JPH0612592Y2 - 開閉器の操作装置 - Google Patents

開閉器の操作装置

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JPH0612592Y2
JPH0612592Y2 JP1987009125U JP912587U JPH0612592Y2 JP H0612592 Y2 JPH0612592 Y2 JP H0612592Y2 JP 1987009125 U JP1987009125 U JP 1987009125U JP 912587 U JP912587 U JP 912587U JP H0612592 Y2 JPH0612592 Y2 JP H0612592Y2
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lever
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opening
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進午 森
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Nippon Kouatsu Electric Co
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 イ−1.産業上の利用分野 本考案は高圧配電線路において区分開閉器用として使用
される開閉器の操作装置すなわち手動投入機構と手動開
放機構に関するものである。
イ−2.従来技術 高圧配電線路の区分開閉器用として自動開閉器が使用さ
れている。ここに自動開閉器とはソレノイドを用いて遠
隔操作によって自動的に開閉路動作ができるような自動
開閉機構と、この自動開閉器の取付時、点検時あるいは
制御器の故障等においては現場で前記電磁ソレノイドに
よって開閉路動作ができないことがあるため前記の自動
開閉機構には、別に操作ハンドルによって手動的にも電
路開閉が行える手動開閉機構を備えたものである。
イ−3.本考案が解決しようとする問題点 このような自動開閉器においては、上記の手動開閉機構
がトグル機構になっている。そしてこのトグル機構を備
えたものにおいては電路投入(閉路)を行う場合に、作
業者が操作ハンドルに連結した操作紐をゆっくり引っ張
ったりあるいは操作ハンドルの両端にそれぞれ連結した
操作紐を両方の手に各々持った状態つまり、操作ハンド
ルの動きが閉路(投入)操作の途中において拘束された
状態にあったりするとトグルバネの蓄積力が殺されてし
まい、トグル機構に連結する開閉器側の可動電極の投入
(閉路)速度が遅くなってアーク放電による電極損傷を
著しく生じさせたり、ついには可動電極と固定電極とが
溶着して開放不能になったりすることがあった。そこで
本考案は手動投入(閉路)操作及び手動開放(開路)操
作の際、操作ハンドルの投入及び開放スピードには無関
係にバネの蓄積力によって一定のスピード(一定の力)
で開閉器の投入(閉路)及び開放(開路)を行うように
して前記の問題点を解決することを目的とするものであ
る。
ロ.考案の構成 ロ−1.問題点を解決するための手段 本考案は前記の問題点を解決するために、手動により投
入及び開放方向へ回転される手動軸(44)、該手動軸(44)
に固設した手動用レバー(47)及び手動側のバネ受金具(4
5)と、開閉器の可動電極に関連して可動電極を開閉器の
固定電極に対して投入及び開放させる開閉軸(24)と、該
開閉軸(24)に回転を伝達する回動可能の伝達軸(34)と、
該伝達軸(34)に固設した伝達軸レバー(38)及び従動側の
バネ受金具(37)と、前記手動用レバー(47)と前記伝達軸
レバー(38)とを連結する伝動リンク(50)と、前記手動側
のバネ受金具(45)と前記従動側のバネ受金具(37)との間
に介在架設した手動投入用バネ(56)と、前記伝達軸レバ
ー(38)と伝動リンク(50)との連結部を摺動可能にする長
穴(50a)とピン(52)とよりなり、これら各構成部材を、
