JPH06139687A - 光磁気記録再生装置 - Google Patents
光磁気記録再生装置Info
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- JPH06139687A JPH06139687A JP4286088A JP28608892A JPH06139687A JP H06139687 A JPH06139687 A JP H06139687A JP 4286088 A JP4286088 A JP 4286088A JP 28608892 A JP28608892 A JP 28608892A JP H06139687 A JPH06139687 A JP H06139687A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、構成が簡単で、しかも低コストにし
て装置内の温度変化に起因するデータエラーを防止でき
る光磁気記録再生装置を提供する。 【構成】光磁気ディスク2のローディング完了時の光磁
気ディスク2近傍の温度をディスク温度測定部5で測定
し、この測定出力を所定周期でサンプリングし、前回の
サンプリングにより得られた温度データと今回のサンプ
リングにより得られた温度データを、温度比較手段63
で比較して温度勾配を求めるとともに、この温度勾配と
予め設定された温度勾配基準値を比較し、温度勾配>温
度勾配基準値を温度勾配判定手段64で判定すると、光
磁気ディスク2へのデータ書き込みを禁止するようにし
ている。
て装置内の温度変化に起因するデータエラーを防止でき
る光磁気記録再生装置を提供する。 【構成】光磁気ディスク2のローディング完了時の光磁
気ディスク2近傍の温度をディスク温度測定部5で測定
し、この測定出力を所定周期でサンプリングし、前回の
サンプリングにより得られた温度データと今回のサンプ
リングにより得られた温度データを、温度比較手段63
で比較して温度勾配を求めるとともに、この温度勾配と
予め設定された温度勾配基準値を比較し、温度勾配>温
度勾配基準値を温度勾配判定手段64で判定すると、光
磁気ディスク2へのデータ書き込みを禁止するようにし
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置内での温度変化に
対する保護機能を備えた光磁気記録再生装置に関するも
のである。
対する保護機能を備えた光磁気記録再生装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近、光磁気記録再生装置として光磁気
ディスクドライブ装置が実用化されているが、このよう
な装置の一般的な使用法として、装置の電源を投入した
ままで、長時間駆動し続け、この状態で必要に応じて種
々の光磁気ディスクのローディングを行うことがある。
ディスクドライブ装置が実用化されているが、このよう
な装置の一般的な使用法として、装置の電源を投入した
ままで、長時間駆動し続け、この状態で必要に応じて種
々の光磁気ディスクのローディングを行うことがある。
【0003】この場合、装置内部の温度は、長時間の使
用により、室温などに比べてかなり高温になっている
が、この状態から、室温で保存されている光磁気ディス
クのローディンクを行うと、ローディンク直後の急激の
温度変化によりディスクが不均一に膨脹することによ
り、ディスク基板内部の応力が急激に増加して複屈折が
増大する。この複屈折は、ディスク温度が装置内部の温
度になれば、ほぼ元の状態に戻るようになる。ここで、
光磁気ディスクでの光磁気(M/O)信号の振幅Wは、 W∞R・sin2θk・cosδ ここで、Rはメディア反射率、θkはカー回転角、δは
P、S偏光の位相差(複屈折による位相差を含む)、の
関係となり、これにより複屈折が増加するとM/O信号
の振幅Wが減少して、M/O信号のジッタが増大し、ビ
ットエラーが増加するようになる。
用により、室温などに比べてかなり高温になっている
が、この状態から、室温で保存されている光磁気ディス
クのローディンクを行うと、ローディンク直後の急激の
温度変化によりディスクが不均一に膨脹することによ
り、ディスク基板内部の応力が急激に増加して複屈折が
増大する。この複屈折は、ディスク温度が装置内部の温
度になれば、ほぼ元の状態に戻るようになる。ここで、
