JPH0612725Y2 - 検眼用フレーム - Google Patents
検眼用フレームInfo
- Publication number
- JPH0612725Y2 JPH0612725Y2 JP1990101653U JP10165390U JPH0612725Y2 JP H0612725 Y2 JPH0612725 Y2 JP H0612725Y2 JP 1990101653 U JP1990101653 U JP 1990101653U JP 10165390 U JP10165390 U JP 10165390U JP H0612725 Y2 JPH0612725 Y2 JP H0612725Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- nose
- nose pad
- eye
- lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Eye Examination Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、被検眼者の視力検査を行う際に使用される検
眼用フレーム、特にその鼻当て部材とハンガーの取付構
造に関するものである。
眼用フレーム、特にその鼻当て部材とハンガーの取付構
造に関するものである。
[従来の技術] 従来から、視力検査を行う場合に使用される検眼用フレ
ームとしては種々提案されているが、その一例として実
公昭62−17041号公報には、両端にツル(テンプ
ル)がそれぞれ設けられたフロントマウンティングにそ
の中央部を除く長手方向全長に延在する溝を設け、この
溝に検眼レンズが着脱自在に取り付けられるレンズホル
ダを保持するキャリアを、瞳孔間距離(以下PDと云
う)を調整し得るよう左右方向に移動調整自在に取付
け、またフロントマウンティングの中央部下面にバーを
垂設し、このバーに支持具を上下方向に移動調整自在に
取り付け、これを被検眼者の鼻または被検眼者が眼鏡を
装着したまま検眼を受ける場合はその眼鏡に当接させる
ようにしたテスト用眼フレームが開示されている。
ームとしては種々提案されているが、その一例として実
公昭62−17041号公報には、両端にツル(テンプ
ル)がそれぞれ設けられたフロントマウンティングにそ
の中央部を除く長手方向全長に延在する溝を設け、この
溝に検眼レンズが着脱自在に取り付けられるレンズホル
ダを保持するキャリアを、瞳孔間距離(以下PDと云
う)を調整し得るよう左右方向に移動調整自在に取付
け、またフロントマウンティングの中央部下面にバーを
垂設し、このバーに支持具を上下方向に移動調整自在に
取り付け、これを被検眼者の鼻または被検眼者が眼鏡を
装着したまま検眼を受ける場合はその眼鏡に当接させる
ようにしたテスト用眼フレームが開示されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記構成からなる従来の検眼用フレーム
にあっては、支持具の内孔に弾性リーフを一体に設け、
これをバーに弾性的に押し付けているため、支持具の構
造が複雑で、金型製作が面倒となり、コストが高く付く
と云う問題があった。また、支持具はブロック状で前後
方向の角度調整ができず、そのため被検眼者が自分の眼
鏡を装着したまま検眼する場合にはその眼鏡のフレーム
上に当接されるため、何等問題ないが、被検眼者の鼻に
当接する場合はその稜線の或る一点に当接するため、鼻
形に応じて最適角度で当接させることができず、鼻形に
よっては装着の安定性が悪い上鼻への負担が大きく、長
時間の検眼に被検眼者の気持ちを憂鬱にさせるなどの問
題があった。
にあっては、支持具の内孔に弾性リーフを一体に設け、
これをバーに弾性的に押し付けているため、支持具の構
造が複雑で、金型製作が面倒となり、コストが高く付く
と云う問題があった。また、支持具はブロック状で前後
方向の角度調整ができず、そのため被検眼者が自分の眼
鏡を装着したまま検眼する場合にはその眼鏡のフレーム
