JPH0613653A - Si発光装置とその製造方法 - Google Patents

Si発光装置とその製造方法

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JPH0613653A
JPH0613653A JP23015692A JP23015692A JPH0613653A JP H0613653 A JPH0613653 A JP H0613653A JP 23015692 A JP23015692 A JP 23015692A JP 23015692 A JP23015692 A JP 23015692A JP H0613653 A JPH0613653 A JP H0613653A
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light
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JP23015692A
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Masao Yamada
雅雄 山田
Motoo Nakano
元雄 中野
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 量子細線を用いたSi発光装置とその製造方
法に関し、電気的励起によって発光することのできるS
i発光装置を提供することを目的とする。 【構成】 第1の導電型のSi層の少なくとも表面部に
形成され、バルクSiとは遷移エネルギの異なるSi量
子細線集合体で形成されたポーラス領域と、前記ポーラ
ス領域の表面上に形成され、第2導電型のキャリア供給
機能を有し、前記ポーラス領域との間にダイオード構造
を構成する対向層とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Si発光装置に関し、
特に量子細線を用いたSi発光装置とその製造方法に関
する。
【0002】SiはGeと共に間接遷移形半導体を形成
するため、光学遷移にはフォノンの助けが必要である。
したがって励起されたキャリアによる再結合発光の効率
はきわめて低く、実用上無視されてきた。しかし近年、
Siを量子効果が発現するナノメートル(nm)サイズ
にまで微細化して可視発光させる試みが報告されてい
る。
【0003】Siを可視発光させることができ、しかも
III−V族化合物やII−VI族化合物と遜色ない程
高い効率で発光させることができるならば、Si集積回
路を利用してモノリシックな電子ディスプレイ等を形成
することができる。さらに、コヒーレント光が得られる
ならば、種々のSi光電子集積回路の構成も期待するこ
とができる。
【0004】
【従来の技術】Siを量子効果サイズにまで微細化する
には、微粒結晶化する方法と、バルクを陽極酸化でポー
ラス化し、残る領域を量子細線化する方法、および他の
半導体、たとえばGaPと超格子構造を作る方法等が報
告されており、いずれも室温での光励起によって可視領
域で比較的明るい発光(ホトルミネッセンスPL)が得
られている。
【0005】また、ごく最近Koshida氏らやNa
mavar氏らによって量子細線からの注入発光が報告
されている(N.Koshida and H.Koyama, Appl. Phys. Le
tters 60(3), 347(1992); F.Namavar et al., Appl. P
hys. Letters 60(20), 2514(1992) )。
【0006】Siは、禁制帯幅が室温で約1.12eV
であり、バルク状態では1.09eVに弱い発光ピーク
を示すにすぎない。しかし、量子効果が顕著になるサイ
ズまで微細化されると、禁制帯幅を大きく上回る1.4
〜2.0eVのエネルギを持つ発光が報告されている。
【0007】これは、Si内における電子波長(数十
A)程度に結晶が微細化されると、その微細領域内に電
子の定在波が立ち、基本モード、1次モード、2次モー
ド等に対応した離散的なエネルギ準位、いわゆるサブバ
ンドが形成され、電子および正孔はこれらサブバンドに
のみ存在して、サブバンド間で光学遷移が行なわれるた
めと考えられている。
【0008】基本モードと1次モードのエネルギ差が熱
振動エネルギより十分大きければ(室温で50meV程
度あれば)、キャリアはほぼ基底サブバンドに収容され
て、伝導帯のサブバンドと価電子帯のサブバンド間での
電子−正孔再結合による発光が生ずる。
【0009】この時、遷移のエネルギは量子細線(1次
元の自由度)の場合、E=Eg+Ee(1)+Eh
(1)+(h2 /4d2 )(1/me+1/mh)とな
る。
【0010】ここに、Egは禁制帯幅、Ee(1)、E
h(1)はそれぞれ電子および正孔の基底サブバンドの
エネルギ、hはプランクの定数、dは量子細線直径、m
