JPH06140968A - 衛星通信方式 - Google Patents

衛星通信方式

Info

Publication number
JPH06140968A
JPH06140968A JP28882592A JP28882592A JPH06140968A JP H06140968 A JPH06140968 A JP H06140968A JP 28882592 A JP28882592 A JP 28882592A JP 28882592 A JP28882592 A JP 28882592A JP H06140968 A JPH06140968 A JP H06140968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
station
broadcast
line
individual
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28882592A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Fukui
覚 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP28882592A priority Critical patent/JPH06140968A/ja
Publication of JPH06140968A publication Critical patent/JPH06140968A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は衛星通信方式に関し、通信衛星のト
ランスポンダの有効利用を図ると共に、個別通信や同報
通信と多様化した通信サービスの運用を簡易な構成で効
率的に行える衛星通信方式の提供を目的とする。 【構成】 複数の地球局が通信衛星を介して相互に通信
を行う衛星通信方式において、1対1の個別通信を行う
個別通信網20と、1対Nの同報通信を行う同報通信網
30と、個別通信及び同報通信における回線接続制御を
行う回線制御局40とを備え、回線制御局40は個別通
信又は同報通信における発信局からの回線接続要求に対
し、衛星回線に対する一元管理の下で使用回線をデマン
ドアサインする。好ましくは、発信局は回線接続要求の
際にダイヤル番号により個別/同報通信の選択、通常同
報/緊急同報通信の選択、個別着信局の選択、同報受信
局グループの選択を行う。また好ましくは、発信局は回
線接続後の同報受信グループの各着信局に対してダイヤ
ル番号により音声、FAX、データ等の同報信号種別の
選択を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衛星通信方式に関し、更
に詳しくは複数の地球局が通信衛星を介して相互に通信
を行う衛星通信方式に関する。今日、衛星通信の進歩に
伴い、その通信形態は個別通信や同報通信と多様化して
おり、またその通信データも音声、FAX、情報、画像
等の各種データと多様化している。そこで、これらの通
信形態や通信データからなる多様化した通信サービスの
運用を簡易な構成で効率的に行える衛星通信方式の提供
が望まれる。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の衛星通信方式を説明する
図で、図においてSATはFDMA(周波数分割多元接
続)方式におけるトランスポンダf1 〜f8 を有する通
信衛星、GA は通信衛星SATを介して1対Nの同報通
信サービスを提供する同報通信網、GB は同じく1対1
の個別通信サービスを提供する個別通信網、Cは同報通
信データを提供する同報送信局、SCは個別通信の回線
接続制御を行う回線制御局、Rは同報受信専用の子局、
R/K1 ,R/K2 は同報/個別の両網に加入している
子局、K1 ,K2 は個別通信網にのみ加入している子局
である。
【0003】同報通信網GA においては、通信チャネル
1 (f2 は応答用)をプリアサインされた同報送信局
Cが網GA に加入の子局R〜R/K2 に対して同報通信
データを提供している。一方、個別通信網GB において
は、回線制御局SCが制御チャネルf7 ,f8 を使用し
て網GB に加入の子局R/K1 〜K2 に通信チャネルf
3 〜f6 をデマンドアサインする形態を採っており、回
線共用の効果(大群化効果)を期待できる。
【0004】このように、従来は、同報通信網GA と個
別通信網GB とが相互に独立した別システムで構成され
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、同報通信網G
A と個別通信網GB とが別システムで構成されている
と、通信衛星のトランスポンダf1 〜f8 を全体として
有効に利用できない。また、同報通信網GA と個別通信
網GB とが別システムで構成されていると、ユーザに対
して多様化した通信サービスを効率良く提供できない。
