JPH06139892A - 電磁開閉器 - Google Patents

電磁開閉器

Info

Publication number
JPH06139892A
JPH06139892A JP28310192A JP28310192A JPH06139892A JP H06139892 A JPH06139892 A JP H06139892A JP 28310192 A JP28310192 A JP 28310192A JP 28310192 A JP28310192 A JP 28310192A JP H06139892 A JPH06139892 A JP H06139892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
contact
electromagnet
current
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28310192A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshishige Fukatsu
利成 深津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP28310192A priority Critical patent/JPH06139892A/ja
Publication of JPH06139892A publication Critical patent/JPH06139892A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tumbler Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡潔な構成により投入時と動作後とで電流を大
から小に切り換える制御を行う電磁開閉装置の提供を目
的とする。 【構成】可動接触子25の動作に連動するスイッチ38
を設けるとともに、電磁石部12を複数の切換接続可能
なコイルにて構成し、上記スイッチ38の作動によって
電磁石部12の複数のコイル群を並列接続から直列接続
に切換えるようにした。投入直後の並列状態の時の電磁
力が直列状態となると小さくなって、スイッチが電流制
御装置と同等の機能を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機制御に好適な電
磁開閉器に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁開閉器は、図5に示すように、固定
接触子及び可動接触子からなる開閉器部1と、該開閉器
部1を動作させる電磁石部2とを基本要素としてもつも
のである。開閉器部1は、可動接触子が通常スプリング
等の付勢部材3によって復帰状態にされており、電磁石
部2への通電により発生する電磁力で上記付勢部材3の
復帰力に抗して可動接触子を駆動し動作状態となる。
【0003】上記のような電磁開閉器は、開閉器部1を
動作状態にする投入時には、付勢部材3の復帰力より大
きな電磁力を発生するだけの電流が電磁石部2に必要で
あるが、一旦開閉器部1が動作状態になった後は、投入
時の上記電流より小さな保持電流で動作状態を維持する
ことができる。そこで従来の電磁開閉器では、電磁石部
2へ流す電流を上述のように投入時と動作後とで電流の
大きさを変える電気的な電流制御装置4を付属品として
設け、消費電力の節約とともに電磁石部2のコイル径を
小さくできることによる小型化を行っている。
【0004】具体的には、図5に示すように、電磁石部
2からリード線5を引き出して電流制御装置4を接続す
るか、電流制御装置4を本体側に一体化する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
流制御装置4は、コイルに流す電流量を大から小に切換
えるもので、そのための構成としては、コイルの電流を
断続する電流制御トランジスタと、機器に搭載されたコ
ントローラからの開閉指令信号に同期して上記トランジ
スタを制御するとともに、開閉器部1が動作したことを
検出して小さな電流に落とす制御信号の発生回路とが必
要となる。従って、従来の電磁開閉器は、電流制御装置
4が付加されるため、電磁石部2を縮小し得るものの、
全体としては小型化されていない。
【0006】本発明は上記実情に鑑み、電磁石部に流す
電流の制御を行う電流制御装置を不要とし、簡潔な構成
で確実な動作を行う電磁開閉装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定接触子及
び可動接触子を有する開閉器部と、可動接触子を電磁力
により吸引し前記開閉器を動作状態とする複数のコイル
