JPH06134632A - 工作機用クランプ装置 - Google Patents

工作機用クランプ装置

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JPH06134632A
JPH06134632A JP28583392A JP28583392A JPH06134632A JP H06134632 A JPH06134632 A JP H06134632A JP 28583392 A JP28583392 A JP 28583392A JP 28583392 A JP28583392 A JP 28583392A JP H06134632 A JPH06134632 A JP H06134632A
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JP
Japan
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clamp
main
cylinder
tailstock
valve
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JP28583392A
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English (en)
Inventor
Yutaka Tabata
豊 田端
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動部への配管/配線を最小にして可動部の
取り外しを容易にする工作機用クランプ装置を提供す
る。 【構成】 可動部としての芯押し台21は、先にサイド
クランプ32で位置を決めた後に主クランプ30でベッ
ド23を把持することによって主機に確実に固定されて
高精度に位置が決められる。主制御弁25は2位置4方
弁によって構成され、制御弁28への圧油の供給路を切
り替える。制御弁28はカウンタバランス弁によって構
成され、主シリンダ29と副シリンダ31とへの圧油の
供給順序を制御して主クランプ30およびサイドクラン
プ32のクランプ/アンクランプ動作を制御する。この
ように、芯押し台21内にカウンタバランス弁28を設
けることによって芯押し台21への配管/配線を最小の
2本とし、芯押し台21の取り外しを容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動旋盤等の工作機
に使用されるクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動旋盤等の工作機における可動
部(例えば、自動旋盤における芯押し台や振れ止め台等)
をクランプ手段によって確実に固定して高精度な位置決
めを行う際には、可動部を案内するガイドの片面を狭い
当接面積で押圧することによって位置を決めた後に広い
当接面積で上記ガイドをクランプする必要がある。
【0003】図5は、自動旋盤に取り付けられる芯押し
台のクランプ装置の概略を示す。油圧ユニット3から供
給される圧油は、流量調整弁から成る主制御弁4および
配管5を介して制御弁7に供給される。そして、電気制
御盤12からケーブル13を介して供給される電力で動
作する2つの方向制御弁から成る制御弁7によって圧油
経路が制御されて、芯押し台1の主クランプ9を駆動す
る主シリンダ8とサイドクランプ11を駆動する副シリ
ンダ10とに圧油が供給される。その際に、2つの方向
制御弁を動作させるタイミングをずらすことによって、
サイドクランプ11が先に動作してベッドの片面に対す
る位置が決められた後に、主クランプ9が動作して芯押
し台1がベッドに固定される。こうして、芯押し台1が
確実に固定されて高精度に位置決めが行われるのであ
る。また、その際における排油は制御弁7および配管6
を介して主制御弁4に戻って、油圧ユニット3のタンク
にリターンされる。
【0004】したがって、この芯押し台のクランプ装置
においては、配管5,6の2本の配管と2本のケーブル
13との合計4本の配管/配線が芯押し台1から外部へ
引き出されている。
【0005】また、図6は、図5とは異なる芯押し台の
クランプ装置の概略を示す。油圧ユニット3から供給さ
れる圧油は、電気制御盤12から供給される電力で動作
する2つの方向制御弁から成る主制御弁20によって、
