JPH0612889Y2 - 針金綴機 - Google Patents

針金綴機

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JPH0612889Y2
JPH0612889Y2 JP1989066273U JP6627389U JPH0612889Y2 JP H0612889 Y2 JPH0612889 Y2 JP H0612889Y2 JP 1989066273 U JP1989066273 U JP 1989066273U JP 6627389 U JP6627389 U JP 6627389U JP H0612889 Y2 JPH0612889 Y2 JP H0612889Y2
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wire
cutter
roller
lever
pressing
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JP1989066273U
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JPH036902U (ja
Inventor
栄元 倉田
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栄元 倉田
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  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、製本用等の針金綴機、特に該機械における
針金の切断及び送り機構に関する。
(従来の技術) 従来、複数枚の折帳や枚用紙を針金で断続的に綴じる製
本用の針金綴機として、予め状に成形した針を充填し
て打ち込むタイプのものと、連続の針金を適宜長さに切
断して針を成形しながら打ち込むタイプのものとが知ら
れている。前者のタイプは、針の充填が面倒であり、ま
た針のサイズ等を変更することができない欠点があり、
大量に製本する業務用には後者のタイプのものが多く使
用されている。本考案の針金綴機は後者のタイプのもの
に関する。後者のタイプにおける従来の針金綴機は、針
金の切断時には針金が移動しないように針金を針金押え
台とエキセントリックローラで押えた状態で、カッター
が下りてきて針金を切断しているが、カッターの駆動と
エキセントリックローラの駆動を別々の駆動系で行なっ
ているので、機構が大変複雑である。しかも、針金の太
さを変更する場合、エキセントリックローラを回転させ
て案内溝との間隔を調節する必要があり、調節が非常に
微妙で熟練を要すると共に多大の時間を要していた。ま
た、針金の送りも同様に別々のカムで駆動させており、
機構が複雑であると共に、針金送りと針金切断のタイミ
ングの調節が複雑であった。さらに、針金の逆戻りが生
じたり、曲がり癖のある針金は送るのが困難であると共
に、切断後も曲がり癖が取れない等の不都合を生じてい
た。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上記従来の針金綴機の欠点を解消するために
創案されたものであって、針金切断と針金送りの駆動タ
イミングを正確に取ることができ、しかも針金の逆戻り
もなく確実に針金を送ることができると共に針金の曲が
り癖もとることができ、さらに太さの違う針金も調節す
ることなく適用することができる機構が簡単な針金綴機
を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案の針金綴機は、針金案内溝が形成された針金押え
台と、前記針金案内溝に対面して設けられ針金送り方向
のみに回転する針金押圧ローラと、前記針金押え台の針
金案内溝の延長端に対して垂直方向に往復動するカッタ
ーと、前記針金押え台を挟んで前記カッターと反対側に
設けられ、先端に針金案内板を有して針金送り方向に対
して揺動する針金送りレバーと、該針金送りレバーに前
記針金案内板と対面して設けられ針金送り方向と逆方向
にのみ回転する針金送りローラと、前記カッターを駆動
制御するカム面及び前記針金送りレバーを駆動制御する
カム面との組合せからなる回転カムとを有することによ
って、上記問題点を解決した。
また、前記針金押圧ローラは、前記針金案内溝に対して
垂直方向に移動可能に設けられた針金押え金具に取り付
けられ、前記針金送りローラは、前記針金送りレバーに
枢着された針金くわえに取り付けられ、前記針金送りレ
バーと一体に揺動するように構成することによって、針
金の曲がり癖の矯正、針金切断時の針金の固定、及び揺
動レバーの復帰時の針金の逆戻り防止を寄り確実に行う
ことができる。
(作用) 針金送りレバー及びカッターは夫々カムによって駆動制
御されるが、針金送りレバーを駆動制御するカムとカッ
ターを駆動制御するカムが同軸回転するように一体に構
成されているので、両者の駆動タイミングが狂う事がな
い。針金切断時には、針金押え台に設けられた針金送り
方向のみに回転する針金押圧ローラが針金を強く押える
と共に、針金送りローラが針金をくわえるので、針金の
移動が阻止され確実に切断することができる。針金の送
りは、針金送りレバーの戻り行程では、針金押圧ローラ
で押圧して針金の逆戻りを防ぎながら、針金送りレバー
に設けられた針金送りローラが針金と接触回転しながら
戻り、往行程では針金送りローラが針金を針金案内板と
の間で挟み、針金送りレバーが針金送り方向に揺動する
ことによって針金を所定長さだけ送る。その際、針金押
圧ローラはフリー回転して針金の曲がりを矯正しながら
針金を案内する。特に本考案では、一方向回転の針金送
りローラ及び針金押圧ローラの組合せによって針金を送
っているので、針金の送りが確実である。且つ、針金送
りローラ及び針金押圧ローラは夫々自在に移動可能であ
るので、線径が相違しても調節する必要がなく操作が簡
単である。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図乃至第2図は、本考案に係る針金綴機の要部を示
している。図中、1は回転カムであり、該回転カムは内
部に針金カッター駆動用のカム面を有するカム溝2、外
周部に針金送りレバー駆動用の外周カム面3が形成され
ている。上記カム溝2及び外周カム面3の、カム線図が
第3図に示されている。4は二又状のカッター駆動レバ
ーであり、その一端に前記カム溝2に嵌合するカムフォ
ロワー5を有し、他端にはカッター上下板7が枢着さ
れ、中央部が軸6に回動自在に枢着されている。8はカ
ッター台であり、針金切台9に形成されたカッター台案
内溝14に嵌合し、上部がカッター上下板7に係合し、
下端部に円盤状のカッター10が刃部を突出させて固定
