JPH06129774A - 焼成炉 - Google Patents
焼成炉Info
- Publication number
- JPH06129774A JPH06129774A JP4306418A JP30641892A JPH06129774A JP H06129774 A JPH06129774 A JP H06129774A JP 4306418 A JP4306418 A JP 4306418A JP 30641892 A JP30641892 A JP 30641892A JP H06129774 A JPH06129774 A JP H06129774A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- heat source
- time
- regions
- chamber
- Prior art date
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- Withdrawn
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10G—CRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
- C10G11/00—Catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Furnace Details (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】連続炉との対応をとることの可能なバッチ炉型
焼成炉を提供する。 【構成】炉室2は、複数の領域201〜203に分けら
れ、領域201〜203のそれぞれが互いに熱干渉を生
じ得るように配置されると共に、被焼成物31〜33を
静止した状態で収納する空間を構成している。熱源装置
41〜43は、領域201〜203のそれぞれ毎に備え
られている。熱源装置41〜43のそれぞれは、発熱温
度が時間と共に変化する時間温度特性パターンをもって
駆動され、時間温度特性パターン間に時間遅れが生じる
ように駆動される。
焼成炉を提供する。 【構成】炉室2は、複数の領域201〜203に分けら
れ、領域201〜203のそれぞれが互いに熱干渉を生
じ得るように配置されると共に、被焼成物31〜33を
静止した状態で収納する空間を構成している。熱源装置
41〜43は、領域201〜203のそれぞれ毎に備え
られている。熱源装置41〜43のそれぞれは、発熱温
度が時間と共に変化する時間温度特性パターンをもって
駆動され、時間温度特性パターン間に時間遅れが生じる
ように駆動される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミック製品の焼成
に使用される焼成炉に関する。
に使用される焼成炉に関する。
【0002】
【従来の技術】各種電子部品等に用いられるセラミック
スは、所定のセラミック粉末と有機バインダとの混合し
た成形品等の被焼成物を、焼成炉を通して焼成すること
によって得られる。焼成炉としては、連続炉とバッチ炉
とが知られている。連続炉は主に量産炉として使用され
る。バッチ炉は量産炉として使用されるほか、連続炉に
おける焼成条件を得るための試験炉としても利用され
る。連続炉の場合は、炉室内に複数個の被焼成物を順次
に投入し、炉室内に投入された被焼成物を一方から他方
に向けて移動させながら焼成する。したがって、連続炉
を用いた場合は、被焼成物間にその位置に対応した温度
差を生じる。一方、バッチ炉は、被焼成物を炉室内に静
止した状態で収納し、この状態で焼成するので、連続炉
と異なって、被焼成物間に温度差を生じることがない。
また、バッチ炉は、炉室内の温度差ができるだけ小さい
方が望ましいように設計されている。
スは、所定のセラミック粉末と有機バインダとの混合し
た成形品等の被焼成物を、焼成炉を通して焼成すること
によって得られる。焼成炉としては、連続炉とバッチ炉
とが知られている。連続炉は主に量産炉として使用され
る。バッチ炉は量産炉として使用されるほか、連続炉に
おける焼成条件を得るための試験炉としても利用され
る。連続炉の場合は、炉室内に複数個の被焼成物を順次
に投入し、炉室内に投入された被焼成物を一方から他方
に向けて移動させながら焼成する。したがって、連続炉
を用いた場合は、被焼成物間にその位置に対応した温度
差を生じる。一方、バッチ炉は、被焼成物を炉室内に静