芯押し台1の主クランプ9を駆動する主シリンダ8への
経路とサイドクランプ11を駆動する副シリンダ10へ
の経路とに分岐される。そして、上記2つの方向制御弁
の動作タイミングをずらして例えば配管15,17を介
して流量調整弁から成る制御弁19に圧油が供給され
る。こうして、例えば配管15からの圧油が副シリンダ
10に供給された後に配管17からの圧油が主シリンダ
8に供給される。また、その際における上記主シリンダ
8からの排油は制御弁19および配管18を介して主制
御弁4に戻り、油圧ユニット3のタンクにリターンされ
る。
【0006】したがって、この芯押し台のクランプ装置
においては、芯押し台1から外部へは合計4本の配管が
引き出されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の芯押し台のクランプ装置においては、芯押し台1から
外部へ合計4本の配管/配線が引き出されている。した
がって、例えば客先において芯押し台1を主機から取り
外す場合には、取り外し作業が面倒であるという問題が
ある。
【0008】そこで、この発明の目的は、可動部への配
管/配線を最小にして可動部の取り外しを容易にする工
作機用クランプ回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、図1,図3および図4に例
示するように、主機に設けられたガイド23の案内面に
沿って移動可能に取り付けられた可動部21,41,4
2,43をその可動部21,41,42,43に設けられた
クランプ手段によって上記ガイド23に固定する工作機
用クランプ装置において、上記クランプ手段は、上記ガ
イド23の片面を押圧して上記可動部21,41,42,
43の位置を決める第1クランプ32,52,57,62
と上記ガイド23を把持して上記可動部21,41,4
2,43を固定する第2クランプ30,50,55,60の
少なくとも2つのクランプから成ると共に、上記可動部
21,41,42,43には、さらに、上記第1クランプ
32,52,57,62を駆動する第1シリンダ31,5
1,56,61および上記第2クランプ30,50,55,
60を駆動する第2シリンダ29,49,54,59と、
流体を上記第1シリンダ31,51,56,61に供給し
た後に上記第2シリンダ29,49,54,59に供給す
るように流路を制御するシーケンス弁28,48,53,
58を設けたことを特徴としている。
【0010】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明の工作機用クランプ装置において、上記主機は
旋盤であり、上記可動部は一端側が上記旋盤のチャック
によって把持された工作物の他端を保持する芯押し台2
1であることを特徴としている。
【0011】また、請求項3に係る発明は、請求項2に
係る発明の工作機用クランプ装置において、上記可動部
は、上記チャックと芯押し台21との間に位置すると共
に上記チャックと芯押し台21とによって両側が保持さ
れた工作物を周囲から保持して上記工作物の中間部の振
れを防止する振れ止め台41,42,43であることを特
徴としている。
【0012】
【作用】請求項1に係る発明では、主機に設けられたガ
イド23の案内面に沿って移動する可動部21,41,4
2,43が所定の位置に至ると、流体が上記可動部21,
41,42,43内のシーケンス弁28,48,53,58
に供給される。そうすると、上記シーケンス弁28,4
8,53,58によって流路が制御されて、先ず上記可動
部21,41,42,43内の第1シリンダ31,51,5
6,61に流体が供給される。そして、上記第1シリン
ダ31,51,56,61によって上記可動部21,41,
42,43内の第1クランプ32,52,57,62が駆動
され、上記ガイド23の片面が押圧されて上記可動部2
1,41,42,43の位置が決められる。
【0013】次に、上記シーケンス弁28,48,53,
58によって流体が上記可動部21,41,42,43内
の第2シリンダ29,49,54,59に供給される。そ
して、上記第2シリンダ29,49,54,59によって
上記可動部21,41,42,43内の第2クランプ30,
50,55,60が駆動され、上記ガイド23が把持され
て上記可動部21,41,42,43が固定される。こう
