JPH06125508A

JPH06125508A - 文字放送の多画面表示装置

Info

Publication number: JPH06125508A
Application number: JP4299336A
Authority: JP
Inventors: Takashi Nishida; 孝西田
Original assignee: Fujitsu General Ltd
Current assignee: Fujitsu General Ltd
Priority date: 1992-10-12
Filing date: 1992-10-12
Publication date: 1994-05-06

Abstract

(57)【要約】【目的】同一番組の複数頁分、または、複数番組の複
数頁を同時に同一表示装置に分割して表示できる装置を
提供することを目的とする。【構成】文字放送対応ＴＶチューナ１２に、多画面分
の文字放送信号を記憶するメモリ１７と、このメモリ１
７に記憶された文字信号データを同一画面に多画面表示
処理をする多画面信号処理部１３とを具備した文字放送
受信機１８を結合する。そして、文字放送を多画面表示
とするには、メモリ１７にて予め同一および／または複
数番組の複数頁を記憶しておき、このデータを、多画面
信号処理部１３にて処理をして、表示制御部２８、映像
増幅部１４を介して表示部１５の同一画面に、複数頁を
分割して同時に表示する。また、異なる番組について、
それぞれ１または複数頁ずつを同一画面に、分割して同
時に表示することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、文字放送信号のデータ
をメモリに蓄え、希望する番組の複数頁を画面分割して
同時に表示するようにした文字放送の多画面表示装置に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の文字放送受信装置では、通常放送
の垂直帰線消去期間に重畳して送られてくる文字放送デ
ータを１画面になるまでメモリして表示するか、予め蓄
えておいた文字放送信号を１頁毎に切り換えて表示して
いた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、文字放送
は、１チャンネル当たり数百頁あり、各番組も数頁から
多いもので数十頁のものまである。それらは、番組選択
をすることにより、通常送信してくるタイミングで画面
に表示される。しかし、各頁は、数１０秒単位で送信さ
れてくるため、各頁は極めてゆっくりしたペースでめく
られて行くことになる。これでは希望する頁に辿り着く
まで時間がかかってしまう。また、同一画面に複数頁を
同時に表示することが好ましい場合がある。

【０００４】本発明は、同一番組の複数頁分、または、
複数番組の複数頁を同時に同一表示装置に分割して表示
できる装置を提供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、通常放送のＴ
Ｖチューナ１１と文字放送対応ＴＶチューナ１２とを具
備し、表示部１５に同時に多画面を表示するようにした
ＴＶ受信機において、前記文字放送対応ＴＶチューナ１
２に、文字放送受信機１８を結合し、この文字放送受信
機１８は、文字放送対応ＴＶチューナ１２の文字放送信
号を、多画面分記憶するメモリ１７と、このメモリ１７
に記憶された文字信号データを同一画面に多画面表示す
るための処理をする多画面信号処理部１３とを具備して
なることを特徴とする文字放送の多画面表示装置であ
る。

【０００６】

【作用】文字放送を多画面表示とする場合には、メモリ
１７にて予め同一番組の複数頁を記憶しておく。この記
憶されたデータを、多画面信号処理部１３にて多画面の
処理をして、表示制御部２８、出力端子２９、映像増幅
部１４を介して表示部１５の同一画面に、第１頁から第
９頁まで分割して同時に表示する。キー入力部２４また
はリモコン２７からのスクロールの指令により、１頁ず
つスクロールして表示することもできる。また、メモリ
１７にて予め異なる番組をメモリしている場合には、異
なる番組についてそれぞれ１または複数頁ずつを同一画
面に、分割して同時に表示することもできる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図２において、１０はＴＶアンテナで、このＴＶ
アンテナ１０には、通常放送のＴＶチューナ１１と文字
放送対応ＴＶチューナ１２とが複数台接続されている。
このうち少なくとも文字放送対応ＴＶチューナ１２は、
通常放送とともに文字放送に対応できるものとする。前
記通常放送のＴＶチューナ１１は、多画面信号処理部１
３、映像増幅部１４を介して表示部１５に結合されてい
る。また、前記文字放送対応ＴＶチューナ１２の映像信
号入力端子１９は、多画面信号処理部１３と文字放送受
信機１８の文字放送デコーダ部１６とに結合され、この
文字放送デコーダ部１６にはメモリ１７を具備してい
る。

