JPH06137888A - ゼロ・スパン不干渉回路付工業計器 - Google Patents

ゼロ・スパン不干渉回路付工業計器

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JPH06137888A
JPH06137888A JP4289890A JP28989092A JPH06137888A JP H06137888 A JPH06137888 A JP H06137888A JP 4289890 A JP4289890 A JP 4289890A JP 28989092 A JP28989092 A JP 28989092A JP H06137888 A JPH06137888 A JP H06137888A
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JP
Japan
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trimmer
adjustment
zero
span
output
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Application number
JP4289890A
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English (en)
Inventor
Takashi Yoshioka
隆 吉岡
Takahiro Fudeyasu
隆弘 筆保
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゼロ点調整とスパン調整とを各1回で完了さ
せることのできる工業用信号変換器を提供する。 【構成】 ポテンショメータ1からの信号とオフセット
補正用トリマ3の出力電圧とを受け、ポテンショメータ
1の出力が0%である状態で出力電圧e1 を0ボルトに
設定し得る減算回路M2と、減算回路M2の出力をスパ
ン調整用トリマ4を介して反転入力端子に受けると共
に、ゼロ調整用トリマ2の出力電圧と負荷電流に比例し
た電圧IO Rf とを反転入力端子に受け、ゼロ調整用ト
リマ2とスパン調整用トリマ4の各1回の調整によりゼ
ロ調整とスパン調整をなし得る差動増幅回路M3と、差
動増幅回路M3の出力電圧を受けて負荷電流を供給する
出力回路9,10とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プロセス計測制御分
野に用いられる工業用信号変換器に関し、特に、ポテン
ショメータなどからの0%〜100%出力値をこれに対
応した標準信号に変換する工業用信号変換器において、
ゼロ調整とスパン調整とが互いに干渉しないゼロ・スパ
ン不干渉回路付の工業計器に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、ポテンショメータからの出力値
を、これに対応した標準信号に変換する工業用信号変換
器の回路図を図示したものである。この装置は、ポテン
ショメータ21と、ポテンショメータ21に一定電圧を
供給する定電圧発生用IC22と、ポテンショメータ2
1からの電圧などを差動増幅するOPアンプ23と、O
Pアンプ23の出力を増幅するトランジスタ24,25
と、負荷RL への出力電流IO に比例した電圧を帰還さ
せる為の帰還抵抗R f などで構成されている。
【0003】定電圧発生用IC22は、直流電圧Bを受
けて、安定化出力電圧EZ を出力するICである。この
電圧EZ は、スパン調整用トリマRS と抵抗R1 とを介
してポテンショメータ21に供給されており、ポテンシ
ョメータ21の端子2−1間の電圧E1 が抵抗Rを介し
てOPアンプ23の反転入力端子(−)に供給されてい
る。尚、ポテンショメータの端子3−2間の抵抗値はR
D23 、端子2−1間の抵抗値はRD12 であり、RD23
D12 =RD とする。
【0004】定電圧発生IC22の出力電圧EZ は、ま
た、スパン調整用トリマRS と抵抗R2 とを介してゼロ
調整用トリマRZ に供給されており、ゼロ調整用トリマ
