JP2016133157A - 回転揺動試験機 - Google Patents

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成田 信彦
Nobuhiko Narita
信彦 成田
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【課題】モータの回転数を変えるだけで、発生する回転変動の状態を変更することができる回転揺動試験機を提供する。【解決手段】回転運動用モータと、回転運動用モータの駆動軸に取り付けられ駆動軸と共に回転する太陽歯車と、回転運動用モータの駆動軸に相対回転可能に取り付けられたキャリアと、キャリアに保持されるとともに太陽歯車に歯合し太陽歯車の回転に伴って自転運動する遊星歯車と、遊星歯車に歯合し遊星歯車の自転運動に伴って回転する内歯車と、内歯車と共に回転する出力軸と、クランク用モータと、遊星歯車を公転運動させるべくクランク用モータの駆動軸とキャリアとを連結するクランク、コンロッド及びテコを備えるテコ・クランク機構と、を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、回転揺動試験機に関する。本発明の回転揺動試験機は例えば、回転系防振アイテム(遠心振り子式動吸振器やカップリング等)の防振性能評価試験や、エンジン補機駆動ベルト系カップリング用ラジアルドライベアリングの耐久性評価試験等において、回転変動を発生させ、これを試験体に対し及ぼすために用いられる。
本願発明者らは先に、図5に示す回転揺動試験機101を提案しており、すなわちこの回転揺動試験機101は、一定の角速度で回転可能な等速プーリ102と、この等速プーリ102にワンウェイクラッチ(図示せず)を介して相対回転可能な状態に設けられた変速プーリ103と、この変速プーリ103に回転変動を与える往復動機関(マス−クランク機構)104とを備え、ワンウェイクラッチは、変速プーリ103が等速プーリ102に対し遅角差動状態になったときにこの変速プーリ103を等速プーリ102に対し回動連結するものとされ、往復動機関(マス−クランク機構)104は、変速プーリ103に設けられたクランクプーリ105と、往復動可能なピストン106と、これらクランクプーリ105及びピストン106を連結するコンロッド107とからなるものとされている(特許文献1参照)。
上記図5の先行技術によれば、上記構成により構造が簡素で、汎用性が高く、しかも作動性に優れた試験機を提供することができるが、往復動機関(マス−クランク機構)104の反力によって得られる回転変動を利用するため、以下の点で、さらに改良すべき余地がある。
(1)
往復動機関(マス−クランク機構)104の反力周期はクランク回転の2次であり、他の次数に変換するには、クランクプーリ105と出力軸プーリ108のプーリ比を変更する必要があり、よって組み換え作業に手間がかかる。
(2)
出力軸プーリ108で得られる回転変動は往復動機関(マス−クランク機構)104の慣性マス重量に依存し、回転変動の増減には慣性マスの交換作業が必要であり、よって組み換え作業に手間がかかる。
特開2014−89181号公報
本発明は以上の点に鑑みて、試験機の構成要素として往復動機関(マス−クランク機構)を使用せず、もってプーリ比の変更や慣性マスの交換に係る作業の手間を省略することができる回転揺動試験機を提供することを目的とし、すなわちモータの回転数を変えるだけで、発生する回転変動の状態を変更することができる回転揺動試験機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による回転揺動試験機は、回転運動用モータと、前記回転運動用モータの駆動軸に取り付けられ前記駆動軸と共に回転する太陽歯車と、前記回転運動用モータの駆動軸に相対回転可能に取り付けられたキャリアと、前記キャリアに保持されるとともに前記太陽歯車に歯合し前記太陽歯車の回転に伴って自転運動する遊星歯車と、前記遊星歯車に歯合し前記遊星歯車の自転運動に伴って回転する内歯車と、前記内歯車と共に回転する出力軸と、クランク用モータと、前記遊星歯車を公転運動させるべく前記クランク用モータの駆動軸と前記キャリアとを連結するクランク、コンロッド及びテコを備えるテコ・クランク機構と、を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項2による回転揺動試験機は、上記した請求項1記載の回転揺動試験機において、作動半径を異にする複数のコンロッド接続箇所を前記クランク及び/又は前記テコに設けたことを特徴とする。
本発明では、太陽歯車、遊星歯車及び内歯車を備える遊星歯車ユニットの機構的特徴を利用し、太陽歯車による回転運動の付与と、遊星歯車を保持するキャリアの揺動とを組み合わせた簡素な構成を用いる。太陽歯車は、専用の回転運動用モータで駆動する。キャリアは、このキャリアに締結したテコと、テコに併設したクランクとをコンロッドで接続したテコ・クランク機構によって揺動し、クランクは専用のクランク用モータで駆動する。遊星歯車ユニットの内歯車を軸方向に延長した出力軸を設け、この出力軸に試験体を装着して各種試験を実施する。
本発明の構成によると、太陽歯車の回転が遊星歯車を自転させ、内歯車を駆動する。一方、キャリアに与えた揺動も遊星歯車の公転を介して内歯車の駆動を行なう。したがって遊星歯車の自転と遊星歯車の公転角速度変動が内歯車に角速度変動を与え、結果的に回転変動が得られることになる。
本発明では、回転運動用モータとクランク用モータを個別に用意しているため、回転数と揺動周波数が電気的に容易に変更できる。
また、作動半径を異にする複数のコンロッド接続箇所をクランク及び/又はテコに設けることにより、コンロッド接続箇所の変更でキャリアの揺動角を容易に変更できる。
