JPH06129889A - 振動式測定装置 - Google Patents
振動式測定装置Info
- Publication number
- JPH06129889A JPH06129889A JP28194492A JP28194492A JPH06129889A JP H06129889 A JPH06129889 A JP H06129889A JP 28194492 A JP28194492 A JP 28194492A JP 28194492 A JP28194492 A JP 28194492A JP H06129889 A JPH06129889 A JP H06129889A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor tube
- sensor
- conductive pattern
- flow rate
- tubes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はセンサチューブの振動特性を変えず
に精度良く流量又は密度を計測するよう構成した振動式
測定装置に関する。 【構成】 質量流量計1はセンサチューブ3,4を加振
器11により振動させ、質量流量に比例して発生するコ
リオリ力によるセンサチューブ3,4の変位をピックア
ップ12,13により検出する。加振器11及びピック
アップ12,13はセンサチューブ3,4の表面に蒸着
された導電パターン16を介して流量計測制御装置17
に接続されている。
に精度良く流量又は密度を計測するよう構成した振動式
測定装置に関する。 【構成】 質量流量計1はセンサチューブ3,4を加振
器11により振動させ、質量流量に比例して発生するコ
リオリ力によるセンサチューブ3,4の変位をピックア
ップ12,13により検出する。加振器11及びピック
アップ12,13はセンサチューブ3,4の表面に蒸着
された導電パターン16を介して流量計測制御装置17
に接続されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動式測定装置に係り、
特にセンサチューブを振動させてコリオリ力による変位
を検出するよう構成した振動式測定装置に関する。
特にセンサチューブを振動させてコリオリ力による変位
を検出するよう構成した振動式測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】流体が供給されたセンサチューブを振動
させて流体の物理量を測定する振動式測定装置として、
例えばコリオリ式質量流量計又は振動式密度計がある。
させて流体の物理量を測定する振動式測定装置として、
例えばコリオリ式質量流量計又は振動式密度計がある。
【0003】流量を計測する場合、被測流体の流量は流
体の種類、物性(密度、粘度など)、プロセス条件(温
度、圧力)によって影響を受けない質量で表わされるこ
とが望ましい。そのため、振動するセンサチューブ内に
流体を流したときに生ずるコリオリの力を利用して質量
流量を直接計測するコリオリ式質量流量計が開発されて
いる。
体の種類、物性(密度、粘度など)、プロセス条件(温
度、圧力)によって影響を受けない質量で表わされるこ
とが望ましい。そのため、振動するセンサチューブ内に
流体を流したときに生ずるコリオリの力を利用して質量
流量を直接計測するコリオリ式質量流量計が開発されて
いる。
【0004】この種の従来の質量流量計の一例として
は、特開昭63−30721号公報により開示された流
量計がある。この公報の質量流量計は、被測流体が通過
する際の圧力損失を低減するため直線状に延在するセン
サチューブを半径方向に振動させ、流量に比例したコリ
オリ力によるセンサチューブの変位を検出するよう構成
されている。一対のセンサチューブ間にはセンサチュー
ブを加振する加振器と、加振器の上流側と下流側に配さ
れセンサチューブの変位を検出する一対のピックアップ
とが配設されている。この加振器及びピックアップは電
磁ソレノイドと同様な構成とされており、夫々信号線を
介して制御回路と接続されている。各信号線は、センサ
チューブに沿って引き出され、邪魔にならないように幅
広の粘着テープによりセンサチューブの外周に貼着され
ている。
は、特開昭63−30721号公報により開示された流
量計がある。この公報の質量流量計は、被測流体が通過
する際の圧力損失を低減するため直線状に延在するセン
サチューブを半径方向に振動させ、流量に比例したコリ
