JPH0613105B2 - 塗装方法 - Google Patents

塗装方法

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JPH0613105B2
JPH0613105B2 JP12673287A JP12673287A JPH0613105B2 JP H0613105 B2 JPH0613105 B2 JP H0613105B2 JP 12673287 A JP12673287 A JP 12673287A JP 12673287 A JP12673287 A JP 12673287A JP H0613105 B2 JPH0613105 B2 JP H0613105B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は各種成形物等の被塗装体に対して適用される塗
装方法に関するものである。
(従来の技術) 自動車のボディを例にとれば、従来同自動車のボディに
所定の文字や絵を塗装によって施す場合には、文字や絵
に相当する部分に直接塗装する方法又は文字や絵以外の
非塗装部を紙製又は布製のテープやフィルムによってマ
スキングしたり、文字や絵の形を抜いた型をあてがい、
塗料を塗布、乾燥する方法によって行われていた。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来技術においては、細かい文字や複雑な絵や写真
を多色に塗装することは困難で、また文字や絵の外縁部
が不鮮明になりやすいという問題点があった。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するために、被塗装体に文
字、絵又は写真をスクリーン印刷の手法によって塗装す
る塗装方法であって、塗装される文字、絵又は写真をス
クリーン上にポジ版として製版し、次いで同スクリーン
を被塗装体上にあてがいマスキング剤で文字、絵又は写
真以外の非塗装部をマスキングした後、塗料を塗布し、
同塗料の硬化後前記マスキング剤を水洗するという構成
を採用している。
(作用) 上記構成を採用したことにより、塗装される文字、絵又
は写真のポジ像がスクリーン上に製版され、そして、同
スクリーンが被塗装体上の所定位置にあてがわれ、その
上部からマスキング剤がしごかれ、同マスキング剤が被
塗装部に付着する。
その後、塗料を同マスキング剤付着部及び塗装部の双方
にわたって塗布し、同塗料を硬化させる。塗料の硬化
後、マスキング剤付着部及び塗装部の双方にわたって水
洗するとマスキング剤は容易に剥離され、被塗装体上に
は文字、絵又は写真の部分にのみ塗料が密着し、塗装体
が製造される。
(実施例) 以下に本発明を具体化した一実施例を第1図〜第8図を
用いて説明する。
本実施例の塗装方法は、第1図に示すようにスクリーン
上への製版工程1、マスキング剤塗布工程2、塗装工程
3及び水洗工程4からなっている。
まず、スクリーン上への製版工程1について説明する。
被塗装体上に描こうとする文字、絵又は写真(本実施例
では「ABC」の文字)を第2図に示すようにスクリー
ン5a上に通常の製版技術によりポジ像として製版す
る。また、描こうとする絵が写真である場合には、同写
真の網ネガフィルムを使用してスクリーン5a上に網ポ
ジ像として製版する。写真の濃淡階調は、網ネガフィル
ムによって、点の大小に変えられ、濃淡を表現する。
またスクリーン5aは、単色塗装の場合1枚、多色塗装
の場合色の数に応じた枚数を用意する。本実施例では、
「A」及び「C」の文字を描いたスクリーン5aと
「B」の文字を描いたスクリーン5bの2枚用意した。
スクリーン5a,5bの素材として使われる繊維は、主
としてナイロン、テトロン、絹、ステンレススチールで
ある。
次に、マスキング剤塗布工程2について説明する。
上記ポジ像が描かれたスクリーン5a又は第3図に示す
ように木枠6の下面に貼られた同スクリーン5aを被塗
装体である自動車のボディの所定位置にあてがう。
次に、第6図に示すようにスキージ7の下部に、下記の
マスキング剤11を塗り、スクリーン5aの上面から加
圧しながらスクリーン5aを撫でるように塗布する。な
お、スキージ7によってマスキング剤11を塗布する方
向は、第6図において右から左である。
すると、第4図に示すようにマスキング剤11が被塗装
体9上の文字「A」及び「C」以外の非塗装部10に塗
布される。前記第6図に示すスキージ7のゴム板8は、
弾力性があるので被塗装体9が曲面の場合にも対応でき
る。また、厚みの異なるゴム板8を使用したり、その合
わせ方を変えたりして、これを複数枚重ねることによっ
てマスキング剤11塗布時の被塗装体9の湾曲状態に合
わせてスキージ7の弾力を調節することができる。被塗
装体9のマスキング剤11塗布面の状態によっては、ス
キージ7のゴム板8が一枚であってもよい。
なお、第2図の木枠のないスクリーン5aの使用方法
は、静電気を利用しスクリーン5aを被塗装体9上に付
着させて、その上からマスキング剤11を塗布する。
マスキング剤11 本実施例で使用するマスキング剤11は、水溶性又は水
分散性のものであって、下記のような溶剤、基剤及び必
要に応じて助剤が配合されたものである。
溶剤としては、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、グリセリン等の多価ア
ルコール及び水等があげられる。
基剤としては、デンプン、加工デンプン、デキストリ
ン、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、カルボ
キシメチルセルロース(CMC)、尿素樹脂、アルギン
酸ソーダ、炭酸カルシウム、顔料、沈降性硫酸バリウ
ム、クレー、タルク等の水溶性又は水分散性物質があげ
られる。
助剤としては、アルコール、界面活性剤、親水軟膏等の
水溶性又は親水性の添加剤があげられる。
これら溶剤、基剤及び助剤の配合割合は、容量で溶剤1
00に対して基剤50〜300、助剤0〜30の範囲が
好ましい。同配合割合は、スクリーン5aからのマスキ
ング剤11の抜けやすさ、被塗装体9との密着性、水洗
による洗浄除去の容易性を考慮して定められる。
具体的な配合例としては、次のようなものがあげられる
(いずれも単位は容量部)。
エチレングリコール 80部 プロピレングリコール 20部 デンプン 60部 加工デンプン 30部 群青 5部 界面活性剤 5部 (非イオン高級アルコール系) 以上の組成物を70〜100℃程度の温度でデンプンが
糊化するまで加熱し、使用時にエタノールを10部加え
る。以下の配合例についても同様に操作する。
エチレングリコール 100部 加工デンプン 100部 デンプン 40部 炭酸カルシウム 100部 群青 10部 界面活性剤 5部 グリセリン 70部 水 30部 デンプン 60部 群青 9部 炭酸カルシウム 20部 界面活性剤 5部 親水軟膏 5部 エチレングリコール 80部 グリセリン 20部 加工デンプン 70部 デンプン 40部 炭酸カルシウム 90部 界面活性剤 5部 群青 5部 上記各々のマスキング剤11は、水溶性又は水分散性の
基剤、乾燥速度の調節をする溶剤及び塗布しやすい硬さ
に調節する助剤とからなっており、塗布する際スクリー
ン5a,5bのメッシュから抜けがよく、メッシュを抜
けたものは被塗装体9と密着性がよく、しかも塗料を塗
布後に水で容易に洗い流すことができるものである。同
マスキング剤が乾燥しやすいものは、塗料が乾燥して硬
化した後のマスキング剤11の剥離が困難となる。ま
た、溶剤を含有する油性のマスキング11は、油性が強
すぎると被塗装体9上の文字や絵の部分にまで溶剤が浸
透し、あとで塗布する塗料がはじかれてしまうので不適
当である。
次に、塗装工程3について説明する。
第4図の如く前記マスキング剤11塗布工程2におい
て、被塗装体9上に形成された文字「A」及び「C」の
ネガ像を含む非塗装部10の全面に対し、ローラー、は
け、その他硬い固定部分が直接これに触れることのない
方法で塗料を塗布する。本実施例では吹き付け塗装を行
い、文字「A」及び「C」の部分を含む非塗装部10の
全面に均一に塗料を吹き付け、これを乾燥して硬化させ
る(本実施例では青色)。使用される塗料は、乾燥硬化
後耐水性のものであればよい。
最後に、水洗工程4について説明する。
塗料の塗布、乾燥硬化された文字「A」及び「C」の部
分を含む非塗装部10全面に対し、加圧水を噴射する。
すると、被塗装体9上に塗装された「A」及び「C」の
文字周囲における前記マスキング剤11が洗い流され
る。同加圧水の噴射によって、「A」及び「C」の文字
の外縁部まできれいにマスキング剤11が洗い流され
る。加圧水が得られない場合、水を含んだスポンジ等で
マスキング剤11をこすり、洗い流してもよい。
このようにして、被塗装体9上に青色に塗装された第5
図に示すような「A」及び「C」の文字が形成される。
本実施例では2色塗装を行うので、続いて2色目の塗装
を次のような操作で行う。
