JPH06130895A - 三次元立体模型の製造方法 - Google Patents

三次元立体模型の製造方法

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JPH06130895A
JPH06130895A JP28298092A JP28298092A JPH06130895A JP H06130895 A JPH06130895 A JP H06130895A JP 28298092 A JP28298092 A JP 28298092A JP 28298092 A JP28298092 A JP 28298092A JP H06130895 A JPH06130895 A JP H06130895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plastic
adhesive
solid model
dimensional solid
brush
Prior art date
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Pending
Application number
JP28298092A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiro Funakoshi
宣博 舩越
Akira Iwazawa
晃 岩沢
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、固体を原料とすることにより、スル
ープットが高く、速く簡単に三次元立体模型を製造し得
る三次元立体模型の製造方法を提供することを目的とす
る。 【構成】本発明は、プラスチック球11を1個ずつ供給
するプラスチック球供給装置1からプラスチック球11
を連続して真空吸引し、刷毛21によってプラスチック
球11の表面に接着剤12を塗布し、接着剤12の作用
により所定の位置にプラスチック球11を接着固定する
ことによって三次元立体模型を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は設計した製品のイメージ
を簡便に掴むことができる三次元立体模型の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、商品のデザインによって販売実
績が影響されるが、最近はCADを利用したデザインが
行われている。しかしながら、このようにして作製した
ものは、ディスプレイ上で見ることはできても手に取っ
て見ることができない。そこで実際の設計結果を物とし
て感じとることができるように、立体模型を作製する方
法の開発が各方面で試みられてきている。
【0003】立体模型の作製方法として市販されている
ものは、光硬化樹脂を利用するものがほとんどである。
これらの方法は、CAD等であらかじめ設計された形状
の物体の輪切りデータを創製して下の部分から順次造っ
てゆくものである。即ち、紫外線硬化樹脂をケースに入
れ、光を所望の場所に当てて硬化させる。光はほとんど
が樹脂表面で吸収されるので、ごく表面の光の当たった
部分のみが硬化する。この硬化部分を徐々に沈めること
によって表面に新しい未硬化樹脂を供給する。このこと
を繰り返すことによって物体が構成され、設計部品や製
品の実像ができあがることになる。また、別の方法とし
てノズルから溶融プラスチックを吐出し、吐出後冷却さ
れて硬化するので所望の物体を形成できる。
【0004】これらの方法はそれぞれ欠点を有してい
る。紫外線硬化樹脂を用いる方法においては、その材料
が限定される。また、紫外線照射に時間がかかることが
大きな欠点である。また、製品作製後、液体状の未硬化
樹脂を洗い流す必要があり、製造場所、あるいは大量の
樹脂の保存などに作業上の欠点があった。
【0005】一方、溶融樹脂を用いる方法においては液
体材料と固化した部分との熱応力の差によって、接着性
が良くない欠点を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記に記した従来の方
法は、素材を液体状態とし、形成方法としては固化させ
ることに特徴を持っている。この方法は、表面の滑らか
な製品を形成できる長所を持っている。しかしながら、
この特徴は逆にダレを起こしやすい欠点ともなってい
る。この欠点をカバーするために慎重に形成するので時
間がかかることになる。
【0007】立体模型を作製する目的として、製品の精
密模型を作る場合と設計のイメージをつかむ場合とがあ
る。イメージをつかむことを目的とするならば精度より
もスピードが要求される。
【0008】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、固体を原料とすることにより、スループットが高
く、速く簡単に三次元立体模型を製造し得る三次元立体
模型の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、複数の球形の固体を接着することによって
三次元立体模型を製造することを特徴とし、また、プラ
スチック球を運搬するノズル状の突起物により、プラス
チック球のホールダーからプラスチック球を連続して真
空吸引し、三次元立体模型を製造している物体に供給す
ることによって所望の物体形状を実現することを特徴と
し、さらに、複数のプラスチック球を接着するために、
プラスチック球を供給するノズルの近傍に刷毛もしくは
へらを有し、これによってプラスチック球の表面に接着
剤を塗布し、接着剤の作用によって所定の位置にプラス
チック球を固定することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明は上記手段により、表面の精度は多少犠
牲にし、固体を原料とすることによって立体模型を構成
できればより簡便に製品のイメージをつかむことが可能
となる。固体の接続には接着剤を使用する。このことに
よって部分的に色分けも可能となるので各種の色のつい
たプラスチック球を用意することによって適宜模様をつ
けることができる。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0012】図1は、本発明に係るプラスチック球の供
給装置構成の一例を示す。1はプラスチック球11を1
個ずつ供給するプラスチック球供給装置であり、2はプ
