JPH06133171A - 画像データ圧縮方法および装置 - Google Patents

画像データ圧縮方法および装置

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JPH06133171A
JPH06133171A JP4277543A JP27754392A JPH06133171A JP H06133171 A JPH06133171 A JP H06133171A JP 4277543 A JP4277543 A JP 4277543A JP 27754392 A JP27754392 A JP 27754392A JP H06133171 A JPH06133171 A JP H06133171A
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JP4277543A
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Wataru Ito
渡 伊藤
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射線画像を担持した画像データを圧縮、伸
長し、この伸長された画像データに基づいて放射線画像
を再生する際に、再生画像におけるモアレ発生を防止す
る一方、圧縮処理の高速化および圧縮率の向上を実現
し、画質(鮮鋭度)の低下も防止する。 【構成】 圧縮器33により圧縮処理を施す前の画像デー
タSd1あるいはSd2’の生成条件に応じて、圧縮方法を
変える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線画像を担持した
画像データを圧縮する方法、および装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、X線フイルムに撮影記録され
ている放射線画像をフイルムディジタイザ等により読み
取って電気的画像信号を得、この画像信号に基づいて放
射線画像をCRT等の表示装置に出力させることが行な
われている。
【0003】一方、ある種の蛍光体に放射線(X線、α
線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射すると、こ
の放射線エネルギーの一部が蛍光体中に蓄積され、この
蛍光体に可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエ
ネルギーに応じて蛍光体が輝尽発光を示すことが知られ
ており、このような性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体
(輝尽性蛍光体)と呼ばれる。
【0004】この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の放
射線画像情報を一旦蓄積性蛍光体の層を有するシートに
記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の励起光
で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られた輝尽発光光
を光電的に読み取って画像信号を得、この画像信号に基
づき写真感光材料等の記録材料、CRT等の表示装置に
放射線画像を可視像として出力させる放射線画像情報記
録再生システムが本出願人によりすでに提案されている
(特開昭55-12492号、同56-11395号等)。
【0005】ところで、上記X線フイルムや蓄積性蛍光
体シート等の記録シートに被写体の放射線画像を撮影記
録する際には、被写体で散乱された放射線が記録シート
に照射されないように、被写体と記録シートとの間にグ
リッドを配置することが多い。このグリッドは、4.0 本
/mm程度の細かなピッチで例えば鉛とアルミニウム等が
交互に配置されてなるものである。このようなグリッド
を用いて撮影を行なうと、被写体により散乱された放射
線が記録シートに照射され難くなるので、放射線画像の
コントラストを向上させることができるが、記録シート
には、被写体像とともに細かな縞模様状のグリッド像が
記録される。
【0006】一方、放射線画像が記録された記録シート
から画像信号を得る放射線画像読取装置は、通常、放射
線画像情報を担持した光を光電的に読み取り、画像情報
として必要な最高の空間周波数(以下、この必要な最高
の空間周波数をfssで表わす。)に対応したサンプリン
グ間隔Δx=1/(2・fss)でサンプリングしてディ
ジタルの画像信号を得るように構成される。このように
して得られた画像信号には、被写体の放射線画像を表わ
す有用な情報だけでなく、このグリッド像に起因するノ
イズが含まれることがある。
【0007】以下、この点について説明する。図6(a)
は記録シートに記録された放射線画像(グリッド像を含
む)の、該グリッド像の縞模様の並び方向の空間周波数
特性を表わすグラフである。ここでは4.0 本/mmのグリ
ッドを用いて撮影を行ない、グリッド像の空間周波数が
4cycle /mmにあるものとし、被写体の放射線画像の再
現に必要な最高の空間周波数fssは2.5cycle/mmである
として説明する。
【0008】図6(b) は、被写体の放射線画像の再現に
必要なfss=2.5(cycle /mm)以下の空間周波数帯の情
報を得るために、fss=2.5(cycle /mm)に対応したサ
ンプリング間隔Δx=1/(2・fss)=0.2 (mm)
で、すなわち1mmにつき5回サンプリングを行なった場
合のノイズの混入状態を説明する図である。この場合、
図に実線で示すグラフ(同図(a) と同一)がfss=2.5
(cycle /mm) で折り返した位置に、いわゆるエリアジ
ングと呼ばれるノイズが混入する。したがってこの場
合、グリッド像の空間周波数4cycle /mmのエリアジン
グノイズは、図中破線で示すように1cycle /mmに生じ
る。
【0009】図6(c) は、上記サンプリング間隔Δx=
1/(2・fss)=0.2 (mm)でサンプリングして得ら
れた画像信号が担持する放射線画像の空間周波数特性を
示している。図示されるように、1cycle /mmの位置に
上記グリッド像に対応したノイズが混入するので、可視
画像を再生記録した際、該可視画像に1cycle /mmの縞
模様として現われる結果となる。
【0010】そこで例えば特開平3-114039号公報に示さ
れるように、X線フイルムや蓄積性蛍光体シート等の記
録シートを読取処理にかけて得られたアナログ画像信号
を、まず、所望とする空間周波数帯の最高空間周波数と
エリアジングの空間周波数とが一致するサンプリング間
隔よりも小さな間隔でサンプリングしてディジタルの初
期画像信号を得、次いでこの初期画像信号に対して、グ
リッドの空間周波数に対応する周波数成分を低減あるい
は除去するフィルタリング処理を施し、その後このフィ
ルタリング処理を受けた初期画像信号を、前記最高空間
周波数をナイキスト周波数とするサンプリング間隔で再
サンプリングして放射線画像再生用画像信号を生成する
ことも考えられている。
【0011】他方、上記のような放射線画像を担持する
画像信号(画像データ)は、例えば光ディスク等の記録
媒体に格納(ファイリング)する際に一つの記録媒体に
より多くの画像を格納可能とするため、あるいは伝送効