例えば、子局R/K1 は空いていたので同報送信局Cか
らの重要データを接続FAXに受信できたが、子局R/
2 はたまたま子局K1 との間で個別通信を行っていた
ので重要データを受け取れないと言うような弊害が生じ
得る。
【0006】更に、将来のニーズに応え、網GA に対し
て他の種類の同報データを提供するような同報送信局C
´の設置を考えると、通信サービスの構成は一層複雑化
する上、トランスポンダの有効利用も悪化する。本発明
の目的は、通信衛星のトランスポンダの有効利用を図る
と共に、多様化した通信サービスの運用を簡易な構成で
効率的に行える衛星通信方式を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は図1の構成
により解決される。即ち、本発明の衛星通信方式は、複
数の地球局が通信衛星を介して相互に通信を行う衛星通
信方式において、1対1の個別通信を行う個別通信網2
0と、1対Nの同報通信を行う同報通信網30と、個別
通信及び同報通信における回線接続制御を行う回線制御
局40とを備え、回線制御局40は個別通信又は同報通
信における発信局からの回線接続要求に対し、衛星回線
に対する一元管理の下で使用回線をデマンドアサインす
るものである。
【0008】
【作用】図において、例えば発信局203 が回線制御局
40に対し着信局202 宛の個別通信に基づく回線接続
要求を行うと、これを受けた回線制御局40は衛星回線
に対する一元管理の下で空き通信チャネルを選択し、こ
れを該発信局203 及び着信局202 に割り当てる。ま
た発信局301 が回線制御局40に対し複数の着信局3
2 〜304 宛の同報通信に基づく回線接続要求を行う
と、これを受けた回線制御局40は同じく衛星回線に対
する一元管理の下で空き通話チャネルを選択し、これを
該発信局301 及び複数の着信局302 〜304 に割り
当てる。
【0009】このように、回線制御局40は通信衛星の
使用可能な全通信チャネルを一元管理すると共に、回線
要求に応じて同報通信又は個別通信に対し回線をダイナ
ミックに割り当てるので、衛星通信システム全体として
トランスポンダ共用の効果が生じる。好ましくは、発信
局は回線接続要求の際にダイヤル番号により個別通信と
同報通信の選択を行う。
【0010】また好ましくは、発信局は回線接続要求の
際にダイヤル番号により個別着信局の選択を行う。また
好ましくは、発信局は回線接続要求の際にダイヤル番号
により同報受信グループの選択を行う。また好ましく
は、発信局は回線接続要求の際にダイヤル番号により通
常の同報通信と緊急同報通信の選択を行う。
【0011】また好ましくは、発信局は回線接続後の同
報受信グループの各着信局に対してダイヤル番号により
音声、FAX、データ等の同報信号種別の選択を行う。
また好ましくは、回線制御局40は、制御チャネルを介
して夫々にユニークなアドレスを有する各子局と接続す
ると共に、該アドレスに対応せて少なくとも各子局のダ
イヤル局番号と子局が属する同報受信グループのダイヤ
ルグループ番号とを記憶するテーブルを備え、発信局か
ら受信したダイヤル番号に基づいて前記テーブルを参照
し、対応する個別着信局又は1又は2以上の同報着信局
に回線を接続する。
【0012】また好ましくは、回線制御局40は、制御
チャネルを介して夫々にユニークなアドレスを有する各
子局と接続すると共に、該アドレスに対応せて少なくと
も各子局のダイヤル局番号と子局が属する同報受信グル
ープのダイヤルグループ番号と各子局の使用回線並びに
個別通信中、通常の同報通信中又は緊急同報通信中か否
かの通信状態情報とを記憶するテーブルを備え、発信局
から受信したダイヤル番号に基づいて前記テーブルを参
照し、緊急同報通信の着信局が個別通信中又は通常の同
報受信中の場合に、制御チャネル又は地上回線を介して
該通信を強制的に切断させ、緊急同報通信の着信接続を
優先させる。
【0013】従って、個別通信や同報通信と多様化した
通信サービスの運用を簡易な構成で効率的に行える。
【0014】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一
又は相当部分を示すものとする。図2は実施例の衛星通
信方式を説明する図で、図においてSATはFDMA方
式におけるトランスポンダf1 〜f8 を有する通信衛
星、SCはシステムの回線制御局(図1の回線制御局4
0に相当)、G1 〜G3 は同報受信グループ、C1,C
2 は同報指令局、R1 〜R11は同報受信局である。
【0015】本システムの一動作例を説明すると、例え
ば同報指令局C1 は回線制御局SCにより割り当てられ
た同報チャネルf3 (f4 は応答用)により同報受信グ
ループG1 の各局に対して通常のFAX同報データを流
している。また同報指令局C 2 は回線制御局SCにより
割り当てられた同報チャネルf1 (f2 )により同報受
信グループG2 の各局に対して緊急の音声情報を放送し
ている。一方、同報受信局R10及びR11は回線制御局S
Cにより割り当てられた個別チャネルf5 ,f 6 を介し