e、mhはそれぞれ電子、正孔の有効質量である。上式
に見られるように、量子細線直径dが小さくなるほど発
光は短波長側にシフトする。
【0011】量子効果サイズにSiを微細化する方法の
うち、比較的容易に再現性良く、しかも大面積のSi面
が得られるのは陽極酸化によるポーラス化である。この
方法は、Canham氏によって1990年に開示され
たもので、Siウエハを対向電極と共に弗酸水溶液中に
浸漬し、Siウエハを陽極として直流通電すると、Si
表面で陽極酸化が生ずる。
【0012】その工程で、Siウエハ表面に微細なエッ
チピットが発生し、正孔の存在下でピット底部分に集中
した電界により電気化学反応および化学反応が進行して
ピットが深く穿孔されるというものである(L.T.Canha
m, Appl. Phys. Lett., 57(10), (1990)1046 )。HF
中で陽極酸化されたSi表面は良好にパッシベートされ
ているのであろうと言われている。
【0013】陽極酸化されたSi表面の空孔率は、弗酸
濃度や温度、時間、Siウエハ中の正孔濃度等で異なる
が、条件を一定とすれば制御することができる。空孔率
が増大すると、Si(100)面に発生した微細ピット
によって非ピット領域は互いに分離された細線状とな
る。ピット径が20〜500Åの領域をメゾポーラス、
20Å以下の領域をマイクロポーラス、500Å以上の
領域をマクロポーラスと呼ぶ。
【0014】量子効果サイズによる光励起発光は、マク
ロポーラス領域では観測されず、ピット径が60Å以下
のメゾポーラス領域で観測された。Siウエハのキャリ
ア濃度が高いほど、またn型よりもp型ドープされた場
合に強く陽極酸化される。発光波長は、ピット径が細か
くなるほど、すなわち量子細線径が細くなるほど短波長
側にシフトすることが認められた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前記した陽極酸化によ
るポーラス化は、量子細線集合体を形成するのに簡便で
再現性ある方法であり、かつ大面積化に対応できる特質
を持っているため、電子ディスプレイへ応用できる可能
性がある。
【0016】しかし、発光させるための熱的非平衡キャ
リアの励起方法が光励起であり、Si発光素子の固体
化、小型化、モノリシック化に十分対応できない。ま
た、量子細線径が微細化すると機械的強度に欠け、安定
性が悪くなりやすい。
【0017】本発明の目的は、電気的励起によって発光
することのできるSi発光装置を提供することである。
本発明の他の目的は、陽極酸化工程で生じたSiの量子
細線集合体にキャリアを注入する電気的手段を付与する
と共に、該細線を安定化させたSi発光装置を提供する
ことである。
【0018】また、本発明の他の目的は、所望の特性を
有するSiの量子細線集合体を制御性よく作成すること
のできるSi発光装置の製造方法を提供することであ
る。また、本発明の他の目的は、陽極酸化工程で生じた
Siの量子細線集合体にキャリアを注入する電気的手段
を付与すると共に、該細線を安定化させたSi発光装置
の製造方法を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のSi発光装置
は、第1の導電型のSi層の少なくとも表面部に形成さ
れ、バルクSiとは遷移エネルギの異なるSi量子細線
集合体で形成されたポーラス領域と、前記ポーラス領域
の表面上に形成され、第2導電型のキャリア供給機能を
有し、前記ポーラス領域との間にダイオード構造を構成
する対向層とを有する。
【0020】前記対向層は前記ポーラス領域の表面を覆
う熱酸化物層とその上に形成された第2導電型の半導体
層とを含んで構成してもよい。このようなSi発光装置
の製造方法は、Si層の片面に金属電極を形成する工程
と、前記Si層を弗酸水溶液中に浸漬し、陽極酸化によ
ってSi層の表面部にSi量子細線集合体を含むポーラ
ス領域を形成する陽極酸化工程と、ドライ酸素雰囲気中
で前記Si層の露出面を熱酸化してSiO2 膜を形成す
る工程と、前記ポーラス領域上にSiO2 膜を介してS
i層と反対導電型を有する高濃度ドープのSiまたはS
iCの対向層を堆積する工程と、前記SiまたはSiC
の対向層上に透明導電膜を堆積する工程とを含む。
【0021】また、本発明のSi発光装置の製造方法
は、Si層の片面に金属電極を形成する工程と、前記S
i層を弗酸水溶液中に浸漬し、陽極酸化によってSi層
の表面部にSi量子細線集合体を含むポーラス領域を形
成する陽極酸化工程と、前記ポーラス領域を純水中に浸
漬し、前記ポーラス領域の再結合発光の遷移エネルギを
所定の値まで増大させる工程と、前記ポーラス領域上
に、キャリア供給機能を有する対向層を形成する工程と
を含む。
【0022】
【作用】Si量子細線を含むポーラス領域を用いてダイ
オード構造を形成することにより、電気的励起によって
Si量子細線を発光させることができる。