して、パイロット操作による2ポートのシーケンス弁2
8,48,53,58で流体の供給順序を制御することに
よって、上記可動部21,41,42,43への最小限の
配管/配線でこの可動部21,41,42,43が確実に固
定されて精度良く位置決めが行われるのである。
【0014】また、請求項2に係る発明では、請求項1
に係る発明の場合と同様にして、パイロット操作による
2ポートのシーケンス弁28によって第1シリンダ31
および第2シリンダ29に対する流体の供給順序が制御
される。こうして、旋盤の芯押し台21への最小限の配
管/配線で上記芯押し台21が確実に固定されて精度良
く位置決めが行われるのである。
【0015】また、請求項3に係る発明では、請求項1
に係る発明の場合と同様にして、パイロット操作による
2ポートのシーケンス弁48,53,58によって第1シ
リンダ51,56,61および第2シリンダ49,54,5
9に対する流体の供給順序が制御される。こうして、旋
盤の振れ止め台41,42,43への最小限の配管/配線
で上記振れ止め台41,42,43が確実に固定されて精
度良く位置決めが行われるのである。
【0016】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。尚、本実施例においては、この発明の工作械
用クランプ装置を自動旋盤における芯押し台に適応した
場合について述べる。図1は本実施例における自動旋盤
(以下、主機と言う)における芯押し台の概略構造とクラ
ンプ用の油圧回路(以下、クランプ回路と言う)系であ
り、図2は芯押し台の外観図である。図2において、上
記芯押し台21は、主機における主軸台側に取り付けら
れて工作物の一端側を把持するチャック(図示せず)に対
向して設けられ、芯押し22によって上記チャックに把
持された工作物の他端を支持する。また、芯押し22を
ドリルに取り換えることによって、上記工作物の上記他
端面にに穴を穿つことができる。上述のような芯押し台
21は、ベッド23の案内面に沿って主機の主軸方向に
移動可能になっている。
【0017】また、図1に示すように、上記芯押し台2
1の下方にはベッド23の溝内に挿通されて内側からベ
ッド23を広い当接面積で把持する主クランプ30が設
けられる一方、芯押し台21の下方側部にはベッド23
の側面を狭い当接面積で押圧してベッド23に対する芯
押し台21の位置を決めるサイドクランプ32が設けら
れている。そして、このサイドクランプ32を先に動作
させて芯押し台21の位置決めを行った後に、主クラン
プ30を動作させることによって、芯押し台21を確実
に固定して高精度な位置決めを行うのである。尚、上記
主クランプ30は主シリンダ29によって駆動される一
方、サイドクランプ32は副シリンダ31によって駆動
される。
【0018】次に、上記主シリンダ29および副シリン
ダ31を駆動するクランプ回路について説明する。図1
に示すように、油圧ユニット24からの圧油は電気制御
盤33からケーブル34を介して供給される電力によっ
て動作する方向制御弁から成る主制御弁25に供給され
る。そして、主制御弁25によって圧油経路が制御され
て、例えば配管26を介して芯押し台21内に設けられ
たシーケンス弁から成る制御弁28に供給される。こう
して、制御弁28に供給された圧油は、制御弁28によ
ってその供給順序が制御されて、芯押し台21の位置決
めを行う副シリンダ31と芯押し台21をベッド23に
固定する主シリンダ29とに順次供給される。
【0019】このように、上記副シリンダ31が先に動
作してピストンロッドを押し出すことによってサイドク
ランプ32をベッド23の片面に押し付けて位置を決め
た後に、上記主シリンダ29が動作してピストンロッド
を上方に引き上げることによって主クランプ30でベッ
ド23を把持して芯押し台21をベッド23に確実に固
定するのである。また、その際における排油は制御弁2
8および配管27を介して主制御弁25に戻り、油圧ユ
ニット24のタンクにリターンされる。
【0020】一方、上記主制御弁25によって圧油経路
を切り替えることによって、主シリンダ29および副シ
リンダ31への圧油の供給路が切り替わる。こうして、
主シリンダ29のピストンロッドを下方に引き下げるこ
とによって主クランプ30をアンクランプ状態にする一
方、上記副シリンダ31のピストンロッドを引き込むこ
