JPH0613078Y2 - 不定形物輸送用コンテナ - Google Patents
不定形物輸送用コンテナInfo
- Publication number
- JPH0613078Y2 JPH0613078Y2 JP1988089429U JP8942988U JPH0613078Y2 JP H0613078 Y2 JPH0613078 Y2 JP H0613078Y2 JP 1988089429 U JP1988089429 U JP 1988089429U JP 8942988 U JP8942988 U JP 8942988U JP H0613078 Y2 JPH0613078 Y2 JP H0613078Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pallet
- rectangular cylinder
- rectangular
- container
- lower frame
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本案は不定形物品、具体的には流体、粘体、粉体、粒体
の輸送に用いるコンテナに関する。
の輸送に用いるコンテナに関する。
従来、濃縮ジュース、茶などの飲料用液体合成ゴム、薬
液などの液状化学品などの輸送にはドラム缶、フレキシ
ブルコンテナが主として用いられていた。
液などの液状化学品などの輸送にはドラム缶、フレキシ
ブルコンテナが主として用いられていた。
ドラム缶は鉄製の円筒型容器であり、フレキシブルコン
テナは要するに厚手の布袋である。
テナは要するに厚手の布袋である。
液体の輸送にドラム缶を用いたときには、これが円筒型
のため、車輛に積載したときや船積みのときに上下多段
に積み上げることができるが、隣接相互間に隙間が形成
されて積載面の利用効率が悪い、また、空積みの際にも
同じ容積の空間を必要とする。フレキシブルコンテナに
よれば折畳み可能のため空積みのときには余計なスペー
スを要しないが、自己保型性を有しないため上下多段に
段積みを行うことができず、矢張り積載効率が悪いとい
う欠点がある。
のため、車輛に積載したときや船積みのときに上下多段
に積み上げることができるが、隣接相互間に隙間が形成
されて積載面の利用効率が悪い、また、空積みの際にも
同じ容積の空間を必要とする。フレキシブルコンテナに
よれば折畳み可能のため空積みのときには余計なスペー
スを要しないが、自己保型性を有しないため上下多段に
段積みを行うことができず、矢張り積載効率が悪いとい
う欠点がある。
本案の目的は上記課題を解決した液体、粉体、粒体を含
めた不定形物の輸送用コンテナに関する。
めた不定形物の輸送用コンテナに関する。
前記目的を達成するため、本案に係る不定形物輸送用コ
ンテナは、パレットと、角型筒体と、下枠と、上枠と、
ステーとを有し、不定形物が充填された内袋を角型筒体
に収納してパレットに積載する不定形物輸送用コンテナ
であって、 パレットは、フォークリフト差込口を備えたものであ
り、 角型筒体は、折畳み可能なシート状物を下枠の開口形状
に合わせて角型筒体に成型したものであり、 下枠は、角型筒体の下縁を支えて該角型筒体をパレット
上に固定するものであり、 上枠は、角型筒体の上縁に嵌合させたものであり、 ステーは、上枠と下枠を連結し、パレット上に固定され
た角型筒体の角部を除く胴部の各辺の外面にあてがわ
れ、内袋の充填物からの内圧によって生ずる角型筒体の
胴膨れを支えるものである。
ンテナは、パレットと、角型筒体と、下枠と、上枠と、
ステーとを有し、不定形物が充填された内袋を角型筒体
に収納してパレットに積載する不定形物輸送用コンテナ
であって、 パレットは、フォークリフト差込口を備えたものであ
り、 角型筒体は、折畳み可能なシート状物を下枠の開口形状
に合わせて角型筒体に成型したものであり、 下枠は、角型筒体の下縁を支えて該角型筒体をパレット
上に固定するものであり、 上枠は、角型筒体の上縁に嵌合させたものであり、 ステーは、上枠と下枠を連結し、パレット上に固定され
た角型筒体の角部を除く胴部の各辺の外面にあてがわ
れ、内袋の充填物からの内圧によって生ずる角型筒体の
胴膨れを支えるものである。
以下に本案の実施例を図によって説明する。
第１図において、本案のコンテナは、パレット１と、該
パレット１上に搭載した角型筒体２と、該筒体２の外周
面を保型する枠組３との組合せからなっている。
パレット１上に搭載した角型筒体２と、該筒体２の外周
面を保型する枠組３との組合せからなっている。
第２図においてパレット１は荷役、運搬、貯蔵用に通常
用いられる方形又は長方形の台であり、フォークリフト
の差込口４を有している。枠組３はパレット１上に固定
する下枠５と、筒体２の上縁に嵌合させる上枠６と、上
下枠5,6間を連結するステー７とからなっている。上下
枠5,6はＬ型アングルを額縁形に連結したもので、パレ
