JPH06135224A - 電気集塵装置 - Google Patents
電気集塵装置Info
- Publication number
- JPH06135224A JPH06135224A JP28633992A JP28633992A JPH06135224A JP H06135224 A JPH06135224 A JP H06135224A JP 28633992 A JP28633992 A JP 28633992A JP 28633992 A JP28633992 A JP 28633992A JP H06135224 A JPH06135224 A JP H06135224A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode plates
- dust
- dust collection
- dust collecting
- negative electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
空気流曲げ部を有する集塵ケースの内部に、放電部及び
集塵部を組込む電気集塵装置において、集塵部は、上記
空気流曲げ部に沿って形成される湾曲部を有する複数板
の正極板及び負極板の組合わせにより構成して、集塵ケ
ース内における空気流曲げ部11に及ぶ長さ(面積)の
集塵極板を設けて、この集塵極板による帯電塵埃の接触
度を高め、さらには正、負両極板に形成した湾曲部に帯
電塵埃をその流速慣性力により衝突せしめて集塵極板に
よる集塵効率を高めることができる電気集塵装置を提供
することにある。
集塵部を組込む電気集塵装置において、集塵部は、上記
空気流曲げ部に沿って形成される湾曲部を有する複数板
の正極板及び負極板の組合わせにより構成して、集塵ケ
ース内における空気流曲げ部11に及ぶ長さ(面積)の
集塵極板を設けて、この集塵極板による帯電塵埃の接触
度を高め、さらには正、負両極板に形成した湾曲部に帯
電塵埃をその流速慣性力により衝突せしめて集塵極板に
よる集塵効率を高めることができる電気集塵装置を提供
することにある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気中に含まれる塵埃
を帯電させ、しかる後、該帯電した塵埃を極板に吸着さ
せて集塵する電気集塵装置に関するものである。
を帯電させ、しかる後、該帯電した塵埃を極板に吸着さ
せて集塵する電気集塵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電気集塵装置として図1
に示す如き構造のものがある。つまり1は例えば水平方
向に開口する送入口2と、垂直方向に開口する送出口3
とによる略L字状の通気路を形成する集塵ケースであっ
て、そのケース1内部の送入口2近傍に、塵埃に帯電せ
しめるための放電極板4とイオン化線5を交互に具備せ
しめてなる放電部6を設け、この放電部6に次いで送出
口3側に、平板形状である正極板7と負極板8とを交互
に配設してなる集塵部9を設けて、上記放電部6で帯電
された塵埃が次の集塵部9の正、負両曲板7,8間の通
気路10を通過する過程で、その帯電塵埃が上記極板
7,8に吸引吸着されて、その集塵装置を通過する空気
中の塵埃が集塵される構造となっている。
に示す如き構造のものがある。つまり1は例えば水平方
向に開口する送入口2と、垂直方向に開口する送出口3
とによる略L字状の通気路を形成する集塵ケースであっ
て、そのケース1内部の送入口2近傍に、塵埃に帯電せ
しめるための放電極板4とイオン化線5を交互に具備せ
しめてなる放電部6を設け、この放電部6に次いで送出
口3側に、平板形状である正極板7と負極板8とを交互
に配設してなる集塵部9を設けて、上記放電部6で帯電
された塵埃が次の集塵部9の正、負両曲板7,8間の通
気路10を通過する過程で、その帯電塵埃が上記極板
7,8に吸引吸着されて、その集塵装置を通過する空気
中の塵埃が集塵される構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる構造
の電気集塵装置における集塵部9構造にあっては、平板
形状である複数枚の正極板7と負極板8とを交互に組合
わせたものであるから、その正、負両極板7,8の全長
は、通気路10の直線部内で組込まれるものであって、
集塵ケース1内の空気流曲げ部11にまで正負両極板
7,8を延長形成することができないものであった。
の電気集塵装置における集塵部9構造にあっては、平板
形状である複数枚の正極板7と負極板8とを交互に組合
わせたものであるから、その正、負両極板7,8の全長
は、通気路10の直線部内で組込まれるものであって、
集塵ケース1内の空気流曲げ部11にまで正負両極板
7,8を延長形成することができないものであった。
