JPH06127497A - ロケット発射装置 - Google Patents

ロケット発射装置

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JPH06127497A
JPH06127497A JP28161892A JP28161892A JPH06127497A JP H06127497 A JPH06127497 A JP H06127497A JP 28161892 A JP28161892 A JP 28161892A JP 28161892 A JP28161892 A JP 28161892A JP H06127497 A JPH06127497 A JP H06127497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
crane
clean room
room
curtain
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP28161892A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Honda
伸裕 本田
Seiji Inoue
清司 井上
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06127497A publication Critical patent/JPH06127497A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上部にクレーン室、下部にクリーンルームが
設けられるロケット発射装置において、クリーンルーム
の空気清浄度を保ったままで、クリーンルーム内でクレ
ーンを使用することができるようにする。 【構成】 対向する壁面の一方の壁面に水平に並ぶ複数
の空気噴出孔を設け、他方の壁面の上記空気噴出孔と同
一高さ位置に水平に並ぶ複数の吸気孔を設け、上記吸気
孔と上記空気噴出孔とをロケット発射装置の外周部にお
いて連通する送風管を設け、さらに同送風管の中に送風
機を設け、これらの各部によって水平なエア・カーテン
を形成させてクレーン室とクリーンルームとを仕切る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は上部にクリーン室、下部
にクリーンルームが設けられるロケット発射装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ロケット、及び衛星は超精密機械であ
り、大気中に含まれる微細粒子はロケット、及び衛星に
とり有害である。また、ロケット、衛星の組立・整備の
ためにはクレーンを装備する必要があるが、クレーン自
体が油分、ほこりなどの発生源であると言える。
【0003】図7は従来の仕切りカーテンを備えたロケ
ット発射装置の正面図である。図において、1は天井ク
レーン、2は同クレーンから下方へ伸びるワイヤー、3
は同ワイヤーの下端に設けられているフック、16はロ
ケット発射装置内を上下に仕切る仕切りカーテン、4は
同カーテンの上側のクレーン室、8は同カーテンの下側
のクリーンルームである。本図はカーテンを閉じた状態
を示している。図8は上記ロケット発射装置において、
仕切りカーテンを開いた状態を示している。
【0004】上述のように従来は仕切りカーテンを設
け、クレーン室から隔離されたクリーンルームを設定
し、ロケット、および衛星の整備のための清浄な空気環
境を設けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ロケット、及び衛星の
整備のため清浄な空気が必要であることは前述した通り
である。しかし、ロケット・衛星の組立・整備のため、
天井クレーン1からワイヤ2,フック3を下ろすと、ワ
イヤ2,フック3を通すために仕切りカーテン16を開
放せざるを得ず、クリーンルーム8内の清浄度が低下し
てしまう。クレーン休止中は仕切りカーテン16により
クリーンルーム8の清浄度が維持されるが、天井クレー
ン1を使用する時には前述のような、清浄度の低下が最
大の問題となる。この対策として現状では、天井クレー
ン1の使用時にクレーン全体の清掃を行い発塵の減少に
努めている。しかしこれは多大な時間と労力の損失であ
る。
【0006】本発明は、クレーンを使用する時でも、時
間と労力の損失を生じることなく、クリーンルームの空
気清浄度を保ったままで、クリーンルーム内でクレーン
を使用することのできるロケット発射装置を提供しよう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、上部にクレーン室、下部にクリーン
ルームが設けられるロケット発射装置において、対向す
る壁面の一方の壁面に水平に並ぶ複数の空気噴出孔を設
け、他方の壁面の上記空気噴出孔と同一高さ位置に水平
に並ぶ複数の吸気孔を設け、上記吸気孔と上記空気噴出
孔とをロケット発射装置の外周部において連通する送風
管を設け、さらに同送風管の中に送風機を設け、これら
の各部によって水平なエア・カーテンを形成させて上記
クレーン室とクリーンルームとを仕切ることを特徴とす
るロケット発射装置に関するものである。
【0008】
【作用】エア・カーテンを形成することによって上下の
空間が仕切られる。上側の空気は上側で、下側の空気は
下側でそれぞれ対流を形成して流れるので、上下の空間
の空気は混合しない。クレーン使用時には上側のクレー
ン室からワイヤーを下側に伸ばす。この時ワイヤーはエ
ア・カーテンをよぎって下側のクリーンルームへ達し使
用に供される。この時にも、上下の空間の空気は混合し
ない。
【0009】
【実施例】図1は本発明に係るロケット発射装置の一実
施例の正面図である。図において、1は天井クレーン、
2は同クレーンのワイヤー、3はフック、4はクレーン
室、8はクリーンルーム、7はクリーンルーム内に置か
れているロケット(衛星搭載部)、19は衛星である。
上記クレーン室4とクリーンルーム8との境界にあたる
壁面に、水平に直線状に並ぶ複数の噴出孔5が設置され
ている。また反対側の壁面上に同噴出孔5と向き合うよ
うに直線状に並ぶ複数の吸気孔6が設けられている。噴
出孔5と吸気孔6とは送風管9でロケット発射装置の外
周において結ばれている。図2は図1のA方向矢視図、
図3は図1のB方向矢視図であり、噴出口5および吸気
孔6の配置を示している。図1の17は噴出孔5と吸気
孔6との間に形成されるエア・カーテン、18は同エア
・カーテン17の空気流によってクレーン室4およびク
リーンルーム8内で生起される対流である。
【0010】図4は上記実施例のロケット発射装置の、
エア・カーテン部分を含む水平断面図である。図におい
て、5は噴出孔、6は吸気口、17はエア・カーテン、
9は送風管である。10は送風管9の中に設けられてい
る送風機、11は送風機駆動電動機、12は送風制御装
置、13は送風管9内に設けられているフィルター、1
4は送風管9の曲り部に設けられている変流翼、15は
噴出孔5、吸気孔6の近傍にそれぞれ設けられている圧
力計である。また、Aは送風管9内の空気の流れであ
る。図示していないが、送風機駆動電動機11、送風制
御装置12、および圧力計15はそれぞれ信号で接続さ
れている。個々の噴出孔5、個々の吸気孔6の空気流量
を均一化するために、これらの孔の付近の送風管9の断
面積は調整されている。
【0011】本装置において、送風機駆動電動機11に
より送風機10を動かすと、送風管9を介して噴出孔5
での空気の噴出と吸気孔6での吸気がなされ、空気の流
れが生じ、エア・カーテン17となる。送風機駆動電動
機11は、送風管9内の圧力を圧力計15で測定した結
果をもとに、送風制御装置12により制御される。ま
た、送風管9内の空気はフィルタ13により浄化され、
変流翼14により整流化される。このエア・カーテン1
7によりクレーン室4内の空気とクリーンルーム8内の
空気とは仕切られ、また、エア・カーテン17の上下で
もエア・カーテン17の流れの方向に応じて対流18が
生じ、クリーンルーム8内の清浄な空気と微細粒子を多
く含んだクレーン室4内の空気とは混合することはな
い。さらに、クリーンルーム8内での作業のため天井ク
レーン1からワイヤー2を下ろす場合もワイヤー2はエ
ア・カーテン17、及び対流18部を通ることができ、
かつ、クリーンルーム8内の清浄な空気とクレーン室4
の空気とが混合することはない。
【0012】図5は、上記実施例において、クレーンの
ワイヤーがエア・カーテンをよぎって下方へ伸延してい
る状態の正面図、図6はこの状態における図5のC−C
断面矢視図である。このようなクレーンの使い方におい
てもクリーンルームの清浄度を損うことなく、クレーン
が使用できることを示している。
【0013】以上詳述したように、本実施例において
は、空気の壁であるエア・カーテンがクリーンルーム内
の清浄な空気と微細粒子を多く含んだクレーン室の空気
との仕切りの役を果しているので、クリーンルームとク
レーン室とを仕切った状態で移動式クレーンのワイヤー
をクリーンルーム内に下ろすことが可能である。これに
より、下記のように作業性の向上が実現する。 (1)クレーンを使用するごとに仕切りカーテンを開閉
するという従来の操作は必要がなくなる。 (2)クレーンを使用する都度クレーンを清掃する必要
がなくなる。 (3)クレーンの使用中でもエア・カーテンで上下が仕
切られているので、クリーンルーム内に微細粒子を含ん
だ空気が混入することがない。
【0014】
【発明の効果】本発明のロケット発射装置においては、
対向する壁面の一方の壁面に水平に並ぶ複数の空気噴出
孔を設け、他方の壁面の上記空気噴出孔と同一高さ位置
に水平に並ぶ複数の吸気孔を設け、上記吸気孔と上記空
気噴出孔とをロケット発射装置の外周部において連通す
る送風管を設け、さらに同送風管の中に送風機を設け、
これらの各部によって水平なエア・カーテンを形成させ
て上記クレーン室とクリーンルームとを仕切るので、ク
リーンルームの空気清浄度を保ったままでクリーンルー
ム内でクレーンを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るロケット発射装置の正
面図。
【図2】図1のA−A矢視図。
【図3】図1のB−B矢視図。
【図4】上記実施例のロケット発射装置の、エア・カー
テンを含む水平面の断面図。
【図5】上記実施例のロケット発射装置の、クレーン使
用時の正面図。
【図6】図5のC−C断面矢視図。
【図7】従来のロケット発射装置の正面図(仕切りカー
テン閉鎖状態)。
【図8】従来のロケット発射装置の正面図(仕切りカー
テン開放状態)。
【符号の説明】
1 天井クレーン 2 ワイヤー 3 フック 4 クレーン室 5 噴出孔 6 吸気孔 7 ロケット(衛星搭載部) 8 クリーンルーム 9 送風管 10 送風機 11 送風機駆動電動機 12 送風制御装置 13 フィルター 14 変流翼 15 圧力計 16 仕切りカーテン 17 エア・カーテン 18 対流 19 衛星

