JPH06133981A - 超音波メス用保護カバー - Google Patents
超音波メス用保護カバーInfo
- Publication number
- JPH06133981A JPH06133981A JP4289765A JP28976592A JPH06133981A JP H06133981 A JPH06133981 A JP H06133981A JP 4289765 A JP4289765 A JP 4289765A JP 28976592 A JP28976592 A JP 28976592A JP H06133981 A JPH06133981 A JP H06133981A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- tip
- protective cover
- blood vessel
- thrombus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/32—Surgical cutting instruments
- A61B17/320068—Surgical cutting instruments using mechanical vibrations, e.g. ultrasonic
Landscapes
- Surgical Instruments (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 血管内の血栓、カルシウム塊等の異物を除去
する開胸手術において使用される超音波メス用の、血管
内壁を損傷させることなく安全に手術ができ、かつ確実
に胸部にチップ先端を簡便に固定でき、感染防止のた
め、血管への挿入部のみを容易に脱着、交換できる構造
を有する保護カバーを提供する。 【構成】 保護カバー5は、剛性体からなる本体部カバ
ー10と、薄肉部分12を有する弾性体からなる先端部
カバー11とで構成され、さらには、先端部カバーは本
体部カバーに対して着脱可能に形成されている。
する開胸手術において使用される超音波メス用の、血管
内壁を損傷させることなく安全に手術ができ、かつ確実
に胸部にチップ先端を簡便に固定でき、感染防止のた
め、血管への挿入部のみを容易に脱着、交換できる構造
を有する保護カバーを提供する。 【構成】 保護カバー5は、剛性体からなる本体部カバ
ー10と、薄肉部分12を有する弾性体からなる先端部
カバー11とで構成され、さらには、先端部カバーは本
体部カバーに対して着脱可能に形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波振動により血管
内のカルウシム塊、血栓等の異物を破砕、除去する超音
波外科手術装置のハンドピースの保護カバーに関するも
のである。
内のカルウシム塊、血栓等の異物を破砕、除去する超音
波外科手術装置のハンドピースの保護カバーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】超音波振動によって生物組織を破砕もし
くは、切断、分離する外科手術装置としては、白内障で
硬化した水晶体を破砕・吸引除去する眼科用や、脳、脊
髄、消化器官等に生ずる腫瘍や血腫を破砕・吸引除去す
る一般外科用の、軟組織を対象とした外科手術装置が知
られている。更に最近では、硬組織を超音波振動にて切
断・分離できる超音波手術装置も使用されている。
くは、切断、分離する外科手術装置としては、白内障で
硬化した水晶体を破砕・吸引除去する眼科用や、脳、脊
髄、消化器官等に生ずる腫瘍や血腫を破砕・吸引除去す
る一般外科用の、軟組織を対象とした外科手術装置が知
られている。更に最近では、硬組織を超音波振動にて切
断・分離できる超音波手術装置も使用されている。
【0003】また、従来、血栓を除去する方法として
は、血栓部位にカテーテルを通して血栓崩壊剤、例えば
ストレプトキナーゼ等を注入して溶解する方法(例えば
特開昭57−173065号公報)、バルーンカテーテ
ルのバルーンを膨張させたままカテーテルを引き抜き、
同時に血栓を除去する方法(例えば特公昭46−164
72号公報)、2つの膨張させたバルーンで血栓部位を
はさみ、血栓崩壊剤を注入して血栓を軟化させ、カテー
テルを引き抜き、同時に血栓を除去する方法(特表昭5
8−501983号公報)等がある。しかしながら、血
栓崩壊剤をカテーテルを通して局部的に注入しても、正
常な末梢血管等に血栓崩壊剤が流れて末梢血管等におけ
る出血の危険が伴うという欠点があり、また、バルーン
カテーテルのバルーンを膨張させたままカテーテルを引
き抜き、同時に血栓を体外に除去する場合は、血管内壁
に加わる引張り応力に対する安全処置がとられていない
ため、血管内壁損傷の恐れがあった。
は、血栓部位にカテーテルを通して血栓崩壊剤、例えば
ストレプトキナーゼ等を注入して溶解する方法(例えば