【0004】従って、その空気曲げ部11の確保のた
め、正、負両極板7,8の長さが規制され、集塵部9で
の集塵効率が低いという不具合があった。
め、正、負両極板7,8の長さが規制され、集塵部9で
の集塵効率が低いという不具合があった。
【0005】また正、負両極板7,8により形成される
通気路10は、直線状であることから、その通気路10
を流通する塵埃のうち、その流通慣性力により極板7,
8に吸着されないまま極板7,8間を通過する塵埃が生
じて集塵力が低いといった不具合もあった。
通気路10は、直線状であることから、その通気路10
を流通する塵埃のうち、その流通慣性力により極板7,
8に吸着されないまま極板7,8間を通過する塵埃が生
じて集塵力が低いといった不具合もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる従来の
不具合に着目してなされたもので、空気流曲げ部を有す
る集塵ケースの内部に、放電部及び集塵部を組込む電気
集塵装置において、集塵部は、上記空気流曲げ部に沿っ
て形成される湾曲部を有する複数板の正極板及び負極板
の組合わせにより構成して、集塵ケース内における空気
流曲げ部11に及ぶ長さ(面積)の集塵極板を設けて、
この集塵極板による帯電塵埃の接触度を高め、さらには
正、負両極板に形成した湾曲部に帯電塵埃をその流速慣
性力により衝突せしめて集塵極板による集塵効率を高め
ることができる電気集塵装置を提供することにある。
不具合に着目してなされたもので、空気流曲げ部を有す
る集塵ケースの内部に、放電部及び集塵部を組込む電気
集塵装置において、集塵部は、上記空気流曲げ部に沿っ
て形成される湾曲部を有する複数板の正極板及び負極板
の組合わせにより構成して、集塵ケース内における空気
流曲げ部11に及ぶ長さ(面積)の集塵極板を設けて、
この集塵極板による帯電塵埃の接触度を高め、さらには
正、負両極板に形成した湾曲部に帯電塵埃をその流速慣
性力により衝突せしめて集塵極板による集塵効率を高め
ることができる電気集塵装置を提供することにある。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図4乃至図6に示す実施例に
基いて詳細に説明するが、集塵ケース及び放電部の構成
形状は従来例で示したものと変りないので、その同一構
造部分にあっては従来例で付した符号を付してその同一
部分の構造説明は省略する。
基いて詳細に説明するが、集塵ケース及び放電部の構成
形状は従来例で示したものと変りないので、その同一構
造部分にあっては従来例で付した符号を付してその同一
部分の構造説明は省略する。
【0008】図2において、本実施例の特長は、放電部
6に次いで送出口3側へ延びる集塵部12の構成にあ
る。つまりこの集塵部12の構造は、単一形状の正極板
13と、負極板14を交互に隔設配置して構成するもの
であるが、この単一形状の正、負両極板13,14の形
状はその送入口2側端部は平面形状であるが送出口側端
部は、集塵ケース1に形成されている空気流曲げ部11
の曲面に対応する湾曲面(a)に形成されているもので
ある。
6に次いで送出口3側へ延びる集塵部12の構成にあ
る。つまりこの集塵部12の構造は、単一形状の正極板
13と、負極板14を交互に隔設配置して構成するもの
であるが、この単一形状の正、負両極板13,14の形
状はその送入口2側端部は平面形状であるが送出口側端
部は、集塵ケース1に形成されている空気流曲げ部11
の曲面に対応する湾曲面(a)に形成されているもので
ある。
【0009】そしてかかる形状の正、負両極板13,1
4を交互に隔設し、さらにそれら極板13,14の湾曲
面(a)が、集塵ケース1の空気流曲げ部11の壁曲面
と、対応するようにして配置固定し、集塵部12を構成
したものである。
4を交互に隔設し、さらにそれら極板13,14の湾曲
面(a)が、集塵ケース1の空気流曲げ部11の壁曲面
と、対応するようにして配置固定し、集塵部12を構成
したものである。
【0010】このように、空気流曲げ部11を有する集
塵ケース1の内部に、その空気流曲げ部11の壁曲面に
沿って湾曲する湾曲面(a)を形成した正極板13及び
負極板14を内装して集塵部12を構成したものである
から、図2に示すように従来例と同一形状の集塵ケース
であっても集塵部12の全長を長く構成することがで
き、これによって正、負両極板13,14による集塵効
率が高められる。また正、負力極板13,14の相互間
で形成される通気路を通過する帯電塵埃は、その慣性力
により極板13,14の湾曲面(a)に衝突し、この衝
突作用によっても集塵効率が高められる。さらに本実施
例にあっては、各正極板13及び負極板14が単一形状
であることから、生産性、経済性が大幅に向上されるも
のである。
塵ケース1の内部に、その空気流曲げ部11の壁曲面に
