JPH06127935A - 異なる種類のピラーを含有する層間架橋粘土の製造法 - Google Patents

異なる種類のピラーを含有する層間架橋粘土の製造法

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JPH06127935A
JPH06127935A JP4306392A JP30639292A JPH06127935A JP H06127935 A JPH06127935 A JP H06127935A JP 4306392 A JP4306392 A JP 4306392A JP 30639292 A JP30639292 A JP 30639292A JP H06127935 A JPH06127935 A JP H06127935A
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鈴木憲司
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、層間に異なる種類のピラ−
を含有する層間架橋粘土の製造法を提供することにあ
る。 【構成】 層間架橋粘土は分子と同程度の大きさの二次
元細孔を有する微細孔多孔体であり、層間にはアルミ
ナ、ジルコニア、その他の無機酸化物のピラ−が存在す
る。層間架橋粘土の機能発現は、細孔径を変化させるこ
とによる方法、ピラ−の種類を選択することによる方法
により行われる。具体的には、前者はピラ−の長さやピ
ラ−間距離を変化させることによる細孔構造の変化を利
用する方法、後者はピラ−の化学的あるいは物理的性質
を利用する方法である。本発明の層間に異なる種類のピ
ラ−を含有する層間架橋粘土の製造法は、層間架橋粘土
に後者の機能を付与するために必要な製造法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異なる種類のピラ−を
含有する層間架橋粘土の製造法に関するものであり、本
発明による製造品は触媒、触媒担体、吸着材、分離材等
に利用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来、異なる種類のピラ−を含有する層
間架橋粘土の製造法は確立されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】層間架橋粘土は分子サ
イズと同程度の細孔径を有しており、層間隔やピラ−間
隔の大きさにより分子ふるい機能あるいは形状選択機能
の発現が期待される微細孔多孔体である。層間架橋粘土
は、アルミナやジルコニア等の陽イオン性のピラ−前駆
体をモンモリロナイトやヘクトライト等のスメクタイト
鉱物のシリケ−ト層間に1回のイオン交換により導入・
固定して合成されるので、合成後の層間架橋粘土のピラ
−は1種類である。スメクタイト鉱物が最初に有する陽
イオン交換能は層間架橋粘土が合成されるのに伴って喪
失するために、その後異種のピラ−前駆体で2回、3回
とイオン交換を繰り返しても何らイオン交換せず無意味
である。しかるに、本発明は陽イオン交換能を有する層
間架橋粘土を製造し、続いて再度イオン交換法により異
種のピラ−前駆体をシリケ−ト層間に導入することで異
なる種類のピラ−を含有する層間架橋粘土を製造する方
法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、陽イオン交換
能を有する層間架橋粘土を製造し、続いてそのシリケ−
ト層間に再度異種のピラ−前駆体をイオン交換法により
導入することにより異なる種類のピラ−を含有する層間
架橋粘土を製造する方法を提供するものである。本発明
の製造法の具体例を示せば、陽イオン交換能を有するア
ルミナ架橋モンモリロナイトにジルコニアピラ−前駆体