て相互に接続し、夫々の電話機(不図示)に通話路を提
供している。また同報受信局R9 は制御チャネルf
8 (f7 )で回線制御局SCに対して個別チャネルの要
求を行っている。
【0016】図3は実施例の回線制御局SCを説明する
図で、図3の(A)はそのブロック図である。図におい
て、1は回線制御端局、11 は変調器(MOD)、12
はバンドパスフィルタ(以下、BPFと言う)、13
ミキサ、14 は中心周波数fc のBPF、15 は復調器
(DEM)、16 は周波数シンセサイザ、17 はCPU
及びメモリ等からなる回線制御部、DATはデマンドア
サインテーブル、4はアンテナ、5は送受信回路(T/
R)、6は合成分配器、7は回線監視卓、8は地上回線
である。
【0017】回線制御部17 の送信データTxDは変調
器11 で制御チャネルf7 の送信信号に変換され、BP
F12 を通過し、アンテナ4より送信される。またアン
テナ4より受信した制御チャネルf8 の受信信号はミキ
サ13 で中心周波数fc の受信信号に変換され、BPF
4 を通過し、更に復調器15 で受信データRxDに変
換されて回線制御部17 に入力する。
【0018】なお、回線制御部17 は周波数シンセサイ
ザ16 を制御することで全衛星チャネルf1 〜f8 をア
クセスすることが可能である。また、BPF12 は周波
数シンセサイザからの周波数選択信号により内部の対応
する周波数のフィルタ(不図示)に切り替えられる。図
3の(B)は制御チャネルf7 ,f8 における通信方式
を説明する図である。回線制御端局1は下り制御チャネ
ルf7 を介して本システムの各構成端局C1S,C1R,C
2S,C2R及びR1 〜R11宛に一連の制御信号をTDM
(時分割多重)方式により送信する。また、これを受け
た各構成端局C1S,C1R,C2S,C2R及びR1 〜R11
上り制御チャネルf8 を介して回線制御端局1にその応
答又は回線要求等の信号をTDMA(時分割多元接続)
方式により送信する。ここで、C 1S,C2Sは夫々同報指
令局C1 ,C2 の同報送信端局、またC1R,C2Rは夫々
同報指令局C1 ,C2 の同報受信端局である。
【0019】本衛星通信システムの下ではダイヤル番号
による発呼が行われる。例えば個別通信発呼の場合は、
着信端局の局番号(例えば123)とこれに接続する電
話機の内線番号(例えば7890)とを「123−78
90」の如く続けてダイヤルする。なお、記号「−」は
表記のためのものであり、実際にはダイヤルしない。ま
た個別通信の局番号からは「001」 又は「009」
等の最初が「0」で始まる特番が除かれている。
【0020】同報通信発呼の場合は、同報通信を表す同
報特番(例えば001)と同報受信グループを特定する
同報グループ番号(例えば012)とを「001−01
2」の如く続けてダイヤルし、引き続き、又は後の適当
なタイミングに同報データのデータ種別を表す同報種別
番号をダイヤルする。例えば同報種別番号「01」は音
声、「02」はFAX、「03」は情報データを夫々表
している。
【0021】また緊急同報通信発呼の場合は、緊急同報
通信を表す同報特番(例えば009)と同報受信グルー
プを特定する同報グループ番号(例えば012)とを
「009−012」の如く続けてダイヤルし、引き続
き、又は後の適当なタイミングに同報種別番号「0
1」、「02」又は「03」をダイヤルする。制御部1
7 は制御チャネルf8 を介して受信したダイヤルの先頭
番号が「0」か否かにより個別通信要求か同報通信要求
かの判別を行う。更に、同報通信要求の場合はダイヤル
番号が「001」か「009」かにより通常の同報通信
要求か緊急の同報通信要求かの判別を行う。
【0022】個別通信要求の場合は、個別発信端局から
受信した局番号で図4のデマンドアサインテーブルDA
Tを参照し、対応する着信端局を割り出すと共に、空き
情報チャネルを選択し、個別発信端局及び個別着信端局
に対して制御チャネルf7 により回線の割当を行う。ま
た同報通信要求の場合は、同報発信端局から受信した同
報グループ番号でDATを参照し、同報受信グループを
構成する各着信端局を割り出すと共に、空き情報チャネ
ルを選択し、同報発信端局及び各同報着信端局に対して
制御チャネルf7 により回線の割当を行う。
【0023】更にまた緊急同報通信の場合は、上記の同
報通信要求の場合に加え、制御チャネルf7 又は地上回
線8を介して緊急同報受信グループに含まれる個別通信
中又は通常の同報受信中の受信端局の通信を強制的に終
了させ、緊急の同報チャネルを優先的に割り当てる制御
を行う。なお、制御の詳細は図8〜図10のフローチャ
ートに従って後述する。
【0024】回線監視卓7は回線制御部17 の上記動作
に伴い、衛星回線の使用状況及び本システムを構成する
各端局の通信状態等を常時モニタし、監視を行ってい
る。図4は実施例のデマンドアサインテーブルを説明す
る図である。各端局が制御チャネルf7 ,f8 上で使用
するアドレスに対応させて、ダイヤル局番号、ダイヤル
