JPH06131210A - メモリカード用エミュレータ - Google Patents

メモリカード用エミュレータ

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JPH06131210A
JPH06131210A JP4306276A JP30627692A JPH06131210A JP H06131210 A JPH06131210 A JP H06131210A JP 4306276 A JP4306276 A JP 4306276A JP 30627692 A JP30627692 A JP 30627692A JP H06131210 A JPH06131210 A JP H06131210A
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JP
Japan
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emulator
address
card
memory
memory card
Prior art date
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JP4306276A
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English (en)
Inventor
Shiyuuichi Koufuku
修一 幸福
Noriaki Matsumoto
憲明 松本
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SOFUIA SYST KK
Original Assignee
SOFUIA SYST KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリカードをエミュレートし、デバッグを
容易にできるメモリカード用エミュレータを提供する。 【構成】 メモリカードを使用するターゲット機器14
及び開発用コンピュータ12の両方からアクセス可能な
ユーザ・メモリ16を有するエミュレータ部11と、該
エミュレータ部11と開発用コンピュータ14との間を
接続するインターフェース回路13と、前記メモリカー
ドに適応させて交換可能に形成するとともに、前記ター
ゲット機器14とエミュレータ部11との間を接続する
カード・アダプタ部2とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICメモリカードをエ
ミュレートし、プログラム開発用コンピュータに直接接
続することにより、デバッグを容易にするためのメモリ
カード用エミュレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気カードと同程度の大きさのカ
ードに集積回路メモリを内蔵した、いわゆるICメモリ
カードが各種機器に使用されるようになっている。この
ICメモリカードを用いた機器は、カードを交換するこ
とにより種々のアプリケーションに応用することができ
る。特に、ROM(リード・オンリー・メモリ)カード
の場合は、その機器のアプリケーション・プログラムを
カードで提供することにより、同一機器で異なる業務に
適用できる。また、ユーザが複数枚のROMカードを保
有し、1台のハードウェアを必要に応じて異なる目的に
使用することが可能になる。
【0003】しかし、メモリカード、特に、ROMカー
ドに収納されるプログラムを開発する場合、従来は簡易
かつ満足できるデバッグ方法が存在しなかった。機器メ
ーカの場合には、機器内部のマイクロコンピュータ部分
に手を加え、イン・サーキット・エミュレータ(IC
E)等の開発専用装置を用いることができるが、アプリ
ケーション・プログラム作成者は、そのような手段を用
いることが困難なことが多い。通常、プログラム作成者
は、開発用のコンピュータでプログラムを作成し、一度
だけ電気的書き込み可能なワンタイムROM等を用いた
メモリカードにプログラムを書き込み、実際にターゲッ
ト機器に装着し、そのプログラムが目的通り作動するか
確認し、間違いがあれば再度最初から繰り返す必要があ
った。
【0004】従来、ROMエミュレータを用いたデバッ
グが利用されているが、これは機器内部のROM実装用
のソケットに接続して動作させるものであり、そのまま
メモリカード用に使用することはできない。メモリカー
ドは、ICとは形状がまったく異なり、また1枚のカー
ドに複数のメモリを搭載しメモリ容量が通常のROMよ
り大きく、さらに周辺回路を内蔵しているカード等の違
いがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、メモ
リカードをエミュレートし、デバッグを容易にできるメ