止した状態で収納し、この状態で焼成するので、連続炉
と異なって、被焼成物間に温度差を生じることがない。
また、バッチ炉は、炉室内の温度差ができるだけ小さい
方が望ましいように設計されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、連続
炉が被焼成物間にその位置に対応した温度差を生じるの
に対し、バッチ炉は、連続炉と異なって、被焼成物間に
温度差を生じることがないため、連続炉との対応をとる
ことができない。例えば、連続炉で設定された焼成条件
を、バッチ炉に適用することができないし、バッチ炉を
連続炉における焼成条件設定のための試験炉として使用
した場合、連続炉のための正確な焼成条件設定が困難で
ある。
炉が被焼成物間にその位置に対応した温度差を生じるの
に対し、バッチ炉は、連続炉と異なって、被焼成物間に
温度差を生じることがないため、連続炉との対応をとる
ことができない。例えば、連続炉で設定された焼成条件
を、バッチ炉に適用することができないし、バッチ炉を
連続炉における焼成条件設定のための試験炉として使用
した場合、連続炉のための正確な焼成条件設定が困難で
ある。
【0004】そこで、本発明の課題は、連続炉との対応
をとることの可能なバッチ炉型焼成炉を提供することで
ある。
をとることの可能なバッチ炉型焼成炉を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、炉室と、熱源装置とを含む焼成炉であ
って、前記炉室は、複数の領域に分けられ、前記領域の
それぞれが互いに熱干渉を生じ得るように配置されると
共に、被焼成物を収納する空間を構成しており、前記熱
源装置は、前記領域のそれぞれ毎に備えられており、前
記熱源装置のそれぞれは、発熱温度が時間と共に変化す
る時間温度特性パターンをもって駆動され、前記時間温
度特性パターン間に時間遅れが生じるように駆動され
る。
ため、本発明は、炉室と、熱源装置とを含む焼成炉であ
って、前記炉室は、複数の領域に分けられ、前記領域の
それぞれが互いに熱干渉を生じ得るように配置されると
共に、被焼成物を収納する空間を構成しており、前記熱
源装置は、前記領域のそれぞれ毎に備えられており、前
記熱源装置のそれぞれは、発熱温度が時間と共に変化す
る時間温度特性パターンをもって駆動され、前記時間温
度特性パターン間に時間遅れが生じるように駆動され
る。
【0006】
【作用】炉室は、複数の領域に分けられ、領域のそれぞ
れが互いに熱干渉を生じ得るように配置されると共に、
被焼成物を収納する空間を構成しているから、バッチ炉
型の焼成炉が得られる。
れが互いに熱干渉を生じ得るように配置されると共に、
被焼成物を収納する空間を構成しているから、バッチ炉
型の焼成炉が得られる。
【0007】炉室は、複数の領域に分けられ、領域のそ
れぞれが互いに熱干渉を生じ得るように配置されてお
り、熱源装置は、領域のそれぞれ毎に備えられており、
熱源装置のそれぞれは、発熱温度が時間と共に変化する
時間温度特性パターンをもって駆動され、時間温度特性
パターン間に時間遅れが生じるように駆動されるから、
各領域内に配置されている被焼成物間に、領域相互の熱
干渉及び各熱源装置の時間温度特性パターン間の時間遅
れに起因した温度差が生じる。このため、バッチ炉であ
りながら、連続炉と同様のヒートパターンで焼成するこ
とが可能になり、連続炉との対応がとられる。
れぞれが互いに熱干渉を生じ得るように配置されてお
り、熱源装置は、領域のそれぞれ毎に備えられており、
熱源装置のそれぞれは、発熱温度が時間と共に変化する
時間温度特性パターンをもって駆動され、時間温度特性
パターン間に時間遅れが生じるように駆動されるから、
各領域内に配置されている被焼成物間に、領域相互の熱
干渉及び各熱源装置の時間温度特性パターン間の時間遅
れに起因した温度差が生じる。このため、バッチ炉であ
りながら、連続炉と同様のヒートパターンで焼成するこ
とが可能になり、連続炉との対応がとられる。
【0008】
【実施例】図1は本発明に係る焼成炉の構成を概略的に
示す平面部分断面図である。1は炉体、2は炉室、31
〜33は被焼成物、41〜43は熱源装置である。炉体
1は耐火レンガ等を使用して形成されている。101は
被焼成物31〜33を入れる入口である。
示す平面部分断面図である。1は炉体、2は炉室、31
〜33は被焼成物、41〜43は熱源装置である。炉体
1は耐火レンガ等を使用して形成されている。101は
被焼成物31〜33を入れる入口である。
