JPH06129624A - 廃棄物処理炉 - Google Patents
廃棄物処理炉Info
- Publication number
- JPH06129624A JPH06129624A JP23616192A JP23616192A JPH06129624A JP H06129624 A JPH06129624 A JP H06129624A JP 23616192 A JP23616192 A JP 23616192A JP 23616192 A JP23616192 A JP 23616192A JP H06129624 A JPH06129624 A JP H06129624A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skid rail
- combustion
- rail pipes
- waste
- waste material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 廃棄物の燃焼性を格段に向上させると共に、
発熱量の高い廃棄物でも耐えることができる廃棄物処理
炉を提供するものである。 【構成】 炉内にセラミックス製スキッドレールパイプ
を複数本配設し、その下部をバーナを設けた燃焼室に構
成し、前記スキッドレールパイプには自燃用空気孔を形
成した構成である。かかる構成に於いて、自燃空気が細
分割されて供給されるので、下部からの加熱用燃焼ガス
の上昇と相乗して廃棄物の燃焼性を格段に向上させる。
このことは焼却が短時間で完全燃焼に近い状態まで実行
できる効果があり、且つ前記自燃空気はスキッドレール
パイプを同時に冷却するので、特に、発熱量の高い廃棄
物でも耐えることができ、また廃棄物が仮りに落下した
場合でも、スキッドレールパイプの下部が燃焼室である
ので、直ちに焼却できる。
発熱量の高い廃棄物でも耐えることができる廃棄物処理
炉を提供するものである。 【構成】 炉内にセラミックス製スキッドレールパイプ
を複数本配設し、その下部をバーナを設けた燃焼室に構
成し、前記スキッドレールパイプには自燃用空気孔を形
成した構成である。かかる構成に於いて、自燃空気が細
分割されて供給されるので、下部からの加熱用燃焼ガス
の上昇と相乗して廃棄物の燃焼性を格段に向上させる。
このことは焼却が短時間で完全燃焼に近い状態まで実行
できる効果があり、且つ前記自燃空気はスキッドレール
パイプを同時に冷却するので、特に、発熱量の高い廃棄
物でも耐えることができ、また廃棄物が仮りに落下した
場合でも、スキッドレールパイプの下部が燃焼室である
ので、直ちに焼却できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は廃棄物処理炉に関するも
のである。
のである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、従来の医療廃棄物処理炉は、炉
内の火格子上に置かれた医療廃棄物を炉の側面に設置し
たバーナから噴出する火炎で加熱し燃焼させている。こ
の時、廃棄物の燃焼の際に必要とする燃焼用空気は、前
記火格子の下から供給しており、未燃焼部分を含む排気
は隣接する二次燃焼室で焼却している。
内の火格子上に置かれた医療廃棄物を炉の側面に設置し
たバーナから噴出する火炎で加熱し燃焼させている。こ
の時、廃棄物の燃焼の際に必要とする燃焼用空気は、前
記火格子の下から供給しており、未燃焼部分を含む排気
は隣接する二次燃焼室で焼却している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記した炉に於いて、
火格子の下から医療廃棄物の燃焼用空気が供給されるた
め、廃棄物の一部が加熱されず、燃焼しきらずに、しば
しば炉床に落下する。その上、火格子は、絶えず高温に
さらされている上に、廃棄物が高い熱量の場合には焼損
が著しい等の課題があった。
火格子の下から医療廃棄物の燃焼用空気が供給されるた
め、廃棄物の一部が加熱されず、燃焼しきらずに、しば
しば炉床に落下する。その上、火格子は、絶えず高温に
さらされている上に、廃棄物が高い熱量の場合には焼損
が著しい等の課題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、炉内にセラミックス製スキッドレールパ
イプを複数本配設し、その下部をバーナを設けた燃焼室
に構成し、前記スキッドレールパイプには自燃用空気孔
を形成したことを特徴とするものである。
に、本発明は、炉内にセラミックス製スキッドレールパ
イプを複数本配設し、その下部をバーナを設けた燃焼室
に構成し、前記スキッドレールパイプには自燃用空気孔
を形成したことを特徴とするものである。
【０００５】
【作用】バーナで燃焼が開始すると、燃焼ガスはスキッ
ドレール間を上昇して、例えば、医療廃棄物を加熱し燃
焼する。スキッドレールに自燃用空気孔が多数形成され
ているので、前記廃棄物の燃焼に際して必要な空気は、
この自燃用空気孔から細分割の状態で供給される。従っ
て廃棄物に対してやさしく作用してそれが落下すること
を極力防止する。仮りに落下した場合でも、スキッドレ
ールの下部が燃焼室であるので直ちに焼却される。同時
に自燃用空気が多分割供給であるため、廃棄物の燃焼性
を格段に向上させる。かかる自燃用空気は、スキッドレ
ールを介して行なわれるので、スキッドレールが効果的
に冷却され、炉内の高温状態に耐えることができるだけ
でなく、廃棄物が高温を発するようなものでも、損傷等
の懸念は皆無である。
ドレール間を上昇して、例えば、医療廃棄物を加熱し燃
焼する。スキッドレールに自燃用空気孔が多数形成され
ているので、前記廃棄物の燃焼に際して必要な空気は、
この自燃用空気孔から細分割の状態で供給される。従っ
て廃棄物に対してやさしく作用してそれが落下すること
を極力防止する。仮りに落下した場合でも、スキッドレ
ールの下部が燃焼室であるので直ちに焼却される。同時
に自燃用空気が多分割供給であるため、廃棄物の燃焼性
を格段に向上させる。かかる自燃用空気は、スキッドレ
ールを介して行なわれるので、スキッドレールが効果的
に冷却され、炉内の高温状態に耐えることができるだけ
でなく、廃棄物が高温を発するようなものでも、損傷等
の懸念は皆無である。
【０００６】
【実施例】符号１は炉体であって、この炉体１内にセラ
ミックス製スキッドレールパイプ２を複数本配設する。
そして、そのスキッドレールパイプ２の下部をバーナ４
を設けた燃焼室３に構成する。前記スキッドレールパイ
プ２には、自燃用空気孔５を構成する。６は二次燃焼室
である。
ミックス製スキッドレールパイプ２を複数本配設する。
そして、そのスキッドレールパイプ２の下部をバーナ４
を設けた燃焼室３に構成する。前記スキッドレールパイ
プ２には、自燃用空気孔５を構成する。６は二次燃焼室
である。
【０００７】扉７をあげ、プッシャー８によって、例え
ば、医療廃棄物９を押しながら、スキッドレールパイプ
２上をころがして炉内に装入する。扉７を閉止してバー
ナ４が燃焼を開始すると、燃焼ガスはスキッドレールパ
イプ２間を上昇して医療廃棄物９を加熱し燃焼する。ス
キッドレールパイプ２に自燃用空気孔５が多数形成され
ているので、前記廃棄物９の燃焼に際しての必要な空気
は、自燃用空気孔５から細分割の状態で供給される。従
って廃棄物９に対してやさしく作用してそれが落下する
ことを極力防止する。仮りに落下した場合でも、スキッ
ドレールパイプ２の下部が燃焼室３であるので直ちに焼
却される。同時に自燃用空気が多分割供給であるため、
廃棄物９の燃焼性を格段に供給させる。かかる自燃用空
気は、スキッドレールパイプ２を介して行なわれるの
で、スキッドレールパイプ２が効果的に冷却され、炉内
の高温状態に耐えることができるだけでなく、廃棄物９
が燃焼の際に高温を発するものでも、損傷等の懸念は皆
無である。
ば、医療廃棄物９を押しながら、スキッドレールパイプ
２上をころがして炉内に装入する。扉７を閉止してバー
ナ４が燃焼を開始すると、燃焼ガスはスキッドレールパ
イプ２間を上昇して医療廃棄物９を加熱し燃焼する。ス
キッドレールパイプ２に自燃用空気孔５が多数形成され
ているので、前記廃棄物９の燃焼に際しての必要な空気
は、自燃用空気孔５から細分割の状態で供給される。従
って廃棄物９に対してやさしく作用してそれが落下する
ことを極力防止する。仮りに落下した場合でも、スキッ
ドレールパイプ２の下部が燃焼室３であるので直ちに焼
却される。同時に自燃用空気が多分割供給であるため、
廃棄物９の燃焼性を格段に供給させる。かかる自燃用空
気は、スキッドレールパイプ２を介して行なわれるの
で、スキッドレールパイプ２が効果的に冷却され、炉内
の高温状態に耐えることができるだけでなく、廃棄物９
が燃焼の際に高温を発するものでも、損傷等の懸念は皆
無である。
【０００８】
【発明の効果】本発明は以上の通りであるので、自燃空
気が細分割されて供給されるので、下部からの加熱用燃
焼ガスの上昇と相乗して廃棄物の燃焼性を格段に向上さ
せる。このことは焼却が短時間で完全燃焼に近い状態ま
で実行できる効果があり、且つ前記自燃空気はスキッド
レールパイプを同時に冷却するので、特に、発熱量の高
い廃棄物でも耐えることができ、また廃棄物が仮りに落
下した場合でも、スキッドレールパイプの下部が燃焼室
であるので、直ちに焼却できる等々の優れた効果があ
る。
気が細分割されて供給されるので、下部からの加熱用燃
焼ガスの上昇と相乗して廃棄物の燃焼性を格段に向上さ
せる。このことは焼却が短時間で完全燃焼に近い状態ま
で実行できる効果があり、且つ前記自燃空気はスキッド
レールパイプを同時に冷却するので、特に、発熱量の高
い廃棄物でも耐えることができ、また廃棄物が仮りに落
下した場合でも、スキッドレールパイプの下部が燃焼室
であるので、直ちに焼却できる等々の優れた効果があ
る。
【図１】本発明縦断的説明図である。
【図２】本発明の横断的説明図である。
１ 炉体 ２ スキッドレールパイプ ３ 燃焼室 ４ バーナ ５ 自燃用空気孔 ６ 二次燃焼室 ７ 扉 ８ プッシャー ９ 医療廃棄物 １０ 案内台
Claims (2)
- 【請求項１】 炉内にセラミックス製スキッドレールパ
イプを複数本配設し、その下部をバーナを設けた燃焼室
に構成し、前記スキッドレールパイプには自燃用空気孔
を形成したことを特徴とする廃棄物処理炉。 - 【請求項２】 廃棄物が医療廃棄物である第１項記載の
廃棄物処理炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23616192A JPH06129624A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 廃棄物処理炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23616192A JPH06129624A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 廃棄物処理炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06129624A true JPH06129624A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=16996676
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23616192A Pending JPH06129624A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 廃棄物処理炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06129624A (ja) |
-
1992
- 1992-09-03 JP JP23616192A patent/JPH06129624A/ja active Pending
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