率を高めるために、圧縮処理が施されることが多い。こ
の圧縮処理を受けた画像データは、記録媒体から読み出
された後、あるいは伝送された後に伸長処理が施された
上で、放射線画像再生のために供せられる。
【0012】画像データの圧縮方法は従来より種々知ら
れているが、圧縮率の向上、および画質(鮮鋭度)低下
の防止を目的として、新しい圧縮方法が次々と提案され
ている。例えば特開昭62-181576 号公報には、放射線画
像を担持する原画像データを冗長度抑圧符号化処理する
放射線画像情報圧縮方法において、上記原画像データに
対して予め適当な方法で画像データ数を減少させる前処
理を施し、その前処理後の画像データを上記冗長度抑圧
符号化処理にかけるようにした方法が示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来より、圧
縮、伸長処理を受けた画像データから再生された放射線
画像においては、モアレが生じることがあるという問題
が認められている。このモアレは、前述したグリッドを
使用して撮影された放射線画像に多く発生する。
【0014】そこで特開平2-280462号公報には、このモ
アレの発生を防止可能とした画像データ圧縮方法が提案
されている。この画像データ圧縮方法は、画像上に互い
に平行に設定された複数のブロックライン上の各々の上
に、1つの画素を含むブロックを所定間隔を置いて又は
複数の画素を含むブロックを連続的にもしくは所定間隔
を置いて設定すると共に該設定にあたっては各ブロック
ライン毎に位相をずらして設定し、各ブロック内の画素
の画像データに基づいて決定された各ブロックの代表画
像データのみを画像データとしてサンプリングするデー
タ数減少処理を原画像データに対して施し、上記データ
数減少処理が施された後の画像データを、適当な間隔で
サンプリングした主データと該主データ以外の補間デー
タとに区分し、該補間データに対し上記主データに基づ
く内挿予測符号化処理を施すことを特徴とするものであ
る。
【0015】この画像データ圧縮方法は、モアレの発生
を防止する上では非常に効果的であるが、その半面、圧
縮処理に要する時間が長くなりがちで、圧縮率および画
質(鮮鋭度)の点でも改善の余地が残されている。
【0016】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たものであり、グリッド像によるモアレの発生を防止可
能で、その一方、圧縮処理の高速化および圧縮率の向上
を実現し、画質(鮮鋭度)の低下も防止できる画像デー
タ圧縮方法を提供することを目的とするものである。ま
た本発明は、その画像データ圧縮方法を実施する装置を
提供することも目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明による画像データ
圧縮方法は、先に述べたように放射線画像を担持した画
像データを圧縮する方法において、圧縮処理を施す前の
画像データの生成条件に応じて、この圧縮処理の方法を
変えることを特徴とするものである。
【0018】なお上記画像データの「生成条件」とは具
体的には、画像データがグリッド像を除去するための処
理、例えば、先に述べた特開平3-114039号公報に示され
るフィルタリング処理および再サンプリング処理等を受
けたか否か、ということを指すものである。
【0019】一方上記方法を実施する本発明の画像デー
タ圧縮装置は、放射線画像を担持した画像データを圧縮
する装置において、相異なる複数の圧縮方法を実行可能
で、圧縮処理を施す前の画像データの生成条件に応じて
圧縮方法を変えるように形成されたことを特徴とするも
のである。
【0020】
【作用および発明の効果】グリッド像を除去するための
処理を受けないで生成された画像データは、そのまま放
射線画像の再生のために供すれば、前述のモアレを発生
させる恐れがある。そこでこのような画像データに対し
ては、モアレ発生を抑止する効果のある圧縮方法、例え
ば前述の特開平2-280462号公報に示された圧縮方法を適
用すれば、伸長後の画像データに基づいて再生される放
射線画像にモアレが生じることを確実に防止できる。
【0021】他方、グリッド像を除去するための処理を
受けて生成された画像データは、元よりモアレを発生さ
せる恐れがないものである。そこでこのような画像デー
タに対しては、モアレ発生を抑止する効果はなくても、
圧縮処理速度、圧縮率および画質(鮮鋭度)の点で優れ
ている圧縮方法、例えば前述の特開昭62-181576 号公報
に示された圧縮方法を適用すれば、圧縮処理の高速化、
圧縮率の向上および画質改善の効果が得られる。
【0022】以上により本発明によれば、多数の放射線
画像を再生した場合の平均的な圧縮処理速度、圧縮率お
よび画質が向上し、その一方、再生放射線画像において
モアレが発生することも確実に防止可能となる。
【0023】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を
詳細に説明する。図1は、本発明による画像データ圧縮
方法を実施する放射線画像情報読取再生システムの一例
を示している。このシステムにおいては、記録シートと
して前述の蓄積性蛍光体シートが用いられる。まず、図
2を参照して、蓄積性蛍光体シートへの放射線画像の撮
影記録について説明する。
【0024】放射線源1から発せられた放射線2は、被
写体3を透過した後さらにグリッド4を経由して、蓄積
性蛍光体シート11に照射される。グリッド4は、4本/
mmのピッチで鉛4aとアルミニウム4bとが交互に配置
されてなるものである。放射線2は鉛4aには遮られ、
アルミニウム4bは透過して蓄積性蛍光体シート11に到
達する。このため蓄積性蛍光体シート11には、被写体像
とともに4本/mmの縞模様状のグリッド像が蓄積記録さ
れる。被写体3内で散乱された放射線2aはグリッド4
に斜めに入射するので、そこで遮られ、あるいは反射し
て、蓄積性蛍光体シート11には多く照射されない。した
がって蓄積性蛍光体シート11には、散乱線の影響が少な
い鮮明な放射線画像が蓄積記録される。
【0025】図3は、蓄積性蛍光体シート11に蓄積記録
された被写体像5(図の斜線部)と、縞模様状のグリッ
ド像6(図の縦縞)を概略的に示した図である。このよ
うに蓄積性蛍光体シート11には、被写体像5と縞模様6
とが重畳された放射線画像が記録される。
【0026】なお、グリッド4を使用しないで放射線画
像が撮影記録されることもあり、その場合は当然、蓄積
性蛍光体シート11に上記縞模様6が記録されることはな
い。
【0027】以上のようにして放射線画像が撮影記録さ
れた蓄積性蛍光体シート11は、図1のシステムの第1の
放射線画像情報読取装置31あるいは第2の放射線画像情
報読取装置32において、放射線画像情報の読取処理にか
けられる。ここでこれらの放射線画像情報読取装置31お
よび32には、グリッド4を使用して放射線画像が撮影記
録された蓄積性蛍光体シート11も、またグリッド4を使
用しないで放射線画像が撮影記録された蓄積性蛍光体シ
ート11も供給される。図4は第1の放射線画像情報読取
装置31の構成を詳しく示すものであり、以下この図4を
参照して、蓄積性蛍光体シート11からの放射線画像情報
読取りについて説明する。
【0028】読取部10の所定位置にセットされた蓄積性
蛍光体シート11は、図示しない駆動手段により駆動され
るエンドレスベルト等のシート搬送手段15により、矢印
Y方向に搬送(副走査)される。一方、レーザー光源16
から発せられた光ビーム17はモータ24により高速回転す
る回転多面鏡18によって反射偏向され、fθレンズ等の
集束レンズ19を通過した後、ミラー20により光路を変え
て蓄積性蛍光体シート11に入射し、このシート11上を副
走査方向(矢印Y方向)と略垂直な矢印X方向に主走査
する。
【0029】光ビーム17が照射された蓄積性蛍光体シー
ト11の部分からは、蓄積記録されている放射線画像情報
に応じた光量の輝尽発光光21が発散され、この輝尽発光
光21は光ガイド22によって導かれて、フォトマルチ
プライヤ(光電子増倍管)23によって光電的に検出され
る。上記光ガイド22はアクリル板等の導光性材料を成形
して作られたものであり、直線状をなす入射端面22aが
蓄積性蛍光体シート11上の主走査線に沿って延びるよう
に配され、円環状に形成された射出端面22bにフォトマ
ルチプライヤ23の受光面が結合されている。入射端面22
aから光ガイド22内に入射した輝尽発光光21は、この光
ガイド22の内部を全反射を繰り返して進み、射出端面22
bから射出してフォトマルチプライヤ23に受光され、輝
尽発光光21の光量がフォトマルチプライヤ23によって電
気信号に変換される。
【0030】フォトマルチプライヤ23から出力されたア
ナログ出力信号Sには、良好な放射線画像を再生出力す
るために必要な、所望とする範囲の空間周波数帯のうち
の最高の空間周波数fss=2.5cycle/mmより高い空間周
波数帯域の情報、特にこの信号Sがグリッド4を使用し
て放射線画像が撮影記録された蓄積性蛍光体シート11に
関するものである場合には、図3に示したグリッド像6
に関する情報も含まれている。このグリッド像6に関す
る情報は、可視像化された被写体3の放射線画像を見に
くくするものであり、取り除く必要のある情報である。
なお本例において、グリッド像の空間周波数は4cycle
/mmであるとする。
【0031】上記アナログ出力信号Sはログアンプ26で
対数的に増幅された後、A/D変換器28で所定のサンプ
リング間隔でサンプリングされてディジタル化され、デ
ィジタルの画像信号Sd1が得られる。この第1の放射線
画像情報読取装置31においては、A/D変換器28のサン
プリング間隔Δx=1/(2・fss)=0.2 (mm)、す
なわち1mmにつき5回サンプリングとされており、そし
て特に上記グリッド像6を除去するような対策は施され
ないので、この画像信号Sd1にはグリッド像6に関する
情報が含まれることもある。この画像信号(画像デー
タ)Sd1は、第1の読取装置31で得られたことを示すコ
ードが付加された上で、圧縮器33において後述する圧縮
処理にかけられ、圧縮後の画像データSd1’は光ディス
ク装置等の画像ファイリング装置34に格納される。
【0032】図1に示される第2の放射線画像情報読取
装置32も、その基本構成は上記放射線画像情報読取装置
31と同様であり、そこからはディジタル画像信号(初期
画像信号)Sd2が出力される。
【0033】ここで、第2の放射線画像情報読取装置32
におけるA/D変換器28のサンプリング間隔Δxは0.1
(mm)、すなわち1mmにつき10回サンプリングとされて
おり、それにより得られたディジタル画像信号(初期画
像信号)Sd2は記憶部41に一時記憶される。この画像信
号Sd2は記憶部41から読み出されて画像信号生成部42に
入力され、そこで、グリッド像6の空間周波数4cycle
/mmに対応する信号成分を除去するフィルタリング処理
にかけられる。図5には、このフィルタリング処理の特
性を示してある。このフィルタリング処理を受けた画像
信号Sd2は、次いでこの画像信号生成部42において、再
サンプリング処理にかけられる。この再サンプリング処
理のサンプリング間隔Δxは0.2 (mm)、すなわち1mm
につき10回サンプリングとされている。
【0034】なお以上のフィルタリング処理および再サ
ンプリング処理は、前述した特開平3-114039号公報に詳
しく示されているものである。これらの処理を行なう
と、初期画像信号Sd2がグリッド4を使用して放射線画
像が撮影記録された蓄積性蛍光体シート11からのもので
あっても、処理後のディジタル画像信号Sd2’には、基
本的に、グリッド像6を示す成分が含まれなくなる。こ
の画像信号(画像データ)Sd2’は画像信号生成部42の
処理を受けたことを示すコードが付加された上で、記憶
部41に一時記憶され、次いで圧縮器33に入力される。そ
こで圧縮された画像データSd2”は、画像ファイリング
装置34に格納される。
【0035】画像ファイリング装置34に格納された画像
データSd1’およびSd2”は適宜読み出され、伸長器35
において所定の伸長処理を受けて各々伸長画像データS
e1およびSe2とされる。これらの伸長画像データSe1お
よびSe2は、CRT表示装置、光走査記録装置等の画像
再生装置36に入力される。この画像再生装置36は、伸長
画像データSe1およびSe2が担持する放射線画像を再生
する。
【0036】次に、上記圧縮器33による圧縮処理につい
て詳しく説明する。この圧縮器33は、第1の放射線画像
情報読取装置31から出力されたことを示すコードが付加
された画像データSd1に対しては、前述のモアレ発生を
抑止できる圧縮処理を行ない、その一方画像信号生成部
42の処理を受けたことを示すコードが付加されたディジ
タル画像データSd2’に対しては、圧縮処理速度、圧縮
率および画質(鮮鋭度)の点で優れている圧縮処理を行
なう。
【0037】まず、画像データSd1に対する圧縮処理に
ついて、この処理の流れを示す図7を参照して説明す
る。なおこの圧縮処理は、前述の特開平2-280462号公報
に示されたものである。ここでは、画像データ(原画像
データ)Sd1が2000×2000画素分のデータからなり、各
画素のデータは8ビット0〜255 レベルであるとする。
なお、蓄積性蛍光体シート11に対する光ビーム17の走査
方向を図8に示してあり、各画素の副走査方向位置を
i、主走査方向位置をjで示して、各画素の原画像デー
タをAijと示す。
【0038】最初に、上記原画像データAijに対して画
像データ数を減少させるべくデータ数減少処理を施すと
共に該減少処理を施すにあたって各ライン毎に位相をず
らせてサンプリングする位相シフトサンプリングを適用
する。
【0039】図9は本実施例の位相シフトサンプリング
を説明する図であり、図中小さなます目は1つの画素を
示す。
【0040】図示の位相シフトサンプリングは、2×2
画素ブロックから1つの代表画像データをサンプリング
して画像データ数を1/4に減少させると共に該代表画
像データとして各ブロック内の4つの画素の画像データ
の平均値を用いる2×2画素ブロック平均縮小サンプリ
ングであり、まず、図示の如く、画像上に、副走査方向
に2画素分の幅を有して主走査方向に延びる互いに平行
な複数のブロックラインL1 ,L2 ,L3 ,L4 ……を
設定し、各ブロックライン上に2×2画素ブロックを連
続的にかつ各ブロックライン毎に半ブロック長(1画素
分)づつ位相をずらして設定し、次に各ブロック毎に各
ブロック内の4つの画素の画像データの平均値を求めて
それを各ブロックの代表画像データ(平均縮小データ)