特開昭57−173065号公報)、バルーンカテーテ
ルのバルーンを膨張させたままカテーテルを引き抜き、
同時に血栓を除去する方法(例えば特公昭46−164
72号公報)、2つの膨張させたバルーンで血栓部位を
はさみ、血栓崩壊剤を注入して血栓を軟化させ、カテー
テルを引き抜き、同時に血栓を除去する方法(特表昭5
8−501983号公報)等がある。しかしながら、血
栓崩壊剤をカテーテルを通して局部的に注入しても、正
常な末梢血管等に血栓崩壊剤が流れて末梢血管等におけ
る出血の危険が伴うという欠点があり、また、バルーン
カテーテルのバルーンを膨張させたままカテーテルを引
き抜き、同時に血栓を体外に除去する場合は、血管内壁
に加わる引張り応力に対する安全処置がとられていない
ため、血管内壁損傷の恐れがあった。
【0004】さらに、機械的に血栓を除去する方法とし
て、細い棒状の先端にドリル刃を設け、棒を回転させる
ことによりドリル刃が回転し、その回転によって血栓を
破砕する方法があるが、血管内壁にねじり応力が加わ
り、血管をねじり切ってしまう恐れがあり、回転数等の
調整が難しいという欠点があった。
て、細い棒状の先端にドリル刃を設け、棒を回転させる
ことによりドリル刃が回転し、その回転によって血栓を
破砕する方法があるが、血管内壁にねじり応力が加わ
り、血管をねじり切ってしまう恐れがあり、回転数等の
調整が難しいという欠点があった。
【0005】また、従来の超音波を用いた手術装置のハ
ンドピースを用いる場合、開胸手術により、図4に示す
ようなチップ(4)を保護する保護カバー(5)を、例
えば大動脈弁付近の冠状動脈口より挿入する際、チップ
カバーが剛体でできている場合は、血管の内壁を傷つけ
る恐れがあり、また、手術中にチップの位置がずれ易
く、目標の血栓部分にチップ先端の位置を固定するのが
困難であるという欠点があった。
ンドピースを用いる場合、開胸手術により、図4に示す
ようなチップ(4)を保護する保護カバー(5)を、例
えば大動脈弁付近の冠状動脈口より挿入する際、チップ
カバーが剛体でできている場合は、血管の内壁を傷つけ
る恐れがあり、また、手術中にチップの位置がずれ易
く、目標の血栓部分にチップ先端の位置を固定するのが
困難であるという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のバル
ーンカテーテルや機械的回転力によって血栓等の異物を
除去する際の内壁の損傷を防いで、超音波振動によって
選択的に血栓等のみを除去でき、また、従来の超音波外
科手術用ハンドピースの保護カバーのこのような問題点
を解決することを目的としたもので、挿入時に血管内壁
を傷つけず、かつ所定の位置に固定できる保護カバーを
提供しようとするものである。
ーンカテーテルや機械的回転力によって血栓等の異物を
除去する際の内壁の損傷を防いで、超音波振動によって
選択的に血栓等のみを除去でき、また、従来の超音波外
科手術用ハンドピースの保護カバーのこのような問題点
を解決することを目的としたもので、挿入時に血管内壁
を傷つけず、かつ所定の位置に固定できる保護カバーを
提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、超音波
振動により血管内のカルシウム塊、血栓等の異物を破
砕、除去する超音波手術装置の、ハンドピース前方のチ
ップ部を覆い液体通路を形成する保護カバーであって、
剛性体からなる本体部カバーと、1つもしくは複数個の
薄肉部分を有する弾性体からなる先端部カバーとで構成
されていることを特徴とする。
振動により血管内のカルシウム塊、血栓等の異物を破
砕、除去する超音波手術装置の、ハンドピース前方のチ
ップ部を覆い液体通路を形成する保護カバーであって、
剛性体からなる本体部カバーと、1つもしくは複数個の
薄肉部分を有する弾性体からなる先端部カバーとで構成
されていることを特徴とする。
【0008】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明
する。図1は本発明の一実施例となる保護カバー(5)
を装着したハンドピースの外観図で、図2はハンドピー
ス前方の保護カバー(5)を装着した部位の断面図であ
り、図3は本発明による保護カバーの使用例を示す図で
ある。
する。図1は本発明の一実施例となる保護カバー(5)
を装着したハンドピースの外観図で、図2はハンドピー
ス前方の保護カバー(5)を装着した部位の断面図であ
り、図3は本発明による保護カバーの使用例を示す図で
ある。
【0009】ハンドピース(1)は、超音波振動子を内
蔵しており、超音波外科手術装置内の超音波発振器より
ケーブル(2)を通じて高周波電力の供給を受け、超音
波振動を発生させる。この超音波振動をジョイント
(3)とチップ(4)とで構成される振動伝達具によっ
て伝達拡大され、チップ(4)の先端で生物組織を破砕
