JPH06125B2 - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
- Publication number
- JPH06125B2 JPH06125B2 JP57185970A JP18597082A JPH06125B2 JP H06125 B2 JPH06125 B2 JP H06125B2 JP 57185970 A JP57185970 A JP 57185970A JP 18597082 A JP18597082 A JP 18597082A JP H06125 B2 JPH06125 B2 JP H06125B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tissue
- ultrasonic
- ultrasonic transducer
- needle
- probe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は超音波診断装置、特に各超音波振動子から被検
体に超音波を送波させ被検体からの受波信号に基づいて
超音波画像表示を行う装置に関する。
体に超音波を送波させ被検体からの受波信号に基づいて
超音波画像表示を行う装置に関する。
超音波断層法により、体腔内の臓器等を描出しながら穿
刺針にて所望の生体組織片の採取その他のいわゆる穿刺
を行う超音波穿刺装置が周知であり、ドレナージ(排
膿)、バイオプシ(生体検査)及び造影に広く使用され
ている。
刺針にて所望の生体組織片の採取その他のいわゆる穿刺
を行う超音波穿刺装置が周知であり、ドレナージ(排
膿)、バイオプシ(生体検査)及び造影に広く使用され
ている。
そして、かかる従来の超音波穿刺装置による穿刺、例え
ば生体組織片の検査は次のように行われていた。まず超
音波にて診断を行い病巣部を発見し、その病巣部を見な
がら第1図で示されるような穿刺針10を所望の検査位
置まで刺入する。この穿刺針10は中空の外針12と外
針12内に挿入される中実の内針14とから成り、穿刺
針10の先端が所望の検査位置まで到達すると、内針1
4を抜き取り、外針12の上端部に吸引器(図示せず)
を取り付ける。そして、吸引器の吸引作用により病巣部
の組織片を剥離して摘出し、それを調べることによって
病名の判定を行っていた。
ば生体組織片の検査は次のように行われていた。まず超
音波にて診断を行い病巣部を発見し、その病巣部を見な
がら第1図で示されるような穿刺針10を所望の検査位
置まで刺入する。この穿刺針10は中空の外針12と外
針12内に挿入される中実の内針14とから成り、穿刺
針10の先端が所望の検査位置まで到達すると、内針1
4を抜き取り、外針12の上端部に吸引器(図示せず)
を取り付ける。そして、吸引器の吸引作用により病巣部
の組織片を剥離して摘出し、それを調べることによって
病名の判定を行っていた。
しかしながら、この種の超音波穿刺装置においては、臓
器等の組織片を摘出してから検査を行わなければならな
いので、次のような問題があった。例えば、ガン細胞の
摘出時に組織片の一部を落とした合倍、ガン細胞が正常
な組織に転移する危険が生じ、また組織片の摘出により
臓器等に少なからず損傷を与える等の欠点があつた。更
に摘出した組織片は変化してしまうので、組織片を生体
のまま検査することができないという欠点があつた。
器等の組織片を摘出してから検査を行わなければならな
いので、次のような問題があった。例えば、ガン細胞の
摘出時に組織片の一部を落とした合倍、ガン細胞が正常
な組織に転移する危険が生じ、また組織片の摘出により
臓器等に少なからず損傷を与える等の欠点があつた。更
に摘出した組織片は変化してしまうので、組織片を生体
のまま検査することができないという欠点があつた。
本発明は前述した従来の課題に鑑みなされたもので、そ
の目的は組織片を摘出することなく組織片を生体のまま
検査することができる超音波診断装置を提供することに
ある。
の目的は組織片を摘出することなく組織片を生体のまま
検査することができる超音波診断装置を提供することに
ある。
上記目的を達成するために、本発明は中実の内針及びこ
の内針が挿入される中空の外針を有し被検体中に直接穿
刺される穿刺針と、内針と着脱交換自在に穿刺針内に挿
入される探触筒、探触筒の先端に固定される1個の超音
波振動子、超音波振動子の先端に被着され超音波振動子
を被検体の組織から保護するとともに被検体の組織と音
響インピーダンス的に調和させる音響レンズを有する探
触子と、を備え、穿刺状態で超音波振動子から組織に単
ビームを送波させ、組織からの受波信号に基づいて超音
波画像表示を行うことを特徴とする。
の内針が挿入される中空の外針を有し被検体中に直接穿
刺される穿刺針と、内針と着脱交換自在に穿刺針内に挿
入される探触筒、探触筒の先端に固定される1個の超音
波振動子、超音波振動子の先端に被着され超音波振動子
を被検体の組織から保護するとともに被検体の組織と音
響インピーダンス的に調和させる音響レンズを有する探
触子と、を備え、穿刺状態で超音波振動子から組織に単
ビームを送波させ、組織からの受波信号に基づいて超音
波画像表示を行うことを特徴とする。
以下図面に基づいて本発明の好適な実施例を説明する。
第2図には、本発明に係る超音波診断装置に好適な所望
の超音波情報を検出する探触子16が示され、被検体中
に直接穿刺される前述した外針12中には、探触筒18