上に当接されるため、何等問題ないが、被検眼者の鼻に
当接する場合はその稜線の或る一点に当接するため、鼻
形に応じて最適角度で当接させることができず、鼻形に
よっては装着の安定性が悪い上鼻への負担が大きく、長
時間の検眼に被検眼者の気持ちを憂鬱にさせるなどの問
題があった。
したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、比較的
簡単な構成で鼻当て部材を被検眼者の鼻に安定且つ確実
に装着することができ、また被検眼者が眼鏡を掛けたま
ま検眼する場合には鼻当て部材の代わりにその眼鏡に当
接して本体を支持するハンガーを備えた検眼用フレーム
を提供することにある。
みてなされたもので、その目的とするところは、比較的
簡単な構成で鼻当て部材を被検眼者の鼻に安定且つ確実
に装着することができ、また被検眼者が眼鏡を掛けたま
ま検眼する場合には鼻当て部材の代わりにその眼鏡に当
接して本体を支持するハンガーを備えた検眼用フレーム
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するためになされたもので、被
検眼者の頭部に装着される本体と、検眼用レンズが装着
され前記本体に取り付けられるレンズホルダと、前記本
体に対して選択的に取り付けられる鼻当て部材およびハ
ンガーとを備え、前記本体に、貫通した鼻当て用取付穴
が、前記本体の左右方向と直交する面内の断面形状が扇
形で、かつ前記鼻当て用取付穴の上端側の開口部が、そ
の下端側の開口部よりも前記本体の前後方向において長
く、さらに前記上端側の開口部の中央が幅狭になるよう
に形成されており、前記鼻当て部材は前記鼻当て用取付
穴に摺動自在に、かつ前後方向に角度調整可能に挿通保
持される棒状体を有して被検眼者の鼻に当接され、前記
ハンガーは同じく前記鼻当て用取付穴に摺動自在に、か
つ前後方向に角度調整可能に挿通保持される棒状体を有
して被検眼者が眼鏡を掛けたまま検眼する際にその眼鏡
に当接するものである。
検眼者の頭部に装着される本体と、検眼用レンズが装着
され前記本体に取り付けられるレンズホルダと、前記本
体に対して選択的に取り付けられる鼻当て部材およびハ
ンガーとを備え、前記本体に、貫通した鼻当て用取付穴
が、前記本体の左右方向と直交する面内の断面形状が扇
形で、かつ前記鼻当て用取付穴の上端側の開口部が、そ
の下端側の開口部よりも前記本体の前後方向において長
く、さらに前記上端側の開口部の中央が幅狭になるよう
に形成されており、前記鼻当て部材は前記鼻当て用取付
穴に摺動自在に、かつ前後方向に角度調整可能に挿通保
持される棒状体を有して被検眼者の鼻に当接され、前記
ハンガーは同じく前記鼻当て用取付穴に摺動自在に、か
つ前後方向に角度調整可能に挿通保持される棒状体を有
して被検眼者が眼鏡を掛けたまま検眼する際にその眼鏡
に当接するものである。
[作用] 本考案において、本体の鼻当て用取付穴は鼻当て部材ま
たはハンガーを摺動自在にかつ前後方向に角度調整自在
に保持し、これらを鼻もしくは眼鏡対し最適角度で当接
させる。ハンガーは被検眼者の眼鏡のフレームに上方か
ら当接することで、本体を安定に支持する。
たはハンガーを摺動自在にかつ前後方向に角度調整自在
に保持し、これらを鼻もしくは眼鏡対し最適角度で当接
させる。ハンガーは被検眼者の眼鏡のフレームに上方か
ら当接することで、本体を安定に支持する。
[実施例] 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
する。
第1図は本考案に係る検眼用フレームの一実施例を示す
斜視図、第2図は同検眼用フレームの分解斜視図、第3
図は第1図のIII−III線拡大断面図、第4図は第1図の
IV−IV線拡大断面図、第5図は第1図のV−V線拡大断
面図、第6図は本体の要部斜視図である。これらの図に
おいて、全体を符号1で示す検眼用フレームは、鼻当て
部材3とレンズホルダ4を保持し被検眼者の頭部に装着
される本体2を備えている。
斜視図、第2図は同検眼用フレームの分解斜視図、第3
