JPH0613436B2 - 三元組成の単結晶層を形成する方法およびこれに用いるるつぼ - Google Patents

三元組成の単結晶層を形成する方法およびこれに用いるるつぼ

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JPH0613436B2
JPH0613436B2 JP1074111A JP7411189A JPH0613436B2 JP H0613436 B2 JPH0613436 B2 JP H0613436B2 JP 1074111 A JP1074111 A JP 1074111A JP 7411189 A JP7411189 A JP 7411189A JP H0613436 B2 JPH0613436 B2 JP H0613436B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は三元化合物の少なくとも1層の少なくとも100
ミクロン厚さを有する第1単結晶層を二元化合物の少な
くとも1個の単結晶基体上にヘテロ・エピタキシ−によ
り設ける方法に関するもので、この場合三元化合物で飽
和された第1溶液を前記基体と接触させ、全体を第1温
度に均一に加熱し、しかる後に第1温度降下速度で液体
ヘテロ-エピタキシ−作用のように第2温度に冷却す
る。
上述する普通の方法では、エピタキシ−生成層の約100
ミクロンの最大厚さを得ることができる。この方法に付
随するるつぼ本特許出願人のフランス国特許(FR)第1600
341 号明細書に記載されている。
この場合に、1個のまたは複数のGaAs基体をるつぼに配
置し、これらを飽和三元化合物溶液(GaAlAs)で被覆し
ている。生長厚さは、溶液が生長および冷却に比例して
Alに局部的に乏しくなるために制限される。低い電力
消費でかつ高高率で透明なダイオードを透明なGaAlAs基
体上に形成するのに、少なくとも150ミクロン厚さの三
元基体層を必要としている。
最近、発行された文献、特に「Electronique Industrie
lle」No.133,27〜28(1987年11月)には、150ミクロン
厚さのGaAlAs層の形成について解決されていない。特
に、透明な基体を有する発光ダイオードの電圧アウトレ
ットが極めて重要である。
更に、この目的を有する現在知られている方法は、工業
生産方法において満足するコストで用いるのに適当でな
い、研究室技術によるエピタキシアル生長条件を改良す
ることきである。
二元組成の層の生長をGaAsの存在で改良する第1の既知
方法はJ.T.デリー(Daly)氏ら「Journal of Crowth」7
8,291〜302(1986)に記載されている。この文献で
は、溶液を基体と界面で絶えず飽和するように、溶液の
永久層流循環を基体上に形成するようにしている。この
方法は器具において複雑で、かく難しく、そのコストの
点からして工業的より、むしろ研究室的である。
更に、最大効率で三元層を生長することについて評価さ
れていない。
L.E.ストネ(Stone)氏らによる「液相エピタキシ−によ
る厚いGexAl1-xAs層の生長(テキサスインストリウメン
ツ インコーポレーテッド(Texas Instruments Inc.)に
は、厚いGaAlAs層を得る方法が暗示されており、この場
合GaAs基体を飽和溶液の表面に堆積し、この堆積物をそ
の均一温度を生じさせると共に、液相における三元材料
の作用および連続生長させる垂直温度勾配を生じさせる
炉に配置している。生長は、一定温度で行うか、または
時間の経過につれて温度を僅か程度低下させて行うよう
にしている。
この従来の方法では、基体を1個づつ処理することがで
きるが、基体を集合的に処理(collectiveprocessing)
するのに適当でないばかりか、基体を完全に冷却しない
で多くのエピタキシ−層を連続的に処理するのに適当で
ない。更に、温度勾配の安定化が比較的に長い。それ
故、この方法は工業的に全く適当でない。
本発明の目的は、厚い厚さを得るように、GaAlAsに対し
て200ミクロン程度およびこれ以上の例えばGaAsから作
られた二元基体上に、ヘテロ・エピタキシーにより、例
えばGaAlAsから作られた三元基体を形成する方法を提供
することである。
本発明は、基体を溶液で被覆し、2つの温度間の温度低
下によって冷却するるつぼで行う普通の厚い厚さのエピ
タキシ−(約100ミクロン)の端部の両表面に存在する
