JP3279324B2 - データフィールド画像圧縮方法 - Google Patents
データフィールド画像圧縮方法Info
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- Image Processing (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般には、データフィ
ールドを表すデータサンプルを発生し、コンピュータメ
モリ等のメモリに効率的に記憶するためにこのデータサ
ンプルを圧縮し(符号化としても知られる)、次に圧縮
解除(復号)することによってこのデータサンプルを取
り出してこのデータフィールドのファクシミリを表すた
めのアルゴリズムに関する。
ールドを表すデータサンプルを発生し、コンピュータメ
モリ等のメモリに効率的に記憶するためにこのデータサ
ンプルを圧縮し(符号化としても知られる)、次に圧縮
解除(復号)することによってこのデータサンプルを取
り出してこのデータフィールドのファクシミリを表すた
めのアルゴリズムに関する。
【0002】さらに詳細には、本発明は、絵や印刷した
文字等の画像を表すデータサンプルを取り、コンピュー
タメモリの小領域に効率的に記憶するためにこのデータ
サンプルを圧縮し、このデータサンプルを圧縮解除して
これらの画像に類似したものを再現するためのアルゴリ
ズムに関する。
文字等の画像を表すデータサンプルを取り、コンピュー
タメモリの小領域に効率的に記憶するためにこのデータ
サンプルを圧縮し、このデータサンプルを圧縮解除して
これらの画像に類似したものを再現するためのアルゴリ
ズムに関する。
【0003】
【従来の技術】現在、数やアルファベット文字を表すピ
クチャやフォントといった視覚画像をたとえばコンピュ
ータメモリ等のメモリ内のデータとして記憶するための
様々なアルゴリズムがある。記憶されたデータは取り出
され処理されて、その視覚画像の紙面へのコピーあるい
は画面表示されたコピーを再生成する。典型的な処理の
一例としては、コンピュータに結合されたイメージスキ
ャナがある。たとえば写真あるいはフォント文字からな
るテキストの紙のページといった画像は、ハードウエア
とソフトウエアとからなるコンピュータに結合された電
気光学スキャナによって走査することができる。このス
キャナは画像を周期的にサンプリングし、画像に対応す
る生の、あるいは圧縮されていないサンプルデータのパ
ケットを生成する。
クチャやフォントといった視覚画像をたとえばコンピュ
ータメモリ等のメモリ内のデータとして記憶するための
様々なアルゴリズムがある。記憶されたデータは取り出
され処理されて、その視覚画像の紙面へのコピーあるい
は画面表示されたコピーを再生成する。典型的な処理の
一例としては、コンピュータに結合されたイメージスキ
ャナがある。たとえば写真あるいはフォント文字からな
るテキストの紙のページといった画像は、ハードウエア
とソフトウエアとからなるコンピュータに結合された電
気光学スキャナによって走査することができる。このス
キャナは画像を周期的にサンプリングし、画像に対応す
る生の、あるいは圧縮されていないサンプルデータのパ
ケットを生成する。
【0004】サンプルデータは圧縮されない形式で記憶
される場合、コンピュータ内の(通常ハードディスク等
の大容量記憶スペースの形式を取る)一定量のメモリス
ペースを占める。しかし、当該技術の熟練者には、通常
の圧縮されていないデータを圧縮することによって、こ
のデータの記憶に要する大容量記憶スペースははるかに
小さくてすむことがわかっている。したがって、現在で
はサンプリングされたデータはメモリへの記憶の前に圧
縮するのが通例となっている。画像のコピーを生成する
には、コンピュータはメモリから圧縮されたデータを取
り出し、このデータを展開して非圧縮データにし、次に
この非圧縮データを画面上あるいは紙上で見ることので
きる形式に再生する。
される場合、コンピュータ内の(通常ハードディスク等
の大容量記憶スペースの形式を取る)一定量のメモリス
ペースを占める。しかし、当該技術の熟練者には、通常
の圧縮されていないデータを圧縮することによって、こ
のデータの記憶に要する大容量記憶スペースははるかに
小さくてすむことがわかっている。したがって、現在で
はサンプリングされたデータはメモリへの記憶の前に圧
縮するのが通例となっている。画像のコピーを生成する
には、コンピュータはメモリから圧縮されたデータを取
り出し、このデータを展開して非圧縮データにし、次に
この非圧縮データを画面上あるいは紙上で見ることので
きる形式に再生する。
【0005】参考文献:データ圧縮/圧縮解除技術は本
主題に関する文献に論じられている。この文献の例、お
よび当該特許出願に参考のため組み入れた文献を次のリ
ストに示す。1969年11月IEEE Transa
ctions on Information The
ory、 vol.IT−14、no.6、658−6
64ページのBially, Theodoreの“S
pace−FillingCurves:Their
Generation and Their Appl
ication to Bandwidth Redu
ction”(Bially ’69として引用)19
68年5月IEEE Transactions on
Information Theory、vol.I
T−14、no.3、390−394ページのDavi
sson,Lee Dの“Data Compress
ion Using Straight Line I
nterpolation”(Davisson’6
8)
主題に関する文献に論じられている。この文献の例、お
よび当該特許出願に参考のため組み入れた文献を次のリ
ストに示す。1969年11月IEEE Transa
ctions on Information The
ory、 vol.IT−14、no.6、658−6
64ページのBially, Theodoreの“S
pace−FillingCurves:Their
Generation and Their Appl
ication to Bandwidth Redu
ction”(Bially ’69として引用)19
68年5月IEEE Transactions on
Information Theory、vol.I
T−14、no.3、390−394ページのDavi
sson,Lee Dの“Data Compress
ion Using Straight Line I
nterpolation”(Davisson’6
8)
【0006】1967年3月Proceedings
of the IEEE、vol.55、no.3、2
78−287ページのEhrman,Lの“Analy
sis of Some Redundancy Re
moval Bandwidth Compressi
on Techniques”(Ehrman’67)
1964年Proc.of the 1964 Nat
ional Telemetering Confer
ence 1−16ページのGardenhire,L
awrence W.の“Redundancy Re
ductionthe key to Adaptiv
e Telemetry”(Gardenhire’6
4)1988年のISCAS、467−470ページの
Hovig,Ingvilの“Image Compr
ession and Coding,with Em
phasize on Polygon Based
Techniquesand Representat
ion”(Hovig’88)
of the IEEE、vol.55、no.3、2
78−287ページのEhrman,Lの“Analy
sis of Some Redundancy Re
moval Bandwidth Compressi
on Techniques”(Ehrman’67)
1964年Proc.of the 1964 Nat
ional Telemetering Confer
ence 1−16ページのGardenhire,L
awrence W.の“Redundancy Re
ductionthe key to Adaptiv
e Telemetry”(Gardenhire’6
4)1988年のISCAS、467−470ページの
Hovig,Ingvilの“Image Compr
ession and Coding,with Em
phasize on Polygon Based
Techniquesand Representat
ion”(Hovig’88)
【0007】1967年3月Proceeding o
f the IEEE、vol.55、no.3のKo
rtman,C.M.の“Redundancy Re
duction−A Practical Metho
d of Data Compression”(Ko
rtman’67)1989年2月IEEE Tran
sactions on PatternAnalys
is and Machine Intelligen
ce, vol.11、no.2、206−212ペー
ジのLee,Chin−Hwaの“Image Sur
face Approximation with I
rregular Samples”(Lee’89)
1980年2月IEEE Transactions
on Acoustics,Speech,and S
ignal Processing、vol.ASSI
P−28、no.1、27−34ページのMakhou
l,Johnの“A Fast Cosine Tra
nsform in One and Two Dim
