JPH06129336A - 2サイクル副室式グロープラグ着火エンジン - Google Patents
2サイクル副室式グロープラグ着火エンジンInfo
- Publication number
- JPH06129336A JPH06129336A JP4275919A JP27591992A JPH06129336A JP H06129336 A JPH06129336 A JP H06129336A JP 4275919 A JP4275919 A JP 4275919A JP 27591992 A JP27591992 A JP 27591992A JP H06129336 A JPH06129336 A JP H06129336A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glow plugs
- glow
- fuel
- glow plug
- auxiliary chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P15/00—Electric spark ignition having characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F02P1/00 - F02P13/00 and combined with layout of ignition circuits
- F02P15/02—Arrangements having two or more sparking plugs
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、グロープラグの損傷によってエン
ジンが停止することのないグロープラグ着火エンジンを
提供することを目的とする。 【構成】 上部に副燃料弁を有し下部で主燃焼室と連通
する副室内に、少くとも先端が燃料噴霧と接触する如く
配置された複数のグロープラグと、前記グロープラグの
1個を通電赤熱させ、残余のグロープラグを休止させる
コントローラとを具え、使用中のグロープラグに異常を
生じた際に順次他のグロープラグを通電赤熱させるよう
にしたもの。
ジンが停止することのないグロープラグ着火エンジンを
提供することを目的とする。 【構成】 上部に副燃料弁を有し下部で主燃焼室と連通
する副室内に、少くとも先端が燃料噴霧と接触する如く
配置された複数のグロープラグと、前記グロープラグの
1個を通電赤熱させ、残余のグロープラグを休止させる
コントローラとを具え、使用中のグロープラグに異常を
生じた際に順次他のグロープラグを通電赤熱させるよう
にしたもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強制着火用グロープラ
グを有する2サイクル副室式のディーゼルエンジン、特
にそのグロープラグのコントロールに関する。
グを有する2サイクル副室式のディーゼルエンジン、特
にそのグロープラグのコントロールに関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の大型2サイクル式の副室式
強制着火エンジンの燃焼室付近の断面を示す。図におい
て、副室A内に噴射された燃料噴霧Bは、グロープラグ
1aで強制着火される。グロープラグ1aは、温度コン
トローラCにより必要な温度に保持されるような機能を
有している。
強制着火エンジンの燃焼室付近の断面を示す。図におい
て、副室A内に噴射された燃料噴霧Bは、グロープラグ
1aで強制着火される。グロープラグ1aは、温度コン
トローラCにより必要な温度に保持されるような機能を
有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3の中でグロープラ
グ1aと低セタン価燃料噴霧Bを拡大したのが図4であ
る。図4に示すB1は、低負荷時の燃料噴霧の拡りを模
式的に示し、B2は中負荷を、B3は高負荷の場合を示
している。エンジンは低負荷から高負荷まで必要に応じ
て変動するため、低負荷における噴霧の拡りに合わせ
て、グロープラグ1aを奥まで挿入しておかねば、グロ
ープラグ1aの赤熱部bが全噴霧B1〜B3に接触せ
ず、エンジンがミスファイアを生じ、運転不能に陥いる
事にもなりかねない。
グ1aと低セタン価燃料噴霧Bを拡大したのが図4であ
る。図4に示すB1は、低負荷時の燃料噴霧の拡りを模
式的に示し、B2は中負荷を、B3は高負荷の場合を示
している。エンジンは低負荷から高負荷まで必要に応じ
て変動するため、低負荷における噴霧の拡りに合わせ
て、グロープラグ1aを奥まで挿入しておかねば、グロ
ープラグ1aの赤熱部bが全噴霧B1〜B3に接触せ
ず、エンジンがミスファイアを生じ、運転不能に陥いる
事にもなりかねない。
【0004】この赤熱部bは、ほぼ1000°Cの高温
に保持されておりながら、高速の燃料噴霧によりサイク
リックに漏らされるため、赤熱部bにクラックを発生し
この事の繰返しにより、比較的短い時間で損傷し、赤熱
を停止するのが通常である。こうしたトラブルは突然発
生するため、エンジンが緊急停止し、ユーザに多大の損
害を与える事が多い。
に保持されておりながら、高速の燃料噴霧によりサイク
リックに漏らされるため、赤熱部bにクラックを発生し
この事の繰返しにより、比較的短い時間で損傷し、赤熱
を停止するのが通常である。こうしたトラブルは突然発
生するため、エンジンが緊急停止し、ユーザに多大の損
害を与える事が多い。
【0005】本発明は、上記の従来技術における問題点