【0009】炉室2は3つの領域201〜203に分け
られている。領域201〜203のそれぞれは互いに熱
干渉を生じ得るように配置されると共に、被焼成物31
〜33を静止した状態で収納する空間を構成している。
図示の領域201〜203は、連続するように形成され
ており、これによって熱干渉を生じ得る。領域201〜
203は望ましくは3つ以上備えられる。
られている。領域201〜203のそれぞれは互いに熱
干渉を生じ得るように配置されると共に、被焼成物31
〜33を静止した状態で収納する空間を構成している。
図示の領域201〜203は、連続するように形成され
ており、これによって熱干渉を生じ得る。領域201〜
203は望ましくは3つ以上備えられる。
【0010】熱源装置41〜43は、領域201〜20
3のそれぞれ毎に備えられている。熱源装置41〜43
のそれぞれは、図2に示すように、発熱温度が時間と共
に変化する時間温度特性パターンL1〜L3をもって駆
動され、時間温度特性パターンL1〜L3間に時間遅れ
が生じるように駆動される。図2において、横軸に時間
軸をとり、縦軸に温度をとってある。時間温度特性パタ
ーンL1は領域201に備えられた熱源装置41のパタ
ーン、時間温度特性パターンL2は領域202に備えら
れた熱源装置42のパターン、時間温度特性パターンL
3は領域203に備えられた熱源装置43のパターンで
ある。図2に示された時間温度特性パターンL1〜L3
は、近似した特性を有しており、時間的に平行移動した
ような関係で設定されている。被焼成物31〜33の温
度及び領域201〜203の温度は時間温度特性パター
ンL1〜L3とは正確には一致しないが、説明の簡単化
のため、一致するものとして説明する。熱源装置41〜
43としては電熱ヒータ、ガスもしくはオイルバーナな
どを用いることもできるが、温度調整のし易さから、電
熱ヒータを用いることが望ましい。
3のそれぞれ毎に備えられている。熱源装置41〜43
のそれぞれは、図2に示すように、発熱温度が時間と共
に変化する時間温度特性パターンL1〜L3をもって駆
動され、時間温度特性パターンL1〜L3間に時間遅れ
が生じるように駆動される。図2において、横軸に時間
軸をとり、縦軸に温度をとってある。時間温度特性パタ
ーンL1は領域201に備えられた熱源装置41のパタ
ーン、時間温度特性パターンL2は領域202に備えら
れた熱源装置42のパターン、時間温度特性パターンL
3は領域203に備えられた熱源装置43のパターンで
ある。図2に示された時間温度特性パターンL1〜L3
は、近似した特性を有しており、時間的に平行移動した
ような関係で設定されている。被焼成物31〜33の温
度及び領域201〜203の温度は時間温度特性パター
ンL1〜L3とは正確には一致しないが、説明の簡単化
のため、一致するものとして説明する。熱源装置41〜
43としては電熱ヒータ、ガスもしくはオイルバーナな
どを用いることもできるが、温度調整のし易さから、電
熱ヒータを用いることが望ましい。
【0011】被焼成物31〜33は、有機バインダを含
むセラミック製品を、直接に、または耐熱性ケースの内
部に配置して耐熱性台板の上に載せ、炉室2の内部に設
定された各領域201〜203の内部にそれぞれ静止し
た状態で収納されている。
むセラミック製品を、直接に、または耐熱性ケースの内
部に配置して耐熱性台板の上に載せ、炉室2の内部に設
定された各領域201〜203の内部にそれぞれ静止し
た状態で収納されている。
【0012】上述のように、炉室2は、3つの領域20
1〜203に分けられ、領域201〜203のそれぞれ
が互いに熱干渉を生じ得るように配置されると共に、被
焼成物31〜33を収納する空間を構成しているから、
バッチ炉型の焼成炉が得られる。
1〜203に分けられ、領域201〜203のそれぞれ
が互いに熱干渉を生じ得るように配置されると共に、被
焼成物31〜33を収納する空間を構成しているから、
バッチ炉型の焼成炉が得られる。
【0013】炉室2は、複数の領域201〜203に分
けられ、領域201〜203のそれぞれが互いに熱干渉
を生じ得るように配置されており、熱源装置41〜43
は、領域201〜203のそれぞれ毎に備えられてお
り、熱源装置41〜43のそれぞれは、発熱温度が時間
と共に変化する時間温度特性パターンL1〜L3をもっ
て駆動され、時間温度特性パターンL1〜L3間に時間
遅れが生じるように駆動されるから、各領域201〜2
03内に配置されている被焼成物31〜33は、領域2