ensions”(Makhoul’80)
f the IEEE、vol.55、no.3のKo
rtman,C.M.の“Redundancy Re
duction−A Practical Metho
d of Data Compression”(Ko
rtman’67)1989年2月IEEE Tran
sactions on PatternAnalys
is and Machine Intelligen
ce, vol.11、no.2、206−212ペー
ジのLee,Chin−Hwaの“Image Sur
face Approximation with I
rregular Samples”(Lee’89)
1980年2月IEEE Transactions
on Acoustics,Speech,and S
ignal Processing、vol.ASSI
P−28、no.1、27−34ページのMakhou
l,Johnの“A Fast Cosine Tra
nsform in One and Two Dim
ensions”(Makhoul’80)
【0008】1978年John Wiley and
Sons,New YorkのPratt,Will
iam K.の“Digital Image Pro
cessing”(Pratt’78)1980年Pa
ttern Recognition、vol.12、
327−331ページのSklansky,Jack;
Gonzalez,Victorの“Fast Pol
ygonal Approximation of D
igitized Curves”(Sklansky
およびGonzalez’80)1986年Proce
edings ICASSP、vol.1、529−5
32ページのWallach,E.;Karnin
E.の“A FractalBased Approa
ch to Image Compression”
(WallachおよびKarnin’86)
Sons,New YorkのPratt,Will
iam K.の“Digital Image Pro
cessing”(Pratt’78)1980年Pa
ttern Recognition、vol.12、
327−331ページのSklansky,Jack;
Gonzalez,Victorの“Fast Pol
ygonal Approximation of D
igitized Curves”(Sklansky
およびGonzalez’80)1986年Proce
edings ICASSP、vol.1、529−5
32ページのWallach,E.;Karnin
E.の“A FractalBased Approa
ch to Image Compression”
(WallachおよびKarnin’86)
【0009】データ圧縮/圧縮解除技術:画像データに
“冗長低減(redundancyreductio
n)”を実行する種類のアルゴリズムはデータ圧縮法に
最も望まれる特性のいくつかを有する。これらのアルゴ
リズムはグレースケールの画像データを3次元輝度面と
して処理する。この画像データの処理は、この面の近似
を表すデータセットを見つけようとすることに対する損
失のある画像圧縮問題を解決する点で有用である。かか
るデータセットを得る方法の1つは、この面を不均一に
サンプリングし、面がより複雑であればより多くのサン
プルを取ることである。画像走査線輝度波形の不均一サ
ンプリングについての初期の研究は、Gardenhi
reが’64年に、Ehrmanが’67年に、Kor
tmanが’67年に、そしてDavissonが’6
8年に行っている。
“冗長低減(redundancyreductio
n)”を実行する種類のアルゴリズムはデータ圧縮法に
最も望まれる特性のいくつかを有する。これらのアルゴ
リズムはグレースケールの画像データを3次元輝度面と
して処理する。この画像データの処理は、この面の近似
を表すデータセットを見つけようとすることに対する損
失のある画像圧縮問題を解決する点で有用である。かか
るデータセットを得る方法の1つは、この面を不均一に
サンプリングし、面がより複雑であればより多くのサン
プルを取ることである。画像走査線輝度波形の不均一サ
ンプリングについての初期の研究は、Gardenhi
reが’64年に、Ehrmanが’67年に、Kor
tmanが’67年に、そしてDavissonが’6
8年に行っている。
【0010】これらのアルゴリズムは線毎に動作し、ど
のサンプルが冗長であり、捨てることができるかを判定
した。あるサンプルが、保持されたサンプルから指定さ
れた許容差以内で補間しうる場合、このサンプルは捨て
られた。通常の補間子はゼロのオーダーの多項線形補間
である。Wallach とKarnin’86による
最近の研究も同様である。この研究は本質的に“フラク
タル(fractal)”である。これは、線の長さと
傾斜が少数の可能性に限定されるためである。真の3次
元面としての輝度データの処理の1つがLeeによっ
て’89年に完成された。この研究では、画像中の輝度
の輪郭が識別される。圧縮された画像データは輝度の値
とこれらの輪郭の形状からなる。スプラインに基づく面
再構成技術は欠けている画素を再生成する。多角形面セ
グメンテーション法を用いた同様の研究がHovig’
88によって行われた。
のサンプルが冗長であり、捨てることができるかを判定
した。あるサンプルが、保持されたサンプルから指定さ
れた許容差以内で補間しうる場合、このサンプルは捨て
られた。通常の補間子はゼロのオーダーの多項線形補間
である。Wallach とKarnin’86による
最近の研究も同様である。この研究は本質的に“フラク
タル(fractal)”である。これは、線の長さと
傾斜が少数の可能性に限定されるためである。真の3次
元面としての輝度データの処理の1つがLeeによっ
て’89年に完成された。この研究では、画像中の輝度
の輪郭が識別される。圧縮された画像データは輝度の値
とこれらの輪郭の形状からなる。スプラインに基づく面
再構成技術は欠けている画素を再生成する。多角形面セ
グメンテーション法を用いた同様の研究がHovig’
88によって行われた。
【0011】これらの技術は通常、ある与えられた圧縮
比に対する再構成された画像の品質に関しては、離散コ
サイン変換(DCT)等の変換領域技術は実行しない。
しかし、これらのアルゴリズムは通常、復号がより高速
である。これは画像の変換に必要な動作を行わないため
である。現在用いられる別の一般的な画像圧縮アルゴリ
ズムはブロック短縮符号化(BTC)であり、これは高
速な復号および符号化を行うが画像品質は低い。画像圧
縮アルゴリズムとしてさらに離散コサイン変換(DC
T)がある。その結果として生じる画像の品質は高い
が、圧縮および圧縮解除は低速である。これらの圧縮ア
ルゴリズムおよび他の過去に開発された圧縮アルゴリズ
ムは、2つの主要な観点のうち少なくとも1つにおいて
問題がある。すなわち、(a)高圧縮率において再構成
された画像の品質が低いか、あるいは(b)復号器が複
雑であるかのいずれかである。
比に対する再構成された画像の品質に関しては、離散コ
サイン変換(DCT)等の変換領域技術は実行しない。
しかし、これらのアルゴリズムは通常、復号がより高速
である。これは画像の変換に必要な動作を行わないため
である。現在用いられる別の一般的な画像圧縮アルゴリ
ズムはブロック短縮符号化(BTC)であり、これは高
速な復号および符号化を行うが画像品質は低い。画像圧
縮アルゴリズムとしてさらに離散コサイン変換(DC
T)がある。その結果として生じる画像の品質は高い
が、圧縮および圧縮解除は低速である。これらの圧縮ア
ルゴリズムおよび他の過去に開発された圧縮アルゴリズ
ムは、2つの主要な観点のうち少なくとも1つにおいて
問題がある。すなわち、(a)高圧縮率において再構成
された画像の品質が低いか、あるいは(b)復号器が複
雑であるかのいずれかである。
【0012】したがって、データ圧縮、特に絵や書かれ
た文字等の画像から生成されたデータサンプルのための
データ圧縮に関する速度、精度、およびメモリ使用をさ
らに向上させる必要が依然として存在する。
た文字等の画像から生成されたデータサンプルのための
データ圧縮に関する速度、精度、およびメモリ使用をさ
らに向上させる必要が依然として存在する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、現在
用いられている従来の方法のメモリ条件より少ないメモ
リスペース記憶条件を有するデータサンプルを高速かつ
正確に圧縮する方法を提供することである。
用いられている従来の方法のメモリ条件より少ないメモ
リスペース記憶条件を有するデータサンプルを高速かつ
正確に圧縮する方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、コンピ
ュータに結合された光学スキャナにより物理的フィール
ド画像を走査、計測して複数のサンプル点の輝度値を発
生し、該複数のサンプル点を圧縮して記憶する、データ
フィールド画像圧縮方法が提供され、その方法は、 前記
複数のサンプル点の輝度値を二値表示に変換するステッ
プ、 複数のサンプル点をデータ部分集合に分離するステ
ップであって、各々の部分集合が順序付けられたイメー
ジの同じ行もしくは列のサンプル点を含む、ステップ、
エラー判定基準を定義するステップ、 エラー判定基準に
関して最小の許容分解能に対応するエラーしきい値を設
定するステップ、 各々のデータ部分集合の初期点と最終
点にタグを付けるステップ、 テストされるデータ部分集
合において初期点から初まり最終点で終わる各々のデー