モリカード用エミュレータを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のメモリカード用エミュレータは、メモリカー
ドを使用するターゲット機器及び開発用コンピュータの
両方からアクセス可能なユーザ・メモリを有するエミュ
レータ部と、該エミュレータ部と開発用コンピュータと
の間を接続するインターフェース回路と、前記メモリカ
ードに適応させて交換可能に形成するとともに、前記タ
ーゲット機器とエミュレータ部との間を接続するカード
・アダプタ部とを備えたものである。また、実施の態様
によれば、前記エミュレータ部は、ターゲットCPUの
プログラム実行を所定のアドレスで停止させ、またその
アドレスから再開させるブレーク・コントロール回路
と、ターゲットCPUのプログラム実行の履歴を記録す
るトレース回路とを備えるものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、カード・アダプタ部でターゲ
ット機器と接続し、エミュレータ部を通じて開発用コン
ピュータと接続することにより、作成されたプログラム
あるいはデータは、エミュレータ部のユーザ・メモリに
ダウンロード可能となり、その結果をターゲット機器で
即座に確認することができる。また、エミュレータ部に
ブレーク・コントロール回路とトレース回路とを備えれ
ば、プログラム実行を所定のアドレスで停止させ、また
そのアドレスから再開させたり、プログラム実行の履歴
を記録することができる。さらに、ターゲット機器のC
PUに合わせたデバッグ用プログラムを用意することに
より、デバッガ装置に要求される種々の機能も実現でき
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示の一実施例により具体的
に説明する。図2は本発明実施例のメモリカード用エミ
ュレータの外観を説明する図である。
【0009】同図において、メモリカード用エミュレー
タは、後に詳細に説明するエミュレータ部及びインター
フェース回路をケース内に備えるエミュレータ本体1
と、この本体1とターゲット機器との間を接続するカー
ド・アダプタ部2とから構成されている。このカード・
アダプタ部2は、カードの種別による相違を吸収し、1
種類のエミュレータで多くのICメモリカードに対応さ
せるように形成されており、そのために対象となるメモ
リカードと同一形状とし、コネクタの反対側からエミュ
レータ部に接続するためのケーブルを引き出した形状に
形成される。すなわち、カード・アダプタ部2は、メモ
リカードに適応するカード状に形成され一端面側にソケ
ットコネクタ3を有し、内部にカード・アダプタ回路を
有するホルダー4と、このホルダー4の他端面側に設け
られたエミュレータ部に接続するフラット・ケーブル5
とからなる。このコネクタ3は、ターゲット機器のメモ
リカード用ピンコネクタに接続される形状に形成されて
いる。エミュレータ本体1の一方側の端面には、ピン型
のコネクタ7が設けられフラット・ケーブル5の端部に
設けられたソケット型のコネクタ6が差し込まれ、また
他方の端面には図示しないピン型のコネクタにコンピュ
ータ接続ケーブル8の端部に設けられたコネクタ9が差
し込まれるようになっている。また、エミュレータ本体
1には、他の種別のメモリカードに対応するカード・ア
ダプタ部2’を接続することができるようになってい
る。このカード・アダプタ部2’は、同様にコネクタ
3’を有するホルダー4’と、端部にコネクタ6’を設
けたフラット・ケーブル5’とを備えている。
【0010】図1は本発明実施例のメモリカード用エミ
ュレータの全体構成を説明するブロック図である。
【0011】同図において、エミュレータ本体1は、エ
ミュレータ部11と、このエミュレータ部11と開発用
パーソナル・コンピュータ12との間を接続するための
インターフェース回路13とからなり、またカード・ア
ダプタ部2は、メモリカード用ピンコネクタ14aを有
するターゲット機器14とエミュレータ部11との間を
接続するカード・アダプタ回路15からなる。エミュレ
ータ部11は、ユーザ・メモリ16、ブレーク・コント
ロール回路17、トレース回路18を備え、またインタ
ーフェース回路13は、デコーダ19を備えている。カ
ード・アダプタ回路15は、ターゲット機器14のカー
ド側のアドレス・バス(CAB)、データバス(CD
B)、リード/ライト(CR/W)、チップセレクト
(CCS−)の各信号線で、ユーザ・メモリ16、ブレ
ーク・コントロール回路17、トレース回路18に接続
されている。また、開発用パーソナル・コンピュータ1
2側のアドレス・バス(PAB)、データバス(PD
B)、リード/ライト(PR/W)、チップセレクト
(PCS−)の各信号線は、デコーダ19の入力端子に
接続され、このデコーダ19からの制御信号(CONT
ROL)線とともに、それぞれユーザ・メモリ16、ブ