01〜203の相互の熱干渉及び各熱源装置41〜43
の時間温度特性パターンL1〜L3間の時間遅れに起因
した温度差をもって加熱される。例えば、図2におい
て、昇温過程であるt1時に注目すると、熱源装置42
の時間温度特性パターンL2と、熱源装置41の時間温
度特性パターンL1及び熱源装置43の時間温度特性パ
ターンL3との間に、それぞれ、温度差△T21及び温
度差△T23を生じる。領域201及び領域203内に
位置する被焼成物31、33は、領域202に位置する
被焼成物32に対して、この温度差△T21、△T23
をもって加熱される。各特性パターンL1〜L3が重な
り合う恒温領域を除けば、他の時間領域、例えばt2
時、t3時(図2参照)でも同様である。このため、バ
ッチ炉でありながら、連続炉と同様のヒートパターンで
焼成することが能になり、連続炉との対応がとられる。
けられ、領域201〜203のそれぞれが互いに熱干渉
を生じ得るように配置されており、熱源装置41〜43
は、領域201〜203のそれぞれ毎に備えられてお
り、熱源装置41〜43のそれぞれは、発熱温度が時間
と共に変化する時間温度特性パターンL1〜L3をもっ
て駆動され、時間温度特性パターンL1〜L3間に時間
遅れが生じるように駆動されるから、各領域201〜2
03内に配置されている被焼成物31〜33は、領域2
01〜203の相互の熱干渉及び各熱源装置41〜43
の時間温度特性パターンL1〜L3間の時間遅れに起因
した温度差をもって加熱される。例えば、図2におい
て、昇温過程であるt1時に注目すると、熱源装置42
の時間温度特性パターンL2と、熱源装置41の時間温
度特性パターンL1及び熱源装置43の時間温度特性パ
ターンL3との間に、それぞれ、温度差△T21及び温
度差△T23を生じる。領域201及び領域203内に
位置する被焼成物31、33は、領域202に位置する
被焼成物32に対して、この温度差△T21、△T23
をもって加熱される。各特性パターンL1〜L3が重な
り合う恒温領域を除けば、他の時間領域、例えばt2
時、t3時(図2参照)でも同様である。このため、バ
ッチ炉でありながら、連続炉と同様のヒートパターンで
焼成することが能になり、連続炉との対応がとられる。
【0014】図3は本発明に係る焼成炉の更に具体的な
実施例における正面部分断面図である。図において、図
1と同一の参照符号は同一性ある構成部分を示してい
る。22は第2炉室、5は燃焼熱源装置、6は熱交換装
置である。第2炉室22は、燃焼熱源装置5を有し、炉
室2に隣接し、炉室2から耐火隔壁23によって区画さ
れている。図示とは異なって、炉室2及び第2炉室22
が区画されていない一般的な構造を有する炉室であって
もよい。
実施例における正面部分断面図である。図において、図
1と同一の参照符号は同一性ある構成部分を示してい
る。22は第2炉室、5は燃焼熱源装置、6は熱交換装
置である。第2炉室22は、燃焼熱源装置5を有し、炉
室2に隣接し、炉室2から耐火隔壁23によって区画さ
れている。図示とは異なって、炉室2及び第2炉室22
が区画されていない一般的な構造を有する炉室であって
もよい。
【0015】被焼成物31〜33は耐熱性台板9の上に
配置され、炉室2の内部に設けられた領域201〜20
3にそれぞれ収納される。熱源装置41〜43は電熱ヒ
ータであり、領域201〜203毎に配置されている。
これらの熱源装置41〜43は図1及び図2において説
明したように駆動される。燃焼熱源装置5は第2炉室2
2の内部に配置されている。燃焼熱源装置5はガスバー
ナ、オイルバーナ等である。
配置され、炉室2の内部に設けられた領域201〜20
3にそれぞれ収納される。熱源装置41〜43は電熱ヒ
ータであり、領域201〜203毎に配置されている。
これらの熱源装置41〜43は図1及び図2において説
明したように駆動される。燃焼熱源装置5は第2炉室2
2の内部に配置されている。燃焼熱源装置5はガスバー
ナ、オイルバーナ等である。
【0016】熱交換装置6は、炉体1の内部に組み込ま
れ、第2炉室22に導入される燃焼用空気と、第2炉室
22から排出される燃焼排ガスとの間の熱交換を行う。
従って、燃焼排ガスの熱エネルギーを利用して燃焼用空
気を加熱する焼成炉が得られる。
れ、第2炉室22に導入される燃焼用空気と、第2炉室
22から排出される燃焼排ガスとの間の熱交換を行う。
従って、燃焼排ガスの熱エネルギーを利用して燃焼用空
気を加熱する焼成炉が得られる。
【0017】熱交換装置6は、炉体1に組み込まれてお