光磁気ディスクでの光磁気(M/O)信号の振幅Wは、 W∞R・sin2θk・cosδ ここで、Rはメディア反射率、θkはカー回転角、δは
P、S偏光の位相差(複屈折による位相差を含む)、の
関係となり、これにより複屈折が増加するとM/O信号
の振幅Wが減少して、M/O信号のジッタが増大し、ビ
ットエラーが増加するようになる。
【0004】このことは、データ再生の場合には、デー
タの読み出しエラーが多くなって、正確なデータ読み出
しが期待できなくなり、また、データ記録の場合は、消
去、記録、ベリファイの各処理において、仮に正しくデ
ータの記録が行われたとしても、ベリファイの際にデー
タ読み出しにエラーを生じることで、データが正しく記
録されていないものとして、別トラックへの交代処理が
行われることがあり、不必要にディスクの記録領域を使
用してしまうという問題点があった。
タの読み出しエラーが多くなって、正確なデータ読み出
しが期待できなくなり、また、データ記録の場合は、消
去、記録、ベリファイの各処理において、仮に正しくデ
ータの記録が行われたとしても、ベリファイの際にデー
タ読み出しにエラーを生じることで、データが正しく記
録されていないものとして、別トラックへの交代処理が
行われることがあり、不必要にディスクの記録領域を使
用してしまうという問題点があった。
【0005】そこで、従来、このような問題点を解決す
るため、特開平4−57238号公報に開示されている
ように、ディスクのローディングを行う際に、プリフォ
ーマット部のALPC領域に一定パターンを記録し、デ
ィスクの温度が変動する前のM/O信号の振幅と、ディ
スクの温度が変動している間のM/O信号の振幅を比較
して、後者の振幅が前者の振幅に復帰するまでドライブ
へのアクセスを禁止することで、装置内での温度変化に
起因するエラーを防止するようにしたものが考えられて
いる。
るため、特開平4−57238号公報に開示されている
ように、ディスクのローディングを行う際に、プリフォ
ーマット部のALPC領域に一定パターンを記録し、デ
ィスクの温度が変動する前のM/O信号の振幅と、ディ
スクの温度が変動している間のM/O信号の振幅を比較
して、後者の振幅が前者の振幅に復帰するまでドライブ
へのアクセスを禁止することで、装置内での温度変化に
起因するエラーを防止するようにしたものが考えられて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来装置によると、プリフォーマット部のALPC領域
は、規格(ISO/IEC JTC1/SC23N 292) によれば2バイト
であり、このためディスクの回転数が高くなると、これ
に従いALPC領域でM/O信号の振幅を測定するため
の時間が短くなる。一例として、ISO準拠130φ光
磁気ディスクを3600rpmで回転させた場合、AL
PC領域でM/O信号の振幅を測定するための時間は、 2×16(チャネルビット)×1/22.2(MHz)
=1.44μsec となり、極めて短い時間が必要となる。
従来装置によると、プリフォーマット部のALPC領域
は、規格(ISO/IEC JTC1/SC23N 292) によれば2バイト
であり、このためディスクの回転数が高くなると、これ
に従いALPC領域でM/O信号の振幅を測定するため
の時間が短くなる。一例として、ISO準拠130φ光
磁気ディスクを3600rpmで回転させた場合、AL
PC領域でM/O信号の振幅を測定するための時間は、 2×16(チャネルビット)×1/22.2(MHz)
=1.44μsec となり、極めて短い時間が必要となる。
【0007】従って、M/O信号の振幅を測定するため
上述のような極めて短い時間を確保するには、高速な測
定装置を用意しなければならず、その分装置のコストア
ップを招く欠点があった。
上述のような極めて短い時間を確保するには、高速な測
定装置を用意しなければならず、その分装置のコストア
ップを招く欠点があった。
【0008】また、ディスクをローディングする度に、
ALPC領域に対する記録再生を行うようになるので、
ALPC領域への記録再生が失敗した場合に異常処理が
なされることも予め考慮しておかなくてはならず、それ
だけイニシャル処理が複雑になる欠点もあった。
ALPC領域に対する記録再生を行うようになるので、
ALPC領域への記録再生が失敗した場合に異常処理が
なされることも予め考慮しておかなくてはならず、それ
