JPH0613034Y2 - 作業用走行機体における轍間距離調整装置の芯出し構造 - Google Patents

作業用走行機体における轍間距離調整装置の芯出し構造

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JPH0613034Y2
JPH0613034Y2 JP5848088U JP5848088U JPH0613034Y2 JP H0613034 Y2 JPH0613034 Y2 JP H0613034Y2 JP 5848088 U JP5848088 U JP 5848088U JP 5848088 U JP5848088 U JP 5848088U JP H0613034 Y2 JPH0613034 Y2 JP H0613034Y2
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晃治 上橋
秀雄 実重
八重樹 荒木
啓一 大本
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンバイン等の作業用走行機体における轍間
距離調整装置の芯出し構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、作業用走行機体においては、例えばこれがコン
バインである場合、中割り作業や畦際作業等の際に、通
常作業では既刈地側に位置する走行体が未刈り茎稈を踏
み付けたり畦に乗り上げたりすることがあり、そこで既
刈地側の走行体を他側に移動できるようにしたものが、
例えば特開昭61-5717号公報において知られている。と
ころでこの様なものにおいて、加工誤差、組付け誤差等
により、移動側走行体はトランスミツシヨンケース側に
対してどうしても芯ずれを生じる。そこで両者間の芯合
わせ調整が組付け等の際に必要となるが、そのための作
業は前後、上下方向を含めた多次元方向の調整作業が必
要となつて極めて面倒かつ煩雑であつて熟練を要し、こ
の改善が強く要求されている。
[問題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一掃
することができる作業用走行機体における轍間距離調整
装置の芯出し構造を提供することを目的として創案され
たものであつて、機体に対し左右方向に移動する走行体
を設けて左右走行体間の轍間距離を調整できるようにし
た作業用走行機体において、前記機体のトランスミツシ
ヨンケースから突出する駆動軸に軸芯方向移動自在にス
プライン嵌合せしめた車軸を回動自在に支持する車軸受
筒を走行フレームに固定するに、走行フレーム側のブラ
ケツトと車軸受筒との間にライナーを抜き差し自在に挟
持させて芯出し調整を行うべく構成したことを特徴とす
るものである。
そして本考案は、この構成によつて、機体本体に対する
移動側走行体の芯合わせ調整を簡単かつ確実に行うこと
ができる様にしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1はコンバインの走行機体であつて、該走
行機体1は、茎稈を刈取る等の前処理をする前処理部
2、刈取られた茎稈の脱穀処理をする脱穀部3、排稈を
細断する等の後処理をする後処理部4、選別された穀粒
を貯留する穀粒貯留部5等によつて構成されていること
などは何れも従来通りである。
6、7は左右一対のクローラ型走行体であつて、走行体
6は未刈地側のもの、走行体7は既刈地側のものである
が、未刈地側の走行体6は機体フレーム1aに一体的に
組付けられた固定式のものになつている。一方、既刈地
側(移動側)の走行体7は、その走行フレーム8の上端
部に設けたローラ8aが機体フレーム1aに設けたガイ
ドレール1bを転動することで左右に移動可能に構成さ
れている。さらに機体フレーム1aの一側部と走行フレ
ーム8の上端部との間には油圧シリンダ9が、また機体
フレーム1aの他側部と走行フレーム8との間にはパン
タグラフ式のリンク機構9aがそれぞれ設けられてお
り、油圧シリンダ9の伸縮作業に伴うリンク機構9aの
作動によつて走行体7は左右方向に移動するようになつ
ている。
10は機体に搭載されるトランスミツシヨンケースであつ
て、該トランスミツシヨンケース10から突出する駆動軸
11の先端部はスプライン軸11aになつているが、このス
プライン軸11aの外周には第一スリーブ12の内周面が軸
芯方向摺動自在にスプライン嵌合Aされ、さらにこの第
一スリーブ12の外周面には第二スリーブ13の一半部が軸