グループ番号、局属性、使用回線、通信種別等を表すデ
ータが記憶される。なお、アドレスは説明のために記号
1S〜R11で表した。各端局はダイヤル局番号の指定に
より夫々個別に呼び出される。またダイヤルグループ番
号「011」,「012」又は「013」の指定により
各グループに属するアドレスC2R〜R3 ,R4 〜R8
はR9 〜R11の各端局が一斉に呼び出される。局属性は
各端局の性質や構成を表すもので、例えばコード「8」
は図5のタイプの同報送信端局、「6」は図5又は図6
のタイプの同報受信端局、「7」は簡略化された図7の
タイプの同報受信端局を夫々表している。また通信種別
のコード「2」は通常の同報通信、「4」は緊急の同報
通信、「1」は個別通信を表しており、使用回線の欄と
共に回線制御部17 により書込/消去が行われる。
【0025】従って、この一例のDATデータを見る
と、同報送信端局C1Sはチャネルf3(f4 )で通常の
同報送信を行っており、これを同報受信端局CR2〜R3
が受信している。また同報送信端局C2Sはチャネルf1
(f2 )で緊急の同報送信を行っており、これを同報受
信端局R4 〜R8 が受信している。また同報受信端局R
10,R11はチャネルf5 ,f6 を使用して相互に個別通
信を行っていることが分かる。
【0026】なお、デマンドアサインテーブルの記憶構
成は図4のものに限らず、他のどのような記憶形態を採
っても良い。図5は実施例の同報指令局Cの構成を示す
図で、図において2は同報送信端局、21 は変調器(M
OD)、22 はBPF、23 はミキサ、24 は中心周波
数f c のBPF、25 は復調器(DEM)、26 は周波
数シンセサイザ、27 はCPU及びメモリ等からなる制
御部、9は指令台である。また3は同報送信端局、3 1
は変調器(MOD)、32 はBPF、33 はミキサ、3
4 は中心周波数fc のBPF、35 は復調器(DE
M)、36 は周波数シンセサイザ、37 はCPU及びメ
モリ等からなる制御部、10は接続制御装置、111
音声受令機(VOC)、112 はFAX受令機(FA
X)、113 はデータ受令機(DAT)、12は交換機
(EX)、131 〜13n は電話機である。
【0027】一例の同報指令局Cは同報送信端局
(CS )2及び同報受信端局(CR )3を備えている。
従って、同報送信端局2で通常又は緊急の同報送信を行
うと同時に、同報受信端局3では個別通信及び他の同報
送信端局2からの通常又は緊急の同報データを受信でき
る。指令台9は必要に応じて音声、FAX、情報データ
等の各種データを送出する。また指令台9は回線接続後
の同報受信グループの各着信局に対して音声、FAX、
情報データ等の同報種別の選択を行わせるダイヤル番号
を送信する。
【0028】接続制御装置10は、音声受令機111
FAX受令機112 、データ受令機113 を収容すると
共に、他局の指令台9より送られる同報種別のダイヤル
番号に従ってMOD31 及びDEM35 から成る通信路
を対応する受令機111 ,112 又は113 に接続す
る。交換機12は、複数の電話機131 〜13n を収容
すると共に、電話機について衛星回線を介する発/着呼
があると、通信路を対応する電話機に接続する。
【0029】更に、制御部27 及び37 は図8〜図10
の制御フローに従って必要な通信制御を行う。なお、同
報指令局Cは同報送信端局2のみを備えるように構成し
ても良い。図6は実施例の同報受信局Rの構成を示す図
である。一例の同報受信局Rは図5と同一の同報受信端
局3のみを備えている。従って、このタイプの同報受信
局Rは個別通信及び他の同報送信端局2からの通常又は
緊急の同報データを受信できる。
【0030】図7は実施例の他の同報受信局Rの構成を
示す図で、図において3´は同報受信端局、37 ´は制
御部、38 は通信路スイッチである。このタイプの同報
受信端局3´はMOD31 及びDEM35 から成る単一
の通信路を制御部37 ´,交換機12及び接続制御装置
10で共用する構成となっており、ハードウエアが大幅
に簡略化されている。
【0031】単一の通信路は通常は制御部37 ´により
使用されており、例えば交換機12からの回線要求があ
ると、制御部37 ´は回線制御局SCに制御チャネルf
8 で回線を要求し、しかる後、回線制御局SCから例え
ば通話チャネルf5 ,f6 の割当があると、周波数シン
セサイザ36 を制御することにより単一の通信路を通話
チャネルf5 ,f6 に切り替え、交換機12に接続す
る。また回線制御局SCから制御チャネルf7 を介して
交換機12への着信があった場合は、制御部37´は同
様にして単一の通信路を割当に従う通話チャネルf5
6 に切り替え、交換機12に接続する。接続制御装置
10についても同様である。
【0032】なお、通話路スイッチ38 に対して更に図
5の指令台9を収容するように構成すれば、簡易形の同
報指令局を構成することも可能である。図8は実施例の
個別通信制御のフローチャートで、該図は同報受信局R