【0023】Si量子細線を酸化してSiO2 膜を形成
することによって、空孔率を高めることなく実質的に量
子細線径を細くすることができる。順方向バイアスの場
合、Si量子細線を含むpin接合のi層中をトンネル
走行するホットキャリアがSi量子細線に注入される。
少数のキャリアはその表面に形成されている空乏層のポ
テンシャルを乗り越えて細線中央部にまで到達し、再結
合を生じる。逆方向バイアスの場合は、Si量子細線内
に高電界が形成され、アバランシェ降伏することによっ
て電子正孔対が発生し、再結合を生じる。
【0024】陽極酸化に続いて、純水処理、熱酸化の少
なくとも一方を行なうことにより、量子細線内の遷移エ
ネルギを制御することができる。以下、実施例に基づい
て、本発明をより詳しく述べる。
【0025】
【実施例】図1(A)に示すように、(100)面を有
する比抵抗10Ωcmのp型Siウエハ1の裏面にAu
またはAlを蒸着して金属電極6とし、これをPtまた
はAuからなる対向電極板と共に弗酸水溶液(10〜5
0重量%HF)に浸漬する。
【0026】図1(A)に示すように、p型Siウエハ
1を直流電源Eの陽極側に、また対向電極板を陰極側に
接続して陽極酸化を行なう。電流密度20〜100mA
/cm2 で15秒〜2分間通電処理を行なうことによ
り、p型Siウエハ1表面の弗酸水溶液浸漬部分に深さ
約1μmのポーラス領域2を形成する。
【0027】図1(B)に、ポーラス領域2を拡大して
概略的に示す。Siウエハ表面の空孔率は陽極酸化条件
によって異なるが、上記の条件下でSi細線直径40〜
100Åを作りだすメゾポーラス状態が達成できる。図
示した空孔および量子細線の直径は、ほぼこの範囲にあ
る。
【0028】エッチピット孔(空孔)は、(100)面
に完全に垂直に形成されているわけでなく、内部でエッ
チングされた時、発生するガス、強電界点のランダムな
変化等の影響で不規則に曲がりくねっている。
【0029】エッチピット孔内壁のSiは、フェルミレ
ベルがピニングされているため、空乏層化している。弗
酸水溶液中での電気化学的エッチングは、正孔がないと
進行しないのでエッチピット孔側壁ではエッチングが横
方向には進みにくい。
【0030】なお、Si層にポーラス領域2を形成する
場合、面方位や結晶性は問わないが、正孔の存在を必要
とするので、n型SiをSi層として用いる場合には、
光照射して陽極酸化工程を行なう等の工夫が必要であ
る。
【0031】しかし、エッチピット孔底面近傍は曲率が
大きく、この領域に印加電界が集中して表面電界を打ち
消すので正孔が供給され反応が進行する。すなわち、エ
ッチングは深さ方向に進行する。
【0032】ポーラス領域2の空孔率を調節して接続さ
れたエッチピット孔によって分離された量子細線が残る
ようにした後、スイッチ(SW)をオフとして陽極酸化
工程を停止する。続いて、試料をまず弗酸水溶液中で洗
浄し、次に十分水洗いして乾燥する。この状態でSi表
面は水素で終端化されているものと考えられる。
【0033】次に、試料を反応炉(図示せず)に入れ、
数Torrの乾燥酸素雰囲気中で800〜900℃に約
30分間保持してp型Siウエハ1表面を熱酸化する。
Si表面の水素は酸素に置換され、Si表面が薄く酸化
されるものと考えられる。この結果、ポーラス領域を含
むSiウエハの露出表面上に、厚さ20〜50ÅのSi
2 膜を形成する。
【0034】Si細線は表面を酸化膜に変換されてその
径を減少する。残ったSi細線が量子細線を形成すれば
よいので、陽極酸化の段階では発光に必要な寸法までS
i細線を細くする必要がない。このため、酸化膜の積極
的利用により機械的により強い構造が利用できる。
【0035】以下、図2に示すSi発光素子の構成を参
照しつつ説明を続ける。図2中、21はポーラスSi領
域を示し、31はその表面に形成されたSiO2 膜を示
す。また61は、p型Siウエハ1の裏面電極を示す。
【0036】試料をCVD装置に導入し、SiH4 、C
3 8 およびH2 を流してプラズマCVD法により、厚
さ3000Å程度のn型SiC層41をSiO2 膜31
上に堆積する。あるいはまた、n型SiC層の代わりに
SiH4 およびH2 を流してプラズマCVD法により厚
さ500Å程度のn型多結晶Siを堆積する。この時、
燐または砒素をドープしてキャリア濃度n≒1018cm
-3のn型多結晶層41を得る。この状態を図2(B)に
拡大して示す。
【0037】次に、n型SiC層41表面に光取出し可
能なITO膜51をスパッタリング等によって堆積後、
ITO膜51の一部上にAuまたはAlからなるITO
用電極7を形成する。試料を所定のサイズに切断して、
電極7、61間に電気配線し、図2(A)に示すように
なSi発光素子を得る。
【0038】図示したように、直流バイアス電源Ebを
用いてこのSi発光素子を逆方向バイアスすれば、約2
0Vの印加でp型Siウエハ1の量子細線集合体内部に
