JPH06140521A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH06140521A
JPH06140521A JP28722592A JP28722592A JPH06140521A JP H06140521 A JPH06140521 A JP H06140521A JP 28722592 A JP28722592 A JP 28722592A JP 28722592 A JP28722592 A JP 28722592A JP H06140521 A JPH06140521 A JP H06140521A
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JP
Japan
Prior art keywords
film
wiring
forming
polyimide resin
photoresist film
Prior art date
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Pending
Application number
JP28722592A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Sakurai
道雄 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ポリイミド樹脂からなる層間絶縁膜にスルーホ
ールを形成したり、また前記層間絶縁膜上にアルミニウ
ム−シリコン−銅合金の配線を形成する時のフォトレジ
スト膜をウエット法で除去する。 【構成】ポリイミド樹脂膜4の上層に厚さ1μmのAl
−Si−Cu合金膜をスパッタ法で堆積し、フォトレジ
スト膜をパターニングしたのちUV光処理を行って重縮
合し硬化し、次でドライエッチングを施して上層Al配
線8を形成する。次に200℃でベークし、Al配線8
から塩素を除去したのち、有機アミンを含有する剥離剤
で硬化レジスト膜9を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特に多層配線を有する半導体装置の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路(IC)の高集積化に伴
ない、多層配線構造が多用されている。多層配線の層間
絶縁膜としては、平坦性に優れたポリイミド樹脂膜が用
いられている。次に従来の多層配線の形成方法について
図3を参照して説明する。
【0003】はじめに図3(a)に示すように、シリコ
ン等の半導体基板1上に形成されたリンガラス層2を介
して1%のシリコン(Si)を含むアルミニウム(A
l)合金からなる下層Al配線3を形成し、次で全面に
ポリイミド樹脂膜4を回転塗布し300〜400℃で熱
処理する。
【0004】次に図3(b)に示すように、フォトレジ
スト膜6をマスクとして、SF6 +O2 またはCF4
2 を反応ガスとする異方性ドライエッチングを行ない
スルーホール5を形成する。この時フォトレジスト膜の
表面には硬化層7が形成される。
【0005】次に図3(c)に示すように、O2 ガスを
用いる等方性ドライエッチングを行い、レジスト表面の
硬化層7を除去する。次に図3(d)に示すように、オ
ルトジクロロベンゼン等からなる有機系の剥離剤でフォ
トレジスト膜6を除去する。次でポリイミド樹脂膜4上
にアルミニウム合金からなる上層Al配線8を形成し、
多層配線を完成させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】半導体集積回路の高速
化・高集積化に伴い配線の微細化とスルーホールの微細
化が進んでいる。前者の配線の微細化はエレクトロマイ
グレーションやストレスマイグレーションの対策として
Al−Si−Cu合金の配線やAl−Si−Cu合金と
高融点金属(タングステン,窒化チタン,チタン等)の
積層配線の適用が要請されている。しかし従来の技術で
は微細加工が困難であるので、上層Al配線としてAl
−Si−Cu合金膜や積層膜を適用することができなか
った。
【0007】すなわちAl−Si−Cu合金膜や積層膜
の場合は、ドライエッチングの前にフォトレジスト膜の
変形を防止するため、UV光による処理を行なう必要が
ある。さらにAl合金膜の腐食対策のため、ドライエッ
チングの直後にフォトレジスト膜を残したまま熱処理
