JPH06137996A - トルク変動発生機構 - Google Patents
トルク変動発生機構Info
- Publication number
- JPH06137996A JPH06137996A JP28591592A JP28591592A JPH06137996A JP H06137996 A JPH06137996 A JP H06137996A JP 28591592 A JP28591592 A JP 28591592A JP 28591592 A JP28591592 A JP 28591592A JP H06137996 A JPH06137996 A JP H06137996A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- carrier
- eccentricity
- opposite phase
- torque fluctuation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンパクトで安価であると共に、性能が安定
して高トルク変動を発生できるトルク変動発生機構を提
供する。 【構成】 固定のサンギア3と該サンギア3に対し同軸
回転可能なキャリア5に回転自在に支持されて前記サン
ギア3の点対称な位置に噛合する少なくとも二つのプラ
ネタリーギア6にそれぞれ偏心ウェイト7を逆位相で付
設した。
して高トルク変動を発生できるトルク変動発生機構を提
供する。 【構成】 固定のサンギア3と該サンギア3に対し同軸
回転可能なキャリア5に回転自在に支持されて前記サン
ギア3の点対称な位置に噛合する少なくとも二つのプラ
ネタリーギア6にそれぞれ偏心ウェイト7を逆位相で付
設した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トルク変動発生機構に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】脈動回転による耐久試験や振動低減試験
等において使用されるトルク変動発生機構として、従
来、電気油圧式やフックスジョイント式のものが良く知
られている。
等において使用されるトルク変動発生機構として、従
来、電気油圧式やフックスジョイント式のものが良く知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、電気油圧式
のものは油圧源やアクチュエータが大きくなるので、必
要床面積やコストが増大するという不具合があり、また
フックスジョイント式のものは高トルクの変動を発生さ
せるのが困難であるという不具合があった。
のものは油圧源やアクチュエータが大きくなるので、必
要床面積やコストが増大するという不具合があり、また
フックスジョイント式のものは高トルクの変動を発生さ
せるのが困難であるという不具合があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、コンパクトで安
価であると共に、性能が安定して高トルク変動を発生で
きるトルク変動発生機構を提供することにある。
価であると共に、性能が安定して高トルク変動を発生で
きるトルク変動発生機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の、本発明の構成は、固定サンギアと該固定サンギアに
対し同軸回転可能なキャリア軸を有し、このキャリア軸
と一体のキャリアに回転自在に支持されて前記固定サン
ギアの点対称な位置に噛合する少なくとも二つのプラネ
タリーギアにそれぞれ偏心ウェイトを逆位相で付設した
ことを特徴とする。
の、本発明の構成は、固定サンギアと該固定サンギアに
対し同軸回転可能なキャリア軸を有し、このキャリア軸
と一体のキャリアに回転自在に支持されて前記固定サン
ギアの点対称な位置に噛合する少なくとも二つのプラネ
タリーギアにそれぞれ偏心ウェイトを逆位相で付設した
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】前記構成によれば、キャリア軸の回転によりプ
ラネタリーギアが回転すると所定の変動トルクが発生す
る。
ラネタリーギアが回転すると所定の変動トルクが発生す
る。
【0007】
【実施例】以下添付図面に基づいて、本発明の一実施例
を説明する。図1は本機構の概略構成断面図で、図2は
その正面模式図である。
を説明する。図1は本機構の概略構成断面図で、図2は
その正面模式図である。
【0008】図示のように、床1上に立設された固定板
2の一側面にはサンギア3が一体に形成される。
2の一側面にはサンギア3が一体に形成される。
【0009】固定板2には、サンギア3の中心軸上に位
置してキャリア軸4が回転自在に貫通され、図示しない
回転駆動装置に連繋される。
置してキャリア軸4が回転自在に貫通され、図示しない
回転駆動装置に連繋される。
【0010】前記キャリア軸4の軸端に一体形成された
キャリア5には、前記サンギア3にそれぞれ90°間隔
で噛合する四つのプラネタリーギア6が回転自在に支持
される。
キャリア5には、前記サンギア3にそれぞれ90°間隔
で噛合する四つのプラネタリーギア6が回転自在に支持
される。
【0011】そして、各プラネタリーギア6には、偏心
ウェイト7がそれぞれ点対称のギア同士の間で逆位相で
付設される。
ウェイト7がそれぞれ点対称のギア同士の間で逆位相で
付設される。
【0012】このように構成されるため、サンギア3の
回りをプラネタリーギア6が公転すると、そのギア比で
プラネタリーギア6は自転する。
回りをプラネタリーギア6が公転すると、そのギア比で
プラネタリーギア6は自転する。
【0013】この時の自転回転数fは、f=(N/n)
f0 で求まる。ただし、Nはサンギア3の歯数、nはプ
ラネタリーギア6の歯数、f0 は公転回転数である。
f0 で求まる。ただし、Nはサンギア3の歯数、nはプ