ット１上に下枠５を組付け、その開口縁内に筒体２を嵌
合保持させる。筒体２は例えば長方形の段ボール紙（ト
ライウォール（商品名））の両端縁をステッチで止め、
下枠５の開口形状に合せて角型状に折曲加工されたもの
である。したがって、折曲線に沿って折畳みが可能であ
る。該筒体２を嵌合させた下枠５の各辺には予め定めら
れた間隔で少なくとも２本以上ステー７を取付ける。ス
テー７は断面 状のアングル材からなり、同一平面を形成する両側フラ
ンジ面を内側として筒体２の上下方向の胴部外面にあて
がい、下端を下枠５にボルト止めするものである。筒体
２を保型する機能としてはステーの数は多い程有効であ
るが、実質的には筒体２の角部を除いて下枠５の一辺を
適宜２〜３分する間隔で２〜３本を取付ければよい。
用いられる方形又は長方形の台であり、フォークリフト
の差込口４を有している。枠組３はパレット１上に固定
する下枠５と、筒体２の上縁に嵌合させる上枠６と、上
下枠5,6間を連結するステー７とからなっている。上下
枠5,6はＬ型アングルを額縁形に連結したもので、パレ
ット１上に下枠５を組付け、その開口縁内に筒体２を嵌
合保持させる。筒体２は例えば長方形の段ボール紙（ト
ライウォール（商品名））の両端縁をステッチで止め、
下枠５の開口形状に合せて角型状に折曲加工されたもの
である。したがって、折曲線に沿って折畳みが可能であ
る。該筒体２を嵌合させた下枠５の各辺には予め定めら
れた間隔で少なくとも２本以上ステー７を取付ける。ス
テー７は断面 状のアングル材からなり、同一平面を形成する両側フラ
ンジ面を内側として筒体２の上下方向の胴部外面にあて
がい、下端を下枠５にボルト止めするものである。筒体
２を保型する機能としてはステーの数は多い程有効であ
るが、実質的には筒体２の角部を除いて下枠５の一辺を
適宜２〜３分する間隔で２〜３本を取付ければよい。
最後に筒体２の上縁に上枠６を嵌合させ、各ステー７の
上端を上枠６にボルト止めして一体的に固定する。
上端を上枠６にボルト止めして一体的に固定する。
第２図において、濃縮されたジュース、茶などの飲料食
品、油脂、合成ゴム、薬剤などの液体、粉体、粒体を合
成樹脂シートによる内袋９内に充填してこれを筒体２内
に収納し、筒体２の上面開口を蓋板10で旋盤し、荷役機
械を用いてコンテナの荷役、運搬、貯蔵を行う。内袋９
は自己保型性がなく、その内容物は筒体内の形状になじ
んで保持されるが、筒体２は内袋９の内容物から圧力を
受けてその胴部は外側に膨らみを生ずる。しかし、筒体
２の胴部の各辺は少なくとも２個所がステー７に支えら
れ、しかも、ステー７の両フランジの平面に受けられる
ため、第３図のように局部的に極端な胴膨れは生ぜず、
また無支持となる筒体２の角部分はこの角をはさむ２辺
の胴部の膨らみによって中心側に引き込まれるように変
形し、筒体胴部のいずれの部分もパレット１の面上の範
囲内に収められる。本案のコンテナを上下多段に積み上
げるときには、各ステー７が上段コンテナの重量支持支
柱となる。コンテナは角型のため、車輛搭載、船積み、
倉庫内への搬入の際には隙間なく配置して保管、あるい
は貯蔵できる。また、内容物を取り出したコンテナは、
枠組３のステー７を止めるボルトを取り外すことによっ
て個々の部品に分解でき、筒体２はこれを折畳んでコン
パクトに格納できる。
品、油脂、合成ゴム、薬剤などの液体、粉体、粒体を合
成樹脂シートによる内袋９内に充填してこれを筒体２内
に収納し、筒体２の上面開口を蓋板10で旋盤し、荷役機
械を用いてコンテナの荷役、運搬、貯蔵を行う。内袋９
は自己保型性がなく、その内容物は筒体内の形状になじ
んで保持されるが、筒体２は内袋９の内容物から圧力を
受けてその胴部は外側に膨らみを生ずる。しかし、筒体
２の胴部の各辺は少なくとも２個所がステー７に支えら
れ、しかも、ステー７の両フランジの平面に受けられる
ため、第３図のように局部的に極端な胴膨れは生ぜず、
また無支持となる筒体２の角部分はこの角をはさむ２辺
の胴部の膨らみによって中心側に引き込まれるように変
形し、筒体胴部のいずれの部分もパレット１の面上の範
囲内に収められる。本案のコンテナを上下多段に積み上
げるときには、各ステー７が上段コンテナの重量支持支
柱となる。コンテナは角型のため、車輛搭載、船積み、
倉庫内への搬入の際には隙間なく配置して保管、あるい
は貯蔵できる。また、内容物を取り出したコンテナは、
枠組３のステー７を止めるボルトを取り外すことによっ
て個々の部品に分解でき、筒体２はこれを折畳んでコン
パクトに格納できる。
以上のように本案によるときには厚紙などの折畳み可能
なシート状物を用いた筒体を枠組で定形に保型してパレ
ット上に搭載するため、液体、粉体、粒体を充填した柔
軟な肉薄の内袋を筒体内に格納して輸送でき、内袋内の
充填物から受ける内圧を２以上のステーで支えるため、
筒体に段ボール紙を用いても各辺に生ずる胴膨れは各辺