10及びR11間で行う個別通信の例を示している。発信者
Aが電話機をフックOFFにすると、交換機EX10は発
信音を返送し、これを聞いた発信者Aは「311−78
90」とダイヤルする。交換機EX10は局番「311」
が衛星回線に接続すべきものであることを検出すると同
報受信端局3の制御部37 に回線割当を要求する。これ
を受けた制御部37 は制御チャネルf8 を介して回線制
御局SCに局番「311」を伴う回線割当を要求する。
【0033】回線制御局SCは局番「311」の受信に
よりまず個別通信要求と判別する。次いで空き情報チャ
ネルf5 ,f6 を選択すると共に図4のDATを参照し
て局番「311」に対応する着信側同報受信局R11を割
り出し、該同報受信局R11に対して制御チャネルf7
介し個別着信の旨の通知と受信f5 かつ送信f6 とする
情報チャネルの割当を行う。これを受けた同報受信局R
11の制御部37 は周波数シンセサイザ36 を制御するこ
とにより交換機EX11に接続する通話ラインを受信f5
かつ送信f6 と設定する。
【0034】また回線制御局SCは発信側同報受信局R
10に対して制御チャネルf7 を介し送信f5 かつ受信f
6 とする情報チャネルの割当を行う。これを受けた同報
受信局R10の制御部37 は同じく周波数シンセサイザ3
6 を制御することにより交換機EX10に接続する通話ラ
インを送信f5 かつ受信f6 と設定する。次いで、交換
機EX10は通話チャネルf5 を介して内線番号「789
0」を送信し、これを受けた交換機EX11は対応する電
話機をリングトーンで呼び出す。また同時に交換機EX
11は交換機EX10に対して通話チャネルf6 によりリン
グバックトーンを送信する。やがて、着信者Bが電話機
をフックOFFにすると、両電話機間に通話路が形成さ
れ、通話中になる。
【0035】そして、やがて終話になると、発信者A及
び着信者Bは夫々の電話機をフックONにする。同報受
信局R10,R11は夫々の交換機EX10,EX11を介して
フックONの旨を知らされ、回線制御局SCに対し制御
チャネルf8 を介して回線開放を要求する。これを受け
た回線制御局SCは情報チャネルf5 ,f6 を空きに登
録する。
【0036】図9は実施例の同報通信制御のフローチャ
ートで、該図は同報送信端局C1Sと同報受信グループG
1 に属する同報受信端局C2R及びR1 〜R3 との間の同
報通信の例を示している。発信者Cが指令台CSより
「001−011」とダイヤルすると、これを受けた同
報送信端局C1Sの制御部27 は周波数シンセサイザ26
を制御することによりまず通信ラインを送信f8 、受信
7 とする制御チャネルをに設定し、制御チャネルf8
を介して回線制御局SCにダイヤル番号「001−01
1」を伴う回線割当を要求する。
【0037】回線制御局SCはまず同報特番「001」
の受信により通常の同報通信要求と判別する。次いで、
空き情報チャネルf3 ,f4 を選択すると共に図4のD
ATを参照して同報グループ番号「011」に対応する
着信側同報受信局C2R及びR 1 〜R3 を割り出し、これ
らに対して制御チャネルf7 を介し通常の同報着信の旨
の通知と受信f3 かつ送信f4 とする情報チャネルの割
当を行う。これを受けた同報受信端局C2R及びR1 〜R
3 の各制御部37 は夫々周波数シンセサイザ3 6 を制御
することにより接続制御装置10に接続する通信ライン
を受信f3 かつ送信f4 と設定する。
【0038】また回線制御局SCは発信側同報送信端局
1Sに対して制御チャネルf7 を介し送信f3 かつ受信
4 とする情報チャネルの割当を行う。これを受けた同
報送信端局C1Sの制御部27 は周波数シンセサイザ26
を制御することにより指令台CSに接続する通信ライン
を送信f3 かつ受信f4 と設定し、指令台CSに割当完
了を報告する。
【0039】これを受けた指令台CSは、情報チャネル
3 を介して同報種別「02」(=FAXデータ)を送
信し、これを受けた同報受信端局C2R及びR1 〜R3
各接続制御装置10は夫々通信ラインをFAX受令機1
2 に接続する。そして、情報チャネルf4 を介する好
ましくはTDMA方式で接続応答信号を返送する。次い
で、指令台CSは情報チャネルf3 を介してFAXデー
タを送信し、これを受けた同報受信端局C2R及びR1
3 の各FAX受令機112 は当該受信データを復号し
てFAXシートにプリントアウトする。そして、各接続
制御装置10は情報チャネルf4 を介するTDMA方式
で受信応答信号を返送する。
【0040】やがて、FAXデータの送信終了になる
と、発信者Cは終了ボタン(不図示)を押すことにより
情報チャネルf3 を介して各同報受信局C2R及びR1
3 に送信終了を知らせる。これを受けた同報受信端局
2R及びR1 〜R3 の各接続制御装置10は情報チャネ
ルf4 を介するTDMA方式で夫々終了応答の信号を返
送する。
【0041】また、これを受けた指令台CSは制御部2