Zの可変端子の電圧E2 が抵抗Rを介してOPアンプ
23の非反転入力端子(+)に供給されている。尚、可
変端子によって分割されるゼロ調整用トリマRZ の各抵
抗値は、RZ23 とRZ12 であり、RZ23 +RZ12 =RZ
とする。
【0005】OPアンプ23には、正の電源電圧として
Z ボルトが、負の電源電圧として−Bボルトが供給さ
れている。そして、非反転端子(+)と反転端子(−)
は、それぞれ抵抗Rを介して、グランド点と帰還抵抗R
f に接続されている。以上のように構成されている従来
の工業用信号変換器について、負荷RL に供給される出
力電流IO とポテンショメータ21などとの関係式を導
出する。なお、抵抗値Rは、RD ,RZ などの他の回路
抵抗より十分大きい値である。
【0006】今、ポテンショメータ21からの出力電圧
をE1 とすると、帰還抵抗Rf の両端電圧がほぼIO
f であることから、OPアンプ23の反転入力端子
(−)の電位は、(E1 +IO f )/2 ……(式
1)である。一方、ゼロ調整用トリマRZ からの出力電
圧E2 とすると、OPアンプ23の非反転入力端子
(+)の電位は、E2 /2 ……(式2)である。
【0007】ここで、OPアンプ23の両入力端子の電
位は等しいと考えられるので(式1)と(式2)は等し
く、結局、 IO =(E2 −E1 )/Rf ……(式3)の関係式が成
立する。次に、E1 ,E2 の値を求めると、抵抗R1
2 の接続点の電位をEとして、(式4)、(式5)の
通りである。
【0008】 E1 =ERD12 /(R1 +RD )……(式4) E2 =ERZ12 /(R2 +RZ )……(式5) また、Eは、次の(式6)の関係にある。 E=EZ (R1 +RD )(R2 +RZ )/{RS (R1
+R2 +RD +RZ )+(R1 +RD )(R2
Z )}……(式6) 以上の関係を利用して、(式6)を(式4)と(式5)
に代入し、その結果を(式3)に代入すると、出力電流
O とポテンショメータRD 、ゼロ調整用トリマRZ
スパン調整用トリマRS との関係が、〔数1〕のように
求まる。
【0009】
【数1】
【0010】出力電流IO は、〔数1〕の関係で与えら
れるので、ゼロ調整用トリマRZ 、スパン調整用トリマ
S を可変することによって負荷RL に4mA〜20m
Aの標準信号を供給することができる。以下、調整手順
を説明すると、ポテンショメータ21のゼロ点位置に合
わせ、その状態でゼロ調整用トリマRZ を調整して、負
荷RL の電流IO を4mAに一致させる。なお、このゼ
ロ調整完了時におけるRD12 の値をRD0とし、RZ12
値をRZ0とし、スパン調整用トリマRS の値はRS0であ
ったとする。
【0011】次に、ポテンショメータ21の100%位
置に合わせ、その状態でスパン調整用トリマRS を調整
して、負荷RL の電流IO を20mAに一致させる。な
お、このスパン調整完了時におけるRD12 の値をRD100
とし、スパン調整用トリマR S の値をRS100とする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このスパン調
整によってゼロ調整がずれてしまうという問題点が生じ
る。何故なら、〔数1〕において値が変化するのはRS
とRD12 とRZ12 であるが、RS =RS0の状態でRD12
=RD0,RZ12 =RZ0に調整してIO =4mAに一致さ
せたにも拘わらず、スパン調整の結果、RS =RS100
D12 =RD100となってしまったからである。
【0013】以上のように、従来の装置では1回のゼロ
調整とスパン調整によって調整を完了することは不可能
であり、従って、ゼロ調整用トリマRZ とスパン調整用
トリマRS とを何回も調整して4〜20mAの標準信号
に校正しなければならないという煩雑さがある。入力信
号は、実際のプロセス毎に色々と異なるので、工場で予
め疑似入力で校正しておき、現場において調整しなおす
ことも多い。かかる場合、実際のプロセスで、何回もゼ
ロ点と100%出力の条件にすることは困難な場合も多
いので特に問題が大きい。
【0014】この発明は、この問題点に着目してなされ