だけイニシャル処理が複雑になる欠点もあった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、構成が簡単で、しかも低コストにして装置内の温度
変化に起因するエラーを未然に防止できる光磁気記録再
生装置を提供することを目的とする。
で、構成が簡単で、しかも低コストにして装置内の温度
変化に起因するエラーを未然に防止できる光磁気記録再
生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の光磁気記録再生
装置は、光磁気記録媒体の近傍温度を測定する温度測定
手段と、所定時間毎に上記温度測定手段より出力される
温度測定値を取込むとともに、今回取込んだ温度測定値
と過去に取込んだ温度測定値を比較して温度勾配を求め
る手段と、この手段より求められた温度勾配と予め設定
された温度勾配基準値との比較結果から少なくとも前記
光磁気記録媒体へのデータ書き込み禁止信号を出力する
手段により構成されている。
装置は、光磁気記録媒体の近傍温度を測定する温度測定
手段と、所定時間毎に上記温度測定手段より出力される
温度測定値を取込むとともに、今回取込んだ温度測定値
と過去に取込んだ温度測定値を比較して温度勾配を求め
る手段と、この手段より求められた温度勾配と予め設定
された温度勾配基準値との比較結果から少なくとも前記
光磁気記録媒体へのデータ書き込み禁止信号を出力する
手段により構成されている。
【0011】
【作用】この結果、本発明によれば、光磁気記録媒体近
傍の温度勾配が予め設定された温度勾配基準値を上回る
ような場合には、少なくとも光磁気記録媒体へのデータ
の書き込みを禁止できるので、装置内の温度変化に起因
するエラーを未然に防止することができる。
傍の温度勾配が予め設定された温度勾配基準値を上回る
ような場合には、少なくとも光磁気記録媒体へのデータ
の書き込みを禁止できるので、装置内の温度変化に起因
するエラーを未然に防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従い説明す
る。
る。
【0013】図1は、同実施例を光磁気ディスクドライ
ブ装置に適用した例を示すものである。図において、1
は装置本体で、この装置本体1は、光磁気ディスク2を
ローディングする図示しないローディング手段を有して
いる。
ブ装置に適用した例を示すものである。図において、1
は装置本体で、この装置本体1は、光磁気ディスク2を
ローディングする図示しないローディング手段を有して
いる。
【0014】光磁気ディスク2の近傍には、光磁気ディ
スク2のローディング完了を検出するローディング完了
検出手段4を設けている。このローディング完了検出手
段4は、ローディング手段により光磁気ディスク2がタ
ーンテーブルの回転軸3に嵌合する位置まで移動してロ
ーディング完了した状態を、ターンテーブル近傍に設け
た位置センサにより検出するようになっている。
スク2のローディング完了を検出するローディング完了
検出手段4を設けている。このローディング完了検出手
段4は、ローディング手段により光磁気ディスク2がタ
ーンテーブルの回転軸3に嵌合する位置まで移動してロ
ーディング完了した状態を、ターンテーブル近傍に設け
た位置センサにより検出するようになっている。
【0015】また、ローディング手段には、光磁気ディ
スク2の温度を測定するディスク温度測定部5を設けて
いる。このディスク温度測定部5は、ローディングを完
了した光磁気ディスク2に近接して温度センサを配置し
ていて、装置本体1の内部温度との温度差により変化す
る光磁気ディスク2近傍での温度を測定するようにして
いる。そして、ローディング完了検出手段4からのロー
ディング完了信号とディスク温度測定部5からの温度測
定出力は、それぞれCPU6に送られる。
スク2の温度を測定するディスク温度測定部5を設けて
いる。このディスク温度測定部5は、ローディングを完
了した光磁気ディスク2に近接して温度センサを配置し
ていて、装置本体1の内部温度との温度差により変化す
る光磁気ディスク2近傍での温度を測定するようにして
いる。そして、ローディング完了検出手段4からのロー
ディング完了信号とディスク温度測定部5からの温度測
定出力は、それぞれCPU6に送られる。
【0016】CPU6は、A/D変換手段61、サンプ
リング手段62、温度比較手段63、温度勾配判定手段
