JPH0612647Y2 - 歯刷子 - Google Patents

歯刷子

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JPH0612647Y2
JPH0612647Y2 JP1987167917U JP16791787U JPH0612647Y2 JP H0612647 Y2 JPH0612647 Y2 JP H0612647Y2 JP 1987167917 U JP1987167917 U JP 1987167917U JP 16791787 U JP16791787 U JP 16791787U JP H0612647 Y2 JPH0612647 Y2 JP H0612647Y2
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JP
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brush
toothbrush
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soft
handle head
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和俊 遠藤
恒夫 梅沢
龍 伊藤
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Lion Corp
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Lion Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、清掃効果とマッサージ効果をあわせもつ歯刷
子に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、上記歯刷子として、ハンドル頭部の幅方向両方の
外側部分に軟質の刷毛を、幅方向内側部分に硬質の刷毛
をそれぞれ植毛して植毛部を形成した、いわゆるダブル
植毛型の歯刷子が知られている。これは、内側の硬質刷
毛によって清掃効果を維持しつつ、外側の軟質刷毛によ
りマッサージ効果を狙ったものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このダブル植毛型の歯刷子では、通常、
前記軟質刷毛,硬質刷毛の両者を同一種類の比較的硬質
のエンジニアリングプラスチックからなるモノフィラメ
ント、例えばナイロンモノフィラメントで形成すると共
に、外側の刷毛のモノフィラメントは、その径を細くす
ることにより軟質とするものであるため、該軟質刷毛の
腰の強さが不十分で、新品では整然と収束されていた軟
質刷毛が短期間の使用でへたって散毛状態になり、歯茎
(歯肉)の的確なマッサージを行うことができなくなっ
てしまうという欠点があった。
刷毛に硬,軟の差を与える別の方法として硬質の素材と
軟質の素材を選択することも可能であるが、従来の素材
では優れたマッサージ効果と耐久性を兼ね備えた刷毛用
モノフィラメントを得ることは困難であった。
すなわち軟質刷毛を、例えば合成ゴムを圧縮成形して得
たモノフィラメントで形成することが考えられるが、こ
の場合、極太のものは比較的容易に成形可能であるもの
の、従来の歯刷子に使用されているナイロンモノフィラ
メントと同程度に細い直径150〜250μmのモノフィラメ
ントを得ようとすると、金型の構造が複雑となるだけで
なく、成形時に合成ゴムが金型のモノフィラメント成形
部分の先端部まで十分に充填されにくいため長さが不揃
いのモノフィラメントが得られがちである。また、合成
ゴムを圧縮成形して、板状の基部に比較的細い径の線状
体を多数突設した形体の刷毛部を形成し、これをハンド
ル頭部の外側部分に接着することも可能であるが、それ
でも前記線状体の耐久性が不十分で実用性に欠けるう
え、前記刷毛部の成形及び前記接着工程が煩雑となる欠
点がある。このため、耐久性を確保するには合成ゴムを
棒状体等、極太のものに成形しなければならないが、そ
うすると歯茎の凹凸部分や奥まった部分のマッサージが
不十分となるという欠点があった。
本考案は、従来のものの上記問題点を解消し清掃効果お
よびマッサージ効果が高く、歯茎等をいためる心配がな
く、しかも耐久性等に優れた歯刷子を簡便な装置,工程
により提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、ハンドル頭部に刷毛を植毛して植毛部を形成
した歯刷子において、前記ハンドル頭部の幅方向両方の
外側部分にポリエステル系熱可塑性エラストマーからな
るモノフィラメントの刷毛を植毛し、該ハンドル頭部の
幅方向内側部分に前記外側刷毛より硬質のナイロンモノ
フィラメントの刷毛を植毛したことを特徴とする歯刷子
である。
前記ポリエステル系熱可塑性エラストマーは、次の構造
で示される硬,軟のセグメントを分子鎖中にあわせ持つ
合成高分子材料であって、ゴム弾性を有するエンジニア
リングプラスチックすなわちエンジニアリングエラスト
マーの一種である。一方ナイロン,ポリカーボネート,
ABSなどは工業用用途や構造素材用に使用される狭義
のエンジニアリングプラスチックであり、エンジニアリ
ングエラストマーのようなゴム弾性を有するものではな
い。
そして、前記ポリエステル系熱可塑性エラストマーはナ
イロン等と同様に溶融紡糸により容易にモノフィラメン
トに成形することが可能であり、該モノフィラメントを
適宜の倍率で延伸して刷毛用モノフィラメントが得られ
るものであって、優れた機械的性質すなわち反撥弾性,
耐屈曲疲労性,耐摩耗性、耐老化性を有すると共に、低
温における柔軟性保持や高温での諸持性保持も良好であ
るうえ、耐油性,耐薬品性などの化学的性質にも優れて
いるため、ダブル植毛型の歯刷子用の軟質刷毛として極
めて好適であってポリウレタン系,ポリスチレン系等の
他の熱可塑性エラストマーを使用した場合に比べて、よ
り耐久性に優れた軟質刷毛となるものである。
〔作用〕
ハンドル頭部の幅方向両方の外側部分に軟質刷毛である
ポリエステル系熱可塑性エラストマーのモノフィラメン
トの刷毛を植毛したから、歯茎等を痛めることなく該歯
茎の凹凸部や奥まった部分まで的確にマッサージするこ
とができ、耐屈曲疲労性等の機械的特性及び化学的性質
が優れているので使用時の耐久性が良好で、刷毛が散毛
状態になりにくいし、熱湯で洗浄しても刷毛の強度等が
低下したり老化することはない。
また、ハンドル頭部の幅方向内側部分に硬質刷毛である
ナイロンモノフィラメントの刷毛を植毛したから、ナイ
ロンモノフィラメントのみを刷毛として植毛した従来の
歯刷子と同等の清掃効果を有するものである。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、この歯刷
子は、ハンドル1の頭部2の両側部にポリエステル系熱
可塑性エラストマーのモノフィラメントからなる刷毛3
を1列ずつ植毛し、頭部2の内側にナイロンモノフィラ
メントからなる刷毛4を2列植毛して植毛部5を形成し
たものである。なお6は貫通孔である。
前記刷毛3は、前記エラストマーを溶融紡糸したのち熱
延伸して得た直径250μmのモノフィラメントの11
〜12本を束ね、これを、植毛穴(図示せず)に平線を
打ち込むことにより植毛したものである。前記刷毛4
は、従来、通常の歯刷子に採用されているナイロンモノ
フィラメントを束ね、平線を打ち込んで植毛したもので
ある。
この歯刷子では、植毛部5の刷毛4によって高い清掃効
果を維持しつつ、外側の刷毛3により歯茎への感触の柔
らかい極めて使用感の高いマッサージ効果が得られ、該
刷毛3の耐久性も刷毛4と同等に良好である。また、こ
の歯刷子では植毛形態が従来の歯刷子と変わらないため
使用時に違和感がなく、食物残渣等の洗い落としも楽で
あり衛生的であるし、刷毛3,4の形成及び植毛のため
の装置や器材として従来のものを、そのまま使用でき特
別な製造設備の追加や改造を行う必要がないという利点
もある。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案のダブル植毛歯刷子では、ハ
ンドル頭部の外側にポリエステル系熱可塑性エラストマ
ーのモノフィラメントからなる軟質刷毛を、内側に前記
外側刷毛より硬質のナイロンモノフィラメントからなる
硬質刷毛を、それぞれ植毛したから、該硬質刷毛によ
り、従来のナイロンモノフィラメントからなる刷毛のみ
を植毛した清掃専用の歯刷子と同等の良好な清掃効果が
得られると共に、前記軟質刷毛により、歯茎を痛めるこ
となくこれを効率良くマッサージすることができるう
え、該軟質刷毛の耐久性も前記硬質刷毛と同等に優れて
おり、また、軟質刷毛の製造と植毛は、軟質刷毛と同様
の装置,工程で行える利点があり、極めて実用性の高い
歯刷子となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の平面図、第2図はその正面図
である。 1……ハンドル、2……頭部、3,4……刷毛、5……
植毛部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドル頭部に刷毛を植毛して植毛部を形
    成した歯刷子において、前記ハンドル頭部の幅方向両方
    の外側部分にポリエステル系熱可塑性エラストマーから
    なるモノフィラメントの刷毛を植毛し、該ハンドル頭部
    の幅方向内側部分に前記外側刷毛より硬質のナイロンモ
    ノフィラメントの刷毛を植毛したことを特徴とする歯刷
    子。
JP1987167917U 1987-11-04 1987-11-04 歯刷子 Expired - Lifetime JPH0612647Y2 (ja)

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JPH0172128U JPH0172128U (ja) 1989-05-15
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JP4396992B2 (ja) 2003-04-23 2010-01-13 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 電動歯ブラシ
JP4992285B2 (ja) * 2006-04-21 2012-08-08 サンスター株式会社 歯ブラシ

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