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部にクレーン室、下部にクリーンルー
    ムが設けられるロケット発射装置において、対向する壁
    面の一方の壁面に水平に並ぶ複数の空気噴出孔を設け、
    他方の壁面の上記空気噴出孔と同一高さ位置に水平に並
    ぶ複数の吸気孔を設け、上記吸気孔と上記空気噴出孔と
    をロケット発射装置の外周部において連通する送風管を
    設け、さらに同送風管の中に送風機を設け、これらの各
    部によって水平なエア・カーテンを形成させて上記クレ
    ーン室とクリーンルームとを仕切ることを特徴とするロ
    ケット発射装置
JP28161892A 1992-10-20 1992-10-20 ロケット発射装置 Withdrawn JPH06127497A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28161892A JPH06127497A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 ロケット発射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28161892A JPH06127497A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 ロケット発射装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06127497A true JPH06127497A (ja) 1994-05-10

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ID=17641644

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JP28161892A Withdrawn JPH06127497A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 ロケット発射装置

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JP (1) JPH06127497A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014525852A (ja) * 2011-07-12 2014-10-02 ザ・ボーイング・カンパニー 複合材部品を製造するクリーンセクション及びダーティセクションを含むセル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014525852A (ja) * 2011-07-12 2014-10-02 ザ・ボーイング・カンパニー 複合材部品を製造するクリーンセクション及びダーティセクションを含むセル

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