タ部分集合を解析することにより、各々のデータ部分集
合を順次テストするステップであって、その解析は、1)初期点を開始点として選択し、 2)開始点から始まり、検査されるべきサンプル点へ伸
びる近似線を定義し、 3)前記近似線に従って補間されるサンプル点のエラー
が、前記エラーしきい値を超えるか否かを確かめるため
に、前記検査されるべきサンプル点を検査し、 4)前記エラーしきい値を超えない場合、続く次のサン
プル点を識別し、次のサンプル点に伸びるような近似線
を再定義し、 5)前記再定義された近似線に従って補間されるサンプ
ル点のエラーが前記エラーしきい値を超えるか否かを確
かめるために、前記次のサンプル点を検査し、 6)エラーしきい値を超えた場合、前記次のサンプル点
の1つ前のサンプル点を終点として選択し、その終点に
タグを付け、 7)前記終点を新たな開始点として選択し、 8)前項2)〜7)の処理をデータ部分集合の最終点に
達するまで繰り返すこ とからなる、ステップ、及び 前記タグを付けたサンプル点とその輝度値を検索可能な
形で記憶する、ステップからなることを特徴とする 。よ
り詳細には、本発明は、現在用いられている従来の方法
のメモリ条件より少ないメモリスペース記憶条件を有す
るデータサンプルを高速かつ正確に圧縮する方法を提供
することである。本発明の方法は、不均一サンプリング
および補間(NSI)の圧縮法を提供し、また不均一サ
ンプリングおよび補間(NSI)の圧縮法にエントロピ
ー符号化を組み合わせた圧縮法も提供する。ここに述べ
るこの損失のある画像圧縮アルゴリズムは復号の複雑さ
が少ないという利点がある。これによって、ソフトウエ
ア中の圧縮解除を可能にする。他の利点は、再構成され
た画像の品質が比較的高いことである。
ュータに結合された光学スキャナにより物理的フィール
ド画像を走査、計測して複数のサンプル点の輝度値を発
生し、該複数のサンプル点を圧縮して記憶する、データ
フィールド画像圧縮方法が提供され、その方法は、 前記
複数のサンプル点の輝度値を二値表示に変換するステッ
プ、 複数のサンプル点をデータ部分集合に分離するステ
ップであって、各々の部分集合が順序付けられたイメー
ジの同じ行もしくは列のサンプル点を含む、ステップ、
エラー判定基準を定義するステップ、 エラー判定基準に
関して最小の許容分解能に対応するエラーしきい値を設
定するステップ、 各々のデータ部分集合の初期点と最終
点にタグを付けるステップ、 テストされるデータ部分集
合において初期点から初まり最終点で終わる各々のデー
タ部分集合を解析することにより、各々のデータ部分集
合を順次テストするステップであって、その解析は、1)初期点を開始点として選択し、 2)開始点から始まり、検査されるべきサンプル点へ伸
びる近似線を定義し、 3)前記近似線に従って補間されるサンプル点のエラー
が、前記エラーしきい値を超えるか否かを確かめるため
に、前記検査されるべきサンプル点を検査し、 4)前記エラーしきい値を超えない場合、続く次のサン
プル点を識別し、次のサンプル点に伸びるような近似線
を再定義し、 5)前記再定義された近似線に従って補間されるサンプ
ル点のエラーが前記エラーしきい値を超えるか否かを確
かめるために、前記次のサンプル点を検査し、 6)エラーしきい値を超えた場合、前記次のサンプル点
の1つ前のサンプル点を終点として選択し、その終点に
タグを付け、 7)前記終点を新たな開始点として選択し、 8)前項2)〜7)の処理をデータ部分集合の最終点に
達するまで繰り返すこ とからなる、ステップ、及び 前記タグを付けたサンプル点とその輝度値を検索可能な
形で記憶する、ステップからなることを特徴とする 。よ
り詳細には、本発明は、現在用いられている従来の方法
のメモリ条件より少ないメモリスペース記憶条件を有す
るデータサンプルを高速かつ正確に圧縮する方法を提供
することである。本発明の方法は、不均一サンプリング
および補間(NSI)の圧縮法を提供し、また不均一サ
ンプリングおよび補間(NSI)の圧縮法にエントロピ
ー符号化を組み合わせた圧縮法も提供する。ここに述べ
るこの損失のある画像圧縮アルゴリズムは復号の複雑さ
が少ないという利点がある。これによって、ソフトウエ
ア中の圧縮解除を可能にする。他の利点は、再構成され
た画像の品質が比較的高いことである。
【0015】この研究で調査され、開発されたアルゴリ
ズムは、(1)復号の速度および(2)復号された画像
の品質が主要な問題となるアプリケーションへの使用を
意図したものである。符号器の速度は2次的な考慮対象
である。意図されたアプリケーションにおいて、圧縮さ
れた画像は復号化のためにPC(パーソナルコンピュー
タ)に送出される。画像は特殊なハードウエアを用いる
ことなく復号され、画像のプレビューあるいはページ作
成用の原稿として働く。この結果、(1)高速な復号お
よび(2)復号器の制約の中で達成可能な最高の画質を
得ることを可能にするアルゴリズムが発明された。
ズムは、(1)復号の速度および(2)復号された画像
の品質が主要な問題となるアプリケーションへの使用を
意図したものである。符号器の速度は2次的な考慮対象
である。意図されたアプリケーションにおいて、圧縮さ
れた画像は復号化のためにPC(パーソナルコンピュー
タ)に送出される。画像は特殊なハードウエアを用いる
ことなく復号され、画像のプレビューあるいはページ作
成用の原稿として働く。この結果、(1)高速な復号お
よび(2)復号器の制約の中で達成可能な最高の画質を
得ることを可能にするアルゴリズムが発明された。
【0016】本発明のアルゴリズムは、通常“冗長低
減”と呼ばれるものを実行するアルゴリズムに最もよく
類似している。冗長低減アルゴリズムは画像を不均一に
サンプリングし、画像の、より複雑な領域に、より多く
のサンプルが置かれる。これらのアルゴリズムは高速の
符号化と復号化を示すが、画質は比較的低い。それに対
して、ここに述べる本発明のアルゴリズムは再構成され
た画像の品質を離散コサイン変換(DCT)の再構成画
像の高い品質に近づけるものである。それを行う際に、
本アルゴリズムの方法はデータサンプルの符号化を遅く
するが、復号化を遅くすることはない。
減”と呼ばれるものを実行するアルゴリズムに最もよく
類似している。冗長低減アルゴリズムは画像を不均一に
サンプリングし、画像の、より複雑な領域に、より多く
のサンプルが置かれる。これらのアルゴリズムは高速の
符号化と復号化を示すが、画質は比較的低い。それに対
して、ここに述べる本発明のアルゴリズムは再構成され
た画像の品質を離散コサイン変換(DCT)の再構成画
像の高い品質に近づけるものである。それを行う際に、
本アルゴリズムの方法はデータサンプルの符号化を遅く
するが、復号化を遅くすることはない。
【0017】
【実施例】概観:本発明は、非圧縮のエラーを低減する
ためにサンプリングすべき画像上のサンプル点の配置を
最適化するサンプル点ジッタリング法を提供する。
ためにサンプリングすべき画像上のサンプル点の配置を
最適化するサンプル点ジッタリング法を提供する。
【0018】さらに、本発明は最大許容可能しきい値エ
ラー以上のエラーを増大させることなく、サンプル点の
総数を最小化させるサンプル点先取り法を提供する。
ラー以上のエラーを増大させることなく、サンプル点の
総数を最小化させるサンプル点先取り法を提供する。
【0019】本発明の他の特徴は、本発明のアルゴリズ
ムを2次元に拡張することができることである。1次元
のアルゴリズムを2次元に拡張する標準的な方法は、ペ
アノ(Peano)走査のような技術による。ペアノ走
査はNSIに対しては良好に働かない。これはNSIが
画像の再構成に1次元(1D)の線形補間を用いるため
である。このため、ペアノ走査が用いられる場合、空間
的に隣接する画素の輝度値が不規則に変化する。ここに
用いられる技術は走査線をn番目(たとえば8番目の走
査線)毎に独立的に処理し、次にその合間の画素を、そ
れぞれが別の走査線であるかのように、カラム状に処理
する。
ムを2次元に拡張することができることである。1次元
のアルゴリズムを2次元に拡張する標準的な方法は、ペ
アノ(Peano)走査のような技術による。ペアノ走
査はNSIに対しては良好に働かない。これはNSIが
画像の再構成に1次元(1D)の線形補間を用いるため
である。このため、ペアノ走査が用いられる場合、空間
的に隣接する画素の輝度値が不規則に変化する。ここに
用いられる技術は走査線をn番目(たとえば8番目の走
査線)毎に独立的に処理し、次にその合間の画素を、そ
れぞれが別の走査線であるかのように、カラム状に処理
する。
【0020】また下の式3を用いてエラーの判定基準に
対する部分和を発生する方法が提供される。線がそれぞ
れの新しいサンプル点まで伸長されると近似線の傾斜が
変わるため、2乗されたエラー判定基準の和はその線の
上の画素のすべてに対して再計算しなければならないよ
うに思われる。しかし結局は、すべての計算をそれぞれ
の新しいサンプル点を用いてやり直さなくてもよいよう
に、この処理の間にこれらの和のうちの少しだけをトラ
ッキングすればよい。
対する部分和を発生する方法が提供される。線がそれぞ
れの新しいサンプル点まで伸長されると近似線の傾斜が
変わるため、2乗されたエラー判定基準の和はその線の
上の画素のすべてに対して再計算しなければならないよ
うに思われる。しかし結局は、すべての計算をそれぞれ
の新しいサンプル点を用いてやり直さなくてもよいよう
に、この処理の間にこれらの和のうちの少しだけをトラ
ッキングすればよい。
【0021】本発明はまた汎用性のある改善されたエン
トロピー符号器を提供する。その主たる利点は符号化あ