からなる電磁石部を備え、吸引された上記可動接触子に
連動する可動部を有して電磁石部のコイル群を並列接続
から直列接続に切換えるスイッチを備えたものである。
【0008】
【作用】上記スイッチは、開閉器部を動作状態とする電
圧が電磁石部に印加されない復帰状態において、電磁石
部を構成するコイル群を並列に接続している。そして、
上記電圧が並列のコイル群にそれぞれ加えられるとある
大きさの電流が各コイル群に流れて、可動接触子が駆動
され、開閉器部が動作状態となるとともに、その可動接
触子の運動に連動してスイッチの可動部が作動し、電磁
石部のコイル群を並列接続から直列接続に切換える。コ
イル群が直列接続に変わると、個々のコイルには、可動
接触子を吸引した動作状態を維持するだけの小さな電流
が流れる。従って、投入時と動作後の切換えタイミング
を図って電流を制御する要無く、開閉器部を制御するこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る電磁開閉器を実施例によ
り詳細に説明する。図1〜図3は本発明に係る電磁開閉
器の一実施例を示す。図1の全体構成に示すように、本
電磁開閉器は、L字状をなす基体11上に筒状の電磁石
部12と、これに近接して開閉器部13を構成する固定
接点アセンブリ14及び可動接点アセンブリ15とを組
付けて構成されている。
【0010】固定接点アセンブリ14は、第1固定接触
子16の接点16a側を支持した例えば樹脂製のハウジ
ング17を備え、該ハウジング17の上部開口に第2固
定接触子18を支持したドーム形樹脂製のハウジング1
9が被冠されている。第1固定接触子16の接点16a
と第2固定接触子18の接点18aとは所定の距離を開
けて対向されている。そしてハウジング17は第1固定
接触子16の長手方向対向側に開口が形成され、第1固
定接触子16の他端を外部に露出するとともに、後述す
る可動接触子の接点側が第1及び第2固定接触子16,
18の間に介装可能となっている。ハウジング17から
露出した第1固定接触子16には、外部回路と接続する
ための端子部材20が取付けられ、第2固定接触子18
にも同様の端子部材21が取付けられている。
【0011】一方、可動接点アセンブリ15は、基体1
1に取付けられた支持部材22に揺動杆23を介して可
動接触子25を支持したものである。揺動杆23は鉄等
の磁性材にて形成され、支持部材22に形成された孔2
2aに基端が挿入されるとともに、先端には、可動接触
子25を貫通した支持棒26が貫通されている。支持棒
26が揺動杆23を貫通した先端には、鍔状の押圧突起
26aが形成されており、可動接触子25側の支持棒2
6には、ストッパ部材27によって止着された圧縮スプ
リング28が並設されている。これにより、揺動杆23
は、常に可動接触子25側に引き寄せられている。な
お、圧縮スプリング28と可動接触子25との間には絶
縁材29が介装されている。
【0012】可動接触子25は表裏の接点25a側をハ
ウジング17内に延在して第1及び第2固定接触子1
6,18の間に介在されている。可動接触子25の接点
25aと反対側には端子部材24が取付けられ、端子部
材24は、湾曲により弛緩された銅製の接続部材30を
介して支持部材22の上端に取付けられた端子部材31
と接続されている。
【0013】ところで、電磁石部12には図2(A)に
示すように、3個のコイル群32,33,34が筒状に
巻回され、その空芯部35に鉄等の筒状磁性体36が挿
入されている。そして、磁性体36の空洞には、揺動杆
23に向けて自動復帰する可動部37を突出させた機械
式のスイッチ38が挿入されている。スイッチ38は4
回路2接点をもち、可動部37の作動前は、図3に示す
ように各切換部がa接点側に切換え接続して各コイル3
2〜34が並列接続されるようになっている。
【0014】すなわち、図3において、39は電磁石部
12から導線39aを介して外部に露出されたコネクタ
であり、該コネクタ39には、通電用の電圧が導かれる
端子40,41が設けられている。一方の端子40には
コイル32の一端が接続され、コイル32の他端は第1
切換部38aを介して他方の端子41に接続されてい
る。また、端子40には第2切換部38bのコモン端c
が接続され、第2切換部38bのa端は第1切換部38
aのb端及びコイル33の一端に接続されている。コイ
ル33の他端は第3切換部38cを介して端子41に接
続されている。さらに、端子40には第4切換部38d
のコモン端cが接続され、第4切換部38bのa端は第
3切換部38cのb端及びコイル34の一端に接続され
ている。コイル34の他端は端子41に接続されてい
る。上記接続は、磁性体36の空洞内で行われている。
【0015】スイッチ38の可動部37は、開閉器部1
3の復帰状態において支持棒26の押圧突起26aと例