開放状態においては、前記従動側のバネ受金具(37)のバ
ネ受部が手動側のバネ受金具(45)のバネ受部と前記伝達
軸(34)を結ぶ死点線より開方向側に位置し、開放状態よ
り投入方向への作動途中までは前記手動投入用バネ(56)
を圧縮して反発力を蓄積すると同時に前記長穴(50a)が
前記ピン(52)を摺動して伝動リンク(50)が、前記伝達軸
レバー(38)を投入方向に回動することなく投入方向へ移
動し、その後の伝動リンク(50)の投入方向への移動によ
り、前記長穴(50a)の端部が前記ピン(52)に係合して伝
達軸レバー(38)を投入方向へ移動して前記従動側のバネ
受金具(37)を前記死点を超えて投入方向側へ移動させ、
その後、伝動リンク(50)に関係なく前記手動投入用バネ
(56)の蓄積力の放出により伝達軸レバー(38)を投入方向
に急激に回動して、これに固設した伝達軸(34)を投入方
向に急激に回転し、該伝達軸(34)に関連して設けた開閉
器の可動電極を固定電極に投入するように構成した手動
投入機構と、開閉器の可動電極を作動する開閉軸(24)と
一体の開閉レバー(25)に枢支したラッチ(30)、該ラッチ
と係合して前記開閉軸(24)の回動をロックするラッチロ
ーラ(33)、前記伝達軸(34)と一体のラッチ解除レバー(3
6)、該レバー(36)に設けたラッチ解除部(36a)及び自動
開放バネ(41a)、(41b)等から成る手動開放機構とを有す
るものである。
ロ−2.実施例 以下、本考案を自動開閉器の操作装置に適用した図面に
示す実施例について説明する。
本考案の操作機構装置は、電磁ソレノイド部(1)と自動
操作機構部(2)と手動操作機構部(3)との3つから構成さ
れていてこれらの各部はベース(4)と各フレーム(5),
(6),(7),(8)と補助フレーム(9),(10)に一体に組み付け
られている。
まず、電磁ソレノイド部(1)について述べる。(11)は第
1フレーム(5)と第2フレーム(6)との間に配置して取り
付けたマグネットであり、同マグネット(11)はその前後
の端面を第2フレーム(6)の側面に対しネジ(12)着した
押え金具(13)に当接させ、さらに両押え金具(13)(13)間
を連結するようにしたボルト(14)およびナット(15)によ
って締付固定されている。(16)はマグネット(11)に対し
出没自在に設けたプランジャーであり、同プランジャー
(16)は、第1フレーム(5)と第2フレーム(6)との間にそ
の両端を回動自在に軸支したマグネット軸(17)に対し
て、同軸(17)に一体に固着したマグネット軸第1レバー
(18)と、プランジャー(16)にピン(19)によって回動自在
に軸着した第1リンク(20)を介して連結されている。(2
1)はマグネット軸第1レバー(18)と第1リンク(20)とを
回動自在に軸着するピンを示す。(22)は第1フレーム
(5)の外側に突出したマグネット軸(17)に一体に付設し
た指針用レバーを示す。
次に自動操作機構部(2)について述べる。
自動操作機構部(2)は主として第2フレーム(6)と第3フ
レーム(7)との間に配置されて取り付けられており、回
動自在に軸支された上記のマグネット軸(17)には、マグ
ネット軸第1レバー(18)のほかに第1フレーム(5)の自
動操作機構部側に位置してマグネット軸第2レバー(23)
が一体に固着されている。(24)は第2フレーム(6)の後
述の第4フレーム(8)とにその両端を回動自在に軸支し
た開閉軸であり、同軸(24)には先端側を一体に固着した
開閉軸第1レバー(25)のほか第1バネ受金具(26)と開閉
軸第2レバー(27)とが一体に固着されている。(28)はマ
グネット軸第2レバー(23)の他端と開閉軸第1レバー(2
5)の先端の左側部とをピン(29)によって回動自在に軸支
した断面がコ字形の第2リンクであり、同リンク(28)と
両レバー(23)、(25)によってマグネット軸(17)と開閉軸
(24)とが連結されている。(30)は開閉軸第1レバー(25)
の右端側にピン(31)によって回動自在に軸着したラッチ
であり、同ラッチ(30)は第2フレーム(6)に一端を取り
付けたバネ(32)によって常時上方((ラッチローラ側(3
3)))に引っ張られている。(33)はラッチローラであ
り、上記のラッチ(30)に対向して第2フレーム(6)の自
動操作機構部側の上部に付設されている。(34)は開閉軸
(24)と同じく、第2フレーム(6)と第4フレーム(8)とに
その両端を回動自在に軸支しかつ右側端部に位置して設
けた伝動軸であり、同軸(34)には、上記開閉軸(24)に一
体の第1バネ受金具(26)に対向して第2バネ受金具(35)
が固着され、さらに同軸(34)には同バネ受金具(35)と共
にバネ受金具の役目を兼用し而も第2フレーム(6)側に
折り曲げられた先端部のラッチ解除部(36a)によって上
記ラッチ(30)のラッチローラ(33)からの解除をも行うよ
うにしたラッチ解除レバー(36)と、第3バネ受金具(37)
と、伝達軸レバー(38)とが一体に固着されている。(40)
は開閉軸第1レバー(25)の右端部と第1バネ受金具(26)
間に挿通した長軸形のピン(31)と、第2バネ受金具(35)
とラッチ解除レバー(36)間に挿通したピン(39)との間を
連結するようにした筒状の第3リンクであり、同リンク
(40)の左側に形成した長穴(40a)には上記ピン(31)が嵌
入され、また右側に形成した丸穴(40b)にはピン(39)が
嵌入され而もリンク内およびリンク外には、上記の両ピ
ン(31)(39)間に介装する圧縮バネからなる自動開放バネ
(41a)(41b)が備えられている。なお、自動開放バネはこ
のような二重バネに限定されるものではなく同バネと同
等のバネ力をもつものならば単独バネであってもかまわ
ない。
次に手動操作機構部(3)について述べる。
手動操作機構部(3)は第3フレーム(7)と第4フレーム
(8)との間に配置されて取り付けられている。(42)は第
4フレーム(8)に対し回動自在に軸支したハンドル軸で
あり、同軸(42)の第4フレーム(8)の手動操作機構部側
には同軸(42)に一体にハンドル軸レバー(43)が固着され
ている。(44)は第3フレームと第4フレーム(8)との間
にその両端を回動自在に軸支した手動軸であり、同軸(4
4)には上記伝達軸(34)に一体の従動側である第3バネ受
金具(37)に対向して主動側である第4バネ受金具(45)が
固着され、この手動軸(44)には手動軸第1レバー(46)
と、手動用レバーである手動軸第2レバー(47)とが固着
されている。(48)は手動軸第1レバー(46)と上記ハンド
ル軸レバー(43)との間をピン(49)によって回動自在に軸
着連結した第4リンクである。(50)は手動軸第1レバー
(47)と、同レバー(47)に対向して伝達軸(34)に一体に固
着した伝達軸レバー(38)との間を連結する伝達リンクで
ある第5リンクであり、同リンク(50)は手動軸第2レバ
ー(47)側がピン(51)によって回動自在に軸着され、また
伝達軸レバー(38)側は長穴(50a)が形成されその長穴(50
a)内に伝達軸レバー(38)のピン(52)が摺動可能に嵌入し
ている。また、(53)は第3バネ受金具(37)のピン(54)と
第4バネ受金具(45)のピン(55)との間を連結した伸縮自
在な筒状の第6リンクであり、同リンク(53)は、棒状で
細径のリンク(53a)を筒状で太径のリンク(53b)に対し伸
縮自在に嵌挿した構成からなるもので、一方の細径のリ
ンク(53a)の左側の丸穴(53c)はピン(55)により第4バネ
受金具(45)に、また太径のリンク(53b)の右側の丸穴(53
d)はピン(54)により第3バネ受金具(37)に回動自在に軸
着されている。(56)は第6リンク(53)に外装され而もピ
ン(55)とピン(54)との間に介装された圧縮バネよりなる
手動投入用バネである。(57)は手動開放操作の際、上記
第3バネ受金具(37)の左側面(37a)に係止して開放操作
を停止させるベース(4)に付設した手動開放用ストッパ
ー、(58)は手動投入の際、上記ハンドル軸レバーの右側
面(43a)が係止してその投入操作を停止させる同じくベ