尚、補足説明として、クランク半径を一定とし、キャリアのコンロッド接続半径を大小二種類とした場合、キャリアのコンロッド接続半径が小さいとテコの原理によってキャリアの揺動は大きくなり、キャリアのコンロッド接続半径が大きいとテコの原理によってキャリアの揺動は小さくなる。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち本発明は以上説明したように、遊星歯車ユニットを備えることにより回転力(太陽歯車)と揺動力(キャリア)の二つの異なる動作力を合成し回転変動の動作を得る機構を有する。回転力は専用のモータで駆動し、揺動力も専用のモータで駆動する。したがって、それぞれのモータの回転数を個別に調整することで回転数と揺動周波数を任意に設定し、発生する回転変動の状態を変更することができる。
本発明の実施例に係る回転揺動試験機の説明図 同回転揺動試験機に備えられる遊星歯車ユニットの構成及び作動を示す説明図 同遊星歯車ユニットの作動を示す説明図 同回転揺動試験機の作動特性を示すグラフ図 従来例に係る回転揺動試験機の説明図
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の実施例に係る回転揺動試験機1を示し、当該試験機1は、互いに並列配置された回転運動用モータ11及びクランク用モータ21よりなる2つの専用モータを備えている。
このうち一方の、回転運動用モータ11は、その駆動軸12の先端に太陽歯車13が固定的に取り付けられ、そのモータ11側に位置して円盤状のキャリア14が駆動軸12に対し相対回転可能に取り付けられている。
太陽歯車13の外周側に位置して、所要数の遊星歯車15が円周上等間隔で配置され(例えば3等配)、遊星歯車15は、キャリア14に設けた軸部16により回転可能に保持されるとともに、太陽歯車13と歯合している。
遊星歯車15の更に外周側に位置して、内歯車17が配置され、遊星歯車15と歯合している。内歯車17には、これを軸方向に延長した形状の出力軸18が一体に設けられ、この出力軸18に試験体(図示せず)を装着して回転変動吸収等に係る各種の試験を実施する。
駆動軸12、太陽歯車13、キャリア14、内歯車17及び出力軸18は同一中心軸線上に配置されている。
駆動軸12に取り付けられた太陽歯車13、キャリア14に保持された遊星歯車15及び内歯車17は、これらにより図2に示すような、回転伝達機構である遊星歯車ユニットを構成している。
他方、クランク用モータ21は、その駆動軸22の先端にクランク23が固定的に取り付けられ、このクランク23の遊動端部と、キャリア14の円周上一箇所に設けたテコ24の先端部とを連結するようこれらの間にコンロッド25が架設されている。
駆動軸22に取り付けられたクランク23、キャリア14の円周上一箇所に設けられたテコ24及びこれらを連結したコンロッド25は、遊星歯車15を公転運動させるべく駆動軸22とキャリア14とを連結する4節リンク式のテコ・クランク機構を構成している。
上記構成の回転揺動試験機1においては、回転運動用モータ11が駆動して駆動軸12が回転すると図2に示したように、太陽歯車13が回転し(矢印a)、遊星歯車15が自転し(矢印b)、内歯車17が回転する(矢印c)。
他方、クランク用モータ21が駆動して駆動軸22が回転すると、クランク23が回転し、コンロッド25を介してテコ24が所定の角度範囲をもって揺動し、キャリア14が所定の角度範囲をもって揺動し、図3に示すように遊星歯車15が所定の角度範囲をもって公転し(矢印d)、内歯車17も所定の角度範囲をもって揺動する(矢印e)。
したがって、上記2つの運動(遊星歯車15の自転に伴う運動、及び遊星歯車15の公転軌道上の揺動に伴う運動)が組み合わされることにより内歯車17の駆動する角速度が変動するため、出力軸18において、回転揺動運動が得られることになる。
尚、例えば、太陽歯車13と内歯車17のギヤ比を1:3とし、太陽歯車13の回転数とキャリア14の揺動を図4のグラフ図における点線(点線fは太陽歯車13の回転数を示し、点線gはキャリア14の揺動を示す)のとおりとすると、実線hにて示す回転変動が内歯車17及び出力軸18において発生する。
また、図示はしないが、クランク23やテコ24に、作動半径を異にする複数のコンロッド接続箇所を設けるようにすると、コンロッド接続箇所を変更することにより、キャリア14の揺動角度の大きさを容易に変更することができる。
1 回転揺動試験機
11 回転運動用モータ
12,22 駆動軸
13 太陽歯車
14 キャリア
15 遊星歯車
16 軸部
17 内歯車
18 出力軸
21 クランク用モータ
23 クランク
24 テコ
25 コンロッド

Claims (2)

  1. 回転運動用モータと、
    前記回転運動用モータの駆動軸に取り付けられ前記駆動軸と共に回転する太陽歯車と、
    前記回転運動用モータの駆動軸に相対回転可能に取り付けられたキャリアと、
    前記キャリアに保持されるとともに前記太陽歯車に歯合し前記太陽歯車の回転に伴って自転運動する遊星歯車と、
    前記遊星歯車に歯合し前記遊星歯車の自転運動に伴って回転する内歯車と、
    前記内歯車と共に回転する出力軸と、
    クランク用モータと、
    前記遊星歯車を公転運動させるべく前記クランク用モータの駆動軸と前記キャリアとを連結するクランク、コンロッド及びテコを備えるテコ・クランク機構と、
    を有することを特徴とする回転揺動試験機。
  2. 請求項1記載の回転揺動試験機において、
    作動半径を異にする複数のコンロッド接続箇所を前記クランク及び/又は前記テコに設けたことを特徴とする回転揺動試験機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018205090A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 Nok株式会社 回転揺動試験機

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JPS5867150U (ja) * 1981-10-30 1983-05-07 株式会社デンソー 変速装置
JP2014089181A (ja) * 2012-10-05 2014-05-15 Nok Corp 回転変動試験機

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