JPH0614066U - 固形燃料の包装用容器 - Google Patents
固形燃料の包装用容器Info
- Publication number
- JPH0614066U JPH0614066U JP6302292U JP6302292U JPH0614066U JP H0614066 U JPH0614066 U JP H0614066U JP 6302292 U JP6302292 U JP 6302292U JP 6302292 U JP6302292 U JP 6302292U JP H0614066 U JPH0614066 U JP H0614066U
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- Japan
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- container
- solid fuel
- film
- seal film
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 包装用容器を密封している難燃性のシールフ
ィルムを部分的に可燃性にして、容器内の固形燃料の点
火燃焼を容易にする。 【構成】 固形燃料13を充填したカップ状の広口容器
11と、その広口容器11の開口縁12より縁辺がはみ
出す大きさの合成樹脂のシールフィルム15とからな
り、シールフィルム15により容器開口を密封した包装
用容器において、シールフィルム15の少なくとも片側
にセロハン,紙等の可燃部材17を帯状に張り合わせ
る。
ィルムを部分的に可燃性にして、容器内の固形燃料の点
火燃焼を容易にする。 【構成】 固形燃料13を充填したカップ状の広口容器
11と、その広口容器11の開口縁12より縁辺がはみ
出す大きさの合成樹脂のシールフィルム15とからな
り、シールフィルム15により容器開口を密封した包装
用容器において、シールフィルム15の少なくとも片側
にセロハン,紙等の可燃部材17を帯状に張り合わせ
る。
Description
【0001】
この考案は、食卓上にて鍋物等を煮炊きする場合の加熱源として使用される固 形燃料の包装用容器に関するものである。
【0002】
従来のこの種の包装用容器は、図5に示すように、固形燃料1を収容したカッ プ状の広口容器2の開口を、その広口容器2の開口縁3より縁辺がはみ出す大き さの四辺形の合成樹脂のシールフィルム4により密封している。
【0003】
このような包装用容器は、食卓の上にセットされた鍋などの下に置いて用いら れるが、固形燃料がアルコール系で気化し易く、また鍋の下側が受台の脚部等で 囲われていることから、シールフィルム4を剥がして鍋などの下に置くと、点火 までの短い時間でも気化した燃料が立ちこもり、それがマッチなどで点火したと きに、一気に燃焼して小規模ながら暴燃を起して、食卓を囲んでいる者を驚かす ことがある。
【0004】 そこで使用時には、シールフィルム4を剥がさずに鍋の下に置き、開口縁から はみ出した縁辺の隅にマッチやライターなどで火を付けてシールフィルム4を燃 やし、その火を開口内まで拡げて固形燃料の点火燃焼を行うようにしている。
【0005】 しかしながら、シールフィルム4として用いられてい合成樹脂は、気化アルコ ールの透過による減量防止の点から、その殆どが無延伸ポリプロピレンフィルム と延伸ポリプロピレンフィルムとを張り合わせた難燃性のものからなり、このた めマッチやライターなどの火力ではフィルムの燃焼が思うように行かず、何回か 付け直さなければならない課題があった。
【0006】 この考案は上記従来の課題を解決するために考えられたものであって、その目 的は、難燃性のシールフィルムを用いて容器開口を密封しても、そのシールフィ ルムを部分的に燃焼して、固形燃料の点火燃焼を容易に行える新たな構成の包装 用容器を提供することにある。
【0007】
上記目的によるこの考案の特徴は、固形燃料を充填したカップ状の広口容器と 、その広口容器の開口縁より縁辺がはみ出す大きさの合成樹脂のシールフィルム とからなり、そのシールフィルムにより容器開口を密封した包装用容器において 、上記シールフィルムの少なくとも片側にセロハン,紙等の可燃部材を帯状に張 り合わせてなることにある。
【0008】
上記構成では、シールフィルムの可燃部材を帯状に張り合わせた部分の縁辺が 広口容器の開口縁より外にはみ出ているので、その隅にライターなどで火を付け ると、可燃部材が焔を上げながら燃えるとともに、その燃焼熱によりシールフィ ルムを溶かし燃しながら拡がって行く。この燃焼が開口縁内に達すると、それが 火種となって容器内の気化燃料が燃焼を始める。この気化燃料が燃焼すると火力 が強いことから、開口縁内の全てのシールフィルムも燃焼してなくなり、そこに 固形燃料のみによる燃焼が生ずる。
【0009】
図1から図4はこの考案の実施例を示すもので、11はカップ状で背の低い広 口容器で、開口縁12は所要幅のフランジに形成してあり、内部にはアルコール 系の固形燃焼13が充填してある。また外側はアルミホイル14により被覆して ある。
【0010】 15はシールフィルムで、上記広口容器11の開口縁12より縁辺がはみ出す 大きさの四辺形の合成樹脂フィルムからなる。この合成樹脂フィルムは無延伸ポ リプロピレンフィルム16の上に延伸ポリプロピレンフィルム17をラミネート した二層のポリプロピレンフィルムからなり、その表側の延伸ポリプロピレンフ ィルム16の片側上面、即ちシールフィルム15の片側にセロハンによる可燃部 材18が帯状に張り合わせてある。