前記「A」及び「C」の文字をスクリーン5a上に製版
したのと同様に、第7図に示すように別のスクリーン5
b上に「B」の文字を製版する。
そして、製版時にあらかじめつけられている位置設定の
目印(トンボ)12を第5図の目印12と第7図の目印
12が合うように位置を決定する。続いて、前記マスキ
ング剤塗布工程2で述べたと同様にスクリーン5bの上
面からマスキング剤11を塗布する。
その後、前記塗装工程3で述べたと同様にして黄色の塗
料をスプレー塗装する。最後に、前記マスキング剤11
を水洗する。
このようにして、被塗装体9上に黄色に塗装された第8
図に示すような「B」の文字が形成され、前記青色の
「A」及び「C」と合わせて2色塗装が完成する。完成
後第8図に示すような目印12を取り去る。
本実施例の塗装方法によれば、文字「A」及び「C」の
青色と文字「B」の黄色との2色塗装が容易にでき、文
字「A」、「B」及び「C」のそれぞれの外縁部が鮮明
である。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、次のよ
うに構成することもできる。
(1)前記実施例では、2色塗装を行ったが、3色以上
の塗装を行う場合には所定の色、柄を想定して製版した
スクリーン5a又は5bのようなスクリーンを3つ以上
用意し、前記実施例と同様にマスキング剤塗布工程2、
塗装工程3及び水洗工程4を繰り返し行うことによって
なされる。
(2)カラー写真を原稿とした場合、写真を色分解し、
分解された網ネガフィルムからシアン、マゼンタ、イエ
ロー、墨の四枚のポジスクリーン版を作り、以下前記実
施例の工程を繰り返しカラー写真と同じ色柄を塗装する
ことができる。
(3)被塗装体9は、前記実施例では自動車のボディと
しての金属を使用したが、本発明では水によって変形し
たり、溶解したりしないものであればよく、樹脂、ガラ
ス等でもよい。また、紙の場合には、表面をあらかじめ
塗料によって被覆しておけばよい。
(4)本発明の塗装方法により得られる塗装品は、自動
車以外に電気製品、装飾品、看板等幅広い用途にも使用
される。耐候性のよいフルカラーデザイン(総天然色)
の塗装品なども得られるので、屋外で使用されるものに
は好適である。
発明の効果 本発明の塗装方法によれば、単に物の表面を保護した
り、美化したりというにとどまらず、精緻なデザインま
でも表現することが可能であり、細かく複雑な文字や絵
を多色に塗装したり、カラー写真を原稿としたフルカラ
ーの塗装を容易に行うことができ、かつ外縁部が鮮明で
あるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における工程図、第2図は文字
が製版されたスクリーンを示す平面図、第3図は木枠に
取着されたスクリーンを示す斜視図、第4図は被塗装体
上にマスキング剤によって形成された文字のネガ像を示
す斜視図、第5図は被塗装体上に塗装形成された文字を
示す斜視図、第6図はスキージとその動作を示す断面
図、第7図は別の文字を製版したスクリーンを示す斜視
図、第8図は2色塗装によって形成された文字を示す斜
視図である。 5a,5b……スクリーン、7……スキージ、8……ゴ
ム板、9……被塗装体、10……非塗装部、11……マ
スキング剤。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被塗装体(9)に文字、絵又は写真をスク
    リーン印刷の手法によって塗装する塗装方法であって、
    塗装される文字、絵又は写真をスクリーン(5a,5
    b)上にポジ版として製版し、次いで同スクリーン(5
    a,5b)を被塗装体(9)上にあてがいマスキング剤
    (11)で文字、絵又は写真以外の非塗装部(10)を
    マスキングした後、塗料を塗布し、同塗料の硬化後前記
    マスキング剤(11)を水洗することを特徴とする塗装
    方法。
  2. 【請求項2】マスキング剤(11)が水溶性又は水分散
    性のマスキング剤(11)である特許請求の範囲第1項
    に記載の塗装方法。
  3. 【請求項3】マスキング剤(11)を複数枚のゴム板
    (8)が挾持されたスキージ(7)を用いてマスキング
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の塗
    装方法。
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