JPH0613878U - 移動体画像解析システム - Google Patents

移動体画像解析システム

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JPH0613878U
JPH0613878U JP5843892U JP5843892U JPH0613878U JP H0613878 U JPH0613878 U JP H0613878U JP 5843892 U JP5843892 U JP 5843892U JP 5843892 U JP5843892 U JP 5843892U JP H0613878 U JPH0613878 U JP H0613878U
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JP
Japan
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image
moving body
mirror
analysis system
moving
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Application number
JP5843892U
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English (en)
Inventor
芳宏 杉野
良司 村椿
正紀 滝前
義昭 高沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sugino Machine Ltd
Original Assignee
Sugino Machine Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最小限のシステム構成により移動体の3次元
的な動作状態を解析できる画像解析システムを得るこ
と。特に、ゴルフスイングにおけるインパクト時のクラ
ブヘッド及びボールの移動状態を解析するシステムに適
用する。 【構成】 解析対象物である移動体を撮影する撮像手段
1と、この撮像手段による撮影方向を第1の方向とした
場合に、該第1の方向と交叉する第2の方向から捉えた
移動体10a,10bの映像を前記撮像手段1に向け反
射させるミラー2とを備える。撮像手段1は、第1の方
向から捉えた移動体の映像と第2の方向から捉えた移動
体の映像とを同時に撮影する。 【効果】 従来2台必要であった撮影手段としてのカメ
ラ1を1台とすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、移動体画像解析システムに関し、特に、ゴルフスイングにおけるイ ンパクト時のクラブヘッドとボールの移動状態の解析を行うのに好適なシステム に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
移動体の移動状態を画像解析する移動体画像解析システムの一つとして従来か ら、ゴルフスイングにおけるインパクト時のクラブヘッドとボールの移動状態を 3次元的に画像解析できるシステムが考案され提供されている。この従来の画像 解析システムは、解析対象物の垂直方向の映像と水平方向の映像とを同時に撮影 し、これらの映像を同時にモニタに表示することにより、解析対象物の移動状態 を3次元的に把握しようとするものである。
【0003】 図7及び図8に、かかる従来の解析システムの一例を示すが、このシステムは 図7に示すように、解析対象物である被験者111のクラブヘッド110aとボ ール110bの上方位置に配置されこれらを上方から撮影する第1のカメラ10 1と、被験者111の前方位置に配置されクラブヘッド110aとボール110 bを水平方向から撮影する第2のカメラ102と、解析対象物であるクラブヘッ ド110a及びボール110bを照明するストロボ装置103とを備えている。
【0004】 そして、図8に示すように、この解析システムは、前記第1及び第2のカメラ 101、102により被験者のクラブヘッドとボールの垂直方向の映像と水平方 向の映像とがそれぞれ高速多重撮影され、これらの映像信号は2分割表示ユニッ ト107により合成され、画像メモリ104に記憶される。
【0005】 そして、CPU105の命令に応じてモニタ106に前記2分割表示ユニット 107で合成された映像、すなわち、例えば画面の上半分には垂直方向の映像が 、また下半分には水平方向の映像が表示される等、2分割された画面の一方に解 析対象物の垂直方向の映像が、また他方に水平方向の映像が同時に表示され、こ れにより、クラブヘッドの軌跡やフェースの向き、ボールの飛ぶ方向や速度、ボ ールのスピン状態等の3次元的な解析が可能となる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のように、従来の解析システムにおいては、被験者のクラ ブ先端部を上方から捉えクラブヘッド及びボールの垂直方向の映像を得るための カメラと、さらにこれに加え、被験者のクラブ先端部を正面から捉えクラブヘッ ド及びボールの水平方向の映像を得るためのカメラが必要であり、したがって従 来のこの種の装置では2台のカメラを設ける必要があった。このため、従来の解 析システムでは、装置が大型化すると共に、前記2台のカメラを同期させる必要 から、システム構成が複雑化するとの問題があった。