とし、その代表画像データのみを画像データとしてサン
プリングするものである。
【0041】図10は上記サンプリングによって得られた
上記代表画像データを示す図であり、図中のます目は1
つの2×2画素ブロックを示し、各ます目の中のaij
ij,cij,dijは各2×2画素ブロックの代表画像デ
ータである。
【0042】次に、上記サンプリングによって得られた
代表画像データに対して補間符号化を行なう。まず、上
記代表画像データを、適当な間隔でサンプリングした主
データと補間データとに区分する。本実施例では、縦横
1ブロック置きに主データをサンプリングし、従って図
10中において○で囲った代表画像データaijが主データ
であり、その他の代表画像データbij,cij,dijが補
間データである。
【0043】次に、上記主データaijに対し濃度分解能
を1ビット分低下させるべく量子化を行なう。具体的に
は、上記主データaijを1ビット下位方向にシフトして
最下位ビットを削ることにより行う。
【0044】続いて、上記量子化された主データaij
を各ブロックライン毎に前値予測を行なって予測誤差Δ
ijに変換する。ただし、各ブロックラインの先頭の主
データaij′(j =1)はそのままにしておく。図11
は、かかる前値予測を行なった後の予測誤差(ただし先
頭のブロックについては主データaij′(j =1)その
もの)を示す図である。なお、上記前値予測誤差Δaij
は、 Δaij=aij′−aij-1′ であり、具体的には、 Δa12=a12′−a11′,Δa13=a13′−a12′,…
… Δa22=a22′−a21′,Δa23=a23′−a22′,…
… Δa32=a32′−a31′,Δa33=a33′−a32′,…
… である。
【0045】続いて、この様にして求めた主データの各
予測誤差Δaijに対しハフマン符号化を行なう。使用す
るハフマン符号表の一例を下の表1に示す。
【0046】
【表1】
【0047】すなわち、符号化対象データである上記予
測誤差Δaijをこのハフマン符号表に従ってハフマン符
号に変換する。ただし、予測誤差が所定のしきい値(表
1のハフマン符号表では±7)を越える場合には、その
予測誤差Δaijを表1中のエクステンション(EXT)
コードの後に続けて、つまり0000001 +予測誤差Δaij
の形で符号化する。
【0048】そして、上記のように圧縮処理を施した主
データを前述の光ディスク等に格納する場合には、上記
各ブロックラインの先頭ブロック(TOL:TOP O
FLINE)については量子化後の主データaij′(j
=1)をそのままの形で、他のブロックについては上記
ハフマン符号表に基づいて符号化したハフマン符号およ
びEXTコード+予測誤差Δaijの形で格納する。
【0049】次に、上記補間データについて説明する。
まず上記各補間データbij,cij,dijについて主デー
タに基づく内挿予測を行ない、それらの予測誤差Δ
ij,Δcij,Δdijを求める。かかる内挿予測は種々
の方法で行なうことができるが、本実施例では、主デー
タとして上記量子化後の主データaij′を用い、内挿予
測式として下記の式 Δb11=b11−(a11′×2+a12′×2)/2 Δc11=c11−(a11′×2×3+a12′×2 +a21′×2×3+a22′×2)/8 Δd11=d11−(a11′×2+a12′×2×3 +a21′×2+a22′×2×3)/8 を用いて、それぞれの内挿予測誤差Δbij,Δcij,Δ
ijを求める。ただし、a11′,a12′,a21′,
22′とΔb11,Δc11,Δd11との位置関係は図12に
示す通りである。勿論、他の補間データの予測誤差も、
これらと同様の式で求める。
【0050】次に、このようにして求めた各補間データ
の予測誤差Δbij,Δcij,Δdijをさらに量子化
し、ビット分解能を1ビット分落とす。この場合、下の
表2に示す量子化特性Aと表3に示す量子化特性Bとの
2つを用い、補間データbijの予測誤差Δbijについ
ては量子化特性Aを適用し、補間データcij,dijの予
測誤差Δcij,Δdijについては量子化特性Bを適用し
て量子化する。
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】続いて、上記量子化した後の各予測誤差Δ
ij′,Δcij′,Δdij′に対しハフマン符号化を行
なう。このハフマン符号化も、上記主データのハフマン
符号化と同様に表1に示すハフマン符号表を用い、符号
化対象データである予測誤差をこのハフマン符号表に従
ってハフマン符号に変換する。また、予測誤差が±7を
超える場合には、その予測誤差Δbij′,Δcij′,Δ
ij′を表1のEXTコード0000001 の後に続けた形で
表わす。
【0054】そして、上記の圧縮処理を施した補間デー
タを光ディスク等に格納する場合には、上記ハフマン符
号表に基づいて符号化したハフマン符号およびEXTコ
ード+内挿予測誤差Δbij′,Δcij′,Δdij′の形
で格納する。
【0055】次に格納された圧縮画像データSd1’を読
み出し、伸長器35で伸長する処理について説明する。圧
縮画像データSd1’には以上述べた圧縮処理を示すコー
ドが圧縮器35において付加され、伸長器35はこのコード
が付加されている圧縮画像データSd1’に対しては、以
下に説明する伸長処理を施す。図13はこの伸長処理を示
すフローチャートであり、各々の処理は図7に示した圧
縮処理の各ステップを逆に行なうものである。
【0056】まず、主データの伸長について図14を参照
しながら説明する。上記の通り、主データの圧縮画像デ
ータは、ハフマン符号と、EXTコード+量子化された
予測誤差Δaijと、TOLブロックの量子化された主デ
ータaij′そのままの3種類から成っている。従って、
まず読み出した圧縮画像データがそれらの3種類のどれ
であるかを検討し、TOLブロックのデータ(この場合
には格納する際TOLブロックのデータである旨の識別
符号を付して格納しておく)である場合にはそれからそ
のまま主データaij′を求める。
【0057】一方、ハフマン符号の場合には、該ハフマ
ン符号を表1のハフマン符号表に基づいて復号化するこ
とにより前述の前値予測誤差Δaijを求め、該前値予測
誤差Δaijと上記の既に求められているTOLブロック
の主データaij′(j =1)およびEXTコード付デー
タの場合の主データaij′とから前値予測復元を行なっ
て主データaij′を求める。なお、この前値予測復元
は、 aij′=aij-1′+Δaij なる式を用いて行なわれ、より具体的には、例えば各T
OLブロックの主データaij′(j =1)は既に求め
られているので、 a12′=a11′+Δa12,a13′=a12′+Δa13,…
… a22′=a21′+Δa22,a23′=a22′+Δa23,…
… a32′=a31′+Δa32,a33′=a32′+Δa33,…
… という式を用いて行なわれる。EXTコード付データの
場合には、そのEXTコードの後に続いている予測誤差
Δaijからハフマン符号の場合と同様に主データaij
を求める。
【0058】上述のようにして全ての圧縮画像データS
d1’について主データaij′を求めたら、次にそれを逆
量子化して、即ち1ビット上位にシフトすることによっ
て主データaij(代表画像データ)を求める。
