JPH0612861B2 - 自動出力制御回路の過入力防止回路 - Google Patents

自動出力制御回路の過入力防止回路

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JPH0612861B2
JPH0612861B2 JP62079900A JP7990087A JPH0612861B2 JP H0612861 B2 JPH0612861 B2 JP H0612861B2 JP 62079900 A JP62079900 A JP 62079900A JP 7990087 A JP7990087 A JP 7990087A JP H0612861 B2 JPH0612861 B2 JP H0612861B2
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JP
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analog multiplexer
output control
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武雄 水島
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は移動無線機などの自動出力制御回路の過入力防
止回路に関するものである。
(従来の技術) 第2図は従来例を示す自動出力制御回路のブロック図で
ある。
同図において、1はアンプ回路で、例えばマイクロ波に
よるアンプ入力Aを増幅して、送信出力Bを出力する。
+Vはその電源電圧である。2は検出回路としての検波
回路で、送信出力Bを検波して、送信出力Bのレベルに
対数比例した検波出力Cを出力する。3はレベル分割回
路で、検波出力Cのレベルを複数の抵抗R1〜R5によ
って複数のレベル信号C1〜C6に分割する。VR1,
VR2はレベル調整用の可変抵抗、R0はレベル調整用
の固定抵抗である。4は一般に型番4051Bで市販さ
れているアナログマルチプレクサで、その入力端子IN
にレベル分割回路3のレベル信号C1〜C6を受け、制
御コマンドDに応じてレベル信号C1〜C6のうち1つ
を適宜に選択して出力端子OUTに取出す。Vはその
電源電圧、Vは接地された0電位である。5は比較回
路で、−端子にアナログマルチプレクサ4の出力端子O
UTから選択されたレベル信号C1〜C6を受け、+端
子は基準レベル電源6によって基準レベルEに設定され
ていて、出力端子OUTの信号を該基準レベルEと比較
して、相互の偏差出力Fをアンプ回路1に負帰還する。
第2図の回路において、制御コマンドDによって、レベ
ル分割回路3のレベル信号C1〜C6を選択することに
より、アンプ回路1はその送信出力Bのレベルが当該選
択に応じた各所定のレベルとなるように利得調節され
る。
ところで、前記アナログマルチプレクサ4の入力端子I
Nへの入力は、一般に接地電位0から電源電圧Vの範
囲に制限されている。よってアンプ回路1の過渡応答時
などに起る検波出力Cのサージを吸収するために、従来
はアナログマルチプレクサ4の入力端子INとレベル分
割回路3との接続点にツェナーダイオード7を取付けて
いた。ツェナーダイオード7は、分割された各レベル信
号C1〜C6のうちの最大のレベル信号C1を受けてそ
の値が電源電圧V以上にならないようにしたものであ
る。
(発明が解決しようとする問題点) 上記の構成においてはアナログマルチプレクサの入力レ
ベル範囲を制限するために、比較的高価なツェナーダイ
オードを使用する必要があった。
本発明はツェナーダイオードの代りに比較的安価なダイ
オードを使用してアナログマルチプレクサの入力レベル
範囲を制限するようにした過入力防止回路を提供するこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解決するために、アンプ回路によ
って増幅された送信出力レベルを検出する検出回路と、
該検出回路の出力レベルを複数のレベルに分割するレベ
ル分割回路と、該レベル分割回路によって分割された各
レベル信号を選択的に取出すアナログマルチプレクサ
と、該アナログマルチプレクサから取出されたレベル信
号を所定の基準レベルと比較してその偏差出力を前記ア
ンプ回路に負帰還する比較回路とを備えた自動出力制御
回路において、アノードを前記検出回路の出力信号線に
接続しカソードを前記アナログマルチプレクサのプラス
電源線に接続した第1のダイオードと、カソードを前記
検出回路の出力信号線に接続しアノードを接地線に接続
した第2のダイオードとを設けた。
(作用) 検出回路の出力レベルがアナログマルチプレクサのプラ
ス電源のレベル以上になると該出力レベルは第1のダイ
オードを介してプラス電源に引込まれることによって上
限レベルが該プラス電源のレベルに制限され、そして接
地レベル以下になると、第2のダイオードを介して接地
に引込まれて、下限レベルが接地レベルに制限される。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例を示す自動出力制御回路のブ
ロック図である。
同図において第2図と同等の部分には同一の符号を付し
て示しており、以下、異なる部分について説明する。
8は第1のダイオードで、そのアノードが、検波出力C
の信号線とレベル分割回路3との接続点9,即ち分割さ
れた各レベル信号C1〜C6の取出し点より検波回路2
側において、この場合、可変抵抗VR1と固定抵抗Ro
との接続点に接続されている。そしてカソードはアナロ
グマルチプレクサ4のプラス電源Vの電源線に接続さ
れている。なお、プラス電源Vは、アナログマルチプ
レクサ4内においては、入力端子INのレベル信号C1
〜C6を出力端子OUTに出力するための各アナログス
イッチ(図示せず)のプラス電源をなすとともに、プラ
ス電源Vに対して逆方向の各ダイオード(図示せず)
を介して入力端子IN及び出力端子OUTに接続されて
いる。該プラス電源Vは比較的大容量のために、検波
出力Cのレベルはプラス電源Vの電位以上になろうと
すると、該電源Vに引込まれて電位Vになる。
10は第2のダイオードで、そのカソードが第1のダイ
オード8のアノードと共通に接続点9に接続され、カソ
ードが接地されて0レベルになっている。なお、接地電
位Vは、アナログマルチプレクサ4の内部においてダ
イオード(図示せず)を介して各アナログスイッチの0
電源をなしている。検波出力Cは、0レベル以下になろ
うとすると、接地電位Vに引込まれて0レベルとな
る。
このようにして接続点9における検波出力Cのレベルは
0からプラス電源Vの範囲に制限される。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、従来のツェナー
ダイオードに代えて一般のダイオードを使用して過入力
防止回路を構成したので、使用部品の価格の低下による
コストダウンが期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す自動出力制御回路のブロ
ック図、第2図は従来例を示す自動出力制御回路のブロ
ック図である。 1……アンプ回路 2……検波回路(検出回路) 3……レベル分割回路 4……アナログマルチプレクサ 5……比較回路 8……第1のコンデンサ 10……第2のコンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンプ回路によって増幅された送信出力レ
    ベルを検出する検出回路と、該検出回路の出力レベルを
    複数のレベルに分割するレベル分割回路と、該レベル分
    割回路によって分割された各レベル信号を選択的に取出
    すアナログマルチプレクサと、該アナログマルチプレク
    サから取出されたレベル信号を所定の基準レベルと比較
    してその偏差出力を前記アンプ回路に負帰還する比較回
    路とを備えた自動出力制御回路において、 アノードを前記検出回路の出力信号線に接続しカソード
    を前記アナログマルチプレクサのプラス電源線に接続し
    た第1のダイオードと、 カソードを前記検出回路の出力信号線に接続しアノード
    を接地線に接続した第2のダイオードとを設けてなる 自動出力制御回路の過入力防止回路。
JP62079900A 1987-04-01 1987-04-01 自動出力制御回路の過入力防止回路 Expired - Lifetime JPH0612861B2 (ja)

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