レーク・コントロール回路17、トレース回路18に接
続されている。このデコーダ19は、各入力信号に基づ
いてエミュレータ部11の各部を制御するための各種制
御信号を出力する回路である。
【0012】上記ユーザ・メモリ16は、ターゲット機
器14のCPUと開発用パーソナル・コンピュータ12
との両方からアクセス可能なデュアル・ポート・RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)で実現され、コンピュ
ータ12で開発されたターゲットCPUのプログラム
は、インターフェース回路13を経由してこのメモリに
ダウンロードされ、ターゲットCPUはこのユーザ・メ
モリ16をメモリカードとみなして動作するものであ
る。上記ブレーク・コントロール回路17は、ターゲッ
トCPUのプログラム実行を所定のアドレスで停止さ
せ、またそのアドレスから再開させることを可能とする
回路である。また上記トレース回路18は、ターゲット
CPUのプログラム実行の履歴を記録する回路である。
【0013】図3は本発明実施例のエミュレータ部のブ
レーク・コントロール回路を説明するブロック図であ
る。
【0014】同図において、ブレーク・コントロール回
路17は、ターゲットCPUのプログラム実行を所定の
アドレスで停止させ、またそのアドレスから再開させる
ことを可能にする回路であり、ブレーク・アドレスを設
定するためのレジスタ21、実行アドレスとレジスタ2
1の内容とを比較するブレーク・コンパレータ22、こ
のブレーク・コンパレータ22の一致を検出するフリッ
プ・フロップ23、ブレーク制御のシーケンスを実現す
るブレーク制御回路24、ユーザメモリの代わりにター
ゲット機器のCPUがアクセスするシャドウRAM2
5、このシャドウRAM25のアドレスを生成するアド
レス変換回路26等で構成される。ブレークは、ターゲ
ットCPUのプログラム実行が、あらかじめ設定したブ
レーク・アドレスに一致した場合に、そのアドレスでプ
ログラム実行を停止させるものである。
【0015】上記レジスタ21は、その制御端子(L
D)がブレーク・アドレス設定信号を出力するデコーダ
19の出力端子に接続され、その入力端子(D0〜Dn
−1)がPDB線に接続され、その出力端子(Q0〜Q
n−1)がブレーク・コンパレータ22の一方の入力端
子(P0〜Pn−1)に接続されている。このブレーク
・コンパレータ22は、その他方の入力端子(Q0〜Q
n−1)がCAB線に接続され、一致信号の出力端子
(P=Q)はフリップ・フロップ23のデータ入力端子
(D)に接続されている。このフリップ・フロップ23
は、そのクロック端子(CLK)がCCS−線にインバ
ータ27を介して接続され、そのクリア端子(CLR)
がブレーク制御回路24のブレーク信号出力端子(BR
K)に接続され、そのストップ信号(STOP)の出力
端子(Q)がブレーク制御回路24及びアドレス変換回
路26の入力端子に接続されている。ブレーク制御回路
24は、そのアドレス・バス入力端子(AB)がCAB
線に接続され、そのチップセレクト端子(CS)がCC
S−線に接続され、そのスタート信号(START)の
入力端子がデコーダ19の出力端子に接続され、そのラ
ン(RUN)信号の出力端子がそれぞれユーザ・メモリ
16、トレース回路18、アドレス変換回路26の入力
端子に接続されている。アドレス変換回路26は、その
アドレス・バス入力端子(AB)がCAB線に接続さ
れ、そのチップセレクト端子(CS)がCCS−線に接
続され、その変換アドレスがシャドウRAM25に出力
される。このシャドウRAM25は、デュアル・ポート
RAMであり、その第1のアドレス入力端子(1A0〜
1Am−1)がアドレス変換回路26の出力端子(MA
D)に接続され、その第1のチップセレクト端子(1C
S)が一方にRUN信号が他方にCCS−信号をインバ
ータ28を介して入力したナンドゲート29の出力端子
に接続され、その第1のリード/ライト入力端子(1R
/W)が電源電圧(Vcc)線に接続され、その第1の
データ・バス入力端子(1D0〜1Di−1)がCDB
線に接続され、その第2のアドレス入力端子(2A0〜
2Am−1)がPAB線に接続され、その第2のチップ
セレクト端子(2CS)がシャドウRAM選択信号を出
力するデコーダ19の出力端子に接続され、第2のリー
ド/ライト入力端子(2R/W)がPR/W線に接続さ
れ、その第2のデータ・バス入力端子(2D0〜2Di
−1)がPDB線に接続されている。
【0016】図4は本発明実施例のエミュレータ部のト
レース回路を説明するブロック図である。
【0017】同図において、トレース回路18は、ター
ゲットCPUのプログラム実行の履歴を記録するための
回路であり、トレース・トリガ・アドレスを設定するた
めのレジスタ31、このレジスタ31の内容と実行アド
レスとの一致を検出するためのトリガー・コンパレータ