多結晶クラスト(polycrystalline crust)を利用するこ
とに基づくものである。
本発明においては、このクラストが50%の砒素を含有す
る三元組成からなり、かつクラストが温度の低下中に自
発的に形成し、溶液より濃度が低く、浴表面に浮遊し始
め、固体塊を形成するGaAlAs微小核から生ずることを確
かめた。
そこで、As溶液が結晶生長界面の領域において乏しくな
る現象を回避するために、As溶液を局部的に富ませるよ
うな循環を与えるようにする。
本発明においては、溶液の表面上におけるエピタキシ−
操作の終りに望ましくないクラストが形成するために、
エピタキシアル化すべき基体を溶液の表面と接触させる
ように配置し、基体を溶液で被覆する場合より厚いエピ
タキシ−生成厚さが(すべての他のファクターを同様に
して)得られることを確かめた。Asに富み、かつ結晶化
界面のレベルにおいて流れるこれらの核は、Asに乏しい
溶液とAsに富んだ溶液との間の界面層に再び溶解し、As
に富んだ溶液が更に生長することのできる驚くべきこと
を確かめた。
本発明の方法は、三元化合物、例えばドープド(doped)G
aAlAsの第1溶液と例えばドープドGaAsから作られ、か
つ反対導電率形の基体との接触を、前記基体の下側表面
を前記溶液の表面と接触させ、第1温度を850〜880℃の
範囲にし、第2温度を700℃程度にし、第1温度降下速
度は0.6〜1.2℃/分の範囲にすることを特徴とする。
更に、米国特許第3,762,367 号明細書から、基体を多く
のエピタキシアル溶液の連続表面上に配置してエピタキ
シアル生長することは知られているが、しかしこの米国
特許明細書に記載されている方法は、特に20℃以下の温
度降下による薄いエピタキシアル層(12ミクロン以下)
に関する。これらの条件および温度において、溶液の表
面におけるクラストの潜在的に形成する現象は全く生じ
ない。厚い厚さの層がエピタキシ−により生ずる場合に
は、実際上、溶液の表面に形成するクラストの現象が生
ずる。従って、米国特許第3,762,367号明細書には、厚
い厚さの層を形成するために、このタイプの技術に関す
る当業者の偏見をもたらす意見を克服する技術について
記載されていない。
この好ましい例によれば、エピタキシアル化基体を三元
化合物の第2飽和溶液の表面と接触させ、堆積物を与え
られた第2温度降下速度で第2単結晶層を得るような、
特に2つのエピタキシアル化層間に接合を得るように冷
却し、および例えば発光ダイオードを形成する普通の厚
さの第2層で仕上げる最終段階を含む。このために、冷
却するエピタキシアル化基体を2つのエピタキシ−操作
間の周囲温度にする必要がもはや存在しなくなる。
特に、透明なGaAlAs基体により発光ダイオードを製造す
る観点において、二元組成の基体を除去する段階を含め
ることができる。
また、本発明は二重・浴エピタキシ−(doublebath epit
axy)に用いるるつぼに関するもので、この場合エピタキ
シアル化すべき基体をるつぼ部材に配置した基体支持部
材に位置させ、および置き替える場合に基体を2個のエ
ピタキシ−浴と連続的に接触させるようにする少なくと
も1個のスリットを含んでいる。
この種のるつぼは、特に本特許出願人によるフランス特
許第1600341 号明細書に記載されている。この場合、ス
ライドを基体支持部材自体から形成し、および溶液を基
体支持部材スライドの底部に堆積する基体と接触させて
いる。
上述する理由のために、エピタキシ−の望ましい手段は
基体を液体の表面と接触させ、更に2つのエピタキシ−
を順次に行い、第1に透明基体を得るようにし、第2に
ダイオードを形成して、エピタキシアル化基体の中間冷
却の必要性を回避し、この結果としてAlの酸化による
欠点を防止する。
このために、本発明のるつぼは基体支持部材をるつぼ部
材に対して一定の並進関係(bived trans Iational rela
tion)にし、少なくとも1個の孔を設けた底部を有し、
かつその位置において基体の下側表面の大部分をおおう
受け器(recepacle)を形成する中心領域を存在させ、第
1スリットおよび第2スリットを前記中心領域の両側を
規定する突起に配置し、基体支持部材上にるつぼ部材に
対して一定の並進関係にし、かつ第1エピタキシー溶液
および第2エピタキシー溶液のそれぞれを収容する第1
容器および第2容器を有する溶液支持部材を配置し、こ
れらの底部に第1スリットおよび第2スリット上に直接