64を有している。また、このCPU6には、所定周期
でクロックパルスを発生するクロック発生器7および予
め設定された温度勾配基準値Trefを記憶した記憶部
8が接続している。
リング手段62、温度比較手段63、温度勾配判定手段
64を有している。また、このCPU6には、所定周期
でクロックパルスを発生するクロック発生器7および予
め設定された温度勾配基準値Trefを記憶した記憶部
8が接続している。
【0017】ここで、A/D変換手段61は、ローディ
ング完了検出手段4からのローディング完了信号を受取
ると、ディスク温度測定部5からの温度測定出力Tan
を取込み、温度測定出力に応じたデジタル信号を出力す
るようになっている。サンプリング手段62は、A/D
変換手段61からのデジタル信号をクロック発生器7の
所定周期のクロックによりサンプリングし、このサンプ
リングにより得られた温度データTm を記憶部8に一時
記憶させるようにしている。温度比較手段63は、前回
のサンプリングにより得られた温度データ(記憶部8に
一時記憶されたもの)Tm-1 と今回のサンプリングによ
り得られた温度データTm を比較し、この比較結果を温
度勾配ΔTとして、例えばTm −Tm-1 の値を出力する
ようにしている。温度勾配判定手段64は、温度比較手
段63から出力される温度勾配ΔTと記憶部8に記憶さ
れた温度勾配基準値Trefを比較し、温度勾配ΔT>
温度勾配基準値Trefを判定すると、基準値オーバ信
号OVを出力するようになっている。
ング完了検出手段4からのローディング完了信号を受取
ると、ディスク温度測定部5からの温度測定出力Tan
を取込み、温度測定出力に応じたデジタル信号を出力す
るようになっている。サンプリング手段62は、A/D
変換手段61からのデジタル信号をクロック発生器7の
所定周期のクロックによりサンプリングし、このサンプ
リングにより得られた温度データTm を記憶部8に一時
記憶させるようにしている。温度比較手段63は、前回
のサンプリングにより得られた温度データ(記憶部8に
一時記憶されたもの)Tm-1 と今回のサンプリングによ
り得られた温度データTm を比較し、この比較結果を温
度勾配ΔTとして、例えばTm −Tm-1 の値を出力する
ようにしている。温度勾配判定手段64は、温度比較手
段63から出力される温度勾配ΔTと記憶部8に記憶さ
れた温度勾配基準値Trefを比較し、温度勾配ΔT>
温度勾配基準値Trefを判定すると、基準値オーバ信
号OVを出力するようになっている。
【0018】そして、この出力は、CPU6からのデー
タ書き込み禁止信号としてデータ記録回路9に与えら
れ、ピックアップ10に対するデータ書込みを禁止する
とともに、上位のホストコンピュータに対し待機情報フ
ラグをセットして、その旨をユーザに報告できるように
している。次に、このように構成した実施例の動作を図
2に示すフローチャートにより説明する。いま、光磁気
ディスクドライブ装置が連続して駆動され、装置本体1
内部の温度が室温に比べてかなり高温になっているもの
とする。
タ書き込み禁止信号としてデータ記録回路9に与えら
れ、ピックアップ10に対するデータ書込みを禁止する
とともに、上位のホストコンピュータに対し待機情報フ
ラグをセットして、その旨をユーザに報告できるように
している。次に、このように構成した実施例の動作を図
2に示すフローチャートにより説明する。いま、光磁気
ディスクドライブ装置が連続して駆動され、装置本体1
内部の温度が室温に比べてかなり高温になっているもの
とする。
【0019】この状態から、室温で保存されている光磁
気ディスク2を、装置本体1のローディング部3にセッ
トし、その後、ローディング完了検出手段4がローディ
ング完了を検出し(ステップS201)、また、装置本
体1の内部温度との温度差により変化する光磁気ディス
ク2の温度をディスク温度測定部5が測定すると(ステ
ップS202)、ローディング完了検出手段4からのロ
ーディング完了信号を待って、CPU6のA/D変換手
段61は、ディスク温度測定部5からの温度測定出力T
anを取込み、温度測定出力に応じたデジタル信号を出
力する(ステップS203)。
気ディスク2を、装置本体1のローディング部3にセッ
トし、その後、ローディング完了検出手段4がローディ
ング完了を検出し(ステップS201)、また、装置本
体1の内部温度との温度差により変化する光磁気ディス