ース(4)に付設した投入用ストッパーを示す。
なお、上記において第6リンク(53)を伸縮自在な構成と
したが同リンク(53)はこの外にピン(55)側を長穴形状と
し、またピン(54)側を丸穴にして手動投入バネ(56)の圧
縮並びに放出を妨げないようにすることでも良い。
上記操作機構装置について次に操作を説明する。第1図
および第2図は、開閉器が手動操作によって投入(閉
路)された状態を示すもので、電磁ソレノイド部(1)に
おいてプランジャー(16)がマグネット(11)内に没入した
状態になっている。ただし、制御回路(図示しない)に
は電圧が印加されていないためプランジャー(16)はマグ
ネット(11)によって吸引はされていない。
かかる手動投入(閉路)状態より手動操作によって開放
する場合を述べる。
第1図において、ハンドル軸(42)に取り付けられた図示
外の操作ハンドルを操作して同軸(42)を反時計方向(矢
印)に回動させる。この回動によって同軸(42)と一体
のハンドル軸レバー(43)が同じく反時計方向に回動して
同レバー(43)に軸着した第4リンク(48)が斜上方(矢印
)に向かって移動する。この第4リンク(48)によって
同リンク(48)と軸着する手動軸レバー(46)が手動軸(44)
を中心に反時計方向(矢印)に回動する。またこの手
動軸(44)が反時計方向に回動すると同軸(44)に一体の手
動用レバーである手動軸第2レバー(47)が反時計方向に
回動し、同レバー(47)に軸着する伝動リンクである第5
リンク(50)を同回動に伴って右から左方(矢印)へと
後退させる。この第5リンク(50)の後退によって同リン
ク(50)の右端側に形成した長穴(50a)内に嵌入しかつ終
端部(50a1)に位置するピン(52)は左方へ引っ張られて同
ピン(52)と一体の伝達軸レバー(38)が伝達軸(34)を中心
にして反時計方向(矢印)に回動する。伝達軸(34)が
回動するため同軸(34)と一体の従動側のバネ受金具(37)
が同じく反時計方向に回動し該バネ受金具(37)のピン(5
4)と手動側のバネ受金具(45)のピン(55)との間に介装し
た手動投入用バネ(56)が第6リンク(53)と共に右から左
へと移動する。この場合、投入用バネ(56)は圧縮されな
い。また、このようにして伝達軸(34)が反時計方向に回
動すると自動操作機構部側の伝達軸(34)と一体のバネ受
金具(35)およびラッチ解除レバー(36)が同時に反時計方
向(矢印)に回動して同バネ受金具(35)とラッチ解除
レバー(36)のピン(39)と第1バネ受金具(26)と開閉軸第
1レバー(25)のピン(31)との間に介装する自動開放バネ
(41a),(41b)がその回動に伴って圧縮される。つまり、
ピン(39)とピン(31)との間を連結する第3リンク(40)が
第2バネ受金具(35)およびラッチ解除レバー(36)の回動
によってピン(39)を右側(始端側)より左側(終端側)
へ移動しその移動分だけ同リンク(40)に備えた自動開放
バネ(41a),(41b)が圧縮される。なお、同バネ(41a),(41
b)が圧縮されてそして十分に蓄積される間はラッチ(30)
はその掛止部(30a)がラッチローラ(33)に対し下側から
掛止して開閉軸第1レバー(25)すなわち開閉軸(24)の回
動をロックしている。そして、さらに操作ハンドル(図
示しない)が回動して伝達軸(34)が回動し同軸(34)と一
体のラッチ解除レバー(36)が上記の状態よりさらに反時
計方向に回動すると同レバー(36)の先端のラッチ解除部
(36a)がラッチ(30)の先端部(36b)に衝突し同ラッチ(30)
を押し下げてラッチローラ(33)から解除させる。これに
より、開閉軸(24)の回動ロックが解除されるため、自動
開放バネ(41a)(41b)の蓄積力が一挙に放出されて同軸(2
4)が反時計方向(矢印)に急速回動する。それに伴っ
て同軸(24)と一体の開閉軸第2レバー(27)も同方向に回
動し、さらにこれに連結する開閉器側の可動電極(図示
しない)が急速回動して同電極を固定電極(図示しな