ラネタリーギア6の歯数、f0 は公転回転数である。
【0014】そして、上記プラネタリーギア6の回転に
より変動トルクが発生する。
より変動トルクが発生する。
【0015】この時の変動トルクTは、T=mrω2 ×
R×sin ωtで求まる。ただし、mは偏心ウェイト7の
質量、rは偏心距離(図2参照)、ωは角加速度(ω=
2π/f)、Rは公転半径(図2参照)、tは時間であ
る。
R×sin ωtで求まる。ただし、mは偏心ウェイト7の
質量、rは偏心距離(図2参照)、ωは角加速度(ω=
2π/f)、Rは公転半径(図2参照)、tは時間であ
る。
【0016】なお、この際点対称なプラネタリーギア6
における偏心ウェイト7は逆位相で付設されているの
で、ラジアル方向の振動は効果的に相殺される。
における偏心ウェイト7は逆位相で付設されているの
で、ラジアル方向の振動は効果的に相殺される。
【0017】図3は、本機構をエンジンのフライホイー
ル部に組み付けてエンジンのトルク変動を低減するよう
にした応用例である。
ル部に組み付けてエンジンのトルク変動を低減するよう
にした応用例である。
【0018】これは、シリンダブロック10の軸受部に
サンギア3を固設する一方、このサンギア3の点対称位
置に噛合する少なくとも二つのプラネタリーギア6をク
ランクシャフト11の軸端に固着されたフライホイール
12の一側面部にメタル13を介して回転自在に支持
し、エンジンのトルク変動と逆位相のトルクを発生させ
て回転変動を低減するようにしたものである。
サンギア3を固設する一方、このサンギア3の点対称位
置に噛合する少なくとも二つのプラネタリーギア6をク
ランクシャフト11の軸端に固着されたフライホイール
12の一側面部にメタル13を介して回転自在に支持
し、エンジンのトルク変動と逆位相のトルクを発生させ
て回転変動を低減するようにしたものである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、機
械式で性能が安定すると共に、コンパクトで安価である
にも拘らず高トルク変動を発生できるという効果が得ら
れる。
械式で性能が安定すると共に、コンパクトで安価である
にも拘らず高トルク変動を発生できるという効果が得ら
れる。
【図1】本発明の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】同じく正面模式図である。
【図3】本機構の応用例の要部断面図である。
2 固定板 3 サンギア 4 キャリア軸 5 キャリア 6 プラネタリーギア
Claims (1)
- 【請求項1】 固定サンギアと該固定サンギアに対し同
軸回転可能なキャリア軸を有し、このキャリア軸と一体
のキャリアに回転自在に支持されて前記固定サンギアの
点対称な位置に噛合する少なくとも二つのプラネタリー
ギアにそれぞれ偏心ウェイトを逆位相で付設したことを
特徴とするトルク変動発生機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28591592A JPH06137996A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | トルク変動発生機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28591592A JPH06137996A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | トルク変動発生機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06137996A true JPH06137996A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=17697666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28591592A Pending JPH06137996A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | トルク変動発生機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06137996A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011139298A1 (en) * | 2010-05-04 | 2011-11-10 | Kem-Tron Technologies, Inc. | Asymmetric planetary drive assembly for use in shakers |
JP2018105771A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | トヨタ自動車株式会社 | 回転脈動発生機構 |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP28591592A patent/JPH06137996A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011139298A1 (en) * | 2010-05-04 | 2011-11-10 | Kem-Tron Technologies, Inc. | Asymmetric planetary drive assembly for use in shakers |
JP2018105771A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | トヨタ自動車株式会社 | 回転脈動発生機構 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981208 |