ク2の温度をディスク温度測定部5が測定すると(ステ
ップS202)、ローディング完了検出手段4からのロ
ーディング完了信号を待って、CPU6のA/D変換手
段61は、ディスク温度測定部5からの温度測定出力T
anを取込み、温度測定出力に応じたデジタル信号を出
力する(ステップS203)。
【0020】このデジタル信号は、サンプリング手段6
2に与えられる。すると、サンプリング手段62では、
クロック発生器7からの所定周期のクロックによりA/
D変換手段61からのデジタル信号をサンプリングし
て、温度データTmを生成し(ステップS204)、こ
の温度データTmを記憶部8に一時記憶させる(ステッ
プS205)。
2に与えられる。すると、サンプリング手段62では、
クロック発生器7からの所定周期のクロックによりA/
D変換手段61からのデジタル信号をサンプリングし
て、温度データTmを生成し(ステップS204)、こ
の温度データTmを記憶部8に一時記憶させる(ステッ
プS205)。
【0021】この状態で、温度比較手段63では、前回
のサンプリングにより得られた温度データ(記憶部8に
一時記憶されたもの)Tm−1と今回のサンプリングに
より得られた温度データTmを比較し、この比較結果を
ディスク近傍の温度勾配ΔTとして出力する(ステップ
S206)。
のサンプリングにより得られた温度データ(記憶部8に
一時記憶されたもの)Tm−1と今回のサンプリングに
より得られた温度データTmを比較し、この比較結果を
ディスク近傍の温度勾配ΔTとして出力する(ステップ
S206)。
【0022】そして、この温度勾配ΔTは、温度勾配判
定手段64に送られる。温度勾配判定手段64では、温
度比較手段63からの温度勾配ΔTと記憶部8に記憶さ
れた温度勾配基準値Trefとを比較し、ΔT>温度勾
配基準値Trefかを判定する(ステップS207)。
定手段64に送られる。温度勾配判定手段64では、温
度比較手段63からの温度勾配ΔTと記憶部8に記憶さ
れた温度勾配基準値Trefとを比較し、ΔT>温度勾
配基準値Trefかを判定する(ステップS207)。
【0023】ここで、温度勾配ΔTが温度勾配基準値T
refを上回ってYESと判定した場合は、基準値オー
バ信号OVが出力され、CPU6からのデータ書き込み
禁止信号がセットされて、データ記録回路9に与えら
れ、ピックアップ10に対するデータ書込みが禁止され
(ステップS208)、同時に、上位のホストコンピュ
ータに対し待機情報フラグがセットされ、その旨がユー
ザに対し報告されるようになる(ステップS209)。
refを上回ってYESと判定した場合は、基準値オー
バ信号OVが出力され、CPU6からのデータ書き込み
禁止信号がセットされて、データ記録回路9に与えら
れ、ピックアップ10に対するデータ書込みが禁止され
(ステップS208)、同時に、上位のホストコンピュ
ータに対し待機情報フラグがセットされ、その旨がユー
ザに対し報告されるようになる(ステップS209)。
【0024】一方、温度勾配ΔTが温度勾配基準値Tr
efを下回ってステップS207で、NOと判定した場
合は、CPU6からの書き込み禁止信号がリセットされ
(ステップS210)、さらに、上位のホストコンピュ
ータに対する待機情報フラグもリセットされ(ステップ
S211)、次のコマンド待ちとなる。
efを下回ってステップS207で、NOと判定した場
合は、CPU6からの書き込み禁止信号がリセットされ
(ステップS210)、さらに、上位のホストコンピュ
ータに対する待機情報フラグもリセットされ(ステップ
S211)、次のコマンド待ちとなる。
【0025】従って、このようにすれば、ローディング
完了時の光磁気ディスク2の近傍の温度変化から温度勾
配を求めるとともに、この温度勾配と予め設定された温
度勾配基準値との比較結果から、温度勾配が温度勾配基
準値を上回ると、この間、光磁気ディスク2へのデータ
書き込みを禁止するようにできるので、光磁気ディスク
2に対して急激な温度変化があったような場合にも、こ
の温度変化に起因するデータエラーを未然に防止するこ
とができる。次に、図3は、本発明の他の実施例を示す
ものである。
完了時の光磁気ディスク2の近傍の温度変化から温度勾
配を求めるとともに、この温度勾配と予め設定された温
度勾配基準値との比較結果から、温度勾配が温度勾配基
準値を上回ると、この間、光磁気ディスク2へのデータ