るいは復号化を行うための特殊なテーブルを必要としな
いことである。ランレングス(run length
s)のエントロピー符号化のための方法とは、サンプル
点自体の間の距離がエントロピー符号化されることを意
味する。これは高い圧縮率を得る上で重要なステップで
ある。
トロピー符号器を提供する。その主たる利点は符号化あ
るいは復号化を行うための特殊なテーブルを必要としな
いことである。ランレングス(run length
s)のエントロピー符号化のための方法とは、サンプル
点自体の間の距離がエントロピー符号化されることを意
味する。これは高い圧縮率を得る上で重要なステップで
ある。
【0022】アルゴリズム−開発:ここに紹介するアル
ゴリズムは現在の画像圧縮アルゴリズムの問題点を解決
する。本発明のアルゴリズムは画像面を不均一にサンプ
リングし、復号化の際に欠けているサンプル点を補間す
る。したがって、このアルゴリズムはNSI(不均一サ
ンプリングおよび補間)と呼ばれる。1−D(1次元)
の線形補間機能は、ここでは復号器の複雑性を少なく押
さえるために選択された。この制約の中で、このアルゴ
リズムは走査線ベースでサンプル点を選択するために考
案された。サンプル点は、再構成された画像面がもとの
画像の特定のエラーバウンド内になるように選択され
る。
ゴリズムは現在の画像圧縮アルゴリズムの問題点を解決
する。本発明のアルゴリズムは画像面を不均一にサンプ
リングし、復号化の際に欠けているサンプル点を補間す
る。したがって、このアルゴリズムはNSI(不均一サ
ンプリングおよび補間)と呼ばれる。1−D(1次元)
の線形補間機能は、ここでは復号器の複雑性を少なく押
さえるために選択された。この制約の中で、このアルゴ
リズムは走査線ベースでサンプル点を選択するために考
案された。サンプル点は、再構成された画像面がもとの
画像の特定のエラーバウンド内になるように選択され
る。
【0023】近似線のスタート点が選択される、すなわ
ち、各線上の第1のサンプル点が選択される。そしてこ
の線の終点が、エラー判定基準しきい値を超えるまで、
サンプル点からサンプル点へと前方に伸長される。この
線が終わるとき、図1aおよび図1bに示すように新し
い線が開始され、処理がくり返され、エラー判定基準し
きい値が変わる。エラーの許容範囲が広がれば、サンプ
ル数は少なくなりより大きな圧縮が可能となる。
ち、各線上の第1のサンプル点が選択される。そしてこ
の線の終点が、エラー判定基準しきい値を超えるまで、
サンプル点からサンプル点へと前方に伸長される。この
線が終わるとき、図1aおよび図1bに示すように新し
い線が開始され、処理がくり返され、エラー判定基準し
きい値が変わる。エラーの許容範囲が広がれば、サンプ
ル数は少なくなりより大きな圧縮が可能となる。
【0024】評価されたエラー判定基準は、通常円錐挿
入法と呼ばれる従来の線近似法である。この方法はSk
lanskyとGonzalezによって’80年に考
案された。この方法はハウスドルフ−ユークリッド距離
測定を用いる。この測定はもとのデータ点を中心とする
円の半径の長さと考察の対象である近似線への接線であ
る。この判定基準は試験では十分に働かなかった。新し
いエラー判定基準とサンプル点配置の最適化アルゴリズ
ムが考案された。より良好に働く判定基準は、式1に示
すような再構成されたデータともとのデータの差の2乗
の和(SOS)である。ここで、I’iはある画素の補
間された輝度値であり、Iiはもとの値であり、指数i
は線の指数である(注:“Sum”という語は通常ギリ
シャ語のアルファベットの大文字“シグマ”で表される
数学の記号あるいは機能に替わるものであるが、シグマ
はこの文書の作成に用いられる文字のセットにないた
め、式1〜式4では文字で再生されない。“Sum”は
ここではシグマと交換可能である。
入法と呼ばれる従来の線近似法である。この方法はSk
lanskyとGonzalezによって’80年に考
案された。この方法はハウスドルフ−ユークリッド距離
測定を用いる。この測定はもとのデータ点を中心とする
円の半径の長さと考察の対象である近似線への接線であ
る。この判定基準は試験では十分に働かなかった。新し
いエラー判定基準とサンプル点配置の最適化アルゴリズ
ムが考案された。より良好に働く判定基準は、式1に示
すような再構成されたデータともとのデータの差の2乗
の和(SOS)である。ここで、I’iはある画素の補
間された輝度値であり、Iiはもとの値であり、指数i
は線の指数である(注:“Sum”という語は通常ギリ
シャ語のアルファベットの大文字“シグマ”で表される
数学の記号あるいは機能に替わるものであるが、シグマ
はこの文書の作成に用いられる文字のセットにないた
め、式1〜式4では文字で再生されない。“Sum”は
ここではシグマと交換可能である。
【0025】
【数2】 式2はI’iをその線形補間子によって表わす。ここで
mは線の傾斜であり、bは切片である。
mは線の傾斜であり、bは切片である。
【0026】
【数3】 線の傾斜は線が伸長されるにつれて変わるため、このエ
ラー判定基準は新しいサンプル点のそれぞれについて再
計算する必要があるように思われる。しかし、その必要
はない。式2はこの傾斜に関する項が式3にあるように
分解されるように展開することができる。式3でnは線
上の点の総数であり、iは0から(n−1)まで変化す
る。
ラー判定基準は新しいサンプル点のそれぞれについて再
計算する必要があるように思われる。しかし、その必要
はない。式2はこの傾斜に関する項が式3にあるように
分解されるように展開することができる。式3でnは線
上の点の総数であり、iは0から(n−1)まで変化す
る。
【0027】
【数4】 少数の実行和を維持することによって近似線の傾斜が変
わる場合にも、この判定基準を走査線ベースで計算する
ことが可能になる。
わる場合にも、この判定基準を走査線ベースで計算する
ことが可能になる。
【0028】例示のために、介在する(選択されない)
サンプル点がエラーしきい値を超えることなしに補間さ
れることが可能なようにサンプル点を選択する方法を、
P1〜P13と定義されるサンプル点に沿った図1aの
輝度波形に関して説明する。サンプル点を選択する基本
的な方法が図10のステップS1〜S9に示されてい
る。最初に第1のサンプル点P1が選択され、第1の近
似線セグメントの開始点Aを定義する。変数iを0に設
定し、そのため式3の実行和がそれぞれ0にリセットさ
れる。そして、次のサンプル点P2が検査される。その
実行和がi=1で更新され、式3のエラー判定基準がn
=2、及びサンプル点P1とP2を結合するラインセグ
メントE1により決定されたmとbの値を用いて計算さ
れる。サンプル点P1とP2の間にサンプル点がないた
め、エラーの2乗の和は0となりエラーしきい値を明ら
かに超えない。そして、サンプル点P3が検査される。
その実行和がi=2で更新され、エラーがn=3、及び
サンプル点P1とP3を結合するラインセグメントE2
により決定されたmとbの値を用いて計算される。エラ
ーしきい値を超えない場合、P4が検査される。そし
て、動作はエラーしきい値を超える(この例においてサ
ンプル点P6が検査される時)までこのようにし て続け
られる。表1は、如何にして実行和が保持されてエラー
が計算されるかの概念を与える。
サンプル点がエラーしきい値を超えることなしに補間さ
れることが可能なようにサンプル点を選択する方法を、
P1〜P13と定義されるサンプル点に沿った図1aの
輝度波形に関して説明する。サンプル点を選択する基本
的な方法が図10のステップS1〜S9に示されてい
る。最初に第1のサンプル点P1が選択され、第1の近
似線セグメントの開始点Aを定義する。変数iを0に設
定し、そのため式3の実行和がそれぞれ0にリセットさ
れる。そして、次のサンプル点P2が検査される。その
実行和がi=1で更新され、式3のエラー判定基準がn
=2、及びサンプル点P1とP2を結合するラインセグ
メントE1により決定されたmとbの値を用いて計算さ
れる。サンプル点P1とP2の間にサンプル点がないた
め、エラーの2乗の和は0となりエラーしきい値を明ら
かに超えない。そして、サンプル点P3が検査される。
その実行和がi=2で更新され、エラーがn=3、及び
サンプル点P1とP3を結合するラインセグメントE2
により決定されたmとbの値を用いて計算される。エラ
ーしきい値を超えない場合、P4が検査される。そし
て、動作はエラーしきい値を超える(この例においてサ
ンプル点P6が検査される時)までこのようにし て続け
られる。表1は、如何にして実行和が保持されてエラー
が計算されるかの概念を与える。
【0029】
【表1】
【0030】エラーしきい値を超えた場合、その前の点
(この場合、点P5)が、AからBまでのラインセグメ
ントLS1の終点Bとして選択される。そして、点Bを
第1のサンプル点として用いて次ぎのラインセグメント
LS2=BCを決定し、以下同様に続ける。結果とし
て、サンプル点P1〜P13が、選択されたサンプル点
A、B、C、Dの間に伸長するラインセグメントLS
1、LS2、LS3により表される。図1aの近似線セ
グメントLS1とLS2の全エラーは、最小化されない
が、図10のステップS10〜S13に関連して以下に
説明されるサンプル点ジッタリングの処理により最小化
されることができ、その結果は図1bに示される。
(この場合、点P5)が、AからBまでのラインセグメ
ントLS1の終点Bとして選択される。そして、点Bを
第1のサンプル点として用いて次ぎのラインセグメント
LS2=BCを決定し、以下同様に続ける。結果とし
て、サンプル点P1〜P13が、選択されたサンプル点