図は第1図のIII−III線拡大断面図、第4図は第1図の
IV−IV線拡大断面図、第5図は第1図のV−V線拡大断
面図、第6図は本体の要部斜視図である。これらの図に
おいて、全体を符号1で示す検眼用フレームは、鼻当て
部材3とレンズホルダ4を保持し被検眼者の頭部に装着
される本体2を備えている。
前記本体2は、ABS樹脂、アセテート、セルロース系
等の合成樹脂からなる弾性体によって一体成形されてお
り、被検眼者の側頭部に密接する左右一対のテンプル
7、8と、両端(もしくは端部付近)に前記各テンプル
7、8の前端が連結されるフロントマウンチング9とで
構成されている。樹脂製の本体2は、表面処理、充填剤
の充填等が自由にできる利点を有する。但し、弾性体で
あれば樹脂に限らず金属でもよく、また一体成形される
ものに限らず、テンプル6、7とフロントマウンティン
グ9をヒンジによって連結したものであってもよい。
等の合成樹脂からなる弾性体によって一体成形されてお
り、被検眼者の側頭部に密接する左右一対のテンプル
7、8と、両端(もしくは端部付近)に前記各テンプル
7、8の前端が連結されるフロントマウンチング9とで
構成されている。樹脂製の本体2は、表面処理、充填剤
の充填等が自由にできる利点を有する。但し、弾性体で
あれば樹脂に限らず金属でもよく、また一体成形される
ものに限らず、テンプル6、7とフロントマウンティン
グ9をヒンジによって連結したものであってもよい。
前記各テンプル7、8は、着脱操作時に曲げ応力がテン
プル7、8とフロントマウンティング9との接続部に集
中するのを防ぐため前端部寄りに幅広の屈曲部10が設
けられ、後端部が着脱操作時の髪の乱れを少なくするた
め後方に直線状にかつ幅が徐々に減少するように延在す
ることにより、先細りしたかんざし状とされる。したが
って、本体2を頭部に装着する際には、テンプル7、8
の後端部を毛の中に前方から差し込み、耳部に載せれば
よい。
プル7、8とフロントマウンティング9との接続部に集
中するのを防ぐため前端部寄りに幅広の屈曲部10が設
けられ、後端部が着脱操作時の髪の乱れを少なくするた
め後方に直線状にかつ幅が徐々に減少するように延在す
ることにより、先細りしたかんざし状とされる。したが
って、本体2を頭部に装着する際には、テンプル7、8
の後端部を毛の中に前方から差し込み、耳部に載せれば
よい。
前記フロントマウンティング9の幅方向中央には、前記
鼻当て部材3またはハンガー14(第8図、第9図)を
選択的に取り付けるための鼻当て用取付穴15が上下面
に貫通して形成されている。この鼻当て用取付穴15
は、左右方向中央線を通りかつ左右方向と直交する縦断
面形状が第3図に示すように扇形で、下端側開口部が丸
穴、上端側開口部が前後方向に長く中央部が幅狭となる
数字の「8」の字形とされ、鼻当て部材3またはハンガ
ー14の前後方向の角度調整を可能にしている。鼻当て
用取付穴15の中心角αは、15°程度で、その前壁が
前方に15°傾斜し、後壁が略垂直とされる。
鼻当て部材3またはハンガー14(第8図、第9図)を
選択的に取り付けるための鼻当て用取付穴15が上下面
に貫通して形成されている。この鼻当て用取付穴15
は、左右方向中央線を通りかつ左右方向と直交する縦断
面形状が第3図に示すように扇形で、下端側開口部が丸
穴、上端側開口部が前後方向に長く中央部が幅狭となる
数字の「8」の字形とされ、鼻当て部材3またはハンガ
ー14の前後方向の角度調整を可能にしている。鼻当て
用取付穴15の中心角αは、15°程度で、その前壁が
前方に15°傾斜し、後壁が略垂直とされる。
前記鼻当て部材3は、適宜な樹脂材料によってフォーク
状に形成され、前記鼻当て用取付穴15に摺動自在に差
し込まれる本体3Aと、本体3Aの下端に二股状に分岐
して設けられ、被検眼者の鼻の両側部を挟み込むように
上方から当接される鼻当て部3Bとで構成されている。
本体3Aは丸棒状体からなり、鼻当て用取付穴15に下
方から挿入され、該穴15との摩擦力によって任意の高
さ位置に、また前後方向に角度調整自在に保持される。
この鼻当て部材3は、或る程度の外力を加えない限りず