たものであって、ゼロ点調整とスパン調整(100%出
力)とを各1回で完了させることのできる工業用信号変
換器を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する
為、この発明に係るゼロ・スパン不干渉回路付工業計器
は、検出部(1)から0%〜100%値の電気信号を受
け、この電気信号を所定の標準信号に変換して出力する
工業計器において、ゼロ調整用トリマ(2)とスパン調
整用トリマ(4)とオフセット補正用トリマ(3)とを
備え、ゼロ・スパン調整を互いに干渉することなくなし
得る工業計器であって、前記検出部からの電気信号
と、前記オフセット補正用トリマによって可変し得る電
圧とを受け、前記検出部出力が0%である状態で前記オ
フセット補正用トリマを調整すれば、自らの出力電圧を
0ボルトに設定し得る減算回路(M2)と、この減算
回路の出力を前記スパン調整用トリマを介して反転入力
端子に受けると共に、前記ゼロ調整用トリマによって可
変し得る電圧と負荷電流に比例した電圧とを前記反転入
力端子に受けて構成され、前記ゼロ調整用トリマと前記
スパン調整用トリマの各1回の調整により、それぞれゼ
ロ調整とスパン調整とをなし得る差動増幅回路(M3)
と、この差動増幅回路の出力電圧を受け、これに対応
した負荷電流を供給する出力回路(9,10)とを特徴
的に備えている。
【0016】
【作用】 減算回路(M2)は、検出部からの電気信号と、オフ
セット補正用トリマによって可変し得る電圧とを受け
て、両電圧の差に比例した電圧を出力する。そして、検
出部出力が0%である状態において、オフセット補正用
トリマを調整すれば、減算回路の出力電圧を0ボルトに
設定し得るようになっている。
【0017】従って、検出部から0%値の電気信号を受
けている状態で、ゼロ調整に先立ってオフセット補正用
トリマを可変すれば、減算回路の出力電圧を0ボルトに
設定することができる。なお、これ以降、オフセット補
正用トリマの値は、変化させない。 差動増幅回路(M3)は、減算回路の出力をスパン調
整用トリマを介して自らの反転入力端子に受けると共
に、ゼロ調整用トリマによって可変し得る電圧と負荷電
流に比例した電圧とを前記反転入力端子に受けている。
そして、前記ゼロ調整用トリマと前記スパン調整用トリ
マの各1回の調整により、それぞれゼロ調整とスパン調
整とをなし得るようになっている。
【0018】ゼロ調整から具体的に説明すると、前述し
た手順で減算回路の出力電圧を0ボルトに設定した後、
ゼロ調整用トリマを可変して、負荷電流を0%出力に対
応した所定の標準信号値に一致させる。このゼロ調整
は、減算回路の出力電圧が0ボルトの状態で行われるの
で、スパン調整用トリマの値がいくらであっても、ゼロ
調整には何ら影響を与えない。
【0019】スパン調整をするには、検出部から100
%値の電気信号を受けている状態で、スパン調整用トリ
マを可変して、負荷電流を100%出力に対応した所定
の標準信号値に一致させる。 出力回路(9,10)は、差動増幅回路の出力電圧を
受け、これに対応した電流を負荷(RL )に供給するの
で、上記したゼロ調整とスパン調整の完了後は、検出部
からの電気信号のレベルに応じた適宜な標準信号
(IO )が負荷に供給されることになる。
【0020】
【実施例】以下、実施例に基づいて、この発明を更に詳
細に説明する。図1は、この発明の一実施例であるゼロ
・スパン不干渉回路付工業計器の回路図を図示したもの
である。この装置は、ポテンショメータ1と、ゼロ調整
用トリマ2と、オフセット補正用トリマ3と、スパン調
整用トリマ4と、オフセット調整用表示部5などで構成
されている。
【0021】ポテンショメータ1は、可変端子と上下の
端子間の抵抗値がRD23 ,RD12 であり、上下の端子間
には、定電圧発生用IC6の出力電圧EZ が供給されて
いる。定電圧発生用IC6は、直流電圧Bを受けて安定
化出力電圧EZ を出力するICであり、出力電圧EZ
また、抵抗Rを介してOPアンプM1の反転入力端子
(−)に供給されている。ここで、OPアンプM1の出
力端子と反転入力端子(−)間には、負帰還抵抗Rが接
続されているので、OPアンプM1の出力電圧は−Ez
となる。