アバランシェ降伏が生じ、電子−正孔対が発生する。
【0039】電子−正孔対発生のイオン化率(増倍係
数)は電界強度3×105 V/cmで約103 、4.5
×105 V/cmで約104 に達し、再結合によって量
子細線から可視光が輻射される。輻射光は2.2eVの
禁制帯幅を持つn型SiC層41を透過してITO膜5
1側から空気中に放射される。
【0040】発光波長は、量子細線径によって決まる
が、現在580〜800nmの可視領域をカバーする発
光が得られている。発光データの一例を、図3に示す。
ピーク波長が約610nmの場合である。
【0041】図4は、本発明の別の実施例による薄膜状
に堆積した多結晶Siを用いたSi発光素子を示す。石
英基板8上に裏面金属61としてAuを蒸着し、その上
に低圧CVD法によってキャリア濃度7×1017cm-3
の多結晶p型Si層12を厚さ3μm堆積する。これを
図1(A)に示すように陽極酸化し、多結晶p型Si層
12上面に厚さ約1000Åのポーラス領域22を形成
する。
【0042】ポーラス領域22の表面をドライ熱酸化
し、厚さ30〜40ÅのSiO2 膜32を形成する。弗
酸水溶液と水で洗浄後乾燥したポーラス領域22のSi
領域は表面が水素で終端化されているが、ドライ熱酸化
の工程中に水素が酸素に置換してSiO2 が形成される
と考えられる。
【0043】Siの量子細線径はSiO2 膜厚を厚くす
ると、細くすることができるので弗酸水溶液中の陽極酸
化工程では必要な直径のほぼ2〜3倍の太さに保つこと
もできる。このため、量子細線集合体の機械的強度は高
い値に保つことができる。なお、SiO2 膜の膜厚は電
子がトンネルできる程度に制限する。
【0044】SiO2 膜32の上には、低圧CVD法を
用いて厚さ約500Åの多結晶n型Si層42を堆積さ
せる。この層のキャリア濃度は約5×1018cm-3とす
る。その上にITO膜51を堆積し、ITO膜51の周
辺部にITO用電極7を形成する。
【0045】電極7、61間に直流バイアス電源Eb
を、Siのpin接合が順方向にバイアスされるように
接続する。電圧を3〜5V印加すると、多結晶n型Si
層42から電子がSiO2 膜32をトンネリングしてポ
ーラス領域22の量子細線内に注入され、その表層部の
空乏層ポテンシャルを乗り越えて内奥部に達する。そし
て、量子細線内で正孔と再結合して可視光を輻射する。
【0046】本実施例のSi発光素子は、石英基板上に
形成できるので、前実施例の場合よりも大面積の表示素
子として好適である。なお、石英基板の代わりに他の絶
縁基板を用いてもよく、上側の多結晶Si層42をより
バンドギャップの広いSiC層等に置き換えてもよい。
また、下側の多結晶Si層12を全厚ポーラス化し、裏
面電極61を透明電極で形成すれば、裏面放射も可能で
ある。
【0047】以上の実施例では、Si発光素子を一方向
の直流バイアスにより励起していたが、原理的には交流
励起も可能である。特に、一旦逆バイアスしてアバラン
シェ降伏を生ぜしめた後、順方向バイアスによってホッ
トエレクトロンの注入を行なえば、より発光効率を高め
ることが可能である。これはアバランシェ降伏によって
増倍された正孔が量子細線内奥部に滞留しているためで
ある。
【0048】以上、熱酸化によってSi量子細線径を制
御した場合を説明したが、Si量子細線からの発光波長
は陽極酸化後の純水処理によっても制御できることが判
った。
【0049】弗酸水溶液またはアルコールを添加した弗
酸水溶液中でSi層を陽極酸化後、乾燥させることなく
純水中にディップした。サンプルとして、p型Siウエ
ハを用い、種々の条件で弗酸水溶液中で陽極酸化を行な
った後、イオン交換純水に浸漬し、浸漬時間によるホト
ルミネッセンスの変化を求めた。
【0050】陽極酸化条件としては、サンプルPL1に
対しては48重量%のHF水溶液中で電流密度16mA
/cm2 の陽極酸化を20秒間、サンプルPL2に対し
ては36重量%のHF水溶液中で電流密度16mA/c
2 の陽極酸化を20秒間、サンプルPL3に対しては
36重量%のHF水溶液中で電流密度96mA/cm 2
の陽極酸化を20秒間、サンプルPL4に対しては36
重量%のHF水溶液中で電流密度40mA/cm2 の陽
極酸化を20秒間行なった。
【0051】陽極酸化に続いてSiウエハを純水中に浸
漬し、所定時間経過後、取り出し、乾燥させた後、ホト
ルミネッセンスを測定した。なお、これらの処理は全て
室温で行なった。陽極酸化により、Siウエハ表面には
約1μm厚のポーラスSi層が形成された。
【0052】図5は、以上説明した実験によって得られ
たホトルミネッセンスピーク波長の純水浸漬時間に対す
る変化を示すグラフである。48重量%のHF水溶液中
で陽極酸化したサンプルPL1は、陽極酸化直後には発
光しなかった。純水中に2時間浸漬したサンプルは発光
を示し、その後純水浸漬時間を長くするにしたがって発
