JPH0612944U - 腐食試験装置 - Google Patents

腐食試験装置

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JPH0612944U
JPH0612944U JP4970692U JP4970692U JPH0612944U JP H0612944 U JPH0612944 U JP H0612944U JP 4970692 U JP4970692 U JP 4970692U JP 4970692 U JP4970692 U JP 4970692U JP H0612944 U JPH0612944 U JP H0612944U
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JP
Japan
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test
corrosive liquid
temperature
gas
tank
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Pending
Application number
JP4970692U
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English (en)
Inventor
光男 木村
延芳 石渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試験片の腐食試験を行うのに好適な腐食試験
装置を提供する。 【構成】 腐食液2を満たす気密性の蓋部3を備えたガ
ラス製の腐食液槽1内に設けられ、複数の試験片5を吊
り下げて腐食液2中に浸漬する回転ドラム4を、速度可
変式のモータ6によって蓋部3に嵌着された水封シール
部9を貫通させたシャフト8を介して回転自在とし、一
方、蓋部3に試験中に試験液を注入し得るシールキャッ
プ14を有した試験液注入管13および槽内のガスを排出す
るガス排出管15および試験中に試験ガスを導入し得る試
験ガス導入管17を取付け、腐食液2の温度を検出する温
度検出器19の測定信号を入力した温度調整器20によって
腐食液槽1の底部に装着した加熱ヒータ18を介して腐食
液2の温度を調整するように構成することにより、無酸
素の環境で腐食液に流速を与えて腐食試験を行うことを
可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、腐食試験装置に係り、特に酸素のない環境で流速を与えた腐食試験 に使用する腐食試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ラインパイプに使用される鋼材の腐食試験を行う場合、硫化水素あるいは炭酸 ガス環境で試験するため、空気の混入を防ぐ装置で試験する必要がある。特に流 速を与えて試験をするには、簡易的に試験をすることは難しく、従来は液そのも のに流速を与えるループテスタが主流であった。また、試験片を治具に取付けて 回転させる方法はあるが、蓋の隙間あるいは回転部などから空気の混入があるた め、やはりオートクレープのような大がかりな装置が必要であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記したような大がかりな試験装置では、簡易的に試験を行うことが難しく、 かつ試験中に試験片を観察することができないという問題があった。また、試験 途中にインヒビタなどを添加する場合にも特殊な装置が必要であり、かつその添 加状況を的確に観察することができなかったのである。
【0004】 本考案は、上記のような従来技術の有する課題を解決した腐食試験装置を提供 することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、腐食液を満たす気密性の蓋部を備えたガラス製の腐食液槽と、この 腐食液槽内に複数の試験片を吊り下げて腐食液中で浸漬される回転ドラムと、前 記蓋部上に取付けられて前記回転ドラムに連結されるシャフトを回転自在とする 速度可変式のモータと、前記シャフトの貫通する前記蓋部の孔部に嵌着されて気 密を保持する水封シール部と、前記蓋部に取付けられて試験中に試験液を注入し 得るシールキャップを有した試験液注入管および槽内のガスを排出するガス排出 管および試験中に試験ガスを導入し得る試験ガス導入管と、前記腐食液槽の底部 に装着されて前記腐食液の温度を調整する加熱ヒータと、前記腐食液槽内に挿入 されて前記腐食液の温度を検出する温度検出器と、この温度検出器の測定信号を 入力して前記加熱ヒータに調節信号を出力する温度調整器と、からなることを特 徴とする腐食試験装置である。
【0006】
【作 用】
本考案によれば、ガラス製の腐食液槽を用いるとともに、適切な水封シール手 段を設け、かつ試験液投入手段を備えるなど簡易な構成としたので、試験中の試 験片を観察することが可能となり、また試験中に酸素の侵入による汚染を防止す ることができ、さらに試験を中断させることなく試験液を投入させることができ る。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案の実施例について図面を参照して説明する。図1は本考案の一 実施例を示す側断面図である。図において、1は腐食液2を満たすガラス製の腐 食液槽であり、3は腐食液槽1の上面にシールして被せられる蓋部である。4は 複数の試験片5,5,…を吊り下げて腐食液2に浸漬して回転可能とされる回転 ドラム、6は蓋部3上に設けられた架台7に取付けられる速度可変式のモータで あり、8はモータ6の回転を回転ドラム4に伝達するシャフトである。このシャ フト8は蓋部3に穿設された孔部に嵌着された水封シール部9によって気密保持 がなされ、試験中において酸素の混入を防ぐことができる。なお、この水封シー ル部9は、図2に示すように水10を入れた環状の溝部11に嵌合されて回転自在と されるキャップ部12とで構成される。
【0008】 13は、蓋部3に貫通して設けられる試験液注入管であり、その注入口には酸素 による汚染を防ぐためのシールキャップ14が取付けられている。この試験液注入 管13を設けることによって、試験中に試験液の補充を行う際には蓋部3を開ける 必要がないから、酸素が侵入することはない。15は蓋部3に貫通して設けられる ガス排出管であり、水10を封入した水封装置16を介して腐食液槽1内で発生した ガスが排出される。17は試験ガス導入管で、試験中において試験ガスを導入する ことができる。
【0009】 18は腐食液槽1の底部に装着されて腐食液2の温度を調整するたとえばリボン ヒータなどの加熱ヒータ、19は腐食液槽1内に挿入されて腐食液2の温度を検出 するたとえば熱電対などの温度検出器、20は温度検出器19の測定信号を入力して 加熱ヒータ18に調節信号を出力する温度調整器であり、腐食液2の温度は、温度 調整器20によって所定の試験温度になるように調整される。
【0010】 このように構成された腐食試験装置に腐食液2として0.1 %食塩水を用いて、 鋼板から切り出された厚5mmで幅50mm, 長さ100 mmの試験片5を浸漬した。そし て、温度調整器20によって腐食液2の温度を50℃に調節保持しながら、モータ6 によって試験片5を180rpmの回転速度で回転させて、1ヶ月間の腐食試験を行っ た。その結果、炭酸ガスによる腐食の影響がよく現れた試験データを得ることが できた。また、試験中にインヒビタとしてイミダゾリンを添加してその効果を調 べたところ、イミダゾリンのインヒビタ効果がはっきり現すことができた。
【0011】
【考案の効果】
本考案の腐食試験装置によれば、ガラス製の腐食液槽を用いるとともに、適切 な水封シール手段を設け、かつ試験液投入手段を備えるなど簡易な構成としたの で、試験中の試験片を観察することが可能となり、また試験中に酸素の侵入によ る汚染を防止することができ、さらに試験を中断させることなく試験液を投入さ せることができるなどすぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側断面図である。
【図2】シール部の一例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 腐食液槽 2 腐食液 3 蓋部 4 回転ドラム 5 試験片 6 モータ 8 シャフト 9 水封シール部 13 試験液注入管 14 シールキャップ 15 ガス排出管 16 水封装置 17 試験ガス導入管 18 加熱ヒータ 19 温度検出器 20 温度調整器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腐食液を満たす気密性の蓋部を備えた
    ガラス製の腐食液槽と、この腐食液槽内に複数の試験片
    を吊り下げて腐食液中で浸漬される回転ドラムと、前記
    蓋部上に取付けられて前記回転ドラムに連結されるシャ
    フトを回転自在とする速度可変式のモータと、前記シャ
    フトの貫通する前記蓋部の孔部に嵌着されて気密を保持
    する水封シール部と、前記蓋部に取付けられて試験中に
    試験液を注入し得るシールキャップを有した試験液注入
    管および槽内のガスを排出するガス排出管および試験中
    に試験ガスを導入し得る試験ガス導入管と、前記腐食液
    槽の底部に装着されて前記腐食液の温度を調整する加熱
    ヒータと、前記腐食液槽内に挿入されて前記腐食液の温
    度を検出する温度検出器と、この温度検出器の測定信号
    を入力して前記加熱ヒータに調節信号を出力する温度調
    整器と、からなることを特徴とする腐食試験装置。
JP4970692U 1992-07-15 1992-07-15 腐食試験装置 Pending JPH0612944U (ja)

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JP4970692U JPH0612944U (ja) 1992-07-15 1992-07-15 腐食試験装置

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JPH0612944U true JPH0612944U (ja) 1994-02-18

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JP4970692U Pending JPH0612944U (ja) 1992-07-15 1992-07-15 腐食試験装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101439751B1 (ko) * 2013-03-08 2014-09-11 주식회사 포스코 슬러리 부식마모 시험장치
CN107941683A (zh) * 2017-12-20 2018-04-20 湖南科技大学 一种岩石试件的酸碱腐蚀装置及方法
KR20210085868A (ko) * 2019-12-31 2021-07-08 한국수력원자력 주식회사 배관 하부에 설치되어 합금의 예민화를 측정하는 측정장치 및 이를 이용한 예민화 측정방법

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