JPH0613553Y2 - 一芯シールドワイヤーのシールド部の集合装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、一芯シールドワイヤーのシールド部の集合装
置に関する。

（従来の技術） 従来においては、シールド部の集合は、手作業で行なつ
ている。

（考案が解決しようとする課題） しかし、このような従来例によると、作業性が悪いた
め、生産性に乏しく、製品も高価となる。

本考案はこのような問題に鑑みてなされたもので、作業
性に優れた装置を提供せんとするものである。

（課題を解決するための手段） このため本考案は、自動化で且つ機械化したもので、そ
の特徴とするところは、予め芯線と分離されたシールド
部を一対の開閉作動するクランパーで案内保持押圧する
と共に、該クランパーに連動する一対のシールド部バラ
ケ防止板を配設したことにある。

（作用） 本考案によれば、予め芯線と分離されたシールド部を、
クランパーで保持押圧すると共にバラケ防止板で保持す
ることにより、作業の能率化を計るものである。

（実施例） 以下、本考案の実施例を添附図面で説明すると、予めシ
ールド部(2)と芯線(3)に分離されてコンベアーライン等
で搬送された一芯シールドワイヤー(1)を装置本体(4)の
一対のクランパー(5)、(6)にセツトする。

前記したクランパー(5)、(6)は、回転シリンダー(9)に
よつて開閉作動するものである。

(7)、(8)は一対のバラケ防止板であつて、前記したクラ
ンパー(5)、(6)に夫々連動開閉するものである。

(10)はロツトであつて、該ロツトを押すことにより、ク
ランパー(5)、(6)によりシールド部(2)を根元から押し
上げることによつて、該シールド部(2)は第２図示の斜
め状態から第１〜３図に示される如く直立状態にせしめ
られ、しかもバラケ防止板(7)、(8)によつて直立状態が
保持される。

（考案の効果） 上記したような本考案によると、機械的に自動化したこ
とにより、従来の手作業で行なつていたことに比べ格段
に作業の能率化が計られ、且つ構造的にも簡単であつ
て、これらが相俟つて製品も安価に提供できる等の利点
を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る集合装置の正面図、第２図はその
側面図、第３図は集合処理されたシールドワイヤーの側
面図で、(1)……シールドワイヤー、(2)……シールド
部、(3)……芯線、(5)(6)……クランパー、(7)(8)……
バラケ防止板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】予め芯線と分離されたシールド部を一対の
   開閉作動するクランパーで案内保持押圧すると共に、該
   クランパーに連動する一対のシールド部バラケ防止板を
   配設した一芯シールドワイヤーのシールド部の集合装
   置。