し、塩素を除去する必要がある。ところが、図4(a)
に示すように、UV光処理,熱処理及びドライエッチン
グによって、上層Al配線上のフォトレジスト膜の硬化
が内部に及ぶため、従来の有機系剥離剤では硬化レジス
ト膜9Aを除去できない。このため図4(b)に示すよ
うに、O2 プラズマを用い酸化除去(灰化)すると、下
層のポリイミド樹脂膜4がエッチングされるという膜減
りの問題がある。
【0008】後者のスルーホールの微細化に対して既に
ハーフミクロンレベルの加工が要請されているが、従来
の技術では困難であった。すなわち、スルーホールを形
成するためにフォトレジスト膜をマスクとして、SF6
+O2 またはCF4 +O2 を用いて異方性ドライエッチ
ングを行う必要がある。ところが図3(b)に示したよ
うに、レジスト表面に硬化層7が形成されるため従来の
有機系の剥離剤でのフォトレジスト膜の除去は困難にな
る。このため従来の技術では図3(c)に示したよう
に、O2 プラズマで等方性ドライエッチングを行ない硬
化層7を除去する必要があるが、この時ポリイミド樹脂
膜4もエッチングされるためスルーホール5の幅が広が
り、精度の良いスルーホールが形成できないという問題
がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の半導体装置の製造
方法は、半導体基板の一主面上に第1の金属配線を形成
する工程と、全面にポリイミド樹脂膜からなる層間絶縁
膜を形成したのちパターニングしスルーホールを形成す
る工程と、前記層間絶縁膜上に金属膜を形成したのちフ
ォトレジスト膜をマスクにしてパターニングし第2の金
属配線を形成する工程と、前記フォトレジスト膜からな
るマスクを有機アミンを含有する剥離剤で除去する工程
とを含むものである。
【0010】第2の半導体装置の製造方法は、半導体基
板の一主面上に金属配線を形成する工程と、全面にポリ
イミド樹脂膜からなる層間絶縁膜を形成したのちフォト
レジスト膜からなるマスクを用いてパターニングし層間
絶縁膜にスルーホールを形成する工程と、前記フォトレ
ジスト膜からなるマスクを有機アミンを含有する剥離剤
で除去する工程とを含むものである。
【0011】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1(a)〜(d)は本発明の第1の実施例を説明
するための半導体チップの断面図である。
【0012】はじめに図1(a)に示すように、拡散工
程済みの半導体基板1に化学気相成長によりリンガラス
層2を堆積したのち、スパッタにより厚さ1μmのアル
ミニウム合金膜を堆積し、フォトレジスト膜をマスクと
してドライエッチングして下層Al配線3を形成する。
次で回転塗布法により層間絶縁膜として厚さ1.5μm
のポリイミド樹脂膜4を全面に形成したのち、窒素ガス
雰囲気で400℃、1時間の熱処理を行なう。
【0013】次に図1(b)に示すように、フォトレジ
スト膜をマスクとしてSF6 およびO2 の混合ガスを用
いた異方性ドライエッチングによりスルーホール5を形
成する。このときSF6 の流量を20SCCM、O2
流量を20SCCMとし、チャンバー内圧力を5Pa、
印加電力を300Wとした。
【0014】次に図1(c)に示すように、スパッタに
より厚さ1μmのAl−Si−Cu合金膜を堆積し、次
でフォトレジスト膜を形成しパターニングしたのち、U
V光により処理を行って重縮合し硬化させる。さらにC
2 ,CF4 ,BCl3 の混合ガスを用いた反応性イオ
ンエッチングにより上層Al配線8を形成する。このと
きCl2 の流量を20SCCM,CF4 の流量を20S
CCM,BCl3 の流量を150SCCMとし、チャン
バー内圧力を15Pa,印加電圧を800Wとした。チ
ャンバーから出したあと、Al−Si−Cu合金膜が腐
食し易いので、直ちに大気中で200℃30分の熱処理
を行ない、基板に残留した塩素を除去する。以上の工程
により上層Al配線上のフォトレジスト膜は硬化レジス
ト膜9となる。
【0015】次に図1(d)に示すように、有機アミン
を含有する剥離剤で硬化レジスト膜9を除去する。
【0016】このように第1の実施例によれば、有機ア
ミンを含有する剥離剤を用いているので、硬化レジスト
膜を容易に除去できるため、従来のようにポリイミド樹
脂膜がエッチングされることはない。
【0017】つぎに本発明の第2の実施例について、図
2(a)〜(d)を参照して説明する。