を排除し、グロープラグの損傷によってエンジンが停止
することのないグロープラグ着火エンジンを提供するこ
とを目的とするものである。
を排除し、グロープラグの損傷によってエンジンが停止
することのないグロープラグ着火エンジンを提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
1. 副室内に複数個のグロープラグを挿入する。 2. 前記複数のグロープラグは低負荷時の噴霧の拡り
に必らず接触する位置まで挿入しておく。 3. 前記複数のグロープラグは、1本が通電赤熱して
いる時は、他のグロープラグを休止させる。前記通電赤
熱グロープラグが正常に作動しているかどうかは、コン
トローラが常時、監視する。このコントローラは、通電
赤熱グロープラグの異常をキャッチすると、通電を自動
的に他のプラグへ切換える機構を有する。
に必らず接触する位置まで挿入しておく。 3. 前記複数のグロープラグは、1本が通電赤熱して
いる時は、他のグロープラグを休止させる。前記通電赤
熱グロープラグが正常に作動しているかどうかは、コン
トローラが常時、監視する。このコントローラは、通電
赤熱グロープラグの異常をキャッチすると、通電を自動
的に他のプラグへ切換える機構を有する。
【0007】
【作用】休止中のグロープラグは、通電加熱されないた
め、燃料噴霧によりクラック等を発生せず、損傷されな
い。使用中のグロープラグが損傷した場合、コントロー
ラの作用により、順次他のグロープラグが通電赤熱され
るので、エンジンは停止することなく運転を継続する。
め、燃料噴霧によりクラック等を発生せず、損傷されな
い。使用中のグロープラグが損傷した場合、コントロー
ラの作用により、順次他のグロープラグが通電赤熱され
るので、エンジンは停止することなく運転を継続する。
【0008】このようにして、グロープラグの本数分の
エンジンの長時間運転が可能になる。
エンジンの長時間運転が可能になる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図1,図2について説明す
る。図1はシリンダヘッド付近の断面図、図2は図1の
副室部分の拡大図を示している。また、図1に2サイク
ル副室式グロープラグ着火エンジンにおけるピストン
U、シリンダヘッドV及び副室Aの位置的構成を示す。
シリンダヘッドVには、主燃料弁14が主燃焼室W内に
低セタン価燃料を噴射可能なように装着され、副室A上
部には副燃料弁13が装着され、副室A内に低セタン価
燃料噴霧Bが噴射され、複数のグロープラグ1a〜1d
のうちコントローラ2で選定された1個のグロープラグ
が通電赤熱し、噴霧Bを着火させる。
る。図1はシリンダヘッド付近の断面図、図2は図1の
副室部分の拡大図を示している。また、図1に2サイク
ル副室式グロープラグ着火エンジンにおけるピストン
U、シリンダヘッドV及び副室Aの位置的構成を示す。
シリンダヘッドVには、主燃料弁14が主燃焼室W内に
低セタン価燃料を噴射可能なように装着され、副室A上
部には副燃料弁13が装着され、副室A内に低セタン価
燃料噴霧Bが噴射され、複数のグロープラグ1a〜1d
のうちコントローラ2で選定された1個のグロープラグ
が通電赤熱し、噴霧Bを着火させる。
【0010】コントローラ2は、このグロープラグが正
常に作動しているかどうかを常時監視し、異常発生時
は、コントロールプラグラムに従って、休止中の別の正
常なグロープラグを直ちに通電する。なお、副室Aに装
着された複数のグロープラグ1a〜1dの挿入深さは、
図2に示すように、低負荷時の噴霧Bでも十分、着火で
きる位置に調整してある。また主燃料弁14には燃料ポ
ンプ10から燃料が送られ、副燃料弁13には副室専用
燃料ポンプ11から燃料を送られるように構成されてい
る。
常に作動しているかどうかを常時監視し、異常発生時
は、コントロールプラグラムに従って、休止中の別の正
常なグロープラグを直ちに通電する。なお、副室Aに装
着された複数のグロープラグ1a〜1dの挿入深さは、
図2に示すように、低負荷時の噴霧Bでも十分、着火で
きる位置に調整してある。また主燃料弁14には燃料ポ
ンプ10から燃料が送られ、副燃料弁13には副室専用
燃料ポンプ11から燃料を送られるように構成されてい
る。
【0011】図1,図2において、現在通電加熱中のグ
ロープラグを1aとすると、他のグロープラグ1b,1
c,1dは通電を停止している。今、グロープラグ1a
が正常に通電加熱中ならば、他のグロープラグ1b,1
c,1dは通電しないため、赤熱部bは低温に保持さ
れ、燃料噴霧が衝突してもクラック等の損傷は発生しな
い。コントローラ2がグロープラグ1aの異常をキャッ
チすると、コントローラ2は次のグロープラグ、例えば
グロープラグ1bに対し直ちに通電を開始するため、噴
霧Bはグロープラグ1bから着火させられる。従ってエ
ンジンは停止する事なく運転を継続していく事になる。
こうした切換は、グロープラグの本数分可能なため、長
時間の連続運転を可能とする。
ロープラグを1aとすると、他のグロープラグ1b,1
c,1dは通電を停止している。今、グロープラグ1a
が正常に通電加熱中ならば、他のグロープラグ1b,1
c,1dは通電しないため、赤熱部bは低温に保持さ
れ、燃料噴霧が衝突してもクラック等の損傷は発生しな
い。コントローラ2がグロープラグ1aの異常をキャッ
チすると、コントローラ2は次のグロープラグ、例えば
グロープラグ1bに対し直ちに通電を開始するため、噴
霧Bはグロープラグ1bから着火させられる。従ってエ
ンジンは停止する事なく運転を継続していく事になる。
こうした切換は、グロープラグの本数分可能なため、長
時間の連続運転を可能とする。
【0012】
【発明の効果】本発明による2サイクル副室式グロープ
ラグ着火エンジンは、上部に副燃料弁を有し下部で主燃
焼室と連通する副室内に、少くとも先端が燃料噴霧と接
触する如く配置された複数のグロープラグと、前記グロ
ープラグの1個を通電赤熱させ、残余のグロープラグを
休止させるコントローラとを具え、使用中のグロープラ
グに異常を生じた際に順次他のグロープラグを通電赤熱
させるように構成したことにより、次の効果を有する。
ラグ着火エンジンは、上部に副燃料弁を有し下部で主燃
焼室と連通する副室内に、少くとも先端が燃料噴霧と接
触する如く配置された複数のグロープラグと、前記グロ
ープラグの1個を通電赤熱させ、残余のグロープラグを
休止させるコントローラとを具え、使用中のグロープラ
グに異常を生じた際に順次他のグロープラグを通電赤熱
させるように構成したことにより、次の効果を有する。
【0013】1個のグロープラグの損傷によってエンジ
ンが停止に至る事がなく、長時間の連続運転が可能にな
る。
ンが停止に至る事がなく、長時間の連続運転が可能にな
る。
【図1】本発明の実施例の構成図である。
【図2】図1の副室部分の拡大図である。
【図3】従来装置の構成図である。
【図4】図3の副室部分の拡大図である。
A 副室 1a グロープラグ 1b グロープラグ 1c グロープラグ 1d グロープラグ 2 コントローラ B 燃料噴霧 W 主燃焼室 13 副燃料弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02P 15/08 301 A
Claims (1)
- 【請求項1】 上部に副燃料弁を有し下部で主燃焼室と
連通する副室内に、少くとも先端が燃料噴霧と接触する
如く配置された複数のグロープラグと、前記グロープラ
グの1個を通電赤熱させ、残余のグロープラグを休止さ
せるコントローラとを具え、使用中のグロープラグに異
常を生じた際に順次他のグロープラグを通電赤熱させる
ように構成したことを特徴とする2サイクル副室式グロ
ープラグ着火エンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4275919A JPH06129336A (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 2サイクル副室式グロープラグ着火エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4275919A JPH06129336A (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 2サイクル副室式グロープラグ着火エンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06129336A true JPH06129336A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17562255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4275919A Withdrawn JPH06129336A (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 2サイクル副室式グロープラグ着火エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06129336A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6011508A (en) * | 1997-10-31 | 2000-01-04 | Magnemotion, Inc. | Accurate position-sensing and communications for guideway operated vehicles |
JP2002295257A (ja) * | 2001-03-20 | 2002-10-09 | Illinois Tool Works Inc <Itw> | 燃焼室装置 |
CN110173343A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-08-27 | 江苏大学 | 一种发动机点火室射流碰撞燃烧系统 |
-
1992
- 1992-10-14 JP JP4275919A patent/JPH06129336A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6011508A (en) * | 1997-10-31 | 2000-01-04 | Magnemotion, Inc. | Accurate position-sensing and communications for guideway operated vehicles |
JP2002295257A (ja) * | 2001-03-20 | 2002-10-09 | Illinois Tool Works Inc <Itw> | 燃焼室装置 |
CN110173343A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-08-27 | 江苏大学 | 一种发动机点火室射流碰撞燃烧系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |