JPH06139888A - 遅延電流リレー - Google Patents

遅延電流リレー

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JPH06139888A
JPH06139888A JP28416092A JP28416092A JPH06139888A JP H06139888 A JPH06139888 A JP H06139888A JP 28416092 A JP28416092 A JP 28416092A JP 28416092 A JP28416092 A JP 28416092A JP H06139888 A JPH06139888 A JP H06139888A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
relay
circuit
current
diode
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP28416092A
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English (en)
Inventor
Yasunobu Fujita
康信 藤田
Takanori Shibata
崇徳 芝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、動作時間を遅延した遅延電流
リレーを提供することにある。 【構成】本発明の遅延電流リレーは、低電圧リレーと並
列に定電圧ダイオードを接続した回路と、この回路に高
透磁率の直流リアクトルを直列接続し、直流リアクトル
と低電圧リレーと定電圧ダイオードの間にダイオードを
並列に接続することにある。 【効果】この釈放遅延回路によれば、確実にトリップ時
間を遅延できるので、トリップ時間をパルスとして利用
する場合、シーケンサの信号と確実に同期できるように
なり、シーケンサ,計算機等のエラーを防止できるよう
に成った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電流動作形リレーに関
し、特に主接触器のトリップコイルと直列接続されて使
用され、事故等により主接触器のトリップコイルに電流
が流れた事を検出し、この検出信号を伝送装置,上位計
算機等に送る場合に必要な釈放遅延形電流リレーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】配電盤の主接触器のトリップ回路には、
確実にトリップ電流が流れた事を検出するために主接触
器と直列に電流動作形のリレーを接続している場合が多
い。電流動作形のリレーを入れる目的は、 1)確実に電流が流れた事を検出する。
【0003】2)接点増幅し電圧動作形リレーで実施す
ると、使用接点数が増加し信頼性が低下する。
【0004】一方、この電流動作形リレーを用いて事故
発生時、上位計算機,伝送装置に信号を送る場合、 1)トリップコイルに流れる電流は短時間である。
【0005】2)上位計算機,伝送装置は、信号取り込
みのため100ms〜200msの時間が必要である。
【0006】等の為、電流動作形リレーに要求される仕
様は、瞬時動作,限時復帰が必要となる。従来この種の
リレーとしては、二次巻線付きの電磁形リレーを使用し
ていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の電流動作形リレ
ーの限時復帰動作は、電磁力の釈放点を利用している
為、固定鉄心と可動片の接触面の状態で限時時限が大幅
に変化したり、或いは間隙差のため、精密加工が必要で
あった。瞬時動作,限時復帰を実現するため2次巻線と
2次巻線短絡用接点が必要であった。且つ限時復帰時限
は、リレー寸法の制限より2次巻線の時定数(L/R)
により制限され80msが最大であった。
【0008】従来のリレーによるワイヤーロジックに於
いては、補助リレー等の動作時間50ms<80msの
為支障がなかったが、近年計算機,シーケンサ等のエレ
クトロニクスが図られ、計算機,シーケンサは、時系列
処理のため入力の取り込み時間が100ms〜150m
sと成る事もあるが、電流動作形リレーは長限時化する
ことが出来ないため、同期が採れずエラーを生じる欠点
があつた。尚、この種の技術として特開昭62−219069号
公報を挙げることが出来る。
【0009】本発明の目的は、動作時間を遅延した釈放
遅延電流リレーを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の釈放遅延電流リ
レーは、低電圧リレーと並列に定電圧ダイオードを接続
した回路と、この回路に高透磁率の直流リアクトルを直
列接続し、直流リアクトルと低電圧リレーと定電圧ダイ
オードの間にダイオードを並列に接続することにある。
【0011】
【作用】本発明の釈放遅延回路によれば、トリップ回路
に電流が流れなくなると、直流リアクトルの残留電流が
定電圧ダイオードを印加し、定電圧ダイオードでは一定
電圧と成り、低電圧リレーで低電流を長時間供給できる
ので、トリップ時間を長くつまり遅延できるようにな
り、トリップ時間をパルスとして利用する場合、シーケ
ンサの信号とパルスとが確実に同期できるようになり、
シーケンサ,計算機等の制御機器のエラーを防止できる
ように成った。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例として示した図1ない
し図4の遮断器のトリップ回路図により説明する。
【0013】3相の電源母線1に配電線2を分岐し、各
配電線2には配電盤3を接続し、配電盤内に出入自在に
遮断器4を収納している。遮断器4は配電盤3に出入し
て配電線2と電気的に開閉する。遮断器4はトリップ回
路5によりトリップする。
【0014】トリップ回路5は操作スイッチ6及び遮断
器4のA接点4Aと釈放遅延回路7及びトリップコイル
8を直列に接続している。操作スイッチ6を閉じてトリ