【０００８】前記文字放送受信機１８は、図１に示すよ
うに、前記映像信号入力端子１９に接続された信号分離
部２０と、メモリ１７、ＣＰＵ２１、ＲＯＭ２２からな
る制御部２３と、入力ポート２６と、表示制御部２８
と、さらに本発明特有の多画面信号処理部１３と、前記
入力ポート２６を介して接続されたキー入力部２４と、
信号受信部２５とからなり、前記表示制御部２８には出
力端子２９を設け、また、前記信号受信部２５にはリモ
コン２７が配置される。

【０００９】以上のような構成において、通常のＴＶ放
送の場合には、ＴＶアンテナ１０からＴＶチューナ１１
を介してＴＶ信号を取り込み、多画面信号処理部１３、
映像増幅部１４を介して表示部１５に表示する。ここ
で、多画面表示とする場合には、ＴＶアンテナ１０から
文字放送対応ＴＶチューナ１２にても通常放送のＴＶチ
ューナ１１と異なるチャンネルの通常放送のＴＶ信号を
取り込み、多画面信号処理部１３にて多画面の処理をし
て、映像増幅部１４を介して表示部１５の同一画面に分
割して同時に表示する。

【００１０】つぎに、文字放送の場合には、ＴＶアンテ
ナ１０から文字放送対応ＴＶチューナ１２を介してＴＶ
信号を取り込み、文字放送受信機１８の信号分離部２０
で垂直帰線消去期間中の文字放送信号を抜取り、メモリ
１７に順次メモリしておき、表示制御部２８、出力端子
２９、映像増幅部１４を介して表示部１５に表示する。

【００１１】ここで、文字放送を多画面表示とする場合
には、メモリ１７にて予め同一番組の複数頁を記憶して
おく。この記憶されたデータを、多画面信号処理部１３
にて多画面の処理をして、表示制御部２８、出力端子２
９、映像増幅部１４を介して表示部１５の同一画面に、
例えば、図３（ａ）のように第１頁から第９頁まで分割
して同時に表示する。キー入力部２４またはリモコン２
７からのスクロールの指令により、図３（ｂ）のように
１頁ずつスクロールして表示される。また、希望のペー
ジを指定して、通常サイズに切換えできるようにする。

【００１２】また、メモリ１７にて予め異なる番組をメ
モリしている場合には、図３（ｃ）のように、異なる番
組についてそれぞれ１または複数頁ずつ、たとえばａ番
組の第３、第８、第１４、第１５頁と、ｂ番組の第２、
第５頁と、ｃ番組の第１０、第１１、第１２頁とを同一
画面に、分割して同時に表示することもできる。

【００１３】以上の動作のうち文字放送の多画面表示に
ついて図４と図５によりさらに詳しく説明する。図４に
よりメモリ１７にデータを記憶する順序を説明する。（１）表示部１５にて文字放送のｍ番組のｎ頁を表示中
であるとする。（２）表示中の番組全頁を記憶指定するか？。（３）（２）において、ＹＥＳのとき、記憶指定された
文字多重番組を受信次第、順次全頁記憶して（２）に戻
る。（４）（２）において、ＮＯのとき、表示中の頁だけを
記憶指定するか？。（５）（４）において、ＹＥＳのとき、記憶指定された
文字多重番組を受信次第、その頁を記憶して（２）に戻
る。（６）（４）において、ＮＯのとき、他の釦が押された
か？。ＮＯのとき、（２）に戻り、ＹＥＳのとき、主ル
ーチンへ移行する。

【００１４】図５により多画面表示を説明する。なお、
この図５において、ｍは記録画面数、ｎは記録頁数、ａ
は表示画面の位置、ｘは記憶可能な番組数、ｙは多画面
の数（この例ではハイビジョンの１２画面分割とする）
である。（１）ｍを１、ａを１と多画面表示の指示をする。（２）ｍ＝１＞ｘ＝１０？。最初はＮＯであるから、ポ
ジションｍに記憶指定番組あるか？。ＮＯの場合、ｍ＝
１＋１＝２として同様にしてポジションｍに記憶指定番
組あるか？を繰り返す。（３）ポジションｍに記憶指定番組あるか？がＹＥＳに
なると、頁記憶か？。