り落ちたり、角度が変化したりすることはない。鼻当て
部材3の角度調整に際しては、上述したように鼻当て用
取付穴15の縦断面形状が扇形で、その上端側開口部の
中央部が幅狭とされることにより、第3図に示すように
本体3Aが鼻当て用取付穴15の後壁に密接する略垂直
な角度位置と、前壁に密接する前方へ略15°傾斜した
角度位置の2位置に選択的に係止される。
状に形成され、前記鼻当て用取付穴15に摺動自在に差
し込まれる本体3Aと、本体3Aの下端に二股状に分岐
して設けられ、被検眼者の鼻の両側部を挟み込むように
上方から当接される鼻当て部3Bとで構成されている。
本体3Aは丸棒状体からなり、鼻当て用取付穴15に下
方から挿入され、該穴15との摩擦力によって任意の高
さ位置に、また前後方向に角度調整自在に保持される。
この鼻当て部材3は、或る程度の外力を加えない限りず
り落ちたり、角度が変化したりすることはない。鼻当て
部材3の角度調整に際しては、上述したように鼻当て用
取付穴15の縦断面形状が扇形で、その上端側開口部の
中央部が幅狭とされることにより、第3図に示すように
本体3Aが鼻当て用取付穴15の後壁に密接する略垂直
な角度位置と、前壁に密接する前方へ略15°傾斜した
角度位置の2位置に選択的に係止される。
第7図は鼻当て部材3の変形例で、本体3Aを後方に適
宜角度Θ(例えば15°)傾斜させたものである。な
お、鼻当て部材3としてはこの他種々の変形、変更が可
能であり、例えばレンズホルダ保持部材6(後述する)
の前面中央に突起を突設し、本体3Aの後面に前記突起
に対して選択的に嵌合する複数個の嵌合凹部を適宜間隔
をおいて高さ方向に設けたり、あるいはまた鼻当て部3
Bの長さや開き角γ(b図)を被検眼者の年齢、鼻形等
に応じて変え、使い分けるようにしてもよいことは勿論
である。
宜角度Θ(例えば15°)傾斜させたものである。な
お、鼻当て部材3としてはこの他種々の変形、変更が可
能であり、例えばレンズホルダ保持部材6(後述する)
の前面中央に突起を突設し、本体3Aの後面に前記突起
に対して選択的に嵌合する複数個の嵌合凹部を適宜間隔
をおいて高さ方向に設けたり、あるいはまた鼻当て部3
Bの長さや開き角γ(b図)を被検眼者の年齢、鼻形等
に応じて変え、使い分けるようにしてもよいことは勿論
である。
前記鼻当て部材3は、被検眼者が眼鏡を装着したままで
検眼する場合には使用不能で、その場合は第8図および
第9図に示すハンガー14が鼻当て部材3の代わりに前
記鼻当て用取付穴15に装着される。このハンガー14
は、樹脂によって一体に形成され、棒状体14Aと、棒
状体14Aの下端に設けられた水平な当接部14Bとで
構成されている。棒状体14Aは、丸棒状体で、鼻当て
用取付穴15に着脱自在に、また高さ調整および前後方
向に角度調整自在に挿入され摩擦力によって適宜高さ
と、上記した略垂直な位置と前方に15°傾斜した2位
置に選択的に保持される。当接部14Bは、被検眼者の
眼鏡19のリム上面に当接され、これによって検眼用フ
レーム1の安定を図るようにしている。
検眼する場合には使用不能で、その場合は第8図および
第9図に示すハンガー14が鼻当て部材3の代わりに前
記鼻当て用取付穴15に装着される。このハンガー14
は、樹脂によって一体に形成され、棒状体14Aと、棒
状体14Aの下端に設けられた水平な当接部14Bとで
構成されている。棒状体14Aは、丸棒状体で、鼻当て
用取付穴15に着脱自在に、また高さ調整および前後方
向に角度調整自在に挿入され摩擦力によって適宜高さ
と、上記した略垂直な位置と前方に15°傾斜した2位
置に選択的に保持される。当接部14Bは、被検眼者の
眼鏡19のリム上面に当接され、これによって検眼用フ
レーム1の安定を図るようにしている。
なお、ハンガー14については当接部14Bが各種眼鏡
のリム上面に当接するに十分な幅を有するものであれ
ば、特に前後方向の角度調整を必要としない。
のリム上面に当接するに十分な幅を有するものであれ
ば、特に前後方向の角度調整を必要としない。