書き込みを禁止するようにできるので、光磁気ディスク
2に対して急激な温度変化があったような場合にも、こ
の温度変化に起因するデータエラーを未然に防止するこ
とができる。次に、図3は、本発明の他の実施例を示す
ものである。
【0026】この場合、サーミスタ11と抵抗12によ
り光磁気ディスクの温度を測定するディスク温度測定部
を構成している。そして、サーミスタ11により光磁気
ディスクの温度を測定し、この測定結果の温度測定出力
TanをA/D変換器13に与え、温度測定出力Tan
に応じたデジタル信号を出力させる。この場合、A/D
変換器13のデジタル信号は、ローディング完了信号を
待って出力され、温度ラッチ回路14に与える。
り光磁気ディスクの温度を測定するディスク温度測定部
を構成している。そして、サーミスタ11により光磁気
ディスクの温度を測定し、この測定結果の温度測定出力
TanをA/D変換器13に与え、温度測定出力Tan
に応じたデジタル信号を出力させる。この場合、A/D
変換器13のデジタル信号は、ローディング完了信号を
待って出力され、温度ラッチ回路14に与える。
【0027】温度ラッチ回路14は、クロック発生器1
5の所定周期のクロックによりA/D変換器13からの
デジタル信号をラッチするもので、ここでは、前回、温
度ラッチ回路14にラッチされたデジタル信号に応じた
温度データTm−1と、今回、温度ラッチ回路14にラ
ッチされたデジタル信号に応じた温度データTmをそれ
ぞれ出力し、これらを減算器16に与える。
5の所定周期のクロックによりA/D変換器13からの
デジタル信号をラッチするもので、ここでは、前回、温
度ラッチ回路14にラッチされたデジタル信号に応じた
温度データTm−1と、今回、温度ラッチ回路14にラ
ッチされたデジタル信号に応じた温度データTmをそれ
ぞれ出力し、これらを減算器16に与える。
【0028】減算器16では、これら温度データTm−
1とTmの差を求め、この差からディスク近傍の温度勾
配ΔTを求める。そして、この温度勾配ΔTを比較器1
7に与える。比較器17では、予め基準値設定部18に
用意された温度勾配基準値Trefと温度勾配ΔTを比
較し、この結果として、温度勾配ΔTが温度勾配基準値
Trefを上回っていると、基準値オーバ信号OVが出
力され、データ書き込み禁止信号がセットされるととも
に、上位のホストコンピュータに対し待機情報フラグが
セットされ、その旨がユーザに報告されるようになる。
1とTmの差を求め、この差からディスク近傍の温度勾
配ΔTを求める。そして、この温度勾配ΔTを比較器1
7に与える。比較器17では、予め基準値設定部18に
用意された温度勾配基準値Trefと温度勾配ΔTを比
較し、この結果として、温度勾配ΔTが温度勾配基準値
Trefを上回っていると、基準値オーバ信号OVが出
力され、データ書き込み禁止信号がセットされるととも
に、上位のホストコンピュータに対し待機情報フラグが
セットされ、その旨がユーザに報告されるようになる。
【0029】また、温度勾配ΔTが温度勾配基準値Tr
efを下回った場合には、データ書き込み禁止信号がリ
セットされるとともに、上位のホストコンピュータに対
し待機情報フラグもリセットされ、次のコマンド待ちと
なる。
efを下回った場合には、データ書き込み禁止信号がリ
セットされるとともに、上位のホストコンピュータに対
し待機情報フラグもリセットされ、次のコマンド待ちと
なる。
【0030】従って、このようにしても、上述したと同
様にして光磁気ディスク2に急激な温度変化があった場
合にも、温度変化に起因するデータエラーを未然に防止
することができる。また、ここでは回路をハード的に構
成しているが、サーミスタ11、抵抗12、A/D変換
器13、温度ラッチ回路14、減算器16および比較器
17などの簡単な構成で実現できるので、さらに構成を
簡単にでき、コスト的にも安価にできる。
様にして光磁気ディスク2に急激な温度変化があった場
合にも、温度変化に起因するデータエラーを未然に防止
することができる。また、ここでは回路をハード的に構
成しているが、サーミスタ11、抵抗12、A/D変換
器13、温度ラッチ回路14、減算器16および比較器
17などの簡単な構成で実現できるので、さらに構成を
簡単にでき、コスト的にも安価にできる。
【0031】なお、本発明は、上記実施例にのみ限定さ