とによってサイドクランプ32をアンクランプ状態にし
て、芯押し台21をベッド23からフリー状態にする。
【0021】このように、上記制御弁28はパイロット
操作による2ポートのシーケンス弁によって構成されて
いるので、芯押し台21内に設けられた制御弁28には
配管26,27の2本の配管を接続するだけでよい。し
たがって、本実施例における芯押し台21から外部へは
必要最小限の2本の配管のみが引き出されている。
【0022】図3は、上記主クランプ30およびサイド
クランプ32を駆動するクランプ回路の具体的な回路図
である。本実施例においては、上記主制御弁25を成す
方向制御弁として2位置4方弁を用い、制御弁28を成
すシーケンス弁としてカウンタバランス弁を用いてい
る。図3において、2位置4方弁25のポートAは、芯
押し台21内のカウンタバランス弁28の入力ポートお
よび副シリンダ31の反ピストンロッド側のシリンダ室
のポートに接続されている。また、カウンタバランス弁
28の出力ポートは主シリンダ29のピストンロッド側
のシリンダ室のポートに接続されている。さらに、2位
置4方弁25のポートBは主シリンダ29の反ピストン
ロッド側のシリンダ室のポートに接続されている。
【0023】上記2位置4方弁25がシンボルAに切り
替わると、油圧ユニット24のポンプからの圧油はカウ
ンタバランス弁28の入力側ポートと副シリンダ31と
に供給される。この時点ではカウンタバランス弁28は
閉鎖されているので、副シリンダ31のピストンのみが
押し出されてサイドクランプ32の先端がベッド23の
側壁を押圧する。こうして、サイドクランプ32がクラ
ンプ状態となる。
【0024】そうすると、ライン35,36内の油圧が
上昇し、やがてカウンタバランス弁28のパイロットポ
ートの圧力がバネ圧以上になる。そうすると、カウンタ
バランス弁28が開放されて圧油はライン37を介して
主シリンダ29のピストンロッド側のシリンダ室に供給
され、ピストンが押し上げられて主クランプ30がクラ
ンプ状態となる。こうして、上記芯押し台21は主クラ
ンプ30とサイドクランプ32とによって、タイミング
をずらしてベッド23に確実にクランプされて高精度に
位置決めが行われるのである。
【0025】次に、上記2位置4方弁25がシンボルB
側に切り替わると、ポンプからの圧油は2位置4方弁2
5およびライン35を介して主シリンダ29の反ピスト
ンロッド側のシリンダ室に供給されてピストンが押し出
される。その際に、主シリンダ29のピストンロッド側
のシリンダ室内の油が押し出されてライン37,カウン
タバランス弁28のチェック弁,ライン36および2位
置4方弁25を介してタンクに排出される。こうして、
ピストンロッドが押し下げられて主クランプ30がアン
クランプ状態となる。それと同時に、上記副シリンダ3
1のシリンダ室内の油もライン35および2位置4方弁
25を介してタンクに排出されて、サイドクランプ32
もアンクランプ状態となる。
【0026】このように、本実施例においては、上記芯
押し台21内に設けられて主制御弁25から主シリンダ
29および副シリンダ31に供給される圧油の供給順序
を制御する制御弁28をパイロット操作による2ポート
のシーケンス弁で構成したので、芯押し台21には最小
限の2本の配管のみが接続され、電気制御盤からのケー
ブルや余分な配管は必要としない。したがって、芯押し
台21の取り外しを容易にできる。また、上記シーケン
ス弁28によって先に副シリンダ31に圧油が供給され
てベッド23の片面に対する芯押し台21の位置を決め
た後に、主シリンダ29に圧油が供給されて主クランプ
30でベッド23を把持するので、芯押し台21を確実
に固定して高精度な位置決めができる。
【0027】図4は、この発明の工作械用クランプ装置
を主機における振れ止め台に適応した場合のクランプ回
路の回路図である。上記振れ止め台は、上記主機におけ
るチャックと芯押し台とによって両端が支持された工作
物が細長形状を有する場合に、上記チャックと芯押し台
との間にベッドの案内面に沿って移動可能に位置して上
記工作物を周囲三方から保持して、工作物の中間箇所の
振れを防止するものである。尚、本実施例においては上
述の振れ止め台が3台設けられているものとする。ま
た、詳細な図示は避けるが、本実施例における振れ止め
台は、図1に示す芯押し台21の場合と同様に、主シリ