芯方向の移動は規制される状態でスプライン嵌合Bされ
ている。さらにこの第二スリーブ13の他半部内周面に筒
状をした車軸14の外周面が同じく軸心方向の移動は規制
される状態でスプライン嵌合Cしており、而して駆動軸
11から車軸14への動力伝動は三組のスプライン嵌合部
A,B,Cを介して成され、一方、駆動軸11に対する車
軸14の左右方向の移動は第一スリーブ12の駆動軸11に対
するスプライン嵌合Aによつて成されるように構成され
ている。
15は駆動軸11の基端部を覆うべく設けられる支持筒であ
つて、該支持筒15の鍔部15bはボルト15aによつてトラン
スミツシヨンケース10に一体固定されるが、さらにこの
鍔部15bには略L字形をしたブラケツト15cの一辺が一体
的に溶着されている。このブラケツト15cの他辺はボル
ト15dによつて機体フレーム1aに一体固定されるが、
他辺の機体フレーム1aに対する接当面の法線(接当面
に対して垂直方向の線)は水平線に対して角度αになる
ように設定されて取付けられ、これによつて支持筒15の
取付け調整が成されるように構成されている。さらに支
持筒15の先端部外周には固定筒16の基端部が嵌着されて
いる。そして支持筒15の外端部と固定筒16の内端部との
オーバーラツプ部にはオイルシールを兼ねた撓みシール
17と鋼製のリング18とが介在されているが、リング18の
内外両凹部には○−リング18aが止着されている。
また固定筒16の外周には可動筒19の内側部が左右方向移
動自在に外嵌しているが、この可動筒19の外側部は、車
軸受筒(ベアリングホルダ)20の内側部外周に螺子込み
嵌合20aによつて一体的に取付けられており、そしてこ
の車軸受筒20の内筒面には軸受22を介して前記車軸14を
回動自在に軸承している。さらに車軸受筒22は略コ字形
をしたブラケツト21を介して走行フレーム8に一体固定
されることになる。つまりブラケツト21の両側辺21a、
および中央辺21bには貫通孔21cがそれぞれ穿設されてお
り、そして車軸受筒22をブラケツト21の内側に嵌合する
ようにして当てがい、各辺21a、21bと車軸受筒22の対向
する外面との間にライナー21dを必要な枚数差込むこと
で前後および上下の芯合わせ調整が成され、しかる後、
ボルト21eを用いて一体固定することによつて、移動側
走行体7の、機体本体の固定側を基準とした芯合わせ調
整が成されて組付けられるようになつている。さらにこ
のブラケツト21は、中央辺21bの法線方向が水平線に対
して前記角度αとなるように設定されて軸芯回りの位置
あわせが成されている。
また24は車軸14に一体的にボルト固定される駆動転輪、
25はクローラ、26は支持筒15に設けたブリーザを兼ねた
注油口、27は検油口である。さらに本実施例において
は、固定側走行体6の駆動軸28をカバーする筒体29を機
体フレーム1a側に固定するためのブラケツト30のフレ
ーム側接当面に対する法線も水平線に対して前記角度α
となるように設定されている。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、中割り
作業や畦際作業をするような場合、油圧シリンダ9を伸
長させることによつて走行体7を内側に移動させ、両走
行体6、7の轍間距離を小さくすれば、走行体7が未刈
り茎稈を踏みつぶしたり畦に乗り上げたりする不具合を
回避できて、整然とした収穫作業を円滑に行える一方、
通常作業を行うような場合には走行体7を最も外側に移
動させて広い安定した轍間距離として収穫作業を行うこ
とができる。
この様に本考案においては、走行体7を必要において左
右方向に移動させて轍間距離の調整を、走行条件に合わ
せて自由に行うことができるものであるが、移動側車軸
14の駆動軸11側に対する芯出し調整は、車軸受筒20の走
行フレーム8との間の芯出し調整によつて成されること
になる。つまりこのものにおいて車軸受筒20を走行フレ
ーム8に固定する場合、車軸筒軸20は略コ字形をしたブ
ラケツト21に嵌合し、そして該ブラケツト21との三箇所
の対抗面間にそれぞれライナー21dを必要枚数挿入して
当てがつて芯出し調整をし、しかる後ボルト21eを用い
て一体固定すれば良く、この様にすることで、機体本体
の固定側では何ら芯出し調整のための手配をすること無
くして精度の良い芯出し調整を簡単かつ確実に行うこと
ができる。従つて工場組付けの際は勿論のこと、デイラ
ーやユーザーサイドでの点検整備の際の芯出し組付けも
容易となつて作業性の大幅な向上が計れることになる。
そのうえ車軸受筒20のブラケツト21への固定が、コ字形