A、B、C、Dの間に伸長するラインセグメントLS
1、LS2、LS3により表される。図1aの近似線セ
グメントLS1とLS2の全エラーは、最小化されない
が、図10のステップS10〜S13に関連して以下に
説明されるサンプル点ジッタリングの処理により最小化
されることができ、その結果は図1bに示される。
【0031】サンプルが選択されると、画像は、ランレ
ングス符号化と非常によく似た方法で、サンプルのセッ
トおよびサンプル間の距離として記憶される。高い圧縮
率を得るためには、これらのサンプル間の距離はハフマ
ン符号化される。
ングス符号化と非常によく似た方法で、サンプルのセッ
トおよびサンプル間の距離として記憶される。高い圧縮
率を得るためには、これらのサンプル間の距離はハフマ
ン符号化される。
【0032】画像が記憶される態様は、図1c、図1
d、及び図1eに関して理解されることができる。図1
cに示すように、当初、画像は、XY座標系の各画素に
対する実際に測定されたグレースケール輝度値により表
される。図1aに関して前述したサンプル点配置の処理
により、特定のサンプル点が選択され、記憶されたそれ
らの輝度が与えられ、図1dに示すように補間されたそ
れらの輝度を有するサンプル点が間に入り込む。図1d
において、選択されたサンプル点はドットにより示さ
れ、補間されたサンプル点は「X」により示される。選
択されたサンプル点の輝度値に加えて、選択された点の
間の距離、計測されたサンプル点の数、又は「ランレン
グス」も図1eに示すように記憶される。図1eにおい
て、全部で12個のサンプル点を有する輝度波形が、サ
ンプル点1、4、8、12を結合するラインセグメント
により近似される。従って、ラインセグメントのランレ
ングスは、それぞれ3、4、4である。
d、及び図1eに関して理解されることができる。図1
cに示すように、当初、画像は、XY座標系の各画素に
対する実際に測定されたグレースケール輝度値により表
される。図1aに関して前述したサンプル点配置の処理
により、特定のサンプル点が選択され、記憶されたそれ
らの輝度が与えられ、図1dに示すように補間されたそ
れらの輝度を有するサンプル点が間に入り込む。図1d
において、選択されたサンプル点はドットにより示さ
れ、補間されたサンプル点は「X」により示される。選
択されたサンプル点の輝度値に加えて、選択された点の
間の距離、計測されたサンプル点の数、又は「ランレン
グス」も図1eに示すように記憶される。図1eにおい
て、全部で12個のサンプル点を有する輝度波形が、サ
ンプル点1、4、8、12を結合するラインセグメント
により近似される。従って、ラインセグメントのランレ
ングスは、それぞれ3、4、4である。
【0033】このアルゴリズムの発明に至るまでの研究
の過程で、発明者はこれらの距離(すなわちランレング
ス)の配分において、代替の、さらに高速の(たとえば
周知のハフマン法より高速の)エントロピー符号化圧縮
アルゴリズムが使用できるようなことを認識した。本発
明のアルゴリズムでは、ランレングスあたりのビット数
を適宜変化させる。次のランレングスの記憶に用いられ
るビット数は前のランレングスを符号化するのに必要な
最少ビット数に等しい。すべて1のランレングスは、次
のランレングスが現在のビット数で表すには大きすぎる
ということを示す。この場合、何ビットが必要かの情報
が続き、次にランレングス値自体が続く。性能は変更さ
れたハフマン符号化より少し悪いことがわかったが、許
容可能な範囲にあると考えられる。
の過程で、発明者はこれらの距離(すなわちランレング
ス)の配分において、代替の、さらに高速の(たとえば
周知のハフマン法より高速の)エントロピー符号化圧縮
アルゴリズムが使用できるようなことを認識した。本発
明のアルゴリズムでは、ランレングスあたりのビット数
を適宜変化させる。次のランレングスの記憶に用いられ
るビット数は前のランレングスを符号化するのに必要な
最少ビット数に等しい。すべて1のランレングスは、次
のランレングスが現在のビット数で表すには大きすぎる
ということを示す。この場合、何ビットが必要かの情報
が続き、次にランレングス値自体が続く。性能は変更さ
れたハフマン符号化より少し悪いことがわかったが、許
容可能な範囲にあると考えられる。
【0034】本発明による適用性のあるアルゴリズムは
符号化の過程でデータを1回パスするだけでよく、復号
化の過程でテーブル検索動作を必要としないという利点
を提供する。この選択は復号化を速めるために発明者が
意図的に行った。データの圧縮解除は簡単である。サン
プルデータは再構成された画像内に配置され、除外され
た画素データが隣接するサンプルの間に線形補間によっ
て近似される。
符号化の過程でデータを1回パスするだけでよく、復号
化の過程でテーブル検索動作を必要としないという利点
を提供する。この選択は復号化を速めるために発明者が
意図的に行った。データの圧縮解除は簡単である。サン
プルデータは再構成された画像内に配置され、除外され
た画素データが隣接するサンプルの間に線形補間によっ
て近似される。
【0035】これまで説明してきたアルゴリズムは本質
的に走査線であり、従って固有の欠点を有する。1つに
は、画像データの2次元的な特徴を利用していないこと
である。もう1点は、それぞれの走査線が独立して処理
されるため、再構成された画像に許容できない水平なス
トライプが発生することである。Bially’69の
ペアノ走査等の代替の走査技術が、1次元処理技術を拡
張して2次元データを処理する手段として提案されてい
る。これらの技術は図2に示すような1D線形補間と関
連させて用いた場合正しく機能しない。輝度波形を補間
する任意の傾斜に関して、ペアノ走査の特徴は補間され
た画素の輝度を望ましくない態様で変化させる。図2に
おいて、傾斜は0.5である。
的に走査線であり、従って固有の欠点を有する。1つに
は、画像データの2次元的な特徴を利用していないこと
である。もう1点は、それぞれの走査線が独立して処理
されるため、再構成された画像に許容できない水平なス
トライプが発生することである。Bially’69の
ペアノ走査等の代替の走査技術が、1次元処理技術を拡
張して2次元データを処理する手段として提案されてい
る。これらの技術は図2に示すような1D線形補間と関
連させて用いた場合正しく機能しない。輝度波形を補間
する任意の傾斜に関して、ペアノ走査の特徴は補間され
た画素の輝度を望ましくない態様で変化させる。図2に
おいて、傾斜は0.5である。
【0036】この状態において実行可能な解決法として
は、8番目の走査線毎に(8という数は実験的に決定し
た)これまで述べた走査線アルゴリズムを用いて処理す
ることである。次にこれらの走査線の間の画素が、それ
ぞれが新しい走査線であるかのようにカラム状に処理さ
れる。これは図3に示される。これらのカラムはそれぞ
れ、各カラム内のすべての画素がエラー判定基準のしき
い値内になるように処理される。これらのカラムから、
前述したアルゴリズム処理にしたがって追加のサンプル
を取ることができる。
は、8番目の走査線毎に(8という数は実験的に決定し
た)これまで述べた走査線アルゴリズムを用いて処理す
ることである。次にこれらの走査線の間の画素が、それ
ぞれが新しい走査線であるかのようにカラム状に処理さ
れる。これは図3に示される。これらのカラムはそれぞ
れ、各カラム内のすべての画素がエラー判定基準のしき
い値内になるように処理される。これらのカラムから、
前述したアルゴリズム処理にしたがって追加のサンプル
を取ることができる。
【0037】アルゴリズム−結果:評価上の目的のた
め、本発明のNSI技術の速度と質を適用性のないDC
T技術と比較する。
め、本発明のNSI技術の速度と質を適用性のないDC
T技術と比較する。
【0038】速度:Makhoulによって’80年に
提案されたアルゴリズムを用いたデータ圧縮の過程で、
n×nブロックのDCTは{2n2 Log2n〕の実乗算
と、同数の実加算を要する。計算上の負荷を軽減するた
め、DCTの実施においてはほとんどの場合、画像を8
×8のサブブロックに分割し、これらのサブブロックの
それぞれを独立的に処理する。このパラグラフ中で前に
示した公式によって、これは1画素あたり6回の乗算と
6回の加算に直される。
提案されたアルゴリズムを用いたデータ圧縮の過程で、
n×nブロックのDCTは{2n2 Log2n〕の実乗算
と、同数の実加算を要する。計算上の負荷を軽減するた
め、DCTの実施においてはほとんどの場合、画像を8
×8のサブブロックに分割し、これらのサブブロックの
それぞれを独立的に処理する。このパラグラフ中で前に
示した公式によって、これは1画素あたり6回の乗算と
6回の加算に直される。
【0039】それに対して、本発明のNSIの走査型の
バージョンは1画素あたり約20回の乗算と20回の加
算を要する。これはサンプル点配置の最適化のためにエ
ラー判定基準が各画素に対して2回計算されなければな
らないと仮定してのことである。データ圧縮解除(記憶
された圧縮データのデータの展開)の過程において、D
CT圧縮解除はDCT圧縮に要するのと同量の計算を要
する。これは、DCTが逆変換を行わなければならない
ためである。それに対して、本発明のNSIは符号化さ
れたデータを復号又は圧縮解除する際、非常に高速であ
り、すなわちNSIは、平均的に、(1)除外された画
素を補間するための傾斜を計算するために1画素あたり
〔1/c〕回の除算〔cは圧縮率(たとえば8:
1)〕、および(2)補間された値を発生するために1
画素あたり1回の加算を要する。
バージョンは1画素あたり約20回の乗算と20回の加