ンダによって駆動される主クランプと副シリンダによっ
て駆動されるサイドクランプによってベッドに対して位
置決め/固定されるものとする。
【0028】図4において、第1振れ止め台41,第2
振れ止め台42および第3振れ止め台43の夫々は、油
圧ユニットのポンプPから主制御弁44を介して供給さ
れる圧油によってクランプ/アンクランプされる。本実
施例における主制御弁44は3個の2位置4方弁45,
46,47を有している。そして、2位置4方弁45の
ポートAは、第1振れ止め台41内のカウンタバランス
弁48の入力ポートおよび副シリンダ51の反ピストン
ロッド側のシリンダ室のポートに接続されている。さら
に、カウンタバランス弁48の出力ポートは主シリンダ
49のピストンロッド側のシリンダ室のポートに接続さ
れている。
【0029】以下同様にして、上記主制御弁44の2位
置4方弁46,第2振れ止め台42内のカウンタバラン
ス弁53,主シリンダ54および副シリンダ56が接続
されており、2位置4方弁47,第3振れ止め台43内
のカウンタバランス弁58,主シリンダ59および副シ
リンダ61が接続されている。このように、各振れ止め
台41,42,43内にはカウンタバランス弁48,53,
58を設けて、主シリンダ49,54,59と副シリンダ
51,56,61とへの圧油供給順序を制御しているの
で、本実施例における夫々の振れ止め台41,42,43
から外部へは必要最小限の1本の配管のみが引き出され
ている。
【0030】上記構成のクランプ装置においては、第1
振れ止め台41用のクランプ装置,第2振れ止め台42
用のクランプ装置および第3振れ止め台43用のクラン
プ装置は独立して構成され、夫々のクランプ装置の構成
は図3に示す芯押し台用のクランプ装置の構成と全く同
じである。したがって、本実施例における個々の振れ止
め台のクランプ装置は図3に示す芯押し台のクランプ装
置と全く同じように動作する。尚、具体的な動作の説明
は省略する。
【0031】このように、本実施例においては、上記振
れ止め台41(42,43)内に設けられて主制御弁44
から主シリンダ49(54,59)および副シリンダ51
(56,61)に供給される圧油の供給順序を制御する制
御弁48(53,58)をシーケンス弁で構成したので、
振れ止め台41(42,43)には最小限の1本の配管の
みが接続され、電気制御盤からのケーブルや余分な配管
は必要としない。したがって、振れ止め台41(42,4
3)の取り外しを容易にできる。また、上記シーケンス
弁48(53,58)によって先に副シリンダ51(56,6
1)に圧油が供給されてベッドの片面に対する振れ止め台
41(42,43)の位置を決めた後に、主シリンダ49
(54,59)に圧油が供給されて主クランプ50(55,
60)でベッドを把持するので、振れ止め台41(42,
43)を確実に固定して高精度な位置決めができる。
【0032】上記各実施例におけるクランプ装置は、図
3あるいは図4に示すクランプ装置に限定されるもので
はない。要は、上記主クランプはシリンダによって駆動
されてベッドを把持するような構成を有し、上記サイド
クランプはシリンダによって駆動されてベッドの片面に
対する可動部の位置を決めるような構成を有し、上記制
御弁はシーケンス弁であればよいのである。
【0033】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の工作機用クランプ装置は、主機に設けられたガ
イドに可動部を固定するクランプ手段を上記ガイドの片
面を押圧して上記可動部の位置を決める第1クランプと
上記ガイドを把持して上記可動部を固定する第2クラン
プの少なくとも2つのクランプで成し、上記第1クラン
プを第1シリンダで駆動し、上記第2クランプを第2シ
リンダで駆動し、流体を上記第1シリンダに供給した後
に上記第2シリンダに供給するようにシーケンス弁によ
って流路を制御するようにし、上記クランプ手段,第1
シリンダ,第2シリンダおよびシーケンス弁を上記可動
部内に設けたので、上記可動部への配管/配線を最小に
できる。したがって、上記可動部の取り外しを容易に
し、且つ、上記可動部を確実に固定して高精度に位置決
めができる工作機用クランプ装置を提供できる。
【0034】また、請求項2に係る発明の工作機用クラ
ンプ装置では、上記主機は旋盤であり、上記可動部はチ
ャックで把持された工作物の他端を保持する芯押し台で