ップコイル8に電流を流すと励磁され、遮断器4を投入
する。また配電線2に流れる例えば事故電流を図示して
いない変流器で検出すると、A接点4Aとトリップコイ
ル8が開放されてトリップコイル8が無励磁になり、遮
断器4が遮断される。この信号はA接点4Aとトリップ
コイル8との間に接続した遅延回路7及び表示装置9に
伝達される。
【0015】釈放遅延回路7の詳細は図2により説明す
る。電流リレー端子C1には、フライホイールダイオー
ド17と定電圧ダイオード15と低電圧リレー14が接
続されている。並列に接続され低電圧リレー14と定電
圧ダイオード15とは高透磁率リアクトル16と直列に
接続され、他端子C2に接続されている。フライホイー
ルダイオード17のアノード側は端子C2に接続されて
いる。また定電圧ダイオード15に代えて図3のように
ダイオード20とトレンジスタ21とを使用してもよ
い。
【0016】次に、釈放遅延回路7の動作を説明する。
【0017】端子C1と端子C2との間に一定電流I1
が流れると、低電圧リレー14の両端電圧は、定電圧ダ
イオード15によって一定電圧に保たれ動作をするた
め、電流が増加しても低電圧リレー14の両端電圧は一
定となる。また電流遮断時には、高透磁率リアクトル1
6に保存されているエネルギー1/2LI2が、フライ
ホイールダイオード17,定電圧ダイオード15,低電
圧リレー14を経由して流れ、低電圧リレー14には一
定電圧が印加され、図5に示す様に釈放時の限時特性A
(従来技術の特性図B)となる。このため、定電圧ダイ
オード15により一定電圧の為、低電圧リレー14に流
れる電流Icと電流リレーに流す電流I1との比を大き
く取るか、高透磁率リアクトル16のリアクタンス分を
大きく取るので、釈放遅時間t2が従来技術の時間t1
に比べて長くとれる様になった。このため、確実にトリ
ップ時間を遅延できるので、トリップ時間をパルスとし
て利用する場合、シーケンサの信号と確実に同期できる
ようになり、シーケンサ,計算機等の制御機器のエラー
を防止できるように成った。
【0018】一方、図4の回路は高透磁率リアクトル1
8の替りに変流器22の1次側を接続し、2次側を低電
圧リレー14のA接点14Aを通して接続した例である
が、電流印加時に流れる電流ILのエネルギー1/2L
IL2 を一時的に変流器18に蓄積し、低電圧リレー1
4が動作後、変流器2次側を低電圧リレー14に接続
し、1次側にて蓄積されたエネルギーを2次側に移行す
る様にした例である。この実施例によると図2に比べ、
放出エネルギーの有効活用が計れ、さらに長限時化が可
能と成る。この動作を図5にて説明する。
【0019】図3による放出損失は、PL3={(電流
面積(A)+(電流面積(B))}×コイル電圧と成
る。
【0020】図4による放出損失は、PL4={(電流
面積(A)}×コイル電圧と成る。従って、PL3−P
4=電流面積(B)×コイル電圧のエネルギーがコイ
ルホールドの為に有効と成り、長限時化が可能と成る。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、本発明の
釈放遅延回路によれば、確実にトリップ時間を遅延でき
るので、トリップ時間をパルスとして利用する場合、シ
ーケンサの信号と確実に同期できるようになり、シーケ
ンサのエラーを防止できるように成った。また釈放遅延
回路には、可動部が無いため、動作不能が無くなり、経
年変化に対し非常に安定した動作を示し、動作に対する
信頼性を高めることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である配電系統回路図。
【図2】図1に使用した釈放遅延回路の詳細図。
【図3】本発明の他の実施例である釈放遅延回路の詳細
図。
【図4】本発明の他の実施例である釈放遅延回路の詳細
図。
【図5】本発明の釈放遅延回路の特性図。
【符号の説明】
4…遮断器、7…釈放遅延回路、8…トリップコイル、
9…表示装置、15…定電圧ダイオード、16…リアク
トル、17…フライホイルダイオード、18…変流器、
19…コンデンサ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低電圧リレーと並列に定電圧ダイオードを
    接続した回路と、この回路に直流リアクトルを直列接続
    し、直流リアクトルと低電圧リレーと定電圧ダイオード
    の間にダイオードを並列に接続することを特徴とする釈
    放遅延電流リレー。
  2. 【請求項2】上記定電圧ダイオードの代わりにダイオー
    ドとトランジスタの組み合わせで定電圧特性を有するよ
    うにした事を特徴とする請求項1記載の釈放遅延電流リ
    レー。
  3. 【請求項3】上記に於いて直流リアクトルの代わりに変
    流器を接続し、変流器の2次側の一方を、リレーコイル
    の一方に接続、他方をリレーのA点を経由してリレーコ
    イルの他方に接続する事を特徴とする請求項1記載の釈
    放遅延電流リレー。
  4. 【請求項4】上記定電圧リレーと並列にコンデンサを接
    続する事を特徴とする請求項1記載の釈放遅延電流リレ
    ー。
  5. 【請求項5】上記回路に遮断器のトリップ回路を使用し
    た事を特徴とする請求項1ないし4項のいずれか1項記
    載の釈放遅延電流リレー。
JP28416092A 1992-10-22 1992-10-22 遅延電流リレー Pending JPH06139888A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100382458B1 (ko) * 2000-11-18 2003-05-09 엘지산전 주식회사 Dc 조작용 전자접촉기의 코일 구동장치
CN106783397A (zh) * 2017-01-20 2017-05-31 深圳市方大自动化系统有限公司 一种继电器电路中的延时电路

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