算を要する。これはサンプル点配置の最適化のためにエ
ラー判定基準が各画素に対して2回計算されなければな
らないと仮定してのことである。データ圧縮解除(記憶
された圧縮データのデータの展開)の過程において、D
CT圧縮解除はDCT圧縮に要するのと同量の計算を要
する。これは、DCTが逆変換を行わなければならない
ためである。それに対して、本発明のNSIは符号化さ
れたデータを復号又は圧縮解除する際、非常に高速であ
り、すなわちNSIは、平均的に、(1)除外された画
素を補間するための傾斜を計算するために1画素あたり
〔1/c〕回の除算〔cは圧縮率(たとえば8:
1)〕、および(2)補間された値を発生するために1
画素あたり1回の加算を要する。
【0040】前のパラグラフにあげた数は圧縮率によっ
て決まる。これは、保持されるサンプル数が少ないほど
補間されるストリップは長く、これによってより多くの
画素に処理を配分することができるためである。NSI
用のランレングスのエントロピー符号化/復号化および
DCT用の係数はこれらの計算には含まれない。これ
は、それらが複雑さにおいて相当するとみなされるため
である。8:1の圧縮率での1画素あたりの乗算回数に
基づいてこれら2つの(すなわち、NSIと非適応性D
CT)アルゴリズムの速度を比較すると、8×8のDC
Tが圧縮時間ではNSIの33倍速く、圧縮解除時間で
はNSIの48倍遅いことがわかる。
て決まる。これは、保持されるサンプル数が少ないほど
補間されるストリップは長く、これによってより多くの
画素に処理を配分することができるためである。NSI
用のランレングスのエントロピー符号化/復号化および
DCT用の係数はこれらの計算には含まれない。これ
は、それらが複雑さにおいて相当するとみなされるため
である。8:1の圧縮率での1画素あたりの乗算回数に
基づいてこれら2つの(すなわち、NSIと非適応性D
CT)アルゴリズムの速度を比較すると、8×8のDC
Tが圧縮時間ではNSIの33倍速く、圧縮解除時間で
はNSIの48倍遅いことがわかる。
【0041】これに対して、固定点演算を用いたNSI
復号器の“C”コンピュータ言語バージョンが実施さ
れ、UNIXワークステーション〔Hewlett−P
ackard社(HP)の(米国モトローラ社製の1
6.6MHz 68020マイクロプロセッサを有す
る)9000シリーズ320〕上で実行された。ランレ
ングスのエントロピー符号化を含む、8:1で圧縮され
た、512×512の1画素あたり8ビットの画像の完
全復号化(すなわち、圧縮解除)時間はCPU(中央処
理装置)時間の約3秒を占めた。
復号器の“C”コンピュータ言語バージョンが実施さ
れ、UNIXワークステーション〔Hewlett−P
ackard社(HP)の(米国モトローラ社製の1
6.6MHz 68020マイクロプロセッサを有す
る)9000シリーズ320〕上で実行された。ランレ
ングスのエントロピー符号化を含む、8:1で圧縮され
た、512×512の1画素あたり8ビットの画像の完
全復号化(すなわち、圧縮解除)時間はCPU(中央処
理装置)時間の約3秒を占めた。
【0042】品質:品質もまた調査された。NSIとD
CTの両方が3つの画像について試験された。すなわ
ち、古典的な頭部と肩の画像であるLenaとTiff
any、またはグレースケールとテキストの両方を含ん
だ走査された雑誌のページの一部である。品質は、Pr
att’78に述べられ、また式4にも示したように、
デシベルで表した信号対雑音比(SNR)として計算し
たひずみに関して測定された。式4において、信号のピ
ーク値を255と仮定する。Nは画像中の画素の総数で
あり、I’XYは再構成された画素値、IXYはもとの画素
値である。
CTの両方が3つの画像について試験された。すなわ
ち、古典的な頭部と肩の画像であるLenaとTiff
any、またはグレースケールとテキストの両方を含ん
だ走査された雑誌のページの一部である。品質は、Pr
att’78に述べられ、また式4にも示したように、
デシベルで表した信号対雑音比(SNR)として計算し
たひずみに関して測定された。式4において、信号のピ
ーク値を255と仮定する。Nは画像中の画素の総数で
あり、I’XYは再構成された画素値、IXYはもとの画素
値である。
【0043】
【数5】
【0044】図4:圧縮率のある範囲にわたってこの統
計を収集することによって、率−ひずみ曲線の作成が可
能になる。図4には、圧縮率が1画素あたりのビットの
単位で水平なx軸上に示され、ひずみが、デシベル(d
B)で表した信号対雑音比(SNR)の単位として垂直
のy軸上に示される。図4は512×512、1画素あ
たり8ビット、グレースケールのLenaの画像に対す
るDCTとNSIの曲線を示す。圧縮率は1画素あたり
のビット数で表される。図4の率−ひずみ曲線に示すよ
うに、NSIアルゴリズムは非適応性のDCTと比較し
て良好である。最悪でNSIは2.5dB悪い。8:1
の圧縮率でDCTは再構成されたSNRが37.5dB
であり、NSIのSNRは35.6dBであった。
計を収集することによって、率−ひずみ曲線の作成が可
能になる。図4には、圧縮率が1画素あたりのビットの
単位で水平なx軸上に示され、ひずみが、デシベル(d
B)で表した信号対雑音比(SNR)の単位として垂直
のy軸上に示される。図4は512×512、1画素あ
たり8ビット、グレースケールのLenaの画像に対す
るDCTとNSIの曲線を示す。圧縮率は1画素あたり
のビット数で表される。図4の率−ひずみ曲線に示すよ
うに、NSIアルゴリズムは非適応性のDCTと比較し
て良好である。最悪でNSIは2.5dB悪い。8:1
の圧縮率でDCTは再構成されたSNRが37.5dB
であり、NSIのSNRは35.6dBであった。
【0045】図4に示されるひずみの部分は、図5に示
すような高い周波数と低い振幅の波形により生じる。高
い周波数と低い振幅の輝度波形により、NSI技術が比
較的平坦な領域で線の傾斜を変化させ、再構成された波
形に不規則な明るさを作る。さらに、図11に示すよう
に低い周波数と低い振幅の信号は、見えなくなるように
することができる。
すような高い周波数と低い振幅の波形により生じる。高
い周波数と低い振幅の輝度波形により、NSI技術が比
較的平坦な領域で線の傾斜を変化させ、再構成された波
形に不規則な明るさを作る。さらに、図11に示すよう
に低い周波数と低い振幅の信号は、見えなくなるように
することができる。
【0046】ひずみに関して前述の原因の影響の例を、
図6aと図6bに関して見ることができる。図6aはも
とのLenaの画像を示す。図6bはこの画像の8:1
の圧縮率でNSI圧縮され、再構成されたものを示す。
図7aは元の画像と再構成された画像の差を示す。白い
領域は正のエラー、黒い領域は負のエラーを表す。元の
画像と再構成された画像の差は、画像の細部が見えるよ
うに8倍に規準化された(拡大された)。図7bはサン
プル点の位置を白いドットで示し、この位置はNSIス
キームによって保持される。図6と図7からわかるよう
に、式4および図4に関する上記の分析はNSIアルゴ
リズムによって導入されるひずみのすべてを十分に述べ
るものではない。実際NSIは画像にいくつかの明らか
な特徴、あるいはひずみを導入する。細部の比較に関し
て、図8a、図8b、図8cは、図6bの帽子の領域
(8−8)の拡大図を示す。図8aは原画であり、図8
bはNSIの描写であり、図8cはDCTの描写であ
る。それぞれの図は、同じ(8:1)圧縮率である。
図6aと図6bに関して見ることができる。図6aはも
とのLenaの画像を示す。図6bはこの画像の8:1
の圧縮率でNSI圧縮され、再構成されたものを示す。
図7aは元の画像と再構成された画像の差を示す。白い
領域は正のエラー、黒い領域は負のエラーを表す。元の
画像と再構成された画像の差は、画像の細部が見えるよ
うに8倍に規準化された(拡大された)。図7bはサン
プル点の位置を白いドットで示し、この位置はNSIス
キームによって保持される。図6と図7からわかるよう
に、式4および図4に関する上記の分析はNSIアルゴ
リズムによって導入されるひずみのすべてを十分に述べ
るものではない。実際NSIは画像にいくつかの明らか
な特徴、あるいはひずみを導入する。細部の比較に関し
て、図8a、図8b、図8cは、図6bの帽子の領域
(8−8)の拡大図を示す。図8aは原画であり、図8
bはNSIの描写であり、図8cはDCTの描写であ
る。それぞれの図は、同じ(8:1)圧縮率である。
【0047】第1のひずみは画像中の目に見える“帯”
として現れる。この“帯”はNSIでは走査線が8番目
毎に独立的に処理されるために起こる。第2のひずみは
テキスチャーに関連している。図5に関して説明したよ
うに、画像中の、たとえば図6の帽子に見える、より密
にテキスチャーの付いた領域に見られるような、信号が
高い周波数と低い振幅を有する部分では、NSIは良好
に働かない。この“テキスチャー”ひずみが現れるの
は、輝度波形のばらつきによって、隣接するラインセグ
メントの傾斜に小さなばらつきが起こるためである。し
かし、これらの傾斜のばらつきはぞれぞれのピークに対
して新しいセグメントを必要とするほど大きくはない。
として現れる。この“帯”はNSIでは走査線が8番目
毎に独立的に処理されるために起こる。第2のひずみは
テキスチャーに関連している。図5に関して説明したよ
うに、画像中の、たとえば図6の帽子に見える、より密
にテキスチャーの付いた領域に見られるような、信号が
高い周波数と低い振幅を有する部分では、NSIは良好
に働かない。この“テキスチャー”ひずみが現れるの