32、このトリガー・コンパレータ32の出力を保持し
カウント・アップ・イネーブル信号を出力するフリップ
・フロップ33、トレース・メモリ36のアドレスを生
成するアドレス・カウンタ34、アドレス・カウンタの
値を開発用コンピュータ側から読むためのゲート35、
トレース・データを格納するトレース・メモリ36等で
構成される。このトレース回路18は、ICメモリ・カ
ードに対するターゲットCPUのアクセスを記録するこ
とにより、開発中のプログラムが期待した通りに動作し
たかどうかを確認するために有用である。
【0018】上記レジスタ31は、その制御端子(L
D)がトレース・トリガー・アドレス設定信号を出力す
るデコーダ19の出力端子に接続され、その入力端子
(D0〜Dn−1)がPDB線に接続され、その出力端
子(Q0〜Qn−1)がトリガー・コンパレータ32の
一方の入力端子(P0〜Pn−1)に接続されている。
このトリガー・コンパレータ32は、その他方の入力端
子(Q0〜Qn−1)がCAB線に接続され、一致信号
の出力端子(P=Q)はフリップ・フロップ33のデー
タ入力端子(D)に接続されている。このフリップ・フ
ロップ23は、そのクロック端子(CLK)がCCS−
線に接続され、そのクリア端子(CLR)がトレース・
イネーブル(TR−EN)信号を出力するデコーダ19
の出力端子に接続され、その出力端子(Q)が3入力ア
ンドゲート37の1つの入力端子に接続されている。こ
の3入力アンドゲート37の他の2つの入力端子は、ブ
レーク制御回路24のRUN出力端子及びアドレス・カ
ウンタ34のカウント・フル信号出力端子(FULL)
にインバータ38を介して接続され、その出力端子がア
ドレス・カウンタ34のイネーブル端子(EN)に接続
されている。このアドレス・カウンタ34は、その制御
端子(LD)がCCS−線に接続され、そのクリア端子
(CLR)がTR−EN線に接続され、アドレス出力端
子(Q0〜Qm’−1)がゲート35のアドレス入力端
子(A0〜Am’−1)及びトレース・メモリ36の入
力端子に接続されている。このゲート35は、そのイネ
ーブル端子(EN)がトレース・アドレス・カウンタ読
み出し信号を出力するデコーダ19の出力端子に接続さ
れ、その出力端子(Y0〜Ym’−1)にPDB線が接
続されている。トレース・メモリ36は、デュアル・ポ
ートRAMであり、その第1のアドレス入力端子(1A
0〜1Am’−1)がアドレス・カウンタ34の出力端
子に接続され、その第1のチップセレクト端子(1C
S)がCCS−線に接続され、その第1のリード/ライ
ト入力端子(1R/W)が接地され、その第1のデータ
・バス端子(1D0〜1Dj−1)がCAB線、CDB
線、CR/W線に接続され、その第2のアドレス入力端
子(2A0〜2Am’−1)がPAB線に接続され、そ
の第2のチップセレクト端子(2CS)がPCS−線に
接続され、第2のリード/ライト入力端子(2R/W)
が電源電圧(Vcc)線に接続され、その第2のデータ
・バス端子(2D0〜2Dj−1)がPDB線に接続さ
れている。
【0019】図5は本発明実施例のカード・アダプタ回
路を説明するブロック図である。
【0020】同図において、カード・アダプタ回路15
は、例えば、8ビットのRAMカードの場合を例に示し
ており、2回路の双方向ゲート41,42等を備えてい
る。エミュレータ部が16ビットで構成されているとす
ると、8ビットのデータ・バスを偶数アドレス、奇数ア
ドレスで下位バイト、上位バイトに振り分ける必要があ
り、これをゲートで実現している。
【0021】すなわち、最下位ビット(A0)のCAB
線がインバータ43を介して一方の入力端子に接続さ
れ、CCS−線がインバータ45を介して他方の入力端
子に接続されたナンドゲート44の出力端子からは、偶
数アドレスで下位バイト側のチップセレクト信号(CC
SL−)が出力され、最下位ビット(A0)のCAB線
が一方の入力端子に接続され、CCS−線がインバータ
45を介して他方の入力端子に接続されたナンドゲート
46の出力端子からは、奇数アドレスで上位バイト側の
チップセレクト信号(CCSH−)が出力される。そし
て、上記一方の双方向ゲート41は、その制御端子
(G)がCCSL−線に接続され、そのCR/Wが対応
する方向制御端子(ENBA及びENAB)に接続さ
れ、そのデータ・バス端子(B0〜B7)がCDB線に
接続され、そのデータ・バス端子(A0〜A7)から下
位バイト・データ・バス(CDBL)線に接続されてい
る。また他方の双方向ゲート42は、その制御端子
(G)がCCSH−線に接続され、そのCR/Wが対応
する方向制御端子(ENBA及びENAB)に接続さ
れ、そのデータ・バス端子(B0〜B7)がCDB線に
接続され、そのデータ・バス端子(A0〜A7)が上位
バイト・データ・バス(CDBH)線に接続されてい
る。