【0007】 本考案は、かかる従来の画像解析システムにおける問題点を解決すべくなされ たもので、簡単かつ小型なシステム構成により移動体の3次元的な動作状態を解 析できる移動体画像解析システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成すべく、本願の第1の考案は、解析対象物である移動体を撮影 する撮像手段と、この撮像手段による撮影方向を第1の方向とした場合に、該第 1の方向と交叉する第2の方向から捉えた移動体の映像を前記撮像手段に向け反 射させるミラーとを備え、前記撮像手段が、前記第1の方向から捉えた移動体の 映像と前記第2の方向から捉えた移動体の映像とを同時に撮影するものであるこ とを特徴とする移動体画像解析システムに係るものである。
【0009】 また、本願の第2の考案は、前記本願の第1の考案において、前記撮像手段を 移動体の上方位置に配置すると共に、前記ミラーを移動体の前方位置に配置し、 前記撮像手段が、移動体の上方からの映像と前記ミラーにより反射された移動体 の水平方向の映像とを同時に撮影するものであることを特徴とする移動体画像解 析システムに係るものである。
【0010】
【作用】
本考案において、前記撮像手段は、解析対象物である移動体を異なる2方向か ら捉えた映像を同時に撮影する。このために、前記撮像手段は、前記移動体と前 記ミラーとを同時にその撮影視野に捉える。また、この撮像手段の撮影方向を第 1の方向とした場合に、前記ミラーは、第1の方向と交叉する第2の方向から捉 えた移動体の映像を前記撮像手段に向け反射する。
【0011】 したがって、前記撮像手段は前記第1の方向からの移動体の映像と、前記ミラ ーにより反射された第2の方向からの移動体の映像とを同時に撮影することが可 能となる。
【0012】 また本願の第2の考案では、前記撮像手段は、移動体の垂直方向の映像と、前 記ミラーにより反射された水平方向の映像とを同時に撮影する。
【0013】 ところで、本考案に係る解析システムにおいては、前記ミラーの反射により捉 えられた第2の方向の映像には、実際に該第2の方向から観察した場合に比べ光 学的な誤差が含まれている。すなわち、一例として前記第1の方向として垂直方 向を、また前記第2の方向として水平方向を選択した解析システムについて説明 すると、図4に示すように移動体10cが水平方向に移動した場合には、図5に 示すように、実際には垂直方向の移動はないにも拘らず、ミラー2上では移動体 10cが垂直方向に移動したように観察されるのである。
【0014】 そこで、本解析システムにおいて前記第2の方向から捉えられる移動体の移動 状態についても定量的に正確な解析を行うには、当該第2の方向の画像について 以下のような補正演算を行い、これにより当該第2の方向についても移動状態を 知ることができる。
【0015】 すなわち、図6に示すように、撮像手段としてのカメラ1を移動体10cの上 方に配置し、このカメラ1により移動体の上方からの映像と、ミラーにより反射 された移動体の水平方向からの映像とを撮影するシステムについて説明すると、 このようなシステムにおいて、移動体10cがA1 からC1 へ移動した場合には 、ミラー2上ではその像はA2 からC2 へ移動することとなる。しかしながら、 移動体10cの鉛直方向の移動状態を示す前記ミラー上の移動量A22 には、 水平方向の移動成分A11 が含まれることとなる。この水平方向成分A11 は、ミラー2上では移動量A22 として現れる。
【0016】 したがって、ミラー2上の映像から移動体10cの正確な水平方向からの映像 を得るためには、カメラ1が移動体10cを上方から直接捉えた鉛直方向からの 映像により得られる移動体10cの水平移動量A11 から、ミラー上の移動量 A22 を求め、この移動量A22 を前記移動量A22 から減ずることによ り、移動体10cの真の鉛直移動量B22 を求めることができる。
【0017】 図示のように、床面12とカメラ1との距離をL、移動体10cとミラー2の 下端との水平距離をm、床面12と移動体10cとの距離をh、ミラー2の床面 12に対する傾斜角を45°、移動体10cの水平移動量A11 をnとし、L +m+h=kとすれば、移動体10cがミラー2に近づく方向に移動する場合に は、前記ミラー2上に現れる水平移動A11 による誤差量A22 は、次式に より求めることができる。
【0018】 A22 =(21/2 hnL)/{k(k−n)}
【0019】 また、移動体10cがミラー2から遠ざかる方向に移動する場合には、前記誤 差量A22 は、次式により求めることができる。
【0020】 A22 =(21/2 hnL)/{k(k+n)}
【0021】 したがって、ミラーの反射により得られた当該第2の方向の画像に対して前記 誤差量A22 を補正処理するようにすれば、水平方向の移動状態を認識するこ とができる。
【0022】
【実施例】
次に本発明の実施例を図面に基き説明する。図1乃至図3は、本考案の一実施 例の構成を示す説明図であるが、本実施例は、本考案の好適な実施例として構成 したゴルフスイングにおけるインパクト時のクラブヘッドとボールの移動状態の 解析を行うシステムに係るものである。
【0023】 図1に示すように、本実施例にかかる移動体画像解析システムでは、アドレス 時におけるボールのセット位置周辺を撮影するカメラ1が該ボールセット位置上 方に配置されると共に、ボールセット位置の前方の、前記カメラ1の視野内に納 まる位置には、ボールセット位置周辺を水平方向から観察した映像を前記カメラ 1に向け反射するように方向を調整したミラー2が設置されている。
【0024】 このミラー2には、ボールやクラブヘッドが当たって破損するのを防止するた めに金属板にメッキを施したもの、または樹脂製のものを用いる。また、ミラー 2の後方には、解析対象物であるクラブヘッド10aやボール10bの撮影にあ たりこれらを照明するストロボ装置3が設けられ、さらに本システムには、図1 には示されないモニタ、画像メモリ、CPU等の各装置が備えられている。