となつた三辺で行うため、機体振動等によるボルト緩み
も改善され、信頼性の高いものにできる。
またこのものは、車軸受筒20の芯出しを行うにあたり、
その基準を機体フレーム1aに固定されるトランスミツ
シヨンケース10とすることになるが、その芯出し精度が
出ているか否かは芯出し用の治具を用いて判断される。
つまり本実施例では、固定走行体6側の筒体29の外周面
を切削して設けた二個所の当て面29a、29bに治具31の腕
端部をそれぞれ当てがい、この状態で可動筒19の車軸受
筒20とのオーバーラツプ部の外周面20bに治具31の残り
の腕端部を当てがい、各腕端部が隙間の無い状態で接当
した状態が芯出しセツトされた状態であり、そしてこう
なるようライナー21dを必要枚数差し込めば前述した芯
出し調整が精度良く成されるものである。
またこのものでは、軸芯回りの位置決め調整も行う必要
が生じるが、それについては、固定側走行体6の駆動軸
28をカバーする筒体29を機体フレーム1aに固定する際
のブラケツト30の法線方向、移動走行体7側の支持筒15
を機体フレーム1aに固定する際のブラケツト15cの法
線方向が何れも水平線に対して角度αとなるように組付
け、さらに移動車軸側を走行フレーム8に固定する際の
ブラケツト21の法線方向も水平線に対して前記角度αと
なるように調整組付けすることによつて三者が正確に位
置決め調整されることにになつて都合が良い。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、轍間距離を調整するため移動する走行体側の芯
合わせ調整は、車軸を受ける車軸受筒とこれが固定され
る走行フレーム側のブラケツトとの対抗面間にライナー
を所要枚数差し込むことで調整されることと成り、従つ
て機体本体側の芯出し調整は全く行う必要は無く、移動
側走行体において前記ライナーの抜き差し作業によつて
容易かつ確実に成されることとなつて、工場での組付け
は勿論のこと、デイラー、ユーザーサイドでの点検整備
時の芯出し調整も容易となつて作業性の大幅な改善が計
れることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る作業用走行機体における轍間距離
調整装置の芯出し構造の実施例を示したものであつて、
第1図はコンバインの全体斜視図、第2図はフレーム部
の概略斜視図、第3図は移動側走行体への動力取出し部
の斜視図、第4図は同上側面図、第5図は移動側走行体
を内側に移動した状態を示す縦断面図、第6図は外側に
移動した状態を示す縦断面図、第7図は車軸部の固定状
態を示す断面図、第8図は移動側走行体の走行フレー
ム、第9図はトランスミツシヨンケースの断面図であ
る。 図中、1は走行機体、7は移動側走行体、10はトランス
ミツシヨンケース、11は駆動軸、14は車軸、15は支持
筒、16は固定筒、19は可動筒、20は車軸受筒、21はブラ
ケツト、21dはライナーである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大本 啓一 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−261580(JP,A) 実開 昭64−18984(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体に対し左右方向に移動する走行体を設
    けて左右走行体間の轍間距離を調整できるようにした作
    業用走行機体において、前記機体のトランスミツシヨン
    ケースから突出する駆動軸に軸芯方向移動自在にスプラ
    イン嵌合せしめた車軸を回動自在に支持する車軸受筒を
    走行フレームに固定するに、走行フレーム側のブラケツ
    トと車軸受筒との間にライナーを抜き差し自在に挟持さ
    せて芯出し調整を行うべく構成したことを特徴とする作
    業用走行機体における轍間距離調整装置の芯出し構造。
JP5848088U 1988-05-02 1988-05-02 作業用走行機体における轍間距離調整装置の芯出し構造 Expired - Lifetime JPH0613034Y2 (ja)

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JPH01162877U JPH01162877U (ja) 1989-11-13
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