JPH0614078U - 二重構造容器 - Google Patents

二重構造容器

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JPH0614078U
JPH0614078U JP6157191U JP6157191U JPH0614078U JP H0614078 U JPH0614078 U JP H0614078U JP 6157191 U JP6157191 U JP 6157191U JP 6157191 U JP6157191 U JP 6157191U JP H0614078 U JPH0614078 U JP H0614078U
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JP
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container body
outer container
inner container
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pressure transmission
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JP6157191U
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良康 住吉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】各種内容物、例えば、牛乳、マヨネーズやケチ
ャップ等の収納容器として好適な二重構造容器である。 【構成】二重構造容器は、上端に開口を有する硬質の外
側容器本体と、外側容器本体内に収納するとともに、上
端開口を上記した外側容器本体の開口と連通した可撓性
の内側容器本体と、外側容器本体内に内側容器本体と一
体的に収納し、外側容器本体の周壁又は底壁に取付けた
逆止弁付の流体流入口を通して、その内部空間に空気や
水等の流体を流入可能な可撓性の圧力伝達容器とからな
る。外側容器本体内に内側容器本体と一体的に収納した
圧力伝達容器を膨張して内側容器本体を圧迫するので、
内側容器本体を弾力性が極めて小さい素材から形成する
ことができる。従って、内側容器本体の弾性によって、
自動的に、内容物が外部に漏出するのを確実に防止する
ことができ、内容物の不必要な流出を効果的に防止する
ことができるとともに、使い勝手を著しく向上すること
ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種内容物、例えば、牛乳、マヨネーズやケチャップ等の収納容器 として好適な二重構造容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、先に、実願昭 2 46358 号によって、図4と図5に示すように、 上端に開口40を有する外側容器本体41と、同外側容器本体41内に収納するととも に、上端開口42を上記した外側容器本体41の開口40と連通した可撓性の内側容器 本体43と、外側容器本体41の周壁又は底壁に取付け、内側容器本体43の外面と外 側容器本体41との間に形成される内部空間44に空気を流入可能な大気連通孔45と を具備する二重構造容器Bを開示した。
【0003】 なお、47は外側容器本体41の開口40に装着されるキャップである。
【0004】 ところで、内側容器本体43は可撓性又は弾性を有するとともに、内側容器本体 43と外側容器本体41との間に形成される内部空間44内には空気が大気連通孔45を 通して外部から流入し、その内部圧を大気圧に保持するので、内側容器本体43内 の内容物を、上端開口42の面積が小さい場合であっても、重力によって、容易に 外部に流出することができる。
【0005】 従って、内側容器本体43内の内容物46を全部取り出す作業も、極めて、容易に 行うことができる。
【0006】 また、内側容器本体43内の内容物46と外界の接する面積を可及的に小さくする ことができるので、内容物46の変性・腐敗を最小限にとどめることができる。
【0007】 また、内容物46が少量の場合でも、大気連通孔45を指等で閉じて、外側容器本 体41を押圧変形させることにより、容易に内容物46を外部に取り出すことができ る。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した二重構造容器Bは、未だ、以下の解決すべき課題を有してい た。
【0009】 即ち、内側容器本体43内の内容物46が少なくなった場合でも、内側容器本体43 は、十分な可撓性又は弾力を保有するので、キャップ47を取り外した状態では、 自力で内容物46を外部に押し出してしまい、内容物の取出しを確実に行うことが できず、無駄を生じていた。
【0010】
【実施例】
以下本考案を添付図に示す実施例に基づいて詳説する。
【0011】 図1に、本考案に係る二重構造容器Aの全体構成を示す。
【0012】 二重構造容器Aは、外側容器本体10と、同外側容器本体10内に収納した内側容 器本体11と、同様に外側容器本体10内に一体的に収納し、外側容器本体10の底壁 10a に取付けた逆止弁V付の流体流入口12を通して、その内部空間13に空気や水 等の流体を流入可能な可撓性の圧力伝達容器14とから構成されている。
【0013】 上記構成において、外側容器本体10は、図1に示すように、有底の円筒体から 形成されており、その上部を縮径して小径の筒状開口部15を形成している。
【0014】 また、筒状開口部15の外周面には、キャップ16を螺着するための雄ねじ部17が 形成されている。
【0015】 かかる外側容器本体10は、衝撃等に対して十分な保形性を確保できるように硬 質プラスチックやアルミニウム等の金属製とするのが好ましい。
【0016】 次に、内側容器本体11について説明すると、かかる内側容器本体11は、内容物 Cを完全充填時には、図1に示すように、外側容器本体10の内面形状に沿った筒 体状の形状となるのが好ましく、かかる形状とすることによって、最大限に内容 物Cを二重構造容器A内に充填できる。