【0022】OPアンプM1の出力電圧−Ez は、ゼロ
調整用トリマ2とオフセット補正用トリマ3とに供給さ
れている。なお、各調整用トリマ2,3の抵抗値は、可
変端子と上下の端子間でそれぞれRZ23 ,RZ12 とR
C23 ,RC12 である。オフセット補正用トリマ3の出力
電圧と、ポテンショメータ1の出力電圧は、それぞれ抵
抗R2 と抵抗R1 を介して、OPアンプM2の反転入力
端子(−)に供給されている。また、OPアンプM2の
出力端子と反転入力端子(−)間には抵抗R3 が接続さ
れており、非反転入力端子(+)とグランド間には抵抗
4 が接続されている。
【0023】OPアンプM2の出力電圧e1 は、差動増
幅回路7を介してオフセット調整用表示部5に供給され
ており、出力電圧e1 がゼロでなければLED8が発光
するようになっている。また、OPアンプM2の出力電
圧e1 は、スパン調整用トリマ4を介してOPアンプM
3の反転入力端子(−)に接続されており、この反転入
力端子(−)には、抵抗R5 を介して、ゼロ調整用トリ
マ2の出力電圧が供給されている。
【0024】また、OPアンプM3の反転入力端子
(−)には、抵抗R6 が接続されており、非反転入力端
子(+)には、抵抗R7 接続されている。OPアンプM
3の出力電圧は、トランジスタ9,10を介して、負荷
L に供給されており、負荷RLには帰還用抵抗Rf
直列接続され、負荷RL と帰還用抵抗Rf の接続点は、
抵抗R6 に接続されている。
【0025】図2の(a)は、この装置の外観図を図示
したものであり、LED8と、オフセット補正用トリマ
3と、スパン調整用トリマ4と、ゼロ調整用トリマ2と
が前面に設けられている。また、図2の(b)は、別の
実施例装置における前面図を図示したものであり、OP
アンプM2の出力電圧e1 を測定できるよう端子CP1
と端子CP2が設けられている。
【0026】次に、以上の構成からなるゼロ・スパン不
干渉回路付工業計器について、出力電流IO と、ポテン
ショメータ1、ゼロ調整用トリマ2、オフセット補正用
トリマ3、スパン調整用トリマ4などとの関係式を導出
する。先ず、OPアンプM3に着目すると、このOPア
ンプM3の反転入力端子(−)に加わる電圧は、ゼロ調
整用トリマ2の出力電圧と、OPアンプM2の出力電圧
1 と、帰還抵抗の両端電圧IO f とである。ここ
で、ゼロ調整用トリマ2の出力電圧は、−Ez z12
Z であり、また、OPアンプM3の反転入力端子
(−)の電位は0ボルトと考えてよいので、次の(式
7)が成立する。 −Ez z12 /(RZ 5 )+e1 /RS +IO f
6 =0……(式7) なお、RZ12 +RZ23 =RZ とした。
【0027】一方、OPアンプM2の反転入力端子
(−)には、ポテンショメータ1の出力電圧EZ D12
/RD と、オフセット補正用トリマ3の出力電圧−EZ
C12 /RC とが加わっているので、出力電圧e1 は、
次の(式8)の通りである。 e1 =−EZ 3 D12 /(RD 1 )+EZ 3 C12 /(RC 2 ) =−Ez 3 {RD12 /(RD 1 )−RC12 /(RC 2 )}……(式8) なお、RD12 +RD23 =RD ,RC12 +RC23 =RC
した。
【0028】この(式8)を(式7)に代入して、出力
電流IO について整理すると、〔数2〕の関係式が求ま
る。
【0029】
【数2】
【0030】以下、〔数2〕を参照しつつ、図1の回路
におけるゼロ調整とスパン調整の手順を説明する。先
ず、ポテンショメータ1をゼロ点位置に設定し、その
後、オフセット補正用トリマ3を可変してOPアンプM
2の出力電圧e1 を0ボルトに調整する。出力電圧e1
が0ボルトになると、LED8が消灯するので、LED
8を目視確認しつつ上記の調整を行えば良い。なお、L
ED8の目視確認に変えて、端子CP1−CP2間の電
圧を測定しても良い。
【0031】次に、ゼロ調整用トリマ2を可変して、負
荷RL への出力電流IO を4mAに調整する。〔数2〕
と(式8)の関係、及び、図1より明らかなように、L
ED8が消灯してe1 =0の関係が成立している場合
は、〔数2〕の第1項が0である。従って、スパン調整