沿って湾曲する湾曲面(a)を形成した正極板13及び
負極板14を内装して集塵部12を構成したものである
から、図2に示すように従来例と同一形状の集塵ケース
であっても集塵部12の全長を長く構成することがで
き、これによって正、負両極板13,14による集塵効
率が高められる。また正、負力極板13,14の相互間
で形成される通気路を通過する帯電塵埃は、その慣性力
により極板13,14の湾曲面(a)に衝突し、この衝
突作用によっても集塵効率が高められる。さらに本実施
例にあっては、各正極板13及び負極板14が単一形状
であることから、生産性、経済性が大幅に向上されるも
のである。
【0011】なお上記実施例では集塵ケース1内に形成
される通気路が略L字状に屈折する通気路として説明し
たが、この形状の通気路に限定されるものではなく、例
えば図3に示すように左右一対の送入口2,2と、その
双方送入口2,2の相互間に位置する送出口3を有する
略T字状の通気路を形成する集塵ケースにおいても、上
記同様に湾曲形成した正、負両極板13,14を設ける
ことにより前記実施例と同様の作用効果が得られる。
される通気路が略L字状に屈折する通気路として説明し
たが、この形状の通気路に限定されるものではなく、例
えば図3に示すように左右一対の送入口2,2と、その
双方送入口2,2の相互間に位置する送出口3を有する
略T字状の通気路を形成する集塵ケースにおいても、上
記同様に湾曲形成した正、負両極板13,14を設ける
ことにより前記実施例と同様の作用効果が得られる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明は、空気流の曲げ部
11を有する集塵ケース1の内部に放電部6及び集塵部
12を組込んで構成する電気集塵装置において、上記集
塵部12は、上記空気流曲げ部11の壁曲面に沿って湾
曲形成される湾曲面(a)を形成した複数枚の正極板1
3と複数枚の負極板14を交互に隔設せしめて構成した
電気集塵装置であるから、これによれば、集塵ケース1
内における集塵有効長を長く構成することができ、これ
によって正、負両極板13,14による集塵効率が高め
られる。また正、負力極板13,14の相互間で形成さ
れる通気路を通過する帯電塵埃は、その慣性力により極
板13,14の湾曲面(a)に衝突し、この衝突作用に
よっても集塵効率が高められる。さらに本実施例にあっ
ては、各正極板13及び負極板14が単一形状であるこ
とから、生産性、経済性が大幅に向上されるという効果
が得られる。
11を有する集塵ケース1の内部に放電部6及び集塵部
12を組込んで構成する電気集塵装置において、上記集
塵部12は、上記空気流曲げ部11の壁曲面に沿って湾
曲形成される湾曲面(a)を形成した複数枚の正極板1
3と複数枚の負極板14を交互に隔設せしめて構成した
電気集塵装置であるから、これによれば、集塵ケース1
内における集塵有効長を長く構成することができ、これ
によって正、負両極板13,14による集塵効率が高め
られる。また正、負力極板13,14の相互間で形成さ
れる通気路を通過する帯電塵埃は、その慣性力により極
板13,14の湾曲面(a)に衝突し、この衝突作用に
よっても集塵効率が高められる。さらに本実施例にあっ
ては、各正極板13及び負極板14が単一形状であるこ
とから、生産性、経済性が大幅に向上されるという効果
が得られる。
【図1】従来例の電気集塵装置を示した構造説明図。
【図2】本発明実施例の電気集塵装置を示した構造説明
図。
図。
【図3】本発明の他の実施例の電気集塵装置を示した構
造説明図。
造説明図。
12…集塵部 13…正極板 14…負極板
Claims (2)
- 【請求項1】 空気流の曲げ部(11)を有する集塵ケ
ース(1)の内部に放電部(6)及び集塵部(12)を
組込んで構成する電気集塵装置において、上記集塵部
(12)は、上記空気流曲げ部(11)の壁曲面に沿っ
て湾曲形成される湾曲面(a)を形成した複数枚の正極
板(13)と複数枚の負極板(14)を交互に隔設せし
めて構成したものであることを特徴とする電気集塵装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載の電気集塵装置において、
複数枚の正極板(13)と負極板とが単一形状であるこ
とを特徴とする電気集塵装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28633992A JPH06135224A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 電気集塵装置 |
FR9310402A FR2697780B1 (fr) | 1992-09-01 | 1993-08-31 | Dispositif d'epuration d'air pour vehicule automobile. |