7 に回線開放を要求し、これを受けた制御部27 は周波
数シンセサイザ26 を制御することにより通信ラインを
送信f8 、受信f7 と設定する。そして、制御チャネル
8 を介して回線制御局SCに回線開放を要求する。こ
れを受けた回線制御局SCは同報受信端局C2R及びR 1
〜R3 の各回線を開放し、情報チャネルf3 ,f4 を空
きに登録する。
【0042】図10は実施例の緊急同報通信制御のフロ
ーチャートで、該図は同報送信端局C2Sと同報受信グル
ープG2 に属する同報受信端局R4 〜R8 との間の緊急
同報通信の例を示している。発信者Dが指令台CSより
「009−012」とダイヤルすると、これを受けた同
報送信端局C2Sの制御部27 は回線制御局SCに対して
ダイヤル番号「009−012」を伴う回線割当を要求
する。
【0043】回線制御局SCはまず緊急同報特番「00
9」の受信により緊急同報通信要求と判別する。次い
で、空き情報チャネルf1 ,f2 を選択すると共に図4
のDATを参照して同報グループ番号「012」に対応
する着信側同報受信局R4 〜R 8 を割り出す。ところ
で、この例では同報グループG2 に図7のタイプの同報
受信端局R6 が含まれており、しかも該端局R6 は個別
通信又は通常の同報受信を行っているとする。そこで、
回線制御局SCはまず同報グループG2 の各同報受信端
局R4 ,R5 ,R7 ,R8 に対して緊急の同報着信の旨
の通知と情報チャネルf1 ,f2の割当を行う。また同
報受信端局R6 に対しては地上回線8(なお、図5,図
6のタイプの同報受信端局Rが同報受信中の場合は制御
チャネルf7 を使用しても良い)を介して回線の強制切
断要求を送信する。これにより同報受信端局R6 は実行
中の通信を切断し、制御チャネルf8 を介して回線制御
局SCに切断応答を返送する。これにより回線制御局S
Cは同報受信端局R6 に対して緊急の同報着信の旨の通
知と情報チャネルf1 ,f2 の割当を行う。
【0044】また回線制御局SCは発信側同報送信端局
2Sに対して制御チャネルf7 を介し送信f1 かつ受信
2 とする情報チャネルの割当を行う。これを受けた同
報送信端局C2Sの制御部27 は周波数シンセサイザ26
を制御することにより指令台CSに接続する通信ライン
を送信f1 かつ受信f2 に設定し、引き続き指令台CS
に対して割当完了を報告する。以下の処理は図9と同様
である。
【0045】なお、上記実施例ではFDMA通信方式の
場合を示したが、通信衛星のトランスポンダf1 〜f8
をTDMA方式におけるタイムスロットに置き換えるこ
とが可能であるから、本発明はTDMA通信方式にも適
用可能である。また、上記実施例では周波数シンセサイ
ザを使用してチャネル切替制御を行ったが、予めf1
8 の通信ラインを設けておき、これらをスイッチで切
り替える構成にしても良い。
【0046】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、個別通
信と同報通信とを単一のデマンドアサイン型システムで
一元管理するので、衛星トランスポンダを有効利用でき
る。また、ダイヤル番号により、個別/同報/緊急同報
の通信形態、個別着信局、同報着信局グループ、同報デ
ータ種別の各選択を可能としたので、多様化した通信サ
ービスの運用を簡易な構成で効率的に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理を説明する図である。
【図2】図2は実施例の衛星通信方式を説明する図であ
る。
【図3】図3は実施例の回線制御局SCを説明する図で
ある。
【図4】図4は実施例のデマンドアサインテーブルを説
明する図である。
【図5】図5は実施例の同報指令局Cの構成を示す図で
ある。
【図6】図6は実施例の同報受信局Rの構成を示す図で
ある。
【図7】図7は実施例の他の同報受信局Rの構成を示す
図である。
【図8】図8は実施例の個別通信制御のフローチャート
である。
【図9】図9は実施例の同報通信制御のフローチャート
である。
【図10】図10は実施例の緊急同報通信制御のフロー
チャートである。
【図11】図11は従来の衛星通信方式を説明する図で
ある。
【符号の説明】
20 個別通信網 30 同報通信網 40 回線制御局

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の地球局が通信衛星を介して相互に
    通信を行う衛星通信方式において、 1対1の個別通信を行う個別通信網(20)と、 1対Nの同報通信を行う同報通信網(30)と、 個別通信及び同報通信における回線接続制御を行う回線
    制御局(40)とを備え、 回線制御局(40)は個別通信又は同報通信における発
    信局からの回線接続要求に対し、衛星回線に対する一元
    管理の下で使用回線をデマンドアサインすることを特徴
    とする衛星通信方式。
  2. 【請求項2】 発信局は回線接続要求の際にダイヤル番
    号により個別通信と同報通信の選択を行うことを特徴と