【0059】次に、補間データの伸長について図15を参
照しながら説明する。上記の如く補間データの圧縮画像
データは、ハフマン符号と、EXTコード+内挿予測誤
差Δbij′,Δcij′,Δdij′との2つから成ってい
る。従って、まず読み出した圧縮画像データがそのどち
らであるかを検討し、ハフマン符号の場合には、該ハフ
マン符号を表1のハフマン符号表に基づいて復号化する
ことにより前述の内挿予測誤差Δbij′,Δcij′,Δ
ij′を求め、それらを逆量子化して、内挿予測誤差Δ
ij,Δcij,Δdijを求め、これらと上記した既に求
められている前値予測復元主データaijとから内挿予測
復元を行なって補間データ(代表画像データ)bij,c
ij,dijを求める。この内挿予測復元は下式 b11=Δb11+(a11+a12)/2 c11=Δc11+(a11×3+a12+a21×3+a22)/8 d11=Δd11+(a11+a12×3+a21+a22×3)/8 に基づいて行ない、他の8ビット補間データbij
ij,dijも同様の式に基づいて求める。一方EXTコ
ード付のデータである場合にはそのEXTコードの後に
続いているデータからそのままΔbij′,Δcij′,Δ
ij′を求め、ハフマン符号の場合と同様に補間データ
ij,cij,dijを求める。
【0060】そして、上記の如くして主データと補間デ
ータとから成る代表画像データaij,bij,cij,dij
の全てを求めたら、次に図13に示す如くそれらに基づい
て補間拡大を行ない画像データ数を4倍にして元通りに
復元して原画像データに対応する伸長画像データAij
求める。この伸長画像データAijの集合である画像デー
タSe1は、先に述べたように画像再生装置36に入力さ
れ、放射線画像の再生に供せられる。
【0061】上記画像データの補間拡大(復元補間)
は、例えば図16(図中の示す目は1つの画素を示す)に
示す様に、上記復元した各代表画像データaij,bij
ij,dijをそれぞれのブロックの左上の画素の伸長画
像データAijとし、それらに基づいて他の伸長画像デー
タAijを主走査方向および副走査方向の直線補間により
復元すれば良く、例えば A12=(a11+b11)/2 A22=(A12+c11)/2={(a11+b11)/2+c11}/2 A33=(c11+d11)/2 A23=(b11+A33)/2={b11+(c11+d11)/2}/2 のようにして各伸長画像データA12,A22,A23,A33
を復元し、他の伸長画像データAijも同様にして復元す
れば良い。
【0062】なお、上記実施例では行なっていなかった
が、画像データ数減少処理の前に平滑化処理(スムージ
ング処理)を施しても良い。かかる平滑化処理の具体例
としては、例えば3×3画素サイズのマスクを用意し、
該マスクの中央に注目画素を位置させ、マスク内の9画
素の画像データの平均値をその注目画素の新たな画像デ
ータとし、かかる処理を各画素について行なう移動平均
フィルタ処理を挙げることができるが、勿論その他の平
滑化処理であっても良い。上記の如き平滑化処理を行な
うことにより、近傍画素の画像データ同志の相関を向上
させることができ、それによって上記前値予測や内挿予
測の予測誤差の零近傍への集中度を高め、圧縮率の向上
を図ることができる。
【0063】上記の如く各ライン毎に位相をずらしてブ
ロックを設定する位相シフトサンプリングによりデータ
数減少処理を行なった後補間符号化処理を行なうように
すると、位相をずらさない同位相サンプリングによりデ
ータ数減少処理を行なった後補間符号化処理を行なう場
合よりも、圧縮率の向上を図ることができる。これは、
同位相サンプリングによる主データに基づくよりも位相
シフトサンプリングによる主データに基づいて補間デー
タを内挿予測した方が予測精度が向上することによるも
のと思われる。
【0064】上述の如く位相シフトサンプリングによる
データ数減少処理を採用するとデータ圧縮率の向上を図
ることができるが、該位相シフトサンプリングは同位相
サンプリングに比して人間の視覚上粗さが目立たず、見
かけ上の鮮鋭度を向上させることができると共に、画像
データSd1がグリッド4を使用して放射線画像が撮影記
録された蓄積性蛍光体シート11からのものである場合
に、再生放射線画像に前述のモアレが発生することを防
止できる。
【0065】上記実施例の位相シフトサンプリングは2
×2画素ブロックを各ブロックライン毎に位相をずらせ
て設定したものであったが、該ブロックはn×n画素ブ
ロック(n≧3)であっても良く、また各ブロックの代
表画像データとしても各ブロック内の画像データの平均
値に限らず、例えば各ブロック内の特定位置の画素の画
像データそのものを用いることも可能である。
【0066】また、上記実施例では主データに対して量
子化および前値予測+ハフマン符号化を行なっている
が、この主データはそのままの形にしておいても良いし
他の適当な圧縮処理を施してもよい。また、量子化も種
々の態様の量子化を用い得るし、前値予測による予測誤
差を量子化するようにしてもよい。
【0067】また、上記実施例では補間データに関し内
挿予測誤差の量子化を行なっているが、該量子化は、省
略してもよいし、他の態様で行なってもよいし、補間デ
ータそのものに対して行なってもよい。また、内挿予測
も他の方法(内挿予測式)で行なってもよい。勿論予測
誤差の符号化もハフマン符号表以外の符号表を用いて行
なってもよい。
【0068】次に、画像データSd2’に対する圧縮処理
について詳しく説明する。なおこの圧縮処理は、前述の
特開昭62-181576 号公報に示されたものである。図17
(a)はこの圧縮処理のプロセスフローチャートであ
る。図示の如く、まず原画像データSd2’に対してデー
タ数を減少させる前処理を施し、この前処理によって減
少せしめられた画像データに対して冗長度抑圧符号化処
理を施す。この処理によって符号化された圧縮データ
は、前述したように画像ファイリング装置34において光
ディスク等の記録媒体に格納される。
【0069】なお、この様にして圧縮格納されたデータ
に基づいて画像を再生する際は、図17(b)の伸長プロ
セスフローチャートに示す様に、まず画像ファイリング
装置34の記録媒体から圧縮データSd2”を読み出し、そ
の圧縮データSd2”に対して上記冗長度抑圧符号化処理
において用いた符号表に従って復号処理を施し、復号化
された画像データに基づいてデータ数復元後処理を行な
う、即ちデータの数が前記データ数減少前処理によって
減らされ前のデータ数になるように上記復号処理された
画像データに基づいて幾つかの画像データを算出復元
し、その様にして復元された復元データ(勿論、この中
にはデータ数復元後処理によって復元されたものに限ら
ず、前記復号処理によって復元された画像データも含ま
れる)を画像再生装置36に送ればよい。
【0070】上記データ数減少前処理は、要するに記録
すべき画像データの数を減少させる処理であって、その
処理の方法としては種々のものが考えられる。図18はか
かるデータ数減少前処理の一実施態様を説明する図であ
って、図中の各ます目はそれぞれ放射線画像の各画素を
示し、かつ各ます目中のA,B,C,……はそれぞれそ
の画素の画像データ(原画像データ)を示す。
【0071】本例では図18(a)に示す如く、放射線画
像を2×2画素づつブロック分けし、各ブロック(太線