前記レンズホルダ保持部材6は前記フロントマウンティ
ング9の前面に着脱自在に取り付けられるもので、該フ
ロントマウンティング9との接合面間には下方および本
体2の両側に開放する断面形状が略T字形のガイド溝2
0(第4図)が形成されており、このガイド溝20によ
って前記レンズホルダ4を左右方向に摺動自在に保持し
ている。
ング9の前面に着脱自在に取り付けられるもので、該フ
ロントマウンティング9との接合面間には下方および本
体2の両側に開放する断面形状が略T字形のガイド溝2
0(第4図)が形成されており、このガイド溝20によ
って前記レンズホルダ4を左右方向に摺動自在に保持し
ている。
第3図〜第5図はレンズホルダ保持部材6の取付構造を
示すもので、フロントマウンティング9の前面および下
面に係合手段を形成する複数個の小さな嵌合凹部22お
よび突起23が設けられ、これらにレンズホルダ保持部
材6の裏面および下面に設けた突起24および嵌合凹部
25を嵌合させることで、レンズホルダ保持部材6がフ
ロントマウンティング9の前面に着脱自在に取付けられ
る。
示すもので、フロントマウンティング9の前面および下
面に係合手段を形成する複数個の小さな嵌合凹部22お
よび突起23が設けられ、これらにレンズホルダ保持部
材6の裏面および下面に設けた突起24および嵌合凹部
25を嵌合させることで、レンズホルダ保持部材6がフ
ロントマウンティング9の前面に着脱自在に取付けられ
る。
また、レンズホルダ保持部材6の裏面中央部にはフロン
トマウンティング9の前面中央部に突設された突部26
(第2図)と嵌合する凹部27が設けられている。この
ため、ガイド溝20は、フロントマウンティング9の中
央部において分断されている。また、ガイド溝20は、
レンズホルダ保持部材6をフロントマウンティング9か
ら取り外すと開き、容易に掃除されるようになってい
る。
トマウンティング9の前面中央部に突設された突部26
(第2図)と嵌合する凹部27が設けられている。この
ため、ガイド溝20は、フロントマウンティング9の中
央部において分断されている。また、ガイド溝20は、
レンズホルダ保持部材6をフロントマウンティング9か
ら取り外すと開き、容易に掃除されるようになってい
る。
なお、レンズホルダ保持部材6の前面にはPDを表示す
る目盛り30(第1図、第2図)が刻設されている。
る目盛り30(第1図、第2図)が刻設されている。
前記レンズホルダ4は、樹脂材料によって一体もしくは
分割形成されるもので、本実施例においては上下方向に
2分割形成された分割タイプのものを示す。
分割形成されるもので、本実施例においては上下方向に
2分割形成された分割タイプのものを示す。
この分割タイプのレンズホルダ4の構成を第2図に基づ
いて詳細に説明すると、下方に開放し、前面に乱視の軸
度目盛り31が表示された略半円形の板状体からなる上
ホルダ4Aと、上方に開放する半円筒状の下ホルダ4B
とを備えている。上ホルダ4Aの上面中央部には上方に
延在する矩形の板部32が一体に延設され、下端部両側
面にはそれぞれ一対からなる弾性係合片33が一体に突
設され、さらに前記板部32の上端には前記ガイド溝2
0に摺動可能に挿入保持される側面視T字形のスライダ
34が一体に設けられている。下ホルダ4Bの内面には
検眼レンズ35の周縁下半部を収容保持する、例えば3
つのレンズ溝36a、36b、36cおよび一つのホル
ダ用溝36dと、これらの溝を画成する溝壁37とが前
後方向に所定の間隔をおいて形成され、また両側面上部
後端寄りには前記上ホルダ4Aの弾性係合片33が挿入
係合される係合孔38が前記ホルダ用溝36dに連通す
るよう形成されている。上ホルダ4Aと下ホルダ4Bの
結合に際しては、上ホルダ4Aの下端部間の間隔を狭め
て下ホルダ4Bのホルダ用溝36dに上方から挿入し、
弾性係合片33を内側から係合孔38に挿入係合させる
ことで、上ホルダ4Aと下ホルダ4Bとを一体的に結合
することができる。
いて詳細に説明すると、下方に開放し、前面に乱視の軸
度目盛り31が表示された略半円形の板状体からなる上