【0022】上記構成のメモリカード用エミュレータの
動作について説明する。まず、ホルダー4のコネクタ3
をターゲット機器14のピンコネクタ14aに差し込
み、フラットケーブル5のコネクタ6をエミュレータ本
体1のコネクタ7に差し込むことで、ターゲットCPU
とエミュレータ部11とがカード・アダプタ回路15を
介して接続され、また、エミュレータ本体1にコネクタ
9を差し込むことで、開発用パーソナル・コンピュータ
12とエミュレータ部11とがインターフェース回路1
3を介して接続される。これにより、開発用パーソナル
・コンピュータ12で作成されたプログラムあるいはデ
ータは、インターフェース回路13を通してエミュレー
タ部11のユーザ・メモリ16にダウンロード可能とな
り、その結果をターゲット機器14のCPUがユーザ・
メモリ16をICメモリカードとみなして動作し即座に
確認することができる。また、ターゲット機器14のC
PUに合わせたデバッグ用プログラムを用意することに
より、デバッガ装置に要求される種々の機能も実現され
る。
【0023】次に、ブレーク時の動作について説明す
る。図6は本発明実施例のブレーク時の動作を説明する
タイミングチャート、図8は本発明実施例のブレーク時
のメモリアクセス状態を説明する図である。
【0024】まず、例えば、ターゲットCPUのプログ
ラム実行を所定のアドレスで停止させる場合には、あら
かじめ開発用コンピュータ12から停止するアドレスを
入力し、レジスタ21にブレーク・アドレス(BRK)
として設定しておく。プログラム実行中に、ブレーク・
コンパレータ22は、ターゲット機器14のプログラム
実行のアドレスと、レジスタ21に設定されたブレーク
・アドレスとを比較し、一致したときに一致信号を出力
し、フリップ・フロップ23をセットする。このフリッ
プ・フロップ23のセットにより、STOP信号がロー
レベルからアクティブ・ハイレベル(図6のa)にな
る。これによりブレーク制御回路24は、RUN信号を
インアクティブ・ローレベル(図6のb)として、ユー
ザ・メモリ16をディセイブルにするとともに、アドレ
ス変換回路26を通じてシャドウRAM25のストップ
・シャドウ領域のアドレスを生成する。このシャドウR
AM25には、あらかじめ開発用コンピュータ12か
ら、例えば、アドレスS0,S1,S2にジャンプ命令
(JMP〈S10〉)及びアドレスS10,S11にジ
ャンプ・ループ命令(JR〈S10〉)が格納されてい
る。シャドウRAM25からは、ターゲットCPUに対
しジャンプ命令が強制的に挿入され、この命令によりシ
ャドウRAM25の特定のアドレスにジャンプさせる。
ブレーク制御回路24は、3バイトのジャンプ命令が挿
入されたときに、BRK信号をアクティブ・ハイレベル
(図6のc)にすると同時に、STOP信号をローレベ
ル(図6のd)にする。そして、このシャドウRAM2
5の特定のアドレスで無限ループさせることで、見かけ
上ターゲットCPUのプログラム実行を停止させること
ができる。すなわち、図8に示すように、ユーザ・メモ
リ16に格納されたプログラムが 所定のアドレス(T
n−1)まで実行され、次に外部設定されたブレーク・
アドレス(BRK)が次の実行アドレス(T)で一致し
たときに、シャドウRAM36のアドレスS0〜S2ま
でに格納された3バイト命令が読み出され、次にそのジ
ャンプ先のアドレスS10,S11のループ命令が実行
される。
【0025】次に、スタート時の動作について説明す
る。図7は本発明実施例のスタート時の動作を説明する
タイミングチャート、図9は本発明実施例のスタート時
のメモリアクセス状態を説明する図である。
【0026】ブレークを解除させる場合には、開発用コ
ンピュータ12側よりSTART信号をブレーク制御回
路24に与えることにより、まずBRK信号をイン・ア
クティブ・ローレベル(図7のe)とし、同時にシャド
ウRAMに与えるアドレスを強制的に変更し、あらかじ
めターゲット・プログラムの実行開始アドレスを飛び先
に設定したジャンプ命令を格納した領域をアクセスさせ
る。そのジャンプ命令実行後のタイミングでRUN信号
をアクティブ・ハイレベル(図7のf)にし、ユーザ・
メモリ16をアクセスできるようにすることでブレーク
が解除され、ターゲット・プログラムが実行される。す
なわち、図9に示すように、シャドウRAM25に格納
されたループ命令が実行されているとき、START信
号が与えられると、アドレスS20,S21,S22に
ジャンプし、その領域のジャンプ命令(JMP〈T
n〉)が実行され、次にユーザ・メモリ16にアクセス
が切り換えられ、ブレーク時のアドレスTnから実行が
継続する。
【0027】次に、トレース時の動作について説明す
る。まず、トレース回路18において、アドレス・カウ
ンタ34は、初期化でゼロにし、またあらかじめレジス
タ31にトリガ・アドレスを設定しておく。このトリガ
