JPH061375U - エレベーターの乗場装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 三方枠２を含んでなるエレベーターの乗場装
置において、三方枠直立部分２ａの表面露出部の一部を
形状記憶性樹脂製荷すり板９で被覆した。 【効果】 三方枠の直立下方部分を形状記憶性樹脂製荷
すり板で被覆したから、荷物台車の衝突により鋼板製の
三方枠が凹み、表面を覆う形状記憶性樹脂も一時は凹ん
でも、加熱により原形に復し、意匠性を回復する効果が
ある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はエレベーターの乗場装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

図３および図４は従来の技術を示すもので、図３はエレベーター乗場正面図、 図４は図３の要部平断面図である。図において１は乗場床、２は一般に鋼板製の 三方枠、３は三方枠２によって仕切られた乗場ドア、４は乗場ドア３を案内する 乗場敷居、２ａは建屋壁７に取付けられた三方枠２の直立部分、８は建屋壁７と 三方枠の直立部分２ａとの間の空間、５は三方枠２の直立部分２ａの下方を覆う 例えば透明ウレタン樹脂製弾性膜、６は荷物台車である。

【０００３】 なお、この種の装置として関連するものには例えば実開平３−１０２５７３号 公報が挙げられる。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来技術においては、三方枠２の直立部分２ａの下方に荷物台車６が軽く 接触した程度のときは三方枠を保護して意匠性を損なうことはないが、荷物台車 ６が衝突したときは合成樹脂膜５が三方枠の直立部分２ａ下方の表面を覆ってい るだけであるから、三方枠の直立部分２ａ下方が凹んだときは、その凹みをその まま覆っているに過ぎず、意匠性の低下を回復することはできなかった。

【０００５】 この考案の目的は、直立下方部分の凹みを回復することのできるエレベーター の乗場装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案は、三方枠を含んでなるエレベーターの乗場 装置において、前記三方枠直立部分の表面露出部の一部を形状記憶性の樹脂製で 形成される荷すり板で被覆したものである。

【０００７】

【作用】

この考案によれば、三方枠の直立下方部分を形状記憶性樹脂製の荷すり板で被 覆したから、荷物台車の衝突により鋼板製の三方枠が凹み、表面を覆う形状記憶 性樹脂も一時は凹んでも、加熱により原形に復し、意匠性を回復する効果がある 。

【０００８】

【実施例】

以下、この考案の一実施例を図１および図２により説明する。図１は凹変形し た三方枠の要部平断面図、図２は原形に復した荷すり板を示す図１相当図で、符 号は図１、図２ともそれぞれ相当部分を示す。

【０００９】 なお、形状記憶性樹脂としては例えば実開昭６２−１８２８５６号公報に記載 のポリノルボーネン樹脂が挙げられる。

【００１０】

【考案の効果】

この考案によれば、三方枠の直立下方部分を形状記憶性樹脂製荷すり板で被覆 したから、荷物台車の衝突により鋼板製の三方枠が凹み、表面を覆う形状記憶性 樹脂も一時は凹んでも、加熱により原形に復し、意匠性を回復する効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示し、凹変形した三方枠の
要部平断面図である。

【図２】原形に復した荷すり板を示す図１相当図であ
る。

【図３】エレベーター乗場正面図である。

【図４】図３の要部平断面図である。

【符号の説明】

２ａ 三方枠の直立部分 ３ 乗場ドア ４ 乗場敷居 ７ 建屋壁 ８ 空間 ９ 形状記憶性樹脂製荷すり板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 三方枠を含んでなるエレベーターの乗場
   装置において、前記三方枠直立部分の表面露出部の一部
   を形状記憶性の樹脂製で形成される荷すり板で被覆した
   ことを特徴とするエレベーターの乗場装置。