は、輝度波形のばらつきによって、隣接するラインセグ
メントの傾斜に小さなばらつきが起こるためである。し
かし、これらの傾斜のばらつきはぞれぞれのピークに対
して新しいセグメントを必要とするほど大きくはない。
【0048】これらのテキスチャーの付いた領域(図6
−図8の帽子の領域)では、ぼやけやエイリアスを起こ
す雑音が見える。このぼやけやエイリアスを起こす雑音
の影響は、図8bに見ることができる。NSIに起因す
る第3の人工物あるいはひずみは低いコントラストから
起こる。図11に関して説明したように、図6aと図6
bの画像の右側に生成された半円の弧に見られるよう
に、コントラストの低い細部は再構成された画像から消
えることがある。
−図8の帽子の領域)では、ぼやけやエイリアスを起こ
す雑音が見える。このぼやけやエイリアスを起こす雑音
の影響は、図8bに見ることができる。NSIに起因す
る第3の人工物あるいはひずみは低いコントラストから
起こる。図11に関して説明したように、図6aと図6
bの画像の右側に生成された半円の弧に見られるよう
に、コントラストの低い細部は再構成された画像から消
えることがある。
【0049】図9:これは(図9aの)走査線に沿った
実際のグレースケール輝度波形(この場合図6に示す走
査線266)と(図9bの)式3のアルゴリズムにした
がって発生した補間されたグレースケール波形との比較
である。2つの輝度波形の比較は、もとの波形における
小さい輝度の変位が圧縮され再構成された波形において
消滅していることを示す。
実際のグレースケール輝度波形(この場合図6に示す走
査線266)と(図9bの)式3のアルゴリズムにした
がって発生した補間されたグレースケール波形との比較
である。2つの輝度波形の比較は、もとの波形における
小さい輝度の変位が圧縮され再構成された波形において
消滅していることを示す。
【0050】アルゴリズム−従来の方法からの改善: サンプル点ジッタリング:
【0051】走査線によって画像走査線を処理するアル
ゴリズムは走査線の処理の方向にエッジのぼけが見られ
るという傾向がある。これはサンプル点が図1aに示す
ようにエッジの真上ではなく、エッジの少し後に配置さ
れることによって起こる。図1aにおいて、点B(P
5)が点P4を通る垂直な線によって示されるエッジの
後の1つのサンプル点に配置される。“サンプル点ジッ
タリング”と呼ばれるサンプル点の配置を最適化する方
法によってこの問題を解決することができる。サンプル
点が選択されると、前に選択されたサンプル点の位置
は、図1bに示すように現在のラインセグメントと前の
ラインセグメントの差の2乗の2つの和の総計が最小限
になるような位置に戻される。これが実行される方法
は、図10のステップS10〜S13に関して理解する
ことができる。図1aに示すように、点A、B、Cが決
定されると、全エラーがラインセグメントABとBCに
わたるエラーの和に設定される。そして、点Bが1つの
点だけもどって点P4に移動し、 結果としての全エラー
は再計算される。全エラーが減少し続ける限り、点B
は、1つの点ずつ繰り返し戻る。全エラーが決定され、
最後の調整の結果として減少しないと、点Bが1つの点
ずつ前へ移動し、全エラーが減少する最後の点まで移動
する。
ゴリズムは走査線の処理の方向にエッジのぼけが見られ
るという傾向がある。これはサンプル点が図1aに示す
ようにエッジの真上ではなく、エッジの少し後に配置さ
れることによって起こる。図1aにおいて、点B(P
5)が点P4を通る垂直な線によって示されるエッジの
後の1つのサンプル点に配置される。“サンプル点ジッ
タリング”と呼ばれるサンプル点の配置を最適化する方
法によってこの問題を解決することができる。サンプル
点が選択されると、前に選択されたサンプル点の位置
は、図1bに示すように現在のラインセグメントと前の
ラインセグメントの差の2乗の2つの和の総計が最小限
になるような位置に戻される。これが実行される方法
は、図10のステップS10〜S13に関して理解する
ことができる。図1aに示すように、点A、B、Cが決
定されると、全エラーがラインセグメントABとBCに
わたるエラーの和に設定される。そして、点Bが1つの
点だけもどって点P4に移動し、 結果としての全エラー
は再計算される。全エラーが減少し続ける限り、点B
は、1つの点ずつ繰り返し戻る。全エラーが決定され、
最後の調整の結果として減少しないと、点Bが1つの点
ずつ前へ移動し、全エラーが減少する最後の点まで移動
する。
【0052】先取り:冗長低減アルゴリズムに見られる
もう一つの問題は、画像雑音によってエラー判定基準が
サンプル点を不必要に配置するおそれがあることであ
る。先取り法は、現在の線を、補間された領域をエラー
判定基準のしきい値内で近似することを可能にする将来
のサンプル点まで伸長することによってこの問題を克服
することができる。先取り最適化の効果は、図12aと
図12bに示される。図12aにおいて、たとえ輝度波
形を同じ全体のエラーを有する一層長いラインセグメン
トRTにより表わすことができたとしても、小さな孤立
した輝度波形の変位により、エラーしきい値を超えてサ
ンプル点SがラインセグメントRSの終点として配置さ
れる。代わりに、現在の線が伸長されて近似がエラーし
きい値によって定義された境界に再び入るかどうか確か
めることができ、そうである場合、前のサンプル点は捨
てられる。先取りは、サンプル点のある数nだけ先取り
して実行することができ、その場合、最初にエラーしき
い値を超える1つのサンプル点のすぐ前のサンプル点を
選択する前に、nの連続的なサンプル点がしきい値を超
えなければならない。
もう一つの問題は、画像雑音によってエラー判定基準が
サンプル点を不必要に配置するおそれがあることであ
る。先取り法は、現在の線を、補間された領域をエラー
判定基準のしきい値内で近似することを可能にする将来
のサンプル点まで伸長することによってこの問題を克服
することができる。先取り最適化の効果は、図12aと
図12bに示される。図12aにおいて、たとえ輝度波
形を同じ全体のエラーを有する一層長いラインセグメン
トRTにより表わすことができたとしても、小さな孤立
した輝度波形の変位により、エラーしきい値を超えてサ
ンプル点SがラインセグメントRSの終点として配置さ
れる。代わりに、現在の線が伸長されて近似がエラーし
きい値によって定義された境界に再び入るかどうか確か
めることができ、そうである場合、前のサンプル点は捨
てられる。先取りは、サンプル点のある数nだけ先取り
して実行することができ、その場合、最初にエラーしき
い値を超える1つのサンプル点のすぐ前のサンプル点を
選択する前に、nの連続的なサンプル点がしきい値を超
えなければならない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とにより、データサンプルを高速かつ正確に圧縮するこ
とができる。
とにより、データサンプルを高速かつ正確に圧縮するこ
とができる。
【図1a】選択されたサンプル点に近接したサンプル点
が試験され、選択されたサンプル点は、すぐ前の選択さ
れたサンプル点とすぐ次のサンプル点に関して全エラー
が減少する場合に試験されたサンプル点の1つによって
サンプル点が置き換えられる、サンプル点ジッタリング
を説明するための図である。
が試験され、選択されたサンプル点は、すぐ前の選択さ
れたサンプル点とすぐ次のサンプル点に関して全エラー
が減少する場合に試験されたサンプル点の1つによって
サンプル点が置き換えられる、サンプル点ジッタリング
を説明するための図である。
【図1b】選択されたサンプル点に近接したサンプル点
が試験され、選択されたサンプル点は、すぐ前の選択さ
れたサンプル点とすぐ次のサンプル点に関して全エラー
が減少する場合に試験されたサンプル点の1つによって
サンプル点が置き換えられる、サンプル点ジッタリング
を説明するための図である。
が試験され、選択されたサンプル点は、すぐ前の選択さ
れたサンプル点とすぐ次のサンプル点に関して全エラー
が減少する場合に試験されたサンプル点の1つによって
サンプル点が置き換えられる、サンプル点ジッタリング
を説明するための図である。
【図1c】画像に論理的に重ね合わされたXY座標系に
一様に分布したサンプル点のアレイに関連した輝度値と
してもとの画像を表す図である。
一様に分布したサンプル点のアレイに関連した輝度値と
してもとの画像を表す図である。
【図1d】選択されないサンプル点の輝度が選択された
サンプル点の輝度から補間される、図1cのもとの画像
の圧縮した描写の図である。
サンプル点の輝度から補間される、図1cのもとの画像
の圧縮した描写の図である。
【図1e】選択されたサンプル点間の距離がランレング
スによって表されるエントロピー符号化を示す図であ
る。
スによって表されるエントロピー符号化を示す図であ
る。
【図2】既知のペアノ走査技術の図である。
【図3】本発明のために改善された走査技術の図であ
る。
る。
【図4】本発明のNSI画像圧縮方法によって達成され
た信号対雑音比をDCT画像圧縮技術の信号対雑音比と
比較するグラフである。
た信号対雑音比をDCT画像圧縮技術の信号対雑音比と
比較するグラフである。
【図5】本発明のNSI画像圧縮方法にしたがって2次
の最適な描写に生じる輝度波形の図である。
の最適な描写に生じる輝度波形の図である。
【図6a】Lena画像の上部に付加され、サンプル点
を示すとともに、本発明のNSI画像圧縮方法が適用さ
れる場合に選択されたサンプル点および選択されない
(補間された)サンプル点を示す走査の方眼を有する、
コンピュータ生成されたLena画像の写真複写であ
る。