れず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施でき
る。例えば、上述した実施例では、ディスク2での温度
変化にともなう温度勾配ΔTが温度勾配基準値Tref
を越える場合には、データの書き込みを禁止するように
しているが、温度勾配ΔTが温度勾配基準値Tref以
下になるまでデータ再生を含めて一切のアクセスを禁止
するようにしてもよい。また、上述では光磁気ディスク
をローディングの際に、装置内部の温度が室温より高温
になっている場合について述べたが、装置内部温度が何
等かの原因で急激に上昇したような場合にも適用でき
る。また、温度の測定開始のタイミングについては、ロ
ーディングの完了までを待たずに、ディスクが装置の挿
入口から入ってきた時に開始するようにしてもよい。そ
のためには挿入口近傍にディスクの挿入を検知する位置
センサを設ければよい。また、上述では、光磁気ディス
クに本発明を適用した例を述べたが、光カードへの適用
も可能である。
れず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施でき
る。例えば、上述した実施例では、ディスク2での温度
変化にともなう温度勾配ΔTが温度勾配基準値Tref
を越える場合には、データの書き込みを禁止するように
しているが、温度勾配ΔTが温度勾配基準値Tref以
下になるまでデータ再生を含めて一切のアクセスを禁止
するようにしてもよい。また、上述では光磁気ディスク
をローディングの際に、装置内部の温度が室温より高温
になっている場合について述べたが、装置内部温度が何
等かの原因で急激に上昇したような場合にも適用でき
る。また、温度の測定開始のタイミングについては、ロ
ーディングの完了までを待たずに、ディスクが装置の挿
入口から入ってきた時に開始するようにしてもよい。そ
のためには挿入口近傍にディスクの挿入を検知する位置
センサを設ければよい。また、上述では、光磁気ディス
クに本発明を適用した例を述べたが、光カードへの適用
も可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、光磁気記録媒体近傍の
温度勾配が予め設定された温度勾配基準値を上回るよう
な場合は、少なくとも光磁気記録媒体へのデータの書き
込みを禁止するようにしたので、装置内の温度変化に起
因するデータエラーを未然に防止することができる。し
かも、本発明では、光磁気記録媒体近傍の温度勾配のみ
に着目することで、従来のALPC領域でM/O信号の
振幅を測定するような手段に比べ、回路構成を簡単にで
きるとともに、コスト的にも安価なものににできる。
温度勾配が予め設定された温度勾配基準値を上回るよう
な場合は、少なくとも光磁気記録媒体へのデータの書き
込みを禁止するようにしたので、装置内の温度変化に起
因するデータエラーを未然に防止することができる。し
かも、本発明では、光磁気記録媒体近傍の温度勾配のみ
に着目することで、従来のALPC領域でM/O信号の
振幅を測定するような手段に比べ、回路構成を簡単にで
きるとともに、コスト的にも安価なものににできる。
【図1】本発明の一実施例の概略構成を示す図。
【図2】一実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
ト。
【図3】本発明の他の実施例の概略構成を示す図。
1…装置本体、2…光磁気ディスク、3…回転軸、4…
ローディング完了検出手段、5…ディスク温度測定部、
6…CPU、61…A/D変換手段、62…サンプリン
グ手段、63…温度比較手段、64…温度勾配判定手
段、7…クロック発生器、8…記憶部、9…データ記録
回路、10…ピックアップ、11…サーミスタ、12…
抵抗、13…A/D変換器、14…温度ラッチ回路、1
5…クロック発生器、16…減算器、17…比較器、1
8…基準値設定部。
ローディング完了検出手段、5…ディスク温度測定部、
6…CPU、61…A/D変換手段、62…サンプリン
グ手段、63…温度比較手段、64…温度勾配判定手
段、7…クロック発生器、8…記憶部、9…データ記録
回路、10…ピックアップ、11…サーミスタ、12…
抵抗、13…A/D変換器、14…温度ラッチ回路、1
5…クロック発生器、16…減算器、17…比較器、1
8…基準値設定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 33/14 K