ホルダ4Aと、上方に開放する半円筒状の下ホルダ4B
とを備えている。上ホルダ4Aの上面中央部には上方に
延在する矩形の板部32が一体に延設され、下端部両側
面にはそれぞれ一対からなる弾性係合片33が一体に突
設され、さらに前記板部32の上端には前記ガイド溝2
0に摺動可能に挿入保持される側面視T字形のスライダ
34が一体に設けられている。下ホルダ4Bの内面には
検眼レンズ35の周縁下半部を収容保持する、例えば3
つのレンズ溝36a、36b、36cおよび一つのホル
ダ用溝36dと、これらの溝を画成する溝壁37とが前
後方向に所定の間隔をおいて形成され、また両側面上部
後端寄りには前記上ホルダ4Aの弾性係合片33が挿入
係合される係合孔38が前記ホルダ用溝36dに連通す
るよう形成されている。上ホルダ4Aと下ホルダ4Bの
結合に際しては、上ホルダ4Aの下端部間の間隔を狭め
て下ホルダ4Bのホルダ用溝36dに上方から挿入し、
弾性係合片33を内側から係合孔38に挿入係合させる
ことで、上ホルダ4Aと下ホルダ4Bとを一体的に結合
することができる。
前記レンズ溝36a、36b、36cは、各種の検眼レ
ンズ(例えば35φ、40φ多焦点レンズ等)を併用で
きるようその溝径をそれぞれ異ならせて形成される。
ンズ(例えば35φ、40φ多焦点レンズ等)を併用で
きるようその溝径をそれぞれ異ならせて形成される。
遠用または近用の検査時には、レンズ溝36bに乱視の
検眼用レンズを入れ、レンズ溝36a、36cに球面レ
ンズを入れる。遠近両用(上度付きの場合)の検査時に
は、レンズ溝36aに二焦点または累進焦点レンズ(上
平のレンズ)を入れ、レンズ溝36bに球面レンズを入
れる。遠近両用(上平の場合)の検査時は、一方のレン
ズホルダ4に上平の二焦点または累進焦点レンズ(上平
のレンズ)を入れる。
検眼用レンズを入れ、レンズ溝36a、36cに球面レ
ンズを入れる。遠近両用(上度付きの場合)の検査時に
は、レンズ溝36aに二焦点または累進焦点レンズ(上
平のレンズ)を入れ、レンズ溝36bに球面レンズを入
れる。遠近両用(上平の場合)の検査時は、一方のレン
ズホルダ4に上平の二焦点または累進焦点レンズ(上平
のレンズ)を入れる。
そして、このように構成されたレンズホルダ4はスライ
ダ34が本体2の側方からガイド溝20に摺動自在に挿
入されることで、フロントマウンティング9の下方に吊
り下げられ、ガイド溝20とスライダ34との間の適度
な摩擦力によって瞳孔間位置に安定に保持される。検査
終了後は、ガイド溝20から抜き出されて分解されるこ
とにより、前記ガイド溝20と同様、レンズ溝36a〜
36cおよびホルダ用溝36dを容易に掃除することが
できる。
ダ34が本体2の側方からガイド溝20に摺動自在に挿
入されることで、フロントマウンティング9の下方に吊
り下げられ、ガイド溝20とスライダ34との間の適度
な摩擦力によって瞳孔間位置に安定に保持される。検査
終了後は、ガイド溝20から抜き出されて分解されるこ
とにより、前記ガイド溝20と同様、レンズ溝36a〜
36cおよびホルダ用溝36dを容易に掃除することが
できる。
なお、レンズホルダ4としては、上記構成に特定される
ものではなく、種々の変更、変形が可能である。また、
ガイド溝20を前方側に医学的に好ましい角度、例えば
10°〜15°傾斜させて設けると、レンズホルダ4を
前方に傾斜させることができ、通常の眼鏡を掛けた状態
と程同一の状態での検眼を行うことができる。
ものではなく、種々の変更、変形が可能である。また、
ガイド溝20を前方側に医学的に好ましい角度、例えば
10°〜15°傾斜させて設けると、レンズホルダ4を
前方に傾斜させることができ、通常の眼鏡を掛けた状態
と程同一の状態での検眼を行うことができる。
かくしてこのような構成からなる検眼用フレーム1にあ
っては、全ての構成部品が樹脂材料の場合、金属製のも
のと異なり、安価で軽量であるばかりか、適度な弾性を
有して肌に優しく馴染め、また部品点数が少なくデザイ
ン的にも斬新であるため、被検眼者が長時間快く装着す
ることができる。また、鼻当て部材3は丸棒によってフ