    する請求項1の衛星通信方式。
  3. 【請求項3】 発信局は回線接続要求の際にダイヤル番
    号により個別着信局の選択を行うことを特徴とする請求
    項2の衛星通信方式。
  4. 【請求項4】 発信局は回線接続要求の際にダイヤル番
    号により同報受信グループの選択を行うことを特徴とす
    る請求項3の衛星通信方式。
  5. 【請求項5】 発信局は回線接続要求の際にダイヤル番
    号により通常の同報通信と緊急同報通信の選択を行うこ
    とを特徴とする請求項4の衛星通信方式。
  6. 【請求項6】 発信局は回線接続後の同報受信グループ
    の各着信局に対してダイヤル番号により音声、FAX、
    データ等の同報信号種別の選択を行うことを特徴とする
    請求項4の衛星通信方式。
  7. 【請求項7】 回線制御局(40)は、制御チャネルを
    介して夫々にユニークなアドレスを有する各子局と接続
    すると共に、該アドレスに対応せて少なくとも各子局の
    ダイヤル局番号と子局が属する同報受信グループのダイ
    ヤルグループ番号とを記憶するテーブルを備え、発信局
    から受信したダイヤル番号に基づいて前記テーブルを参
    照し、対応する個別着信局又は1又は2以上の同報着信
    局に回線を接続することを特徴とする請求項4の衛星通
    信方式。
  8. 【請求項8】 回線制御局(40)は、制御チャネルを
    介して夫々にユニークなアドレスを有する各子局と接続
    すると共に、該アドレスに対応せて少なくとも各子局の
    ダイヤル局番号と子局が属する同報受信グループのダイ
    ヤルグループ番号と各子局の使用回線並びに個別通信
    中、通常の同報通信中又は緊急同報通信中か否かの通信
    状態情報とを記憶するテーブルを備え、発信局から受信
    したダイヤル番号に基づいて前記テーブルを参照し、緊
    急同報通信の着信局が個別通信中又は通常の同報受信中
    の場合に、制御チャネル又は地上回線を介して該通信を
    強制的に切断させ、緊急同報通信の着信接続を優先させ
    ることを特徴とする請求項5の衛星通信方式。
JP28882592A 1992-10-27 1992-10-27 衛星通信方式 Pending JPH06140968A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28882592A JPH06140968A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 衛星通信方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28882592A JPH06140968A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 衛星通信方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06140968A true JPH06140968A (ja) 1994-05-20

Family

ID=17735230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28882592A Pending JPH06140968A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 衛星通信方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06140968A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5737686A (en) * 1995-11-14 1998-04-07 Fujitsu Limited Circuit control apparatus for satellite communication system
JP2011119827A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Mitsubishi Electric Corp 衛星通信システム及び同報通話システム
US9955329B2 (en) 2014-07-28 2018-04-24 Nec Corporation Mobile wireless communication system

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5737686A (en) * 1995-11-14 1998-04-07 Fujitsu Limited Circuit control apparatus for satellite communication system