する。保護カバー(5)に設けられているイリゲーショ
ンニップル(6)より、保護カバー(5)の内腔の液体
通路(7)を通じてイリゲーション液を供給し、チップ
(4)の先端部から噴出されて破砕片を乳化し、更に、
図示していないがチップ(4)、ジョイント(3)、お
よび超音波振動子の内部の吸引孔を通じて、吸引ニップ
ル(8)より乳化した組織片を体外に吸引除去する。
蔵しており、超音波外科手術装置内の超音波発振器より
ケーブル(2)を通じて高周波電力の供給を受け、超音
波振動を発生させる。この超音波振動をジョイント
(3)とチップ(4)とで構成される振動伝達具によっ
て伝達拡大され、チップ(4)の先端で生物組織を破砕
する。保護カバー(5)に設けられているイリゲーショ
ンニップル(6)より、保護カバー(5)の内腔の液体
通路(7)を通じてイリゲーション液を供給し、チップ
(4)の先端部から噴出されて破砕片を乳化し、更に、
図示していないがチップ(4)、ジョイント(3)、お
よび超音波振動子の内部の吸引孔を通じて、吸引ニップ
ル(8)より乳化した組織片を体外に吸引除去する。
【0010】液体通路(7)は、Oリング(9)によっ
てシールされている。Oリング(9)は、保護カバー
(5)を保持する要であって、ジョイント(3)の振動
の節部付近に位置させるのが良く、設置する数は、ジョ
イント(3)の振動分布、および保護カバー(5)とチ
ップ(4)との間隔によって決められるが、1〜3ヶが
適切である。また、Oリング(9)の材質は、フッ素樹
脂系又はシリコーン樹脂系のゴム状弾性体が好ましい。
てシールされている。Oリング(9)は、保護カバー
(5)を保持する要であって、ジョイント(3)の振動
の節部付近に位置させるのが良く、設置する数は、ジョ
イント(3)の振動分布、および保護カバー(5)とチ
ップ(4)との間隔によって決められるが、1〜3ヶが
適切である。また、Oリング(9)の材質は、フッ素樹
脂系又はシリコーン樹脂系のゴム状弾性体が好ましい。
【0011】保護カバー(5)は、剛性体からなる本体
部カバー(10)と、弾性体からなる先端部カバー(1
1)とで構成されている。図2に示すように、本体部カ
バー(10)先端の外周には凹凸部が設けられており、
これに先端部カバー(11)後端の内周に設けられた凹
凸部をはめ込み嵌合できる構造で、先端部カバー(1
1)のみを適時交換できるようになっている。また、本
体部カバー(10)と先端部カバー(11)との接続は
特に限定されるものではないが、袋ナット等を用いるネ
ジ接続や、バネ形状のリングを用いる圧接などの固定方
法も採用可能である。
部カバー(10)と、弾性体からなる先端部カバー(1
1)とで構成されている。図2に示すように、本体部カ
バー(10)先端の外周には凹凸部が設けられており、
これに先端部カバー(11)後端の内周に設けられた凹
凸部をはめ込み嵌合できる構造で、先端部カバー(1
1)のみを適時交換できるようになっている。また、本
体部カバー(10)と先端部カバー(11)との接続は
特に限定されるものではないが、袋ナット等を用いるネ
ジ接続や、バネ形状のリングを用いる圧接などの固定方
法も採用可能である。
【0012】先端部カバー(11)の内周面には、適宜
の位置に薄肉部分(12)が設けられている。その厚み
は0.1から0.5mmが好ましく、液体通路(7)を流れる
液体の圧力によって膨張し、外側へ膨出する形状を形成
する。薄肉部分(12)の形状は、リング形状で幅が1
〜10mm程度の溝、もしくは、直径が0.5〜1mm程度の
複数個の窪みである。また、薄肉部分を設ける位置と範
囲は特に限定されるものではなく、極部的に小数個を設
けてもよく、全長にわたって多数個を設けてもよい。従
って、先端部カバー(11)の先端両端を残して全体を
1個の薄肉部分としても何ら差しつかえない。
の位置に薄肉部分(12)が設けられている。その厚み
は0.1から0.5mmが好ましく、液体通路(7)を流れる
液体の圧力によって膨張し、外側へ膨出する形状を形成
する。薄肉部分(12)の形状は、リング形状で幅が1
〜10mm程度の溝、もしくは、直径が0.5〜1mm程度の
複数個の窪みである。また、薄肉部分を設ける位置と範
囲は特に限定されるものではなく、極部的に小数個を設
けてもよく、全長にわたって多数個を設けてもよい。従
って、先端部カバー(11)の先端両端を残して全体を
1個の薄肉部分としても何ら差しつかえない。
【0013】また、先端部カバー(11)の外表面は、
薄肉部分(12)以外は平滑面とし、薄肉部分(12)
には滑り防止のため、条や模様等をつけて凹凸を設けて
おくのが好ましい。
薄肉部分(12)以外は平滑面とし、薄肉部分(12)
には滑り防止のため、条や模様等をつけて凹凸を設けて
おくのが好ましい。
【0014】保護カバーの材質は特に限定されるもので
はないが、本体部カバー(10)は重量、耐薬品性、耐
熱性などの点から、熱可塑系の樹脂、特にポリスルホ
ン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、PP
O樹脂等のエンジニアリングプラスチックが好ましく、
先端部カバー(11)の材質は、耐熱性、半透明性等の
点からシリコーン樹脂系の弾性体を用いるのが好まし
い。
はないが、本体部カバー(10)は重量、耐薬品性、耐
熱性などの点から、熱可塑系の樹脂、特にポリスルホ
ン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、PP
O樹脂等のエンジニアリングプラスチックが好ましく、
先端部カバー(11)の材質は、耐熱性、半透明性等の
点からシリコーン樹脂系の弾性体を用いるのが好まし
い。
【0015】次に、本発明の保護カバーを装着した超音
波メスの使用例について述べる。図3(a)に示すよう
に、開胸後、大動脈弁の冠状動脈口に先端部カバー(1
1)を装着したチップ(4)を挿入する。先端部カバー
(11)が弾性体であるから、このとき血管(13)の
内壁を損傷させることはない。挿入後、イリゲーション
ニップル(6)より液体を注入し、同時にチップ(4)
の先端に超音波振動を伝達させて、チップ(4)に接触
しているアテローム硬化(14)を破砕し、チップ
(4)内の吸引通路を通じて体外に除去して、血管(1
3)内が貫通される。
波メスの使用例について述べる。図3(a)に示すよう
に、開胸後、大動脈弁の冠状動脈口に先端部カバー(1
1)を装着したチップ(4)を挿入する。先端部カバー
(11)が弾性体であるから、このとき血管(13)の
内壁を損傷させることはない。挿入後、イリゲーション
ニップル(6)より液体を注入し、同時にチップ(4)
の先端に超音波振動を伝達させて、チップ(4)に接触
しているアテローム硬化(14)を破砕し、チップ
(4)内の吸引通路を通じて体外に除去して、血管(1
3)内が貫通される。
【0016】この過程で、チップ(4)の先端がアテロ
ーム硬化(14)部に突き当ったとき、図3(a)のよ
うに先端部が閉塞されるので、液体通路(7)内の圧力
が高まり、その結果、図3(b)のように薄肉部分(1
2)が膨張する。これにより、血管(13)の一部が拡
張され、かつ先端部カバー(11)が固定されてチップ
(4)の先端もアテローム硬化(14)の位置に固定さ
れるので、破砕中にづれることがない。これによって、
対象となる患部の異物を確実に破砕除去でき、かつ、正
常部分の血管(13)内壁に、位置ずれによる損傷を与
える恐れがなくなる。尚、アテローム硬化(14)部が
破砕されると、血管(13)の閉塞が解消されて液体通
路(7)内の圧力が下がるので、薄肉部分(12)は収
縮し、チップ(4)は先端部カバー(11)と共に移動
可能になる。
ーム硬化(14)部に突き当ったとき、図3(a)のよ
うに先端部が閉塞されるので、液体通路(7)内の圧力
が高まり、その結果、図3(b)のように薄肉部分(1
2)が膨張する。これにより、血管(13)の一部が拡
張され、かつ先端部カバー(11)が固定されてチップ
(4)の先端もアテローム硬化(14)の位置に固定さ
れるので、破砕中にづれることがない。これによって、
対象となる患部の異物を確実に破砕除去でき、かつ、正
常部分の血管(13)内壁に、位置ずれによる損傷を与
える恐れがなくなる。尚、アテローム硬化(14)部が
破砕されると、血管(13)の閉塞が解消されて液体通
路(7)内の圧力が下がるので、薄肉部分(12)は収
縮し、チップ(4)は先端部カバー(11)と共に移動
可能になる。
【0017】
【発明の効果】本発明に従うと、超音波振動を用いた外
科手術用ハンドピースによる血管内の血栓、カルシウム
塊等の異物の除去手術において、血管の内壁を損傷させ
ることなく安全に手術ができ、かつ、血栓等の除去手術
中にチップの先端が移動してずれることなく、確実に手
術ができ、また先端部カバーのみを容易に脱着、交換で
きるので感染防止が図れ、ハンドピース用保護カバーと
して有用である。
科手術用ハンドピースによる血管内の血栓、カルシウム
塊等の異物の除去手術において、血管の内壁を損傷させ
ることなく安全に手術ができ、かつ、血栓等の除去手術
中にチップの先端が移動してずれることなく、確実に手
術ができ、また先端部カバーのみを容易に脱着、交換で
きるので感染防止が図れ、ハンドピース用保護カバーと
して有用である。
【図1】本発明の一実施例となる保護カバーを装着した
ハンドピースの外観図である。
ハンドピースの外観図である。
【図2】本発明の保護カバーの構造の一例を示す断面図
である。
である。
【図3】本発明の保護カバーの一使用例を示す図であ
る。
る。
【図4】従来の保護カバーの構造の一例を示す断面図で
ある。
ある。
1 ハンドピース 4 チップ 5 保護カバー 6 イリゲーションニップル 7 液体通路 10 本体部カバー 11 先端部カバー 12 薄肉部分 13 血管 14 アテローム硬化
Claims (4)
- 【請求項1】 超音波振動により血管内のカルシウム
塊、血栓等の異物を破砕、除去する超音波外科手術装置
の、ハンドピース前方のチップ部を覆い液体通路を形成
する保護カバーであって、剛性体からなる本体部カバー
と、1つもしくは複数個の薄肉部分を有する弾性体から
なる先端部カバーとで構成されていることを特徴とする
保護カバー。 - 【請求項2】 先端部カバーの薄肉部分が、内周面に設
けられたリング形状の溝であることを特徴とする請求項
(1)記載の保護カバー。 - 【請求項3】 先端部カバーの薄肉部分が、内周面に設
けられた複数個の窪みであることを特徴とする請求項
(1)記載の保護カバー。 - 【請求項4】 弾性体からなる前記先端部カバーが、剛
性体からなる本体部カバーに対して着脱可能に形成され
ていることを特徴とする、請求項(1)、(2)、
(3)のいずれかに記載の保護カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4289765A JPH06133981A (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 超音波メス用保護カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4289765A JPH06133981A (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 超音波メス用保護カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06133981A true JPH06133981A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17747471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4289765A Pending JPH06133981A (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | 超音波メス用保護カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06133981A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015500683A (ja) * | 2011-11-15 | 2015-01-08 | ソーリン ゲーエムベーハー | 超音波手術器具 |
RU2557888C1 (ru) * | 2014-06-27 | 2015-07-27 | Алексей Владимирович Луковкин | Устройство для эндолюминального лечения кровеносного сосуда |
RU2817685C1 (ru) * | 2023-10-06 | 2024-04-18 | Алексей Владимирович Луковкин | Устройство для эндовенозной лазерной облитерации извитых притоков большой и малой подкожных вен нижних конечностей |
-
1992
- 1992-10-28 JP JP4289765A patent/JPH06133981A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015500683A (ja) * | 2011-11-15 | 2015-01-08 | ソーリン ゲーエムベーハー | 超音波手術器具 |
US9549752B2 (en) | 2011-11-15 | 2017-01-24 | Soring Gmbh | Ultrasonic surgical instrument |
RU2557888C1 (ru) * | 2014-06-27 | 2015-07-27 | Алексей Владимирович Луковкин | Устройство для эндолюминального лечения кровеносного сосуда |
RU2817685C1 (ru) * | 2023-10-06 | 2024-04-18 | Алексей Владимирович Луковкин | Устройство для эндовенозной лазерной облитерации извитых притоков большой и малой подкожных вен нижних конечностей |
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