オリ力によるセンサチューブの変位を検出するよう構成
されている。一対のセンサチューブ間にはセンサチュー
ブを加振する加振器と、加振器の上流側と下流側に配さ
れセンサチューブの変位を検出する一対のピックアップ
とが配設されている。この加振器及びピックアップは電
磁ソレノイドと同様な構成とされており、夫々信号線を
介して制御回路と接続されている。各信号線は、センサ
チューブに沿って引き出され、邪魔にならないように幅
広の粘着テープによりセンサチューブの外周に貼着され
ている。
【0005】又、振動式密度計の場合、上記コリオリ式
質量流量計と同様な構成とされ、センサチューブの共振
周波数より流体の密度を測定する。
質量流量計と同様な構成とされ、センサチューブの共振
周波数より流体の密度を測定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記振動式測定装置で
は、加振器及びピックアップに接続される各信号線がセ
ンサチューブの外周に粘着されているため、センサチュ
ーブには各信号線、粘着テープ、接着剤の重さが作用
し、さらに粘着テープや接着剤の粘着力がセンサチュー
ブに作用することになる。そのため、センサチューブの
振動特性が影響を受け変化し、センサチューブの固有振
動数が変動することがある。従って、従来は、流体中に
気泡が混入したり、センサチューブに外部振動が伝播し
た場合、上記各信号線、粘着テープ、接着剤により計測
精度の低下が顕著になるといった課題がある。
は、加振器及びピックアップに接続される各信号線がセ
ンサチューブの外周に粘着されているため、センサチュ
ーブには各信号線、粘着テープ、接着剤の重さが作用
し、さらに粘着テープや接着剤の粘着力がセンサチュー
ブに作用することになる。そのため、センサチューブの
振動特性が影響を受け変化し、センサチューブの固有振
動数が変動することがある。従って、従来は、流体中に
気泡が混入したり、センサチューブに外部振動が伝播し
た場合、上記各信号線、粘着テープ、接着剤により計測
精度の低下が顕著になるといった課題がある。
【0007】そこで、本発明は上記課題を解決した振動
式測定装置を提供することを目的とする。
式測定装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記請求項1の発明は、
被測流体が流入する流入口と被測流体が流出する流出口
との間に設けられたセンサチューブと、該センサチュー
ブを加振する加振器と、該センサチューブの変位を検出
するピックアップとを有する振動式測定装置において、
前記センサチューブの表面に導電性パターンの薄膜を形
成し、該導電性パターンの一端を前記加振器に接続し、
前記導電性パターンの他端を電気回路に接続してなるこ
とを特徴とする。
被測流体が流入する流入口と被測流体が流出する流出口
との間に設けられたセンサチューブと、該センサチュー
ブを加振する加振器と、該センサチューブの変位を検出
するピックアップとを有する振動式測定装置において、
前記センサチューブの表面に導電性パターンの薄膜を形
成し、該導電性パターンの一端を前記加振器に接続し、
前記導電性パターンの他端を電気回路に接続してなるこ
とを特徴とする。
【0009】又、請求項2の発明は、被測流体が流入す
る流入口と被測流体が流出する流出口との間に設けられ
たセンサチューブと、該センサチューブを加振する加振
器と、該センサチューブの変位を検出するピックアップ
とを有する振動式測定装置において、 前記センサチュ
ーブの表面に導電性パターンの薄膜を形成し、該導電性
パターンの一端を前記ピックアップに接続し、前記導電
性パターンの他端を電気回路に接続してなることを特徴
とする。
る流入口と被測流体が流出する流出口との間に設けられ
たセンサチューブと、該センサチューブを加振する加振
器と、該センサチューブの変位を検出するピックアップ
とを有する振動式測定装置において、 前記センサチュ
ーブの表面に導電性パターンの薄膜を形成し、該導電性
パターンの一端を前記ピックアップに接続し、前記導電
性パターンの他端を電気回路に接続してなることを特徴
とする。
【0010】
【作用】センサチューブの表面に導電性パターンの薄膜
を形成することよりセンサチューブの振動特性が変化す
ることを防止して正確な質量流量又は密度の計測を行い
うる。
を形成することよりセンサチューブの振動特性が変化す
ることを防止して正確な質量流量又は密度の計測を行い
うる。
【0011】
【実施例】図1乃至図4に本発明になる振動式測定装置