に配置した第3スリットおよび第4スリットを設け、基
体支持部材の下に第1スライドを配置し、この第1スラ
イドには中心領域において第1スリットおよび第2スリ
ットの大きさに少なくとも等しい大きさの上側表面を有
する突起を有し、およびこの突起の両側に第1部分およ
び第2部分を有し、第1スライドの第二部分に重なる第
2スライドを設け、この第2スライドは前記突起の厚さ
に実質的に等しい厚さを有し、かつ前記突起に隣接する
縁部の近くの第2スライドの上側表面上にロックピンが
それ自体の重さで落下する孔を有し、ロックピンを第2
容器に隣接するるつぼの本体の第1端に設けて第1スラ
イドを第1容器に隣接するるつぼの本体の第2端に衝合
する後方位置と前方位置との間を並進移動できるように
し、この場合一方において第1スライドの突起が第1ス
リットをもはや閉鎖しない部分に位置して第1スライド
の第1部分上に流れる第1溶液を基体の下側表面に通
し、他方においてロックピンは第2スライドの孔にそれ
自体の重さで落下して戻り、第1スライドが後方位置に
戻るために第1溶液が第1容器に流れて戻り、基体の下
側表面を流れるように第2溶液が第1スライドの第二部
分上に流れるように構成したことを特徴とする。
好適な例においては、基体支持部材の孔には基体の縁を
受けるように離間するリブを設けることができ、および
基体を受け器と同じ寸法のプレートでおおうことができ
る。
この事は、溶液が基体の上側表面を汚さずに、かつその
流れを制限できるようにできる。
次に、本発明を添付図面について説明する。
第1図はGaAsの生長のために上述するJ.T.デリー氏ら
「Journal of Crystal Growth」78,291〜302(1986)に
おいて用いられている液体の層流によるエピタキシアル
生長技術を説明している。第1図の左側に位置する容器
3に収容する温度Toの飽和溶液5を狭い矩形チャンネル
4を介して第1図の右側の容器7に連通させる。ガス注
入8は、溶液5をチャンネル4を介して容器7に向けて
循環させる過圧を生ずるようにする。基体支持部材2
は、基体1を溶液とチャンネル4の場所で接触させ、溶
液の流れを層流に維持する。基体1を全エピタキシ−
プロセス中、ガス循環10によりTo以下の温度T′に冷却
する。この技術は二元組成の層の生長にだけ評価される
が、いずれの場合においても温度制御が難しい必要量の
溶液(100m3)のために複雑な大型装置を用いる必要があ
る。従って、有意量の基体の処理を行うには困難であ
る。これらの理由のために、上述する方法は工業的生産
には適当でない。
第2図は上述する文献のL.E.ストネ氏らにより記載され
たタイプの三元組成の層を生長する方法を説明してい
る。
Co溶液24を充填したるつぼ23をオーブン25内に配置し、
基体20を溶液24の表面と接触させる。生長の原理は、温
度勾配を与えながら、三元材料を輸送することである。
この目的のために、固体三元材料供給源を基体20より10
℃高く加熱されたレベルで溶液に入れる。温度勾配によ
る溶解度の差のために、材料の移行および輸送が生じ、
生長するのを維持する。
生長は熱−移行(heat-migration)により循環する材料に
基づいて達成する。実際の生長は速くない(1ミクロン
/分以下)。1個だけの基体を処理するオープンの場
合、温度勾配の安定化に約4時間を要する欠点がある。
更に、多数の基体を処理できる温度勾配を有するオーブ
ンは、構造的要因により生ずる温度の均一性の問題点か
ら実現することができない。
上述する従来技術に対して、本発明においては、三元層
のエピタキシーを普通のエピタキシー法に極めて近い条
件で行うことができる。実際上、後述するように、溶液
の層流循環も、温度勾配も施す必要がなく、しかしこれ
までの検出するだけで、分解されていない二次現象を用
いる必要がない。
この現象は、エピタキシ−の置りにおいて、浴の表面に
三元組成の多結晶クラストが出現することである。特
に、このクラストの組成の分析から、クラストの生成は
溶液における局部的結晶化の影響によるものでなく、こ
の場合に移行する元素より生ずることを示している。溶
液は温度勾配を与えずに、極めて正確な条件で移行する
ようにするから、本発明はエピタキシ−浴において局部
的にかつ自発的に生じ、および表面に浮遊する固体微小
核を必要とする仮定を含んでいる。
それ故、本発明では、エピタキシアル化すべき基体をエ
ピタキシ−浴の表面に置く場合に、従来においてエピタ