で囲まれたます目)X11,X12,……,X21,X22,…
…の所定位置(図示のものは○印を付した左上位置)の
画素の画像データA,E,……,I,M,……をそれぞ
れのブロックX11,X12,……,X21,X22,……の代
表画像データa11,a12,……,a21,a22,……(a
11=A,a12=E,……,a21=I,a22=M,……)
とし、この代表画像データのみを記録すべき画像データ
としてサンプリングするものである。この方法によれ
ば、結局画像データ数を1/4に減少させることができ
る。
【0072】次に、このようにして減少せしめられた画
像データa11,a12,……,a21,a22,……に対し
て、前述の如く冗長度抑圧符号化処理を施す。この冗長
度抑圧符号化処理は、要するに画像データが有している
情報の冗長性を抑圧して符号化する処理であって、代表
的なものとして予測符号化や直交変換による符号化等を
挙げることができる。
【0073】ここでは前値予測とハフマン符号とを用い
て行なう予測符号化の場合について説明する。前記デー
タ数減少前処理によって求められた各ブロックの代表画
像データa11,a12,……,a21,a22,……は図19に
示す如く並んでいる。図中の各ます目は、図18における
各ブロックX11,X12,……,X21,X22,……を示
す。
【0074】まず、各画像データを前値予測し、その予
測値と実際のデータ値との差、即ち予測誤差を求める。
即ち、今代表画像データa11,a12,a13,……を持つ
各ブロックX11,X12,X13,……の並びを第1ブロッ
クラインL1 とし、代表画像データa21,a22,a23
…を持つ各ブロックの並びを第2ブロックラインL2
代表画像データa31,a32,a33を持つ各ブロックの並
びを第3ブロックラインL3 とし、かつ上記代表画像デ
ータa11,a21,a31はそれぞれ各ブロックライン
1 ,L2 ,L3 の先頭のブロックの代表画像データで
あるという前提の下に、第1ブロックラインL1 におい
て、a11はそのままとし、a21についてはその前のデー
タ値a11であると予測して実際のデータ値a12との予測
誤差△a12=a12−a11を求め、a13についてはその前
のデータ値a12であると予測して実際のデータ値a13
の予測誤差△a13=a13−a12を求め、以下同様にして
△a14,△a15,……を求める。また、第2ブロックラ
インL2 、第3ブロックラインL3 についても同様の方
法で先頭のa21,a31はそのままとし、以下のa22,a
23,a24,……およびa32,a33,a34,……について
△a22,△a23,△a24,……および△a32,△a33
△a34,……を求める。
【0075】次に、この様にして求められたa11,△a
12,△a13,……,a21,△a22,△a23,……,
31,△a32,△a33,……(図20参照)をハフマン符
号により符号化する。
【0076】一般に、ある画像データ(注目画像デー
タ)はその近傍の画像データとあまり変わらないデータ
値を有する、すなわち両データ値にはあまり大きな差は
ないと考えることができ、従って注目画像データを近傍
の画像データ(上記の場合は前に位置する画像データ)
と同じ値であると予測し、そのときの予測誤差(前述の
△a21,△a22等)を求めれば、その予測誤差分布は零
の近傍に集中することになる。本予測誤差符号化は、こ
の様に予測誤差が零近傍に集中するという特性を利用
し、頻度の高いものには短い符号を、頻度の低いものに
は長い符号を割り当てるハフマン符号によりその予測誤
差および各ブロックラインの先頭ブロックのデータ
11,a21,a31,……を符号化することによって、結
局画像データの冗長度を抑圧し、トータルとしてのデー
タ量を圧縮することができるものである。下の表4にハ
フマン符号の一例を示す。
【0077】
【表4】
【0078】なお、上記例では符号化対象データが±13
を超えるものについては、エクステンションコード(E
XT)+生データ、例えば符号化対象データが13の場
合、
【0079】
【数1】
【0080】という形で表現するように構成されてい
る。符号化対象データである前記予測誤差が例えば− 2
55〜+ 255レベルまで作られた場合、本来ならばその全
ての符号化対象データに対してハフマン符号を割り当て
るのが圧縮率を向上させる意味では望ましいが、上述の
如く例えば±13を超えるような頻度の低いものについて
はEXT+生データという形で表現するようにすると、
元々頻度が非常に低いものであるから圧縮率には殆んど
悪影響は生じないと共に符号表がコンパクトになるとい
う利点がある。
【0081】上述の方法で符号化された圧縮データは、
画像ファイリング装置34において光ディスク等の記録媒
体に記録格納される。格納例を図21に示す。なお、図21
中のa11′,△a12′……は、それぞれa11,△a12
……をハフマン符号化した圧縮データであり、TOIは
画像の始めを示す識別符号、TOLは各走査線(ブロッ
クライン)の始めを示す識別符号である。
【0082】上記記録媒体に記録格納された圧縮データ
は、必要に応じて読み出され、可視像再生に供される。
可視像再生について簡単に説明すると、前述の如くまず
記録媒体から圧縮データを読み出し、その圧縮データを
上記圧縮データ作成の際に使用したハフマン符号表に基
づいて圧縮符号化される前の予測誤差データ等(a11
△a12,△a13,……,a21,△a22,△a23,……,
31,△a32,△a33,……)に直すと共に該予測誤差
データ等から各ブロックの代表画像データを下記の如く
して算出復元する復号処理を行なう。
【0083】 a11,a12=a11+△a12,a13=a12+△a13,…… a21,a22=a21+△a22,a23=a22+△a23,…… a31,a32=a31+△a32,a33=a32+△a33,…… ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 次に、上記の如くして復号、復元されたブロック代表画
像データに対してデータ数復元後処理を施し、画像デー
タ数をもとの原画像データSd2’の数に戻す。
【0084】このデータ数復元後処理によって復元され
た伸長画像データSe2を図18(b)に示す。この図にお
ける各ブロックX11,X12,X21,X22中の左上画素の
復元画像データA′,E′,I′,M′は前述の如く既
に代表画像データとして復元されており、A′=a11
E′=a12,I′=a21,M′=a22である。これら以
外の画素の画像データの復元にはいろいろな方法が考え
られるが、例えば水平方向および垂直方向の直線補間に
より復元することが考えられる。
【0085】この方法により図18(b)における画像デ
ータB′,C′,D′,G′,J′を復号すると次の通
りである。
【0086】 B′=(A′+E′)/2=(a11+a12)/2 C′=(A′+I′)/2=(a11+a21)/2 G′=(E′+M′)/2=(a12+a22)/2 J′=(I′+M′)/2=(a21+a22)/2 D′=(C+G)/2=(B+J)/2=(A+E+I+M)/4 =(a11+a12+a21+a22)/4 そして、この様にして復元した復元データ(勿論、この
場合の直線補間による復元データB′,C′,D′,…
…は元の原画像データB,C,D,……と完全に一致す