の一実施例としてのコリオリ式質量流量計を示す。
の一実施例としてのコリオリ式質量流量計を示す。
【0012】尚、振動式測定装置としてコリオリ式質量
流量計と振動式密度計とがある。コリオリ式質量流量計
と振動式密度計とは実質同様な構成であるので、本実施
例では質量流量計について詳細に説明する。
流量計と振動式密度計とがある。コリオリ式質量流量計
と振動式密度計とは実質同様な構成であるので、本実施
例では質量流量計について詳細に説明する。
【0013】各図中、質量流量計1は被測流体が通過す
る管路2を有し、管路2の途中には一対のセンサチュー
ブ3,4が延在している。管路2は流入口5aを有する
流入管5と、、流入側マニホールド6と、一対のセンサ
チューブ3,4と、流出側マニホールド7と、流出口8
aを有する流出管8とより形成されている。
る管路2を有し、管路2の途中には一対のセンサチュー
ブ3,4が延在している。管路2は流入口5aを有する
流入管5と、、流入側マニホールド6と、一対のセンサ
チューブ3,4と、流出側マニホールド7と、流出口8
aを有する流出管8とより形成されている。
【0014】流入管5は流入側端部に上流側配管(図示
せず)に連結されるフランジ5bを有し、流入管5の他
側の他端5cは流入側マニホールド6に接続されてい
る。流入側マニホールド6は、上流側の流入管5が接続
固定される上流側接続口6aと、センサチューブ3,4
の上流側端部が接続固定される下流側接続口6b,6c
とを有する。上流側接続口6aと下流側接続口6b,6
cとは分流路6d,6eを介して連通されている。
せず)に連結されるフランジ5bを有し、流入管5の他
側の他端5cは流入側マニホールド6に接続されてい
る。流入側マニホールド6は、上流側の流入管5が接続
固定される上流側接続口6aと、センサチューブ3,4
の上流側端部が接続固定される下流側接続口6b,6c
とを有する。上流側接続口6aと下流側接続口6b,6
cとは分流路6d,6eを介して連通されている。
【0015】流出側マニホールド7は、センサチューブ
3,4の下流側端部が接続固定される一対の接続口7
a,7bと、下流側の流出管8の上流側端部が接続され
る接続口7cとを有する。又、流出側マニホールド7内
には一対の接続口7a,7bと接続口7cとを連通する
流路7d,7eが穿設されている。流出管8は流出側端
部に下流側配管(図示せず)に連結されるフランジ8b
を有し、流出管8の他側の他端8cは流出側マニホール
ド7の接続口7cに接続されている。
3,4の下流側端部が接続固定される一対の接続口7
a,7bと、下流側の流出管8の上流側端部が接続され
る接続口7cとを有する。又、流出側マニホールド7内
には一対の接続口7a,7bと接続口7cとを連通する
流路7d,7eが穿設されている。流出管8は流出側端
部に下流側配管(図示せず)に連結されるフランジ8b
を有し、流出管8の他側の他端8cは流出側マニホール
ド7の接続口7cに接続されている。
【0016】一対のセンサチューブ3,4は流体の流れ
方向(X方向)に直線状に延在する直管よりなり、上記
流入側マニホールド6と流出側マニホールド7との間で
平行に設けられている。直管よりなるセンサチューブ
3,4は被測流体が通過する際の圧力損失が少ないばか
りか複雑な形状に加工する必要もないので製作が容易で
ある。又、センサチューブ3,4は支持板10A,10
Bを貫通し、且つ溶接されており、平行となるように支
持されている。
方向(X方向)に直線状に延在する直管よりなり、上記
流入側マニホールド6と流出側マニホールド7との間で
平行に設けられている。直管よりなるセンサチューブ
3,4は被測流体が通過する際の圧力損失が少ないばか
りか複雑な形状に加工する必要もないので製作が容易で
ある。又、センサチューブ3,4は支持板10A,10
Bを貫通し、且つ溶接されており、平行となるように支
持されている。
【0017】11は加振器で、実質電磁ソレノイドと同
様な構成であり、一対のセンサチューブ3,4の略中央
部の間に設けられている。加振器11はコイル11aと
マグネット11bとよりなり、コイル11aに印加され
た電圧に応じた反発力がマグネット11bに作用してセ
ンサチューブ3,4を互いに離間する方向に加振する。
様な構成であり、一対のセンサチューブ3,4の略中央
部の間に設けられている。加振器11はコイル11aと
マグネット11bとよりなり、コイル11aに印加され
た電圧に応じた反発力がマグネット11bに作用してセ
ンサチューブ3,4を互いに離間する方向に加振する。