い)から離脱させ電路を開放する。
なお、上記の開放操作は従動側のバネ受金具(37)の左側
の側面(37a)が手動開放用ストッパー(57)に係止するこ
とによって停止される(第7図参照)。
次に手動投入(閉路)について第1図〜第2図および第
7図〜第9図に基づいて述べる。
第7図の開放状態より、操作ハンドル(図示しない)を
操作して開放時とは逆の時計方向にハンドル軸(42)を回
動させる。すると、第1図において、同軸(42)と一体の
ハンドル軸レバー(43)が同方向に回動し第4リンク(48)
を介して手動軸第1レバー(46)が手動軸(44)を中心に時
計方向に回動する。同軸(44)が回動すると同軸(44)と一
体の手動側のバネ受金具(45)が同じく時計方向に回動し
同バネ受金具(45)のピン(55)と従動側のバネ受金具(37)
のピン(54)間に介装する手動投入用バネ(56)がその回動
に伴って圧縮されて蓄力される。また、手動軸(44)の回
動によって同手動軸(44)と一体の手動投入レバー(47)が
同軸(44)を中心に同じく時計方向に回動するため同レバ
ー(47)に軸着する伝動リンク(50)が右前方に押し出され
る。
つまり、伝動リンク(50)は手動投入レバー(47)の回動に
よって同リンクの右側の長穴(50a)がピン(52)を案内に
して摺動しながら前進する。そして、同リンク(50)の長
穴(50a)の左側の始端部(50a2)がピン(52)に達すると同
ピン(52)を介して伝達軸(34)により従動側のバネ受金具
(37)が同軸(34)を中心に時計方向に回動し、そしてその
ピン(54)がピン(55)と伝達軸(34)とを結ぶA−A線を越
えた瞬間(第8図の状態)、ピン(54)とピン(55)間に介
装された最大圧縮状態の手動投入用バネ(56)がその蓄積
力の向きを反転させる。するとこの反転と同時に手動投
入用バネ(56)の蓄積力が従動側のバネ受金具(37)を介し
て一挙に加わることになり同金具(37)と一体の伝達軸(3
4)が時計方向に急回動する。そして、同伝達軸(34)が回
動すると同軸(34)と一体の第2バネ受金具(35)およびラ
ッチ解除レバー(36)が時計方向に回動するためこれらの
ピン(39)と開閉軸(24)と一体の第1バネ受金具(26)およ
び開閉軸第1レバー(25)のピン(31)との間を連結する第
3リンク(40)が上記伝達軸(34)の急回動に伴って右側後
方へ急激に引っ張られるため同リンク(40)を介して開閉
軸第1レバー(25)が開閉軸(24)を中心に時計方向に急回
動する。すると同軸(24)と一体の開閉軸第2レバー(27)
が同軸を中心に時計方向に急回動するため同レバー(27)
と連結する開閉器側の可動電極(図示しない)が固定電
極(図示しない)に対し一挙に投入(閉路)される(第
9図参照)。
また、開閉軸(24)の回動によって上記のごとく開閉軸第
1レバー(25)が時計方向に回動すると、同レバー(25)の
右端面に回転自在に軸着するラッチ(30)が、同レバー(2
5)の回動によって右前方へ押し出されるように移動しそ
してさらにその掛止部(30a)がバネ(32)の引っ張りによ
りラッチローラ(33)の下面側に掛止めするため上記の開
閉軸(24)は投入動作後その回動がロックされる。
なお投入操作時、開閉軸第1レバー(25)に対し第2リン
ク(28)、マグネット軸第2レバー(23)、マグネット軸(1
7)、マグネット軸第1レバー(18)、第1リンク(20)を介
して連結するプランジャー(16)もマグネット(11)に対し
没入するため見掛け上、プランジャー(16)は自動投入時
のマグネット(11)による吸引状態と同じになる。
次に自動投入操作について述べる。
自動操作は次のようにして行なわれる。制御回路(図示
しない)に電圧が印加されると電磁ソレノイド部(1)の
マグネット(11)が励磁されてプランジャー(16)が吸引さ
れる。すると、第1リンク(20)およびマグネット軸第1
レバー(18)を介してマグネット軸(17)が時計方向に回動
する。また、マグネット軸(17)の回動によって同軸(17)
と一体のマグネット軸第2レバー(23)が同軸(17)を中心