のステー間の僅かの範囲内であり、筒体角部は特にステ
ーがなくても筒体自体が円形に変形しようとする傾向を
利用してパレット面からの喰み出しを抑え、パレットの
面積の範囲内に筒体を保持させて充填物の輸送、保管を
行うことができる。
なシート状物を用いた筒体を枠組で定形に保型してパレ
ット上に搭載するため、液体、粉体、粒体を充填した柔
軟な肉薄の内袋を筒体内に格納して輸送でき、内袋内の
充填物から受ける内圧を２以上のステーで支えるため、
筒体に段ボール紙を用いても各辺に生ずる胴膨れは各辺
のステー間の僅かの範囲内であり、筒体角部は特にステ
ーがなくても筒体自体が円形に変形しようとする傾向を
利用してパレット面からの喰み出しを抑え、パレットの
面積の範囲内に筒体を保持させて充填物の輸送、保管を
行うことができる。
本案によれば、段ボールなどの厚紙を用いて液体、粉
体、粒体物を収容でき、多段積み上げ、高密度配置によ
り、運搬中の保管、貯蔵を行い、不要時に分解して格納
できる効果を有する。
体、粒体物を収容でき、多段積み上げ、高密度配置によ
り、運搬中の保管、貯蔵を行い、不要時に分解して格納
できる効果を有する。
第１図は本案の一実施例を示す分解斜視図、第２図は組
合状態の断面図、第３図は筒体に生ずる胴膨れの変化を
示す図である。 １…パレット、２…筒体 ３…枠組、４…フォークリフト差込口 ５…下枠、６…上枠 ７…ステー
合状態の断面図、第３図は筒体に生ずる胴膨れの変化を
示す図である。 １…パレット、２…筒体 ３…枠組、４…フォークリフト差込口 ５…下枠、６…上枠 ７…ステー
Claims (1)
- 【請求項１】パレットと、角型筒体と、下枠と、上枠
と、ステーとを有し、不定形物が充填された内袋を角型
筒体に収納してパレットに積載する不定形物輸送用コン
テナであって、 パレットは、フォークリフト差込口を備えたものであ
り、 角型筒体は、折畳み可能なシート状物を下枠の開口形状
に合わせて角型筒体に成型したものであり、 下枠は、角型筒体の下縁を支えて該角型筒体をパレット
上に固定するものであり、 上枠は、角型筒体の上縁に嵌合させたものであり、 ステーは、上枠と下枠を連結し、パレット上に固定され
た角型筒体の角部を除く胴部の各辺の外面にあてがわ
れ、内袋の充填物からの内圧によって生ずる角型筒体の
胴膨れを支えるものであることを特徴とする不定形物輸
送用コンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988089429U JPH0613078Y2 (ja) | 1988-07-05 | 1988-07-05 | 不定形物輸送用コンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988089429U JPH0613078Y2 (ja) | 1988-07-05 | 1988-07-05 | 不定形物輸送用コンテナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0211034U JPH0211034U (ja) | 1990-01-24 |
| JPH0613078Y2 true JPH0613078Y2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=31313979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988089429U Expired - Lifetime JPH0613078Y2 (ja) | 1988-07-05 | 1988-07-05 | 不定形物輸送用コンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0613078Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5557182B2 (ja) * | 2009-08-26 | 2014-07-23 | 王子コンテナー株式会社 | カートン |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57194944A (en) * | 1981-05-16 | 1982-11-30 | Yamaha Motor Co Ltd | Packing box |
| JPH0211294Y2 (ja) * | 1986-04-15 | 1990-03-20 |
-
1988
- 1988-07-05 JP JP1988089429U patent/JPH0613078Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0211034U (ja) | 1990-01-24 |
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