ォーク状に形成され、本体2に着脱自在に、且つ高さ調
整および前後方向に角度調整自在に取り付けられるもの
であるため、被検眼者の鼻に柔らかく接触して装着感が
良好で、眼鏡を掛けた場合に近い状態で検査することが
き、肉体的負担を少なくする。したがって、長時間の検
査の間快く装着することができる。検査後は本体2から
取り外せば、簡単に掃除することができるため、衛生的
で被検眼者の不快感を取り除くことができる。さらに、
鼻当て部材3のスペアを準備しておけば、検眼毎に常に
新しいものを使用することができる。
っては、全ての構成部品が樹脂材料の場合、金属製のも
のと異なり、安価で軽量であるばかりか、適度な弾性を
有して肌に優しく馴染め、また部品点数が少なくデザイ
ン的にも斬新であるため、被検眼者が長時間快く装着す
ることができる。また、鼻当て部材3は丸棒によってフ
ォーク状に形成され、本体2に着脱自在に、且つ高さ調
整および前後方向に角度調整自在に取り付けられるもの
であるため、被検眼者の鼻に柔らかく接触して装着感が
良好で、眼鏡を掛けた場合に近い状態で検査することが
き、肉体的負担を少なくする。したがって、長時間の検
査の間快く装着することができる。検査後は本体2から
取り外せば、簡単に掃除することができるため、衛生的
で被検眼者の不快感を取り除くことができる。さらに、
鼻当て部材3のスペアを準備しておけば、検眼毎に常に
新しいものを使用することができる。
また、本考案におけるハンガー14も鼻当て部材3と同
様、構造が簡単で本体2に着脱自在にかつ長さ調整自在
に取り付けられ、被検眼者の眼鏡に当接することで、本
体2を安定に支持することができる。
様、構造が簡単で本体2に着脱自在にかつ長さ調整自在
に取り付けられ、被検眼者の眼鏡に当接することで、本
体2を安定に支持することができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る検眼用フレームは、本
体に大して選択的に取り付けられる鼻当て部材と、ハン
ガーとを備え、鼻当て部材を眼鏡を掛けないで検眼する
時に使用して被検眼者の鼻に当て、ハンガーを眼鏡を掛
けたまま検眼する際に用いて本体を支持するように構成
したので、眼鏡を装用しない被検眼者はもとより眼鏡を
掛けたままでも検眼することができ、またこれら鼻当て
部材およびハンガーは本体に対して摺動自在にかつ前後
方向の角度調整自在に取り付けられるため、鼻形、眼鏡
の異なる被検眼者であっても装着感が良好で、被検眼者
への肉体的負担が少なく、長時間の検査に十分耐え得る
など、その効果は非常に大である。
体に大して選択的に取り付けられる鼻当て部材と、ハン
ガーとを備え、鼻当て部材を眼鏡を掛けないで検眼する
時に使用して被検眼者の鼻に当て、ハンガーを眼鏡を掛
けたまま検眼する際に用いて本体を支持するように構成
したので、眼鏡を装用しない被検眼者はもとより眼鏡を
掛けたままでも検眼することができ、またこれら鼻当て
部材およびハンガーは本体に対して摺動自在にかつ前後
方向の角度調整自在に取り付けられるため、鼻形、眼鏡
の異なる被検眼者であっても装着感が良好で、被検眼者
への肉体的負担が少なく、長時間の検査に十分耐え得る
など、その効果は非常に大である。
第1図は本考案に係る検眼用フレームの一実施例を示す
斜視図、第2図は同検眼用フレームの分解斜視図、第3
図は第1図のIII−III線拡大断面図、第4図は第1図の
IV−IV線拡大断面図、第5図は第1図のV−V線拡大断
面図、第6図は本体の要部斜視図、第7図は鼻当て部材
の他の実施例を示す図、第8図はハンガーを使用する場
合の斜視図、第9図はハンガーの斜視図である。 1……検眼用フレーム、2……本体、3……鼻当て部
材、3A……本体、3B……鼻当て部、4……レンズホ
ルダ、6……レンズホルダ保持部材、7、8……テンプ
ル、9……フロントマウンティング、14……ハンガ
ー、14A……棒状体、14B……当接部、15……鼻
当て用取付穴、35……検眼レンズ。
斜視図、第2図は同検眼用フレームの分解斜視図、第3
