JPH0613758A - 多層基板の穴あけ方法 - Google Patents

多層基板の穴あけ方法

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JPH0613758A
JPH0613758A JP16788292A JP16788292A JPH0613758A JP H0613758 A JPH0613758 A JP H0613758A JP 16788292 A JP16788292 A JP 16788292A JP 16788292 A JP16788292 A JP 16788292A JP H0613758 A JPH0613758 A JP H0613758A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
drill
diameter
drilling
bored
Prior art date
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Pending
Application number
JP16788292A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Komori
修 小森
Shiro Takenaka
士郎 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP16788292A priority Critical patent/JPH0613758A/ja
Publication of JPH0613758A publication Critical patent/JPH0613758A/ja
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】スミアを発生することなく基板へ穴あけを行う
ことができるとともに、コストの低下を図ることがきる
プリント配線板の穴あけ方法を提供する。 【構成】多層基板に形成されるスルーホールの穴径がス
ミアの発生しやすい穴径の場合には、その穴径よりも小
径のドリルで穴あけを複数回に分けて行い、その複数あ
けられた穴を連結させて所望の穴径とするようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層基板の穴あけ方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多層基板へのスルーホール用穴の
穴あけは、NC機械を使用してドリルで加工するか、ル
ータマシンを使用して加工するか、金型を使用して打ち
抜きで加工するかのいずれかである。
【0003】前記NC機械を使用してドリルで穴あけを
行う場合には、パターン設計時のCADのデータを元に
1つのスルーホールに対して1つのスルーホール用穴の
穴あけデータを作成する。穴あけデータはドリルの種類
によって分類されている。そして、そのデータをNCマ
シンに読み込ませて、ドリルでスルーホールとなる位置
にスルーホール用穴を形成する。
【0004】また、ルータマシンはプリント配線板の外
形加工時に使用されるが、NCマシンで穴あけができな
い場合にも使用される。ルータマシンのデータはプリン
ト配線板の外形データから作成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
穴あけ方法には問題があった。その問題とは、大径のス
ルーホール用穴を形成する場合、その穴あけに使用され
るドリルの直径も大径となる。そのため、ドリル周縁部
でのドリルの線速度(所謂周速)が速くなる(ドリルの
1回転当たりの切削量が増加する)とともに、発熱によ
るスミアが発生する。従って、ドリル径が大径になるに
つれ、ドリルの回転速度及び送り速度を遅くして穴あけ
を行わなければならない。
【0006】その一方で、ドリルの回転速度及び送り速
度を遅くすると、小径のドリルよりも切削時間が長くな
るため、ドリルと多層基板との間に発生する摩擦熱が高
くなり、やはり、いずれの場合も多層基板の絶縁層(エ
ポキシ樹脂)が溶解することがあった(スミアの発
生)。穴あけ終了後にその溶解したエポキシ樹脂が再凝
固して内層銅箔断面にエポキシ樹脂が固着し、多層基板
に導通不良が発生するのである。
【0007】大径のドリルを使用しないで大径のスルー
ホール用穴を形成したい場合には、スミアの発生しない
小径のドリルで穴あけを行った後、その穴をルータ加工
で拡径したり、専用の打ち抜き用金型で打ち抜いて穴あ
けを行うことが考えられる。しかし、この穴あけ方法の
場合には、穴あけ時の製造工程の増加や打ち抜き用の金
型を形成しなければならないためにコスト的な問題があ
った。なお、前記スミアの発生は一般に直径が6mm以
上のドリルを使用した場合が多い。
【0008】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的はスミアを発生することな
く基板へ穴あけを行うことができるとともに、コストの
低下を図ることがきるプリント配線板の穴あけ方法を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明では、多層基板に形成されるスルーホー
ルの穴径がスミアの発生しやすい穴径の場合には、その
穴径よりも小径のドリルで穴あけを複数回に分けて行
い、その複数あけられた穴を連結させて所望の穴径とす
るようにする。
【0010】また、第2の発明では、多層基板のパター