【0018】はじめに図2(a)に示すように、第1の
実施例と同様に、拡散工程済みの半導体基板1に化学気
相成長によるリンガラス層2を堆積し、スパッタにより
厚さ1μmのアルミニウム合金を堆積し、フォトレジス
ト膜をマスクとしてドライエッチングして下層Al配線
3を形成する。次で回転塗布法により厚さ1.5μmの
ポリイミド樹脂膜4を形成したのち、窒素ガス雰囲気で
400℃1時間の熱処理を行なう。
【0019】次に図2(b)に示すように、フォトレジ
スト膜6をマスクとしてSF6 およびO2 の混合ガスを
用いた異方性ドライエッチングによりスルーホール5を
形成すると、フォトレジスト膜6の表面に硬化層7が形
成される。
【0020】次に図2(c)に示すように、有機アミン
を含有する剥離剤でフォトレジスト膜6と硬化層7を除
去する。つぎに図2(d)に示すように、スパッタによ
り厚さ1μmのAl−Si−Cu合金膜を堆積する、次
でフォトレジスト膜をマスクとし、Cl2 ,CF4 ,B
Cl3 の混合ガスを用いた反応性イオンエッチングによ
りAl−Si−Cu合金膜をパターニングし、上層Al
配線8を形成して多層配線を完成させる。
【0021】本第2の実施例においても、スルーホール
形成用のマスクであるフォトレジスト膜6及び硬化層7
を有機アミンを含有する剥離剤で除去しているため、ポ
リイミド膜4がエッチングされることはない。このため
精度の良いスルーホールを形成することができる。
【0022】尚、上記実施例では上層配線にAl−Si
−Cu合金膜を用いた場合について説明したが、Al−
Si−Cu合金膜と、WやTi等の高融点金属膜との積
層膜を用いてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、層間絶縁
膜としてのポリイミド樹脂膜上のアルミニウム配線形成
とスルーホール形成に使用したフォトレジスト膜を、有
機アミンを含有する剥離剤を用いて除去するため、従来
のようにフォトレジストの硬化膜を除去するためのO2
プラズマ処理が不要になり、層間絶縁膜の膜減りがなく
なる。更に、精度の良いスルーホールの形成が可能にな
ると共に工程が短縮されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明するための半導体
チップの断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を説明するための半導体
チップの断面図である。
【図3】従来例を説明するための半導体チップの断面図
である。
【図4】従来例を説明するための半導体チップの断面図
である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 リンガラス層 3 下層Al配線 4 ポリイミド樹脂膜 5 スルーホール 6 フォトレジスト膜 7 硬化層 8 上層Al配線 9,9A 硬化レジスト膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の一主面上に第1の金属配線
    を形成する工程と、全面にポリイミド樹脂膜からなる層
    間絶縁膜を形成したのちパターニングしスルーホールを
    形成する工程と、前記層間絶縁膜上に金属膜を形成した
    のちフォトレジスト膜をマスクにしてパターニングし第
    2の金属配線を形成する工程と、前記フォトレジスト膜
    からなるマスクを有機アミンを含有する剥離剤で除去す
    る工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 半導体基板の一主面上に金属配線を形成
    する工程と、全面にポリイミド樹脂膜からなる層間絶縁
    膜を形成したのちフォトレジスト膜からなるマスクを用
    いてパターニングし層間絶縁膜にスルーホールを形成す
    る工程と、前記フォトレジスト膜からなるマスクを有機
    アミンを含有する剥離剤で除去する工程とを含むことを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 第2の金属配線がアルミニウム−シリコ
    ン−銅合金配線またはアルミニウム−シリコン−銅合金
    膜と高融点金属膜とを積層した配線である請求項1記載
    の半導体装置の製造方法。
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990622