【0018】12は上流側のピックアップで、加振器1
1より上流側のセンサチューブ3,4間に設けられてい
る。
1より上流側のセンサチューブ3,4間に設けられてい
る。
【0019】13は下流側のピックアップで、加振器1
1より下流側のセンサチューブ3,4間に設けられてい
る。ピックアップ12,13は夫々電磁ソレノイドと同
様な構成であり、加振器11により加振されたセンサチ
ューブ3,4の変位を検出する。即ち、ピックアップ1
2,13は、コイル12a,13aとマグネット12
b,13bとよりなり、コイル12a,13aとマグネ
ット12b,13bとの相対変位に応じた電圧がコイル
12a,13aに誘起される。後述するように、このコ
イル12a,13aから出力された検出信号の位相差に
基づいて流量が算出される。
1より下流側のセンサチューブ3,4間に設けられてい
る。ピックアップ12,13は夫々電磁ソレノイドと同
様な構成であり、加振器11により加振されたセンサチ
ューブ3,4の変位を検出する。即ち、ピックアップ1
2,13は、コイル12a,13aとマグネット12
b,13bとよりなり、コイル12a,13aとマグネ
ット12b,13bとの相対変位に応じた電圧がコイル
12a,13aに誘起される。後述するように、このコ
イル12a,13aから出力された検出信号の位相差に
基づいて流量が算出される。
【0020】上記加振器11、ピックアップ12,13
のコイル11a,12a,13a及びマグネット11
b,12b,13bは夫々センサチューブ3,4に固着
されたブラケット14,15に支持されている。
のコイル11a,12a,13a及びマグネット11
b,12b,13bは夫々センサチューブ3,4に固着
されたブラケット14,15に支持されている。
【0021】16(16a〜16f)は導電性を有する
金属膜よりなる導電パターンで、後述するようにセンサ
チューブ3,4の表面に蒸着されており、一端が加振器
11、ピックアップ12,13のコイル11a,12
a,13aに接続され、他端が流量計測制御装置(電気
回路)17に接続されている。従って、流量計測制御装
置17は、センサチューブ3,4の表面に被覆形成され
た薄膜状の導電パターン16を介して駆動信号を出力し
てセンサチューブ3,4を共振周波数で振動するように
加振器11を駆動するとともに、導電パターン16を介
して得られたピックアップ12,13からの検出信号に
基づいて質量流量を演算する。
金属膜よりなる導電パターンで、後述するようにセンサ
チューブ3,4の表面に蒸着されており、一端が加振器
11、ピックアップ12,13のコイル11a,12
a,13aに接続され、他端が流量計測制御装置(電気
回路)17に接続されている。従って、流量計測制御装
置17は、センサチューブ3,4の表面に被覆形成され
た薄膜状の導電パターン16を介して駆動信号を出力し
てセンサチューブ3,4を共振周波数で振動するように
加振器11を駆動するとともに、導電パターン16を介
して得られたピックアップ12,13からの検出信号に
基づいて質量流量を演算する。
【0022】上記のように、センサチューブ3,4の表
面には信号線が粘着テープで固着されるのでなく、薄膜
状の導電パターン16が蒸着されているため、従来のよ
うに信号線、粘着テープ、接着剤の重さがセンサチュー
ブ3,4に作用し、さらに粘着テープや接着剤の粘着力
がセンサチューブに作用するため、センサチューブ3,
4の振動特性が影響を受けて変化し、センサチューブ
3,4の固有振動数が変動することがない。従って、薄
くて軽量な導電パターン16によりセンサチューブ3,
4の固有振動数はほとんど変化せず、流量計測精度が低
下せず正確な流量計測が行える。
面には信号線が粘着テープで固着されるのでなく、薄膜
状の導電パターン16が蒸着されているため、従来のよ
うに信号線、粘着テープ、接着剤の重さがセンサチュー
ブ3,4に作用し、さらに粘着テープや接着剤の粘着力
がセンサチューブに作用するため、センサチューブ3,
4の振動特性が影響を受けて変化し、センサチューブ
3,4の固有振動数が変動することがない。従って、薄
くて軽量な導電パターン16によりセンサチューブ3,
4の固有振動数はほとんど変化せず、流量計測精度が低
下せず正確な流量計測が行える。
【0023】流量計測時、一対のセンサチューブ3,4
は加振器11により近接、離間する方向(Y方向)に加
振される。上流側配管(図示せず)から供給された被測
流体は流入口5aよりマニホールド6に至り、さらにマ
ニホールド6の流路6d,6eを通過して振動するセン
サチューブ3,4内に流入する。そして、センサチュー
ブ3,4を通過した流体はマニホールド7の流路7d,
7eより下流側の流出管8を通って下流側配管(図示せ
ず)に流出する。
は加振器11により近接、離間する方向(Y方向)に加
振される。上流側配管(図示せず)から供給された被測
流体は流入口5aよりマニホールド6に至り、さらにマ
ニホールド6の流路6d,6eを通過して振動するセン
サチューブ3,4内に流入する。そして、センサチュー
ブ3,4を通過した流体はマニホールド7の流路7d,
7eより下流側の流出管8を通って下流側配管(図示せ
ず)に流出する。
【0024】このように、振動するセンサチューブ3,
4に流体が流れると、その流量に応じたコリオリ力が発
生する。そのため、直管状のセンサチューブ3,4の流
入側と流出側で動作遅れが生じ、これによりピックアッ
プ12と13との出力信号に位相差があらわれる。この
位相差が質量流量に比例するため、ピックアップ12,
13からの出力信号の位相差に基づいて質量流量が求ま
る。
4に流体が流れると、その流量に応じたコリオリ力が発
生する。そのため、直管状のセンサチューブ3,4の流
入側と流出側で動作遅れが生じ、これによりピックアッ
プ12と13との出力信号に位相差があらわれる。この
位相差が質量流量に比例するため、ピックアップ12,
13からの出力信号の位相差に基づいて質量流量が求ま
る。
【0025】ここで、上記導電パターン16をセンサチ
ューブ3,4の表面に形成する工程について説明する。
ューブ3,4の表面に形成する工程について説明する。
【0026】図5(A)に示すように、まずセンサチュ
ーブ3,4として上記マニホールド6,7に接続する前
に、所定の長さに切断されたセンサチューブ素材18を
用意する。次に図5(B)に示すように、センサチュー
ブ素材18の外周表面の長手方向及びブラケット14,
15の表面に絶縁性塗料19を帯状に印刷する。
ーブ3,4として上記マニホールド6,7に接続する前
に、所定の長さに切断されたセンサチューブ素材18を
用意する。次に図5(B)に示すように、センサチュー
ブ素材18の外周表面の長手方向及びブラケット14,
15の表面に絶縁性塗料19を帯状に印刷する。
【0027】さらに、図5(C)に示すように、導電パ
ターン16に対応した形状のスリット20aが穿設され
たマスク20を絶縁性塗料19の上に被せる。マスク2
0は図5(D)に示すように、上記ブラケット14,1
5の両側面及び端面も覆うようにコ字状に折り返された
折り曲げ部20bを有し、図5(E)に示すように、丁
度ブラケット14,15を跨ぐように取り付けられる。
ターン16に対応した形状のスリット20aが穿設され
たマスク20を絶縁性塗料19の上に被せる。マスク2
0は図5(D)に示すように、上記ブラケット14,1
5の両側面及び端面も覆うようにコ字状に折り返された
折り曲げ部20bを有し、図5(E)に示すように、丁
度ブラケット14,15を跨ぐように取り付けられる。
【0028】次に図5(F)に示すように、上記のよう
に絶縁性塗料19の上にマスク20が被せられたセンサ
チューブ素材18を蒸着装置21内に入れ、導電材をセ
ンサチューブ素材18の表面に蒸着させる。この蒸着工
程により、マスク20のスリット20a内に導電材が蒸
着され、絶縁性塗料19の上にスリット20aの形状に
対応する導電パターン16が形成される。
に絶縁性塗料19の上にマスク20が被せられたセンサ
チューブ素材18を蒸着装置21内に入れ、導電材をセ
ンサチューブ素材18の表面に蒸着させる。この蒸着工
程により、マスク20のスリット20a内に導電材が蒸
着され、絶縁性塗料19の上にスリット20aの形状に
対応する導電パターン16が形成される。
【0029】続いて、蒸着装置21から取り出されたセ
ンサチューブ素材18より上記マスク20を除去する
と、図5(G)に示すように導電パターン16が形成さ
れたセンサチューブ3,4が完成する。そして、導電パ
ターン16が形成されたセンサチューブ3,4の両端が
マニホールド6,7に接続され、さらに各ブラケット1
4,15に加振器11、ピックアップ12,13が固定
された後、各コイル11a,12a,13aの各端子が
導電パターン16の一端に接続されて半田付けされる。
最後に導電パターン16の表面に絶縁塗料を塗って組立
作業が終了する。
ンサチューブ素材18より上記マスク20を除去する
と、図5(G)に示すように導電パターン16が形成さ