あるので、上記旋盤の芯押し台の取り外しを容易にし、
且つ、上記芯押し台を確実に固定して高精度に位置決め
ができる工作機用クランプ装置を提供できる。
【0035】また、請求項3に係る発明の工作機用クラ
ンプ装置では、上記主機は旋盤であり、上記可動部は上
記チャックと芯押し台とによって両側が保持された工作
物を周囲から保持して上記工作物の中間部の振れを防止
する振れ止め台であるので、上記旋盤の振れ止め台の取
り外しを容易にし、且つ、上記振れ止め台を確実に固定
して高精度に位置決めができる工作機用クランプ装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の工作機用クランプ装置を自動旋盤に
おける芯押し台に適応した場合の芯押し台の概略構造と
クランプ回路系を示す図である。
【図2】図1における芯押し台の外観図である。
【図3】図1における芯押し台のクランプ回路の回路図
である。
【図4】この発明の工作機用クランプ装置を自動旋盤に
おける振れ止め台に適応した場合のクランプ回路の回路
図である。
【図5】従来の芯押し台のクランプ装置を示す図であ
る。
【図6】図5とは異なる従来の芯押し台のクランプ装置
を示す図である。
【符号の説明】
21…芯押し台、 23…ベッド、2
5,44…主制御弁(2位置4方弁)、28,48,53,5
8…制御弁(カウンタバランス弁)、29,49,54,5
9…主シリンダ、 30,50,55,60…主クランプ、
31,51,56,61…副シリンダ、 32,52,57,
32…サイドクランプ、41,42,43…振れ止め台。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主機に設けられたガイド(23)の案内面
    に沿って移動可能に取り付けられた可動部(21,41,
    42,43)をその可動部(21,41,42,43)に設け
    られたクランプ手段によって上記ガイド(23)に固定す
    る工作機用クランプ装置において、 上記クランプ手段は、上記ガイド(23)の片面を押圧し
    て上記可動部(21,41,42,43)の位置を決める第
    1クランプ(32,52,57,62)と上記ガイド(23)
    を把持して上記可動部(21,41,42,43)を固定す
    る第2クランプ(30,50,55,60)の少なくとも2
    つのクランプから成ると共に、 上記可動部(21,41,42,43)には、さらに、 上記第1クランプ(32,52,57,62)を駆動する第
    1シリンダ(31,51,56,61)および上記第2クラ
    ンプ(30,50,55,60)を駆動する第2シリンダ(2
    9,49,54,59)と、 流体を上記第1シリンダ(31,51,56,61)に供給
    した後に上記第2シリンダ(29,49,54,59)に供
    給するように流路を制御するシーケンス弁(28,48,
    53,58)を設けたことを特徴とする工作機用クランプ
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の工作機用クランプ装置
    において、 上記主機は旋盤であり、 上記可動部は、一端側が上記旋盤のチャックによって把
    持された工作物の他端を保持する芯押し台(21)である
    ことを特徴とする工作機用クランプ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の工作機用クランプ装置
    において、 上記可動部は、上記チャックと芯押し台(21)との間に
    位置すると共に、上記チャックと芯押し台(21)とによ
    って両側が保持された工作物を周囲から保持して上記工
    作物の中間部の振れを防止する振れ止め台(41,42,
    43)であることを特徴とする工作機用クランプ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017115396A1 (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 株式会社紀和マシナリー 変位抑制装置とそれを利用した工作機械

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