光波長は徐々に短波長にシフトした。
【0053】36重量%のHF水溶液中で電流密度16
mA/cm2 で陽極酸化したサンプルPL2も、陽極酸
化直後にはホトルミネッセンスを示さなかった。しか
し、純水に1時間浸漬したサンプルからホトルミネッセ
ンスを示し、その後純水浸漬時間を長くするにしたがっ
て発光波長は短波長側にシフトした。なお、このサンプ
ルの発光波長はPL1の発光波長よりも短波長であっ
た。
【0054】電流密度を96mA/cm2 に増加したサ
ンプルPL3は、陽極酸化直後から発光を示し、純水処
理による浸漬時間にしたがって発光波長は短波長側にシ
フトした。なお、このサンプルにおいては、3時間の純
水処理によって発光波長は約770nmから560nm
まで変化し、純水浸漬時間を4時間に増加したサンプル
においては発光が認められなかった。
【0055】サンプルPL2とPL3の中間条件である
電流密度を40mA/cm2 に設定したサンプルPL4
においては、陽極酸化直後からホトルミネッセンスを示
し、純水浸漬時間にしたがって発光波長は次第に短波長
側にシフトした。
【0056】これらの結果から、陽極酸化に引き続いて
純水浸漬を行なうことにより、ホトルミネッセンスを示
さなかったサンプルが、ホトルミネッセンスを示すよう
になったり、ホトルミネッセンスを示すサンプルはその
発光波長が短波長側にシフトしていることが判る。
【0057】なお、純水浸漬時間は少なくとも30分あ
れば有効な変化が認められている。なお、Siウエハを
弗酸水溶液中で陽極酸化した後、続いて純水中に浸漬す
ると、純水中であるにもかかわらず、Si表面から泡が
発生し、Si表面で何らかの化学変化が行なわれている
ことが推測された。したがって、純水浸漬処理の温度を
変化させることにより、発光波長の変化を制御すること
も可能と考えられる。
【0058】また、上述の実験においては、純水処理
後、サンプルを取り出し、乾燥させた後、ホトルミネッ
センスを測定したが、純水浸漬中にポーラス領域に短波
長光を照射し、ホトルミネッセンスをその場観察するこ
とも可能であろう。このようにすれば、その場観察で発
光波長をモニタしつつ、純水処理を行い、所望の発光波
長が得られた時に純水処理を停止することができる。
【0059】ホトルミネッセンスによる発光波長の変化
は、明らかにSi内における遷移エネルギの変化を示し
ている。このような純水処理による発光波長の変化の原
因を調べるため、サンプルの赤外線吸収を測定した。
【0060】サンプルとしては、48重量%のHF水溶
液中で陽極酸化を行なったPL1のサンプルのうち、陽
極酸化直後のもの、純水中で1時間浸漬処理をしたも
の、純水中で3時間浸漬処理をしたものを用いた。な
お、処理および測定は全て常温でおこなった。
【0061】図6は、これらのサンプルの赤外線吸収ス
ペクトルを示す。図中、横軸に赤外線エネルギをcm-1
で示し、縦軸に透過率を任意スケールで示す。陽極酸化
直後のサンプルPL10の透過率曲線は、2090cm
-1から2140cm-1くらいまでの領域に3つの吸収ピ
ークを示している。これらの吸収ピークは、SiHのス
トレッチング振動、SiH2 のストレッチング振動、S
iH3のストレッチング振動によるものと同定できる。
すなわち、陽極酸化直後のSi表面は、SiH、SiH
2 、SiH3 の結合を含む状態にある。
【0062】陽極酸化後、純水処理を1時間行なったサ
ンプルPL11の透過率曲線は、2140cm-1付近の
SiH3 の吸収ピークの著しい減少を示している。さら
に純水処理を3時間行なったサンプルPL13の透過率
曲線は、さらに2090cm -1付近の吸収ピークも著し
く減少していることを示している。
【0063】すなわち、純水処理によってまず2140
cm-1のSiH3 の吸収ピークが減少し、次いで209
0cm-1のSiHの吸収ピークが減少し、2120cm
-1のSiH2 の吸収ピークのみが残る傾向を示してい
る。
【0064】図5および図6のデータから、Si量子細
線表面を終端している水素化物の構造が純水処理によっ
て変化することが、発光波長のブルーシフトと何らかの
関係を有しているのであろうと考えられる。
【0065】弗酸水溶液中での陽極酸化によってポーラ
ス化し、その結果生成したSi量子細線表面は水素によ
って終端されているとみなされるが、その結合形態は様
々なものが混在していると想像される。主要な化合物
は、図6のデータからSiH、SiH2 、SiH3 であ
ろうと考えられる。
【0066】なぜ、SiH3 、続いてSiHの吸収ピー
クが減少するかは未だ判明していないが、以下のように
考えることができるであろう。弗酸水溶液中での陽極酸
化に引続き、純水処理を行なうと、Si量子細線表面で
エッチングまたは何らかの構造変化が生じ、Si表面状
態が変化する。この結果、SiH3 およびSiHの状態
が減少し、SiH2 の状態が主なものとなる。この比較