に時計方向に回動し、第2リンク(28)を介して開閉軸第
1レバー(25)が開閉軸(24)を中心に時計方向に回動す
る。そのため開閉軸(24)と一体の開閉軸第2レバー(27)
が時計方向に回動し開閉器の可動電極(図示しない)は
固定電極(図示しない)に投入する。
また、この場合第1バネ受金具(26)および開閉軸第1レ
バー(25)のピン(31)と第2バネ受金具(35)およびラッチ
解除レバー(36)のピン(39)との間に介装した自動開放バ
ネ(41a)は、開閉軸(24)の回動の際にピン(31)が第3リ
ンク(40)の左側に形成した長穴(40a)内を始端側(40a2)
(右側)に向かって摺動するためその摺動に伴って圧縮
され反発力が蓄積されて次の自動開放操作に備えること
になる。また、この場合上記のごとく第3リンク(40)の
みが動くことにより同リンク(40)に連結する第2バネ受
金具(35)およびラッチ解除レバー(36)側は拘束されて制
止された状態のため手動操作機構部(3)への力伝達を行
わない。また、開閉軸第1レバー(25)の右端側に軸着す
るラッチ(30)は同レバー(25)の時計方向への回動に伴っ
て右前方へ前進することになるが上記したようにラッチ
解除レバー(36)が拘束されて制止した状態にあるためラ
ッチ(30)の先端部(30b)はラッチ解除部(36a)に摺接しな
がら前進し同ラッチ(30)のラッチローラ(33)へのラッチ
動作を阻止し続ける。
また、自動開放操作について次のように行なわれる。
上記のように自動開放バネ(41)が蓄勢されて自動投入状
態にあるとき、制御回路への電源供給が断たれればマグ
ネット(11)が無励磁になって同マグネット(11)とプラン
ジャー(16)との吸引関係が解かれるため、蓄勢状態にあ
る自動開放バネ(41)により開閉軸第1レバー(25)が開閉
軸(24)を中心に反時計方向に回動する。すると同軸(24)
に伴って同軸(24)と一体の開閉軸第2レバー(27)が同軸
(24)を中心に反時計方向に回動し開閉器の可動電極(図
示しない)が固定電極(図示しない)から離脱して電路
を開放する。
また、この場合開閉軸第1レバー(25)の右端側に回動自
在に軸着したラッチ(30)は同レバー(25)の回動に伴って
左へ後退するがその先端部(30b)がラッチ解除レバー(3
6)のラッチ解除部(36a)によって依然として下方(解除
方向)に押しやられているためラッチローラ(33)に対す
るラッチ動作が阻止され続ける。
ハ.考案の効果 本考案は以上の構成からなり、特に手動投入操作時にお
いて、操作ハンドルの操作速さあるいは作業者の力とは
無関係に手動投入用バネの蓄勢力でもってのみ投入(閉
路)させるため開閉器は常に一定の速さでもって閉路
(投入)することができるため開閉器の両電極間の溶着
事故や不完全投入事故等が防止できる。また、その投入
(閉路)操作の途中において操作ハンドルを仮に停止し
ても、手動投入用バネの蓄勢力の放出を拘束させないた
め、その停止時期が手動投入用バネが蓄勢されかつその
蓄勢力が反転した後であれば、操作ハンドルに無関係に
同バネの蓄勢力によって開閉器を投入するため投入操作
が途中半端になることが無く手動投入用バネの蓄勢力で
もって一定の速度で投入(閉路)することができるは勿
論本案においては、手動投入機構に加えて前記した手動
開放機構を設けたことにより手動開放の初期にあっては
ラッチの施錠により、自動開放バネ(41a)、(41b)が十分
圧縮されて同バネのバネ力が十分蓄勢され、そして可動
電極が固定電極から離脱する直前において上記蓄勢した
バネ力をタイミング良く一挙に放出するようになるもの
で、これにより開閉軸(24)が急速回動し、同軸(24)の開
閉軸レバー(27)と連結する可動電極が急速回動すること
になる。すなわち、負荷開放時(手動開放時)において
も、可動電極が固定電極から離脱する際には上記の可動
電極の急回動(早切り)により、離脱時、両電極間で発
生するアークが発生初期のうちに素早く引き伸ばされ