が前述した中実の内針14と着脱交換自在に挿入され
る。この探触筒18は金属等から成り、その先端内部に
は1個の超音波振動子20が固定されており、超音波振
動子20はリード線22,24にて外部に演算部(図示
せず)に接続されている。また超音波振動子20の周部
には、本発明の特徴とするところの保護膜26が被着形
成されている。この保護膜26は、組織に対して音響イ
ンピーダンス的に調和した音響レンズであり、該組織か
ら超音波振動子を保護する機能を有している。なお前述
した探触筒18の内部は絶縁体28にて充填されてい
る。
の超音波情報を検出する探触子16が示され、被検体中
に直接穿刺される前述した外針12中には、探触筒18
が前述した中実の内針14と着脱交換自在に挿入され
る。この探触筒18は金属等から成り、その先端内部に
は1個の超音波振動子20が固定されており、超音波振
動子20はリード線22,24にて外部に演算部(図示
せず)に接続されている。また超音波振動子20の周部
には、本発明の特徴とするところの保護膜26が被着形
成されている。この保護膜26は、組織に対して音響イ
ンピーダンス的に調和した音響レンズであり、該組織か
ら超音波振動子を保護する機能を有している。なお前述
した探触筒18の内部は絶縁体28にて充填されてい
る。
そして、超音波振動子20から発せられた超音波振動
は、保護膜26により単ビーム化され、組織に送波され
る。更に、この超音波振動子20により、組織からの受
波信号に基づいて単ビームの走査時間、振幅等の超音波
情報を検出することができる。超音波振動子20にて検
出された超音波情報は演算部にて演算処理された後、デ
イスプレイ(図示せじ)によってAモード表示が行われ
る。
は、保護膜26により単ビーム化され、組織に送波され
る。更に、この超音波振動子20により、組織からの受
波信号に基づいて単ビームの走査時間、振幅等の超音波
情報を検出することができる。超音波振動子20にて検
出された超音波情報は演算部にて演算処理された後、デ
イスプレイ(図示せじ)によってAモード表示が行われ
る。
このように、本発明において特徴的なことは、穿刺針1
0中に着脱交換自在に挿入される探触筒18の先端内部
に1個の調音波振動子20を固定し、超音波振動子20
の先端に音響レンズであるところの保護膜26を被着形
成し、超音波振動子20から発せられた調音波振動を保
護膜26により単ビーム化し、この単ビームを組織に送
波させ、組織からの受波信号に基づいて超音波画像表示
を行うことである。
0中に着脱交換自在に挿入される探触筒18の先端内部
に1個の調音波振動子20を固定し、超音波振動子20
の先端に音響レンズであるところの保護膜26を被着形
成し、超音波振動子20から発せられた調音波振動を保
護膜26により単ビーム化し、この単ビームを組織に送
波させ、組織からの受波信号に基づいて超音波画像表示
を行うことである。
本発明の実施例は以上の構成から成り、以下にその作用
を説明する。
を説明する。
従来、臓器等の組織片の生体検査を行う場合、実際に組
織片を摘出してから行わなければならなかったが、本発
明においては、穿刺針10を直接穿刺した状態で、組織
を生体のまま検査することができる。
織片を摘出してから行わなければならなかったが、本発
明においては、穿刺針10を直接穿刺した状態で、組織
を生体のまま検査することができる。
まず外針12と内針14とが組み合わされた穿刺針10
を第3図で示される被検体中の正常組織30に直接穿刺
して所望の検査位置に位置決めする。そして、外針12
から内針14を抜き取り、第2図で示される探触子16
を外針12内に挿入する。次に超音波振動子20から保
護膜26を介して正常組織30に単ビームを送波させ、
超音波振動子20は正常組織30からの受波信号に基づ
いて単ビームの走査時間、振幅等の超音波情報を検出す
ることができる。そして、超音波振動子20にて検出さ
れた超音波情報は演算部にて演算処理され、周知のCT
技術による画像再構成法等でデイスプレイにAモード表
示が行われる。従って、検査者はこの正常組織30のA
モード表示から必要なデータの記録収集を行う。
を第3図で示される被検体中の正常組織30に直接穿刺
して所望の検査位置に位置決めする。そして、外針12
から内針14を抜き取り、第2図で示される探触子16
を外針12内に挿入する。次に超音波振動子20から保
護膜26を介して正常組織30に単ビームを送波させ、
超音波振動子20は正常組織30からの受波信号に基づ
いて単ビームの走査時間、振幅等の超音波情報を検出す
ることができる。そして、超音波振動子20にて検出さ
れた超音波情報は演算部にて演算処理され、周知のCT
技術による画像再構成法等でデイスプレイにAモード表
示が行われる。従って、検査者はこの正常組織30のA
モード表示から必要なデータの記録収集を行う。
次に外針12を正常組織30に穿刺した状態で外針12
から探触子16を抜き取り、内針14を外針12内に挿
入して組み合わされた穿刺針10を被検体中の異常組織
32に達するまで更に深く穿刺する。そして、外針12
から内針14を抜き取り、第3図で示されるように、探
触子16を外針12内に挿入し、前記と同様の作用によ
り、異常組織32のAモード表示から必要なデータの記
録収集を行う。従って、検査者は正常組織30のAモー
ド表示からのデータと異常組織32のAモード表示から
のデータとを比較して、異常組織32の診断を行うこと