トリマ4の値RS の影響を受けることなく、ゼロ調整を
完了することができる。なお、更にこの関係を確認する
と、ポテンショメータ1のゼロ点位置でRD12 =RD0
あり、ゼロ調整完了時における、ゼロ調整トリマ2とオ
フセット補正用トリマ3の値がRZ12 =RZ0,RC12
C0であるとすると、〔数1〕は、 I0 =Ez 6 Z0/(Rf 5 Z )=4mA……
(式9) となっており、スパン調整トリマ4の値RS は出力電流
O に無関係である。
【0032】以上の処理によってゼロ調整が完了する
と、次に、スパン調整を行う。すなわち、ポテンショメ
ータを100%位置に設定した後、スパン調整用トリマ
4を可変して、出力電流IO を20mAに調整する。い
ま、ポテンショメータ1の100%位置でRD12 =R
D100であり、また、スパン調整完了時におけるスパン調
整トリマ4の値がRS =RS100であるとすと、この各値
において〔数1〕の値が20mAになったことになる。
なお、この状態でポテンショメータ1をゼロ点位置に戻
すと、出力電流が4mAになることは上述した通りであ
る。
【0033】このように、この装置においては、ゼロ調
整とスパン調整とが互いに干渉することがない。従っ
て、各1回の調整でゼロ・スパン調整を完了することが
でき、何回も調整を繰り返さねばならない従来装置に比
べ非常に便利である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るゼ
ロ・スパン不干渉回路付工業計器は、減算回路(M2)
を設け、ゼロ調整に先立って、検出部0%出力でのスパ
ン調整用トリマへの出力電圧を0ボルトに設定できるよ
うにしている。従って、この状態においてゼロ調整をし
た場合、スパン調整用トリマの抵抗値はゼロ調整に影響
を与えないので、ゼロ調整とスパン調整がお互いに干渉
することがない。つまり、各1回の調整でゼロ・スパン
調整を終えることができ、非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるゼロ・スパン不干渉
回路付工業計器の回路図を図示したものである。
【図2】図1の装置の外観図を示したものである。
【図3】従来の工業用信号変換器の回路図を図示したも
のである。
【符号の説明】
1 ポテンショメータ 2 ゼロ調整用トリマ 3 オフセット補正用トリマ 4 スパン調整用トリマ 5 オフセット調整用表示部 6 定電圧発生用IC 9,10 出力回路 M2 減算回路 M3 差動増幅回路 RL 負荷 IO 負荷出力電流

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出部から0%〜100%値の電気信号を
    受け、この電気信号を所定の標準信号に変換して出力す
    る工業計器において、ゼロ調整用トリマとスパン調整用
    トリマとオフセット補正用トリマとを備え、ゼロ・スパ
    ン調整を互いに干渉することなくなし得る工業計器であ
    って、 前記検出部からの電気信号と、前記オフセット補正用ト
    リマによって可変し得る電圧とを受け、前記検出部出力
    が0%である状態で前記オフセット補正用トリマを調整
    すれば、自らの出力電圧を0ボルトに設定し得る減算回
    路と、 この減算回路の出力を前記スパン調整用トリマを介して
    反転入力端子に受けると共に、前記ゼロ調整用トリマに
    よって可変し得る電圧と負荷電流に比例した電圧とを前
    記反転入力端子に受けて構成され、前記ゼロ調整用トリ
    マと前記スパン調整用トリマの各1回の調整により、そ
    れぞれゼロ調整とスパン調整とをなし得る差動増幅回路
    と、 この差動増幅回路の出力電圧を受け、これに対応した負
    荷電流を供給する出力回路と、 を備えることを特徴とするゼロ・スパン不干渉回路付工
    業計器。
JP4289890A 1992-10-28 1992-10-28 ゼロ・スパン不干渉回路付工業計器 Pending JPH06137888A (ja)

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