され、さらに、背部には後述する針金押え金具13に突
設しているピン17に係合する針金押え金具作動ロッド
20が固定されている。カッター台8は、カム1の回転
によりカムフォロワー5、カッター駆動レバー4、カッ
ター上下板7を介して針金切台9に対して上下動され
る。針金切台9は、第1図において左側下端に針金押え
台12を有し、その上部に針金押え金具13が摺動自在
に嵌合する針金押え金具案内溝21が形成された針金押
え部と一体に形成されている。針金押え台12の頂面に
は針金案内溝15が形成され、その右端延長上の針金切
台9には蛇の目11が嵌合されている。前記針金押え金
具13は、下端に前記針金案内溝15に対向して一方向
クラッチを有する表面がローレット状に粗面となってい
る針金送り方向のみに回動する針金押圧ローラ16を有
し、その上面に突出形成されたピン17と針金押え台1
2に設けられたピン19との間にスプリング18が掛け
られ、常に針金押圧ローラ16を針金案内溝15方向に
付勢している。
25は軸29に揺動自在に取り付けられた針金送りレバ
ーであり、その上端には前記外周カム面と接するカムフ
ォロワー26が設けられ、下端に針金案内板27が固定
されている。30は針金くわえであり、上部が針金送り
レバー25に枢着され、下端に一方向クラッチにより一
方向(針金送り方向と反対方向)のみに回転する表面が
粗面な針金送りローラ31を有する。該針金くわえ30
は、その上方と針金送りレバーとの間に比較的張力の弱
いスプリング32が設けられ、針金送りローラ31を針
金案板27方向に付勢している。なお、33はカムフォ
ロワー26が常にカム面に接触するように針金送りレバ
ー25を付勢するスプリングであり、図示しないフレー
ムとの間に張設されている。
次に、上記針金綴機の作動を第3図に示すカム線図を基
に説明する。
第1図の状態は丁度カムフォロワー5がカム溝2のc点
にあり、カッター8が針金を切断し終えた状態である。
この状態では針金押え金具のピン17と針金押え作動ロ
ッド20とはフリーの状態にあり、針金押え金具13
は、スプリング18により付勢されて、針金押えローラ
16が針金案内溝15内の針金35を押圧している状態
にある。この状態から、回転カムが第1図矢印A方向に
回転すると、d点までにカッターは切断位置から上方に
戻るが、この状態ではまだ針金押え作動ロッド20はピ
ン17とは係合せず、針金押えローラ16は針金35を
押えた状態にあり、この状態はe点に達するまで保持さ
れる。
一方、カムフォロワー5がc点にあるとき、カムフォロ
ワー26は外周カム面3のj−k間にあり、この状態で
は針金送りレバーは第1図において行程の最右端の位置
にある。カムフォロワー5がd点を越えた後から、カム
フォロワー26はkーm間に移行し、針金送りレバー2
5は次第に左動する。その際、針金くわえの先端に設け
てある針金送りローラ31は、針金案内板上の針金表面
と接してフリー回転しながら針金送りレバーと共に左方
向に移動する。また、その時針金押圧ローラ16は上述
のように針金を押えた状態にあり、しかも一方向クラッ
チにより針金の戻り方向には回転しないので、表面の摩
擦力により針金35をしっかりと保持し、万一針金送り
レバーの戻りにより針金が戻り方向に引っ張られても針
金先端が蛇の目から抜けることがない。
カムフォロワー5がe点からf点になる間にカッター台
8は上昇し、その過程で針金押え作動ロッド20がピン
17と係合して、針金押え金具13を上昇させ、針金押
圧ローラ16が針金の押圧を解除する。カムフォロワー
5がe点に達すると、カッター10は最上部の位置に到
達し、f−g間はその状態を維持する。その間にカムフ
ォロワー26はm−n点に達し、針金送りレバーは最左
端に位置する。さらにn点を通過すると次第に針金送り
レバー30は右行を始める。針金送りレバーが右行する
と針金くわえも共に右行するが、その先端の針金送りロ
ーラ31は一方向クラッチにより回転しないので、針金
案内板との間で針金をくわえて針金35を右方向に送
る。そのとき、針金押圧ローラ16は、僅かに上昇位置
にありしかも針金の送り方向には自由に回転するので、
針金の送りがスムーズに行なわれる。且つ、針金案内溝
15を通過する針金35をフリー回転する押圧ローラ1
6で軽く押えながら送られるので、針金の曲がりが矯正
されて癖取りができる。針金送りレバー25が最左端
(即ち、カムフォロワー26がj点)に近付くと、カム
フォロワー5もg点からa点に進みカッター上下板7を
下降させ、針金送りバー25が最右端に到達するまでに
針金押圧ローラ16が針金を強く押圧する。その後、針
金送りレバーは暫く最右端位置に保持され、その間にカ
ッター11が下降して針金の切断が行なわれる。以上の
行程の繰り返しにより針金綴じが行なわれる。
なお、本願考案は上記実施例に限るものでなく、種々の
設計変更が可能である。例えば、上記実施例では回転カ
ムをカム溝と外周面カムとの組合せで一体に構成されて
いるが、外周面のカムを2個組合せても良い。また、本
考案の針金綴機き製本用に限らず、包装容器の綴じ等、
針金綴じが適用できる全ての分野に適用することができ
る。
(効果) 本考案は、以上の構成により次のような格別の効果を奏
する。
針金送りレバーを駆動制御するカムとカッターを駆動制
御するカムが一体に構成されているので、構成が簡単で
且つ両者の駆動タイミングが狂う事がなく確実に作動す
る。また、針金切断時には、針金押圧ローラが針金を強
く押え且つ針金送りローラが針金をくわえているので、
針金が移動することなく確実に切断する。さらに、針金
送りレバーの戻り行程では、針金を針金押圧ローラで押
圧して針金の逆戻りを完全に防ぎ、往行程では針金送り
ローラが針金を針金案内板との間で挟み、針金を所定長
さだけ確実に送ることができる。
請求項2の構成によればさらに、一方向回転の針金送り
ローラ及び針金押圧ローラの組合せによって針金を送っ
ているので、針金の送りが確実であると共に針金の曲が
り癖も効率的に矯正しながら送ることができる。さら
に、針金送りローラ及び針金押圧ローラが、針金の線径
の変化に応じて針金案内板及び針金切台に対して自在に
その位置を変更するので、針金の太さが相違しても一々
調節する必要がなく操作が簡単である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る針金綴機の実施例を示し、第1図は
その要部正面図、第2図は第1図の部分側面図、第3図
はカム線図である。 1:回転カム、2:カム溝、3:外周カム面、5,2
6:カムフォロワー、8:カッター台、9:針金切台、
10:カッター、11:蛇の目、12:針金押え台、1
3:針金押え金具、15:針金案内溝、16:針金押圧
ローラ、25:針金送りレバー、27:針金案内板、3
0:針金くわえ、31:針金送りローラ、35:針金

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】針金案内溝が形成された針金押え台と、前
    記針金案内溝に対面して設けられ針金送り方向のみに回
    転する針金押圧ローラと、前記針金押え台の針金案内溝
    の延長端に対して垂直方向に往復動するカッターと、前
    記針金押え台を挟んで前記カッターと反対側に設けら
    れ、先端に針金案内板を有して針金送り方向に対して揺
    動する針金送りレバーと、該針金送りレバーに前記針金
    案内板と対面して設けられ針金送り方向と逆方向にのみ
    回転する針金送りローラと、前記カッターを駆動制御す
    るカム面及び前記針金送りレバーを駆動制御するカム面
    との組合せからなる回転カムとを有してなることを特徴
    とする針金綴機。
  2. 【請求項2】前記針金押圧ローラは、前記針金案内溝に
    対して垂直方向に移動可能に設けられた針金押え金具に
    取り付けられ、前記針金送りローラは、前記針金送りレ
    バーに枢着された針金くわえに取り付けられ、前記針金
    送りレバーと一体に揺動することを特徴とする請求項1
    記載の針金綴機。
JP1989066273U 1989-06-08 1989-06-08 針金綴機 Expired - Lifetime JPH0612889Y2 (ja)

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JP1989066273U JPH0612889Y2 (ja) 1989-06-08 1989-06-08 針金綴機

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JP1989066273U JPH0612889Y2 (ja) 1989-06-08 1989-06-08 針金綴機

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Publication Number Publication Date
JPH036902U JPH036902U (ja) 1991-01-23
JPH0612889Y2 true JPH0612889Y2 (ja) 1994-04-06

Family

ID=31598844

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JP1989066273U Expired - Lifetime JPH0612889Y2 (ja) 1989-06-08 1989-06-08 針金綴機

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5311428U (ja) * 1976-07-13 1978-01-31
JPS5328865A (en) * 1976-08-30 1978-03-17 Toshiyuki Mano Automatic binding device and device for driving binding needles to be used in said device

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5311428U (ja) * 1976-07-13 1978-01-31
JPS5328865A (en) * 1976-08-30 1978-03-17 Toshiyuki Mano Automatic binding device and device for driving binding needles to be used in said device

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JPH036902U (ja) 1991-01-23

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