ができる。
から探触子16を抜き取り、内針14を外針12内に挿
入して組み合わされた穿刺針10を被検体中の異常組織
32に達するまで更に深く穿刺する。そして、外針12
から内針14を抜き取り、第3図で示されるように、探
触子16を外針12内に挿入し、前記と同様の作用によ
り、異常組織32のAモード表示から必要なデータの記
録収集を行う。従って、検査者は正常組織30のAモー
ド表示からのデータと異常組織32のAモード表示から
のデータとを比較して、異常組織32の診断を行うこと
ができる。
以上説明したように、本発明によれば、1個の超音波振
動子及びこの先端に被着される音響レンズを備えた探触
筒を直接臓器等の組織に深く穿刺した状態で組織の超音
波画像表示を行うことにより、組織片を摘出することな
く生体のまま検査することができるという利点を有して
いる。
動子及びこの先端に被着される音響レンズを備えた探触
筒を直接臓器等の組織に深く穿刺した状態で組織の超音
波画像表示を行うことにより、組織片を摘出することな
く生体のまま検査することができるという利点を有して
いる。
第1図は従来の穿刺針の断面図、第2図は本発明に係る
超音波診断装置に好適な探触子の要部断面図、第3図は
本発明に係る超音波診断装置の好適な実施例を示す説明
図である。 10…穿差針 12…外針 14…内針 16…探触子 18…探触筒 20…超音波振動子 26…保護膜(音響レンズ) 30…正常組織 32…異常組織。
超音波診断装置に好適な探触子の要部断面図、第3図は
本発明に係る超音波診断装置の好適な実施例を示す説明
図である。 10…穿差針 12…外針 14…内針 16…探触子 18…探触筒 20…超音波振動子 26…保護膜(音響レンズ) 30…正常組織 32…異常組織。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−155641(JP,A) 実開 昭48−84586(JP,U) 特公 昭48−30874(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】中実の内針及びこの内針が挿入される中空
の外針を有し被検体中に直接穿刺される穿刺針と、 内針と着脱交換自在に穿刺針内に挿入される探触筒、探
触筒の先端に固定される1個の超音波振動子、超音波振
動子の先端に被着され超音波振動子を被検体の組織から
保護するとともに被検体の組織と音響インピーダンス的
に調和させる音響レンズを有する探触子と、 を備え、 穿刺状態で超音波振動子から組織に単ビームを送波さ
せ、組織からの受波信号に基づいて超音波画像表示を行
うことを特徴とする超音波診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57185970A JPH06125B2 (ja) | 1982-10-25 | 1982-10-25 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57185970A JPH06125B2 (ja) | 1982-10-25 | 1982-10-25 | 超音波診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5975047A JPS5975047A (ja) | 1984-04-27 |
JPH06125B2 true JPH06125B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=16180058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57185970A Expired - Lifetime JPH06125B2 (ja) | 1982-10-25 | 1982-10-25 | 超音波診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06125B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6090542A (ja) * | 1983-10-24 | 1985-05-21 | 株式会社日立製作所 | 超音波診断装置 |
JPH0310732Y2 (ja) * | 1985-10-30 | 1991-03-18 | ||
JPH02107238A (ja) * | 1988-10-17 | 1990-04-19 | Aloka Co Ltd | 穿刺針式超音波診断装置 |
JP3483053B2 (ja) * | 1994-12-01 | 2004-01-06 | 株式会社日立メディコ | 針状超音波探触子およびこれを用いる超音波画像診断装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS546866B2 (ja) * | 1971-08-25 | 1979-04-02 |
-
1982
- 1982-10-25 JP JP57185970A patent/JPH06125B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5975047A (ja) | 1984-04-27 |
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