えば接触しており、上記押圧突起26aと可動部37と
を内包するように、例えばスイッチ38と揺動杆23と
の間に復帰動作用のスプリング42が介在されている。
このような構成をもつ本電磁開閉器の動作を図4を参照
して説明する。
【0016】コネクタ39の端子40,41に電圧が印
加されていないときは、可動接触子25は、図2(A)
に示すように、スプリング42の力によって上方に付勢
された揺動杆23により復帰状態あり、接点25a及び
接点18aの接触を通じて第2固定接触子18と導通さ
れる。電磁開閉器の接続経路は、端子部材31→接続部
材30→端子部材24→可動接触子25→第2固定接触
子18→端子部材21となる。
【0017】コネクタ39の端子40,41間に電圧V
が印加されると、この直後における電磁石部12の等価
回路は、図3に示すように、スイッチ38の各切換部3
8a〜38dがa端側に切換え接続されているため、図
4(A)に示すように、並列接続となっており、各コイ
ル32〜34には電圧Vがそれぞれ印加される。ここ
で、コイル32〜34のインダクタンス及び内部抵抗を
それぞれ、La,Ra、Lb,Rb、Lc,Rcとする
と、電圧Vによって各コイル32〜34に流れる電流I
は、
【0018】
【数式1】 Ra=Rb=Rc=Rとすれば、上記電流Iは、
【0019】
【数式2】 となる。
【0020】また、電磁力Fは、各コイル32〜34の
巻数をNa,Nb,Ncとして
【0021】
【数式3】 となる。ただし、N=Na+Nb+Nc 上記電磁力Fにより、揺動杆23は可動接触子25と共
に電磁石部12に吸引され、可動接触子25の接点25
aと接点16aの接触を通じて第1固定接触子16と導
通する。
【0022】この可動接触子25の動作過程で、図2
(B)に示すように、可動部37に接触している支持棒
26の押圧突起26aが揺動杆23の吸引動作によって
可動部37を押圧すると、スイッチ38は図4(B)に
示すように各コイル32〜34を直列接続に切換える。
このとき各コイル32〜34に流れる電流I1 は、端子
40,41間の電圧Vは変わらないので、
【0023】
【数式4】 となる。ここで、Ra=Rb=Rc=Rとすると、 となり、電磁力F1 は、
【0024】
【数式5】 となる。すなわち、スイッチ38がa端側に接続されて
いる時は、電磁力がFで電流がIであるが、スイッチ3
8がb端側に切換わると、電磁力及び電流共に、3分の
1になる。なお、上記動作状態のときの電磁開閉器の接
続経路は、端子部材31→接続部材30→端子部材24
→可動接触子25→第1固定接触子16→端子部材20
となる。
【0025】このように、電圧Vが印加された直後の投
入時は、電磁力が大きく、主にスプリング42の力に逆
らって、可動接触子25を電磁石部12に吸引するが、
この吸引動作に連動して可動部37が押し下げられる
と、電磁石部12の電磁力、すなわち、各コイル32〜
34に流れる電流が低下する。電磁石部12は、スプリ
ング42の力を設定することによって、低下した電流I
1 でも揺動杆23を吸引した保持状態を維持するため、
本電磁開閉器は、可動接触子25の動作を検出すること
なく、電磁石部12への電流の切換えが可能となる。従
って、電流の切換えを行う制御装置が不要となり、極め
て構成を簡素にすることができる。
【0026】特に、本実施例では、スイッチ38を電磁
石部12の空芯部に内挿するようにしたので、外部に突
出せず、全体容積を増加させることはない。なお、上記
実施例では、各コイルの定数が等しいものとして投入時
と動作後で電磁力に3倍の差を持たせたが、2倍もしく
は4倍等にする場合は、各コイルの定数を等しいとする
と、2個もしくは4個等にすればよい。また、整数倍で
なく、2未満で1より大きくするには、各コイルの定数
を選択すればよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、可
動接触子の動作に連動するスイッチを設け、該スイッチ
の作動によって電磁石部の複数のコイル群を並列接続か
ら直列接続に切換え接続するようにしたので、並列状態
の時の電磁力が直列状態となると小さくなり、開閉器部
の動作を検出して電流を下げる電流制御装置と同等の制
御を行い、極めて簡潔な構成で開閉動作を達成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電磁開閉器の全体構成図。
【図2】 本発明による電磁石部の内部構造を復帰状態
(図2(A))と動作状態(図2(B))とで比較して
示す構成図。
【図3】 本発明の復帰状態における電磁石部の接続状
態を示す説明図。
【図4】 本発明の復帰状態(図4(A))と動作状態
(図4(B))との電磁石部の等価回路を示す回路図。
【図5】 従来の電磁開閉器を示す構成図。
【符号の説明】