【0011】 このようなシールフィルム15は、図4に示すように、生地フィルム19の表 面に、帯状に裁断した可燃部材18を一定間隔毎に張り合わせることにより簡単 に製造することができ、また張り合わせも可燃部材18が紙などのときには接着 剤を用いるが、セロハンの場合には水により張り合わせて一体化することができ る。
【0012】 上記シールフィルム15は無延伸ポリプロピレンフィルム16側を裏側として 広口容器11の開口縁12の上に重ねられ、ヒートシールにより開口縁12に溶 着される。このヒートシールは上記可燃部材18の帯状内縁18aが開口縁12 の内側に位置するように、広口容器11とシールフィルム15との位置を合わせ て行なわれ、可燃部材18による燃焼が開口縁内のフィルムまで及ぶようにする ことが好ましい。
【0013】 このようなシールフィルム15は、開口縁12より外にはみ出ている可燃部材 18の隅にライターなどで火を付けると、焔を上げながら燃える。この点火位置 に図示のような目印20を予め印刷しておくと、点火の際に具合がよい。また場 合によっては可燃部材18を着色して他の部分と見分け易くしてもよい。
【0014】 可燃部材18による燃焼は難燃性のシールフィルム15を溶かし燃しながら可 燃部材全体に拡がって行き、それが開口縁内に達すると、容器内の気化した燃料 に移っり、そこに固形燃料の燃焼が生ずる。また開口縁内の全てのシールフィル ム15は、強い火力により縮みながら燃焼してなくなり、固形燃料の上に燃え滓 が残るようなことがない。
【0015】 なお、上記実施例では、可燃部材18を片側のみ施しているが、コストの点を 考慮しなければ、両側さらには周囲にまで施してもよい。したがつて、この考案 は可燃部材18の位置を片側のみに限定するものではない。
【0016】
この考案は上述のように、難燃性の合成樹脂によるシールフィルム15の少な くとも片側にセロハン,紙等の可燃部材18を帯状に張り合わせ、その可燃部材 18の燃焼により広口容器11内の固形燃料13の点火燃焼を行うようにしたの で、点火ミスが従来に比べて少なく、マッチやライター等により常に確実に点火 燃焼を行うことができる。
【0017】 また可燃部材としてセロハンや紙等を採用でき、シールフィルムと可燃部材の 張り合わせにも特別な技術を必要としないなどのことから、従来品より著しくコ スト高となることもない等の特長を有する。
【図1】 この考案に係る固形燃料の包装用容器の平面
図である。
図である。
【図2】 同上の縦断側面図である。
【図3】 同上の要部の拡大縦断面図である。
【図4】 複数帯の可燃部材を張り合わせたシールフィ
ルム生地の平面図である。
ルム生地の平面図である。
【図5】 従来の固形燃料の包装用容器の斜視図であ
る。
る。
11 広口容器 12 開口縁 13 固形燃料 14 アルミホイル 15 シールフィルム 16 無延伸ポリプロピレンフィルム 17 延伸ポリプロピレンフィルム 18 可燃部材 18a 帯状内縁 19 生地フィルム 20 目印
Claims (1)
- 【請求項1】 固形燃料を収容したカップ状の広口容器
と、その広口容器の開口縁より縁辺がはみ出す大きさの
合成樹脂のシールフィルムとからなり、そのシールフィ
ルムにより容器開口を密封した包装用容器において、上
記シールフィルムの少なくとも片側にセロハン,紙等の
可燃部材を帯状に張り合わせてなることを特徴とする固
形燃料の包装用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6302292U JPH0614066U (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 固形燃料の包装用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6302292U JPH0614066U (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 固形燃料の包装用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614066U true JPH0614066U (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=13217285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6302292U Pending JPH0614066U (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 固形燃料の包装用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614066U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62135591A (ja) * | 1985-12-07 | 1987-06-18 | Norio Ohashi | 複合簡易燃料 |
-
1992
- 1992-07-27 JP JP6302292U patent/JPH0614066U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62135591A (ja) * | 1985-12-07 | 1987-06-18 | Norio Ohashi | 複合簡易燃料 |
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