は、前記構造端に連結されるものである、撮像機能を有
    する照明装置。
  14. 【請求項14】請求項10または11において、前記リ
    ングは、それに取り付けられる撮像装置の断面より、大
    きなリング内径であり、手持ちのハンドルとして用いる
    ことできる大きさの形状を有するものである、撮像機能
    を有する照明装置。
  15. 【請求項15】請求項2において、前記アームは、上側
    のアームと、下側のアームの2本のアームからなり、こ
    れらの2本のアームは、平行に並ぶように、基端側を前
    記取付座に、および、先端側を前記セード係合部にそれ
    ぞれ回動自在に連結され、四節機構を構成するものであ
    る、撮像機能を有する照明装置。
  16. 【請求項16】請求項15において、前記アームが構成
    する四節機構は、平行運動を行なうものである、撮像機
    能を有する照明装置。
  17. 【請求項17】請求項15において、上側アームは、配
    線用溝を有するものである、撮像機能を有する照明装
    置。
  18. 【請求項18】請求項17において、アームは、アーム
    カバーを有し、該アームかバーは、少なくとも前記配線
    用溝を覆って、その内部に敷設される配線を抑える機能
    を有するものである、撮像機能を有する照明装置。
  19. 【請求項19】請求項3において、前記広域照明光源
    の、前記撮像装置取り付ける側の端部に、前記撮像装置
    を取り付けるための支持部材が設けられ、該支持部材
    は、その内部で、撮像装置を回動自在に支持する支持機
    構を有するものである、撮像機能を有する照明装置。
  20. 【請求項20】請求項19において、アームの取付座
    と、セード係合部と、前記支持機構のそれぞれに、同一
    半径の円形状または円弧状の回動ピースを装着し、この
    回動ピースに、アームの取付座およびセード係合部での
    水平回動の角度変位を、撮像装置の向きを、前記回動に
    かかわらず不変とするよう、前記支持機構に伝達する角
    度変位伝達部材を有するものである、撮像機能を有する
    照明装置。
  21. 【請求項21】請求項20において、回動ピースに一方
    向の回動回転力を与えるバネを具備し、該バネは、前記
    角度変位伝達部材の一端が接続されるものである、撮像
    機能を有する照明装置。
  22. 【請求項22】請求項19において、取付け座係合部お
    よび/またはセード係合部に設けられて、回転各を検出
    する回転角検出手段と、前記支持機構に連結され、回転
    角検出手段からの検出信号に基づいてこれを回転駆動す
    るモータとを有し、撮像装置の向きを、前記回動にかか
    わらず不変とするよう機能するものである、撮像機能を
    有する照明装置。
  23. 【請求項23】請求項22記載の照明装置と、前記撮像
    装置の信号を受けて、これを送信すると共に、他システ
    ムからの画像を受けて、これを表示する機能を有するT
    V電話器をさらに備える、通信端末システム。
  24. 【請求項24】請求項1において、撮像装置に近接する
    位置に、スポット光源の照射光口を配置することを特徴
    とする、撮像機能を有する照明装置。
  25. 【請求項25】請求項24において、スポット光源の反
    射セード内に、撮像装置を配置するものである、撮像機
    能を有する照明装置。
  26. 【請求項26】請求項24において、スポット光源の照
    射光口に、光拡散シートを具備したことを特徴とする、
    撮像機能を有する照明装置。
  27. 【請求項27】請求項25において、スポット光源の照
    射光口に具備する光拡散シートにおいて、画像および映
    像入力手段の入力機能を妨げない開放穴を形成した光拡
    散シートを具備したことを特徴とする、撮像機能を有す
    る照明装置。
  28. 【請求項28】請求項1において、画像表示手段を具備
    したことを特徴とする、撮像機能を有する照明装置。
  29. 【請求項29】請求項28において、画像表示手段は、
    本体セードに設けるものである、撮像機能を有する照明
    装置。
  30. 【請求項30】請求項30において、画像表示手段は、
    広域照明光源の照射光をバックライトに利用したもので
    ある、撮像機能を有する照明装置。
  31. 【請求項31】請求項28において、画像表示手段は、
    撮像装置のモニターの機能と、通信相手先の画像を表示
    する機能を有するものである、撮像機能を有する照明装
    置。
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