【００１５】（４）ＹＥＳなら、ポジションｍの記憶指
定番組頁と同じ番組の記憶指定頁の全頁をｎ頁から順に
ａ＝１から表示する。ＮＯなら、ポジションｍの記憶指
定番組の全頁をｎ頁から順にａ＝１から表示する。その
後、最後の表示頁の頁数に１を加えたものをｎとし、最
後の表示頁の画面番号数に１を加えたものをａとする。（５）ａ＞ｙ？。ＮＯすなわち表示頁数が１２以下のと
き、ａ〜ｙ（残りの画面）を黒画面にする。（６）（５）の後、マガジン釦が押されたか？。

【００１６】（７）ＹＥＳのとき、ｎを１にし、ｍに１
を加えて（２）に戻る。（８）（６）において、ＮＯのとき、他の釦が押された
か？。（９）ＹＥＳのとき主ルーチンへ移行する。（１０）（８）において、ＮＯのとき、多画面表示指示
あったか？。ＹＥＳのとき、「全頁表示済み」と表示し
て（６）に戻り、また、ＮＯのときそのまま、（６）に
戻る。（１１）（２）において、ＹＥＳのとき、「記憶指定さ
れた文字多重番組は有りません」と表示する。（１２）（１１）の後、他の釦が押されたか？。

【００１７】（１３）ＹＥＳのとき、主ルーチンへ移行
する。（１４）（１２）において、ＮＯのとき、マガジン釦が
押されたか？、または、多画面表示指示あったか？。（１５）ＮＯのとき、（１２）に戻る。ＹＥＳのとき、
（１１）に戻る。（１６）（５）において、ＹＥＳすなわち画面全部が埋
まったとき、ａを１としてマガジン釦押されたか？。

【００１８】（１７）ＹＥＳのとき、ｎを１にし、ｍに
１を加えて（２）に戻る。（１８）（１６）において、ＮＯのとき、他の釦が押さ
れたか？。（１９）（１６）において、ＹＥＳのとき主ルーチンへ
移行する。（２０）（１８）において、ＮＯのとき、多画面表示指
示あったか？。ＮＯのとき、（１６）に戻り、また、Ｙ
ＥＳのとき、（３）に戻る。

【００１９】

【発明の効果】本発明は上述のように、文字放送対応Ｔ
Ｖチューナ１２に、文字放送受信機１８を結合し、この
文字放送受信機１８は、文字放送対応ＴＶチューナ１２
の文字放送信号を、多画面分記憶するメモリ１７と、こ
のメモリ１７に記憶された文字信号データを同一画面に
多画面表示するための処理をする多画面信号処理部１３
とを具備してなるので、希望の番組の希望の頁を短時間
で、しかも同一画面に表示してみることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による文字放送の多画面表示装置の一実
施例を示すブロック図である。

【図２】本発明によるＴＶ受信機全体のブロック図であ
る。

【図３】同一画面上の表示例を示す正面図である。

【図４】メモリ１７にデータを記憶する順序を説明する
フローチャートである。

【図５】多画面表示指令を説明するフローチャートであ
る。

【符号の説明】

１０…ＴＶアンテナ、１１…通常のＴＶチューナ、１２
…文字放送対応ＴＶチューナ、１３…多画面信号処理
部、１４…映像増幅部、１５…表示部、１６…文字放送
デコーダ部、１７…メモリ、１８…文字放送受信機、１
９…映像信号入力端子、２０…信号分離部、２１…ＣＰ
Ｕ、２２…ＲＯＭ、２３…制御部、２４…キー入力部、
２５…信号受信部、２６…入力ポート、２７…リモコ
ン、２８…表示制御部、２９…出力端子。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】通常放送のＴＶチューナ１１と文字放送
対応ＴＶチューナ１２とを具備し、表示部１５に同時に
多画面を表示するようにしたＴＶ受信機において、前記
文字放送対応ＴＶチューナ１２に、文字放送受信機１８
を結合し、この文字放送受信機１８は、文字放送対応Ｔ
Ｖチューナ１２の文字放送信号を、多画面分記憶するメ
モリ１７と、このメモリ１７に記憶された文字信号デー
タを同一画面に多画面表示するための処理をする多画面
信号処理部１３とを具備してなることを特徴とする文字
放送の多画面表示装置。