JP2011119827A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Mitsubishi Electric Corp 衛星通信システム及び同報通話システム
US9955329B2 (en) 2014-07-28 2018-04-24 Nec Corporation Mobile wireless communication system
US10285037B2 (en) 2014-07-28 2019-05-07 Nec Corporation Mobile wireless communication system
US10631157B2 (en) 2014-07-28 2020-04-21 Nec Corporation Mobile wireless communication system
US11076278B2 (en) 2014-07-28 2021-07-27 Nec Corporation Wireless communication system
US11706602B2 (en) 2014-07-28 2023-07-18 Nec Corporation Wireless communication system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5563883A (en) Dynamic channel management and signalling method and apparatus
US4546468A (en) Switching network control circuit
US5420909A (en) Method for allocating telephone and communication resources
US6122516A (en) Allocating channels for a wireless link between a central terminal and a subscriber terminal of a wireless telecommunications system
JP3776967B2 (ja) 無線通信システム
JPH09289675A (ja) 無線通信システム
US6229800B1 (en) Establishing a wireless link between a central terminal and a subscriber terminal of a wireless telecommunications system
JPH08172405A (ja) 無線通信システム
JPH06140968A (ja) 衛星通信方式
US6351633B1 (en) Handling of signaling information within a telecommunications system
US6421718B1 (en) Transmission of signalling information between a central terminal and a subscriber terminal of a telecommunications system
JPH0677886A (ja) 移動通信方式
US6009084A (en) Concentrating transmultiplexer for cable telephony
JP2823047B2 (ja) 移動体無線通信システムにおけるグループ通信時のチャネル割り当て方式
JP2995798B2 (ja) 割当要求多元接続方式
JP3351655B2 (ja) 移動通信システム及びこのシステムで使用される共用基地局装置
JPH04275729A (ja) ディジタル移動無線通信システムおよびそのチャネル制御方法
JPH08331171A (ja) 帯域割当て制御方法
US4665515A (en) Digital telephone system
WO1999016278A1 (en) Maintaining information concerning subscriber terminals within a call routing system of a telecommunications system
KR910006057B1 (ko) 집단전화 교환기의 중계대의 착신호 선택 응답방법
GB2332591A (en) Subscriber terminal signalling
JPH06204927A (ja) 衛星通信システム
MXPA00005936A (en) Transmission of signalling information between a central terminal and a subscriber terminal of a telecommunications system
JP2001069565A (ja) デジタル加入者無線システム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000509