11…基体、12…電磁石部、13…開閉器部、14…
固定接点アセンブリ、16…第1固定接触子、18…第
2固定接触子、20,21,25,31…端子部材、2
3…揺動杆、25…可動接触子、26…支持棒、26a
…押圧突起、32,33,34…コイル、35…空芯
部、36…磁性体、37…可動部、38…スイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定接触子及び可動接触子からなる開閉
    器部と、前記可動接触子を電磁力により吸引して動作状
    態とする複数のコイルからなる電磁石部と、吸引された
    前記可動接触子に連動する可動部を有して前記電磁石部
    のコイル群を並列接続から直列接続に切換えるスイッチ
    とを具備したことを特徴とする電磁開閉器。
JP28310192A 1992-10-21 1992-10-21 電磁開閉器 Pending JPH06139892A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28310192A JPH06139892A (ja) 1992-10-21 1992-10-21 電磁開閉器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28310192A JPH06139892A (ja) 1992-10-21 1992-10-21 電磁開閉器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06139892A true JPH06139892A (ja) 1994-05-20

Family

ID=17661235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28310192A Pending JPH06139892A (ja) 1992-10-21 1992-10-21 電磁開閉器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06139892A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104183422A (zh) * 2014-09-01 2014-12-03 武汉倍诺德开关股份有限公司 一种新型直流接触器装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104183422A (zh) * 2014-09-01 2014-12-03 武汉倍诺德开关股份有限公司 一种新型直流接触器装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5815057A (en) Electronically controlled switching device
JP2005235515A (ja) ノイズが無く消耗電力量の低いワイドボルテージ交直流共用コンタクター
CA2085967A1 (en) Polarized Relay
US7548146B2 (en) Power relay
EP0361638A2 (en) Microwave C-switches and S-switches
KR200257978Y1 (ko) 래치형 dc콘텍타 릴레이
JPH06139892A (ja) 電磁開閉器
US4803589A (en) Electromagnetic relay
JPH07507654A (ja) 電磁継電器
US4893213A (en) Multi-stage solenoid with time delayed actuation
JP3845247B2 (ja) 電子機器
JPH0428135A (ja) リモコンリレー
EP0551542A1 (en) Remote controlled relay
US4095124A (en) Transformer/switch device
JPH0428134A (ja) リモコンリレー
US3323086A (en) Solenoid type relay with two piece housing held together with the coil
JPH09147715A (ja) 電磁リレー
CN113711324B (zh) 按钮开关
JPH0357203A (ja) 電磁石装置及び電磁開閉器
JPS6043648B2 (ja) 双安定プランジヤー
EP0544928A1 (en) Remote controlled relay
JPH0332033Y2 (ja)
CN113574625A (zh) 电子开关
KR20230102546A (ko) 액추에이터
CN118073137A (zh) 继电器及设备