キシーを撹拌する代わりに基体をエピタキシ−の界面で
再溶解し、これからAsを移動し、再びAsに富むようにエ
ピタキシ−を促進するために、生長を長時間にわたて継
続することができるという考慮に基づくものである。
次に、本発明の方法によりエピタキシ−することができ
るるつぼの例に基づいて説明する。このるつぼは2種の
溶液を収容するように設計しており、必要に応じて基体
を冷却する必要はなく順次に2つのエピタクシ−を行
い、基体をエピタキシ−オーブンから除去できるように
構成することができる。
上記冷却は製造時間を長くするばかりか、最終エピタキ
シ−を害するGaAlAs層中のAlを酸化する危険がある。
るつぼにはるつぼ部材40を設け、この部材40は第1端4
1、第2端44および底部45を有し、前記第1端41にはピ
ン43を通す孔42を設ける。基体支持部材70はるつぼ40の
本体と一定の並進関係にあり、この基体支持部材70はそ
の頂部で、溶液支持部材80と往復動でき、かつ2個のス
ライド50および60を含む運動システムとの間に重ねて配
置する。
溶液支持部材80は2個の溜め85および86を有し、これら
の溜めは突起83で分離され、またこれらの溜めの底部に
はそれぞれスリット81および82を有している。これらの
スリット81および82は下側の基体支持部材70の突起の両
端部に設けられたスリット71および72に正確に対応する
ように位置し、溶液の流れをこれらのスリットに通すよ
うにする。第1スライド50には突起54を設ける中央部を
有し、この突起54の頂面はスリット71および72の大きさ
に少なくとも等しい大きさにして、スライド50がその両
端間を移動する時に、一方または他方のスリットを交互
に塞ぐようにする。また、スライド50の中心部にはるつ
ぼ部材40の底部に沿って移動するシュー53を有する。
第1スライド50は第1部分51および第2部分52を含んで
おり、これらの部分は中心部の左右両側に位置し、るつ
ぼ部材40の各端41および44を貫通する。
第2スライド60は第1スライド50の第2部分52に関する
突起54と実質的に等しいか、またはその高さを越える厚
さを有する1個のプレートからなる。突起54に近いスラ
イド60の端部にはピン43と共同する孔61を有している。
第3C図に示すように、基体支持部材70は受け器73を含
んでおり、この受け器73の底部には孔74を有し、この孔
74は基体90の縁を支える手段75で囲まれており、この孔
74は基体90の下部表面の大部分をおおうようにする。受
け器73と同じ寸法の矩形プレート76をリム75上で支持し
て基体90をおおい、またこれによって、特に基体90の上
部表面を湿らさないように制限する。
第4a〜4d図に湿すように、二重のエピタクシ−について
の異なる操作を次のように行う: 溜め85および86に、例えばGaからなる飽和三元溶液Aお
よびBを充填する。この場合、GaAsおよびAlをエピタ
キシアル化層の所望特性に相当する少なくとも1種のド
ープ剤を添加して飽和点に溶解する。例えばダイオード
の場合には、2種の溶液のドープ剤は反対の導電率形に
する。
第4a図において、スライドのシュー53をるつぼ部材40の
端44に衝合させ、その突起54がスリット71を塞ぎ、溶液
Aの流れを止める。第2スライド60がスリット72を塞
ぎ、溶液Bの流れを止める。組立体全体を第1温度限界
にする。
第4b図において、スライド50をるつぼ部材40の端41の方
向に押し、スライドをるつぼ部材に衝合させる。次い
で、溶液Aがスライド50の第1部分51の上側に沿って流
れ、基体90の下側面に流れる。次いで、温度を選定速度
に従って第2温度に下げる。
しかる後に、スライド50を引き戻してスライドのシュー
53をるつぼ部材40の端44に衝合させる。第2スライド60
は所定の位置にとどまり、ピン43をそれ自体の重さで孔
61に落下させ、溶液Bが第1スライド50の第二部分52を
おおい、基体90の下側表面を湿らすようにする。溶液B
を第2温度で平衡になるように飽和させる。
温度の降下は選定速度で(あるいは、同じ速度に維持し
て)、第3温度が達成するまで行う。かようにして得ら
れた第2層は、例えば発光ダイオードを形成する普通の
厚さを有する。他のエピタキシ−が予測されない場合に
は、第3温度は周囲温度にできる(エピタキシアル生長
はそれ自体で約550℃で停止する)。
第5a〜5c図は、800℃の出発温度における温度変化速度d
θ/dt(℃/分)での、880℃の出発温度における溶液の高
さ(mm)での、および8mmに等しい溶液の高さhおよび
0.6℃/minの温度の温度変化速度dθ/dtにおける出発温
度(℃)でのエピタキシアル化GaAlAs層の最大厚さE
(ミクロン)をプロットした特性曲線を示している。第
2温度は700℃程度である。
例えば、T=880℃、h=8mmおよびdθ/dt=0.6℃/mi
nにおいて、5時間後に200ミクロン以下(a little over
200 microns)の厚さ、すなわち0.7ミクロン/minの
生長速度のエピタキシアル化GaAlAs層が得られる。
透明基体を有する発光ダイオードを作る場合には、上述
するダイオードは少なくとも150ミクロン厚さのGaAlAs
基体層を必要とし、それ自体知られている最終段階は生
長プロセスに用いる最初のGaAs基体を既知の手段(選択
的化学腐食)により除去することからなる。これらのダ
イオードは透明基体を有するために、ダイオードより発
する光が極めて僅か程度しか吸収されるだけであり、発
光効率が非透明基体(GaAs)を有するダイオードの効率
より高い。
【図面の簡単な説明】
第1および2図は、それぞれ溶液の連続層流れ循環およ
び垂直温度勾配を用いる従来の方法を説明するための線
図、 第3a図は本発明の方法を実施するのに用いるるつぼの断
面図、 第3b図は第3a図に示するつぼの平面図、 第3c図は第3a図に示するつぼの基体支持部材の平面図、 第4a〜4d図は第3aおよび3b図に示するつぼを操作する過
程を示す説明用線図、および 第5a〜5c図は与えられた出発温度における温度の降下速
度に対するGaAs基体上のGaAlAsおよび層厚さ、与えられ
た出発温度における溶液の高さに対する層の厚さ、およ
び与えられた温度降下速度における出発温度に対するエ
ピタキシアル層の厚さを示すエピタキシアル生長曲線図
である。 1,20,90……基体 2,70……基体支持部材 3……容器 4……チャンネル 5……飽和溶液 8……ガス注入 10……ガス循環 23……るつぼ 24……Ga溶液 25……オーブン 40……るつぼ部材(るつぼ) 41……るつぼ部材40の第1端 42,61,74……孔 43……ロックピン 44……るつぼ部材40の第2端 45……るつぼ部材40の底部 50……第1スライド 51……第1スライドの第1部分 52……第1スライドの第2部分 53……シュー 54,77,83……突起 60……第2スライド 71……第1スリット 72……第2スリット 73……受け器 75……リム 76……プレート 80……溶液支持部材 81……第3スリット 82……第4スリット 85……第1容器(溜め) 86……第2容器(溜め)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−84578(JP,A) 特開 昭56−73700(JP,A) 特公 昭49−15988(JP,B1)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三元化合物で飽和した第1溶液を二元組成
    の少なくとも1つの単結晶基体と接触させ、この堆積物
    を第1温度に均一に上げ、しかる後に第1温度降下速度
    で液体ヘテロ・エピタキシ−するような第2温度に冷却
    して、三元化合物の少なくとも1層の少なくとも100ミ
    クロン厚さを有する第1単結晶層を二次組成の少なくと
    も1つの単結晶基体上に液体ヘテロ・エピタキシ−によ
    り形成する方法において、前記基体の下側表面を前記溶
    液の表面と接触させることによって前記液体-基体接触
    を行い、第1温度を850〜880℃の範囲にし、第2温度を
    700℃程度にし、および第1温度降下速度を0.6〜1.2
    ℃/minの範囲にすることを特徴とする液体ヘテロ-エピ
    タキシ−により三元組成の単結晶層を形成する方法。
  2. 【請求項2】基体を第1導電率形のGaAsから作り、およ
    び第1溶液はAlおよびGaAsを溶解したGaおよびドープ
    ド エピタキシアル化層を形成するような少なくとも1
    種のドープ剤を含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】エピタキシアル化基体を三元化合物の第2
    溶液の表面と接触させ、全体を与えられた第2温度降下
    速度で第3温度に冷却して第2エピタキシアル化層を形