的安定化した表面状態のモデルを図7に示す。
【0067】Si表面は、非常に微細な階段状となって
おり、階段の各ステップにおいてSi原子は2つのH原
子と結合している。量子細線の径が極めて小さいことを
考えると、このような状態が支配的になる可能性は十分
あるものと考えられる。
【0068】いずれにせよ、陽極酸化に続く純水処理に
より、Si量子細線の遷移エネルギが変化するので、こ
の現象をSi発光装置の製造方法に利用することができ
る。図8は、本発明の他の実施例によるSi発光素子を
示す。図8(A)は、pnダイオード型Si発光素子の
構造を示す。p型Siウエハ1の表面部に量子細線集合
体で形成されたポーラス領域23が形成され、その表面
上に多結晶n型層43が形成されている。多結晶n型層
43は、たとえばSiまたはSiCで構成される。
【0069】多結晶n型層43の上には、透明電極であ
るITO膜51が積層されている。ITO膜51の周辺
部にITO用電極7が形成されている。ITO用電極7
は、たとえばAuやAl等の金属で形成される。また、
p型Siウエハ1の裏面上にはAuやAl等の金属で形
成された裏面電極61が形成されている。
【0070】図8(A)に示すSi発光素子のITO用
電極7と裏面電極61の間に、バイアス用電源Ebを接
続し、ダイオード構造に5V程度の順バイアス、または
20V程度の逆バイアスを印加すると、ポーラス領域2
3で再結合発光が生じ、表面上に光が放射される。
【0071】図8(A)に示すようなSi発光素子は、
以下のような製造方法によって作成することができる。
比抵抗10〜20Ωcmのp型Siウエハの裏面にA
u、Al等の金属をスパッタ蒸着し、300℃程度の温
度でアニールすることにより、裏面電極61を形成す
る。
【0072】このSiウエハを10〜50重量%のHF
水溶液、あるいはさらにアルコールを添加したHF水溶
液中に浸漬し、電流密度10〜70mA/cm2 で陽極
酸化処理をする。典型的には、36重量%のHF水溶液
中で40mA/cm2 の電流密度で20秒間の陽極酸化
を行い、約1μm厚のポーラスSi層23を形成する。
【0073】陽極酸化に引続き、Siウエハを乾燥する
ことなく、イオン交換で作成した純水中に浸漬する。純
水中に浸漬したままポーラスSi層23に短波長の励起
光を照射し、ホトルミネッセンス光を測定する。ホトル
ミネッセンス光のピーク波長が最適波長になった時、S
iウエハを純水から取り出し、乾燥させる。
【0074】Siウエハを低圧CVD装置に装架し、ポ
ーラスSi層23の上にn型にドープした多結晶Siま
たは多結晶SiC等の多結晶n型層43を100nm前
後の厚さに成膜する。
【0075】たとえば、多結晶Si層を堆積する場合
は、基板温度を約600℃に加熱し、数Torrの圧力
でSiソースとしてジシラン、n型ドーパントとしてア
ルシンを用い、低圧CVDを行い、多結晶n型層43を
成膜する。
【0076】SiC膜を堆積する場合は、基板温度を約
700℃とし、数Torrの圧力でSiソースとしてト
リクロルシラン、Cソースとしてプロパン、n型ドーパ
ントとしてホスフィンを用い、低圧CVDで多結晶Si
C膜を100nm前後の厚さに成膜する。
【0077】さらに多結晶n型層43の上に、透明電極
としてITO膜51をスパッタリングで成膜し、さらに
その上にAlをスパッタリングで成膜し、Al膜をパタ
ーニングしてITO用電極7を形成する。このようにし
て、図8(A)に示すSi発光素子が形成される。
【0078】ITO用電極7と裏面電極61の間に、5
V程度の順バイアス源Ebを接続し、100〜300m
A/cm2 程度の電流密度で電流を流すことにより、ポ
ーラスSi層23から可視領域の光を発光させる。
【0079】順バイアス電圧源の代わりに、約20V以
上の逆バイアス電圧源を接続すれば、ポーラスSi層2
3中でアバランシェ降伏が発生し、同様に電界発光が生
じる。
【0080】図8(B)は、ポーラスSi層23の上に
直接透明導電体膜52を形成した構造を示す。すなわ
ち、比抵抗10〜20Ωcmのp型Siウエハ1の裏面
にAu、Al等の裏面電極61を形成した後、陽極酸
化、純水処理を行なって所望遷移エネルギを有するポー
ラスSi層23を形成する。ここまでの工程は、図8
(A)に示すSi発光素子の製造工程と同様である。
【0081】ポーラスSi層23を形成した後、Siウ
エハをマグネトロンスパッタリング装置に装架し、IT
O、ZnO等の透明材料の焼結ターゲットを用い、透明
導電体膜52を厚さ約100nm成膜する。
【0082】ITO等の透明導電材料の代わりに、光が
透過する程度に薄い金属薄膜を用いることもできる。こ
の場合も同様に、マグネトロンスパッタリング装置にS
iウエハを装架し、10nm前後の厚さの透明導電体膜
52を成膜する。
【0083】透明導電体膜52の上に、Al等の金属電