るものではない)に基づいてCRT等に可視像を再生す
ればよい。
【0087】上記データ数減少前処理は、図22に示すよ
うな方法で行なってもよい。すなわち、図18の場合と同
様に放射線画像を2×2画素づつブロック分けし、各ブ
ロックX11,X12,……,X21,X22,……内の各画素
の画像データの平均値を各ブロックの代表画像データa
11,a12,……a21,a22,……とし、 a11=(A+B+C+D)/4, a12=(E+F+G
+H)/4,…… a21=(I+J+K+L)/4, a22=(M+N+O
+P)/4,…… これらの代表画像データのみをサンプリングする方法で
行なってもよい。なお、この方法で前処理を行なった場
合は、前記伸長プロセスにおけるデータ数復元後処理に
おいて、例えば復元された各ブロックの代表画像データ
11,a12,……,a21,a22,……をそれぞれのブロ
ックの特定位置、例えば左上位置の画素の画像データと
して取扱い、それらに基づいて前述と同様に水平、垂直
直線補間により他の画素の画像データを復元すればよ
い。
【0088】この方法によると、データ数復元後処理に
よって復元された図22(b)に示す画像データA′,
E′,I′,M′はそれぞれ A′=a11, E′=a12, I′=a21, M′=a
22 となり、またB′,C′,D′,G′,J′は前記図18
の場合と同様の形となる。
【0089】上記図18および図22に示すデータ数減少前
処理は、いずれもブロックを各ブロックラインL1 ,L
2 ,……毎に同位相で設定し、その各ブロックの代表画
像データをサンプリングする方法であったが、このブロ
ックの設定は各ブロックライン毎に位相をずらしたもの
であればより好ましい。なぜならば、位相をずらしてサ
ンプリングすると位相をずらさないでサンプリングした
場合に比べて、人間の視覚上粗さが目立たず、見かけ上
の鮮鋭度を向上させることができると共に、例えば散乱
線除去用の静止グリッドを用いた場合等に同位相でサン
プリングして画像データ数を減少させると復元された画
像上にモアレパターンが発生し易くなるが、位相をずら
せてサンプリングするとモアレパターンの発生を抑圧す
ることができるからである。
【0090】以下に、位相をずらせてサンプリングする
例、即ち位相シフトサンプリングの代表的な例を図23〜
図25を参照しながら説明する。
【0091】図23に示す位相シフトサンプリングは、放
射線画像上に互いに平行に設定された複数のブロックラ
インL1 ,L2 ,L3 ……の各々の上に、1つのます目
で示される1つの画素を含んで成るブロックX11
12,X13,……,X21,X22,X23,……,X31,X
32,X33,……を所定間隔を置いて(この場合は、1ブ
ロックに対応する間隔を置いて)設定すると共に、該ブ
ロックの設定に当っては各ブロックライン毎に位相をず
らして設定し、その様に設定された各ブロック内の画素
の画像データに基づいて決定された代表画像データ
11,a12,a13,……,a21,a22,a23,……,a
31,a32,a33,……のみをサンプリングするものであ
る。なお、この場合の代表画像データa11,a12,……
は、例えばそのブロック内画素の画像データそのものを
使用し、 a11=A,a12=B,a13=C,…… a21=D,a22=E,a23=F,…… a31=G,a32=H,a33=I,…… とすればよい。
【0092】なお、この場合の伸長プロセスでのデータ
数復元後処理におけるデータが記録されていない画素の
画像データ復元は、例えば周囲4画素の平均値を取るこ
とによって行なえばよい。つまり、図中の例えばブロッ
クX12,X21,X22,X32によって囲まれている部分の
画素の画像データaは、 a=(B+D+E+H)/4 によって求めればよい。
【0093】図24に示す位相シフトサンプリングは、同
図(a)に示す如く設定するブロックが2×2画素を含
んで成るものであり、各ブロックラインL1 ,L2 ,L
3 ,……に連続的にかつ各ブロックラインL1 ,L2
3 毎に半ブロック長づつ位相をずらしてブロック
11,X12,X13,……,X21,X22,……,X31,X
32,X33,……を設定し、各ブロック内の4画素の画像
データの平均値をそれぞれのブロックの代表画像データ
11,a12,a13,……,a21,a22,……,a31,a
32,a33,……として図24(b)に示す如くサンプリン
グするものである。ここで、a11,a12について具体例
を示すと以下の通りである。 a11=(A+B+C+D)/4, a12=(E+F+G+H)/4 なお、この場合の伸長プロセスにおける画像データ数復
元後処理は、例えば各ブロックの代表画像データa11
12,……,a21,a22,……,a31,a32,……を図
24(c)に示す如くそれぞれのブロックの特定位置、例
えば左上位置の画素の画像データとし、他の画素の画像
データはそれらの代表画像データから以下の様に水平、
垂直直線補間により算出復元すればよい。
【0094】 A′=a11,E′=a12,I′=a21,K′=a22, B′=(A′+E′)/2=(a11+a12)/2 D′=(B′+I′)/2={(a11+a12)/2+a21}/2 J′=(I′+K′)/2=(a21+a22)/2 G′=(E′+J′)/2={a12+(a21+a22)/2}/2 図25に示す位相シフトサンプリングは、同図(a)に示
す如く設定するブロックが2×2画素を含んで成るもの
であり、各ブロックラインL1 ,L2 ,L3 ,……に1
ブロック分の所定間隔を置いてかつ各ブロックラインL
1 ,L2 ,L3毎に1ブロック長づつ位相をずらしてブ
ロックX11,X12,……,X21,X22,……,X31,X
32,……を設定し、各ブロック内の4画素の画像データ
の平均値をそれぞれのブロックの代表画像データa11
12,……,a21,a22,……,a31,a32,……とし
て図25(b)に示す如くサンプリングするものである。 a11=(A+B+C+D)/4 なお、この場合の伸長プロセスでのデータ数復元後処理
は、例えば各ブロックの代表画像データa11,a12,…
…,a21,a22,……,a31,a32,……を図25(c)
に示す如くそれぞれのブロックの特定位置、例えば左上
位置の画素の画像データとし、次に4つのブロックで囲
まれている2×2画素部分の左上画素の画像データとし
て該囲っている4つのブロックの代表画像データの平均
値を割り当てる、例えばブロックX12,X21,X22,X
32で囲まれている2×2画素部分の左上画像の画像デー
タaとして a=(a12+a21+a22+a32)/4 を割り当て、その後その他の画素の画像データを上記の
各代表画像データa11,a12,……とそれらに基づいて
求めた画像データaとから水平および垂直直線補間によ
って求めればよい。
【0095】以上、種々のデータ数減少前処理の実施態
様について説明したが、この前処理はその他にも種々の
態様を取り得、例えば図18、図22、図24、図25の例では
2×2画素のブロックを設定しているが、これをn×n
(nは3以上の整数)画素のブロックとしてもよいし、
あるいは図24、図25においてブロックの代表画像データ
をブロック内画素の画像データの平均値としているが、
例えば図18の例の場合の如くブロック内特定位置の画素