    成する最終段階を含む請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】基体を第1導電率形のGaAsから作り、第1
    溶液はAlおよびGAsを溶解したGaおよび第1導電率形
    の第1エピタキシアル化層を形成するような第1導電率
    形の少なくとも1種のドープ剤を含み、および第2溶液
    はGaを含み、この場合Al、GaAs、および第1導電率形
    とは反対の導電率形である第2導電率形の少なくとも1
    種のドープ剤を第2導電率形の第2エピタキシアル化層
    を得るように溶解する請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】二次組成の基体を除去する最終段階を含む
    請求項3または4記載の方法。
  6. 【請求項6】エピタキシ−により被覆すべき基体を、る
    つぼ部材に設け、かつ置き替える場合に基体を2個のエ
    ピタキシ−浴と連続的に接触できるようにする少なくと
    も1個のスリットを有する基体支持部材に配置する二重
    浴エピタキシ−用るつぼにおいて、基体支持部材(70)を
    るつぼ部材(40)に対して一定の並進関係にし、少なくと
    も1個の孔(74)を設けた底部を有し、かつその位置にお
    いて基体(90)の下側表面の大部分をおおう受け器(73)を
    形成する中心領域を存在させ、第1スリット(71)および
    第2スリット(72)を前記中心領域の両側を規定する突起
    (77)に配置し、基体支持部材(70)上にるつぼ部材(40)に
    対して一定の並進関係にし、かつ第1エピタキシ−溶液
    (A)および第2エピタキシ−溶液(B)のそれぞれを収容す
    る第1容器(84)および第2容器(86)を有する溶液支持部
    材(80)を配置し、これらの底部に第1スリット(71)およ
    び第2スリット(72)上に直接に配置した第3スリット(8
    1)および第4スリット(82)を設け、基体支持部材(70)の
    下に第1スライド(50)を配置し、この第1スライドには
    中心領域において第1スリット(71)および第2スリット
    (72)の大きさに少なくとも等しい大きさの上側表面を有
    する突起(54)を有しおよびこの突起の両側に第1部分(5
    1)および第2部分(52)を有し、第1スライドの第2部分
    (52)に重なる第2スライド(60)を設け、この第2スライ
    ドは前記突起(54)の厚さに実質的に等しい厚さを有し、
    かつ前記突起(54)に隣接する端部(62)の近くの第2スラ
    イド(60)の上側表面上にロックピン(43)がそれ自体の重
    さで落下する孔(61)を有し、ロックピン(43)を第2容器
    (86)に隣接するるつぼの本体の第1端(41)に設けて第1
    スライド(50)を第1容器(85)に隣接するるつぼ(40)の本
    体の第2端(44)に衝合する後方位置と前方位置との間を
    並進移動できるようにし、この場合一方において第1ス
    ライド(50)の突起(54)が第1スリットをもはや閉鎖しな
    い部分に位置して第1スライドの第1部分(51)上に流れ
    る第1溶液(A)を基体の下側表面に通し、他方において
    ロックピン(43)は第2スライド(60)の孔(61)にそれ自体
    の重さで落下して戻り、第1スライド(50)が後方位置に
    戻るために第1溶液(A)が第1容器(85)に流れて戻り、
    基体(90)の下側表面を流れるように第2溶液(B)が第1
    スライド(50)の第2部分(52)上に流れるように構成した
    ことを特徴とする二重浴エピタキシ−用るつぼ。
  7. 【請求項7】基体支持部材(70)の孔(74)は基体(90)の縁
    に適合するように離間するリム(75)を含み、および基体
    (90)を受け器(73)と同じ寸法のプレート(76)でおおう請
    求項6記載のるつぼ。
JP1074111A 1988-03-29 1989-03-28 三元組成の単結晶層を形成する方法およびこれに用いるるつぼ Expired - Lifetime JPH0613436B2 (ja)

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