ン設計時に使用されたCADデータを元に、ドリルの直
径をそのときに穴あけする穴径よりも小径として設定す
るとともに、そのドリルの穴あけ位置を予め設定し、こ
れらの設定データを穴あけデータとしてNCマシーンに
読み込ませ、その穴あけデータに基づいてNCマシーン
で穴あけするようにする。
【0011】
【作用】第1の発明によれば、多層基板の穴あけ時に
は、その穴径よりも小径のドリルによって複数回に分け
て穴あけが行われる。そして、その複数の穴を連結させ
ることによって所望の穴径の穴が形成される。
【0012】第2の発明によれば、多層基板のパターン
設計時に使用されたCADデータを元に、穴あけ時に使
用されるドリルの直径がその穴径よりも小径として設定
されるとともに、そのドリルの穴あけ位置が予め設定さ
れる。そして、これらの設定データを穴あけデータとし
てNCマシーンに読み込ませ、その穴あけデータに基づ
いてNCマシーンにより穴あけが行われる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図4に基づいて説明する。まず、穴あけデータの作成時
に穴あけデータ作成用コンピュータが行う処理を図1の
フローチャートに基づいて説明する。
【0014】まず、ステップ101においては、パター
ン設計時におけるCADデータを読み込む。このCAD
データには、各スルーホールの中心位置の座標や、各ス
ルーホールの穴径等が書き込まれている。
【0015】ステップ102においては、前記ステップ
101で読み込んだCADデータから複数あるスルーホ
ールを1つ選択する。次のステップ103おいては、前
記ステップ102で選択したスルーホールの穴径がスミ
アの発生しやすい6mm未満か否かを判別する。ここ
で、例えば前記ステップ102にて選択されたスルーホ
ールの穴径が3mmの場合には、穴径が6mm未満とな
るため、次のステップ104に移行する。
【0016】ステップ104においては、前記選択した
スルーホールの穴径と同径のドリルを選択する。すなわ
ち、ここでは直径3mmのドリルが選択される。次のス
テップ105においては、選択したドリルによる1回目
の穴あけ位置を、前記ステップ102において選択した
スルーホールの中心とするために、そのドリル位置をス
ルーホール中心として決定する。つまり、ここでは、ス
ルーホール径と同径のドリルを設定したので、1回の穴
あけでそのスルーホールの穴あけを完了することができ
るため、そのドリル位置の設定はスルーホール中心(X
・Y座標=0・0)となる。
【0017】一方、前記ステップ103において、ステ
ップ102で選択したスルーホールの穴径がスミアの発
生しやすい6mm以上(ここではその穴径を8mmとす
る)と判断し場合には、ステップ106に移行する。ス
テップ106においては、そのスルーホールの穴径より
も小径のドリルを選択する(ここでは直径3mmのドリ
ルを選択したとする)。
【0018】ステップ107においては、その選択した
ドリルの直径が穴径の1/2未満か否かを判別する。そ
して、ドリル径がスルーホールの穴径の1/2未満であ
ると判断した場合には、前記ステップ105の処理を行
ってドリル位置を設定する。すなわち、ここでは選択し
た穴径よりも小径のドリルを設定するので、そのドリル
の位置をずらして複数回穴あけを行う必要がある。つま
り、ドリル位置が複数設定される。従って、ここでは、
1回目に穴あけされるドリル位置(図3のα1参照)
は、スルーホール中心(X・Y座標=0・0)となり、
また、2回目(α2参照)以降に穴あけされるドリル位
置はスルーホール中心以外で設定される。
【0019】一方、前記ステップ107においてドリル
の直径がスルーホールの穴径の1/2以上の場合には、
ステップ108に移行する。ステップ108において
は、1回目(図4のβ1参照)及びそれ以降(β2参
照)に穴あけされるドリル位置は、スルーホール中心以
外で設定される。すなわち、このときのドリル位置はス
ルーホールの中心には設定されない。
【0020】次のステップ109においては、全スルー
ホールに対してのドリル径及びドリル位置を設定したか
否かを判別する。すなわち、穴あけデータの作成を完了
したか否かを判断する。そして、穴あけデータの作成を
完了したと判断した場合には、その処理を一旦終了す
る。一方、未だ穴あけデータの作成を終了していない場
合には、ステップ102にジャンプし、それ以降の処理
を繰り返す。
【0021】次に、NCマシンによる穴あけ時の作用に
ついての説明を図2のフローチャートに基づいて説明す
る。まず、ステップ201において、前記穴あけデータ
を読み込む。次のステップ202においては、前記穴あ
けデータの中から1つのスルーホールを選択する。ステ
ップ203においては、その選択したスルーホールに対
するドリルをツールボックスから選択した後セットす
る。
【0022】次のステップ204においては、前記セッ
トしたドリルの位置が穴あけデータのドリル位置となる
ように多層基板を載置しているワークテーブルを移動さ
せる。次のステップ205においては、多層基板への穴
あけを開始する。すなわち、ドリルを回転させて多層基
板にドリルが貫通するまでワークテーブルを上昇させ
る。次のステップ206おいては、ワークテーブルを下
降させて、ドリルと基板とを離間させる。
【0023】ステップ207においては、実行している
穴あけについての処理が完了したか否かを判別する。そ
して、その穴あけについての処理が完了している場合に
はステップ208に移行し、読み込んだ穴あけデータの
処理を全て処理したか否か、すなわち、穴あけデータ中
の穴あけを全て完了したか否かを判別し、穴あけを全て
完了した場合には、その処理を一旦終了する。一方、未
だ実行されていない穴あけがある場合には、ステップ2
02にジャンプし、以降の処理を繰り返す。
【0024】上記のように、本実施例の多層基板への穴
あけ方法によれば、多層基板にスミアの発生しやすい6
mm以上の穴あけを行う場合には、その穴径よりも小径
のドリル、すなわち、スミアの発生しにくい小径のドリ
ルを使用し、ドリル位置をずらして穴あけを複数回に分
けてスルーホールとなる穴を形成した。その結果、スミ
アの発生を防止することができる。
【0025】つまり、本実施例の多層基板の穴あけ方法
によれば、スミアの発生しにくい小径のドリルを使用し
て穴あけを行うため、穴あけ時の切削熱を低く抑えるこ
とができる。従って、従来とは異なりエポキシ樹脂は溶
解しない。その結果、多層基板の信頼製を保持すること
ができる。また、本実施例の穴あけ方法ではルータ加工
や金型による打ち抜き加工を必要としないので、コスト
の低下を図ることができる。
【0026】また、本実施例においては、選択したスル
ーホールの穴径よりも1/2未満のドリルで穴あけを行
う場合には、常に1回目の穴あけをスルーホールの中心
位置から行うようにしているので、切削屑を細かくで
き、集塵機の詰まりを防止することができる。
【0027】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば、ド
リルの穴あけ位置を種々変更して所望のスルーホール用
穴の穴あけを行ってもよい(例えば図5の状態)。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
スミアを発生することなく多層基板へ穴あけを行うこと
ができるとともに、コストの低下を図ることがきるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した穴あけデータ作成時の処理
動作を示すフローチャートである。
【図2】NCマシンによる穴あけ時の処理動作を示すフ
ローチャートである。
【図3】スルーホールの穴あけ順序を示す平面図であ
る。
【図4】スルーホールの穴あけ順序を示す平面図であ
る。
【図5】別例のスルーホールの穴あけ順序を示す平面図
である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層基板に形成されるスルーホールの穴
    径がスミアの発生しやすい穴径の場合には、その穴径よ
    りも小径のドリルで穴あけを複数回に分けて行い、その
    複数あけられた穴を連結させて所望の穴径とすることを
    特徴とする多層基板の穴あけ方法。
  2. 【請求項2】 多層基板のパターン設計時に使用された
    CADデータを元に、ドリルの直径をそのときに穴あけ
    する穴径よりも小径として設定するとともに、そのドリ
    ルの穴あけ位置を予め設定し、これらの設定データを穴
    あけデータとしてNCマシーンに読み込ませ、その穴あ
    けデータに基づいてNCマシーンで穴あけすることを特
    徴とする多層基板への穴あけ方法。
JP16788292A 1992-06-25 1992-06-25 多層基板の穴あけ方法 Pending JPH0613758A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16788292A JPH0613758A (ja) 1992-06-25 1992-06-25 多層基板の穴あけ方法

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JP16788292A JPH0613758A (ja) 1992-06-25 1992-06-25 多層基板の穴あけ方法

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JPH0613758A true JPH0613758A (ja) 1994-01-21

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JP16788292A Pending JPH0613758A (ja) 1992-06-25 1992-06-25 多層基板の穴あけ方法

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JP (1) JPH0613758A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0970800A (ja) * 1995-09-04 1997-03-18 Ibiden Co Ltd プリント配線板の穴明け方法及び穴明けデータ作成装置
JP2007514457A (ja) * 2003-09-17 2007-06-07 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー シリコンおよびその他の結晶質材料にルータを用いて直線状および非直線状の溝を作成するシステムおよび方法
CN105307400A (zh) * 2015-10-27 2016-02-03 大连崇达电路有限公司 印制线路板方形槽的加工方法

Cited By (3)

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