の画像データをブロック代表画像データとすることも可
能であり、また図23、図25の例では要するにブロックを
市松状に設定してその他の部分の画像データは捨てるよ
うな処理を行なうが、この画像上に部分的にブロックを
設定し、他の部分の画像データを捨てる場合のブロック
の設定態様も上記市松状以外の種々のものを採用し得
る。
【0096】また、上記冗長度抑圧符号化処理は、前述
の如く予測符号化に限られるものではなく、他の処理例
えば直交変換による符号化処理であってもよい。また、
予測符号化においても、予測方法は前述の前値予測に限
らず近傍画素の画像データを用いた2次元予測等種々の
予測方法を採用することができ、予測誤差の符号化もハ
フマン符号に限らず、他の符号を使用することができ
る。
【0097】上述した画像データ圧縮方法は、前述の如
く、冗長度抑圧符号化処理を行なう前に予め画像データ
数そのものを減らし、即ち空間分解能を減らし、その減
少せしめられた画像データのみを冗長度抑圧符号化処理
をするので、画像データ数減少前処理を行なうことなく
冗長度抑圧符号化処理する場合に比べて、終局的に大き
なデータ圧縮率を達成することができる。
【0098】また、人体等の放射線画像は、他の一般的
な画像に比べ、診断対象等の重要部分は低空間周波数域
に存在し、高空間周波数成分はあまり持っていないとい
う本発明者の研究結果により、結局上記の如く空間分解
能を減少させて高空間周波数成分を消失させても、例え
ば、濃度分解能を低下させる場合に比べて診断能の低下
等の画質の劣化が非常に少ない。
【0099】またこの画像データ圧縮方法は、先に述べ
たモアレ発生を抑止する作用も有する画像データ圧縮方
法に比べれば、より高速で画像データ圧縮処理を行なう
ことができる。
【0100】そして画像データSd2’にこのような画像
データ圧縮方法を適用しても、このディジタル画像デー
タSd2’は前述のフィルタリング処理および再サンプリ
ング処理を受けて、元よりグリッド像6の成分を含まな
いものであるから、圧縮、伸長処理後の画像データSe2
に基づいて再生される放射線画像にモアレが生じること
はない。
【0101】なお、上述したグリッド像除去のためのフ
ィルタリング処理および再サンプリング処理を行なう信
号生成系(上記実施例では第2の放射線画像情報読取装
置32を含む系)において、これらの処理を行なうモード
と行なわないモードとを適宜選択できるようにしてもよ
い。その場合は、それらのモードを選択するスイッチの
状態が画像信号の生成条件と対応するから、このスイッ
チと連動させて圧縮処理の方法を変えるようにすればよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する放射線画像情報読取再生
システムを示すブロック図
【図2】蓄積性蛍光体シートに放射線画像を撮影記録す
る様子を示す概略図
【図3】グリッドが記録された放射線画像を示す概略図
【図4】上記システムの放射線画像情報読取装置を示す
斜視図
【図5】グリッド像を除去するフィルタリング処理の特
性を示すグラフ
【図6】グリッドが記録された放射線画像の空間周波数
特性を示すグラフ
【図7】本発明に適用される一つの画像データ圧縮処理
のフローチャート
【図8】蓄積性蛍光体シートからの画像データの読み取
り方式を示す概略図
【図9】図7に示す画像データ圧縮処理のデータ数減少
処理(位相シフトサンプリング)の態様を示す説明図
【図10】主データのサンプリング態様を示す説明図
【図11】主データの前値予測を説明する説明図
【図12】補間データの内挿予測を説明する説明図
【図13】図7の方法によって圧縮した画像データの伸
長方法を示すフローチャート
【図14】図13のフローチャートのうち主データに関
する部分の詳細フローチャート
【図15】図13のフローチャートのうち補間データに
関する部分の詳細フローチャート
【図16】図13に示す伸長処理における補間拡大によ
るデータ数復元方法を説明するための図
【図17】本発明に適用されるもう一つの画像データ圧
縮処理と、それに対応する伸長処理を示すプロセスフロ
ーチャート
【図18】図17に示した処理におけるデータ数減少前
処理と、この前処理に対応するデータ数復元後処理の一
例の説明図
【図19】上記前処理によって減じられた後の画像デー
タを示す説明図
【図20】図19の画像データに関する前値予測誤差等
を示す図
【図21】図20に示す前値予測誤差等をハフマン符号
化したものの格納状態を示す図
【図22】データ数減少前処理の別の例と、その前処理
に対応するデータ数復元後処理の一例の説明図
【図23】位相シフトサンプリングタイプのデータ数減
少前処理の説明図
【図24】位相シフトサンプリングタイプのデータ数減
少前処理の別の例と、それに対応する各ブロックの代表
画像データを示す説明図
【図25】位相シフトサンプリングタイプのデータ数減
少前処理のさらに別の例と、それに対応する各ブロック
の代表画像データを示す説明図
【符号の説明】
31、32 放射線画像情報読取装置 33 圧縮器 34 画像ファイリング装置 35 伸長器 36 画像再生装置 41 記憶部 42 画像信号生成部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線画像を担持した画像データを圧縮
    する方法において、圧縮処理を施す前の画像データの生
    成条件に応じて、この圧縮処理の方法を変えることを特
    徴とする画像データ圧縮方法。
  2. 【請求項2】 放射線画像を担持した画像データを圧縮
    する装置において、複数の圧縮方法を実行可能で、圧縮
    処理を施す前の画像データの生成条件に応じて圧縮方法
    を変えるように形成されたことを特徴とする画像データ
    圧縮装置。
JP4277543A 1992-10-15 1992-10-15 画像データ圧縮方法および装置 Pending JPH06133171A (ja)

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JP4277543A JPH06133171A (ja) 1992-10-15 1992-10-15 画像データ圧縮方法および装置
US08/136,254 US6052487A (en) 1992-10-15 1993-10-15 Method and apparatus for compressing image signals

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011010480A1 (ja) * 2009-07-24 2011-01-27 コニカミノルタエムジー株式会社 放射線画像撮影装置および放射線画像撮影システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011010480A1 (ja) * 2009-07-24 2011-01-27 コニカミノルタエムジー株式会社 放射線画像撮影装置および放射線画像撮影システム
JP5541284B2 (ja) * 2009-07-24 2014-07-09 コニカミノルタ株式会社 放射線画像撮影装置および放射線画像撮影システム

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