【0017】 また、内側容器本体11の上部は、外側容器本体10の上部と同様に縮径されて筒 状開口部18を形成しており、同筒状開口部18は、外側容器本体10の筒状開口部15 の内面と一体的に貼着されることになる。
【0018】 内側容器本体11の素材としては、外側容器本体10より軟らかい素材とするのが 好ましく、例えば、薄肉の天然ゴム、合成ゴム、又はシリコーンゴム等を用いる のが好ましい。
【0019】 しかし、その弾力は、図2に示すように内容物Cを流出して縮径状態となって も、内容物を自力で流出することができない程度にする必要がある。なお、具体 的弾力は、内容物Cの種類・粘度等によって個別に決定される。
【0020】 次に、可撓性又は弾性を有する圧力伝達容器14について説明する。図1に示す ように、圧力伝達容器14は、内側容器本体11が完全充填状態にあるときは、外側 容器本体10の底部で偏平状態になっている。
【0021】 図3に示すように、圧力伝達容器14の流体流入口12は、外側容器本体10の底壁 10a に設けた底部開口19を通して、外側容器本体10の底壁10a から外部に突出し ている。
【0022】 流体流入口12内の中途には、流体流入口12の内径と等しい外形を有する弁板20 からなる逆止弁Vが配設されており、同弁板20は、揺動自在に流体流入口12の筒 状壁12a の内面に取付けられている。そして、その保有する弾性によって、常時 は、流体流入口12を閉塞する方向に付勢されている。
【0023】 なお、流体流入口12は、外側容器本体10の周壁10b に設けることもできる。
【0024】 また、内側容器本体11の素材としては、外側容器本体10より軟らかい素材とす るのが好ましく、例えば、薄肉の天然ゴム、合成ゴム、又はシリコーンゴム等を 用いるのが好ましい。
【0025】 次に、上記構成を有する二重構造容器Aの作動について使用する。
【0026】 まず、使用に際して、キャップ16を外して、二重構造容器Aを傾斜ないし逆に する。
【0027】 その後、図示しない空気供給装置に一端を接続したホース21の他端を着脱自在 に流体流入口12に接続して、空気を圧力伝達容器14の内部空間13に流入する。
【0028】 流入空気量に応じて、圧力伝達容器14は膨張し、この圧力伝達容器14の膨張量 に比例して、外側容器本体10内の内部空間22の圧力が高まり、同圧力が均等に内 側容器本体11の表面に作用して、内側容器本体11を収縮し、内側容器本体11内の 内容物Cが外部の流出することができる。また、流出後は、キャップ16を再度装 着することによって、内側容器本体11の気密性を確保して腐敗等を防止できる。
【0029】 このように、本実施例では、圧力伝達容器14を膨張し、外側容器本体10内の内 部空間22の圧力を高め、内側容器本体11を圧迫するので、内側容器本体11を上述 したように、弾力性が極めて小さい素材から形成することができる。従って、内 側容器本体11の弾性によって、自動的に、内容物Cが外部に漏出するのを確実に 防止することができる。
【0030】 なお、図3に示すように、空気供給装置を用いず、手で流体流入口12を変形さ せて逆止弁Vを開放し、口で空気を圧力伝達容器14の内部空間13に吹き込むこと によって、圧力伝達容器14を膨張し、同膨張によって内側容器本体11を収縮し、 内側容器本体11内の内容物Cを外部に流出することができる。
【0031】 また、圧力伝達容器14に流入する流体は何ら空気に限定されるものではなく、 例えば、水等の液体を流入することもできる。
【0032】
【効果】
以上説明してきたように、本考案は、以下の効果を奏する。
【0033】 即ち、外側容器本体内に内側容器本体と一体的に収納した圧力伝達容器を膨張 して内側容器本体を圧迫するので、内側容器本体を弾力性が極めて小さい素材か ら形成することができる。従って、内側容器本体の弾性によって、自動的に、内 容物が外部に漏出するのを確実に防止することができ、内容物の不必要な流出を 効果的に防止することができるとともに、使い勝手を著しく向上することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る二重構造容器の断面正面図であ
る。
【図2】内容物を一部外部に取り出した状態の二重構造
容器の断面正面図である。
【図3】二重構造容器の要部拡大説明図である。
【図4】従来の二重構造容器の断面正面図である。
【図5】内容物を完全に流出した状態の従来の二重構造
容器の断面正面図である。
【符号の説明】
A 二重構造容器 C 内容物 10 外側容器本体 11 内側容器本体 12 流体流入口 13 内部空間 14 圧力伝達容器

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】イ) 上端に開口を有する硬質の外側容器本
    体と、 ロ) 外側容器本体内に収納するとともに、上端開口を上
    記した外側容器本体の開口と連通した可撓性の内側容器
    本体と、 ハ) 外側容器本体内に内側容器本体と一体的に収納し、
    外側容器本体の周壁又は底壁に取付けた逆止弁付の流体
    流入口を通して、その内部空間に空気や水等の流体を流
    入可能な可撓性の圧力伝達容器と、 を具備する二重構造容器。
  2. 【請求項2】 内側容器本体は、天然ゴム、合成ゴム、
    又はシリコーンゴムであることを特徴とする請求項1記
    載の二重構造容器。
  3. 【請求項3】 圧力伝達容器は、天然ゴム、合成ゴム、
    又はシリコーンゴムであることを特徴とする請求項1又
    は2記載の二重構造容器。
JP6157191U 1991-08-05 1991-08-05 二重構造容器 Pending JPH0614078U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2740688A1 (en) * 2011-08-05 2014-06-11 Kikkoman Corporation Dispensing container

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JPS5737882B2 (ja) * 1974-04-08 1982-08-12

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