([Zr4 (OH)14(H2 O)102+)を添加する
と、アルミナ架橋モンモリロナイトの層間にジルコニア
ピラ−前駆体がイオン交換により導入され、それを50
0℃程度で加熱するとアルミナとジルコニアの2種類の
酸化物がピラ−の(アルミナ/ジルコニア)架橋モンモ
リロナイトが出来上がる。したがって、陽イオン交換能
を有する層間架橋粘土を製造することが本発明を達成す
るために極めて重要なことである。従来、陽イオン交換
能を有する層間架橋粘土の製造法は見出されていない。
では、いかにして陽イオン交換能を有する層間架橋粘土
を製造するかということであるが、それは交換性陽イオ
ンがシリケ−ト層に固着したスメクタイト鉱物を母材粘
土にして層間架橋粘土を合成した後、固着した陽イオン
を脱固着させることにより製造する。
【0005】交換性陽イオンの固着について説明する。
スメクタイト鉱物は厚み約1nmのシリケ−ト層が幾層
にも積み重なった構造を有している。シリケ−ト層は1
枚のアルミナ八面体層あるいはマグネシア八面体層を2
枚のシリカ四面体層がサンドイッチ状に挟み込んだ構造
である。アルミナ八面体の中心金属であるAl3+がMg
2+に、あるいはマグネシア八面体層の中心金属であるM
2+がLi+ に、またシリカ四面体のSi4+がAl3+
それぞれ陽電荷の小さいイオンに同型置換していること
によりシリケ−ト層は負電荷を帯びている。シリケ−ト
層の負電荷を補償するために、シリケ−ト層間にはNa
+ やCa2+等の陽イオンが存在する。それらの陽イオン
は水和してシリケ−ト層と静電気的に緩く結合してお
り、他の陽イオンと交換可能である。それらNa+ やC
2+等の交換性陽イオン量は粘土の種類や産地等により
異なるが、大体1gの粘土当たり1meq程度である。
【0006】スメクタイト鉱物を加熱するとシリケ−ト
層間に存在する交換性陽イオンの量が減少する。これ
は、シリケ−ト層面に存在する6個の酸素原子から成る
“Hexagonal Hole”と呼ばれる穴の中に
交換性陽イオンが固着することに基因する(K.Suz
uki,M.Horio,and T.Mori,Ma
t.Res.Bull.,Vol.23,pp.171
1−1718,1988)。交換性陽イオンは水和した
状態でシリケ−ト層間に存在するが、加熱すると水和水
が脱離して小さな裸の陽イオンになる。そして裸の陽イ
オンは熱振動で“Hexagonal Hole”に飛
び込み、負電荷の酸素原子と静電気的に結合し、交換能
を失う。この現象を固着と呼ぶ。固着量は陽イオンの種
類、加熱温度、加熱時間により変化する。例えば、Na
+ やCa2+等は600℃以下で加熱してもなかなか固着
しないのに対し、Ni2+やAl3+等は200〜300℃
でも容易に固着する。交換性陽イオンとしてNi2+を有
するモンモリロナイト(これをNi‐モンモリロナイト
と表現する)の固着Ni2+量と加熱温度の関係、および
交換性Ni2+量と加熱温度の関係を図1に示す。なお、
加熱時間は各温度共1時間である。固着Ni2+量と加熱
温度の関係から固着Ni2+量は加熱温度が高いほど多い
ことが分かる。一方、交換性Ni2+量は固着したNi2+
量だけ減少し、600℃加熱でほぼゼロである。加熱温
度が一定のとき、固着量は加熱時間とともに増加する
が、加熱時間が長くなると飽和する傾向が認められる。
例えば、Ni‐モンモリロナイトの場合、固着Ni2+
は、加熱温度が300℃のとき、加熱時間が65時間以
上で飽和する。
【0007】“Hexagonal Hole”の大き
さは酸素原子1個の大きさに相当する半径0.14nm
であるので、0.14nmより小さな半径を有する陽イ
オンは“Hexagonal Hole”に固着するこ
とが可能であるが、0.14nmより大きな陽イオンは
その穴の中に入ることが出来ないので固着は困難であ
る。したがって、本発明で使用することの出来る陽イオ
ンは半径が0.14nmより小さい陽イオンである。な
お、本発明で使用する加熱温度は陽イオンの水和水が脱
離する温度の120℃からスメクタイト鉱物の結晶構造
が破壊する800℃までの範囲である。
【0008】加熱により固着した陽イオンはもはや交換
能を失うことを上述したが、本発明者らは鋭意研究を進
めた結果、水熱条件下に固着した陽イオンを放置するこ
とにより固着陽イオンの脱固着が生じ、交換能が回復す
ることを発見した(特開平2‐233517、米国特許
5084428号)。この発見により、スメクタイト鉱
物の交換性陽イオン量は、減らしたり、回復させたりす
ることが自由に出来るようになった。脱固着は、ビ−カ
−や試験管等に入れたスメクタイト鉱物の粉末をオ−ト
クレ−ブ中で100〜350℃で1〜24時間放置する
ことにより行う。100℃より低い温度では水蒸気圧が
低いので脱固着に長時間を要する。一方、350℃より
高い温度ではスメクタイト鉱物の結晶構造が壊れる。し
たがって、脱固着させる場合の水熱温度は100〜35
0℃の範囲で行うことが望ましい。また、水熱処理時間
は長い方が脱固着量は多いが、1〜24時間の範囲で行
えばよい。しかし、必要ならばこれ以上の時間水熱処理
を施しても構わない。固着陽イオンを含むスメクタイト
鉱物をAl3+やNi2+等の多価陽イオンを含む水溶液に
添加して懸濁液を調製し、それを水熱処理する方が、ス
メクタイト鉱物粉末を水熱処理する場合より多量の固着
陽イオンが脱固着する。例えば、Ni‐モンモリロナイ
トを400℃、1時間加熱するとその交換性陽イオン量
は0.17meq/gである。それを粉末状態で200
℃、5時間水熱処理すると0.09meq/gのNi2+
が脱固着し、交換性陽イオン量は0.26meq/gに
回復する。一方、Al3+水溶液に添加して調製した懸濁
液に200℃、5時間水熱処理を施すと0.51meq
/gのNi2+が脱固着し、交換性陽イオン量は0.68
meq/gに回復する。
【0009】本発明の陽イオン交換能を有する層間架橋
粘土の合成は次の通り行う。なお、本発明で使用できる
スメクタイト鉱物はモンモリロナイト、ヘクトライト、
バイデライト、サポナイト、レクトライト、テニオライ
ト、雲母等が挙げられるが、陽イオン交換能を有する層
状粘土鉱物であればこれら以外の粘土鉱物でも構わな
い。母材粘土は加熱して交換性陽イオンの一部をシリケ
−ト層に固着させたスメクタイト鉱物であり、固着量は
合成後の層間架橋粘土にどれだけのピラ−を導入する
か、あるいは脱固着でどれだけの陽イオン交換容量を付
与するかを考慮して決定する。母材粘土を蒸留水に添加
し、よく撹拌して懸濁液を調製する。それに陽イオン性
オリゴマ−のピラ−前駆体を添加するが、アルミナピラ
−前駆体には[Al134 (OH)24(H2
O)127+、ジルコニアピラ−前駆体には[Zr4 (O
H)14(H2 O)102+を用いる。前者はAlCl3
溶液を激しく撹拌しながらOH/Al比が2〜2.5程
度になるまでアルカリを少しずつ添加して調製したも
の、あるいはAl2 (OH)5 Cl・2.4H2 Oの水
溶液である。また、後者はZrOCl2 の水溶液であ
る。ピラ−前駆体はこれらに限らず陽イオン性のオリゴ
マ−、クラスタ−、ゾル等イオン交換で層間に導入され
るものであれば何でも良い。ピラ−前駆体を添加した
後、エ−ジング、水洗、乾燥、加熱、粉砕を行い層間架
橋粘土を合成する。エ−ジングは加温してもしなくても
放置さえすればよい。水洗は洗液に硝酸銀水溶液を滴下
して白沈が認められなくなるまで行えば十分である。乾
燥は自然乾燥、真空乾燥、凍結乾燥、加熱乾燥等乾燥で
きればいずれの方法でも構わない。加熱はスメクタイト
鉱物の結晶構造が壊れない800℃以下の温度で行う
が、通常は400℃、1時間あるいは500℃、1時間
でよい。粉砕は乳鉢でもボ−ルミルでも粉砕できればど
のような方法でも構わない。なお、エ−ジングから粉砕
までのいずれの工程も必要に応じて順序を変えたり、省
略しても構わない。このようにして合成される層間架橋
粘土の交換性陽イオンは全く認められない。すなわち、
合成した層間架橋粘土の陽イオン交換容量はゼロであ
る。
【0010】合成した層間架橋粘土に陽イオン交換能を
付与するために、層間架橋粘土に水熱処理を施す。水熱
処理は層間架橋粘土粉末そのまま、あるいは層間架橋粘
土をAl3+やNi2+等の多価陽イオンを含む水溶液に添
加して調製した懸濁液をオ−トクレ−ブにて、100〜
350℃の範囲の加熱温度で1〜24時間の範囲で処理
を行う。但し、これらの温度や時間の設定は必要に応じ
て変えればよく、時間は24時間以内に限らずそれ以上
どれだけ長くても構わないが、経済面を考慮すれば5時
間程度でよい。水熱処理終了後水洗し、100℃以下の
温度で乾燥する。水熱処理することによりシリケ−ト層
に固着している陽イオンが脱固着し、その結果陽イオン
交換能を有する層間架橋粘土になる。その際、層間架橋
粘土の陽イオン交換容量は脱固着した陽イオン量に相当
する。
【0011】続いて、陽イオン交換能を有する層間架橋
粘土を蒸溜水に分散し、それに異種のピラ−前駆体を添
加し、上述した同様の方法で層間架橋を行う。このよう
にして1回目の層間架橋で導入されたピラ−と2回目の
層間架橋で導入されたそれとの異種ピラ−を含有した層
間架橋粘土が製造出来る。以上説明した本発明の製造法
の工程を図2に表す。2回の架橋操作後においても依然
として母材粘土に固着した陽イオンが存在するならば、
再度脱固着して架橋操作を行えば3種類のピラ−が層間
に存在する層間架橋粘土が製造できる。
【0012】
【実施例】
【0013】実施例 1 300℃、1時間加熱して陽イオン交換容量が0.37
meq/gのNi‐モンモリロナイト3.0gを蒸溜水
500mlに添加し、十分に撹拌した。得られた懸濁液
を激しく撹拌しながら室温にて10wt%Al2 (O
H)5 Cl・2.4H2 O水溶液50mlを少しずつ添
加し、添加終了後、室温で24時間静置した。続いてろ
過を行い、得られた合成物を水洗した後、60℃のオ−
ブン中に3日間放置して乾燥した。乾燥物を乳鉢で粉砕
し、層間架橋粘土(これを架橋粘土I とする)を合成し
た。架橋粘土I のAlピラ−量は54mg‐Al(O
H)3/g‐粘土であった。
【0014】架橋粘土I 1.0gを0.25N AlC
3 水溶液20mlに懸濁し、室温で24時間静置した
後、水溶液中のNi2+量を原子吸光分析法で定量したと
ころその存在は認められなかった。このことから、架橋
粘土I は陽イオン交換能を有していないことが分かる。
【0015】架橋粘土I 1.0gと0.25N NiC
2 水溶液20mlの懸濁液を試験管に入れてオ−トク
レ−ブで200℃、5時間水熱処理を行い、水洗、ろ
別、60℃オ−ブン乾燥した。水熱処理後の層間架橋粘
土(これを架橋粘土IIとする)の陽イオン交換容量は
0.52meq/gであった。
【0016】架橋粘土II1.0gを蒸溜水300mlに
添加し、十分に撹拌した。得られた懸濁液を激しく撹拌
しながら室温にて0.25N ZrOCl2 水溶液20
mlを添加し、添加終了後、室温で24時間静置した。
続いてろ過を行い、得られた合成物を水洗した後、60
℃のオ−ブン中に3日間放置して乾燥し、層間架橋粘土
(これを架橋粘土III とする)を合成した。架橋粘土II
I のZrピラ−量は170mg‐Zr(OH)4 /g‐
粘土、比表面積は206m2 /gであった。したがっ
て、本法で合成した層間架橋粘土に含まれるピラ−は、
1gの粘土あたり54mgのAl(OH)3 と170m
gのZr(OH)4 である。
【0017】実施例 2 400℃、1時間加熱して陽イオン交換容量が0.17
meq/gのNi‐モンモリロナイト3.0gを蒸溜水
500mlに添加し、十分に撹拌した。得られた懸濁液
を激しく撹拌しながら室温にて0.25N ZrOCl
2 水溶液50mlを少しずつ添加し、添加終了後、室温
で24時間静置した。続いてろ過を行い、得られた合成
物を水洗した後、60℃のオ−ブン中に3日間放置して
乾燥した。乾燥物を乳鉢で粉砕し、層間架橋粘土(これ
を架橋粘土IVとする)を合成した。架橋粘土IVのZrピ
ラ−量は54mg‐Zr(OH)4 /g‐粘土であっ
た。
【0018】架橋粘土IV1.0gと0.25N NiC
2 水溶液20mlの懸濁液を試験管に入れてオ−トク
レ−ブで250℃、5時間水熱処理を行い、水洗、ろ
別、60℃オ−ブン乾燥した。水熱処理後の層間架橋粘
土(これを架橋粘土V とする)の陽イオン交換容量は
0.62meq/gであった。
【0019】架橋粘土V 1.0gを蒸溜水300mlに
添加し、十分に撹拌した。得られた懸濁液を激しく撹拌
しながら室温にて10wt%Al2 (OH)5 Cl・
2.4H2 O水溶液20mlを添加し、添加終了後、室
温で24時間静置した。続いてろ過を行い、得られた合
成物を水洗した後、60℃のオ−ブン中に3日間放置し
て乾燥し、層間架橋粘土(これを架橋粘土VIとする)を
合成した。架橋粘土VIのAlピラ−量は90mg‐Al
(OH)3 /g‐粘土、比表面積は330m2 /gであ
った。したがって、本法で合成した層間架橋粘土に含ま
れるピラ−は、1gの粘土あたり54mgのZr(O
H)4 と90mgのAl(OH)3 である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、異なる種類のピラ−を含有す
る層間架橋粘土の製造法に関するものであり、本発明に
よる製造品は触媒、触媒担体、吸着材、分離材等に利用
することが期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】Ni‐モンモリロナイトの固着Ni2+量と加熱
温度、および交換性Ni2+量と加熱温度の関係。
【図2】本発明の製造工程。
【符号の説明】
1 スメクタイト鉱物 2 交換性陽イオン 3 交換性陽イオンの一部が固着したスメクタイト鉱物 4 固着した陽イオン 5 固着陽イオンを有する層間架橋粘土 6 ピラ− 7 固着陽イオンが脱固着し、陽イオン交換能を有する
層間架橋粘土 8 異なる種類のピラ−を含有する層間架橋粘土

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽イオン交換能を有する層間架橋粘土を
    さらに層間架橋することを特徴とする異なる種類のピラ
    −を含有する層間架橋粘土の製造法。
  2. 【請求項2】 該陽イオン交換能を有する層間架橋粘土
    は、交換性陽イオンがシリケ−ト層に固着した粘土鉱物
    を母材粘土にして層間架橋粘土を合成した後、固着した
    陽イオンを脱固着させることにより製造する、請求項1
    に記載の層間架橋粘土の製造法。
  3. 【請求項3】 該粘土はスメクタイト鉱物である、請求
    項1に記載の層間架橋粘土の製造法。
JP4306392A 1992-10-20 1992-10-20 異なる種類のピラーを含有する層間架橋粘土の製造法 Expired - Lifetime JPH06104566B2 (ja)

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