極を成膜し、パターニングすることによって透明導電体
膜用電極7aを形成する。透明導電体膜用電極7aと裏
面電極61の間に所定電圧のバイアス電圧源Ebを接続
し、ダイオード構造に電流を流すことにより、ポーラス
Si層23から発光を生じさせる。
【0084】なお、これらのSi発光素子は、石英基板
等の基板上に堆積した多結晶p型Si層を用いて作成す
ることも可能である。これらの実施例によれば、純水処
理中のモニタにより、所望遷移エネルギを有するポーラ
スSi層を形成することができるので、所望性能を有す
るSi発光装置を容易に作成することができる。勿論、
陽極酸化後、純水処理を行い、さらに表面を熱酸化して
もよい。
【0085】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば、
種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者
に自明であろう。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電気的にキャリアを注入することによって可視発光する
量子細線型Si発光装置を得ることができる。
【0087】Si量子細線を被覆するSiO2 薄膜は量
子細線の機械的強度を向上するのみでなく、その膜厚を
調節することによって量子細線幅を変更させることがで
きる。したがって、化学的安定性や機械的強度向上だけ
でなく、発光波長の調整や発光強度の調整にも利用でき
る。
【0088】また、陽極酸化後の純水処理によって、発
光波長のブルーシフトと発光効率の向上を実現すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の陽極酸化工程を説明するための図であ
る。
【図2】本発明の実施例によるSi発光素子(I)の構
造断面図である。
【図3】Si発光素子(I)の発光スペクトル(室温)
である。
【図4】本発明の別の実施例によるSi発光素子(I
I)の構造断面図である。
【図5】純水処理効果を示すホトルミネッセンスデータ
である。
【図6】純水処理効果を説明するための赤外線吸収デー
タである。
【図7】純水処理効果を説明するためのモデル図であ
る。
【図8】本発明のさらに別の実施例によるSi発光素子
の断面図である。
【符号の説明】
1 Si層(p型Siウエハ) 2 ポーラス領域 6 金属電極 7 ITO用電極 8 石英基板 12 多結晶p型Si層 21、22 ポーラス領域 31、32 SiO2 膜 41 n型SiC層 42 多結晶n型Si層 43 多結晶n型層 51 ITO膜 52 透明導電体膜 61 裏面電極

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電型のSi層(1)の少なくと
    も表面部に形成され、バルクSiとは遷移エネルギの異
    なるSi量子細線集合体で形成されたポーラス領域(2
    1、22、23)と、 前記ポーラス領域の表面上に形成され、第2導電型のキ
    ャリア供給機能を有し、前記ポーラス領域との間にダイ
    オード構造を構成する対向層(31、41;32、4
    2;43、52)とを有するSi発光装置。
  2. 【請求項2】 前記対向層(31、41;32、42)
    が前記ポーラス領域の表面を覆う熱酸化物層(31、3
    2)とその上に形成された第2導電型の半導体層(4
    1、42)とを含む請求項1記載のSi発光装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記Si層の表面上に形成され
    た金属電極(61)と、 前記対向層の上に形成された透明導電膜(51)とを有
    する請求項1ないし2記載のSi発光装置。
  4. 【請求項4】 前記対向層が前記ポーラス領域と直接p
    n接合またはショットキ接触を形成する請求項1記載の
    Si発光装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記ダイオード構造に順バイア
    ス電圧を印加するための手段(Eb)を有し、前記ダイ
    オード構造を順バイアスして少数キャリアを前記量子細
    線集合体に注入して再結合発光を行なわせる請求項1〜
    4のいずれかに記載のSi発光装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記ダイオード構造に逆バイア
    ス電圧を印加するための手段(Eb)を有し、前記ダイ
    オード構造を逆バイアスしてアバランシェ降状を生じさ
    せ、再結合発光を行なわせる請求項1〜4のいずれかに
    記載のSi発光装置。
  7. 【請求項7】 さらに、支持基板(8)を有し、前記S
    i層が支持基板上に形成された多結晶Si層である請求