ラスチック球11の表面に接着剤12を塗布する刷毛2
1を有する前後に移動可能なアーム、3は接着剤のタン
クであって、刷毛21にパイプ22で連結されている。
4はプラスチック球11のホールダーであって色別に容
器が異なり、5の弁の操作によって色の選別ができる。
プラスチック球のホールダー4を各色毎に用意すればよ
り簡便に色別けの管理ができることになる。6はプラス
チック球11を運搬するノズル状の突起物を有する真空
吸引アームであって、この吸引アーム6は吸引装置7に
連結される。実際にこの吸引アーム6の吸引口によって
プラスチック球11を捕護し三次元のx,y,z方向に
移動して所定の位置に設置する。尚、プラスチック球の
ハンドリングははさみつけるタイプのアームを使用する
ことも考えられるが、接着剤塗布を考慮すると、接着剤
の残些がこのタイプのアームではアーム自身に固化して
残り、以後の作業性に影響が出るので、このタイプは適
当ではない。前記吸引アーム6はxステージ91、yス
テージ92、zステージ93を有する位置決め装置9に
取付けられる。10は複数のプラスチック球11を接着
して三次元立体模型を製造するための台であり、12は
接着剤である。
【0013】この操作方法としては、CAD等であらか
じめ設計された形状の物体の輪切りデータを創製して下
の部分から順次造ってゆくものである。すなわち、吸引
アーム6で所定のプラスチック球11を吸引捕護し、下
面に接着剤12を接着剤のアーム2を駆動して刷毛21
により塗布したのち、データ出力された台10上の所定
の位置に位置決め装置9(ポジショナー)を制御するこ
とによってプラスチック球11を送り込み接着すること
になる。接着剤12の材料は硬化速度と位置決め装置9
の設定スピードによって適切に選択される。また、図1
では記載されていないが、接着剤塗布アームは前後に移
動可能であるので引き込み位置に接着剤の乾燥を防ぐた
めのカバーを設置することが望ましい。
【0014】前記接着剤12は、タンク3からパイプ2
2で刷毛21の部分に送られ、毛管現象で刷毛21に染
み込む。このことによって常に刷毛21が接着剤で濡れ
ている状況を作り出すことができる。上記刷毛21の代
りにへらを用いて接着剤をプラスチック球に塗布するよ
うにしてもよい。
【0015】尚、容易に類推ができるように、プラスチ
ック球を直接吐き出す吐出ノズルによって図1と同様な
操作が可能になる。しかし、吐出ノズルを使用する場合
には、色分けが難しくなる。すなわち、ノズルの中に連
続してプラスチック球を詰め込んでおく必要があるので
事前に接着位置を予想して詰め込まなければならない。
また、ノズルを使用する場合にはノズルの径によって使
用できるプラスチック球の大きさが制限される。従っ
て、使用するプラスチック球によってノズルを取り替え
るめんどうさが付加されることになる。
【0016】本実施例で使用できるプラスチック球11
の大きさは、直径1mmから20mm程度であり、要求
される三次元立体模型物体の精度によって選択される。
特に、概念設計などでは単に形状の確認を行うのみであ
るので比較的荒いものでよく、この場合には大きな径の
プラスチック球を選択することになる。
【0017】なお、CAD等であらかじめ設計された形
状の物体は、通常の立体図形製造装置、例えば紫外線硬
化樹脂を用いた装置等で行われているものと同様に、輪
切りデータを創製して下の部分から順次造ってゆくこと
になるので、従来使用されているデータ出力装置で十分
間に合うことになる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明の方法でできる
模型は、球形の固体を積み重ねることから予想されるよ
うに表面性状は余り良いものではないが、紫外線硬化樹
脂を用いた場合の製造後の処理、たとえば未硬化樹脂の
処理、硬化を確実にするための紫外線照射処理などが必
要ではないので簡便である利点がある。
【0019】従ってスループットが高く、従来の方法に
比べて速く簡単に三次元立体模型物体を製造できる利点
を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する製造装置の一例を示す構成図
である。
【符号の説明】
1…プラスチック球供給装置、2…接着剤塗布アーム、
3…接着剤のタンク、4…プラスチック球のホールダ
ー、5…色選別弁、6…真空吸引アーム、7…吸引装
置、9…位置決め装置、10…台、11…プラスチック
球、12…接着剤、21…刷毛。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の球形の固体を接着することによっ
    て三次元立体模型を製造することを特徴とする三次元立
    体模型の製造方法。
  2. 【請求項2】 プラスチック球を運搬するノズル状の突
    起物により、プラスチック球のホールダーからプラスチ
    ック球を連続して真空吸引し、三次元立体模型を製造し
    ている物体に供給することによって所望の物体形状を実
    現することを特徴とする請求項1記載の三次元立体模型
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 複数のプラスチック球を接着するため
    に、プラスチック球を供給するノズルの近傍に刷毛もし
    くはへらを有し、この刷毛もしくはへらによってプラス
    チック球の表面に接着剤を塗布し、接着剤の作用によっ
    て所定の位置にプラスチック球を固定することを特徴と
    する請求項1記載の三次元立体模型の製造方法。
JP28298092A 1992-10-21 1992-10-21 三次元立体模型の製造方法 Pending JPH06130895A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013537488A (ja) * 2010-05-03 2013-10-03 ア レイモン エ シー 接着要素をマトリックス上に配置する方法及び装置

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JP2013537488A (ja) * 2010-05-03 2013-10-03 ア レイモン エ シー 接着要素をマトリックス上に配置する方法及び装置

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