Claims (1)
- 【請求項1】 光磁気記録媒体近傍の温度を測定する温
度測定手段と、 所定時間毎に上記温度測定手段より出力される温度測定
値を取込むとともに、今回取込んだ温度測定値と過去に
取込んだ温度測定値とを比較して温度勾配を求める手段
と、 この手段より求められた温度勾配と予め設定された温度
勾配基準値との比較結果から少なくとも前記光磁気記録
媒体へのデータ書き込み禁止信号を出力する手段とを具
備したことを特徴とする光磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4286088A JPH06139687A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 光磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4286088A JPH06139687A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 光磁気記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06139687A true JPH06139687A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=17699788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4286088A Withdrawn JPH06139687A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 光磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06139687A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6405277B1 (en) | 1998-11-06 | 2002-06-11 | International Business Machines Corporation | Method and system for writing data to a magnetic storage device in a relatively cold or hot environment |
JP2005095602A (ja) * | 2003-08-19 | 2005-04-14 | Given Imaging Ltd | 温度変化検知方法 |
JP2007122798A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | ディスク記憶装置及びその制御方法 |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP4286088A patent/JPH06139687A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6405277B1 (en) | 1998-11-06 | 2002-06-11 | International Business Machines Corporation | Method and system for writing data to a magnetic storage device in a relatively cold or hot environment |
JP2005095602A (ja) * | 2003-08-19 | 2005-04-14 | Given Imaging Ltd | 温度変化検知方法 |
JP2007122798A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | ディスク記憶装置及びその制御方法 |
US7872826B2 (en) | 2005-10-27 | 2011-01-18 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Disk storage device and control method for the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |