JPH06127645A - ケ−ジから集卵コンベヤへの鶏卵排出装置 - Google Patents

ケ−ジから集卵コンベヤへの鶏卵排出装置

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JPH06127645A
JPH06127645A JP30597492A JP30597492A JPH06127645A JP H06127645 A JPH06127645 A JP H06127645A JP 30597492 A JP30597492 A JP 30597492A JP 30597492 A JP30597492 A JP 30597492A JP H06127645 A JPH06127645 A JP H06127645A
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egg
cage
collecting conveyor
eggs
discharging device
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JP30597492A
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Yoshio Tsunoda
良夫 角田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 養鶏場などのケ−ジから排出される鶏卵を、
損傷させることなく安全に集卵コンベヤへ排出させる。 【構成】 ケ−ジ1の底部から突出して集卵コンベヤ3
へ鶏卵Eを排出する傾斜床2の排出終端部に、重力でか
なりの速度で排出された鶏卵Eを当接させて、安全に停
止させる緩衝体5を設けるとともに、緩衝体5を集卵コ
ンベヤ3側へ回転させて、集卵コンベヤ3へ鶏卵Eを小
さい速度で転がり出させる回転手段6を設け、安全に集
卵コンベヤ3へ排出し、従来のように搬送されてきた鶏
卵と排出された鶏卵Eとがぶつかるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、養鶏場などのケ−ジ
に沿って設けられる集卵コンベヤへ、ケ−ジから排出さ
れる鶏卵を損傷させることなく排出するための装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】公知のケ−ジの底部には傾斜床が設けら
れており、この傾斜床はケ−ジから突出して集卵コンベ
ヤに接続されている。産み落とされた鶏卵は、ケ−ジの
奥から傾斜床を転がりながら集卵コンベヤへ落下し、集
卵コンベヤで搬送されて集められるようになっている。
【0003】傾斜床の奥から集卵コンベヤまでの距離
は、ケ−ジの大きさにもよるが約60cm以上もあり、
傾斜床の排出終端では鶏卵はかなりの速度に達してい
る。このため、その速度のままで集卵コンベヤへ落下す
ると損傷することがある。
【0004】とくに傾斜床から落下した鶏卵が、集卵コ
ンベヤで搬送されてきた鶏卵と衝突したときには互いに
損傷してしまう。損傷した鶏卵は商品価値を失うのは勿
論、破卵したときには集卵コンベヤや他の鶏卵を汚すた
め、人手不足のおりにもかかわらず、これらを清掃しな
ければならない手間がかかっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、傾斜床から集卵コンベヤ排出される鶏卵
の損傷を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、ケ−ジの底
部から突出して集卵コンベヤへ鶏卵を排出する傾斜床の
排出終端部に、排出された鶏卵を当接させて停止させる
緩衝体を設けるとともに、例えばブラシなどの緩衝体を
回転させて集卵コンベヤへ鶏卵を転がり出させる回転手
段を設けたことに特徴がある。
【0007】
【作用】重力によって傾斜床を次第に速度を増して転が
り落ちる鶏卵は、傾斜床の排出終端に設けられた緩衝体
に当接して安全に停止する。ついで一定時間経過したの
ちに回転手段により、緩衝体をゆっくり集卵コンベヤ側
へ回転させると、鶏卵は緩衝体の回転速度以上にならな
いため、安全に集卵コンベヤへ落下する。
【0008】又多数が並設されているケ−ジから排出さ
れた鶏卵は、すべて緩衝体により停止しているため、緩
衝体を回転させたときには集卵コンベヤで搬送されて来
る鶏卵はないので、鶏卵どうしが衝突することがない。
【0009】
【実施例】この発明の装置の概略を示す図1及び図2に
於いて、1は公知の針金製のケ−ジ、2はケ−ジ1の底
部に設けられた傾斜床である。このケ−ジ1は、養鶏場
では多数個が背中合わせに横1列に並設されており、ケ
−ジ1の前部に沿って集卵コンベヤ3が設けられてお
り、傾斜床2はケ−ジ1から突出して、図外モ−タでエ
ンドレスに回動する集卵コンベヤ3に接続されている。
【0010】4は樋で、傾斜床2から落下した鶏卵E
が、集卵コンベヤ3外へ飛び出すのを防止する。そして
これらケ−ジ1と集卵コンベヤ3の組合せは、多数列、
多段に設けられているのが普通である。
【0011】5は緩衝体であって、実施例では合成樹脂
製のブラシが用いられているが、緩衝作用のある合成樹
脂板や、木、金属、合成樹脂などの板に、発泡合成樹脂
の板を貼り合わせてもよい。
【0012】7は回転手段6を構成する回転部材で、図
3で詳細に示すように実施例では緩衝体5の取付筒8、
取付筒8を連結する連結軸9、支軸10から形成され
る。
【0013】取付筒8は、ほぼ1個のケ−ジ1の横幅の
長さを有し、緩衝体5の基部が傾斜床2に干渉しないよ
うに、傾斜床2の排出終端部下方に設けられている。こ
の取付筒8は軽量化を図るためアルミ製であるが、他の
材質を用いてもよく、又棒体としてもよい。緩衝体5が
ブラシの実施例の場合には、その基部が180度対向し
て取付筒8に植え付けられているが、緩衝体5の基部を
取付けた部材を取付筒8の表面に固定する、取付筒8に
設けた取付孔に嵌め込むなど任意である。
【0014】そして取付筒8は連結軸9を介して互いに
連結され、ボルト、ナットなどの締結具11により固定
される。さらに両端の取付筒8の各外端部には、支軸1
0が締結具11で固定され、図3、図4のように、床な
どに固定されたフレ−ム12上の軸受13に枢支されて
いる。なお連結された取付筒8が多数の場合には、適宜
軸受を用いる。図3は回転手段6が手動の場合を示し、
14はその回転手段6の一つであるハンドルで、一方の
支軸10に取付けられている。
【0015】図4、図5は回転防止機構15を示す。図
4の回転防止機構15は係止部16としてピン16aを
用いたもので、主として手動により回転手段6を回転さ
せる場合に実施される。このピン16aを、、ハンドル
14側の支軸10と軸受13に被係止部17として設け
られたピン孔17aへ、挿抜自在にピン孔17aに挿入
することにより、回転部材7の回転を防止する。
【0016】図5の回転防止機構15は、被止部16に
ピン状の係止片16bと、被係止部17としてカム状の
被係止片17bとを用いた実施例を示している。係止片
16bは、回転手段6の不動部、例えばフレ−ム12上
に固定された支持筒18に出入自在に嵌め込まれ、ばね
19で支軸10側へ押圧されている。又被係止片17b
は、支軸10の表面に180度対向して設けられ、鶏卵
の停止を解除するため、同図時計回りに支軸10を回転
するときには係止片16bを押し戻せるよう、背面は傾
斜している。
【0017】さらに支軸10の逆回転(図5では反時計
回り)を防止するため、係止片16bと被係止片17b
が磁力で互いに吸引されるよう、一方を磁性体、他方を
磁石とするか、又は双方を磁石とする。
【0018】なお係止片16bをソレノイドで作動させ
てもよく、この場合被係止片17bにかえて、支軸10
に係止片16bを出入させる孔を被係止部17として設
けることもできる。
【0019】図6は回転手段6としてモ−タMを利用し
た実施例を示す。20はモ−タM軸に取付けられた小歯
車、21は一方の支軸10に取付けられて小歯車20と
歯合する大歯車である。Tはタイマであってモ−タMが
接続されている。
【0020】図6の実施例では、タイマTによってモ−
タMは、所定時間毎に作動して緩衝体5をゆっくり18
0度回転させて鶏卵Eを集卵コンベヤ3へ排出させたの
ち、緩衝体5を鶏卵停止位置で停止させる。
【0021】この実施例では、支軸10にかかるトルク
に比し大小歯車20、21、モ−タMの抵抗が大きいの
で、図5の回転防止機構15を省略できる。或いは係止
部16にソレノイドを用いた場合には、モ−タMと連動
させることもできる。
【0022】又モ−タMの作動とともに集卵コンベヤ3
を一定時間作動させ、集卵が終了すると停止させるよう
にしてもよい。
【0023】なお緩衝体5を、回転部材7に90度間
隔、120度間隔、360度間隔で設けるなど任意であ
り、これに応じて係止部16、被係止部17の数や、回
転部材7の回転角度など適宜選択できる。
【0024】
【発明の効果】傾斜床から集卵コンベヤへ鶏卵が落下す
る前に、緩衝体で停止させ、一定時間毎に緩衝体をゆっ
くり回転させて排出するので、鶏卵を損傷させることな
く安全に集卵コンベヤに排出できる。
【0025】鶏卵を集卵コンベヤへ排出するとき、集卵
コンベヤには鶏卵が搬送されていないので、従来のよう
に鶏卵どうしが衝突して破卵するおそれが全くない。
【0026】実施例のようにモ−タを用いれば人手が不
要となるうえ、モ−タと集卵コンベヤとを連動させて、
鶏卵排出時に集卵コンベヤを作動させ、それ以外は停止
させると電力の節約となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】側面略図である。
【図2】平面略図である。
【図3】回転手段の平面図である。
【図4】回転防止機構の一例を示す一部欠截正面図であ
る。
【図5】回転防止機構の他の実施例の要部拡大一部欠截
正面図である。
【図6】回転手段にモ−タを用いた実施例の要部平面図
である。
【符号の説明】
1 ケ−ジ 2 傾斜床 3 集卵コンベヤ 5 緩衝体 6 回転手段 7 回転部材 15 回転防止機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケ−ジの底部から突出して集卵コンベヤ
    へ鶏卵を排出する傾斜床の排出終端部に、排出された鶏
    卵を当接させて停止させる緩衝体を設けるとともに、緩
    衝体を回転させて集卵コンベヤへ鶏卵を転がり出させる
    回転手段を設けてなるケ−ジから集卵コンベヤへの鶏卵
    排出装置。
  2. 【請求項2】 緩衝体は、回転手段の回転部材に植え付
    けられたブラシである請求項1のケ−ジから集卵コンベ
    ヤへの鶏卵排出装置。
  3. 【請求項3】 回転防止機構は、回転手段の不動部に設
    けられた係止部と、回転部材に設けられた被係止部とか
    らなる請求項1又は2のケ−ジから集卵コンベヤへの鶏
    卵排出装置
  4. 【請求項4】 係止部は不動部に挿抜自在なピンで、被
    係止部はピンが挿抜自在なピン孔である請求項3のケ−
    ジから集卵コンベヤへの鶏卵排出装置。
  5. 【請求項5】 係止部は回転部材側へ押圧される出入自
    在な係止片で、被係止部は回転部材に固定さられて係止
    片に係止する被係止片とからなる請求項3のケ−ジから
    集卵コンベヤへの鶏卵排出装置。
  6. 【請求項6】 回転手段は、タイマに接続されて、所定
    時間毎に回転部材を回転させたのち鶏卵の停止位置に停
    止させるモ−タを有する請求項1又は2のケ−ジから集
    卵コンベヤへの鶏卵排出装置。
JP30597492A 1992-10-19 1992-10-19 ケ−ジから集卵コンベヤへの鶏卵排出装置 Pending JPH06127645A (ja)

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