り、熱交換装置6と第2炉室22との間には配管が不要
である。このため、構造が簡単になると共に、放熱量が
従来よりも著しく減少し、焼成炉全体の熱効率が向上す
る。
り、熱交換装置6と第2炉室22との間には配管が不要
である。このため、構造が簡単になると共に、放熱量が
従来よりも著しく減少し、焼成炉全体の熱効率が向上す
る。
【0018】第2炉室22は炉室2から隔壁23によっ
て区画されているから、燃焼熱源装置5の燃焼動作によ
る製品干渉を阻止して、一定品質の焼成品が得られる。
また、燃焼熱源装置5の燃焼動作が変動した場合でも、
炉室2内の、特に酸素濃度に対する干渉はない。また、
隔壁23を介した間接加熱となるため、脱バインダにム
ラがなくなり、割れ等の品質不良も低減される。
て区画されているから、燃焼熱源装置5の燃焼動作によ
る製品干渉を阻止して、一定品質の焼成品が得られる。
また、燃焼熱源装置5の燃焼動作が変動した場合でも、
炉室2内の、特に酸素濃度に対する干渉はない。また、
隔壁23を介した間接加熱となるため、脱バインダにム
ラがなくなり、割れ等の品質不良も低減される。
【0019】更に、第2炉室22が炉室2から隔壁23
によって区画された構成であるため、必要以上の大型化
を招くことがない。また、均熱が取りやすく、積載スペ
ースロスも必要最小限で済む。しかも、炉室2と第2炉
室22が隔壁23を隔てて隣接するから、熱効率が高く
なる。
によって区画された構成であるため、必要以上の大型化
を招くことがない。また、均熱が取りやすく、積載スペ
ースロスも必要最小限で済む。しかも、炉室2と第2炉
室22が隔壁23を隔てて隣接するから、熱効率が高く
なる。
【0020】第2炉室22は、仕切り板223によって
2分され、第1室221に燃焼熱源装置5が配置され、
第2室222が空気供給路を構成している。第2室22
2は外部から取り入れた外気を第1室221に供給する
空気供給を構成している。従って、この実施例の場合、
熱交換装置6は第2室222に導入される空気と、第1
室221から放出される燃焼排ガスとの間の熱交換を行
う。
2分され、第1室221に燃焼熱源装置5が配置され、
第2室222が空気供給路を構成している。第2室22
2は外部から取り入れた外気を第1室221に供給する
空気供給を構成している。従って、この実施例の場合、
熱交換装置6は第2室222に導入される空気と、第1
室221から放出される燃焼排ガスとの間の熱交換を行
う。
【0021】熱源装置41〜43は被焼成物31〜33
の焼成に必要な熱の一部を得る熱源として使用され、燃
焼熱源装置5はそのバックアップヒータとして、必要な
熱の大部分を供給する。燃焼熱源装置5がオイルバー
ナ、ガスバーナ等であるから、電熱源を単独で用いる場
合よりも、熱エネルギーコストが安価になる。
の焼成に必要な熱の一部を得る熱源として使用され、燃
焼熱源装置5はそのバックアップヒータとして、必要な
熱の大部分を供給する。燃焼熱源装置5がオイルバー
ナ、ガスバーナ等であるから、電熱源を単独で用いる場
合よりも、熱エネルギーコストが安価になる。
【0022】燃焼熱源装置5は炉体1の側面に配置され
ている。第2炉室22は、第1室221が炉室2に隣接
し、第2室222が炉室2とは反対側の外側に位置す
る。従って、第2室222から第1室221に向かって
流れる空気が第1室221に備えられた燃焼熱源装置5
の燃焼動作によって発生する熱によって予熱されるの
で、熱効率が高くなる。
ている。第2炉室22は、第1室221が炉室2に隣接
し、第2室222が炉室2とは反対側の外側に位置す
る。従って、第2室222から第1室221に向かって
流れる空気が第1室221に備えられた燃焼熱源装置5
の燃焼動作によって発生する熱によって予熱されるの
で、熱効率が高くなる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば次の
ような効果を得ることができる。 (a) 炉室は、被焼成物を静止した状態で収納する空
間を構成しているから、バッチ炉型焼成炉を提供でき
る。 (b)炉室は、複数の領域に分けられ、領域のそれぞれ
が互いに熱干渉を生じ得るように配置されており、熱源
装置は、領域のそれぞれ毎に備えられており、熱源装置
のそれぞれは、発熱温度が時間と共に変化する時間温度
特性パターンをもって駆動され、時間温度特性パターン
間に時間遅れが生じるように駆動されるから、バッチ炉
でありながら、連続炉との対応を取り得る焼成炉を提供
できる。