DE4329330A DE4329330C2 (de) | 1992-09-01 | 1993-08-31 | Luftreinigungsvorrichtung für ein Motorfahrzeug |
US08/113,639 US5368620A (en) | 1992-09-01 | 1993-08-31 | Device for cleaning surrounding air fed to passenger compartment of motor vehicle |
US08/325,511 US5501716A (en) | 1992-09-01 | 1994-10-19 | Device for cleaning surrounding air fed to passenger compartment of motor vehicle |
US08/325,519 US5454859A (en) | 1992-09-01 | 1994-10-19 | Device for cleaning surrounding air fed to passenger compartment of motor vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28633992A JPH06135224A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 電気集塵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06135224A true JPH06135224A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17703109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28633992A Pending JPH06135224A (ja) | 1992-09-01 | 1992-10-23 | 電気集塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06135224A (ja) |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP28633992A patent/JPH06135224A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5993521A (en) | Two-stage electrostatic filter | |
US5290343A (en) | Electrostatic precipitator machine for charging dust particles contained in air and capturing dust particles with coulomb force | |
EP0558090A2 (en) | Electrical dust collector | |
GB1564171A (en) | Electrostatic precipitators | |
WO2016163335A1 (ja) | 荷電装置及び電気集塵機 | |
JP4451740B2 (ja) | 空気清浄器及び空気調和機 | |
JP4252405B2 (ja) | 空気調和機用電気集塵機 | |
JPS62102844A (ja) | 電気集塵機 | |
JPH06135224A (ja) | 電気集塵装置 | |
JP2733092B2 (ja) | 空気清浄装置 | |
JPH06135225A (ja) | 電気集塵装置 | |
JP2734182B2 (ja) | トンネル集じん装置 | |
JPH1119534A (ja) | 静電式の空気清浄機およびその集塵紙 | |
JPH10113577A (ja) | 空気清浄装置の荷電部 | |
JPH11221487A (ja) | 電気集塵装置 | |
JPH0459940B2 (ja) | ||
KR20180009236A (ko) | 스크롤형 전기집진장치 및 이를 포함하는 공기조화장치 | |
WO2016067554A1 (ja) | 電気集塵装置 | |
JPH0236612Y2 (ja) | ||
KR880002434Y1 (ko) | 전기식 공기 청정기의 포집장치 | |
JPS6287262A (ja) | 空気清浄装置 | |
JPH0118779B2 (ja) | ||
JPS6338919Y2 (ja) | ||
JPH03232554A (ja) | 電気集じん装置 | |
JPH081395Y2 (ja) | プラスイオン除去ダクト |