【0025】 図2は、本実施例のシステム構成を示すブロック図である。図示のように、本 システムでは前記ボールセット位置上方に設けられたカメラ1により、クラブヘ ッド10a及びボール10b鉛直方向の映像と、ミラー2で反射された水平方向 の映像とが同時に高速多重撮影される。図3に本カメラ1の視野1aを示すが、 図示のように本カメラ1は、クラブヘッド10a及びボール10bと、ミラー2 とをその視野内に納めることにより、クラブヘッド等の上方からの映像と、ミラ ー2で反射された水平方向の映像とを同時に捉えることが可能である。
【0026】 そして、前記カメラ1からの映像信号は、画像メモリ4に出力され、さらにC PU5により水平及び鉛直方向の映像からクラブヘッドやボールの動きを分析し 、かつ前記水平方向の移動量に対して前述した誤差量を除く補正処理をすること により被験者のクラブヘッドの軌跡やフェースの向き、ボールの飛ぶ方向や速度 、ボールのスピン状態等を3次元的に解析することができる。
【0027】 また、スイングを解析する上で、クラブヘッドの軌跡における最下点の位置を 知ることは重要であるが、本システムによれば前記上部に設けられたカメラ1台 を使用するだけで水平方向から捉えたクラブヘッドの軌跡を撮影することが可能 であり、クラブヘッドの最下点を容易に知ることができる。
【0028】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案によれば、最小限のシステム構成により移動体の 3次元的な動作状態を画像解析できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の概略構成を示す側面図であ
る。
【図2】同じく本考案の一実施例の構成を示すブロック
図である。
【図3】本考案の一実施例におけるカメラの視野を示す
平面図である。
【図4】本考案の解析原理を説明する説明図である。
【図5】同じく、本考案の解析原理を説明する説明図で
ある。
【図6】同じく、本考案の解析原理を説明する説明図で
ある。
【図7】従来の移動体画像解析システムの概略構成を示
す側面図である。
【図8】従来の解析システムの構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1、101、102 カメラ 1a カメラの視野 2 ミラー 3、103 ストロボ装置 4、104 画像メモリ 5、105 CPU 6、106 モニタ 107 2分割表示ユニット 10a、110a クラブヘッド 10b、110b ボール 10c 移動体 11、111 被験者 12 床面 尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 解析対象物である移動体を撮影する撮像
    手段と、 この撮像手段による撮影方向を第1の方向とした場合
    に、該第1の方向と交叉する第2の方向から捉えた移動
    体の映像を前記撮像手段に向け反射させるミラーとを備
    え、 前記撮像手段が、前記第1の方向から捉えた移動体の映
    像と前記第2の方向から捉えた移動体の映像とを同時に
    撮影するものであることを特徴とする移動体画像解析シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記撮像手段を移動体の上方位置に配置
    すると共に、 前記ミラーを移動体の前方位置に配置し、 前記撮像手段が、移動体の上方からの映像と前記ミラー
    により反射された移動体の水平方向の映像とを同時に撮
    影するものであることを特徴とする請求項1に記載の移
    動体画像解析システム。
JP5843892U 1992-07-29 1992-07-29 移動体画像解析システム Pending JPH0613878U (ja)

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JP5843892U JPH0613878U (ja) 1992-07-29 1992-07-29 移動体画像解析システム

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JPH0613878U true JPH0613878U (ja) 1994-02-22

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ID=13084407

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JP5843892U Pending JPH0613878U (ja) 1992-07-29 1992-07-29 移動体画像解析システム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013138758A (ja) * 2011-12-29 2013-07-18 Dunlop Sports Co Ltd ゴルフクラブヘッドの計測方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS451719Y1 (ja) * 1967-12-25 1970-01-24
JPS5650466B2 (ja) * 1973-06-29 1981-11-28
JPH03210283A (ja) * 1990-01-13 1991-09-13 Fuji Electric Co Ltd 撮像装置およびゴルフクラブのフェースアングル計測装置

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