て、同アークは確実に消弧される。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は本考案の
操作機構の手動投入状態を示す正面図、第2図は第1図
の平面図、第3図は第3リンクの正面図、第4図は伝動
リンクである第5リンクの正面図、第5図および第6図
は第6リンクの細径側と太径側の正面図、第7図〜第9
図は操作機構装置の概略構造を示すもので、第7図は手
動開放状態、第8図は手動投入用バネが圧縮された手動
投入途中状態、第9図は手動投入が完了した状態を各々
示す。 (34)……伝達軸 (37)……バネ受金具 (38)……伝達軸レバー (44)……手動軸 (45)……バネ受金具 (47)……手動用レバー (50)……伝動リンク (50a)……長穴 (52)……ピン (56)……手動投入用バネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】手動により投入及び開放方向へ回転される
    手動軸(44)、該手動軸(44)に固設した手動用レバー(47)
    及び手動側のバネ受金具(45)と、開閉器の可動電極に関
    連して可動電極を開閉器の固定電極に対して投入及び開
    放させる開閉軸(24)と、該開閉軸(24)に回転を伝達する
    回動可能の伝達軸(34)と、該伝達軸(34)に固設した伝達
    軸レバー(38)及び従動側のバネ受金具(37)と、前記手動
    用レバー(47)と前記伝達軸レバー(38)とを連結する伝動
    リンク(50)と、前記手動側のバネ受金具(45)と前記従動
    側のバネ受金具(37)との間に介在架設した手動投入用バ
    ネ(56)と、前記伝達軸レバー(38)と伝動リンク(50)との
    連結部を摺動可能にする長穴(50a)とピン(52)とよりな
    り、これら各機構部材を、開放状態においては、前記従
    動側のバネ受金具(37)のバネ受部が手動側のバネ受金具
    (45)のバネ受部と前記伝達軸(34)を結ぶ死点線より開方
    向側に位置し、開放状態より投入方向への作動途中まで
    は前記手動投入用バネ(56)を圧縮して反発力を蓄積する
    と同時に前記長穴(50a)が前記ピン(52)を摺動して伝動
    リンク(50)が、前記伝達軸レバー(38)を投入方向に回動
    することなく投入方向へ移動し、その後の伝動リンク(5
    0)の投入方向への移動により、前記長穴(50a)の端部が
    前記ピン(52)に係合して伝達軸レバー(38)を投入方向へ
    移動して前記従動側のバネ受金具(37)を前記死点を超え
    て投入方向側へ移動させ、その後、伝動リンク(50)に関
    係なく前記手動投入用バネ(56)の蓄積力の放出により伝
    達軸レバー(38)を投入方向に急激に回動して、これに固
    設した伝達軸(34)を投入方向に急激に回転し、該伝達軸
    (34)に関連して設けた開閉器の可動電極を固定電極に投
    入するように構成した手動投入機構と、開閉器の可動電
    極を作動する開閉軸(24)と一体の開閉レバー(25)に枢支
    したラッチ(30)、該ラッチと係合して前記開閉軸(24)の
    回動をロックするラッチローラ(33)、前記伝達軸(34)と
    一体のラッチ解除レバー(36)、該レバー(36)に設けたラ
    ッチ解除部(36a)及び自動開放バネ(41a)、(41b)等から成
    る手動開放機構とを有する開閉器の操作装置。
JP1987009125U 1987-01-23 1987-01-23 開閉器の操作装置 Expired - Lifetime JPH0612592Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010231917A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Daihen Corp 開閉器

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