を示すとともに、本発明のNSI画像圧縮方法が適用さ
れる場合に選択されたサンプル点および選択されない
(補間された)サンプル点を示す走査の方眼を有する、
コンピュータ生成されたLena画像の写真複写であ
る。
【図6b】本発明の方法にしたがって、図6aのLen
a画像を生成するために使用するデータの圧縮およびそ
の後の圧縮解除から生じるコンピュータ生成されたLe
na画像の写真複写である。
a画像を生成するために使用するデータの圧縮およびそ
の後の圧縮解除から生じるコンピュータ生成されたLe
na画像の写真複写である。
【図6c】キャノン・ブランドのレーザグレースケール
複写器によって作成された図6aのLena画像を示す
写真である。
複写器によって作成された図6aのLena画像を示す
写真である。
【図6d】キャノン・ブランドのレーザグレースケール
複写器によって作成された図6bのLena画像を示す
写真である。
複写器によって作成された図6bのLena画像を示す
写真である。
【図7a】図6aと図6bの対応するサンプル点間の輝
度差に比例する輝度を有するサンプル点から構成された
コンピュータ生成の画像の写真複写である。
度差に比例する輝度を有するサンプル点から構成された
コンピュータ生成の画像の写真複写である。
【図7b】対応するサンプル点が図6aの画像の圧縮中
に選択されない場合に黒のサンプル点、および対応する
サンプル点が選択される場合に白のサンプル点から構成
された白黒のコンピュータ生成画像の写真複写である。
に選択されない場合に黒のサンプル点、および対応する
サンプル点が選択される場合に白のサンプル点から構成
された白黒のコンピュータ生成画像の写真複写である。
【図8a】圧縮を用いない図6aのLena画像の帽子
領域に関してコンピュータ生成の拡大された画像の比較
用の写真複写である。
領域に関してコンピュータ生成の拡大された画像の比較
用の写真複写である。
【図8b】本発明にしたがって、NSI圧縮を用いたL
ena画像の帽子領域に関してコンピュータ生成の拡大
された画像の比較用の写真複写である。
ena画像の帽子領域に関してコンピュータ生成の拡大
された画像の比較用の写真複写である。
【図8c】DCT圧縮を用いたLena画像の帽子領域
に関してコンピュータ生成の拡大された画像の比較用の
写真複写である。
に関してコンピュータ生成の拡大された画像の比較用の
写真複写である。
【図9a】図6aの特定の走査線に対するグレースケー
ル輝度の比較用のグラフである。
ル輝度の比較用のグラフである。
【図9b】図6bの特定の走査線に対するグレースケー
ル輝度の比較用のグラフである。
ル輝度の比較用のグラフである。
【図10】本発明にしたがってサンプル点選択(または
配置)のフローチャートである。
配置)のフローチャートである。
【図11】本発明のNSI画像圧縮方法にしたがって2
次の最適な描写に生じる輝度波形の図である。
次の最適な描写に生じる輝度波形の図である。
【図12a】孤立したサンプル点は選択されない先取り
最適化を示す図である。
最適化を示す図である。
【図12b】孤立したサンプル点は選択されない先取り
最適化を示す図である。
最適化を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 コンピュータに結合された光学スキャナ
により物理的フィールド画像を走査、計測して複数のサ
ンプル点の輝度値を発生し、該複数のサンプル点を圧縮
して記憶する、データフィールド画像圧縮方法であっ
て、該方法は、 前記 複数のサンプル点の輝度値を二値表示に変換するス
テップ、 複数のサンプル点をデータ部分集合に分離するステップ
であって、各々の部分集合が順序付けられたイメージの
同じ行もしくは列のサンプル点を含む、ステップ、 エ ラー判定基準を定義するステップ、 エラー判定基準に関して最小の許容分解能に対応するエ
ラーしきい値を設定するステップ、 各々のデータ部分集合の初期点と最終点にタグを付ける
ステップ、 テストされるデータ部分集合において初期点から初まり
最終点で終わる各々のデータ部分集合を解析することに
より 、各々のデータ部分集合を順次テストするステップ
であって、その解析は、 1)初期点を開始点として選択し、 2)開始点から始まり、検査されるべきサンプル点へ伸
びる近似線を定義し、 3)前記近似線に従って補間されるサンプル点のエラー
が、前記エラーしきい値を超えるか否かを確かめるため
に、前記検査されるべきサンプル点を検査し、 4)前記エラーしきい値を超えない場合、続く次のサン
プル点を識別し、次のサンプル点に伸びるような近似線
を再定義し、 5)前記再定義された近似線に従って補間されるサンプ
ル点のエラーが前記エラーしきい値を超えるか否かを確
かめるために、前記次のサンプル点を検査し、 6)エラーしきい値を超えた場合、前記次のサンプル点
の1つ前のサンプル点を終点として選択し、その終点に
タグを付け、 7)前記終点を新たな開始点として選択し、 8)前項2)〜7)の処理をデータ部分集合の最終点に
達するまで繰り返すことからなる、ステップ、及び 前記タグを付けたサンプル点とその輝度値を検索可能な
形で記憶する、ステップからなることを特徴とする、デ
ータフィールド画像圧縮方法。 - 【請求項2】 サンプル点の第N番目ごとの行がデータ
部分集合を構成する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 サンプル点の各々の列に対して、サンプ
ル点の前記第N番目ごとに連続する行間のサンプル点が
合わせてデータ部分集合を構成する、請求項2に記載の
方法。 - 【請求項4】 前記初期点及び前記最終点を除いた全て
の選択されたサンプル点の各々に対して全エラーを計算
するステップ、選択されたサンプル点の直前のサンプル
点又は直後のサンプル点について計算された全エラー
が、前記選択されたサンプル点の全エラーと比較されて
減少する場合、前記選択されたサンプル点を直前のサン
プル点又は直後のサンプル点に置き換えるステップ、全
エラーが減少しなくなるまで前記置き換えるステップを
繰り返すステップ、をさらに含む、請求項1に記載の方
法。 - 【請求項5】 前記記憶するステップが、前記タグを付
けたサンプル点とその輝度値に加えて、前記選択された
サンプル点間のサンプル点の数で計測された距離を記憶
することをさらに含む、請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 前記距離がエントロピー符号化される、
請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 前記エラー基準が、2乗されたエラー基
準の合計であり、次の式を利用して計算され、 【数1】 但しm及びbはそれぞれ前記線の傾き及び切片であり、
iは指数、Iiは前記指数により決められるサンプル点
の輝度、nは前記線上のサンプル点の総数である、請求
項1に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US52194990A | 1990-05-11 | 1990-05-11 | |
US521949 | 1990-05-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0690358A JPH0690358A (ja) | 1994-03-29 |
JP3279324B2 true JP3279324B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=24078793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13560891A Expired - Fee Related JP3279324B2 (ja) | 1990-05-11 | 1991-05-10 | データフィールド画像圧縮方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3279324B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4692388B2 (ja) | 2006-05-24 | 2011-06-01 | ソニー株式会社 | データ処理装置およびデータ処理方法 |
JP5087724B2 (ja) * | 2008-08-06 | 2012-12-05 | 偉剛 許 | 画像圧縮装置、画像伸張装置、画像圧縮プログラムおよび画像伸張プログラム |
WO2011096091A1 (ja) * | 2010-02-08 | 2011-08-11 | Xu Weigang | 画像圧縮装置、画像伸張装置、画像圧縮方法、画像伸張方法および記録媒体 |
FR3109655B1 (fr) * | 2020-04-24 | 2022-04-15 | Valeo Vision | Procédé de gestion de données d’image et système d’éclairage de véhicule |
-
1991
- 1991-05-10 JP JP13560891A patent/JP3279324B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0690358A (ja) | 1994-03-29 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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