れたセンサチューブ3,4が完成する。そして、導電パ
ターン16が形成されたセンサチューブ3,4の両端が
マニホールド6,7に接続され、さらに各ブラケット1
4,15に加振器11、ピックアップ12,13が固定
された後、各コイル11a,12a,13aの各端子が
導電パターン16の一端に接続されて半田付けされる。
最後に導電パターン16の表面に絶縁塗料を塗って組立
作業が終了する。
【0030】尚、上記実施例では、蒸着装置21を用い
て導電パターン16を形成したが、これに限らず、例え
ばエッチング又はイオンプレーティング、スパッタリン
グ等の薄膜形成法を使って形成するようにしても良いの
は勿論である。
て導電パターン16を形成したが、これに限らず、例え
ばエッチング又はイオンプレーティング、スパッタリン
グ等の薄膜形成法を使って形成するようにしても良いの
は勿論である。
【0031】又、図6に示すように、各ブラケット1
4,15に加振器11、ピックアップ12,13を固定
することにより、各コイル11a,12a,13aの各
端子25,26が上記導電パターン16に直接接触する
構成としても良い。各端子25,26は別々の導電パタ
ーン16に接触するよう上下方向の位置がずれるように
突出している。この場合、接触状態の端子25,26と
導電パターン16とを直接半田付けして接続が完了する
ため、接続用のリード線が不要となり、取り付け作業が
簡単に行える。
4,15に加振器11、ピックアップ12,13を固定
することにより、各コイル11a,12a,13aの各
端子25,26が上記導電パターン16に直接接触する
構成としても良い。各端子25,26は別々の導電パタ
ーン16に接触するよう上下方向の位置がずれるように
突出している。この場合、接触状態の端子25,26と
導電パターン16とを直接半田付けして接続が完了する
ため、接続用のリード線が不要となり、取り付け作業が
簡単に行える。
【0032】しかも、各ブラケット14,15に加振器
11、ピックアップ12,13が取り付けられたとき、
各端子25,26が接触する位置に導電パターン16を
形成しておけば良いので、各コイル11a,12a,1
3aの各端子25,26が別の導電パターン16に接続
されることを防止でき、リード線を使用した接続による
配線間違いを無くすことができる。
11、ピックアップ12,13が取り付けられたとき、
各端子25,26が接触する位置に導電パターン16を
形成しておけば良いので、各コイル11a,12a,1
3aの各端子25,26が別の導電パターン16に接続
されることを防止でき、リード線を使用した接続による
配線間違いを無くすことができる。
【0033】又、センサチューブ3,4としては上記実
施例のように直管を使用しても良いし、これ以外の形状
のセンサチューブの表面に上記実施例と同様に導電パタ
ーン16を形成しても良い。例えば、図7に示すような
センサチューブ23,24の表面に導電パターン16を
蒸着させるようにしても良い。このセンサチューブ2
3,24は、上記直管状のセンサチューブを2箇所で折
り曲げて上方から見るとほぼ正三角形状に曲げられて
る。尚、流量計測時の動作は上記実施例と同様なため、
その説明は省略する。
施例のように直管を使用しても良いし、これ以外の形状
のセンサチューブの表面に上記実施例と同様に導電パタ
ーン16を形成しても良い。例えば、図7に示すような
センサチューブ23,24の表面に導電パターン16を
蒸着させるようにしても良い。このセンサチューブ2
3,24は、上記直管状のセンサチューブを2箇所で折
り曲げて上方から見るとほぼ正三角形状に曲げられて
る。尚、流量計測時の動作は上記実施例と同様なため、
その説明は省略する。
【0034】又、本発明は、上記以外のセンサチュー
ブ、例えばU字状に曲げたセンサチューブ、S字状に曲
げたセンサチューブ、あるいはJ字状に形成したセンサ
チューブにも適用できるのは勿論である。その場合、導
電パターンをU字状、S字状、J字状に沿ってセンサチ
ューブの外周に形成するようにすれば良い。
ブ、例えばU字状に曲げたセンサチューブ、S字状に曲
げたセンサチューブ、あるいはJ字状に形成したセンサ
チューブにも適用できるのは勿論である。その場合、導
電パターンをU字状、S字状、J字状に沿ってセンサチ
ューブの外周に形成するようにすれば良い。
【0035】
【発明の効果】上述の如く、本発明になる振動式測定装
置は、センサチューブの表面に導電性パターンの薄膜を
形成するため、従来のように信号線、粘着テープ、接着
剤の重さがセンサチューブに作用せず、さらに粘着テー
プや接着剤の粘着力がセンサチューブに作用しないた
め、センサチューブの振動特性が影響を受けて変化し、
センサチューブの固有振動数が変動することを防止でき
る。従って、薄くて軽量な導電性パターンによりセンサ
チューブの固有振動数はほとんど変化せず、流量計測精
度が低下せず正確な流量計測が行える。さらにはセンサ
チューブに沿って信号線を配線をする作業が不要にな
り、組立作業が簡略化されて能率良く組み立てることが
できる等の特長を有する。
置は、センサチューブの表面に導電性パターンの薄膜を
形成するため、従来のように信号線、粘着テープ、接着
剤の重さがセンサチューブに作用せず、さらに粘着テー
プや接着剤の粘着力がセンサチューブに作用しないた
め、センサチューブの振動特性が影響を受けて変化し、
センサチューブの固有振動数が変動することを防止でき
る。従って、薄くて軽量な導電性パターンによりセンサ
チューブの固有振動数はほとんど変化せず、流量計測精
度が低下せず正確な流量計測が行える。さらにはセンサ
チューブに沿って信号線を配線をする作業が不要にな
り、組立作業が簡略化されて能率良く組み立てることが
できる等の特長を有する。
【図1】本発明になる振動式測定装置の一実施例の正面
図である。
図である。
【図2】本発明の第1実施例の質量流量計の縦断面図で
ある。
ある。
【図3】加振器の取り付け構造を示す縦断面図である。
【図4】ピックアップの取り付け構造を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図5】導電パターンをセンサチューブの表面に形成す
る蒸着工程の工程図である。
る蒸着工程の工程図である。
【図6】加振器の端子と導電パターンとの接続の変形例
を示す拡大図である。
を示す拡大図である。
【図7】本発明の変形例の斜視図である。
1 質量流量計 3,4 センサチューブ 6 流入側マニホールド 7 流出側マニホールド 11 加振器 12,13 ピックアップ 16 導電パターン 17 流量計測制御装置 18 センサチューブ素材 19 絶縁塗料 20 マスク 21 蒸着装置
Claims (2)
- 【請求項1】 被測流体が流入する流入口と被測流体が
流出する流出口との間に設けられたセンサチューブと、
該センサチューブを加振する加振器と、該センサチュー
ブの変位を検出するピックアップとを有する振動式測定
装置において、 前記センサチューブの表面に導電性パ
ターンの薄膜を形成し、該導電性パターンの一端を前記
加振器に接続し、前記導電性パターンの他端を電気回路
に接続してなることを特徴とする振動式測定装置。 - 【請求項2】 被測流体が流入する流入口と被測流体が
流出する流出口との間に設けられたセンサチューブと、
該センサチューブを加振する加振器と、該センサチュー
ブの変位を検出するピックアップとを有する振動式測定
装置において、 前記センサチューブの表面に導電性パ
ターンの薄膜を形成し、該導電性パターンの一端を前記
ピックアップに接続し、前記導電性パターンの他端を電
気回路に接続してなることを特徴とする振動式測定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28194492A JPH06129889A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 振動式測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28194492A JPH06129889A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 振動式測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06129889A true JPH06129889A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17646095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28194492A Pending JPH06129889A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 振動式測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06129889A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011038810A (ja) * | 2009-08-07 | 2011-02-24 | Kyoto Electron Mfg Co Ltd | 振動式密度測定方法及び振動式密度計 |
EP3472577B1 (en) * | 2016-06-21 | 2022-11-16 | Micro Motion, Inc. | A sensor assembly, sensor bracket, and tube ring for a vibratory conduit |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP28194492A patent/JPH06129889A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011038810A (ja) * | 2009-08-07 | 2011-02-24 | Kyoto Electron Mfg Co Ltd | 振動式密度測定方法及び振動式密度計 |
EP3472577B1 (en) * | 2016-06-21 | 2022-11-16 | Micro Motion, Inc. | A sensor assembly, sensor bracket, and tube ring for a vibratory conduit |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10794744B2 (en) | Flowmeter sensor with interchangeable flow path and related method | |
US6860158B2 (en) | Coriolis mass flow rate/density/viscoy sensor with two bent measuring tubes | |
JP5674675B2 (ja) | 振動モード分離を向上させたコリオリ流量計 | |
KR101528521B1 (ko) | 드라이버 및 픽오프 구성요소들에 대해 지지체로 작용하는 중심의 고정 플레이트를 갖는 이중관 코리올리 유량계 | |
US9851242B2 (en) | Collocated sensor for a vibrating fluid meter | |
JP2012532321A (ja) | 振動式流量センサ組立品が備えるドライバとピックオフとを、振動が伝わらないように分離するための方法、およびその装置 | |
JP7550959B2 (ja) | 振動式流体計用トランスデューサ | |
US10627277B2 (en) | Coriolis flow sensor having two detection elements partly overlapping the excitation axis and arranged on opposite sides of the flow tube | |
JPH06129889A (ja) | 振動式測定装置 | |
JP2947789B1 (ja) | コリオリ質量流量計 | |
JP3058094B2 (ja) | 質量流量計 | |
JP4711056B2 (ja) | コリオリ質量流量計 | |
JPH06331405A (ja) | 振動式測定装置 | |
CN219914529U (zh) | 振动换能器和流量计 | |
JPH0436409Y2 (ja) | ||
JPH0882541A (ja) | コリオリ質量流量計 | |
JPH0436410Y2 (ja) | ||
WO2024186327A1 (en) | Vibrating type meter comprising wire flexures extending from the meter coils, and related method | |
JPS63233328A (ja) | 質量流量計 | |
JPH0477623A (ja) | 質量流量計 | |
JP2000111380A (ja) | コリオリ式質量流量計 | |
JPH0625686B2 (ja) | 質量流量計 | |
JPH08313321A (ja) | コリオリ質量流量計 | |
JPH03189519A (ja) | 質量流量計 | |
JPH0749980B2 (ja) | 振動式測定装置 |