ような効果を得ることができる。 (a) 炉室は、被焼成物を静止した状態で収納する空
間を構成しているから、バッチ炉型焼成炉を提供でき
る。 (b)炉室は、複数の領域に分けられ、領域のそれぞれ
が互いに熱干渉を生じ得るように配置されており、熱源
装置は、領域のそれぞれ毎に備えられており、熱源装置
のそれぞれは、発熱温度が時間と共に変化する時間温度
特性パターンをもって駆動され、時間温度特性パターン
間に時間遅れが生じるように駆動されるから、バッチ炉
でありながら、連続炉との対応を取り得る焼成炉を提供
できる。
【図1】本発明に係る焼成炉の概略を示す平面部分断面
図である。
図である。
【図2】図1に示した焼成炉の時間温度特性を示す図で
ある。
ある。
【図3】本発明にかかる焼成炉の具体例を示す正面部分
断面図である。
断面図である。
1 炉体 2 炉室 201〜203 領域 31〜33 被焼成物 41〜43 熱源装置
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 誠 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 田中 努武 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 能勢 義政 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 小林 和美 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 内川 哲英 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 浜畑 利寛 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 炉室と、熱源装置とを含む焼成炉であ
って、 前記炉室は、複数の領域に分けられ、前記領域のそれぞ
れが互いに熱干渉を生じ得るように配置されると共に、
被焼成物を収納する空間を構成しており、 前記熱源装置は、前記領域のそれぞれ毎に備えられてお
り、前記熱源装置のそれぞれは、発熱温度が時間と共に
変化する時間温度特性パターンをもって駆動され、前記
時間温度特性パターン間に時間遅れが生じるように駆動
される焼成炉。 - 【請求項2】 前記領域は、一方向に配列されており、 前記熱源装置は、前記時間遅れが前記領域の配列方向に
沿って生じるように駆動される請求項1に記載の焼成
炉。 - 【請求項3】 前記領域は、少なくとも3つである請求
項1または2に記載の焼成炉。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4306418A JPH06129774A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 焼成炉 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5915958A (en) * | 1998-06-18 | 1999-06-29 | Ross Air Systems, Inc. | Convertible apparatus for heat treating materials |
JP2009096646A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 酸化物粉末の製造方法並びに酸化イリジウム粉の製造方法及び焙焼炉 |
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- 1993-06-23 KR KR1019930011528A patent/KR940000553A/ko not_active Application Discontinuation
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009096646A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 酸化物粉末の製造方法並びに酸化イリジウム粉の製造方法及び焙焼炉 |
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Publication number | Publication date |
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