・アドレスとターゲットCPUの実行アドレスがトリガ
・コンパレータ32で一致が検出され、一致したときに
その出力でフリップ・フロップ33がセットされる。一
致した時点から、ユーザ・メモリ16に対するアクセス
毎に、そのアドレス、データ、リード/ライト信号をト
レース・メモリ36に書き込み、アドレス・カウンタ3
4をカウント・アップしていく。この動作は、アドレス
・カウンタ34がフルとなるまで、あるいはターゲット
CPUがブレークするまで続けられる。開発用コンピュ
ータ12は、ターゲットCPUがブレークした後に、ア
ドレス・カウンタ34の値をゲート35を介して読み取
り、0番地からアドレス・カウンタの示す値の1つ前ま
でのアドレスのトレース・メモリ36の内容を読み出
し、適当なフォーマットで表示することでターゲットC
PUの実行履歴を調べることができる。
【0028】なお、本実施例では、トレース・メモリ3
6にアドレス、データ、リード/ライト信号を記録でき
るように構成しているが、対象カードがROMの場合に
はアドレスのみとしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ード・アダプタ部でターゲット機器と接続し、エミュレ
ータ部を通じて開発用コンピュータと接続することで、
作成されたプログラムあるいはデータは、エミュレータ
部のユーザ・メモリにダウンロード可能となり、その結
果をターゲット機器で即座に確認することができ、デバ
ッグが容易にできる。また、ターゲット機器のCPUに
合わせたデバッグ用プログラムを用意することにより、
デバッガ装置に要求される種々の機能も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のメモリカード用エミュレータの
全体構成を説明するブロック図である。
【図2】本発明実施例のメモリカード用エミュレータの
外観を説明する図である。
【図3】本発明実施例のエミュレータ部のブレーク・コ
ントロール回路を説明するブロック図である。
【図4】本発明実施例のエミュレータ部のトレース回路
を説明するブロック図である。
【図5】本発明実施例のカード・アダプタ部を説明する
ブロック図である。
【図6】本発明実施例のブレーク時の動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図7】本発明実施例のスタ−ト時の動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図8】本発明実施例のブレーク時のメモリアクセス状
態を説明する図である。
【図9】本発明実施例のスタート時のメモリアクセス状
態を説明する図である。
【符号の説明】
1 エミュレータ本体 2 カード・アダプタ部 3 コネクタ 4 ホルダー 5 フラットケーブル 6 コネクタ 7 コネクタ 8 ケーブル 9 コネクタ 11 エミュレータ部 12 開発用コンピュータ 13 インターフェース回路 14 ターゲット機器 15 カード・アダプタ回路 16 ユーザ・メモリ 17 ブレーク・コントロール回路 18 トレース回路 19 デコーダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリカードを使用するターゲット機器
    及び開発用コンピュータの両方からアクセス可能なユー
    ザ・メモリを有するエミュレータ部と、該エミュレータ
    部と開発用コンピュータとの間を接続するインターフェ
    ース回路と、前記メモリカードに適応させて交換可能に
    形成するとともに、前記ターゲット機器とエミュレータ
    部との間を接続するカード・アダプタ部とを備えたメモ
    リカード用エミュレータ。
  2. 【請求項2】 前記エミュレータ部は、ターゲットCP
    Uのプログラム実行を所定のアドレスで停止させ、また
    そのアドレスから再開させるブレーク・コントロール回
    路と、ターゲットCPUのプログラム実行の履歴を記録
    するトレース回路とを備えた請求項1記載のメモリカー
    ド用エミュレータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004227588A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 C-Guys Inc Sdioカード開発システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004227588A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 C-Guys Inc Sdioカード開発システム

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