    項1〜6のいずれかに記載のSi発光装置。
  8. 【請求項8】 Si層(1)の片面に金属電極(6、6
    1)を形成する工程と、 前記Si層(1)を弗酸水溶液中に浸漬し、陽極酸化に
    よってSi層(1)の表面部にSi量子細線集合体を含
    むポーラス領域(2、21、22、23)を形成する陽
    極酸化工程と、 ドライ酸素雰囲気中で前記Si層(1)の露出面を熱酸
    化してSiO2 膜(31、32)を形成する工程と、 前記ポーラス領域(2)上にSiO2 膜(31、32)
    を介してSi層(1)と反対導電型を有する高濃度ドー
    プのSiまたはSiCの対向層(41、42)を堆積す
    る工程と、 前記SiまたはSiCの対向層(41、42)上に透明
    導電膜(51)を堆積する工程とを含むSi発光装置の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 Si層(1)の片面に金属電極(6、6
    1)を形成する工程と、 前記Si層(1)を弗酸水溶液中に浸漬し、陽極酸化に
    よってSi層(1)の表面部にSi量子細線集合体を含
    むポーラス領域(2、21、22、23)を形成する陽
    極酸化工程と、 前記ポーラス領域を純水中に浸漬し、前記ポーラス領域
    の再結合発光の遷移エネルギを所定の値まで増大させる
    工程と、 前記ポーラス領域上に、キャリア供給機能を有する対向
    層(43、52)を形成する工程とを含むSi発光装置
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記対向層が、前記Si層の導電型に
    対して反対導電型を有する高濃度ドープのSiまたはS
    iC層と、その上に積層された透明導電膜とを含む請求
    項9記載のSi発光装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記対向層が前記ポーラス領域上に直
    接形成された透明導電膜を含む請求項9記載のSi発光
    装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記陽極酸化工程の弗酸水溶液が10
    〜50重量%の弗化水素を含有する組成を有し、通電電
    流密度が10〜100mA/cm2 である請求項9記載
    のSi発光装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 さらに、支持基板上に多結晶Si層を
    堆積して前記Si層を形成する工程を含む請求項8〜1
    3のいずれかに記載のSi発光装置の製造方法。
JP23015692A 1992-04-30 1992-08-28 Si発光装置とその製造方法 Withdrawn JPH0613653A (ja)

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JP23015692A JPH0613653A (ja) 1992-04-30 1992-08-28 Si発光装置とその製造方法
US08/053,562 US5331180A (en) 1992-04-30 1993-04-28 Porous semiconductor light emitting device
US08/179,038 US5427977A (en) 1992-04-30 1994-01-06 Method for manufacturing porous semiconductor light emitting device

Applications Claiming Priority (3)

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JP13807492 1992-04-30
JP4-138074 1992-04-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008034483A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Matsushita Electric Works Ltd 化合物半導体素子およびそれを用いる照明装置ならびに化合物半導体素子の製造方法

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JP2008034483A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Matsushita Electric Works Ltd 化合物半導体素子およびそれを用いる照明装置ならびに化合物半導体素子の製造方法

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