図は第1図のIII−III線拡大断面図、第4図は第1図の
IV−IV線拡大断面図、第5図は第1図のV−V線拡大断
面図、第6図は本体の要部斜視図、第7図は鼻当て部材
の他の実施例を示す図、第8図はハンガーを使用する場
合の斜視図、第9図はハンガーの斜視図である。 1……検眼用フレーム、2……本体、3……鼻当て部
材、3A……本体、3B……鼻当て部、4……レンズホ
ルダ、6……レンズホルダ保持部材、7、8……テンプ
ル、9……フロントマウンティング、14……ハンガ
ー、14A……棒状体、14B……当接部、15……鼻
当て用取付穴、35……検眼レンズ。
Claims (1)
- 【請求項1】被検眼者の頭部に装着される本体と、検眼
用レンズが装着され前記本体に取り付けられるレンズホ
ルダと、前記本体に対して選択的に取り付けられる鼻当
て部材およびハンガーとを備え、 前記本体に、貫通した鼻当て用取付穴が、前記本体の左
右方向と直交する面内の断面形状が扇形で、かつ前記鼻
当て用取付穴の上端側の開口部が、その下端側の開口部
よりも前記本体の前後方向において長く、さらに前記上
端側の開口部の中央が幅狭になるように形成されてお
り、 前記鼻当て部材は前記鼻当て用取付穴に摺動自在に、か
つ前後方向に角度調整可能に挿通保持される棒状体を有
して被検眼者の鼻に当接され、 前記ハンガーは同じく前記鼻当て用取付穴に摺動自在
に、かつ前後方向に角度調整可能に挿通保持される棒状
体を有して被検眼者が眼鏡を掛けたまま検眼する際にそ
の眼鏡に当接することを特徴とする検眼用フレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990101653U JPH0612725Y2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 検眼用フレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990101653U JPH0612725Y2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 検眼用フレーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0458209U JPH0458209U (ja) | 1992-05-19 |
JPH0612725Y2 true JPH0612725Y2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=31845306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990101653U Expired - Lifetime JPH0612725Y2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 検眼用フレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612725Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58152534A (ja) * | 1982-03-04 | 1983-09-10 | 株式会社高木製作所 | レンズ選定用クロスシリンダ− |
-
1990
- 1990-09-28 JP JP1990101653U patent/JPH0612725Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58152534A (ja) * | 1982-03-04 | 1983-09-10 | 株式会社高木製作所 | レンズ選定用クロスシリンダ− |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0458209U (ja) | 1992-05-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |